JP2003329802A - 眼鏡レンズの製造方法 - Google Patents
眼鏡レンズの製造方法Info
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Abstract
であって、切削中、加工機のレンズ保持機構からレンズ
がずれる軸ずれ現象を起こさず、意図した眼鏡枠形状に
加工された撥水性を有する眼鏡レンズを製造する方法を
提供すること。 【解決手段】 レンズ基材上の最外層に主として二酸化
ケイ素からなる反射防止膜を備えた眼鏡枠形状に切削さ
れたレンズを得る工程と、該レンズの反射防止膜の外側
に撥水層を施す工程を含む眼鏡レンズの製造方法であ
る。
Description
レンズの製造方法に関する。
を有する眼鏡レンズに撥水膜を施すことは、例えば、特
開平5-215905号公報にて知られている。かかるレンズを
意図する眼鏡枠形状に切削加工する方法としては、眼鏡
店で、装用者の好みにあった眼鏡フレ−ムに枠入れでき
るよう、撥水膜まで施した眼鏡レンズを特開平5-111866
号公報などで開示されている加工機で、切削加工を行っ
ていた。
なる撥水性、耐久性を得るために、多くの撥水膜の形成
方法及び撥水剤が提案されていくものと予想される。し
かし、撥水性能が良くなった眼鏡レンズを眼鏡枠形状に
切削する場合、撥水膜の組成によっては、切削中、加工
機のレンズ保持機構からレンズがずれて、所謂、軸ずれ
現象が生じる可能性が大きくなる。本発明は、かかる課
題を解決するためになされたものであり、その目的は、
撥水性能が改良された眼鏡レンズにおいても、意図した
眼鏡枠形状に加工された撥水性を有する眼鏡レンズを提
供することにある。
段により解決された。その手段は、レンズ基材上の最外
層に主として二酸化ケイ素からなる反射防止膜を備えた
眼鏡枠形状に切削されたレンズを得る工程と、該レンズ
の反射防止膜の外側に撥水層を施す工程を含む眼鏡レン
ズの製造方法である。かかる製法によれば、撥水層を施
す前に、眼鏡枠形状を切削加工するので、切削加工中に
軸ずれすることもない。さらに切削加工して撥水層を施
すため、切削時の軸ずれを気にせず、良好な撥水性を有
する眼鏡レンズを得ることができる。
限定されない。その、撥水層の例としては、特開昭61-1
30902号公報、特開昭58-172246号公報、特開昭58-12297
9号公報、特開昭58-172242号公報、特開昭60-40254号公
報、特開昭50-6615号公報、特開昭60-221470号公報、特
開昭62-148902号公報、特開平9-157582号公報、特開平
9-202648号公報、特開平9-263728号公報に開示される撥
水層が挙げられる。また、撥水層は撥油性能を兼ね備え
ても良く、撥油性能は接触角で45度以上のものが好まし
い。撥水層の形成方法は特に限定されず、例えば、蒸着
加熱、漬浸塗布法により撥水層が形成される。
成によって異なるが、本発明は、特に、通常の切削手段
でレンズを眼鏡枠形状に切削する際に軸ずれをおこす可
能性がある撥水層を有するレンズに特に効果を発揮す
る。軸ずれをおこす可能性がある撥水層としては、例え
ば、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を原料
とし、かかる原料を減圧下、加熱して基材上に蒸着させ
た撥水層であって、該有機ケイ素化合物の加熱温度を、
該有機ケイ素化合物の蒸発開始温度から該有機ケイ素化
合物の分解温度までの範囲にして、かつ該有機ケイ素化
合物の加熱開始から加熱蒸発の完結までの時間を90秒
以内にすることにより形成される撥水層が挙げられる。
化合物としては、以下の一般式(I)で表せる化合物を
挙げることができる。
ルキル基、Xは水素または炭素数1〜5の低級アルキル
基、R1は加水分解可能な基、mは1〜50の整数、n
は0〜2の整数、pは1〜10の整数) 上記R1で示される加水分解可能な基としてはアミノ
基、アルコキシ基、塩素原子等が挙げられる。
イ素化合物の例として、下記単位式(II): CqF2q+1CH2CH2Si(NH)1.5 ・・・(II) (ただし、qは1以上の整数である)で表される化合物
を挙げることができる。具体的には、n−CF3CH2CH2Si
(NH2)3;n−トリフロロ(1,1,2,2−テトラヒド
ロ)プロピルシラザン、n−C3F7CH2CH2Si(NH2)3;n−
ヘプタフロロ(1,1,2,2−テトラヒドロ)ペンチ
ルシラザン、n−C4F9CH2CH2Si(NH2)3;n−ノナフロロ
(1,1,2,2−テトラヒドロ)ヘキシルシラザン、
n−C6F1 3CH2CH2Si(NH2)3;n−トリデオフロロ(1,
1,2,2−テトラヒドロ)オクチルシラザン、n−C8
F17CH2CH2Si(NH2)3;n−ヘプタデカフロロ(1,1,
2,2−テトラヒドロ)デシルシラザン等を例示するこ
とができる。尚、市販されている前記フッ素置換アルキ
ル基含有有機ケイ素化合物としては、KP-801(商品名、
信越化学工業(株)製)、オプツ−ルDSX(ダイキン工
業(株)製)などを挙げることができる。
膜の膜厚は、基本的にフッ素置換アルキル基含有有機ケ
イ素化合物の蒸発量に依存して変化する。従って、該薄
膜をオングストロ−ムオ−ダ−で制御する際には、フッ
素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を、溶媒で希釈
した溶液を用いることが好ましい。かかる溶媒として
は、m−キシレンヘキサフロライド、パーフルオロヘキ
サン、ハイドロフロロエーテルなどのフッ素系溶媒が挙
げられる。また、溶液中のフッ素置換アルキル基含有有
機ケイ素化合物の濃度は、所望の目的を果たせれば特に
制限はなく、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合
物の種類及び所望する薄膜の膜厚などを考慮して適宜決
めることができる。
化合物溶液はそのまま容器に入れて加熱しても良いが、
均一な蒸着膜を多く得られるとの観点から、多孔性材料
に含浸させることがより好ましく、多孔性材料として
は、銅やステンレスなどの熱伝導性の高い金属粉末を焼
結した焼結フィルターを用いることが好ましい。又、多
孔性材料は、適度な蒸着速度を得るという観点からその
メッシュを40〜200ミクロン、好ましくは、80〜
120ミクロンとすることが適当である。
物は、加熱蒸着によって基材上に蒸着される場合には、
減圧下、加熱して蒸着することが好ましい。その場合の
真空蒸着装置内の真空度としては、特に限定はないが、
均質な撥水膜を得るとの観点から、好ましくは、10-3〜
10-8Torr、特に好ましくは、5.0×10-3〜6.0×10-6 Tor
rである。フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物
を加熱する際の具体的温度は、有機ケイ素化合物の種
類、蒸着する真空条件により異なるが、所望の真空度に
おける該有機ケイ素化合物の蒸着開始温度以上から該有
機ケイ素化合物の分解温度を超えない範囲で行うことが
好ましい。
件に、前記有機ケイ素化合物加熱開始から蒸着を完結さ
せるまでの時間を90秒以内とすることが好ましく、さ
らには50秒以内、40秒以内、30秒以内、20秒以
内、10秒以内と短くするほど好ましく、特には5秒以
内とすることが好ましい。上記加熱温度範囲で、且つ短
時間で蒸着を完結させること、即ち、前記有機ケイ素化
合物に短時間で高エネルギ−を与えることにより、耐久
性に優れた撥水膜を有する光学部材を提供することがで
きる。また、蒸着開始温度が多少異なる2成分の撥水剤
を用いても、短時間で、撥水剤の分解温度を超えない高
エネルギ−を与えて蒸着させることにより、ほぼ同時に
蒸着でき、均一な膜を得ることができる。
記有機ケイ素化合物に電子ビ−ムを照射する方法が好ま
しく挙げられる。電子ビ−ムを発生する方法は、従来、
蒸着装置で用いられている電子銃を用いることができ
る。電子銃を用いれば、前記有機ケイ素化合物全体に、
均一のエネルギ−を照射することができ均一な撥水膜を
施しやすくなる。電子銃のパワーについては、使用物
質、蒸着装置、真空度、照射面積によって異なるが、好
ましい条件は、加速電圧が6kV前後で、印加電流5〜80mA
程度である。かかる方法で光学部材を製造すると、撥水
層を施したときの水に対する静止接触角(摩擦前静止接
触角)が104度以上で、セ−ム皮を25℃の水で5分間漬浸
した後、このセ−ム皮で500グラム重の加重をかけて撥
水層表面を10000回擦ったときの静止接触角(摩擦後静
止接触角)が、前記摩擦前静止接触角よりも2〜10度程
度小さくなる。尚、上記のように製造した光学部材は、
現在、眼鏡店において眼鏡枠形状にレンズを切削するた
めの玉摺機でレンズを保持し、加工した場合、軸ずれを
起こしやすくなる。また、セ−ム皮は、米国連邦規格
(Federal Specifications and Standards)KK-C-300C
で規定されているグレ−ドAまたはBが用いられる。
メタクリレート単独重合体、メチルメタクリレートと1
種以上の他のモノマーとをモノマー成分とする共重合
体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート単独
重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート
と1種以上の他のモノマーとをモノマー成分とする共重
合体、イオウ含有共重合体、ハロゲン含有共重合体、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、不飽
和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリウ
レタンなどのプラスチック製光学基板、あるいは無機ガ
ラス製光学基板などが挙げられる。尚、上記基板は基板
上にハードコート層を有するものであってもよい。ハー
ドコート層としては、有機ケイ素化合物、アクリル化合
物等を含んだ硬化膜を例示できる。
レンズ等の光学基板表面の反射を減少させるために設け
られた ZrO2、SiO2、TiO2、Ta2O5 、Y2O3、MgF2、Al2O3
などから形成される単層または多層膜(但し、最外層に
SiO2膜を有する)、またCrO2などの着色膜(但し、最外
層にSiO2膜を有する)をいう。本発明においては、反射
防止膜の最外層に二酸化ケイ素を主成分とする層が用い
られることを必須とする。ここで二酸化ケイ素を主成分
とするとは、実質的に二酸化ケイ素からなる層、あるい
は二酸化ケイ素、酸化アルミニウム及び有機化合物から
なるハイブリッド層をいう。
るレンズの加工方法は、特に限定されない。加工方法の
例として、レンズ基材を眼鏡枠形状に切削した後、ハ−
ドコ−ト、反射防止膜を施す方法、ハ−ドコ−トを施し
た後に、眼鏡枠形状に切削し、反射防止膜を施す方法、
ハ−ドコ−ト、反射防止膜を施した後に、眼鏡枠形状に
切削する方法等が挙げられる。切削する方法は、特に限
定されず、公知のレンズ切削装置が使用できる。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 1.反射防止膜付プラスチックレンズの作成 プラスチックレンズとして、ジエチレングリコ−ルビス
アリルカ−ボネ−ト重合体系レンズ(HOYA(株)製
Hi−Lux(商品名)、屈折率1.499、度数0.
00)を用い、かかるプラスチックレンズ基材上に、特
開昭63-10640号公報に開示されている硬化膜を施した。
具体的には、SiO2濃度40%のコロイダルシリカ
(日産化学(株)製スノーテックス−40、水分散シリ
カ)240質量部に、0.5N塩酸2.0質量部、酢酸
20質量部を加えた溶液を、35℃にして攪拌しなが
ら、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(3
官能有機ケイ素化合物)95質量部を滴下し、室温にて
8時間攪拌し、室温にて16時間放置した。この加水分
解溶液に、メチルセロソルブ80質量部、イソプロピル
アルコール120質量部、ブチルアルコール40質量
部、アルミニウムアセチルアセトン16質量部、シリコ
ーン系界面活性剤0.2質量部、紫外線吸収剤0.1質
量部を加えて、8時間攪拌後、室温にて24時間熟成さ
せコーティング組成物を得た。該組成物を、引き上げ速
度15cm/minで浸漬法により塗布、室温にて15
分放置後、120℃で2時間加熱硬化して硬化膜を施し
た。次に、前記硬化膜上に真空蒸着法(真空度2×10
-5Torr )により、二酸化ケイ素からなる下地層〔屈折
率1.46、膜厚0.5λ(λは550nmである)〕を形成
し、該下地層の上に、プラスチックレンズに酸素イオン
ビームを照射するイオンビームアシスト法で得られる二
酸化チタンからなる層(膜厚0.06λ)、真空蒸着法で
得られる二酸化ケイ素からなる層(膜厚0.12λ)、さ
らにイオンビームアシスト法で得られる二酸化チタンか
らなる層(膜厚0.06λ)よりなる3層等価膜である第
1層〔屈折率1.70、膜厚0.24λ〕を形成した。この
第1層の上に、イオンビームアシスト法により二酸化チ
タンからなる第2層(屈折率2.40、膜厚0.5λ)を形
成し、該第2層の上に、真空蒸着法(真空度2×10-5
Torr)により二酸化ケイ素からなる第3層〔屈折率1.4
6、膜厚0.25λ〕を形成して、反射防止膜付きプラス
チックレンズを得た。このレンズの視感反射率は0.4%
であった。かかる反射防止膜付きプラスチックレンズを
市販の玉摺り機を用いてレンズ枠形状に切削した。
ツ−ルDSX(商品名、ダイキン工業株式会社製)を撥水
処理剤1とした。 (2)撥水処理剤2 単位式C3F7-(OCF2CF2CF2)24-O(CF2)2-[CH2CH(Si-(OCH3)
3)]1-10で表されるフッ素含有有機ケイ素化合物(平均
分子量約5000)をパーフルオロヘキサンで3重量%に希
釈した溶液を撥水処理剤2とした。 (3)撥水処理剤3 単位式C3F7-(OCF2CF2CF2)6-O(CF2)2-[CH2CH(Si-(OC
H3)3)]1-10で表されるフッ素含有有機ケイ素化合物(平
均分子量約2000)をパーフルオロヘキサンで3重量%に
希釈した溶液を撥水処理剤3とした。 (4)撥水処理剤4 単位式C8F17CH2CH2Si(NH)1.5で表されるフ
ッ素含有有機ケイ素化合物をm−キシレンヘキサクロラ
イドで3重量%に希釈した溶液(商品名:KP−80
1,信越化学工業(株)製)を撥水処理剤4とした。
価方法により諸物性を評価した。 (1)水に対する静止接触角 接触角計(協和界面科学(株)製品、CA−D型)を使
用し、室温下で直径2mmの水滴を針先に作り、これをレ
ンズの凸面の最上部に触れさせて、液滴を作った。この
時に生ずる液滴と面との角度を測定し静止接触角とし
た。 (2)外観 目視にて干渉色の色ムラ及び干渉色変化があるかどうか
を調べ、眼鏡レンズとして使用できる外観かどうか評価
した。 (3)耐久性 セーム皮を25℃の水に5分間浸漬し、その後空気中に
取出した。このセーム皮で500gの荷重をかけて撥水
膜を有するプラスチックレンズ表面を5000回及び1
0000回擦り、その後(1) に記載した方法でそれぞれ
の水に対する静止接触角を測定した。なお、セ−ム皮
は、米国連邦規格(Federal Specifications and Stand
ards)KK-C-300Cのグレ−ドBを用いた。 (4)視感反射率(片面) 日立製作所製U−3410型自記分光高度型を用い、視
感反射率を測定した。
焼結フィルタ−(メッシュ80〜100ミクロン、18φ×3m
m)を真空蒸着装置内にセットし、以下の条件で電子銃
を用いて該焼結フィルタ−全体を加熱して、上記レンズ
枠形状に切削された反射防止膜付プラスチックレンズに
撥水膜を形成した。 真空度:2.3×10-6 〜 6.0×10-6 Torr 電子銃の条件 加速電圧:6kV、印加電流:40mA、照射面積:3.5×3.5c
m平方、蒸着時間:5秒
た。実施例2〜4は、実施例1に対して撥水剤をそれぞ
れ代え、実施例5〜10は、実施例1と同様の撥水剤を用
い、蒸着時間を変えて実験を行った。評価結果を表2に
示す。
する。 真空度:2.3×10-6 〜 6.0×10-6 Torr 加速電圧:6kV
にレンズ枠形状に切削するので、玉摺機による軸ずれを
起こす心配がない。したがって、撥水性を向上させた撥
水膜を有する眼鏡枠形状に切削された眼鏡レンズを確実
に得ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 レンズ基材上の最外層に主として二酸化
ケイ素からなる反射防止膜を備えた眼鏡枠形状に切削さ
れたレンズを得る工程と、該レンズの反射防止膜の外側
に撥水層を施す工程を含む眼鏡レンズの製造方法。 - 【請求項2】 前記撥水層が、撥油性を備え、フッ素を
含有してなる請求項1記載の眼鏡レンズの製造方法。 - 【請求項3】 前記撥水層がフッ素置換アルキル基含有
有機ケイ素化合物を原料として形成される請求項1又は
2に記載の眼鏡レンズの製造方法。 - 【請求項4】 前記撥水層を施す工程が前記フッ素置換
アルキル基含有有機ケイ素化合物を溶媒で希釈し、減圧
下、加熱して蒸着させる工程を含み、かつ該有機ケイ素
化合物の加熱温度を、該有機ケイ素化合物の蒸発開始温
度から該有機ケイ素化合物の分解温度までの範囲にする
請求項3記載の眼鏡レンズの製造方法。 - 【請求項5】 前記フッ素置換アルキル基含有有機ケイ
素化合物が、下記一般式(I) 【化1】 (式中、Rfは炭素数1〜16の直鎖状のパーフルオロア
ルキル基、Xは水素または炭素数1〜5の低級アルキル
基、R1は加水分解可能な基、mは1〜50の整数、n
は0〜2の整数、pは1〜10の整数)で表される請求
項3または4記載の眼鏡レンズの製造方法。 - 【請求項6】 前記フッ素置換アルキル基含有有機ケイ
素化合物が、下記単位式(II): CqF2q+1CH2CH2Si(NH)1.5 ・・・(II) (ただし、qは1以上の整数である)で表される請求項
3または4記載の眼鏡レンズの製造方法。
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Cited By (4)
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-
2002
- 2002-05-14 JP JP2002138674A patent/JP2003329802A/ja active Pending
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