JP2009183440A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デモンストレーションを報知するデモ報知手段と、遊技状態記憶手段とを備えた遊技機100であって、前記デモ報知手段は、少なくとも2種類以上のデモンストレーションの報知パターンを有すると共に、当該各報知パターンのうちの任意の報知パターンを、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に応じて切り替え可能な切替操作部340を備える。これによって、ホールの営業時間や稼働状況、遊技状態などに応じたデモンストレーションを任意に選択して報知できるため、遊技者の関心を長期に亘って惹きつけることが可能な効果的なデモンストレーションの報知を実施できる。
【選択図】 図16
Description
このデモンストレーションは、例えばその遊技機に備わっている液晶表示器や音声発生装置(スピーカ)などを利用してデモンストレーション専用の画像(動画)をその液晶表示器に表示すると同時に、注意を惹くような音声や音楽などの効果音をスピーカから発生するといった報知パターンが一般的である。
そのため、このデモンストレーションによる効果を十分に発揮するための対策がいくつか提案されている。
しかしながら、前述したように電源投入時に発動するデモンストレーション報知は、ワンパターンであるため、このようなサービスを行っているにもかかわらず、そのサービスが効果的に遊技者に伝わらないといった問題がある。
一方、前記特許文献1や2のように、デモンストレーションの報知開始時間を変化させたり、電源投入時に複数のデモンストレーション用の画像を適宜切り替えて表示する方法では、最初のうちは目新しくとも次第に慣れてきてしまい、効果の持続が難しい。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その主な目的は、遊技者の関心を長期に亘って惹きつけることが可能な効果的なデモンストレーションを報知できる新規な遊技機を提供するものである。
遊技されていないときにデモンストレーションを報知するデモ報知手段と、遊技前の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段とを備えた遊技機であって、前記デモ報知手段は、少なくとも2種類以上のデモンストレーションの報知パターンを有すると共に、当該各報知パターンのうちの任意の報知パターンを、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に応じて切り替え可能な切替操作部を備えたことを特徴とする遊技機である。
このような構成によれば、少なくとも2種類以上のデモンストレーションの報知パターンのうち、ホールの営業形態などに応じたデモンストレーションを任意に選択して報知できるため、的確な遊技サービスを提供することができる。
また、「遊技されていないとき(遊技が行われていないとき)」とは、後述する実施の形態で示すように、主制御基板のタイマによって図柄停止画面に移行した状態が所定時間(例えば30秒)経過したと判断されたときなどをいう。
遊技されていないときにデモンストレーションを報知するデモ報知手段と、遊技前の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段とを備えた遊技機であって、前記デモ報知手段は、画像表示部で表示されるデモ画面を用いたデモンストレーションを報知する第1報知パターンと、遊技状態に応じて前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のなかの所定の遊技画面を用いたデモンストレーションを報知する第2報知パターンと、遊技状態に応じて前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のうち前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に対応する遊技画面を用いたデモンストレーションを報知する第3報知パターンと、を少なくとも有し、当該各報知パターンのうちの任意の報知パターンを、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に応じて切り替え可能な切替操作部を備えたことを特徴とする遊技機である。
ここで、本発明でいう「画像」とは、液晶表示パネルなどのような画像表示部に可変表示される静止画やの他、多数の静止画を組み合わせた所定のアニメーションや実写などの動画や合成画、立体画などのあらゆる画像を含むものである(以下同じである)。
請求項2に記載の遊技機において、前記第2報知パターンで表示される遊技画面は、遊技者にとって有利な遊技状態に移行した可能性を所定の確率で含むことを示唆する遊技画面であることを特徴とする遊技機である。
これにより、その第2報知パターンで表示される遊技画面を見た遊技者は、その遊技機の現在の遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態である可能性があると判断するため、その遊技機に対して遊技者の関心を惹きつける効果をより向上させることができる。
請求項2または3に記載の遊技機において、前記デモ報知手段は、前記第2報知パターンまたは第3報知パターンに切り替えられたときは、当該第2報知パターンまたは第3報知パターンからなるデモンストレーションと、前記第1報知パターンからなるデモンストレーションとを所定時間毎に交互に切り替えて報知することを特徴とする遊技機である。
これによって、より効果的に遊技者の関心を惹きつけるデモンストレーションの報知を実現することができる。
請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技機において、前記デモ報知手段は、前記デモンストレーションの報知に伴って効果音発生部で発生する効果音の音量を調節可能な音量調節操作部を備えたことを特徴とする遊技機である。
このような構成によれば、単にデモンストレーション報知に際して効果音を「出す」あるいは「出さない」といった制御は勿論、ホールの営業時間帯や混み具合などに応じて効果音の音量も的確に調節することができる。
複数の図柄を変動表示するとともに遊技に関連した演出表示を行うための画像表示部を有する表示手段と、前記画像表示部でデモンストレーションを報知するデモ報知手段と、電源を投入する以前の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段と、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態を消去する遊技状態記憶消去手段と、を備え、前記画像表示部に停止表示される図柄の組合せが、所定の組合せである場合には遊技者に有利な特別遊技を行い、所定の組合せでない場合でありかつ所定条件が成立した場合には前記デモ報知手段によってデモンストレーション報知を行う遊技機において、
前記デモ報知手段は、前記画像表示部で表示されるデモ画面を用いたデモンストレーションを報知する第1設定と、前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のなかの所定の遊技画面を用いたデモンストレーションを報知する第2設定と、を少なくとも有し、当該複数の設定のうちの任意の設定に切り替え可能な切替操作部を備えたことを特徴とする遊技機である。
ここで、「図柄の組合せが、所定の組合せである」とは、図10に示すように画像表示画面P100に表示される3つの演出図柄31,32,33が順番にまたは同時に停止表示された結果、例えば「7」「7」「7」というように同じ数字で揃ったり、あるいは特定の並び目からなる組合せ(「1」「2」「3」)などをいう。
また、「条件が成立する」とは、請求項1で定義した「遊技が行われていない」と判断された場合をいう。
請求項6に記載の遊技機において、前記第2設定に切り替えた場合に、前記遊技状態記憶消去手段によって遊技状態が消去された後に電源が投入されたときは、前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のなかの所定の遊技画面を用いたデモンストレーションを報知し、前記遊技状態記憶手段によって遊技状態が記憶されたまま電源が投入されたときは、前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のうち前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に対応する遊技画面を用いたデモンストレーションを報知することを特徴とする遊技機である。
このような構成によれば、切替操作部を第2設定に切り替えておけば、RAMクリア(遊技状態記憶消去手段による遊技状態記憶の消去)の操作のみで所望のデモンストレーションを選択して報知することができる。
図1は、本発明に係る遊技機100の実施の一形態を示した外観斜視図である。
図示するようにこの遊技機100は、いわゆるデジパチなどと称されるパチンコ機であり、縦長矩形状をした外枠10とヒンジ機構12により蝶着された内枠14の正面上部には、開閉自在なガラス枠ユニット16で覆われた遊技盤18が設けられている。
すなわち、この入賞装置34は、遊技盤18上にネジなどによって固定される固定板35の中央上部に第1始動口34aが設けられていると共に、その直下に第2始動口34bが設けられた構造となっており、その近傍を落下する遊技球の一部がその近傍に打ち込まれた釘や役物(図示せず)などに誘導されてそれぞれ適宜入賞可能となっている。
この第1始動口34aは、図示するようにいわゆるヘソなどと称される常時上向きに開口した遊技球入口であり、その直上に位置する釘同士の間隔や角度などを適宜調節することによって予めその入球(入賞)確率が調整可能となっている。
なお、図2中、符号48は遊技球の一部が入賞可能な一般入賞口、50は前記普通図柄始動ゲート32を遊技球が通過する際に行われる普通図柄の抽選結果を示す普通図柄表示部、52は入賞装置34への遊技球の入賞を契機として行われる大当りの抽選結果を数値やアルファベットなど用いて表示すべく7セグメントLEDなどからなる特別図柄表示部、54は入賞装置34への始動入賞保留球数(最大で8個)を示す保留ランプ、56はこの遊技盤18を内枠14側に対して脱着するための取付部である。また、図示していないが、この遊技盤18上には、これを落下する遊技球の流れを制御するための釘が多数打ち込まれている。
さらに、このガラス枠ユニット16の左右上角部や受皿ユニット28の下部中央には、それぞれフルレンジスピーカーユニット42、42やサブウーファーユニット43が設けられており、遊技中の効果音やエラー音などの他、後述するデモンストレーションの際の効果音などを迫力のある重低音および高音質で発するようになっている。
なお、図1中符号44は、図示しない貸玉装置から遊技球を供給するための操作ボタン(玉貸ボタンおよびカード返却ボタン)、46は、遊技中に遊技者が押下操作(プッシュ)することで、効果音や演出図柄表示器30で表示される演出などに参加可能なプッシュボタンである。
図3は本発明の遊技機100の制御系の構成を示すブロック図である。
図示するように、この遊技機100の制御系は、遊技球の入賞検出や大当り抽選などといった遊技に関する制御を主に行う主制御基板200と、この主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に各種演出などに関する制御を実施する複合サブ制御基板300と、同じく主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて賞球の払出しや遊技球の貸出しなどに関する制御を実施する賞球払出制御基板400と、前述した遊技盤18上の特別図柄表示器52や普通図柄表示器50などの表示デバイスおよび前記大入賞口38を開閉する大入賞口ソレノイド500や入賞装置34の電動役物(電動チューリップ)を駆動する電動ソレノイド70などの各種デバイスと、これら各基板やデバイスなどに電源を供給する電源基板800などから主に構成されている。
この複合サブ制御基板300は、前述したようなマイクロコンピュータシステムからなる複合制御部301に加え、音声合成LSI302と、切替操作部340と、音量調節操作部350とをさらに備えた構成となっている。
音声合成LSI302は、主に遊技中の演出用の効果音やデモンストレーション用の効果音などの音声データを保持すると共に、複合制御部301からのコマンドに応じて所定の音声データを合成してスピーカー42,43から発生するようになっている。
この制御コマンドは、図6に示すように通常コマンドの分類(機能)を識別するための識別子である1バイト長のデジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容を示す1バイト長のデジタルデータであるイベント(EVENT)とから構成されており、例えば、あるコマンドが演出図柄の変動パターンに関するコマンドである「9FH03H」であれば、全段の「9FH」が演出図柄の制御コマンドの分類を識別するための識別子であり、後段の「03H」が実行される制御コマンドの内容であることを示している。
また、賞球払出制御基板400は、遊技球の発射や遊技球の貸出し、賞球の払出しなどに関する制御を行うようになっており、前述した発射装置24を制御する他、遊技中に入賞があったときは、その入賞口の種類に応じた賞球(例えば、入賞装置34の第1始動口34aや第2始動口34bであれば1個or5個、一般入賞口48であれば10個、大入賞口38であれば15個など)を払出すための払出装置410や、遊技用プリペイドカードの残量などに応じて遊技球を供給する貸玉装置(CR:図示せず)などを複合的に制御するようになっている。
また、前記主制御基板200の入力ポート250には、RAMクリアスイッチ201が接続されており、この電源スイッチ810によって電源基板800に電源投入する際に、その主制御基板200のRAM220に保存された電源切断前の遊技状態を継続するか否か(RAMクリア)をホールスタッフなどの手動によって任意に制御できるようになっている。
なお、図8に示す一連の処理は、主制御基板200がROM230に格納されている図示しない遊技制御プログラムを実行することによって行われる。より具体的には、タイマ240から所定時間(例えば4msec)ごとに供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップから実行され、この一連の処理が繰り返し実行されるようになっている。
ステップS200では、RAMクリアスイッチ201が操作されたか否かが判断され、操作されないと判断したとき(No)は、ステップS206までジャンプすることになるが、操作されたと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行する。
一方、ステップS101では、RAM220内に形成される図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメントし、次いで、ステップS102では、遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値を更新する。
次に、ステップS108では、これら各検出器60,62,251、252などの断線や短絡の有無のチェックを行い、次のステップS110においてこれらの障害が発生していると判断したとき(Yes)は、ステップS206に移行する一方、これ以外の場合(No)には、ステップS112に移行する。
ステップS212では、図示しないリセット回路からリセット信号が入力されるまで図柄、制御乱数更新処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には最初のステップS100に戻って遊技動作制御を継続する。なお、この図柄、制御乱数更新処理としては、先に述べた各種の乱数生成用のカウンタの更新などが挙げられる。
先ず、図1および図2に示すように発射装置24によって遊技領域22に弾かれた遊技球の一部が入賞装置34の第1始動口34aに入球し、その入球が第1入賞検出器60によって検出(入賞)されて主制御基板200にその入賞信号が入力されると、主制御基板200(のCPU210)では、その入賞に対して例えば2〜4msecごとに更新される乱数を付与し、その乱数値に基づいて、図9に示すような5種類の「当り」の抽選を行う。
先ず、同図の第1欄(最上欄)に示すように、この「当り」の種類としては、大入賞口38の開閉動作パターン別に「大当り」と、「小当り」との2種類に大別される。なお、この「大当り」の当選確率は例えば「1/400」であるのに対し、「小当り」の当選確率は例えば「1/230」であり、「大当り」に比べてやや高い当選確率となっている。
先ず「(A)確変大当り」の場合は、大入賞口38の開閉動作(15R)終了後の遊技状態が「確変状態」に移行し、「(B)通常(非確変)大当り」の場合は、大入賞口38の開閉動作(15R)終了後の遊技状態が「通常状態」に移行するようになっている。
そして、このうち、「(C)確変小当り(時短あり)」および「(D)確変小当り(時短なし)」の場合は、大入賞口38の開閉動作(2R)終了後の遊技状態が「高確率状態」に移行(いわゆる「突確」)するのに対し、「(E)通常(非確変)小当り(時短なし)」の場合は、その状態移行が行われないようになっている。
そして、これら各当り(A)〜(E)当選後は、演出図柄表示器(LCDパネル)30に表示される遊技画面(画像)の画面モードがその遊技状態に応じて変化するようになっており、これによって遊技者は、現在の遊技状態をその遊技画面の画面モードの違いによって把握することができようになっている。
また、「時短機能」が発動している場合には、その画面モードは「時短モード」となり、その演出図柄表示器30を目視した遊技者は、現在「時短機能」が発動していることをその演出図柄表示器30からも容易に把握することができるようになっている。
なお、このように画面モードが変化した場合は、その画面モードの種類に合わせてBGMなどの効果音や表示ランプの点滅パターンなども変化するようになっており、遊技者は、視覚のみならず聴覚などを通じてその状態が把握できるようになっている。
この「チャンスモード」なる画面モードは、例えば図11に示すように、前記図10に示した「通常状態」の画面モードや「高確率状態」の画面モードなどとは、明らかに異なるデザインやキャラクターからなる演出図柄が採用されており、原則として遊技者は、その画面モードからでは、その「小当り」が、遊技者にとって有利な「(D)確変小当り」に当選したことにより移行したものなのか、あるいは「(E)通常(非確変)小当り」に当選したことにより移行したものなのかの判別がし難い画像(演出図柄)から構成されている。
そして、同図の第4欄に示すように、その「高確率潜伏状態」を継続したまま画面モードが「通常モード」に切り替わった後に当選する「当り」の種類も「高確率状態」から当選する「当り」の種類と同様に(A)〜(E)の5種類であり、その「当り」後の遊技状態も同じである。
そして、図12のフローは、このように入賞装置34への遊技球の入賞を契機として主制御基板200によって行われる5種類の「当り」抽選の処理の流れを示したものである。
ステップS308では、これらステップS304またはS306における抽選の結果、「大当り(15R)」に当選したか否かを判断し、当選したと判断したとき(Yes)は、ステップS309に移行するが、当選してないと判断したとき(No)は、ステップS310に移行する。
ステップS324では、ステップS304またはS306における抽選の結果がいずらの「当り」にも当選しない「ハズレ」であると判断して、「ハズレコマンド」をサブ制御基板300に送信するなどして最初のステップS300に戻る。
そして、「時短機能」を伴うものでないと判断したとき(No)はステップS308に移行して前記の「(D)確変小当り(時短なし)」に対応する「確変小当り(時短機能なしコマンド)」をサブ制御基板300に送信するなどして最初のステップS300に戻る。
この主制御基板200は、以後同様なステップを繰り返すことで「当り」の抽選およびそれに対応するコマンドの送信制御や当り動作制御などを繰り返し実行することになる。
(1)「大当り」、「小当り」という分類をせず、「当り」の種類として、(A)15R確変当り、(B)15R通常当り、(C)2R時短あり確変当り、(D)2R時短なし確変当り、(E)2R時短なし通常当り、があるとしてこれらを所定の当選確率の下、一度の抽選で行う。
(3)(A)〜(D)までを所定の当選確率の下、一度の抽選で当否判定を行い、非当選の場合に(E)を抽選する。
以上のように、一度に抽選する「当り」の種類のグループ分けをどのようにするか、また、何回抽選を行うかは、適宜変更可能である。
図13は、前記のような主制御基板200からの制御コマンドを受けたサブ制御基板300によって制御されるデモンストレーションの報知に関する実施の形態を示したものであり、電源投入時における操作の流れ、および電源投入後に演出図柄表示器30に表示される画面の移行状態を示したものである。
この第1の報知パターンを選択した場合は、メイン電源の電源投入と同時にRAMクリアスイッチ201から主制御基板200にRAMクリア信号に入力されるようになっており、これによって、前記図8のフローに示したようにRAM220の所定の記憶エリアに記憶されたバックアップデータが消去されて(RAMクリア)初期データが新たにセットされることになる。
この第1報知パターンのデモンストレーションとしては、例えば図14に示すように、その演出図柄表示器30の画面上に、その遊技機100の名称や演出図柄で表示されるキャラクターなどを用いて遊技客の注意を惹きつけるような画像(動画)などからなるデモ画面P200と、このデモ画面P200の画像に対応した効果音をスピーカー42,43から発生するような報知パターンのデモンストレーションになっている。
そして、図13に示すように実際に遊技が行われるまでこのような第1報知パターンのデモンストレーションの報知(デモ画面P200)と、図柄停止画面P100との切り替えが所定時間経過ごとに交互に繰り返される。
この抽選結果が前述したような「当り」であれば、その「当り」に対応した当り演出画面P400に移行することになるが、「ハズレ」であれば、その演出図柄が停止した状態で図柄停止画面P100に移行する。
次に、図15は、切替操作部340を第2の報知パターンに切り替える場合の電源投入時における操作の流れ、および電源投入後に演出図柄表示器30に表示される画面の移行状態を示したものである。
なお、この報知パターンの切り替えは、前述したように図4のような切替操作部340のスライド式切替スイッチの摘み部341を目盛りの「2」に合わせることで簡単にこの「第2報知パターン」を選択して切り替えることができる。
これにより、開店直後に来店した遊技者は、初期の図柄停止画面P100またはデモ画面P200から移行した図柄停止画面P100のデモンストレーションに接することによって高確率状態や高確率潜伏状態といった遊技者に有利な遊技状態を容易に把握することができるため、有利な条件で遊技を開始することができる。また、ホール側にとっては、開店直後の入店率や稼働率の向上を図ることができる。
このチャンスモード画面P500は、図9で説明した「チャンスモード」時に採用される画面モードと全く同じであり、電源投入後から実際に遊技が開始されるまでの間は、このチャンスモード画面P500と前述したデモ画面P200とが所定の時間ごとに交互に移行するようになっている。
そして、この「チャンスモード」の画面モードになっている間に「当り」に当選することなく、所定回数の抽選が終了したならば、前述したような「通常モード」に移行してその後は、図13と同様に「通常モード」の図柄停止画面P100とデモ画面P200とが所定の時間ごとに交互に移行することになる。
すなわち、図15に示したように第2報知パターンを選択した場合は、前述の遊技状態がそのまま継続されるため、前日に「チャンスモード」や「高確率潜伏状態」の遊技状態で終了した場合には、当日も最初からその遊技状態で遊技を開始することができる。
なお、この第3報知パターンは、電源投入直後、所定回数の間だけチャンスモード画面P500が表示されるものであるが、その後に所定時間遊技が行われていないときなどにもこのチャンスモード画面P500に移行するようにしても良い。
そして、RAMクリアの操作がなされたと判断したとき(Yes)は、先ず最初にその演出図柄表示器30の画面上には、前述したようなチャンスモード画面P500が表示され、所定回数抽選が行われるまで(所定回数経過)デモ画面P200と図柄変動画面P300間を移行し、所定回数経過後は図柄停止画面P100に移行する。
これによって、切替操作部340のスライド式切替スイッチの摘み部341を目盛りの「2」に合わせておけば、RAMクリアの操作のみで所望のデモンストレーションを選択して報知することができる。
このように本発明の遊技機100は、デモンストレーションの報知パターンを複数用意し、複合サブ制御基板300などに備えられた切替操作部340によってこれら複数の報知パターンを任意に切り替えるようにしたため、ホールの営業時間や稼働状況、営業形態、遊技状態などに応じた最適なデモンストレーションを任意に選択して報知することができる。これによって、デモンストレーションによる作業効率の悪影響などを防止して的確な営業が実施できる共に、遊技者に対する的確な遊技サービスを提供することができる。
また、本発明の遊技機100にあっては、図3および図4に示すようにさらに効果音の音量を調節するための音量調節操作部350を備えたため、デモンストレーション報知に際して単に効果音を「出す」あるいは「出さない」といった制御は勿論、ホールの営業時間帯や混み具合などに応じて効果音の音量も的確に調節することができる。
また、前記課題を解決するための手段の欄に開示した本発明の遊技機100が具備する「デモ報知手段」は、具体的には前述したように主制御基板200のコマンドによって制御される複合サブ制御基板300と、この複合サブ制御基板300によって直接制御される演出図柄制御基板320およびスピーカーユニット42,43と、この演出図柄制御基板320によって制御される演出図柄表示器30と、複合サブ制御基板300に直接接続された切替操作部340および音量調節操作部350などによって実現される。
また、同じく「画像表示部」は、具体的には前述したように演出図柄制御基板320と、この演出図柄制御基板320によって制御される演出図柄表示器30によって実現される。また、同じく「効果音発生部」は、具体的には前述したように複合サブ制御基板300の音声合成LSI302やスピーカーユニット42,43によって実現される。
200…主制御基板
220…RAM(遊技状態記憶手段)
300…複合サブ制御基板(デモ報知手段)
320…演出図柄制御基板(デモ報知手段)
340…切替操作部(デモ報知手段)
350…音量調節操作部(デモ報知手段)
810…電源スイッチ
30…演出図柄表示器(デモ報知手段)
42,43…スピーカーユニット(デモ報知手段)
P100…図柄停止画面
P200…デモ画面
P300…図柄変動画面
P400…当り演出画面
P500…チャンスモード画面
Claims (7)
- 遊技されていないときにデモンストレーションを報知するデモ報知手段と、遊技前の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段とを備えた遊技機であって、
前記デモ報知手段は、
少なくとも2種類以上のデモンストレーションの報知パターンを有すると共に、当該各報知パターンのうちの任意の報知パターンを、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に応じて切り替え可能な切替操作部を備えたことを特徴とする遊技機。 - 遊技されていないときにデモンストレーションを報知するデモ報知手段と、遊技前の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段とを備えた遊技機であって、
前記デモ報知手段は、
画像表示部で表示されるデモ画面を用いたデモンストレーションを報知する第1報知パターンと、
遊技状態に応じて前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のなかの所定の遊技画面を用いたデモンストレーションを報知する第2報知パターンと、
遊技状態に応じて前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のうち前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に対応する遊技画面を用いたデモンストレーションを報知する第3報知パターンと、を少なくとも有し、
当該各報知パターンのうちの任意の報知パターンを、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に応じて切り替え可能な切替操作部を備えたことを特徴とする遊技機。 - 請求項2に記載の遊技機において、
前記第2報知パターンで表示される遊技画面は、遊技者にとって有利な遊技状態に移行した可能性を所定の確率で含むことを示唆する遊技画面であることを特徴とする遊技機。 - 請求項2または3に記載の遊技機において、
前記デモ報知手段は、
前記第2報知パターンまたは第3報知パターンに切り替えられたときは、当該第2報知パターンまたは第3報知パターンからなるデモンストレーションと、前記第1報知パターンからなるデモンストレーションとを所定時間毎に交互に切り替えて報知することを特徴とする遊技機。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技機において、
前記デモ報知手段は、
前記デモンストレーションの報知に伴って効果音発生部で発生する効果音の音量を調節可能な音量調節操作部を備えたことを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄を変動表示するとともに遊技に関連した演出表示を行うための画像表示部を有する表示手段と、前記画像表示部でデモンストレーションを報知するデモ報知手段と、電源を投入する以前の遊技状態を記憶する遊技状態記憶手段と、前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態を消去する遊技状態記憶消去手段と、を備え、
前記画像表示部に停止表示される図柄の組合せが、所定の組合せである場合には遊技者に有利な特別遊技を行い、所定の組合せでない場合でありかつ所定条件が成立した場合には前記デモ報知手段によってデモンストレーション報知を行う遊技機において、
前記デモ報知手段は、
前記画像表示部で表示されるデモ画面を用いたデモンストレーションを報知する第1設定と、前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のなかの所定の遊技画面を用いたデモンストレーションを報知する第2設定と、を少なくとも有し、
当該複数の設定のうちの任意の設定に切り替え可能な切替操作部を備えたことを特徴とする遊技機。 - 請求項6に記載の遊技機において、
前記第2設定に切り替えた場合に、
前記遊技状態記憶消去手段によって遊技状態が消去された後に電源が投入されたときは、前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のなかの所定の遊技画面を用いたデモンストレーションを報知し、
前記遊技状態記憶手段によって遊技状態が記憶されたまま電源が投入されたときは、前記画像表示部で表示される複数の遊技画面のうち前記遊技状態記憶手段に記憶された遊技状態に対応する遊技画面を用いたデモンストレーションを報知することを特徴とする遊技機。
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