JP2009182793A - アンテナ装置及び無線通信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナ装置1を、放射電極2と給電部3と筐体電流制御回路4とで構成した。放射電極2は、非グランド領域101に形成され、ループ形状を成す。そして、給電部3を、放射電極2の基端部20に接続した。筐体電流制御回路4はインダクタ40であり、インダクタ40の一方端40aを、放射電極2の途中部2bに接続し、他方端40bを、縁部102aの右端部であるグランド領域102の右角部に接続した。好ましくは、共振周波数を変化可能なリアクタンス可変回路5を放射電極2に設けると共に、低周波カット用コンデンサ6をリアクタンス可変回路5とインダクタ40との間の放射電極2の部位に設ける。
【選択図】図1
Description
図12は、従来のアンテナ装置を示す概略平面図である。
このアンテナ装置200は、高周波帯で用いる放射電極201と低周波帯で用いる追加放射電極202とを基板100の非グランド領域101に備える。追加放射電極202は、インダクタ203を介して、放射電極201の途中から分岐され、その先端部がリアクタンス可変回路204を介してグランド領域102に接続されている。インダクタ203は、高周波帯に対して高インピーダンスとなるチョークコイルである。また、リアクタンス可変回路204は、追加放射電極202を含む追加アンテナ部205の共振周波数を制御することができる回路である。
携帯電話のような小型の無線通信機に使用されるアンテナ装置は、アンテナ長が短い。したがって、アンテナ効率が劣化する。このため、小型アンテナでは、筐体のグランド領域に電流を分布させ、このグランド領域を放射源の一部とすることで、アンテナ効率の劣化を防いでいる。
具体的には、図12のアンテナ装置200においては、放射電極201の共振周波数で、放射電極201に流れる電流Iを給電部110を通じてグランド領域102に流し、グランド領域102に所望の電流分布を形成する。
しかしながら、電流Iを給電部110からグランド領域102に流す構成であると、給電部110で最大となってグランドに流れる筐体電流は、グランド領域102の縁に沿って両側に分かれる。つまり、給電部110から流出した電流I1がグランド領域102の左側上縁に沿って流れた後、電流I2がグランド領域102の左側縁に沿って流れる。一方、給電部110から流出した電流I3は、グランド領域102の右側上縁に沿って流れた後、電流I4がグランド領域102の右側縁に沿って流れる。
このため、互いに反対方向を向く電流I1と電流I3とが相殺し、磁界放射に寄与する電流が電流I2と電流I4のみになり、十分なアンテナ効率を得ることができなくなる。かといって、最適な筐体電流分布を形成するように、給電部110の位置を調整することは、小さな携帯電話においては、制約があり、実際上困難である。
これに対して、電流Iをインダクタ203,追加放射電極202及びリアクタンス可変回路204を通じてグランド領域102に流すことも考えられるが、アンテナ装置200は、放射電極201の共振時においては、インダクタ203のインピーダンスが高くなって、高周波の電流Iを通さない構成になっているため、電流Iを放射電極201の途中からグランド領域102に流すことができない。
このように、従来のアンテナ装置200では、十分な電流を流して最適な筐体電流分布をグランド領域102に形成することができない。このため、放射電極の最適な筐体電流の経路をグランド領域102に形成することができず、アンテナ効率が悪いという問題がある。
かかる構成により、アンテナ装置が所定帯域の周波数で送受信する際には、放射電極が当該所定帯域の周波数で共振する。このとき、筐体電流制御回路が放射電極と筐体内のグランド領域との間に介在し、放射電極からの筐体電流が、筐体電流制御回路の他方端から当該グランド領域の縁部に流入する。この結果、最適な筐体電流分布が筐体内のグランド領域に形成され、所望の筐体電流の経路がグランド領域に形成される。
かかる構成により、放射電極からの電流が筐体電流制御回路の他方端を通じてグランド領域の角部に流入し、電流が角部で分流する。そして、一方の電流が角部から放射電極側の縁部に沿って流れ、他方の電流が、当該縁部とは異なり、放射電極から離れる方向に延出する縁部に沿って流れる。この結果、双方の電流が相殺する状態にならず、十分な電流がグランド領域に流入する。
かかる構成により、電流がインダクタを通じて放射電極とグランド領域との間を流出入する。
かかる構成により、放射電極とグランド領域との間で所望の周波数特性のインピーダンスを得ることが可能となる。
かかる構成により、例えば、可変容量ダイオード等の可変容量素子の容量値を制御電圧で変化させることで、放射電極の共振周波数を容易に制御することができる。
ところで、低周波の静電気が放射電極に発生すると、リアクタンス可変回路に流入して、可変容量素子である可変容量ダイオード等を破壊するおそれがある。しかし、この発明では、筐体電流制御回路の一方端を放射電極の途中部に接続し、リアクタンス可変回路を、放射電極の途中部と給電部との間に介在させた構成としている。したがって、静電気は、リアクタンス可変回路に流入する前に筐体電流制御回路を通じてグランド領域側に流出されるので、リアクタンス可変回路が静電気によって破損されることはない。
同様に、妨害波等の大電力の高周波電流が放射電極に入力される場合には、自己バイアス作用により、可変容量ダイオード等のアノード−カソード間電圧が変化して、可変容量ダイオード等の容量値が変動するおそれがある。この発明では、妨害波等の大電力の高周波電流を筐体電流制御回路を通じてグランド領域に分散流出させるので、このような場合でも、当該高周波電流による可変容量ダイオード等の可変容量素子への自己バイアス作用の効果を小さくすることができる。
かかる構成により、単一の制御電圧で放射電極の共振周波数を1対の可変容量ダイオードによってより広い範囲で変化させることができる。
かかる構成により、リアクタンス可変回路側に向かう低周波の静電気を、低周波カット用コンデンサによって遮断して、筐体電流制御回路から効率よくグランド領域に流出させることができる。
かかる構成により、アンテナ装置を誘電体基体によって小型化することができる。また、放射電極を誘電体基体上に設けることで、放射電極を部分的に分離し、この分離部で所定の容量を形成することができるので、低周波カット用コンデンサ用のチップ部品が不要となる。そして、容量値は、分離部の間隔で決めることができるので、容量調整が、チップ部品としての低周波カット用コンデンサに比べて容易である。
特に、携帯電話等では、基板を収納した上,下筐体を回動自在に接続するヒンジの接続条件や上,下の基板を電気的に接続するフレキシブルケーブル等の位置によって、放射電極から誘起される筐体電流は大きく変動する。このような場合に、この発明のアンテナ装置を携帯電話に用い、筐体電流制御回路の他方端の接続点を調整することで、グランド領域上の電流最大位置を制御することができる。このように電流の最大位置を決め、基板や筐体上のグランド領域に最適な筐体電流分布を形成することで、アンテナ効率を大きく改善することができる。
この実施例のアンテナ装置1は、携帯電話等の無線通信機に設けられている。
図1に示すように、アンテナ装置1は、放射電極2と給電部3と筐体電流制御回路4を備え、無線通信機の筐体(図示せず)に収納された基板100上に構成されている。
インダクタ40は、放射電極2とグランド領域102との間に接続されている。
具体的には、インダクタ40の一方端40aを、放射電極2の途中部2bに接続した。そして、インダクタ40の他方端40bを、基板100のグランド領域102の縁部102a,102b,102c(図1の破線より外側の部位)のうち放射電極2側に位置する縁部102aに接続した。より詳しくは、他方端40bを、縁部102a上の任意部位ではなく、放射電極2の共振時にインダクタ40から流入してグランド領域102のグランド領域102に沿って流れる筐体電流の分布が、所望の筐体電流分布になるような部位に接続した。この実施例では、インダクタ40の他方端40bを、縁部102aの右端部であるグランド領域102の右角部に接続した。
なお、この実施例では、インダクタ40の一方端40aを放射電極2の途中部2bに接続したが、一方端40aを先端部である開放先端2aに接続することもできる。この場合には、インダクタ40の他方端40bを、放射電極2側の縁部102aの左端部であるグランド領域102の左角部に接続することができる。
図2は、インダクタ40を設けていないアンテナ装置の作用及び効果を説明するための概略平面図であり、図3は、インダクタ40を設けた第1実施例のアンテナ装置の作用及び効果を説明するための概略平面図である。
図1のアンテナ装置1において、無線通信機の送受信時には、放射電極2が所定周波数で共振し、送受信信号が給電部3から放射電極2に供給される。すると、放射電極2が誘起する筐体電流が基板100のグランド領域102に発生し、グランド領域102から磁気放射が行われる。
このため、縁部102aを流れる電流I1と電流I3とが相殺し、磁界放射に寄与する電流が電流I2と電流I4のみになる。この結果、グランド領域102に十分な筐体電流分布を得ることができなくなり、アンテナ効率が劣化して、十分な磁気放射が行われなくなる。
この結果、この実施例のアンテナ装置1を用いることで、十分な電流をグランド領域102の縁部102a,102b,102cに流入して、最適な筐体電流分布を形成することができる。
このように、この実施例のアンテナ装置1によれば、最適な電流分布をグランド領域102に形成して、アンテナ効率の向上を図り、十分な磁気放射を得ることができる。さらに、筐体電流制御回路4を簡単なインダクタ40で構成して、アンテナ装置1の製品コストの低減化を図ることができる。
すなわち、筐体電流制御回路4を、図4の(a)に示すように、インダクタ41とキャパシタ42との直列回路で構成したり、図4の(b)に示すように、インダクタ41とキャパシタ42との並列回路で構成したり、図4の(c)に示すように、インダクタ41及びキャパシタ42の直列回路とキャパシタ43との並列回路で構成したり、図4の(d)に示すように、インダクタ41及びキャパシタ42の直列回路とインダクタ44との並列回路で構成することもできる。
図5は、この発明の第2実施例に係るアンテナ装置を示す概略平面図である。
この実施例は、アンテナ装置を、折り畳み式携帯電話のように上下二枚の基板を有する無線通信機に適用した点が、上記第1実施例と異なる。
すなわち、図5に示すように、この無線通信機では、下の基板100と上の基板105とがフレキシブルケーブル106で電気的に連結され、これら基板100,105とが、図示しないヒンジで回転自在に連結された上,下筐体に収納されている。
このような機器構造において、放射電極2は基板100の非グランド領域101に配設され、給電部3はグランド領域102の右角部に配設されている。そして、給電部3がインダクタ111を介して放射電極2の基端部20に接続され、筐体電流制御回路4であるインダクタ40が放射電極2とグランド領域102との間に介設されている。このインダクタ40の一方端40aは、放射電極2の途中部2bに接続され、他方端40bはグランド領域102の左角部に接続されている。
図6に示すように、給電部3が基板100のグランド領域102の右角部に配設されている場合には、放射電極2から給電部3を通じてグランド領域102に分流する電流は電流I1,I2,I4であり、互いに相殺する電流はグランド領域102に流れない。
しかしながら、基板100が基板105にフレキシブルケーブル106を通じて電気的に連結された構造の無線通信機の場合には、給電部3で分流した電流I5がフレキシブルケーブル106を通じて基板105のグランド領域107に流れることとなる。
このため、互いに反対方向の電流I4と電流I5とが相殺されることとなり、その結果、グランド領域102やグランド領域107に最適な筐体電流分布を形成することができず、十分磁界放射が行われない。
このような場合には、この実施例のように、筐体電流制御回路4であるインダクタ40の他方端40bの接続点を調整することで、グランド領域の電流最大位置を制御し、グランド領域102や筐体上に最適な筐体電流分布を形成することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図7は、この発明の第3実施例に係るアンテナ装置を示す概略平面図であり、図8は、共振周波数の可変状態を説明するための線図である。
この実施例は、放射電極2にリアクタンス可変回路を設けた点が、上記第1及び第2実施例と異なる。
すなわち、図7に示すように、筐体電流制御回路4を放射電極2の途中部2bとグランド領域102の右角部に接続すると共に、可変容量素子としての可変容量ダイオード51を含むリアクタンス可変回路5を放射電極2の途中部2bと基端部20との間に介在させた。
具体的には、リアクタンス可変回路5を、それぞれがアノード側にインダクタ52を有する1対の可変容量ダイオード51,51をカソード側で向き合わせた状態で接続することにより構成した。そして、各可変容量ダイオード51に接続されたインダクタ52を放射電極2の端部にそれぞれ接続し、これら可変容量ダイオード51,51の接続点であるカソードを高周波カット用抵抗121及びDCパスコンデンサ122を介して制御電圧源120に接続した。
なお、図7において、符号112は、グランド電位確保用の抵抗である。
したがって、印加する制御電圧Vcの大きさを適宜変えることで、図8に示すように、アンテナ装置1の共振周波数f1を、実線の曲線S1の状態から破線の曲線S2で示す共振周波数f1′に大きく変化させることができる。
かかる場合には、図7に示すように、放射電極2で発生した静電気Qがリアクタンス可変回路5に向かって流れる。そして、この静電気Qがリアクタンス可変回路5の可変容量ダイオード51に流入して、可変容量ダイオード51を破壊するおそれがある。
しかし、この実施例では、このような場合に、インダクタ40がリアクタンス可変回路5を静電気Qから保護するように機能する。
すなわち、インダクタ40をリアクタンス可変回路5の前段に配し、グランド領域102に接続した構成になっているので、リアクタンス可変回路5側に向かう静電気Qは、リアクタンス可変回路5に流入する前にインダクタ40を通じて非グランド領域101に流出されることとなる。この結果、静電気Qがリアクタンス可変回路5に流入して可変容量ダイオード51を破損することはない。
同様に、妨害波等の大電力の高周波電流が放射電極2に入力され、自己バイアス作用により、可変容量ダイオード51のアノード−カソード間電圧が変化して、可変容量ダイオード51の容量値が変動してしまう場合がある。このような場合に、この実施例のアンテナ装置1では、妨害波等の大電力の高周波電流をインダクタ40を通じてグランド領域102に分散流出させるので、当該高周波電流による可変容量ダイオード51への自己バイアス作用の効果を小さくすることができる。
すなわち、リアクタンス可変回路5を、図9の(a)に示すように、可変容量ダイオード51とインダクタ52との直列回路で構成したり、図9の(b)に示すように、インダクタ52及びキャパシタ53の直列回路と可変容量ダイオード51との並列回路で構成することもできる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図10は、この発明の第4実施例に係るアンテナ装置を示す概略平面図である。
この実施例は、低周波カット用コンデンサ6をリアクタンス可変回路5の前段に配設した点が、上記第1ないし第3実施例と異なる。
具体的には、図10に示すように、低周波カット用コンデンサ6を、筐体電流制御回路4であるインダクタ40の一方端40aが接続された途中部2bとリアクタンス可変回路5との間に介設した。
そして、グランド電位確保用の抵抗113をリアクタンス可変回路5と並列に接続した。
この実施例では、低周波カット用コンデンサ6を、インダクタ40の一方端40aが接続された途中部2bとリアクタンス可変回路5との間に介設しているので、静電気Qが上記のように、インダクタ40に流入せずにリアクタンス可変回路5側に向かう場合においても、低周波カット用コンデンサ6がこの静電気Qを遮断する。この結果、静電気Qをインダクタ40からグランド領域102に効率的に流出させることができる。
したがって、この実施例のアンテナ装置1を適用することで、リアクタンス可変回路に対する保護機能をさらに高めることができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第3実施例と同様であるので、その記載は省略する。
図11は、この発明の第5実施例に係るアンテナ装置を示す斜視図である。
この実施例は、上記第4実施例のアンテナ装置における部品の一部を誘電体基体7に設けた点が、上記第4実施例と異なる。
すなわち、図11に示すように、放射電極2とリアクタンス可変回路5と低周波カット用コンデンサ6と抵抗113とを誘電体基体7上に設けた。
具体的には、放射電極2の基端部20を誘電体基体7の前面にパターン形成し、基端部20より先端側の電極を誘電体基体7の上面にパターン形成した。そして、リアクタンス可変回路5を構成する可変容量ダイオード51,51及びインダクタ52,52と、低周波カット用コンデンサ6と、抵抗113とを放射電極2上に接続した。
また、放射電極2の基端部20からグランド領域102側に引き出した導体パターン21に、インダクタ111とグランド電位確保用の抵抗112とを接続し、リアクタンス可変回路5の可変容量ダイオード51,51の接続部からグランド領域102側に引き出した導体パターン22上に、高周波カット用抵抗121とDCパスコンデンサ122とを接続し、放射電極2の途中部2bからグランド領域102側に引き出した導体パターン23上に、筐体電流制御回路4のインダクタ40を接続した。
また、この実施例では、放射電極2やリアクタンス可変回路5等の一部の部品を、誘電体基体7上に設けたが、筐体電流制御回路4等の全て部品を誘電体基体7上に設けても良いことは勿論である。
また、この実施例では、第4実施例のアンテナ装置1について誘電体基体7を適用した例を示したが、第1ないし第3実施例のアンテナ装置1についても、誘電体基体7を用いて、アンテナ装置の小型化等を図ることができることは勿論である。
その他の構成、作用及び効果は、上記第4実施例と同様であるので、その記載は省略する。
Claims (9)
- 筐体内の非グランド領域に配設された放射電極と、この放射電極の基端部に接続された給電部とを備え、筐体内のグランド領域を放射源の一部として用いるアンテナ装置であって、
上記放射電極の共振時に上記筐体内のグランド領域に流れる筐体電流の最大位置及び筐体電流の量を制御するための筐体電流制御回路を、上記放射電極と上記グランド領域との間に介在させ、
この筐体電流制御回路の一方端を、上記放射電極の途中部又は先端部のいずれかに接続すると共に、
筐体電流制御回路の他方端を、上記筐体内のグランド領域の縁部のうち上記放射電極側に位置する縁部に接続した、
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 上記筐体電流制御回路の他方端を、上記放射電極側に位置する縁部の両端部であるグランド領域の両角部の一方に接続した、
ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。 - 上記筐体電流制御回路は、インダクタである、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。 - 上記筐体電流制御回路は、インダクタとキャパシタとの直列回路,インダクタとキャパシタとの並列回路又はこれら直列回路と並列回路との組み合わせのいずれかである、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。 - 上記筐体電流制御回路の一方端を、上記放射電極の途中部に接続し、
容量値を制御電圧で変化可能な可変容量ダイオード等の可変容量素子を含むリアクタンス可変回路を、上記放射電極の上記途中部と給電部との間に介在させた、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 上記リアクタンス可変回路は、カソード側を向き合わせた状態で直列に接続され且つ上記制御電圧がカソード側に印加される1対の上記可変容量ダイオードを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。 - 低周波カット用コンデンサを、上記放射電極上の部位であって、上記筐体電流制御回路の一方端が接続された途中部とリアクタンス可変回路との間の部位に設けた、
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のアンテナ装置。 - 上記放射電極,筐体電流制御回路,リアクタンス可変回路及び低周波カット用コンデンサの全て又は一部を誘電体基体上に設けた、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のアンテナ装置を具備する、
ことを特徴とする無線通信機。
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