JP2006005756A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成で、偏波・放射パターンを変更でき、共振周波数も変更できるようにする。
【解決手段】 アンテナ装置は、導電性材料からなる有限地板1と、有限地板1上に給電点2をもつT字型アンテナ3と、T字型アンテナ3上に装荷される2つの可変インピーダンス回路4,5と、を備えている。T字型アンテナ3の分岐された2本の線状導体6,7にそれぞれ可変インピーダンス回路4,5を設けて、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを可変できるようにしたため、地板1に流れる電流も少なくなり、放射パターンと共振周波数を大きく切り替えることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 アンテナ装置は、導電性材料からなる有限地板1と、有限地板1上に給電点2をもつT字型アンテナ3と、T字型アンテナ3上に装荷される2つの可変インピーダンス回路4,5と、を備えている。T字型アンテナ3の分岐された2本の線状導体6,7にそれぞれ可変インピーダンス回路4,5を設けて、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを可変できるようにしたため、地板1に流れる電流も少なくなり、放射パターンと共振周波数を大きく切り替えることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、偏波を含む放射パターンを切替可能なアンテナ装置に関する。
給電点を切り替えるアンテナスイッチの切替により、X型の2直線の導体に沿った2偏波を切替可能なアンテナ装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−338783公報
この種の従来のアンテナ装置では、X型の2直線の導体それぞれが逆Fアンテナとして動作するため、主放射源は地板に垂直な導体である。このため、偏波の切替特性が小さくなるという問題がある。
また、従来のアンテナ装置では、偏波または放射パターンの切替に対して、アンテナの入力インピーダンスが変化しないこと、地板とアンテナを合わせた体積を小さくできないこと、有限地板からのアンテナの高さを低くできないこと等の問題があった。
本発明の目的は、簡易な構成で、偏波・放射パターンを変更でき、共振周波数も変更可能なアンテナ装置を提供することにある。
本発明は、給電点から見て2分岐された線状導体を有するアンテナと、前記2分岐された線状導体のそれぞれに装荷される2つの可変インピーダンス回路と、を備える。
本発明によれば、簡易な構成で、偏波・放射パターンを変更でき、共振周波数も変更できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。図1のアンテナ装置は、導電性材料からなる有限地板1と、有限地板1上に給電点2をもつT字型アンテナ3と、T字型アンテナ3上に装荷される2つの可変インピーダンス回路4,5と、を備えている。
図1は本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。図1のアンテナ装置は、導電性材料からなる有限地板1と、有限地板1上に給電点2をもつT字型アンテナ3と、T字型アンテナ3上に装荷される2つの可変インピーダンス回路4,5と、を備えている。
T字型アンテナ3は、給電点2から見て、2分岐された線状導体6,7を有し、各線状導体6,7にそれぞれ可変インピーダンス回路4,5が装荷されている。この2分岐された線状導体6,7は、直線形状でもよいし、図1のように途中で折れ曲がっていてもよい。また、必ずしも全体が線状である必要はなく、T字型アンテナ3の任意の箇所が板状、円柱状または角柱状でもよい。
可変インピーダンス回路4,5は、後に詳述するように、スイッチ、可変抵抗素子、可変容量素子および可変インダクタ素子の少なくとも一つを含んで構成される。可変インピーダンス回路4,5は、制御信号により、少なくとも2つのインピーダンスに可変可能な2端子回路である。可変インピーダンス回路4,5が、制御信号として所定のバイアス電圧を必要とする場合、例えば無線周波数の信号を阻止可能な十分に大きな値のインダクタ、または無線周波数の信号を阻止可能かつ可変インピーダンスに必要なバイアス電圧を供給可能な抵抗を介して、アンテナの先端および給電点2からバイアス電圧を供給すればよい。
図2は給電点2付近の構造を示す図である。アンテナ装置への給電は、同軸線やマイクロストリップラインなどを介して行われる。図2の例では、同軸線31で給電を行う例を示しており、同軸線31の外導体32は地板1に接続され、内導体33はT字型アンテナ3の端部に接続される。
次に、図1のアンテナ装置の動作を説明する。可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスは、バイアス電圧に応じて変化する。可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを変えることにより、T字型アンテナ3上の電流分布を可変でき、放射パターンを切り替えることができる。
T字型アンテナ3は、構造的に有限地板1上に流れる電流が少ないため、地板1を流れる電流の影響を受けるおそれがなくなり、放射パターンを大きく切り替えることができる。また、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを変えることにより、アンテナで送受される無線信号の共振周波数を可変させることもできる。
このように、第1の実施形態では、T字型アンテナ3の分岐された2本の線状導体6,7にそれぞれ可変インピーダンス回路4,5を設けて、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを可変できるようにしたため、地板1に流れる電流も少なくなり、放射パターンと共振周波数を大きく切り替えることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、T字型アンテナ3の2分岐された線状導体6,7を対称構造にするものである。
第2の実施形態は、T字型アンテナ3の2分岐された線状導体6,7を対称構造にするものである。
図3は本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。図3のアンテナ装置は、給電点2を通過して地板1に直交する平面Sに対して対称構造の線状導体6,7を有するT字型アンテナ3を備えている。各線状導体6,7には、図1と同様に可変インピーダンス回路4,5が平面Sに対して対称な位置に装荷されている。
可変インピーダンス回路4,5の一方のインピーダンスをZ1として他方のインピーダンスをZ2とする状態を状態Aとし、可変インピーダンス回路4,5の一方のインピーダンスをZ2として他方のインピーダンスをZ1とする状態を状態Bとしたときに、本実施形態では、状態A,Bを切り替える。
このように、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを切り替える際に、T字型アンテナ3全体としてのインピーダンスが同一になるようにインピーダンスを切り替えるため、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを切り替えても、T字型アンテナ3の入力インピーダンスは略一定になる。したがって、放射パターンが可変インピーダンス回路4,5のインピーダンス切替の影響を受けなくなる。
上述したように、第2の実施形態では、T字型アンテナ3の2分岐された線状導体6,7を対称構造にするため、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを切り替えても、T字型アンテナ3の入力インピーダンスは変化しなくなり、放射パターンがインピーダンス切替の影響を受けなくなることから、放射パターンを大きく変化させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、有限地板1を平面Sに対して対称構造にするものである。
第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、有限地板1を平面Sに対して対称構造にするものである。
図4は本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。図4のアンテナ装置は、基本的な構造は図3と同じであるが、有限地板1を平面Sに対して対称構造にしている点で図3と異なる。
有限地板1を平面Sに対して対称構造にすることにより、仮に有限地板1に電流が流れたとしても、その電流による影響を、T字型アンテナ3の2つの線状導体6,7で均等化することができる。したがって、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを切り替えても、アンテナ装置の入力インピーダンスはより変化しなくなる。
このように、第3の実施形態では、T字型アンテナ3の線状素子を平面Sに対して対称的に配置するだけでなく、有限地板1を平面Sに対して対称構造にするため、地板1に流れる電流による影響をより受けにくくなり、入力インピーダンスの変動をより抑制できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、T字アンテナの2分岐された線状導体6,7を地板1の縁に沿って、あるいは縁の外側に配置するものである。
第4の実施形態は、T字アンテナの2分岐された線状導体6,7を地板1の縁に沿って、あるいは縁の外側に配置するものである。
図5は本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。図5のアンテナ装置は、図1と同様に、T字型アンテナ3の2分岐された線状導体6,7上にそれぞれ可変インピーダンス回路4,5を設けている。これら線状導体6,7は、図1と異なり、有限地板1の縁に沿って、あるいは縁よりも外側に形成されている。
T字型アンテナ3は、上述したように、構造的に地板1上に電流が流れないが、まったく流れないわけでなく、多少は流れる。地板1に電流が流れると、T字型アンテナ3の線状導体6,7を流れる電流が地板1の電流の影響を受けてしまう。
一方、本実施形態のように、線状導体6,7を有限地板1の縁付近か、縁よりも外側に配置すると、仮に地板1に電流が流れても、線状導体6,7はその影響を受けなくなり、放射パターンも影響を受けなくなる。
このように、第4の実施形態では、T字型アンテナ3の2分岐された線状導体6,7を、有限地板1の縁に沿って、あるいは縁よりも外側に配置するため、線状導体6,7は有限地板1上を流れる電流の影響をまったく受けなくなり、良好な放射パターンが得られる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、マルチシステムに対応すべく、複数の周波数の無線信号を放射できるようにしたものである。
第5の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、マルチシステムに対応すべく、複数の周波数の無線信号を放射できるようにしたものである。
第5の実施形態のアンテナ装置は、図1と同様の構造をもつため、構造の説明は省略する。T字型アンテナ3の給電点2から見て2分岐された線状導体6,7の全長は周波数f1の半波長λ1/2程度に設定される。各線状素子の先端と対応する装荷位置との距離のうち長い方の長さは、周波数f2の半波長λ2/2程度に設定される。これら2つの線状導体6,7の各装荷位置間の長さは、周波数f3の半波長λ3/2程度に設定される。
本実施形態のアンテナ装置は、3種類の共振周波数f1,f2,f3を有する。したがって、可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを切り替えることにより、放射パターンを可変できるだけでなく、3種類の共振周波数の切替が可能になる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、T字型アンテナ3の2分岐された2つの線状導体6,7の全長を周波数f1の半波長λ1/2程度以上にするものである。
第6の実施形態は、T字型アンテナ3の2分岐された2つの線状導体6,7の全長を周波数f1の半波長λ1/2程度以上にするものである。
第6の実施形態のアンテナ装置も、図1と同様の構造をもつため、構造の説明は省略する。T字型アンテナ3の給電点2から見て2分岐された2つの線状導体6,7の全長は周波数f1の半波長λ1/2程度以上である。本実施形態では、第1の実施形態と同様に放射パターンと共振周波数を可変できるだけでなく、2分岐された線状導体6,7上に少なくとも2つ以上の電流ピークが現れる。このため、多様な放射パターンを得ることができ、マルチビームを形成可能である。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、T字型アンテナ3の代わりに、ダイポールアンテナを設けるものである。
第7の実施形態は、T字型アンテナ3の代わりに、ダイポールアンテナを設けるものである。
図6は本発明の第7の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。図6のアンテナ装置は、地板1上の給電点2,8から給電を受けるダイポールアンテナ10と、このダイポールアンテナ10の2本の線状導体6,7上に装荷される可変インピーダンス回路4,5とを備えている。
図7は図6の給電点2,8付近の構造を示す図である。図7では、ダイポールアンテナ10の一方の線状導体6,7に同軸線31の外導体32を接続し、他方の線状導体6,7に同軸線31の内導体33を接続している。
図6のアンテナ装置の動作は図1と基本的に同一であるため、説明を省略する。図6のアンテナ装置の場合、ダイポールアンテナ10上の電流が電波の主放射源であるため、第1の実施形態と同様に、放射パターンを可変できるとともに、共振周波数も可変できる。
(第8の実施形態)
第8の実施形態は、T字型アンテナ3やダイポールアンテナ10の代わりに、スロットアンテナを設けるものである。
第8の実施形態は、T字型アンテナ3やダイポールアンテナ10の代わりに、スロットアンテナを設けるものである。
図8は本発明の第8の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。有限地板1上の一部にコの字状の切り欠きが形成され、切り欠きの2箇所に可変インピーダンス回路4,5が接続され、これによりスロットアンテナ11が形成されている。
スロットアンテナ11では、切り欠きの長手方向に沿って発生される磁流M=E×n(Eは電界、nは地板1に垂直なベクトル)が電波の主放射源となる。可変インピーダンス回路4,5のインピーダンスを切り替えることにより、第1〜第7の実施形態と同様に、放射パターンと共振周波数を切り替えることができる。
スロットアンテナ11の場合、地板1と同じ高さにアンテナが形成されるため、第1〜第7の実施形態のいずれよりも低姿勢化を実現でき、スペースの限られている小型機器(例えば、携帯電話)などに適している。
(その他の実施形態)
上述した第1〜第8の実施形態で説明した可変インピーダンス回路4,5は、例えば図9のような回路で構成される。図9の可変インピーダンス回路4,5は、2端子間に直列接続されるキャパシタ素子C1およびFET12と、FET12のソース−ゲート間に直列接続されるインダクタ素子L1,L2、可変電圧源13およびインダクタ素子L1,L2とを有する。FET12のソースとドレインは互いに逆にしてもよい。
上述した第1〜第8の実施形態で説明した可変インピーダンス回路4,5は、例えば図9のような回路で構成される。図9の可変インピーダンス回路4,5は、2端子間に直列接続されるキャパシタ素子C1およびFET12と、FET12のソース−ゲート間に直列接続されるインダクタ素子L1,L2、可変電圧源13およびインダクタ素子L1,L2とを有する。FET12のソースとドレインは互いに逆にしてもよい。
図9のキャパシタ素子C1は、高周波信号は通すが、直流信号は遮断する。キャパシタ素子C1により、バイアス電圧がアンテナの給電点2側に供給されないようにする。可変電圧源13の出力電圧があるしきい値電圧を超えると、FET12がオンし、可変インピーダンス回路4,5は導通する。FET12がオフの間は可変インピーダンス回路4,5は無線信号を遮断する。このように、可変インピーダンス回路4,5は、高周波スイッチとして作用する。
インダクタ素子L1,L2は、無線信号を十分に遮断できるインダクタンスを持ち、可変インピーダンス回路4,5の2端子間を通過する無線信号が可変電圧源13の方向に流れるのを防止する。
なお、複数のFET12を用いたり、抵抗素子、インダクタ素子およびキャパシタ素子を追加してもよい。
図10は可変インピーダンス回路4,5の変形例を示す回路図である。図10の可変インピーダンス回路4,5は、FET12の代わりにダイオードD1を設けたものである。図10においても、可変電圧源13の出力電圧が所定電圧以上のときに、ダイオードD1は無線信号を伝達し、所定電圧未満であれば、ダイオードD1は無線信号を遮断する。
なお、図10では、キャパシタ側にダイオードD1のカソードを配置しているが、場合によっては、ダイオードD1の向きを逆にしてもよい。
ダイオードD1は、例えば、PINダイオードまたはバリキャップダイオードである。PINダイオードD1は、アノードとカソード間の電圧があるしきい値以上になるとオンし、しきい値未満になるとオフする高周波スイッチとして作用する。バリキャップダイオードD1は、アノード−カソード間に印加する負のバイアス電圧に応じて端子間容量が変化する高周波デバイスとして作用する。
図9および図10に示すように、可変インピーダンス回路4,5は、可変電圧源13を有する。可変電圧源13は、例えば電池等のバッテリで構成することもできるが、携帯電話等の小型のアンテナ装置の場合、内部にバッテリを設けることはできない。このような場合、可変インピーダンス回路4,5とは別個にバッテリを設けて、配線やパターンにより可変インピーダンス回路4,5にバイアス電圧を供給する必要がある。
図11は図1のアンテナ装置内の可変インピーダンス回路4,5にバイアス電圧を供給する方法の一例を示す図である。図11のアンテナ装置では、可変インピーダンス回路4,5から地板1の裏に向かってバイアス線を配置する。そして、地板1の裏から地板1の外部に伸びる電源経路を設ける。必要に応じて、地板1の裏面には、シールド用導体15を設けて、このシールド用導体の内部にバイアス線を配置してもよい。
図12は図11の可変インピーダンス回路4,5周辺の拡大図である。図12の可変インピーダンス回路4,5は図9と同様の回路で構成されている。図12に示すように、地板1上の基板に図9と同様の回路が形成され、可変インピーダンス回路4,5のバイアス線23,24は上の基板の端部からスルーホールを介して地板1上を這って外部に伝達される。
このように、バイアス線23,24は地板1の上下方向にも配置されるが、その長さは図12に示すように十分に短く、かつインダクタ素子L1,L2により無線周波数の信号が遮断されているため、バイアス線23,24がアンテナとして作用するおそれはない。また、有限地板1を這うバイアス線23,24が長いために無線信号が漏洩するような場合でも、シールド用導体を設けることで、バイアス線23,24上の無線信号を抑圧可能である。
図13は給電線路とバイアス線路を一体化したアンテナ装置を示す図である。図13のアンテナ装置は、地板1上の給電点2と、給電点2に接続されるループ状線路とを備えている。ループ状線路は、給電点2から上方に伸びて2分岐し、可変インピーダンス回路4,5とインダクタ素子L1,L2を通過して、地板1に接地されている。ループ状線路には、2つのキャパシタ素子C2,c3が並列に接続されている。
給電点2からは、無線信号と、可変インピーダンス回路4,5のバイアス電圧とが重畳して供給される。バイアス電圧は、直流電圧であるため、キャパシタ素子C1を通過しないで、インダクタ素子L1,L2を通過して可変インピーダンス回路4,5に供給される。また、無線信号は、交流信号であるため、キャパシタ素子C2,C3を通過して、接地線に流れる。
このように、図13のようなループ状線路を設ければ、バイアス線を別個に設けなくてすむため、回路構成を簡略化でき、かつアンテナと地板1を接続する線路が少なくなるため、生産性が向上する。
1 有限地板
2 給電点
3 T字型アンテナ
4,5 可変インピーダンス回路
6,7 線状導体
10 ダイポールアンテナ
2 給電点
3 T字型アンテナ
4,5 可変インピーダンス回路
6,7 線状導体
10 ダイポールアンテナ
Claims (8)
- 給電点から見て2分岐された線状導体を有するアンテナと、
前記2分岐された線状導体のそれぞれに装荷される2つの可変インピーダンス回路と、を備えることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記アンテナは、T字型アンテナまたはダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記2分岐された線状導体は、前記給電点を通過する平面に対して対称な形状およびサイズをもつことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
- 前記給電点は、導電性材料からなる地板上に設置され、
前記地板は、前記給電点を通過して前記地板に略直交する方向の平面に対して対称な形状およびサイズをもつことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記2分岐された線状導体はそれぞれ、前記地板の縁に沿って、あるいは該縁よりも外側に配置されることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
- 前記可変インピーダンス回路は、
高周波信号が通過する経路を遮断するか否かを切り替える切替回路と、
前記切替回路の切替制御のためのバイアス電源を供給するバイアス線路と、を有し、
前記バイアス線路は、前記可変インピーダンス回路から前記地板を貫通して前記地板の裏面に沿って配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記2分岐された線状導体のそれぞれに装荷されるインダクタ素子を備え、
前記2分岐された線状導体は、それぞれ対応する前記可変インピーダンス素子および前記インダクタ素子を介して前記地板上に接地されるループ状線路を形成し、
前記ループ状線路上に並列に接続されるキャパシタ素子をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記可変インピーダンス回路は、
高周波信号が通過する経路を遮断するか否かを切り替える切替回路を有し、
前記給電点は、前記アンテナから放射する高周波信号と、前記切替回路をオンするか否かを切り替えるバイアス電源とを供給することを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
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