JP2009180529A - 赤外線センサ、赤外線固体撮像装置及び赤外線センサの制御方法 - Google Patents

赤外線センサ、赤外線固体撮像装置及び赤外線センサの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電界効果トランジスタを感熱体に用いた赤外線センサにおいて、信号読み出しが容易で、信号処理回路の構成を容易にし、温度検出感度が高い赤外線センサを提供する。
【解決手段】基板上に、温度変化を電気信号の変化として出力する温度検出部を配置する。温度検出部は感熱体として電界効果トランジスタ(601)を含む。赤外線の検知動作時において、電界効果トランジスタはピンチオフ状態で動作するようにバイアスされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電界効果トランジスタを感熱体に用いたソース接地増幅回路を搭載した赤外線センサ及びその制御方法並びに赤外線センサを用いた赤外線固体撮像装置に関する。
従来の赤外線センサでは、サブスレッショルド領域で動作する電界効果トランジスタを感熱体に用いたソース接地増幅回路を搭載していた(例えば特許文献1参照)。
特開2006−258562号公報
上記のような従来の赤外線センサでは、電界効果トランジスタを感熱体に用いたソース接地増幅回路において、負荷と電界効果トランジスタの中点から出力する電圧の温度変化を向上するにあたり、電界効果トランジスタをサブスレッショルド領域で動作させていた。そのため、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間電流が温度に対して指数関数的に変化し、かつ、ソース-ドレイン間電流が少ないので、信号読み出しが困難であり、かつ、赤外線センサの温度検出感度が低いという課題があった。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、電界効果トランジスタを感熱体に用いた赤外線センサにおいて、信号読み出しが容易で、信号処理回路の構成を容易にし、温度検出感度が高い赤外線センサを提供することにある。
本発明に係る赤外線センサは、基板上に、温度変化を電気信号の変化として出力する温度検出部を配置する。温度検出部は感熱体として電界効果トランジスタを含む。赤外線の検知動作時において、電界効果トランジスタはピンチオフ状態で動作するようにバイアスされる。
本発明に係る赤外線センサの制御方法は、基板上に、温度変化を電気信号に変換する温度検出部を有し、温度検出部が感熱体として電界効果トランジスタを含む赤外線センサの制御方法である。その制御方法によれば、電界効果トランジスタをピンチオフ状態で動作させ、ピンチオフ状態で動作させて得られる出力信号を温度検知信号として出力する。
本発明によれば、電界効果トランジスタを感熱体に用いたソース接地増幅回路において、温度検知動作時に電界効果トランジスタをピンチオフ状態で動作させる。その結果、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間に流れる電流は温度に対してほぼ線形に変化し、かつ、出力電圧の温度変化はゲート-ソース間電圧に対して極大点を有する。よって、感熱体としての電界効果トランジスタをこのように動作させることで、信号読み出しが容易となる。さらに、出力電圧の温度変化を大きくすることができるため、信号処理回路の構成を容易にでき、温度検出感度が高い赤外線センサを提供できる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
1.赤外線固体撮像装置
最初に、本発明の実施の形態における赤外線センサを利用した赤外線固体撮像装置を説明する。図1に、赤外線固体撮像装置の斜視図を示す。赤外線固体撮像装置300は、基板301上に検出器503を複数個配列した検出器アレイ502と、各検出器503が出力した電気信号を処理して外部に出力する信号処理回路509とを備える。検出器503と信号処理回路509は、垂直信号線302および水平信号線303によって接続されている。なお、以下の実施の形態2〜5においても赤外線固体撮像装置の斜視図は図1に示すものと同じである。
図2は、1つの検出器503の平面図であって、わかりやすく説明するために、赤外線吸収量を増大させるための傘構造(後述)および保護膜は省略してある。
図3は、図2に示す検出器503をA−A線で切断したときの断面図である。検出器503は、検出部504と、基板301上に設けられた凹部506上で検出部504を中空に保持する支持脚505と、検出部504上に設置された傘構造507とを含む。検出部504には配線層304と感熱体である検知膜200が設置されている。支持脚505にも配線層304が設けられ、その配線層304により信号処理回路509と検知膜200とが電気的に接続されている。検知膜200は電界効果トランジスタで構成される。
本実施形態の赤外線センサは、検出器503(検知膜200)内の電界効果トランジスタと所定の負荷とで構成されるソース接地増幅回路で構成される。以下、本実施形態の赤外線センサについて詳述する。
2.赤外線センサ
本実施形態の赤外線センサは温度に応じて変化する電気信号を出力するものであって、検出器503に形成された電界効果トランジスタと抵抗等の負荷とで構成されるソース接地増幅回路(後述)を含む。図4(a)に、赤外線センサ、すなわち、それを構成するソース接地増幅回路の回路図を示す。ソース接地増幅回路は、電源とグランド間に接続された負荷704と電界効果トランジスタ601の直列回路を含む。電界効果トランジスタ601のみが検出部504上に形成され、負荷704や電源は検出部504以外の部分に形成される。ソース接地された電界効果トランジスタ601が感熱体である。
赤外線センサの撮像対象となる被写体が発した赤外線は、検出器アレイ502内の検出器503に入射し、それにより検出部504の温度が上昇する。このとき、温度変化に応じて検出部504内の検知膜200の電気特性が変化する。この検知膜200の電気特性の変化を信号処理回路509でセンサ毎に読み取って外部に出力することで、被写体の熱画像を得ることができる。基板301と検出部504は支持脚505によって接続されているので、支持脚505の熱コンダクタンスが小さいほど検出部504の温度変化が大きくなり、検出器503(赤外線センサ)の温度感度が高くなる。
ここで、図4(a)に示すソース接地増幅回路の温度感度について考察する。負荷704は抵抗素子であり、電界効果トランジスタ601がNMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである場合を考える。NMOSトランジスタの電流-電圧特性は、線形領域では式(1)で示され、飽和領域では式(2)で示される。
Figure 2009180529
Figure 2009180529
ここで、Idsはドレイン-ソース間電流、Wはゲート幅、Lはゲート長、μは移動度、Coxはゲート容量、Vgsはゲート-ソース間電圧、Vthはしきい値電圧、Vdsはドレイン-ソース間電圧である。
次式(3)が成り立つとき、NMOSトランジスタの動作状態は線形領域にあり、電流電圧特性は式(1)に従う。同様に、次式(4)が成り立つとき、NMOSトランジスタの動作状態は飽和領域にあり、電流電圧特性は式(2)に従う。
Figure 2009180529
Figure 2009180529
次式(5)は、式(3)の線形領域と式(4)の飽和領域の境界での状態を示し、式(5)で示される動作点をピンチオフ点、そのような状態をピンチオフ状態と呼ぶ。このときのドレイン電圧がピンチオフ電圧Vpsである。
Figure 2009180529
電源電圧をVdd、負荷抵抗値をR、信号処理回路509への出力電圧をVoutとすると、図4(a)に示すソース接地増幅回路において、以下の式(6)が成り立つ。
Figure 2009180529
式(6)の両辺を温度Tで微分すると、Voutの温度変化に関し次式(7)が得られる。
Figure 2009180529
式(7)に式(1)または式(2)を代入すると、以下の式(8)または式(9)が得られる。
Figure 2009180529
Figure 2009180529
上式において、βは電界効果トランジスタの利得定数である。なお、図4(a)の回路においてVout=Vdsであり、この関係を式(8)の導出に用いた。
式(1)または式(8)に式(5)を代入すると、それぞれ式(2)または式(9)を得る。すなわち、ピンチオフ点において、線形領域の式と飽和領域の式から得られる結果は同じとなる。
図5(a)に、Vth=0.7V、β=50μA/V2、R=20kΩ、Vdd=3Vとして、ソース接地増幅回路における出力電圧Voutの温度変化(dVout/dT)とゲート−ソース間電圧Vgsの関係を実際のデバイスを用いて測定した結果を示している。さらに、図5(a)には、式(8)および式(9)を用いて出力電圧Voutの温度変化(dVout/dT)とゲート−ソース間電圧Vgsの関係をシミュレーションした結果も示している。図5(a)において、式(8)を用いて求めた線形領域のグラフと、式(9)を用いて求めた飽和領域のグラフとの交点において、出力電圧Voutの温度変化の測定結果が最大になっている。すなわち、図4(a)に示した本実施の形態におけるソース接地増幅回路では、線形領域と飽和領域の境界であるピンチオフ点において、出力電圧Voutの温度変化(dVout/dT)が最大となる。
さらに、式(1)、式(2)、式(5)、式(6)、式(8)および式(9)より、Vddが高く、負荷抵抗Rが小さく、NMOSトランジスタのゲート電極幅W/長さL比が小さくなるほど、出力電圧Voutの温度変化(dVout/dT)が大きくなることが分かる。
以上より、図4(a)に示した本実施の形態の赤外線センサにおけるソース接地増幅回路では、従来のサブスレッショルド領域で動作する電界効果トランジスタを有するソース接地増幅回路(図4(b)参照)と異なり、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間電流Idsが温度に対してほぼ線形に変化し、かつ、出力電圧Voutの温度変化(dVout/dT)がゲート-ソース間電圧Vgsに対して極大点をもつ。よって、信号読み出しが容易であり、かつ、出力電圧の温度変化を大きくすることができる。その結果、従来よりも、信号処理回路の構成を簡単にでき、かつ、温度検出感度が高い赤外線センサを実現することができる。
なお、本実施の形態においては、感熱体である電界効果トランジスタとしてN型MOSトランジスタを用いて説明したが、P型MOSトランジスタを用いても同様の議論が成り立つことは言うまでも無い。なお、電界効果トランジスタとしてP型MOSトランジスタを用いた場合、図4(c)に示すような回路構成となる。
次に、負荷704が定電流源の場合について検討する。
理想的な定電流源は、外部のインピーダンスに関係無く一定の電流を供給し、かつ、内部のインピーダンスが無限大である。そのため、負荷704が理想的な定電流源の場合、負荷704が抵抗の場合の式(1)から式(6)までは同様に成り立つが、式(7)から式(9)までにおいては、R→∞、かつ、dIds/dT→0として考える必要がある。このとき、出力電圧Voutの温度変化とゲート−ソース間電圧Vgsの関係は、図5(b)に示すようなデルタ関数の特性を示す。
ただし、現実のデバイスにおいては、理想的な定電流源ではなく、理想に近い定電流源を用いざるを得ない場合が多い。理想に近い定電流源は、外部のインピーダンスに影響されて若干変動するもののほぼ一定の電流を供給し、かつ、内部のインピーダンスがかなり大きいが有限である。そのため、負荷704が理想に近い定電流源の場合、負荷704が抵抗の場合の式(1)から式(6)までは、同様に成り立つが、式(7)から式(9)までにおいては、Rが非常に大きく、かつ、dIds/dTが充分に小さいものとして考える必要がある。このとき、Voutの温度変化とVgsの関係は、図5(c)に示すように、図5(b)のデルタ関数の特性を鈍らせた特性を持つ。
よって、前述の説明では、負荷704を抵抗素子としたが、負荷704が定電流源の場合でも同様の議論が成り立つことが理解できる。
3. 赤外線センサの製造方法
図6を参照して、本実施の形態における赤外線センサの検出器503の製造方法を説明する。図6に、各製造工程における赤外線センサの断面構造の変化を示す。
最初に、基板301として、シリコン支持基板400上に、シリコン酸化膜層401、シリコン層402を順次積層した、いわゆるSOI基板を準備する(図6(a)参照)。次に、LOCOS分離法もしくはトレンチ分離法によって、所定の位置に分離酸化膜305を形成する(図6(b)参照)。次に、図1で示した信号処理回路509(図6には図示せず)および検出器アレイ502を形成する領域の、シリコン支持基板400もしくはシリコン層402に不純物を注入し、ダイオード、電界効果トランジスタ(感熱体200)、容量等を形成する(図6(c)参照)。次に、全面に絶縁膜306を堆積する(図6(d)参照)。次に、配線層304を形成する(図6(e)参照)。そして、絶縁膜306上に保護膜を形成し、続いて、絶縁膜の所定の位置にエッチング孔508を開口し、例えばシリコンから成る犠牲層308を堆積する。次に、傘構造507を形成する(図6(f)参照)。最後に、エッチング孔508から、例えばフッ化キセノンなどのエッチャントを導入して、犠牲層308を除去し、シリコン支持基板400の内部に凹部506を形成する(図6(g)参照)。このようにして、絶縁膜から成る支持脚505によって凹部506内で中空に支持された検出部504および傘構造507を備える赤外線センサを完成する。なお、上記の製造方法は以下の実施の形態に対しても同様に適用できる。
実施の形態2.
赤外線センサの別の構成例を示す。なお、本実施の形態の赤外線センサについても図1に示した赤外線固体撮像素子への適用が可能である。本実施の形態において検出器503の平面図、断面図はそれぞれ図2、図3に示したものと同じであり、赤外線センサの温度検出原理も実施の形態1で説明したものと同じである(以下の実施形態でも同様)。
図7(a)に、本実施の形態の赤外線センサを構成するソース接地増幅回路の回路図を示す。ソース接地された電界効果トランジスタ601が感熱体である。この点は実施の形態1のものと同じであるが、本実施の形態では、電界効果トランジスタ601がダイオード接続されている点(ゲートとドレインが接続されている点)が実施の形態1と異なる。
ここで、図7(a)に示すソース接地増幅回路の温度感度について定性的に考察する。負荷704が抵抗素子であって、電界効果トランジスタ601がNMOSトランジスタの場合を考える。NMOSトランジスタの電流−電圧特性は実施の形態1で示したように線形領域では式(1)、飽和領域では式(2)で表わされる。
信号処理回路509への出力電圧Voutの温度変化すなわち温度感度を最大とするために、NMOSトランジスタをピンチオフ点で動作させる方法を考える。NMOSトランジスタはダイオード接続されているので、以下の式(10)が成り立つ。
Figure 2009180529
ダイオード接続時の条件式(10)とピンチオフ点の条件式(5)とを参照すると、NMOSトランジスタではVth>0であるから、飽和領域の条件式(4)が満たされる。そのため、ダイオード接続のとき、NMOSトランジスタの動作状態は常に飽和領域にあり、電流−電圧特性は式(2)で、出力電圧Voutの温度変化(dVout/dT)は式(9)でそれぞれ得られる。このとき、図5(a)に示すグラフおよび式(9)より、しきい値電圧Vthがゲート−ソース間電圧Vgsに比べて小さくなるにつれ、NMOSトランジスタの動作点がピンチオフ点に近づき、出力電圧Voutの温度変化が大きくなっていく。すなわち、ゲート−ソース間電圧Vgsがしきい値電圧Vthに比べて充分大きいとき、ダイオード接続時の条件式(10)とピンチオフ点の条件式(5)がほぼ等しくなり、出力電圧Voutの温度変化が最大となる。ゲート−ソース間電圧Vgsがしきい値電圧Vthに比べて充分大きくするためには、ゲート−ソース間電圧Vgsをしきい値電圧Vthに対して増加させるか、または、しきい値電圧Vthを接地電位(0V)に近づければよい。
本実施形態では、式(5)においてしきい値電圧Vthを0と見なせる程度に、ゲート−ソース間電圧Vgsがしきい値電圧Vthに比べて充分大きくなるように、ゲート−ソース間電圧Vgsとしきい値電圧Vthとの間の関係を調整する。ここで、充分大きいとは、例えば、ゲート−ソース間電圧Vgsに対するしきい値電圧Vthの比が1/100以下になるような両電圧間の関係をいう。
ゲート−ソース間電圧Vgsがしきい値電圧Vthに比べて充分大きければ、出力電圧Voutの温度変化(温度感度)が最大となる。本実施形態では、温度変化により出力電圧Voutすなわちゲート−ソース間電圧Vdsが変化しても、ドレイン−ゲート間のフィードバックによってゲート−ソース間電圧Vgsが自動的に調整されるので、電界効果トランジスタ601はピンチオフ状態を継続することができ、温度感度を維持できる。これに対して、実施の形態1においては、ゲート−ソース間電圧Vgsを、温度感度が最大となるように調節しながら外部から供給する必要がある。
以上より、図7(a)に示した本実施の形態の赤外線センサにおいて温度検出に用いるソース接地増幅回路では、従来のサブスレッショルド領域で動作する電界効果トランジスタを有するソース接地増幅回路と異なり、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間電流が温度に対してほぼ線形に変化し、かつ、出力電圧の温度変化がゲート-ソース間電圧に対して極大点をもつ。このため、信号読み出しが容易となり、かつ、出力電圧の温度変化を大きくすることができる。その結果、従来よりも信号処理回路の構成を簡単にでき、温度検出感度が高い赤外線センサを提供することができる。
本実施の形態においては、MOSトランジスタがN型の場合を示したが、P型についても同様の議論が成り立つことは言うまでも無い。PMOSの場合、図7(b)に示す回路構成となる。さらに、本実施の形態においては、負荷704が抵抗素子の場合を示したが、負荷704が定電流源の場合も、実施の形態1の場合と同様のことが言える。
実施の形態3.
図8(a)に、本実施の形態の赤外線センサを構成するソース接地増幅回路の回路図を示す。ソース接地された電界効果トランジスタ601が感熱体である。この点は実施の形態1のものと同じである。本実施の形態では、実施の形態2と同様に、電界効果トランジスタ601がダイオード接続されているが、電界効果トランジスタ601のドレイン-ゲート間に降圧回路602を配置している点が実施の形態2と異なる。
降圧回路602は、ノードBの電圧を、ノードAの電圧から電圧Vthだけ降圧させた電圧に制御する。この降圧回路602を配置することで、ピンチオフ点の条件式(5)が満たされる。そのため、図8(a)に示す本実施の形態におけるソース接地増幅回路は、図7(a)に示す実施の形態2におけるソース接地増幅回路と等価となり、温度変化に対する動作も同じとなる。さらに、温度変化により出力電圧Voutすなわちドレインーソース間電圧Vdsが変化しても、ドレイン−ゲート間のフィードバックによってゲート−ソース間電圧Vgsが自動的に調整されるので、電界効果トランジスタ601はピンチオフ状態を継続することができる。
以上より、図8(a)に示した本実施の形態の赤外線センサにおいて温度検出に用いるソース接地増幅回路では、従来のサブスレッショルド領域で動作する電界効果トランジスタを有するソース接地増幅回路と異なり、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間電流が温度に対してほぼ線形に変化し、かつ、出力電圧の温度変化がゲート-ソース間電圧に対して極大点をもつ。よって、信号読み出しが容易であり、かつ、出力電圧の温度変化を大きくすることができる。その結果、従来よりも信号処理回路の構成を簡単にでき、かつ、温度検出感度が高い赤外線センサを提供することができる。
降圧回路602として、例えば、図9(a)に示す、ダイオード接続したNMOSトランジスタ703とスイッチ705とを含む回路を用いることができる。図9中のノードAおよびBがそれぞれ、図8(a)中のノードAおよびBに接続される。図9(a)において、スイッチ705を閉じると、NMOSトランジスタ703のドレイン電位(ノードAの電位)は、式(3)を満たすようにリセットされる。その後、スイッチ705を切断すると、式(5)を満たすピンチオフ状態になるまで、図9(a)のNMOSトランジスタ703のソース-ドレイン間に電流が流れる。その結果、図9(a)中のノードAの電位は(Vds+Vth)に、また、ノードBの電位はVdsとなる。降圧回路602では、ノードAからノードBへの向きに、Vthだけ電圧降下する。ただし、スイッチ705を切断した状態では、ノードAの電位は降下することはあっても上昇することはない。そのため、出力電圧Voutの読み出し前には、スイッチ705を導通させることにより、ノードAの電位が式(3)を満たすようにリセットする必要がある。
ところで、降圧回路602のトランジスタ703および電界効果トランジスタ601が、ともにダイオード接続したNMOSトランジスタの場合、その降圧回路602のトランジスタ703および電界効果トランジスタ601の双方とも、凹部506上で中空に保持された検出部504上に配置することにより、しきい値電圧の温度変化を同じにできる。これにより、周囲の環境温度が変動しても、電界効果トランジスタ601のしきい値電圧の温度変化に追随して、降圧回路602での電圧降下も温度変化するので、電界効果トランジスタ601はピンチオフ状態を継続することができる。降圧回路602、および、電界効果トランジスタ601を配置する検出部504は、同一であっても別々であってもよい。
本実施の形態においては、MOSトランジスタがN型の場合を示したが、P型についても上記と同様の議論が成り立つことは言うまでも無い。PMOSの場合、図8(b)の回路構成となる。降圧回路602として、例えば、図9(b)のように、ダイオード接続されたPMOSトランジスタ703およびスイッチ705とからなる回路を用いることができる。
さらに、本実施の形態においては、負荷704が抵抗素子の場合を示したが、負荷704が定電流源の場合も、実施の形態1と同様の議論が成り立つ。
実施の形態4.
図10(a)に、本実施の形態の赤外線センサを構成するソース接地増幅回路の回路図を示す。ソース接地された電界効果トランジスタ601が感熱体である。この点は実施の形態1と同じである。
本実施の形態においては、電界効果トランジスタ601がダイオード接続されており、しきい値電圧Vthに比べて充分大きいゲート−ソース間電圧Vgsを印加する点は実施の形態2と同じであるが、電界効果トランジスタ601のドレイン-ゲート間にバッファ603を配置している点が実施の形態2と異なる。バッファ603は例えば2段のCMOSインバータや出力を反転入力端子に接続したオペアンプ等で構成される。
上記構成により、ピンチオフ点の条件式(5)が満たされる。よって、図10(a)に示す本実施の形態におけるソース接地増幅回路は、図7(a)に示す実施の形態2におけるソース接地増幅回路と等価となり、温度変化に対する動作も同じとなる。さらに、温度変化により出力電圧Voutすなわちドレイン−ソース間電圧Vdsが変化しても、バッファ603を介したドレイン−ゲート間のフィードバックによってゲート-ソース間電圧Vgsが自動的に調整される。このため、電界効果トランジスタ601はピンチオフ状態を継続することができる。
ただし、本実施形態では、バッファ603により電界効果トランジスタ601のドレイン−ソース間電圧Vdsをフィードバックする際には、ソース接地増幅回路ではなく、バッファ603が電力を供給する。そのため、ドレイン−ゲート間のフィードバック動作が、出力電圧Voutの温度変化および雑音電圧に与える影響を低減できる。
以上より、図10(a)に示した本実施の形態の赤外線センサにおいて、温度検出に用いるソース接地増幅回路では、従来のサブスレッショルド領域で動作する電界効果トランジスタを有するソース接地増幅回路と異なり、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間電流が温度に対してほぼ線形に変化し、かつ、出力電圧の温度変化がゲート-ソース間電圧に対して極大点をもつ。このため、信号読み出しが容易であり、かつ、出力電圧の温度変化を大きくすることができる。その結果、従来よりも信号処理回路の構成を簡単にでき、かつ、温度検出感度が高い赤外線センサを提供することができる。
本実施の形態において、ゲート-ソース間電圧Vgsをしきい値電圧Vthに比べて充分大きくする代わりに、図11(a)に示すように、実施の形態3の降圧回路602を組み込むこともできる。この場合、実施の形態3と同様、降圧回路602として、例えば図9(a)に示す回路を用いることができる。
本実施の形態においては、MOSトランジスタがN型の場合を示したが、P型についても同様の議論が成り立つことは言うまでも無い。PMOSの場合、図10(b)に示す回路構成となる。さらに、図11(b)に示すように、ゲート-ソース間電圧Vgsをしきい値電圧Vthに比べて充分大きくする代わりに、実施の形態3の降圧回路602を組み込むこともできる。この場合、実施の形態3と同様、降圧回路602として、例えば図9(b)に示す回路を用いることができる。
さらに、本実施の形態においては、負荷704が抵抗素子の場合を示したが、負荷704が定電流源の場合も、実施の形態1と同様の議論が成り立つ。
実施の形態5.
図12(a)に、本実施の形態の赤外線センサを構成するソース接地増幅回路の回路図を示す。ソース接地された電界効果トランジスタ601が感熱体である。この点は実施の形態1のものと同じである。
本実施の形態においては、実施の形態2と同様に、電界効果トランジスタ601がダイオード接続され、かつ、しきい値電圧Vthに比べて充分大きいゲート−ソース間電圧Vgsが印加される。しかし、電界効果トランジスタ601のドレイン-ゲート間にスイッチ705を配置した点、及び、電界効果トランジスタ601のゲート電極に容量706が接続されている点が実施の形態2と異なる。
図12(a)において、スイッチ705を閉じて電界効果トランジスタ601のドレイン-ゲート間を接続すると、ピンチオフ点の条件式(5)が満たされる。そのため、図12(a)に示す本実施の形態のソース接地増幅回路は、図7(a)に示す実施の形態2のソース接地増幅回路と等価となり、温度変化に対する動作も同じとなる。さらに、温度変化により出力電圧Voutすなわちドレイン−ソース間電圧Vdsが変化しても、ドレイン-ゲート間のフィードバックによってゲート−ソース間電圧Vgsが自動的に調整されるので、電界効果トランジスタ601はピンチオフ状態を継続することができる。
次に、図12(a)において、スイッチ705を開放すると、ドレイン-ゲート間のフィードバックが行われない。すなわち、温度変化により出力電圧Voutすなわちドレイン−ソース間電圧Vdsが変化しても、容量706によってゲート-ソース間電圧Vgsが一定に保持される。ドレイン−ゲート間のフィードバックは、出力電圧Voutの温度変化を減じるようにゲート−ソース間電圧Vgsを調整するため、スイッチ705を開放することにより、ゲート-ソース間電圧Vgsを一定に保持し、出力電圧Voutの温度変化を大きくすることができる。
そのため、出力電圧Voutの読み出し前にスイッチ705を開放し、出力電圧Voutの読み出し後にスイッチ705を閉じることで、ピンチオフ状態の継続と、ゲート-ソース間電圧Vgsの保持による出力電圧Voutの温度変化の増大が達成できる。
以上より、図12(a)に示した本実施の形態の赤外線センサにおいて、温度検出に用いるソース接地増幅回路では、従来のサブスレッショルド領域で動作する電界効果トランジスタを有するソース接地増幅回路と異なり、電界効果トランジスタのソース-ドレイン間電流が温度に対してほぼ線形に変化し、かつ、出力電圧の温度変化がゲート-ソース間電圧に対して極大点をもつ。このため、信号読み出しが容易であり、かつ、出力電圧の温度変化を大きくすることができる。その結果、従来よりも信号処理回路の構成を簡単にでき、かつ、温度検出感度が高い赤外線センサを提供することができる。
本実施の形態のソース接地増幅回路において、図13(a)のように、ゲート−ソース間電圧Vgsをしきい値電圧Vthに比べて充分大きくする代わりに、実施の形態3で示した降圧回路602を組み込むこともできる。実施の形態3と同様、降圧回路602として、例えば図9(a)に示すような回路を用いることができる。また、本実施の形態において、図14(a)に示すように、実施の形態4のバッファ603を配置することもできる。さらに、本実施の形態においては、図14(b)のように、降圧回路602およびバッファ603を共に配置することもできる。
本実施の形態においては、MOSトランジスタがN型の場合を示したが、P型についても同様の議論が成り立つことは言うまでも無い。PMOSの場合、図12(b)に示す回路構成となる。この場合、さらに、図13(b)のように、ゲート−ソース間電圧Vgsをしきい値電圧Vthに比べて充分大きくする代わりに、実施の形態3の降圧回路602を組み込むこともできる。降圧回路602として、例えば図9(b)に示すような回路を用いることができる。また、図15(a)に示すように、図12(b)に示す回路構成において実施の形態4のバッファ603を配置することもできる。さらに、図15(b)のように、降圧回路602およびバッファ603を共に配置することもできる。
また、本実施の形態においては、負荷704が抵抗素子の場合を示したが、負荷704が定電流源の場合も、実施の形態1と同様の議論が成り立つ。
実施の形態1〜5における赤外線センサにおいて、図16に示すように、赤外線吸収量を増大させるための傘構造507を設けなくても良い。傘構造507がなくとも、同様の効果が得られることは言うまでもない。傘構造507がない場合は、赤外線センサの製造方法図6において、図6(f)で、エッチング孔508を開口するが、犠牲層308を堆積せず、傘構造507を形成しない。この場合、図6(g)は図16で読み替えられる。
また、実施の形態1〜5において、感熱体として用いる電界効果トランジスタ601はMOSFETに限らず、JFET(Junction FET)またはMESFET(MEtal Semiconductor FET)であってもよい。
また、実施の形態1〜5において、赤外線センサは、図2および図3に示すように、非冷却型の赤外線固体撮像装置などのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスで用いられる中空構造を有する場合を説明したが、通常の半導体装置で用いられる非中空構造を有する赤外線センサの場合にも本発明の思想が適用できることは言うまでもない。
また、実施の形態1〜5では、図1に示すように赤外線センサをアレイ型に配置した例を示したが、赤外線センサを1つのみ設置した単デバイス構成の場合にも、本発明の思想が適用できることは言うまでもない。
さらに、実施の形態1〜5における赤外線センサにおいて、負荷に加わる電圧(すなわちIds×R)を大きくすることで温度感度を向上できる。また、dβ/dTおよびdVth/dTは共に負であるから、電界効果トランジスタの利得定数βを小さくすることで、温度感度を向上できる。これらのことは式(8)及び式(9)から明らかである。
発明の実施の形態1における赤外線固体撮像装置の斜視図である。 発明の実施の形態1における赤外線センサの検出器の平面図である。 発明の実施の形態1における赤外線センサの検出器の断面図である。 (a)実施の形態1の赤外線センサにおけるソース接地増幅回路の回路図、(b)従来の赤外線センサのソース接地増幅回路の回路図、及び(c)実施の形態1における赤外線センサのソース接地増幅回路(別の例)の回路図である。 実施の形態1におけるソース接地増幅回路の出力電圧の温度特性を示す図である((a)負荷が抵抗素子の場合、(b)負荷が理想的な低電流源の場合、(c)負荷が現実の低電流源の場合)。 実施の形態1における赤外線センサの製造工程を説明した図である。 本発明の実施の形態2の赤外線センサにおける、ダイオード接続された電界効果トランジスタを有する温度検出に用いるソース接地増幅回路図である。 本発明の実施の形態3の赤外線センサにおける、電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間に降圧回路が挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 本発明の実施の形態3の赤外線センサにおける降圧回路の回路図である。 本発明の実施の形態4の赤外線センサにおける、電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間にバッファが挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 本発明の実施の形態4の赤外線センサにおける、電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間に降圧回路及びバッファが挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 本発明の実施の形態5の赤外線センサにおける、電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間にスイッチが挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 本発明の実施の形態5の赤外線センサにおける、電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間にスイッチと降圧回路が挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 (a)本発明の実施の形態5の赤外線センサにおける、N型電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間にスイッチとバッファが挿入されたソース接地増幅回路の回路図、及び(b)さらにドレイン−ゲート間に降圧回路が挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 (a)本発明の実施の形態5の赤外線センサにおける、P型電界効果トランジスタのドレイン−ゲート間にスイッチとバッファが挿入されたソース接地増幅回路の回路図、及び(b)さらにドレイン−ゲート間に降圧回路が挿入されたソース接地増幅回路の回路図である。 実施の形態1〜5における傘構造がない赤外線センサの断面図である。
符号の説明
200 検知膜、300 赤外線固体撮像装置、301 基板、302 垂直信号線、303 水平信号線、304 配線層、305 分離酸化膜、306 絶縁膜、308 犠牲層、400 シリコン支持基板、401 シリコン酸化膜層、402 シリコン層、502 検出器アレイ、503 検出器、504 検出部、505 支持脚、506 凹部、507 傘構造、508 エッチング孔、509 信号処理回路、601 電界効果トランジスタ、602 降圧回路、603 バッファ、704 負荷、705 スイッチ、706 容量

Claims (12)

  1. 基板上に、温度変化を電気信号の変化として出力する温度検出部を配置し、
    前記温度検出部は感熱体として電界効果トランジスタを含み、
    赤外線の検知動作時において、前記電界効果トランジスタはピンチオフ状態で動作するようにバイアスされる、
    ことを特徴とする赤外線センサ。
  2. 前記電界効果トランジスタは所定の負荷と接続されてソース接地増幅回路を構成することを特徴とする請求項1記載の赤外線センサ。
  3. 前記電界効果トランジスタのドレインとゲートが短絡され、前記電界効果トランジスタのゲート-ソース間電圧が前記電界効果トランジスタのしきい値電圧よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載の赤外線センサ。
  4. 前記電界効果トランジスタのゲートとドレイン間に、ドレインの電圧をゲートの電圧から所定電圧だけ低い電圧に設定する降圧回路を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の赤外線センサ。
  5. 前記降圧回路は電界効果トランジスタとスイッチ回路を含み、降圧回路に含まれる電界効果トランジスタは、そのドレインとゲートが短絡され、前記温度検出部の感熱体としての電界効果トランジスタと同じしきい値電圧を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の赤外線センサ。
  6. 前記温度検出部は前記基板上において中空に支持され、前記降圧回路は、前記温度検出部内に形成されたことを特徴とする請求項4記載の赤外線センサ。
  7. 前記温度検出部の感熱体としての電界効果トランジスタのゲートとドレイン間にバッファを配置したことを特徴とする請求項3または4記載の赤外線センサ。
  8. 前記温度検出部の感熱体としての電界効果トランジスタのゲートとドレイン間にスイッチを配置し、さらに、前記温度検出部の感熱体としての電界効果トランジスタのゲートに容量素子が接続されたことを特徴とする請求項3、4、または7に記載の赤外線センサ。
  9. 赤外線センサの検出感度を上げるために前記負荷に加わる電圧を増加させることを特徴とする請求項2に記載の赤外線センサ。
  10. 赤外線センサの検出感度を上げるために、前記温度検出部の電界効果トランジスタの利得定数を減少させることを特徴とする請求項2ないし9のいずれか1つに記載の赤外線センサ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の赤外線センサを複数個配置されて構成される検出器アレイと、
    各赤外線センサからの出力信号を読み出す信号読み出し回路と
    を備えたことを特徴とする赤外線固体撮像装置。
  12. 基板上に、温度変化を電気信号に変換する温度検出部を有し、前記温度検出部が感熱体として電界効果トランジスタを含む赤外線センサの制御方法であって、
    前記電界効果トランジスタをピンチオフ状態で動作させ、ピンチオフ状態で動作させて得られる出力信号を温度検知信号として出力する、
    ことを特徴とする赤外線センサの制御方法。
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