JP2009180288A - 自動変速機のニュートラル制御装置 - Google Patents

自動変速機のニュートラル制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動変速機の自動ニュートラル制御において、トルクコンバータの入力側と出力側との差回転速度が大きく変動して、この差回転速度を目標差回転速度に収束させることが困難と判定した場合であっても、差回転速度を目標差回転速度に収束させることができるようにする。
【解決手段】セレクトレバーがDレンジ等の走行レンジにセットされている状態で自動ニュートラル条件が成立と判定した場合(S11)、エンジン回転速度Neとタービン回転速度Ntとの差分からトルクコンバータ2の入力側と出力側との差回転速度Netを算出し(S13)、この差回転速度Netが定常領域Ntg±Nwから外れてハンチングを起こした場合、目標差回転速度Ntgをスキップ量αで増加させて(S23)、定常領域Ntg±Nwに差回転速度Netを収めるようにし、差回転ハンチングを目標差回転速度Ntgに収束させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、セレクトレバーが走行レンジにセットされていても、ニュートラル条件が成立したときは流体伝達機構から変速部への動力伝達を制限して擬似的なニュートラル状態を形成する自動変速機のニュートラル制御装置に関する。
車両に搭載されている自動変速機には、エンジンからの駆動力が、流体伝達機構の一例であるトルクコンバータを介して入力される。車両が停車している状態では、自動変速機の出力軸の回転は停止しているが、エンジンはアイドル状態にあるため、自動変速機に若干の駆動力が伝達されて、いわゆる引きずりトルクが発生する。
この引きずりトルクはエンジン負荷となり燃費悪化を招くため、最近では、セレクトレバーが走行レンジ(例えばDレンジ)にセットされている場合であっても、一定条件下では擬似的なニュートラル状態を形成する、ニュートラル制御装置が種々提案されている。
一般に、この種の擬似的なニュートラル制御は、前進クラッチ(発進時に利用される変速段を形成するためのクラッチ)の油圧を下げ、自動変速機の出力軸(停車状態では回転が停止している)と入力軸との間で、前進クラッチをスリップさせることで実現する。
又、この前進クラッチの締結力は、トルクコンバータの入力側回転速度(エンジン回転速度)とトルクコンバータの出力側回転速度(自動変速機の入力軸回転速度)との差回転が所定の差回転になるようにフィードバック制御することで、前進クラッチの締結不足による再発進時のタイムラグや、急激に締結されることにより発生する発進ショック等を防止し、且つ、停車中のトルクコンバータに発生する引きずりトルクによるトルクロスを低減させて、燃費を改善するようにしている。
しかし、このようなニュートラル制御では、作動油の温度、劣化等、様々な要因によって、前進クラッチの摩擦力が変動し易く、同様に、トルクコンバータの引きずりトルクも変動しやすい。従って、これらの変動により、トルクコンバータの入力側回転速度と出力側回転速度との差回転速度を、目標差回転速度に収束させることが困難となる場合がある。
この対策として、特許文献1(特開平5-52253号公報)には、エンジン回転速度の変動を検出したとき、エンジンストールを防止するためにニュートラル制御を禁止する技術が開示されている。
又、特許文献2(特開平7-293687号公報)には、差回転速度が変化したときに前進クラッチ油圧を低く設定する技術が開示されている。
特開平5-52253号公報 特開平7-293687号公報
エンジン回転変動には様々な要因が考えられるが、特許文献1に開示されている技術では、その全ての状況でニュートラル制御を禁止しているため、トルクコンバータの引きずりトルクを低減する機会が減少し、燃費改善が実質的に困難となってしまう。
又、特許文献2に開示されている技術では、前進クラッチの油圧を低下させて締結力を下げようとした場合、クラッチ面圧と摩擦係数とのバラツキ等による外乱の影響が相対的に大きく作用し、差回転速度の変動が増長されてしまう。その結果、当該文献に開示されている技術では、前進クラッチの伝達トルクが解放に近い状態(クラッチトルク≒0)になるまで油圧を低下させないと、差回転速度による変動を完全に吸収することができなくなってしまう可能性がある。その結果、再発進時の前進クラッチの締結不足によるタイムラグや、前進クラッチが急激に締結されることにより発生する発進ショック等を有効に回避することが困難となってしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、流体伝達機構の入力側回転速度と出力側回転速度との差回転速度が大きく変動して目標差回転速度に収束させることが困難と判定した場合であっても、ニュートラル状態を完全に禁止することなく、差回転速度を目標差回転速度に収束させることを可能として、燃費悪化を抑制することのできる自動変速機のニュートラル制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、セレクトレバーが走行レンジにセットされている状態を検出する走行レンジ検出手段と、エンジンの駆動力をトルク増幅して変速部へ伝達する流体伝達機構と、前記流体伝達機構の入力側回転速度を検出する入力側回転速度検出手段と、前記流体伝達機構の出力側回転速度を検出する出力側回転速度検出手段と、前記流体伝達機構と前記変速部との間に介装されて該流体伝達機構と該変速部との間の動力伝達を調整する摩擦係合手段と、予め設定されているニュートラル条件が成立した場合、前記摩擦係合手段をスリップさせて擬似的なニュートラル状態を形成する圧力制御手段とを備える自動変速機のニュートラル制御装置において、前記圧力制御手段が、前記ニュートラル条件が成立したか否かを判定するニュートラル条件判定手段と、前記ニュートラル条件判定手段でニュートラル条件が成立したと判定したとき、前記入力側回転速度検出手段で検出した前記入力側回転速度と前記出力側回転速度検出手段で検出した前記出力側回転速度との差分から差回転速度を算出する差回転速度算出手段と、前記流体伝達機構の入力側と出力側との速度比とアイドル回転速度とに基づいて設定する基本目標差回転速度を中心とする定常領域から前記差回転速度が外れた場合、該基本目標差回転速度を前記差回転速度が収まる方向へ補正して新たな目標差回転速度を設定する目標差回転速度設定手段と、前記目標差回転速度設定手段で補正した前記目標差回転速度に基づいて前記摩擦係合手段に対するスリップ圧力を設定して擬似的なニュートラル状態を形成する圧力設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、流体伝達機構の入力側回転速度と出力側回転速度との差回転速度が、定常領域から外れた場合、この定常領域の中心値を示す目標差回転速度を、変動の生じている差回転速度側へ補正することで、この差回転速度が目標差回転速度に収まるようにしたので、流体伝達機構の入力側回転速度と出力側回転速度との差回転速度が大きく変動して、当該差回転速度を目標差回転速度に収束させることが困難と判定した場合であっても、ニュートラル状態を完全に禁止することなく、差回転速度を目標差回転速度に収束させることが可能となる。又、ニュートラル制御が継続されるため燃費悪化を抑制することもできる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に車両駆動系の概略構成図を示す。
同図の符号1はエンジンであり、このエンジン1の出力軸1aに、流体伝達機構としてのトルクコンバータ2を介して自動変速機3の入力軸(変速機入力軸)3aが連設されている。トルクコンバータ2は、非ロックアップ状態のときはエンジン1の駆動力をトルク増幅して自動変速機3に伝達し、又、ロックアップ時はエンジン1の駆動力を自動変速機3に直接伝達する。
又、自動変速機3は、摩擦係合手段としての前進クラッチ4を有し、この前進クラッチ4の出力側に変速部5が設けられており、この変速部5からの駆動力が変速機出力軸3bを介して駆動輪6に伝達される。
自動変速機3に設けられている前進クラッチ4は変速機入力軸3aに介装されているクラッチ部4aを有し、このクラッチ部4aが油圧アクチュエータ4bの動作により締結或いは開放される。又、変速部5は遊星歯車装置等を用いた多段変速、或いはベルトとプーリ等を用いた無段変速等の変速機構で構成されており、運転席のセンターコンソール等に設けられているセレクトレバー(図示せず)を走行レンジ(Dレンジ、1速レンジ、2速レンジ、Rレンジ等)にセットすると、各レンジ毎に走行状態に応じた変速比が設定され、所定に変速された駆動力が変速機出力軸3bから駆動輪6へ出力される。尚、当該変速機構は周知であるため、ここでの説明は省略する。
前進クラッチ4の油圧アクチュエータ4bに、油圧制御弁7を介してオイルポンプ8から油圧が供給される。尚、符号9はオイルが貯留されているオイルパンである。又、図示しないが、油圧制御弁7には余剰のオイルをオイルパン9へ戻すリターン油路が連通されている。
この油圧制御弁7は、圧力制御手段としての自動変速機制御装置(A/T_ECU)10からの駆動信号により弁開度が設定され、弁開度が大きくなるに従い油圧アクチュエータ4bに供給する油圧が高くなる。油圧アクチュエータ4bが油圧制御弁7からの油圧によりクラッチ部4aを締結方向へ押圧すると、このクラッチ部4aを開放方向へ常時付勢するクラッチばねとのバランスにより、クラッチ部4aが締結或いは開放動作される。すなわち、油圧アクチュエータ4bの押圧力がクラッチばねの付勢力よりも大きくなると、クラッチ部4aが締結動作され、逆に、油圧アクチュエータ4bの押圧力がクラッチばねの付勢力よりも小さくなるとクラッチ部4aが開放動作される。
クラッチ部4aが締結されると、トルクコンバータ2の駆動力が変速部5に伝達されて、又、クラッチ部4aが開放されると、トルクコンバータ2の駆動力の伝達が遮断される。このクラッチ部4aはセレクトレバー(図示せず)がDレンジを代表とする走行レンジにセットされている状態で、所定運転条件が満足されたとき、クラッチ部4aをスリップ動作させて、トルクコンバータ2から変速部5へ伝達される駆動力を制限して、擬似的なニュートラル状態を形成する。
A/T_ECU10は、マイクロコンピュータを主体に構成され、周知のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM等の不揮発性記憶手段等を有している。ROMには各種制御プログラム等の固定データが格納されており、CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムに従い、後述する各センサ・スイッチ類からの検出信号等に基づき、自動ニュートラル条件を判定し、自動ニュートラル条件が満足された場合、油圧制御弁7の開度を制御して、クラッチ部4aをスリップさせてニュートラル状態を擬似的に形成するための油圧を油圧アクチュエータ4bへ供給する。
このA/T_ECU10の入力側に、エンジン1の出力軸1aの回転速度からエンジン回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ21、自動変速機3の入力軸3aの回転速度からトルクコンバータ2のタービン回転速度Ntを検出するタービン回転速度センサ22、自動変速機3の出力軸(変速機出力軸)3bの回転速度から車速Vを検出する車速センサ23、ブレーキペダル(図示せず)の踏込みでONするブレーキスイッチ24、アクセルペダルの開放及び踏込み量を検出するアクセル開度センサ25、セレクトレバー(図示せず)が走行レンジにセットされているか否かを検出する、走行レンジ検出手段としてのインヒビタスイッチ26が接続されている。
尚、エンジン回転速度センサ21はトルクコンバータ2の入力側回転速度を検出する入力側回転速度検出手段としても機能し、又、タービン回転速度センサ22はトルクコンバータ2の出力側回転速度を検出する出力側回転速度検出手段として機能する。
A/T_ECU10で実行される、運転状態に応じて擬似的なニュートラル状態を形成する自動ニュートラル制御は、具体的には、図2〜図5に示すフローチャートに従って処理される。イグニッションスイッチがONされると、図2に示す自動ニュートラル条件判定ルーチンが、所定演算周期毎に実行される。尚、この自動ニュートラル条件判定ルーチンで実行される処理が、本発明のニュートラル条件判定手段に対応している。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で、車両の運転条件を検出する各センサ・スイッチ類から出力されるパラメータを読込む。次いで、ステップS2〜ステップS6で自動ニュートラルを実行するか否かの条件(自動ニュートラル条件)を判定する。すなわち、先ずステップS2でブレーキスイッチ24がONかOFFかを調べ、ONのときはブレーキペダルが踏み込まれていると判定しステップS3へ進み、又、OFFのときはブレーキペダルが開放されていると判定してステップS8へジャンプする。
ステップS3へ進むと、アクセル開度θaccとアクセル開放判定しきい値θsとを比較し、θacc<θsのときはアクセルペダルが開放されていると判定してステップS4へ進む。又、θacc≧θsのときはアクセルペダルが踏み込まれていると判定し、ステップS8へジャンプする。そして、ステップS5へ進むと、車速Vと停車判定しきい値Vsとを比較し、V<Vsのときは停車と判定しステップS6へ進む。又、V≧Vsのときは走行中と判定しステップS8へジャンプする。
ステップS6では、インヒビタスイッチ26からの信号に基づき、セレクトレバーがDレンジを代表とする走行レンジにセットされているか否かを調べ、走行レンジにセットされていると判定した場合、ステップS7へ進み、走行レンジ以外のレンジ(Pレンジ、Nレンジ)にセットされていると判定した場合、ステップS8へ進む。
そして、ステップS2〜S6の条件が全て満足された場合は、自動ニュートラル条件成立と判定してステップS7へ進むみ、自動ニュートラル条件成立フラグFntrをセットして(Fntr←1)、ルーチンを抜ける。一方、ステップS2〜S6の条件の1つでも満足されなかった場合は、自動ニュートラル条件不成立と判定され、ステップS8で自動ニュートラル条件成立フラグFntrをクリアして(Fntr←0)、ルーチンを抜ける。
この自動ニュートラル条件成立フラグFntrの値は、図3、図4に示す目標差回転速度設定ルーチン、及び図5に示す自動ニュートラル制御ルーチンで読込まれる。先ず、図3に示す目標差回転速度設定ルーチンについて説明する。このルーチンは所定演算周期毎に実行され、先ず、ステップS11で、自動ニュートラル条件成立フラグFntrの値を参照し、Fntr=0の自動ニュートラル条件不成立の場合は、そのままルーチンを抜ける。一方、Fntr=1の自動ニュートラル条件成立の場合は、ステップS12へ進む。
ステップS12へ進むと、エンジン回転速度Neとタービン回転速度Ntとを読込み、続くステップS13で、両回転速度Ne,Ntの差分から差回転速度Netを算出する(Net←Ne−Nt)。尚、このステップでの処理が本発明の差回転速度算出手段に相当する。
又、ステップS14で、RAMに記憶されている目標差回転速度Ntgを読込む。この目標差回転速度Ntgは、前回演算時に、後述するステップS30で更新した値である。尚、この目標差回転速度Ntgの初期値は基本目標差回転速度Ntgaで設定される。この基本目標差回転速度Ntgaは、トルクコンバータ2が非ロックアップ状態にあるときの入力軸回転速度(Ne)と出力軸回転速度(Nt)との速度比(Nt/Ne)とエンジン1のアイドル回転速度(例えば600[rpm])とに基づいて設定されており、本実施形態では、この速度比の約95%(例えば100[rpm])を基本目標差回転速度Ntgaとしている。
次いで、ステップS15へ進み、差回転速度Netが目標差回転速度Ntgを中心とするウインドウ幅±Nwで区画される定常領域Ntg±Nw内にあるか否かを調べ、定常領域内(Ntg−Nw≦Net≦Ntg+Nw)にあるときは、ステップS31へジャンプする。又、領域から外れている場合(Ntg−Nw>Net、或いはNet>Ntg+Nw)は、ステップS16へ進む。このウインドウ幅±Nwは、差回転速度Netを目標差回転速度Ntgに収束させるフィードバック制御が可能な領域であり、予め実験などから求めて設定されている。
ステップS16へ進むと、差回転速度Netが、しきい値Ntg−Nw或いはNtg+Nwを定常領域から定常領域外(アンダーシュート領域、或いはオーバーシュート領域)へ横切ったか否かを調べ、横切っていないときは、ステップS31へジャンプする。又、横切った場合はステップS17ヘ進み、経過時間がハンチング判定時間To内か否かを調べる。この経過時間は、目標差回転速度Ntgが後述するステップS30で更新された後のルーチン実行時において、上述したステップS16で差回転速度Netがしきい値Ntg−Nw或いはNtg+Nwを定常領域から定常領域外へ最初に横切ったと判定したときに計時が開始される。
そして、経過時間がハンチング判定時間To内のときはステップS18へ進み、カウンタのカウント値Cをインクリメントし(C←C+1)、ステップS19へ進み、カウント値Cとハンチング判定回数Co(本実施形態ではCo=3)とを比較し、C<CoのときはステップS31へジャンプする。又、C≧CoのときはステップS23へ進む。
一方、ステップS17で経過時間がハンチング判定時間Toを経過していると判定されたときは、ステップS20へ分岐し、カウンタのカウント値CをクリアしてステップS21へ進み、差回転ハンチング判定フラグFmの値を参照し、Fm=0の場合はハンチング収束と判定してステップS31へ進む。一方、Fm=1の場合はステップS22へ進み、ハンチング収束後処理を行う。
又、ステップS19からステップS23へ進むと、目標差回転速度Ntgを設定スキップ量α分だけ増加させる(Ntg←Ntg+α:図6参照)。差回転速度Netはエンジン回転速度Neとタービン回転速度Ntとの差分であり、トルクコンバータ2は、その速度比からタービン回転速度Ntがエンジン回転速度Neを上回ることはなく、従って、オーバーシュート側への差回転Netの変動を抑制することで、必然的にアンダーシュート側への差回転Net変動も抑制され、結果として差回転ハンチングが目標差回転速度Ntgに収束される。従って、目標差回転速度Ntgを設定スキップ量αで増加させることで、差回転ハングを早期に抑制することができる。
次いで、ステップS24で差回転速度Netのピーク値P(図6参照)を検出し、このピーク値Pが定常領域Ntg±Nwに収まったか否かを調べ、定常領域内(Ntg−Nw≦Net≦Ntg+Nw)に収まったときは、ステップS25へ進み、又、未だ定常領域Ntg±Nwに収まっていないときはステップS23へ戻る。従って、このステップS23,S24では、差回転速度Netのピーク値が定常領域Ntg±Nwに収まるまで、目標差回転速度Ntgをスキップ量αにて増加させる補正を行う。
そして、ステップS25へ進むと、カウンタのカウント値Cをクリアし(C←0)、続くステップS26でハンチング判定フラグFmをセットして(Fm←1)、ステップS30へ進む。
又、ステップS21からステップS22へ進むと、目標差回転速度Ntgを漸減値βで減算し(Ntg←Ntg−β)、ステップS27で、漸減後の目標差回転速度Ntgと基本目標差回転速度Ntgaとを比較する。そして、Ntg≦NtgaのときはステップS30へジャンプし、又、Ntg>NtgaのときはステップS28へ進み、目標差回転速度Ntgを基本目標差回転速度Ntgaでセットして(Ntg←Ntga)、ステップS30へ進む。
その後、ステップS26,S27或いはステップS29からステップS30へ進むと、RAMに記憶されている目標差回転速度Ntgを今回の値で更新し、ステップS31へ進む。そして、ステップS15,S16,S19,S21,或いはS30からステップS31へ進むと、当該目標差回転速度Ntgを出力してルーチンを抜ける。尚、上述したステップS14〜S30での処理が、本発明の目標差回転速度設定手段に相当する。
この目標差回転速度Ntgは、図5に示す目標ニュートラル制御ルーチンにおいて読込まれる。
このルーチンでは、先ず、ステップS41で、自動ニュートラル条件成立フラグFntrの値を参照し、Fntr=0の自動ニュートラル条件不成立と判定されているときは、ステップS42へ進み、前進クラッチ4を完全締結状態とすべく、クラッチトルクTcを最大値Tmaxで設定し、ステップS47へ進む。又、Fntr=1の自動ニュートラル条件成立と判定されているときは、ステップS43へ進む。
又、ステップS43へ進むと、目標差回転速度Ntgと差回転速度Netとを読込み、続くステップS44で、両差回転速度Ntg,Netの差分から差回転速度偏差eを算出する(e←Ntg−Net)。次いで、ステップS45で、この差回転速度偏差eに基づき、この差回転速度Netを目標差回転速度Ntgに収束させるフィードバック補正値λを、周知のPI制御、或いはPID制御により設定する。
その後、ステップS46へ進み、前進クラッチ4のスリップ圧力である締結力を発生させるクラッチトルクTcを次式に基づいて算出し、ステップS47へ進む。
Tc←Tctg+λ
ここで、Tctgは目標差回転速度Ntgに基づきテーブル検索により、或いは演算式から求めた基本クラッチトルクである。
そして、ステップS42或いはS46からステップS47へ進むと、クラッチトルクTcに対応する駆動信号を油圧制御弁7に対して出力してルーチンを抜ける。尚、上述したステップS43〜S47での処理が、本発明の係合圧力設定手段に対応している。
その結果、A/T_ECU10から出力されるクラッチトルクTcに対応する駆動信号により油圧制御弁7の開度が制御されて、油圧アクチュエータ4bに供給される油圧が調整され、クラッチ部4aが所定の圧力で締結され、差回転速度Netが目標差回転速度Ntgに収束するようにフィードバック制御される。
次に、本実施形態で実行されるニュートラル制御の一例を、図6に示すタイムチャートに従って説明する。
A/T_ECU10では、自動ニュートラル条件が成立すると、図5に示した自動ニュートラル制御ルーチンでは、差回転速度Netが目標差回転速度Ntgに収束するようにフィードバック制御を行う。目標差回転速度Ntgは、基本目標差回転速度Ntgaにて初期設定されており、従って、自動ニュートラル条件が成立した後の最初のルーチンでは、差回転速度Netが基本目標差回転速度Ntgaに収束するようにフィードバック制御される。
その後、差回転速度Netが定常領域(Ntg±Nw)からしきい値(Ntga+Nw)を横切ってオーバーシュート領域へはみ出したとき(経過時間t1)、この差回転速度Netの変動がハンチングか否かを調べる。そして、ハンチング判定時間To内に差回転速度Netがハンチング判定回数Co(図においては3回)だけ、定常領域(Ntg±Nw)側からしきい値(Ntga+Nw,Ntga−Nw)を横切ったとき、ハンチングと判定し、この目標差回転速度Ntgをスキップ量αで増加させる(経過時間t3)。
その後、差回転速度Netのピーク値Pを検出する。そして、このピーク値Pが定常領域Ntg±Nwに収まっている場合は、この定常領域(Ntg±Nw)から差回転速度Netがしきい値(Ntga−Nw)を横切ってアンダーシュート領域へはみ出すまで待機し、はみ出したとき(経過時間t4)、この差回転速度Netの変動によりハンチングが発生するか否かを調べる。そして、ハンチング判定時間To内に、差回転速度Netが、ハンチング判定回数Co(図においては3回)分、定常領域(Ntg±Nw)側からしきい値(Ntga+Nw,Ntga−Nw)を横切らなかったとき(経過時間t5)、ハンチングの発生なし、すなわち、差回転速度Netが目標差回転Ntgに収束したと判定し、目標差回転速度Ntgを、基本目標差回転速度Ntgaに達するまで漸減値βで段階的に減少させる。
その結果、差回転速度Netが外乱等の影響で一時的に大きく変動して、ハンチングが発生した場合であっても、自動ニュートラル制御を解除することなく、前進クラッチ4の締結力を変化させるだけで、ハンチングの発生を抑制することができる。又、ハンチングが収束したときは、目標差回転速度Ntgを漸減させて基本目標差回転速度Ntgaへ復帰させるようにしたので、自動ニュートラル制御を解除することなく継続させることができる。
このように、本実施形態では、差回転速度Netが大きく変動して、この差回転速度Netが目標差回転速度Ntgを中心とするウインドウ幅±Nwから外れた場合、先ず、差回転速度Netにハンチングが発生しているか否かを調べるようにしたので、前進クラッチ4の面圧バラツキや摩擦係数の温度特性等による外乱要因によって一時的に変動した場合の誤判定を防止することができる。
又、これらの外乱要因が収束せず、或いはこれらの外乱要因にエンジン補機による負荷変動が加わって、差回転速度Netがハンチングを起こした場合、目標差回転速度Ntgを一時的に増加させ、それによってクラッチトルクTcを増加させることで、前進クラッチ4の締結力を上げるようにし、差回転速度Netを目標差回転速度Ntgを中心とするウインドウ幅±Nwに収束させるようにしたので、差回転速度Netが大きく変動しても、差回転速度Netを目標差回転速度Ntgに収束させることが可能となり、良好なニュートラル制御を実行することができる。
更に、差回転速度Netが目標差回転速度Ntgに収束した後は、当該目標差回転速度Mtgを漸減させて、この目標差回転速度Ntgを、本来の基本目標差回転速度Ntga側へ復帰させるようにしたので、ニュートラル状態を完全に禁止することなく、通常のニュートラル状態へスムーズに復帰させることができ、燃費悪化を抑制することができる。
又、前進クラッチ4の締結力は低下されないため、再発進時の前進クラッチ4によるタイムラグや、この前進クラッチ4が急激に締結されることにより発生する発進ショック等を有効に回避することができる。その結果、登坂路発進もスムーズとなり、良好な発進性能を得ることができる。
尚、本発明の実施形態では、自動変速機の構造の理解を容易にするために、発進の際に利用される変速段を形成するための摩擦係合手段の代表として前進クラッチ4、その他を変速部5として説明したが、この摩擦係合手段は前進クラッチに限らず、発進の際に利用される変速段を形成する際に動力の伝達が行われるクラッチ、あるいは発進の際に利用される変速段を形成する際に締結されるブレーキ等の摩擦係合手段のうち何れにも適用可能である。
車両駆動系の概略構成図 自動ニュートラル条件判定ルーチンを示すフローチャート 目標差回転速度設定ルーチンを示すフローチャート(その1) 目標差回転速度設定ルーチンを示すフローチャート(その2) 目標ニュートラル制御ルーチンを示すフローチャート 自動ニュートラル制御の動作状態の一例を示すタイムチャート
符号の説明
1…エンジン、
2…トルクコンバータ、
3…自動変速機、
4…前進クラッチ、
5…変速部、
10…自動変速機制御装置、
21…エンジン回転速度センサ、
22…タービン回転速度センサ、
26…インヒビタスイッチ、
C…カウント値、
Co…ハンチング判定回数、
Fm…ハンチング判定フラグ、
Fntr…自動ニュートラル条件成立フラグ、
Ne…エンジン回転速度、
Net…差回転速度、
Nt…タービン回転速度、
Ntg…目標差回転速度、
Ntga…基本目標差回転速度、
Tc…クラッチトルク、
To…ハンチング判定時間、
α…スキップ量、
β…漸減値、
θacc…アクセル開度、
λ…フィードバック補正値

Claims (4)

  1. セレクトレバーが走行レンジにセットされている状態を検出する走行レンジ検出手段と、
    エンジンの駆動力をトルク増幅して変速部へ伝達する流体伝達機構と、
    前記流体伝達機構の入力側回転速度を検出する入力側回転速度検出手段と、
    前記流体伝達機構の出力側回転速度を検出する出力側回転速度検出手段と、
    前記流体伝達機構と前記変速部との間に介装されて該流体伝達機構と該変速部との間の動力伝達を調整する摩擦係合手段と、
    予め設定されているニュートラル条件が成立した場合、前記摩擦係合手段をスリップさせて擬似的なニュートラル状態を形成する圧力制御手段と
    を備える自動変速機のニュートラル制御装置において、
    前記圧力制御手段が、
    前記ニュートラル条件が成立したか否かを判定するニュートラル条件判定手段と、
    前記ニュートラル条件判定手段でニュートラル条件が成立したと判定したとき、前記入力側回転速度検出手段で検出した前記入力側回転速度と前記出力側回転速度検出手段で検出した前記出力側回転速度との差分から差回転速度を算出する差回転速度算出手段と、
    前記流体伝達機構の入力側と出力側との速度比とアイドル回転速度とに基づいて設定する基本目標差回転速度を中心とする定常領域から前記差回転速度が外れた場合、該基本目標差回転速度を前記差回転速度が収まる方向へ補正して新たな目標差回転速度を設定する目標差回転速度設定手段と、
    前記目標差回転速度設定手段で補正した前記目標差回転速度に基づいて前記摩擦係合手段に対するスリップ圧力を設定して擬似的なニュートラル状態を形成する圧力設定手段と
    を備えることを特徴とする自動変速機のニュートラル制御装置。
  2. 前記目標差回転速度設定手段は、前記差回転速度が基本目標差回転速度を中心とする定常領域から外れた場合、前記差回転速度が前記定常領域から外れた回数をカウントし、該カウント値が、予め設定したハンチング判定時間内に、予め設定した回数に達したとき、新たな前記目標差回転速度を設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機のニュートラル制御装置。
  3. 前記目標差回転速度設定手段は、前記差回転速度が前記目標差回転速度に収束した後、該目標差回転速度を設定時間毎に補正して前記基本目標差回転速度へ復帰させる
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の自動変速機のニュートラル制御装置。
  4. 前記目標差回転速度設定手段は、前記目標差回転速度を増加させることにより、前記基本目標差回転速度を前記差回転速度が収まる方向へ補正する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自動変速機のニュートラル制御装置。
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