JP2009180006A - 外設部材、及び外設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷重(応力)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高い外設部材、及び外設構造を提供する。
【解決手段】本発明の外設部材1は、立上り部52,52'に流れ方向に沿って凹状部521,521もしくは凸状部が形成され、左右に配した縦葺き外装材5,5が左右方向の動きを規制されるように接続される接続部53,54を備える折板屋根上に取り付ける部材であって、前記凹状部521,521もしくは凸状部に係止して挟着する第1係止部24,25と、前記接続部53,54を挟着する第2係止部26,27とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷重(応力)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高い外設部材、及び外設構造に関する。
折板屋根上へ、雪止めや緑化パネル(ユニット)、太陽熱集熱パネル、或いは新設外装構造などの外設部材や外設構造を取り付け、又は構築する場合には、それらの支持土台となる支持部材をビス等やボルト等による締着によって固定した後に前記取り付けが実施されている。
折板屋根がハゼ締め式の場合、例えば特許文献1,2に記載されるようなハゼ部を左右から挟み込むように金具を締着する構造が採用されている。
また、折板の谷部に凹状部が形成される場合、例えば特許文献3に記載されるような凹状部に金具を締着する構造が採用されている。
特開2005−68800号公報 特開2005−315046号公報 特開2001−182238号公報
しかしながら、前記特許文献1,2のような構成にあっては、取り付けた支持部材に作用する正荷重や横揺れ荷重などの全ての荷重(応力)がハゼ部に集中し、脱落やハゼ部の変形を生ずる恐れがあった。また、ハゼ部が変形すると、雨仕舞上の問題が発生することもあった。
また、前記特許文献3のような構成にあっては、締着強度を一定にすることが難しく、締めすぎると屋根自体が変形するという問題があった。なお、屋根板の裏面側にタイトフレームなど吊子が存在する箇所では、吊子が裏面側から支持しているために問題とならないが、折板屋根はタイトフレームの取付けピッチが広いため、タイトフレーム間にも支持部材を取り付ける必要がある。この場合、折板の裏面側は空間であるため、前述のように締着が一定にならないという問題が生ずるのである。特に嵌合やハゼ締めによって折板を取り付けている場合、板厚が1.0mm前後であるため、締め込むことによって変形を生ずる恐れがある。
そこで、本発明は、前述の問題点を解消でき、応力(荷重)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高い外設部材、及び外設構造を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、立上り部に流れ方向に沿って凹状部もしくは凸状部が形成され、左右に配した縦葺き外装材が左右方向の動きを規制されるように接続される接続部を備える折板屋根上に取り付ける外設部材であって、前記凹状部もしくは凸状部に係止して挟着する第1係止部と、前記接続部を挟着する第2係止部とを備えることを特徴とする外設部材に関するものである。
また、本発明は、立上り部に流れ方向に沿って凹状部もしくは凸状部が形成され、左右に配した縦葺き外装材が左右方向の動きを規制されるように接続される接続部を備える折板屋根上に、前記外設部材を取り付けてなることを特徴とする外設構造をも提案する。
本発明の外設部材は、折板屋根の凹状部もしくは凸状部に係止して挟着する第1係止部と、接続部を挟着する第2係止部とを備えるので、何れか一方のみの係止部を備える従来の支持部材に比べて応力(荷重)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高いものとなる。
さらに、本発明の外設構造は、凹状部もしくは凸状部及び接続部を備える折板屋根上に、前記外設部材を取り付けるものであり、雪止めや緑化パネル(ユニット)、太陽熱集熱パネル等、或いは二重葺き外装構造などに適用することができる。
本発明の外設部材は、雪止め等に適用される部材自体でもよいし、緑化パネル(ユニット)や太陽熱集熱パネル等、或いは新設の外装構造を支持する支持具を含める構成でもよく、前者の場合には、外設部材が折板屋根の流れ方向に沿って形成される凹状部もしくは凸状部に係止して挟着する第1係止部と、左右方向の動きが規制されるように接続される接続部を挟着する第2係止部とを備え、後者の場合は、支持具が前記構成、即ち第1係止部と第2係止部とを備え、この支持具に対し、本体や架設部材などを取り付けて外設構造を構築する。なお、この後者の場合、外設部材とは、支持具、本体及び架設部材の全てを指す。
前記第1係止部は、後述する折板屋根の凹状部もしくは凸状部に係止して挟着するものであれば、特にその構成を限定するものではなく、また、前記第2係止部についても、後述する接続部を挟着するものであれば、特にその構成を限定するものではない。
このように第1係止部も第2係止部も特定の部位を挟着するものであるが、挟着とは、折板屋根の山部を挟んで一方側、及び他方側から挟み込む力が作用する状態を指す。なお、折板屋根の山部を挟んで一方側、他方側とは図面上では左右方向であるため、以下の説明では左右方向という。そして、例えば後述する図示実施例のように外設部材が折板屋根の山部の一方側に配される(左側)部材と他方側に配される(右側)部材とそれらを一体化させる固定具にて構成され、それぞれ第1係止部及び第2係止部を形成しておき、それらをボルトナット(固定具)にて締め付け固定することにより、折板屋根の凹状部もしくは凸状部の左右の外側には左側部材と右側部材のそれぞれ第1係止部が臨んでそれぞれ内側へ向かって挟み込む力が作用し、接続部の左右の外側には左側部材と右側部材のそれぞれ第2係止部が臨んでそれぞれ内側へ向かって挟み込む力が作用するのである。
但し、本発明の外設部材は、これに限定されるものではなく、例えば二つの山部に架け渡すように架設する部材の一方側(左側)に前記右側部材の構成を備え、他方側(右側)に前記左側部材の構成を備えるように形成し、この架設する部材の一方側と他方側とを固定具にて一体化させるようにしてもよい。
本発明の外設部材が設置される対象は、立上り部に流れ方向に沿って凹状部もしくは凸状部が形成され、左右に配した縦葺き外装材が左右方向の動きを規制されるように接続される接続部を備える折板屋根である。
折板屋根を構成する縦葺き外装材の立上り部は、傾斜状でも略鉛直状でもよい。
また、立上り部の流れ方向に沿って形成される凹状部もしくは凸状部は、折板屋根の山部の側方が窪むもしくは隆起する形状であって、前記第1係止部を係止させて挟着させるものであれば、特にその形状を限定するものではない。
さらに、接続部は、前記第2係止部を挟着させるものであれば、特にその形状を限定するものではないが、後述する図示実施例のように立上り部の上端部同士が巻きハゼによって重合している態様でもよいし、例えば立上り部の上端部が立ち上げ状に形成され、該上端部が当接もしくは近接状に配されていれば、左右方向の動きが規制されるものとなるので、このような態様でもよい。
前記折板屋根に用いられる縦葺き外装材は、保持部材(吊子)にて下地に取り付けられていることが望ましい。その場合、縦葺き外装材は、面板部の両側縁に凹状部もしくは凸状部が設けられた立上り部を有し、この立上り部には、保持部材の被嵌合部に嵌合して保持させる嵌合部を有する構成となる。なお、この嵌合部は、前記凹状部もしくは凸状部と別途に設けるものでも凹状部もしくは凸状部の裏面側でもよい。
また、前記折板屋根に用いられる保持部材は、下地に固定されるものであって、縦葺き外装材の嵌合部を嵌合して保持する被嵌合部を有する構成であれば、その具体的な構成、並びにその他の構成を限定するものではない。この保持部材は、単一部材からなるものでも、複数部材を溶接、ボルト等の固定具等の公知の手段で組み合わせたものであってもよく、例えば後述する実施例のように下地へ固定される固定部を有する下側部材と、被嵌合部を含めて縦葺き外装材を保持する保持部を有する上側部材とを組み合わせたものでもよい。
図1に示す外設部材1Xの実施例は、支持具2と、該支持具2に取り付けられる架設部材3と、植栽パネルである本体4Xとからなり、前記支持具2は、図2に示すように複数部材2A〜2Dからなり、折板屋根の流れ方向に沿って形成される凹状部521,521に係止して挟着する第1係止部24,25と、左右方向の動きを規制されるように接続される接続部53,54を挟着する第2係止部26,27とを備える。
図示実施例の支持具2は、図2(a)に示すように折板屋根の山部の一方側(図面左側)に配される左側部材2Aと他方側(図面右側)に配される右側部材2Bとそれらを一体化させる固定具(ボルト2C,ナット2D)にて構成されている。
前記左側部材2Aには、略逆つ字状の第1係止部24が、前記右側部材2Bには略つ字状の第1係止部25が形成されている。また、前記左側部材2Aには、略逆く字状の第2係止部26が、前記右側部材2Bにはやや大きな略逆くつ字状の第2係止部27が形成されている。
前記左側部材2Aは、上部水平片21、垂直片22、下部水平片23からなる略逆コ字状のピース材であって、前記下部水平片23の先端に前記第1係止部24が形成され、前記垂直片22の下端に前記第2係止部26が形成されている。
前記右側部材2Bは、上部水平片21'、垂直片22'、下部水平片23'からなる略コ字状のピース材であって、前記下部水平片23'の先端に前記第1係止部24が形成され、前記垂直片22'の下端に前記第2係止部26が形成されている。
次に、前記支持具2を取り付ける図2(b)に示す折板屋根について説明する。
図示実施例の折板屋根は、山部を形成する立上り部52,52'に流れ方向に沿って形成される窪み状の凹状部521,521が形成され、左右方向の動きを規制されるように接続される接続部53,54を備える構成であって、この接続部53,54は内ハゼ部53に外ハゼ部54を重合させて巻き締めた構成であり、施工状態において山部と谷部が交互に形成されるハゼ締めタイプの縦葺き外装材(以下、単に外装材という)5にて施工されている。
前記外装材5は、略平坦状の面板部51の両側縁に傾斜状の立上り部52,52'を有し、これら立上り部52,52'には保持部材6の被嵌合部62,62に嵌合して保持される嵌合部522,522が設けられ、一方(図面左側)の立上り部52の先端には内ハゼ部53が、他方(図面右側)の立上り部52'の先端には内ハゼ部53に係合する外ハゼ部54が設けられている。即ち図示実施例は、凹状部521の裏面側が嵌合部522となる構成である。
なお、先端に内ハゼ部53が設けられている一方(図面左側)の立上り部52に対し、先端に外ハゼ部54が設けられている他方(図面右側)の立上り部52'というように、符号に「'」を付記して区別した。
前記面板部51は施工状態において谷部を形成する部分であり、略中央部分が段状に隆起する化粧面を形成している。
前記立上り部52,52'も前記面板部51と同様に略中間部分が段状に隆起する化粧面を形成している。
また、これら立上り部52,52'に形成される嵌合部522,522は、保持部材6の上部側端に外側へ突出するように設けられた被嵌合部62,62に嵌合して保持される構成であって、例えば山部の左サイドを構成する一方の立上り部52に設けられる嵌合部522は、右方に突出する下凸部分と左方に突出して戻る上凹部分とからなる略S字状に形成されている。なお、凹状部521の裏面側が嵌合部522となる構成であると説明したが、厳密にはこの嵌合部522の下凸部分の裏面側が前記凹状部521に相当する。前記嵌合部522と嵌合する保持部材6の左側の被嵌合部62は、右方へ凹む下凹部分と左方へ突出する上凸部分からなる。そのため、嵌合部522と被嵌合部62の嵌合とは、下凸部分と下凹部分が係合すると共に上凹部分と上凸部分が係合することに他ならない。尚、山部の右サイドを構成する他方の立上り部52'に設けられる嵌合部522'は、左右は逆であるが、同様に保持部材6の右側の被嵌合部62と嵌合する。
一方の立上り部52の先端に設ける内ハゼ部53と、他方の立上り部52'の先端に設ける外ハゼ部54は、内ハゼ部53の外側に外ハゼ部54が係合してさらに巻き締めた構成であり、二つの斜面を組み合わせた重合部を有して係合する構成である。そして、この重合部は、内ハゼ部53が鉛直方向へズレ落ちない為の抵抗面となっている。
さらに、図示実施例では、嵌合部522,522の外側(施工状態における山部を中心に見た場合には嵌合部522,522の内側)に、下方へ窪む形状の第二嵌合部523,523が設けられ、保持部材6の第二被嵌合部64に嵌合して保持される構成である。
この外装材5は、素材を特に限定するものではないが、代表的には概ね0.4乃至1.6mm程度の表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板等の公知の金属素材をロール成形その他の手段で所定の形状に成形する。尚、硬質樹脂板や炭素繊維積層板等によっても同様の形状に成形することができ、全てをそれらで施工することもできるし、前記金属素材のものと組み合わせて施工することもできる。
また、外装材5の裏面には、結露防止、防音、防火対策上の理由により、必要に応じてポリエチレンフォーム、グラスウールシート等の裏張り材を添装してもよく、図示実施例では、面板部51から立上り部52,52'の嵌合部522,522に至るまで裏張り材55を添装した。
このような構成の外装材5を保持する保持部材6は、下地7へ固定される固定部61を有する下側部材(タイトフレーム)6Aと、被嵌合部62を含んで前記外装材5を保持する上側部材6Bとを組み合わせた構成である。
下側部材6Aは、下地7上に沿う固定部61と左右対称状のアーチ型の脚部63とから成り、タイトフレームと呼ばれ、鉄骨躯体である下地7と同様に前後の幅が狭いものであって、特に素材を限定するものではなく、例えば鋼材の帯状材を成形したものでもよい。
上側部材6Bは、左右対称のピース材であり、前記下側部材6Aにボルトナット6Cにて連結可能であって、特に素材を限定するものではなく、例えばアルミの押出し材でもよいし、保持強度を保てばその他の公知の材料、例えば前記外装材5の大きさ、所要強度により通常0.6乃至3.2mm程度のステンレス鋼板やメッキ鋼板等をプレス加工する等して成型しても樹脂成形体でもよい。この上側部材6Bには、左右に突出するように被嵌合部62,62が設けられており、既に説明したように、前記構成の外装材5の嵌合部522と嵌合する左側の被嵌合部62は、右方へ凹む下凹部分と左方へ突出する上凸部分からなる。また、この上側部材6Bには、前記被嵌合部62,62の間に窪みが形成され、この窪みの左右の縁部が、前記外装材5の第二嵌合部523,523に嵌合する第二被嵌合部64,64である。
前記保持部材6を固定する下地7は、図示実施例では左右に亘る鉄骨躯体であるが、これに限定されるものではなく、例えば木毛セメント板、木片セメント板、軽量気泡コンクリート板等の下地材を前記鉄骨躯体上に敷設する構成でも良いし、コンクリート造の躯体上に鉄骨や木材の小屋組をする構成もあるし、下地調整されたコンクリート面に直接保持部材を取り付けても良い。したがって、下地7は、釘、ビス、アンカー、溶接、接着剤等の固着手段によって前記保持部材6が取付可能な全ての建築躯体をいい、前記躯体上に断熱その他の必要に応じて敷設する木毛セメント板等のボード類を含むものである。
このように構成される折板屋根に、前記構成の支持具2を取り付けるには、図2(c)に示すように、折板屋根の山部の一方側(図面左側)から左側部材2Aを臨ませ、他方側(図面右側)から右側部材2Bを臨ませ、凹状部521,521の外側には第1係止部24,25を係止状に沿わせると共に、接続部53,54の外側に第2係止部26,27を沿わせ、この状態で固定具(ボルト2C,ナット2D)を締め付けて一体化させる。
その結果、支持具2(2A〜2D)が一体化し、左右の上部水平片21,21'が面一状に連なり、また左右の垂直片22,22'が接合状になり、そして凹状部521,521に第1係止部24,25が係止して挟着すると共に、接続部53,54に第2係止部26,27が挟着するように取り付けられる。
このように取り付けられた外設部材1Xの一部である支持具2は、折板屋根の凹状部521,521に係止して挟着する第1係止部24,25と、接続部53,54を挟着する第2係止部26,27とを備えるので、何れか一方のみの係止部を備える従来の支持部材に比べて応力(荷重)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高いものとなる。
そして、図1(a),(b)に示すように取り付けた支持具2の上部水平片21に、逆U字状の架設部材3をビス等の固定具31にて固定し、さらにその上に、植栽パネルである本体4Xを長ビス等の取付固定具41にて固定して外設構造とした。
前記架設部材3は、図1(b)に示すように1つの支持具2に対して1本の架設部材3を固定するようにした。
前記植栽パネルである本体4Xは、複数本の前記架設部材3に跨って配設される面状であって、少なくとも植栽層と、防水層とを備えるものであり、植栽層には、土壌を必ずしも必要とするものではないが、一種又は二種以上の土壌にて形成される培土層を備えるようにしてもよく、防水層としては、少なくとも植栽層の底面及び側面を覆うシート防水層でもよい。
図示実施例は、緑化パネル(ユニット)を本体4Xとして取り付けたが、これに代えて太陽熱集熱パネルや新設の外装構造(二重葺き外装構造)を構築する場合にも殆ど同様に適用することができる。
図3に示す外設部材1Yは、断熱金具8と、この断熱金具8に固定される断面略逆L字状の雪止金具である本体4Yとからなり、前記断熱金具8は、予め複数の部材を組み付けてなるものであって、折板屋根の流れ方向に沿って形成される凹状部521,521に係止して挟着する第1係止部81,82と、左右方向の動きを規制されるように接続される接続部53,54を挟着する第2係止部83,84とを備えている。そして、この断熱金具4Yには、左右方向に延在するように本体(雪止金具)4Yが一体に固定され、左右方向に締め付ける締着具85によって、折板屋根に外側から強固に取り付けられている。
このように構築される外設部材1Yは、折板屋根の凹状部521,521に第1係止部81,82を係止して挟着すると共に、接続部53,54に第2係止部83,84を挟着するので、応力(荷重)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高く、雪止金具の設置に際して極めて実用的価値が高いものである。
図4に示す外設部材1Zは、断熱金具9Aと、この断熱金具9Aに固定される保持部材9Bと、この保持部材9Bに保持されて取り付けられる新設外装材である本体4Zとからなる。そして、前記断熱金具9Aは、前記図3における断熱金具8とほぼ同様の構成を備え、前記保持部材9Bは、前記図2における折板屋根を構成する上側部材6Bとほぼ同様の構成を備え、前記本体4Zは、前記図2における折板屋根を構成する外装材5とほぼ同様の構成を備え、それぞれの部材の機能についても同様である。なお、図中、9Cは、グラスウールからなる断熱材である。
このように構築される外設部材1Zは、本発明を高い断熱性を備える二重葺き外装構造に適用した実施例であって、応力(荷重)を集中させずに分散させることができ、そのため取付け部位を変形などさせることがなく、取付安定性が極めて高いものである。
(a)本発明の外設部材の一実施例の桁行き方向を示す断面図、(b)その流れ方向を示す断面図である。 (a)図1の外設部材の一部である支持具の分解拡大正面図、(b)その支持具を取り付ける折板屋根の一部を示す拡大断面図、(c)前記支持具を前記折板屋根へ取り付けた状態の折板屋根の一部を示す拡大断面図である。 (a)本発明の外設部材の他の一実施例を取り付けた折板屋根の一部を示す拡大断面図、(b)その流れ方向を示す断面図である。 (a)本発明の外設部材の他の一実施例の流れ方向を示す断面図、(b)その桁行き方向を示す断面図である。
符号の説明
1X,1Y,1Z 外設部材
2 支持具
2A 左側部材
2B 右側部材
2C ボルト
2D ナット
21,21' 上部水平片
22,22' 垂直片
23,23' 下部水平片
24,25 第1係止部
26,27 第2係止部
3 架設部材
4X (植栽パネル)本体
4Y (雪止金具)本体
4Z (外装構造)本体
5 (縦葺き)外装材
51 面板部
52,52' 立上り部
521 凹状部
53 内ハゼ部
54 外ハゼ部
53,54 接続部
6 保持部材
6A 下側部材
6B 上側部材
7 下地
8 断熱金具
9A 断熱金具
9B 保持部材
9C 断熱材

Claims (2)

  1. 立上り部に流れ方向に沿って凹状部もしくは凸状部が形成され、左右に配した縦葺き外装材が左右方向の動きを規制されるように接続される接続部を備える折板屋根上に取り付ける外設部材であって、
    前記凹状部もしくは凸状部に係止して挟着する第1係止部と、前記接続部を挟着する第2係止部とを備えることを特徴とする外設部材。
  2. 立上り部に流れ方向に沿って凹状部もしくは凸状部が形成され、左右に配した縦葺き外装材が左右方向の動きを規制されるように接続される接続部を備える折板屋根上に、請求項1に記載の外設部材を取り付けてなることを特徴とする外設構造。
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