JP2009176466A - 燃料電池自動車の消音器 - Google Patents

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Abstract

【課題】消音性能に優れ且つ排水性にも優れた燃料電池自動車の消音器を提供する。
【解決手段】燃料電池自動車の燃料電池から排出される排気ガスの音を消音するサイレンサ50であって、排気ガス流入口55と排気ガス排出口57とを有するシェル51と、シェル51内に設置され周囲に多数の透孔69を有し排気ガス流入口55に接続されて排気ガス流入口55から流入した排気ガスをシェル51内に導入するインレットパイプ63と、シェル51内に設置され周囲に多数の透孔71を有し排気ガス排出口57に接続されてシェル51内の排気ガスをシェル51の外部に排出するアウトレットパイプ65と、シェル51とインレットパイプ63とアウトレットパイプ65の間に充填された吸音材99とを備え、燃料電池自動車に取り付けられた状態で、アウトレットパイプ65が鉛直方向に配置されるとともに、排気ガス排出口57がシェル51の底部53に配置されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池自動車に搭載された燃料電池から排出される排気ガスの音を消音する消音器に関するものである。
車両に搭載した燃料電池で発電した電気で駆動モータを駆動し走行する燃料電池自動車では、燃料ガスとしての水素ガスや酸化剤ガスとしての空気を前記燃料電池に供給して発電を行い、前記燃料電池に余剰に供給された空気を排気ガスとして車外に排出している。この排気ガスを車外に排出するときの音を小さくするために、燃料電池自動車では排気ガス通路に消音器を設置している。
従来、燃料電池自動車の排気ガス通路に設置される消音器は、排気ガスの通路となる筒体を密閉箱形のシェルに貫通して設置し、筒体とシェルの間に形成される吸音室にグラスウール等の吸音材を充填し、筒体には吸音室に開口する多数の小穴を設けて構成されている 。この消音器では、排気ガスを筒体に流すと、排気ガスが筒体の小穴から吸音室に流入し、吸音室内において吸音材と音波との摩擦によって音響エネルギーが減衰され、消音される。
ところで、燃料電池から排出される排気ガスには発電に伴って生成される生成水などの水分が含まれており、この水がシェル内に溜まると、吸音室の容積が実質的に縮小することにより、および、吸音材が水に浸かることにより、消音性能が低下してしまう。
また、低温環境下においてシェル内に溜まった水が凍結すると、排気ガスの流路を閉塞する虞もある。
そこで、消音器のシェルに排水孔あるいは水抜き管を設けて、消音器内に水が溜まらないように排水している(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2007−64188号公報 特開2004−39462号公報
しかしながら、前記従来の消音器における水抜き構造では、シェルの内部と外部とが排水孔や水抜き管を介して常時連通しているため、排気ガスの気流音が排水孔や水抜き管から外部に漏れてしまい、消音性能が低下するという課題がある。
そこで、この発明は、消音性能に優れ且つ排水性にも優れた燃料電池自動車の消音器を提供するものである。
この発明に係る燃料電池自動車の消音器では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、車両に搭載した燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)で発電した電気で駆動モータを駆動し走行する燃料電池自動車の前記燃料電池から排出される排気ガスの音を消音する消音器(例えば、後述する実施例におけるサイレンサ50)であって、排気ガス流入口(例えば、後述する実施例における排気ガス流入口55)と排気ガス排出口(例えば、後述する実施例における排気ガス排出口57)とを有するシェル(例えば、後述する実施例におけるシェル51)と、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔(例えば、後述する実施例における透孔69)を有し前記排気ガス流入口に接続されて該排気ガス流入口から流入した前記排気ガスを前記シェル内に導入するインレットパイプ(例えば、後述する実施例におけるインレットパイプ63)と、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔(例えば、後述する実施例における透孔71)を有し前記排気ガス排出口に接続されて前記シェル内の排気ガスをシェル外に排出するアウトレットパイプ(例えば、後述する実施例におけるアウトレットパイプ65)と、前記シェルと前記インレットパイプと前記アウトレットパイプの間に充填された吸音材(例えば、後述する実施例における吸音材99)とを備え、前記燃料電池自動車に取り付けられた状態で、前記アウトレットパイプが鉛直方向に配置されるとともに、前記排気ガス排出口が前記シェルの下端(例えば、後述する実施例における底部53)に配置されていることを特徴とする燃料電池自動車の消音器である。
このように構成したことにより、インレットパイプから該インレットパイプの透孔を通ってシェル内に導入された排気ガス中の水分は、その自重により吸音材の隙間を通ってシェル内を下方へと移動し、さらにアウトレットパイプの透孔からアウトレットパイプ内に入り、排気ガス排出口を介してシェルの外部に排出される。したがって、シェル内に水が溜まり難くなる。
請求項2に係る発明は、車両に搭載した燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)で発電した電気で駆動モータを駆動し走行する燃料電池自動車の前記燃料電池から排出される排気ガスの音を消音する消音器(例えば、後述する実施例におけるサイレンサ50)であって、一側(例えば、後述する実施例における底部53)に排気ガス流入口(例えば、後述する実施例における排気ガス流入口55)と排気ガス排出口(例えば、後述する実施例における排気ガス排出口57)とを有するシェル(例えば、後述する実施例におけるシェル51)と、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔(例えば、後述する実施例における透孔69)を有し一端が前記排気ガス流入口に接続され他端が前記シェルの他側(例えば、後述する実施例における天板部67)に向かって延び前記排気ガス流入口から流入した前記排気ガスを前記シェル内に導入するインレットパイプ(例えば、後述する実施例におけるインレットパイプ63)と、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔(例えば、後述する実施例における透孔71)を有し一端が前記排気ガス排出口に接続され他端が前記シェルの前記他側に向かって延び前記シェル内の排気ガスを前記排気ガス排出口を介してシェル外に排出するアウトレットパイプ(例えば、後述する実施例におけるアウトレットパイプ65)と、前記シェルと前記インレットパイプと前記アウトレットパイプの間に充填された吸音材(例えば、後述する実施例における吸音材99)とを備え、前記燃料電池自動車に取り付けられた状態で、前記シェルは前記一側を下方に位置させ、前記インレットパイプと前記アウトレットパイプが鉛直方向に配置されており、前記インレットパイプの前記透孔は前記排気ガス流入口から前記インレットパイプの前記他端側へ所定寸法離間した位置よりも上方に形成されていることを特徴とする燃料電池自動車の消音器である。
このように構成したことにより、インレットパイプから該インレットパイプの透孔を通ってシェル内に導入された排気ガス中の水分は、その自重により吸音材の隙間を通ってシェル内を下方へと移動し、さらにアウトレットパイプの透孔からアウトレットパイプ内に入り、排気ガス排出口を介してシェルの外部に排出される。したがって、シェル内に水が溜まり難くなる。
しかも、インレットパイプの透孔は排気ガス流入口からインレットパイプの他端側へ所定寸法離間した位置から上方に形成されているので、自重によりシェル内を下方へと移動した水がインレットパイプに流れ込むのを防止することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記シェルの前記排気ガス流入口には上流側パイプ(例えば、後述する実施例における上流側パイプ59)が、前記シェルの前記排気ガス排出口には下流側パイプ(例えば、後述する実施例における下流側パイプ61)がそれぞれ接続され、前記上流側パイプは前記排気ガス流入口よりも上流側で分岐して前記下流側パイプに接続する分岐パイプ(例えば、後述する実施例における分岐パイプ81)を備え、前記分岐パイプの内径は前記上流側パイプにおける分岐パイプへの分岐部(例えば、後述する実施例における分岐部83)より下流側の内径よりも小さいことを特徴とする。
このように構成したことにより、排気ガス中に含まれる水分のうち、粒子の大きな水滴はシェル内に導入されることなく、上流側パイプから分岐パイプを通って直接に下流側パイプへ流れる。また、分岐パイプの内径は上流側パイプにおける分岐パイプへの分岐部より下流側の内径よりも小さいので、排気ガスの殆どをインレットパイプを介してシェル内に導入することができる。
請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に記載の発明において、前記インレットパイプは、前記排気ガス流入口から前記他端側へ所定寸法離間した位置に、下流側に拡径するとともに開口を有する異径部(例えば、後述する実施例における異径部85)を備えることを特徴とする。
このように構成したことにより、インレットパイプからシェル内に導入された排気ガス中の水分が、インレットパイプの透孔を介して再びインレットパイプ内に入り、自重によりインレットパイプの内壁に沿って下方へと移動した場合に、その水を異径部の開口を介して吸音材に戻し、シェルの底部へ導くことができ、さらに、その水をアウトレットパイプの透孔からアウトレットパイプ内に流入させ、排気ガス排出口および下流側パイプを介してシェルの外部に排出することができる。
請求項1に係る発明によれば、シェル内に導入された排気ガス中の水分を、排気ガス排出口を介してシェルの外部に排出することができ、シェル内に水が溜まり難くなるので、吸音材の浸水を防止できるだけでなく、水の凍結に起因するシェル内の実質的な容積変化を防止できる。その結果、消音器は本来の消音性能を十分に発揮することができる。また、シェル内での水の凍結による排気ガス通路の閉塞も防止できるので、燃料電池の低温始動時に燃料電池から排出される排気ガスの通路を確実に確保することができ、燃料電池の低温始動性が向上する。
請求項2に係る発明によれば、シェル内に導入された排気ガス中の水分を、排気ガス排出口を介してシェルの外部に排出することができ、シェル内に水が溜まり難くなるので、吸音材の浸水を防止できるだけでなく、水の凍結に起因するシェル内の実質的な容積変化を防止できる。その結果、消音器は本来の消音性能を十分に発揮することができる。また、シェル内での水の凍結による排気ガス通路の閉塞も防止できるので、燃料電池の低温始動時に燃料電池から排出される排気ガスの通路を確実に確保することができ、燃料電池の低温始動性が向上する。
また、自重によりシェル内を下方へと移動した水がインレットパイプに流れ込むのを防止することができるので、シェル内に流入した排気ガス中の水分を確実にシェルの外部へ排出することができる。
請求項3に係る発明によれば、排気ガス中に含まれる水分のうち、粒子の大きな水滴はシェル内に導入されることなく、上流側パイプから分岐パイプを通って直接に下流側パイプへ流れるので、シェル内に流入する水分を少なくすることができる。また、分岐パイプの内径は上流側パイプにおける分岐パイプへの分岐部よりも下流側の内径よりも小さいので、排気ガスの殆どをインレットパイプを介してシェル内に導入することができ、分岐パイプを設けたことに起因して消音性能が低下するのを防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、排気ガス中の水分が再び排気ガス流入口側に流れ込むのを防止することができるので、シェル内に流入した排気ガス中の水分を確実にシェルの外部へ排出することができる。
以下、この発明に係る燃料電池自動車の消音器における実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施例の燃料電池自動車は、車体に、燃料電池とこの燃料電池で発電した電気を充電するバッテリーとを搭載し、前記燃料電池から直接あるいはバッテリーを介して駆動モータに電気を供給し走行する燃料電池自動車である。なお、バッテリーに代えてキャパシタを用いることも可能である。
<実施例1>
図7を参照して、燃料電池自動車に搭載された燃料電池システムの概略構成を説明する。
燃料電池1は、反応ガスを化学反応させて電気を得るタイプのもので、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノード極とカソード極とで両側から挟み込んで膜電極構造体を形成し、この膜電極構造体の両側にアノードガス流路3とカソードガス流路5を備えてなるセルを複数積層して構成されており、アノードガス流路3にアノードガスとして水素ガスを供給し、カソードガス流路5にカソードガスとして酸素を含む空気を供給すると、アノード極で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソード極まで移動して、カソード極で酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。なお、図1では、単一のセルのアノードガス流路3とカソードガス流路5を代表して示している。
カソードガス(空気)はスーパーチャージャーなどのコンプレッサ7により所定圧力に加圧され、カソードガス供給流路9、加湿器11を通って燃料電池1のカソードガス流路5に供給される。燃料電池1に供給されたカソードガスは発電に供された後、燃料電池1からカソード側の生成水と共にカソードオフガス(排気ガス)としてカソードオフガス流路13に排出され、加湿器11、背圧弁15を通って希釈器17に排出される。加湿器11は例えば水透過膜を備えて構成されており、水透過膜を間に挟んでカソードガスとカソードオフガスを流通させることにより、カソードオフガスに含まれる水分が水透過膜を透過してカソードガスに移動し、カソードガスが加湿される。
一方、水素タンク21から供給されるアノードガス(水素ガス)は、アノードガス供給流路23、遮断弁25、エゼクタ27を通って燃料電池1のアノードガス流路3に供給される。そして、消費されなかった未反応のアノードガスは、燃料電池1からアノードオフガスとして排出され、アノードオフガス流路29を通ってエゼクタ27に吸引され、水素タンク21から供給される新鮮なアノードガスと合流し再び燃料電池1に供給されて循環する。
図示しない制御装置は、燃料電池1に要求される出力に応じて、エアコンプレッサ7を駆動して所定量の空気を燃料電池1に供給するとともに、遮断弁25を制御して水素タンク21から所定量の水素ガスを燃料電池1に供給する。また、前記制御装置は、背圧弁15を制御し、燃料電池1への空気の供給圧力を燃料電池1の要求出力に応じた圧力に調整する。
アノードオフガス流路29からは、排出弁31を備えたアノードオフガス排出流路33が分岐している。排出弁31は燃料電池1の発電時においては通常は閉じており、所定の条件が満たされたときに開いてアノードオフガスをアノードオフガス排出流路33を介して希釈器17へ排出する。前記制御装置は、排出弁31を制御してアノードオフガスの排出を調整する。
希釈器17において、アノードオフガス排出流路33を介して流入したアノードオフガスと、カソードオフガス流路13を介して流入したカソードオフガスとが混合され、アノードオフガスが希釈される。この混合ガスは排気ガスとして希釈器17から排出ガス流路35を介して大気に排出される。
排出ガス流路35の途中には、排気ガスの排出音を低減するサイレンサ(消音器)50と、排気ガス中の水素ガスを検出する水素ガス検出器37が設置されている。水素ガス検出器37は、排気ガス中に所定濃度以上の水素ガスが漏洩していないことをチェックする。
図2、図3に示すように、実施例1におけるサイレンサ50は、車体の後部に搭載された水素タンク21の後方であって、リヤフロアパネル100の上方に設置されている。サイレンサ50は、断面略楕円形の筒状のシェル51を備え、その楕円の長軸を車体の前後方向に沿って配置し、シェル51の長手方向を鉛直方向に向けて設置されている。
図1はサイレンサ50を長軸に沿って縦に切断したときの断面を模式的に示した図であり、図1を参照して、サイレンサ50の内部構造を説明する。
シェル51の長手方向の一側である底部53には、排気ガス流入口55と排気ガス排出口57が設けられており、排気ガス流入口55には排出ガス流路35の上流部分に連なる上流側パイプ59が接続され、排気ガス排出口57には排出ガス流路35の下流部分に連なる下流側パイプ61が接続されている。
上流側パイプ59は略L字形をなし、車体前方から後方に向かって水平に延びる水平部59aと、水平部59aの下流端から鉛直方向上方へ屈曲して延びる鉛直部59bとからなり、鉛直部59bの先端が排気ガス流入口55に接続されている。
下流側パイプ61も略L字形をなし、上端を排気ガス排出口57に接続されて鉛直方向下方に延びる鉛直部61aと、鉛直部61aの下端から車体後方へ水平に延びる水平部61bとからなる。なお、図1では上流側パイプ59の水平部59aと下流側パイプ61の水平部61bが同一高さに記載されているが、実際には図3に示すように、下流側パイプ61の水平部61bは上流側パイプ59の水平部59aよりも下方に位置しており、下流側パイプ61の鉛直部61aはリヤフロアパネル100を貫通し、水平部61bはリヤフロアパネル100の下側に設置されたボトムプレート101を貫通して車体外側に露出する。
シェル51の内部には、インレットパイプ63とアウトレットパイプ65がその軸線をシェル51の長手方向と平行にして(すなわち、軸線を鉛直方向に向けて)立設されている。
インレットパイプ63の一端は排気ガス流入口55に接続されており、つまり、排気ガス流入口55を介して上流側パイプ59に接続されている。インレットパイプ63の他端は、シェル51の長手方向の他側である天板部67に向かって延び、天板部67から下方に所定寸法離間して位置し、開口している。インレットパイプ63の外周面であって、排気ガス流入口55から他端側へ所定寸法離間した位置よりも上方の領域には、小径の透孔69が多数貫通形成されている。
アウトレットパイプ65の一端は排気ガス排出口57に接続されており、つまり、排気ガス排出口57を介して下流側パイプ61に接続されている。アウトレットパイプ65の他端は、シェル51の長手方向の他側である天板部67に向かって延び、インレットパイプ63の他端と同一高さに位置し、開口している。アウトレットパイプ65の外周面にはその全長に亘る領域に小径の透孔71が多数貫通形成されている。
また、シェル51の内部であってインレットパイプ63およびアウトレットパイプ65の外側の空間は吸音室73となっていて、吸音室73には吸音材99が充填されている。つまり、吸音材99は、シェル51とインレットパイプ63とアウトレットパイプ65の間に充填されている。この実施例1における吸音材99は、ステンレス鋼を繊維状にしてなる所謂ステンレスウールで構成されている。そして、シェル51内であって吸音室73よりも上側の空間は連通室75となっている。
このように構成されたサイレンサ50では、燃料電池1から排出されたカソードオフガスおよびアノードオフガスが希釈器17を介して排出ガス流路35に排出され、排出ガス流路35から上流側パイプ59を介し、排気ガス流入口55を通って、インレットパイプ63に導入される。
インレットパイプ63に導入された排気ガスの大部分は、インレットパイプ63内を上方へ直進してインレットパイプ63の他端開口77から連通室75に流出するが、インレットパイプ63に導入された排気ガスの気流音成分はインレットパイプ63の透孔69を通って吸音室73に流入する。インレットパイプ63から連通室75に流入した排気ガスはアウトレットパイプ65の他端開口79からアウトレットパイプ65内に流入し、その大部分はアウトレットパイプ65内を下方へ直進して、排気ガス排出口57を通って、下流側パイプ61に流出するが、アウトレットパイプ65に流入した排気ガスの気流音成分はアウトレットパイプ65の透孔71を通って吸音室73に流入する。インレットパイプ63の透孔69およびアウトレットパイプ65の透孔71から吸音室73に流入した排気ガスの気流音成分は、吸音材99との摩擦によって音響エネルギーが減衰され、消音される。
また、インレットパイプ63から透孔69を通って吸音室73内に導入された排気ガス中の水分は、水滴は水滴のまま、水蒸気は吸音材99との接触により凝縮して水滴となり、これら水滴はその自重により、図1において破線矢印で示すように吸音材99の隙間を通って吸音室73内を下方へと移動し、吸音室73の下端部分に到達し、アウトレットパイプ65の透孔71からアウトレットパイプ65内に入り、排気ガス排出口57を介して下流側パイプ61に排出され、車体外部へ排出される。
しかも、インレットパイプ63の透孔69は排気ガス流入口55からインレットパイプ63の他端側へ所定寸法離間した位置よりも上方に形成されているので、自重により吸音室73内の下端部分に移動した水がインレットパイプ63に流れ込むのを防止することができる。したがって、シェル51内に流入した排気ガス中の水分を確実に下流側パイプ61を介してシェル51の外部へ排出することができる。
これによって、シェル51内に水が溜まり難くすることができる。
その結果、吸音材99が水に浸かって消音性能が低下するのを防止することができるとともに、シェル51内での水の凍結がないので吸音室73の実質的な容積変化も防止することができ、消音器50は本来の消音性能を十分に発揮することができる。また、シェル51内での水の凍結による排気ガス通路の閉塞を防止することができるので、燃料電池1の低温始動時に燃料電池1から排出される排気ガスの通路を確実に確保することができ、燃料電池1の低温始動性が向上する。
<実施例2>
サイレンサ50の実施例2を図4を参照して説明する。実施例2のサイレンサ50が前述した実施例1のものと相違する点は、上流側パイプ59が下流側パイプ61に連通する分岐パイプ81を備えることだけであり、それ以外は実施例1のサイレンサ50と同じである。以下、相違点についてだけ説明し、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施例2のサイレンサ50においては、上流側パイプ59の水平部59aの下流端と下流側パイプ61の水平部61bの上流端とが、これらと下面を共通にした分岐パイプ81によって連通されている。すなわち、この実施例2では、上流側パイプ59の水平部59aの下流端が、上流側パイプ59における分岐パイプ81への分岐部83となっている。分岐パイプ81の内径は、上流側パイプ59における分岐部83よりも下流側の内径(すなわち鉛直部59bの内径)よりも小径に設定されており、例えば、鉛直部59bの内径断面積の10〜15%程度の内径断面積に相当する小径に設定する。
このように構成された実施例2のサイレンサ50においては、上流側パイプ59の水平部59aを流れる排気ガス中に含まれる水分のうち粒子の大きな水滴は水平部59aの下面に沿って流れるので、上流側パイプ59の水平部59aから分岐パイプ81を通って直接に下流側パイプ61の水平部61bに流れていく。したがって、前記粒子の大きな水滴はシェル51内に導入されることがないので、シェル51内に流入する水分を少なくすることができる。
また、分岐パイプ81の内径は分岐部83よりも下流側の上流側パイプ59の内径(すなわち鉛直部59bの内径)よりも小さいので、排気ガスの殆どをインレットパイプ63を介してシェル51内に導入することができる。したがって、分岐パイプ81を設けたことに起因して消音性能が低下するのを防止することができる。
<実施例3>
サイレンサ50の実施例3を図5を参照して説明する。実施例3のサイレンサ50が前述した実施例1のものと相違する点は、インレットパイプ63の構造だけであり、それ以外は実施例1のサイレンサ50と同じである。以下、相違点についてだけ説明し、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施例3のサイレンサ50におけるインレットパイプ63は、排気ガス流入口55から他端開口77側へ所定寸法離間した位置に、下流側に拡径する異径部85を備え、異径部85よりも上流側が小径部87、下流側が大径部89とされていて、小径部87と大径部89とが異径部85によって接続されて構成されている。小径部87の下端は排気ガス流入口55に接続されており、小径部87には透孔は設けられていない。また、小径部87の内径は排気ガス流入口55の内径と同径にされている。大径部89の内径は小径部87の内径よりも大きく、大径部89の外周面には多数の透孔69が貫通形成されている。異径部85は水平な平板体からなり、図示を省略するが異径部85には多数の透孔(開口)が貫通形成されている。
このように構成された実施例3のサイレンサ50においては、上流側パイプ59から排気ガス流入口55を介してインレットパイプ63内に導入された排気ガスの一部(気流音成分)は、大径部89の透孔69を通って吸音室73内に導入される。そして、実施例1の場合と同様に、吸音室73内に導入された排気ガス中の水分は、水滴は水滴のまま、水蒸気は吸音材99との接触により凝縮して水滴となり、これら水滴はその自重により、図5において破線矢印で示すように吸音材99の隙間を通って吸音室73内を下方へと移動し、吸音室73の下端部分に到達し、アウトレットパイプ65の透孔71からアウトレットパイプ65内に入り、排気ガス排出口57を介して下流側パイプ61に排出されるのであるが、吸音室73内を下降する水滴の一部が、インレットパイプ63の大径部89の透孔69を介して再び大径部89内に流入し、大径部89の内壁に沿って下方へと移動することも考えられる。
このような場合に、この実施例3のサイレンサ50においては、大径部89の内壁に沿って下降してきた水滴を、異径部85の透孔を介して吸音室73(吸音材99)に戻すことができ、該水滴が小径部87に流入するのを阻止することができる。そして、異径部85の透孔から吸音室73に排出された水は、アウトレットパイプ65の下部の透孔71からアウトレットパイプ65内に流入し、排気ガス排出口57および下流側パイプ61を介してシェル51の外部に排出される。これにより、排気ガス中の水分が上流側パイプ59に(排気ガス流入口55側に)流れ込むのを防止することができ、シェル51内に流入した排気ガス中の水分を確実に下流側パイプ61を介してシェル51の外部へ排出することができる。
また、上述した実施例3では、開口を有する板状体(水平な平板体)からなる異径部85によって小径部87と大径部89とを連結したが、必ずしも板状体によって小径部87と大径部89を連結する必要はなく、大径部89を何らかの手段(例えばシェル51の内壁との間に設けたサポート)で保持しておけば、小径部87の上端を大径部89の下端開口に挿入するだけでもよい。この場合には、小径部87の上端と大径部89の下端との間に形成される開口が異径部そのものと言える。
なお、シェル51から下流側パイプ61に排出された水の排水性を考慮して、図6に示すように、下流側パイプ61の水平部61bを下流に進むにしたがって下降するように下り傾斜にするのが好ましい。なお、図6では実施例3のサイレンサ50について示しているが、実施例1,2のサイレンサ50についても同様のことが言える。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、吸音材をステンレスウールで構成したが、グラスウールで構成することも可能である。
この発明に係るサイレンサの実施例1における断面を模式的に示した図である。 実施例1のサイレンサが搭載された車両の後部における平面図である。 実施例1のサイレンサが搭載された車両の後部における側面図である。 この発明に係るサイレンサの実施例2における断面を模式的に示した図である。 この発明に係るサイレンサの実施例3における断面を模式的に示した図である。 実施例3のサイレンサの変形例を示す断面図である。 この発明に係るサイレンサを搭載した燃料電池自動車の燃料電池システムの構成図である。
符号の説明
1 燃料電池
50 サイレンサ(消音器)
51 シェル
53 底部(一側)
55 排気ガス流入口
57 排気ガス排出口
59 上流側パイプ
61 下流側パイプ
63 インレットパイプ
65 アウトレットパイプ
67 天板部(他側)
69 透孔
71 透孔
73 吸音室
81 分岐パイプ
83 分岐部
85 異径部
99 吸音材

Claims (4)

  1. 車両に搭載した燃料電池で発電した電気で駆動モータを駆動し走行する燃料電池自動車の前記燃料電池から排出される排気ガスの音を消音する消音器であって、
    排気ガス流入口と排気ガス排出口とを有するシェルと、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔を有し前記排気ガス流入口に接続されて該排気ガス流入口から流入した前記排気ガスを前記シェル内に導入するインレットパイプと、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔を有し前記排気ガス排出口に接続されて前記シェル内の排気ガスをシェル外に排出するアウトレットパイプと、前記シェルと前記インレットパイプと前記アウトレットパイプの間に充填された吸音材とを備え、
    前記燃料電池自動車に取り付けられた状態で、前記アウトレットパイプが鉛直方向に配置されるとともに、前記排気ガス排出口が前記シェルの下端に配置されていることを特徴とする燃料電池自動車の消音器。
  2. 車両に搭載した燃料電池で発電した電気で駆動モータを駆動し走行する燃料電池自動車の前記燃料電池から排出される排気ガスの音を消音する消音器であって、
    一側に排気ガス流入口と排気ガス排出口とを有するシェルと、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔を有し一端が前記排気ガス流入口に接続され他端が前記シェルの他側に向かって延び前記排気ガス流入口から流入した前記排気ガスを前記シェル内に導入するインレットパイプと、前記シェル内に設置され周囲に多数の透孔を有し一端が前記排気ガス排出口に接続され他端が前記シェルの前記他側に向かって延び前記シェル内の排気ガスを前記排気ガス排出口を介してシェル外に排出するアウトレットパイプと、前記シェルと前記インレットパイプと前記アウトレットパイプの間に充填された吸音材とを備え、
    前記燃料電池自動車に取り付けられた状態で、前記シェルは前記一側を下方に位置させ、前記インレットパイプと前記アウトレットパイプが鉛直方向に配置されており、前記インレットパイプの前記透孔は前記排気ガス流入口から前記インレットパイプの前記他端側へ所定寸法離間した位置よりも上方に形成されていることを特徴とする燃料電池自動車の消音器。
  3. 前記シェルの前記排気ガス流入口には上流側パイプが、前記シェルの前記排気ガス排出口には下流側パイプがそれぞれ接続され、前記上流側パイプは前記排気ガス流入口よりも上流側で分岐して前記下流側パイプに接続する分岐パイプを備え、前記分岐パイプの内径は前記上流側パイプにおける分岐パイプへの分岐部より下流側の内径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池自動車の消音器。
  4. 前記インレットパイプは、前記排気ガス流入口から前記他端側へ所定寸法離間した位置に、下流側に拡径するとともに開口を有する異径部を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池自動車の消音器。
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