JP2009172875A - 画像記録装置 - Google Patents

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JP2009172875A JP2008014083A JP2008014083A JP2009172875A JP 2009172875 A JP2009172875 A JP 2009172875A JP 2008014083 A JP2008014083 A JP 2008014083A JP 2008014083 A JP2008014083 A JP 2008014083A JP 2009172875 A JP2009172875 A JP 2009172875A
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Abstract

【課題】メンテナンスユニットの回動移動に伴う挫屈が無く且つ回動移動に対応する引き回しのスペースも必要ない排インク路を備え、装置の大型化を派生することなく、廃インクの良好な吸引と排出を行う。
【解決手段】廃インクの回収流路115、117、121、132の流入口となる廃インク吸入口113、吸引伝導口116、廃インク受け部131は画像記録装置100の本体フレームに固定されている。メンテナンス位置に移動すると廃インクの吸引導入口112と吸引伝導口116が係合してメンテナンスユニット104と廃インク回収流路117、132が連通し、廃インク排出口111は逆止弁が作動して廃インクの流出が禁止される。退避位置に移動すると廃インクパン108の廃インク排出口111と廃インク吸入口113が係合し廃インクパン108と廃インク回収流路115が連通し、吸引導入口112は逆止弁が作動して廃インクの流出が禁止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドが配置された画像記録装置のメンテナンスに関する。
従来、例えば特許文献1に示すように、記録媒体搬送ドラムの円周方向に沿って複数の記録ヘッドが配置されたインクジェット式の画像記録装置が知られている。
この様なインクジェット方式の画像記録装置の場合、記録ヘッド表面にゴミが付着し、または記録ヘッドのノズルにゴミが詰まり、記録ヘッドのノズルによるインク滴の吐出に支障をきたす虞がある。
また、一般に、使用するインクが水性インクの場合、長時間放置されると水分の蒸発等により増粘する。この増粘したインクは、記録ヘッドのノズルに目詰まりを引き起こさせ、記録ヘッドのノズルによるインク滴の吐出に支障をきたす虞がある。
このような記録ヘッドのノズルの目詰まり等を回復させる方法として、印字ヘッドのメンテナンス処理を行うのが画像記録装置にとっては必須ともいうべき事柄である。
特許文献1によれば、その主要部である記録部の構成は、特許文献1の図1に示されているように、記録媒体搬送ドラム10の円周方向に沿って配置されるマゼンタ、ブラック、イエロー、及びシアンの各色のインクを吐出する4個の印字ヘッド20(20M、20B、20Y、及び20C)は、ヘッド支持部材29に支持されている。
これら4個の印字ヘッド20は、昇降駆動手段93によりガイドレール91を介してヘッド支持部材29が上下に移動することにより、記録媒体搬送ドラム10の周面に近接する印字位置と、記録媒体搬送ドラム10の周面から離隔する退避位置及びメンテナンス位置に移動可能に構成されている。
4個の印字ヘッド20がメンテナンスのために退避位置に上昇すると、メンテナンスを実行するウォッシングボード30が退避位置からメンテナンス位置に回動移動する。そして、4個の印字ヘッド20は退避位置からメンテナンス位置に降下し、ウォッシングボード30によるメンテナンスが実行される。
一般に印字ヘッドのメンテナンスには、噴射、吸引、払拭の3通りの処理方法があるが、いずれの場合も、ウォッシングボード30の回収室51に排インクが滞留する。この滞留した排インクは、特許文献1では、その図2に示されているように、吸引ポンプ54によってウォッシングボード30から排インクを吸引し、この吸引した排インクを排インクカセット60に送って回収している。
特許文献1では、ウォッシングボード30の排出管52と吸引ポンプ54、及び吸引ポンプ54と排インクカセット60との間は、排出チューブ53によってそれぞれ連結されている構成となっている。
特開平11−042790号公報
ところで、メンテナンスユニットとしての上記ウォッシングボード30に接続された廃インクを回収するための排出チューブ53の長さは、ウォッシングボード30が退避位置とメンテナンス位置との間を回動移動するため、ウォッシングボード30が移動する範囲において余裕のある長さが必要である。
排出チューブ53の長さが短いと、排出チューブ53が挫屈して、吸引ポンプ54による吸引力をウォッシングボード30に伝達できなくなる。そうすると、印字ヘッドのメンテナンスが正常に出来なくなる可能性が生じるだけでなく、廃インクが溢れ出て周囲を汚染する可能性も生じる。
また、排出チューブ53の長さに余裕を持たせて、挫屈を生じさせないように装置内を引き回すためには、排出チューブ53を引き回すだけのスペースが新たに必要となり、装置の大型化につながって好ましくない。
本発明は、上記の課題を解決するために、メンテナンスユニットの回動移動に伴う排出チューブの挫屈や引き回しのためのスペースを必要とせず、廃インクを排出することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像記録装置は、記録媒体を搬送する搬送部と、記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットを記録媒体上に画像記録を行う記録位置とインクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なヘッドユニット移動機構と、インクジェットヘッドの回復処理時、インクジェットヘッドから吐出された廃インクを回収する廃インクパンと、廃インクパンに設けられ、該廃インクパン内の廃インクを排出する廃インク排出口と、を有するメンテナンスユニットと、メンテナンスユニットを画像記録時にヘッドユニットから退避した退避位置とインクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なメンテナンスユニット移動機構と、廃インクを貯留する廃インクタンクと、廃インクを廃インクタンクに導くため、該廃インクタンクと連通した廃インク吸引口を有する第1の廃インク排出路と、を備え、第1の廃インク排出路は、装置本体に対して所定の位置に位置決めして固定され、メンテナンスユニットの移動により廃インク排出口と廃インク吸引口とを連結/解除可能にする、ことを特徴とする。
また、本発明の画像記録装置は、回転して記録媒体を搬送する円柱状のドラムと、記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドを有するヘッドユニットと、ヘッドユニットを記録媒体上に画像記録を行う記録位置とインクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なヘッドユニット移動機構と、インクジェットヘッドの回復処理時、インクジェットヘッドから吐出された廃インクを回収するドラムの幅寸法より大である廃インクパンと、廃インクパンのドラムから外れた位置に設けられ、該廃インクパン内の廃インクを排出する廃インク排出口と、を有するメンテナンスユニットと、メンテナンスユニットを画像記録時にヘッドユニットから退避した退避位置とインクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なメンテナンスユニット移動機構と、メンテナンスユニットのメンテナンス位置と退避位置との間の移動範囲内で廃インク排出口の鉛直下に設けられた、該廃インク排出口から流出してくる廃インクを受ける廃インク受け部と、廃インク受け部と連通し、廃インクを貯留する廃インクタンクと、を備え、廃インク受け部は、装置本体に対して所定の位置に位置決めして固定されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、メンテナンスユニットの回動移動に伴う排出チューブの挫屈や引き回しのためのスペースを必要とせず、廃インクを排出することができる画像記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a),(b) は、第1の実施形態における画像記録装置の構成とその主要部の動作を模式的に示す図である。尚、図1(a) はメンテナンス中の動作位置を示し、図1(b) は記録中の動作位置を示すもので、構成は同一であるので、構成部分の番号は図1(a) の方に示し、図1(b) には説明に必要な部分にのみ番号を示している。
図1(a),(b) に示す画像記録装置100は、上下に配置された2つの画像記録ユニット101を備えている。尚、上下の画像記録ユニット101は、構成が同一であるので、構成部分の番号は上の画像記録ユニット101に示し、下の画像記録ユニット101には説明に必要な部分にのみ番号を付与して示している。
2つの画像記録ユニット101は、それぞれ搬送部となるドラム102、画像記録を行うヘッドユニット103、ヘッドユニット103をメンテナンスするメンテナンスユニット104を備えている。
ヘッドユニット103は、ドラム102の軸に垂直な上方向に配置される。このヘッドユニット103は、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクをそれぞれ吐出する複数のノズルを備えた4つのインクヘッド105を備えている。
図1(a) に示すように、4つのインクヘッド105は、それぞれドラム102の円周方向に沿って配置され、ドラム102に対し放射状に配置されている。
また、4つのインクヘッド105は、後述する記録媒体への画像記録を精度良く描画するために、それぞれインク吐出方向がドラム102の中心となるように配置されると共に、ドラム102の表面に対して所定のギャップを形成した近接位置に配置される。
ヘッドユニット103は、4つのインクヘッド105の互いの位置関係を変えることなく、ドラム102の径方向(図中上下方向)に沿って移動可能に構成されている。このヘッドユニット103は、図示しないヘッドユニット移動機構により上下に移動する。
メンテナンスユニット104は、保持部材106により回動可能に保持されている。(図2(a)参照)保持部材106は、図示しないメンテナンスユニット移動機構により、メンテナンスユニット104を図1(b) に示す画像記録時の退避位置(以下、単に退避位置という)と、図1(a) に示すヘッドメンテナンス時のメンテナンス位置(以下、単にメンテナンス位置という)との間を回動移動する。この回転軸は、ドラム102の回転軸と同一位置である。
メンテナンスユニット104は、4つのインクヘッド105のそれぞれのインク吐出面を吸引によりメンテナンスする各インクヘッド105に対応したメンテナンス部107、およびメンテナンス部107から漏出した廃インク109を受ける廃インクパン108を有する。
また、廃インクパン108には、溜まった廃インク109をメンテナンスユニット104から排出する廃インク排出口111と、メンテナンス部107の吸引動作のための吸引圧を導く吸引導入口112を有する。この廃インクパン108は、ドラム102の記録媒体122を保持する保持面の幅寸法より大きく形成されている。つまり、廃インクパン108は、記録媒体の搬送方向と直交する方向にドラム102より長く延存している。そして、廃インク排出口111と吸引導入口112は、ドラム102から外れた位置に設けられている。なお、吸引導入口112から各メンテナンス部107までは吸引経路によって接続されており、各メンテナンス部107に対して吸引圧を供給可能となっている。
メンテナンスユニット104からの廃インクを処理する廃インク経路は、一方では、メンテナンスユニット104の廃インク排出口111に対し着脱可能な廃インク吸入口113、廃インクを貯蔵する廃インクタンク114、および廃インクを廃インク吸入口113から廃インクタンク114へ導く廃インクチューブ115からなる。
そして、他方の廃インク経路は、メンテナンスユニット104の吸引導入口112に対し着脱可能な吸引伝導口116、吸引伝導口116に連結している吸引チューブ117、これら吸引チューブ117、吸引伝導口116、及び吸引導入口112を介して、メンテナンスユニット104にヘッドメンテナンスのための吸引圧を与える吸引圧発生部としての吸引ポンプ118を備えている。なお、廃インク吸入口113と吸引伝導口116とは、例えば、装置フレームに位置決めされて固定されている。
また、吸引チューブ117と吸引ポンプ118の間には、吸引された廃インクと気体を分離する吸引チャンバー119が設けられている。吸引チャンバー119からは、廃インクを廃インクタンク114へ導く廃インクチューブ121が配設されている。
<画像記録状態>
上記の構成において、図1(b) に示す画像記録時には、外部の記録媒体供給装置から記録媒体122が矢印aのように給送され、画像記録装置100内に搬入され、各所に配置されている複数のガイドローラ123に案内されて、ドラム102の周面に巻き付けられる。
上のドラム102が矢印bで示す時計回り方向に回転し、この回転により上のドラム102により搬送される記録媒体122に対し、ヘッドユニット103の4つのインクヘッド105のノズルにより、画像データに応じた色インクが吐出されて、記録媒体122の一方の面(上のドラム102の周面上で表になっている面)に画像が記録される。
続いて、記録媒体122は、ガイドローラ123に案内されて、下のドラム102の周面に巻き付けられる。そして、下のドラム102が矢印cで示す反時計回り方向に回転し、この回転により下のドラム102により搬送される記録媒体122に対し、ヘッドユニット103の4つのインクヘッド105のノズルにより、画像データに応じた色インクが吐出されて、記録媒体122の他方の面(上のドラム102では裏になっていて下のドラム102では表になっている面)に画像が記録される。
このようにして、上下2つの画像記録ユニット101により、記録媒体122の表裏各々に画像記録が行われる。
<メンテナンス状態>
上記の構成において、図1(a) に示すメンテナンス時には、ヘッドユニット103は、図1(b) の状態から、図示しないヘッドユニット移動機構によりドラム102から離れる方向(図中上方向)、すなわち退避位置まで移動する。
次に、メンテナンスユニット104が、回転軸125を支点にして、ヘッドユニット103とドラム102の間に回動しながら移動し、メンテナンス部107が、4つのインクヘッド105と対向する位置、すなわちメンテナンス位置に位置決めされる。
続いて、ヘッドユニット103を下降させて、図1(a) に示すように、メンテナンス位置に位置決めする。
このメンテナンスユニット104がメンテナンス位置に移動してきたとき、メンテナンスユニット104の吸引導入口112に、吸引チューブ117の上終端部に取り付けられて予めメンテナンス時の連結位置に位置決め固定されている吸引伝導口116が接続される。これに続いて行われるヘッドメンテナンス処理では、メンテナンス位置に位置決めされたメンテナンスユニット104は、吸引チューブ117を介し接続された吸引ポンプ118が発生する負圧により、インクヘッド105から不要なインクや付着物(以下、一括して排インクという)を吸い出す。
そして、吸い出された廃インクは、メンテナンスユニット104の吸引導入口112より、吸引伝導口116、吸引チューブ117、吸引チャンバー119まで吸引され、その後廃インクの自重により、廃インクチューブ121を通り、廃インクタンク114へ導かれて回収される。
次に、上記のメンテナンス動作における廃インクの回収方法を更に詳しく説明する。
図2(a) は、画像記録ユニット101のメンテナンスユニット104を、ドラム102及びヘッドユニット103と共にドラム102の軸方向から見た側面図であり、図2(b) はその上面図である。ただし図2(b) には、ヘッドユニット103については、そのインクヘッド105の輪郭のみを二点鎖線で示している。
図2(a) に示すように、画像記録ユニット101は、前述したように、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の合計4色のインクをそれぞれ吐出するインクヘッド105(105a、105b、105c、105d)を有している。
これらのインクヘッド105は、それぞれヘッド保持プレート126(126a、126b、126c、126d)上に記録媒体122の幅以上となるように千鳥状に配列され、固定されている。ヘッド保持プレート126はプレート保持部材127によって保持されている。このプレート保持部材127は、ヘッド保持プレート126を保持するプレート保持部材127aと、ドラム102の回転軸125と係合するプレート保持部材127bによって構成されている。
画像記録時は、プレート保持部材127b上にプレート保持部材127aが載置されている。この時、プレート保持部材127bが回転軸125と係合しているため、プレート保持部材127aに保持される各インクヘッド105のインク吐出面とドラム102の外周面とのギャップが常に一定とすることができる。
また、ヘッドメンテナンス時は、プレート保持部材127aがプレート保持部材127b上に載置された状態からヘッドユニット移動機構によりプレート保持部材127aのみが各インクヘッド105間の相対位置を固定したまま、回転軸125に対する鉛直上方向に移動する。これにより、各インクヘッド105はメンテナンス位置まで移動する。
メンテナンスユニット104は、上述したように保持部材106に保持され、この保持部材106が、回転軸125を中心に回動することによりドラム102とインクヘッド105との間にメンテナンスユニット104が配置される。この状態を図2(a)に示している。
このメンテナンスユニット104のメンテナンス部107は、吸引口129を備えている。この吸引口129は吸引経路を通じて吸引導入口112に連通している。
図2(a) に示すようにメンテナンス位置に位置決めされたインクヘッド105は、メンテナンスを行うにあたり、詰まったインクや付着物を強制的に排出するために、インクを吐出する。そして、吐出されたインクや付着物は、廃インク109としてメンテナンスユニット104に設けられた廃インクパン108に一旦貯留される。
また、図2(a) に示すようにメンテナンス位置に位置決めされたメンテナンスユニット104は、不図示のメンテナンス部移動ユニットにより、メンテナンス部107がインクヘッド105のインク吐出面に沿って移動すると共に、吸引導入口112からの負圧により、吸引口129から、インクヘッド105のノズルに詰まったインクや付着物(以下纏めて単に廃インクという)を強制的に吸引する。
吸引された廃インクは、矢印e、f、gの順に経路を通って吸引導入口112から図1(a),(b) に示したように、吸引伝導口116、吸引チューブ117、吸引チャンバー119及び廃インクチューブ121を経由して廃インクタンク114に回収される。
また、廃インクパン108に漏れ出た廃インク109は、廃インクパン108の底部が回転軸125の軸方向に沿う方向に傾斜を形成することにより、矢印hで示すように、メンテナンスユニット104の廃インク排出口111及び吸引導入口112が形成されている側面部方向に流れ一旦集結し、滞留する。
図3(a)、(b) は、メンテナンスユニット104がメンテナンス位置に移動する際の吸引導入口112及び廃インク排出口111近傍の状態を示す拡大断面図である。なお、図3(a)は、図1(a) の丸kで囲んだ部分を示し、図3(b)は図1(b) に丸mで囲んだ部分を示す。
図3(a) に示すように、メンテナンス時には、メンテナンスユニット104が図2(a),(b) に示したメンテナンス位置に回動することにより、吸引導入口112が図3(a) の矢印nで示すように、右方向に移動する。この時、吸引導入口112先端に配設されている逆止弁134が、該逆止弁134と接続される位置に位置決めされている吸引伝導口116と係合する。
逆止弁134は、筒体135、筒体135の後部内側に固設された輪体136、筒体135の前部内側に形成された凸状輪部137、凸状輪部137から筒体135内に進退可能に挿入された筒状弁138、この筒状弁138の底部と輪体136との間に介装された押し螺旋バネ139、凸状輪部137の後端部において筒状弁138の前部外周と筒体135の内周との間に介装されたパッキン141、凸状輪部137の内周面に形成されたワッシャ受け凹部142、筒状弁138の側面を貫通する複数のインク流路孔143を有する。
また、筒状弁138の先端部には輪状のスポンジ144が取り付けられ、逆止弁134の先端部にも大きな輪状のスポンジ145が配設されている。
逆止弁134と係合する吸引伝導口116は、筒状の本体の先端側1/3ほどの所にフランジ146を備え、フランジ146より先端は根元に輪状のスポンジ147を取り付けられ、先端近傍の外周にCワッシャ148が取り付けられている。
吸引導入口112が図3(a) の矢印nで示すように右方向に移動することにより、吸引伝導口116のフランジ146より先端部が、逆止弁134の凸状輪部137内に嵌入して、Cワッシャ148がワッシャ受け凹部142に係合し、逆止弁134と吸引伝導口116が位置決めされる。
これにより、筒状弁138が押し螺旋バネ139の押し付勢力に抗して逆止弁134内に押し込まれ、それまで凸状輪部137の内周面により塞がれていたインク流路孔143が、筒状弁138の外周と筒体135の内周との間に形成されている間隙からなるインク流入路に開放される。
これにより、吸引ポンプ118によってメンテナンス部107の吸引口129から吸引された廃インク109は、図3(a) の矢印pに示すように逆止弁134側に流れ、筒状弁138の外周と筒体135の内周との間に形成されているインク流入路、及びインク流路孔143を通って、矢印qで示すように、吸引伝導口116側に流れ、吸引チューブ117を経由して、前述したように、廃インクタンク114に回収される。
また、吸引伝導口116は、図1(a) にも示したが、図3(a) の逆止弁134との係合部の直下となる位置に、例えば装置フレームに位置決めして固定された廃インク受け部131を備えている。逆止弁134と吸引伝導口116との係合部には、インク漏れを防止するスポンジ144、145、147等が押し合って配置さているが、ここから矢印rで示すように僅かに漏出する廃インクは、廃インク受け部131に受け止められ、自重により、矢印sに示すように廃インクチューブ132に流れて、廃インクタンク114に回収される。
尚、廃インクチューブ132を吸引チューブ117に合流させて、廃インク受け部131内の廃インクを強制的に吸引するようにしてもよい。
また、メンテナンスユニット104の吸引導入口112とは反対側に形成されている廃インク排出口111は、メンテナンスユニット104が上述したようにメンテナンス位置に移動することに伴い、図3(b) に矢印tで示すように上方(実際には斜め右上方向)に移動して、廃インクチューブ115の先端の廃インク吸入口113から離脱する。
尚、図3(b) において、廃インク排出口111の各部の構成は、上述した吸引導入口112の各部の構成と同一であるので、吸引導入口112と同一の構成部分には吸引導入口112と同一の番号を付与して示している。
また、図3(b) において、廃インク吸入口113の各部の構成は、上述した吸引導入口116の各部の構成とは、廃インク受け部131´の構成を除いて他は同一であるので、吸引導入口116と同一の構成部分には吸引導入口116と同一の番号を付与して示している。
図3(b) に示すように、廃インク吸入口113の廃インク受け部131´は、廃インク吸入口113の本体中央部を取り巻くように形成され、その根元部分には、受け入れた廃インクを本体の廃インク流路に連通する複数の廃インク排出孔149が形成されている。図3(b) において、廃インク排出口111は、廃インク吸入口113から離脱した状態にある。
この状態で、筒状弁138は、廃インク吸入口113からの押し込みから開放されており、これにより、筒状弁138は螺旋バネ139の押し付勢力により、螺旋バネ139の最大伸長位置まで、廃インク排出口111の先端部方向に押し出されている。
これにより、筒状弁138のインク流路孔143は、凸状輪部137の内周面によって塞がれ、上方にある廃インクパン108の廃インク溜まり部からの廃インクの流出が禁止されている。
図4(a) は、画像記録ユニット101のメンテナンスユニット104が、画像記録時の退避位置に退避したときの状態を、ドラム102及びヘッドユニット103と共にドラム102の軸方向から見た側面図であり、図4(b) はその上面図である。
尚、図4(b) には、ヘッドユニット103については、そのインクヘッド105の輪郭のみを二点鎖線で示している。また、図4(a),(b) ともに、図2(a),(b) に示した同一構成部分には、説明に必要な又は対比して見るに必要な部分にのみ図2(a),(b) と同一の番号を付与して示している。
図4(a),(b) に示すように、メンテナンスユニット104は、図2(a),(b) に示したメンテナンス位置から、ドラム102の側方の退避位置に退避している。そして、ヘッドユニット103は、図4(a) に示すように、図2(a) に示したメンテナンス位置から、記録位置に降下している。
この状態において、図1(b) に示したように、画像記録装置100内に搬入され、各所に配置されている複数のガイドローラ123に案内されて、ドラム102の周面に巻き付けられて搬送される記録媒体122に対し、ヘッドユニット103の4つのインクヘッド105のノズルにより、画像データに応じた色インクが吐出されて、記録媒体122に画像が記録されることは前述した。
この状態において、メンテナンスユニット104は、廃インクパン108内に滞留している廃インクの排出処理を行っている。
図5(a) は、上記のヘッドユニット103による画像記録時におけるメンテナンスユニット104の、退避位置に退避移動する際の、図1(a) に丸kで囲んで示す吸引導入口112近傍の状態を示す拡大断面図であり、図5(b) は、図1(b) に丸mで囲んで示す廃インク排出口111近傍の状態を示す拡大断面図である。
尚、図5(a),(b) には、図3(a),(b) と同一構成部分には図3(a),(b) と同一の番号を付与して示している。
図5(a) に示すように、画像記録時には、メンテナンスユニット104が図4(a),(b) に示した退避位置に回動することにより、吸引導入口112が図5(a) の矢印uで示すように、左方向に移動して、その逆止弁134が、吸引伝導口116から離脱する。
この状態で、筒状弁138は、吸引伝導口116からの押し込みから開放されており、これにより、筒状弁138は螺旋バネ139の押し付勢力により、螺旋バネ139の最大伸長位置まで、吸引導入口112の先端部方向に押し出されている。
これにより、筒状弁138のインク流路孔143は、凸状輪部137の内周面によって塞がれ、図3(a) に矢印p及びqで示した廃インクの流出が禁止される。
他方、メンテナンスユニット104の廃インクパン108の底部に一旦滞留された廃インク109は、ヘッドメンテナンス動作が終了し、メンテナンスユニット104が退避位置に回動すると、メンテナンスユニット104が傾くことにより図2(b)の矢印i、jで示すようにインク排出口111方向に流れる。この時、前述した逆止弁により廃インク109は、廃インク排出口111からの流出が禁止されているため、滞留された廃インク109が廃インクパン108外部に漏れ出す虞がある。そのため、図1 に示すように、廃インクパン108のインク排出口111近傍の上面には、廃インク漏れ防止壁133が形成されている。これにより、袋形状のインク溜まり部が形成され、メンテナンスユニット104が、図1(b) に示す退避位置に移動する際に傾いた廃インクパン108から廃インク109が外部に漏出することを防止する。
そして、メンテナンスユニット104の廃インク排出口111が、図5(b) の矢印vで示すように下方向に回動移動することにより、廃インク吸入口113のフランジ146より先端部が、逆止弁134の凸状輪部137内に嵌入して、Cワッシャ148がワッシャ受け凹部142に係合し、逆止弁134と廃インク吸入口113が位置決めされる。
これにより、筒状弁138が押し螺旋バネ139の押し付勢力に抗して逆止弁134内に押し込まれ、それまで凸状輪部137の内周面により塞がれていたインク流路孔143が、筒状弁138の外周と筒体135の内周との間に形成されている間隙からなるインク流入路に開放される。
これにより、図1(b) に示した廃インクパン108の廃インク漏れ防止壁133により形成される袋形状のインク溜まり部に滞留していた廃インク109が、自重により、図5(b) の矢印w1から矢印群w2及び矢印w3までに示すように、筒状弁138の外周と筒体135の内周との間に形成されているインク流入路、及びインク流路孔143を通って、廃インク吸入口113側に流れ、廃インクチューブ115を経由して、前述したように、廃インクタンク114に回収される。
また、廃インク吸入口113には、図3(b) でも説明したが、図5(b) に示すように、廃インク吸入口113の本体中央部を取り巻くように廃インク受け部131´が形成されている。
廃インク排出口111と廃インク吸入口113との係合部には、スポンジ145及び147によって二重にインク漏れを防止するように構成されているが、ここから矢印群w4で示すように僅かに漏出する廃インクは、廃インク受け部131´に受け止められ、自重により、矢印w3に示すように廃インクチューブ115に流れて、廃インクタンク114に回収される。
このように、本例の画像記録ユニット101においては、メンテナンスユニット104に、廃インクを排出するためのチューブ115、117、132等を常に接続しておく必要がなく、回動移動に伴う廃インク排出口111と廃インク吸入口113との離接、又は吸引導入口112と吸引伝導口116との離接により、廃インクパン108に滞留する廃インクを廃インクタンク114に回収することができる。
したがって、チューブの可動部がなくなり、これにより、メンテナンスユニットの移動時に生じるチューブの挫屈やメンテナンスユニットの移動時に対応するチューブの引き回し用のスペースを装置に設ける必要が無くなり、装置を大型化することなく良好なメンテナンス処理を行うことが可能となる。
尚、上述した画像記録ユニット101の図2(a),(b) 乃至図5(a),(b) に示した構成は、図1(a),(b) に示した上下いずれの画像記録ユニット101においても同様である。
(第2の実施の形態)
図6(a) は、第2の実施形態における画像記録装置のメンテナンス時におけるメンテナンスユニットの状態を、ドラムと共にドラムの軸方向から見た側面図、(b) はその上面図である。
図7(a) は、上記の第2の実施形態における画像記録装置の画像記録時におけるメンテナンスユニットの状態を、ドラムと共にドラムの軸方向から見た側面図、(b) はその上面図である。
尚、図6(a) 及び図7(a) は、ヘッドユニット103を省略して示している。また、図6(b) 及び図7(b) は、インクヘッド105の輪郭のみを二点鎖線で示している。
また、図6(a),(b) ともに、図2(a),(b) 又は図4(a),(b) に示したと同一の構成部分には、説明に必要な又は対比して見るに必要な部分にのみ図2(a),(b) 又は図4(a),(b) と同一の番号を付与して示している。
本例において、メンテナンスユニット150は、図6(a),(b) に示すメンテナンス位置と図7(a),(b) に示す退避位置とに回動可能で設けられている。このメンテナンスユニット150には、廃インクを排出する廃インク排出口151a及び151bが設けられた廃インクパン151を有している。この廃インクパン151は、ドラム102の記録媒体122を保持する保持面の幅寸法より大きく形成されている。つまり、廃インクパン151は、記録媒体の搬送方向と直交する方向にドラム102より長く延存している。そして、廃インク排出口151a及び151bは、ドラム102から外れた位置に設けられている。また、廃インクパン151の底部は、廃インク排出口151a及び151bに向けて傾斜している。
メンテナンスユニット150の図6(a),(b) に示すメンテナンス位置と図7(a),(b) に示す退避位置の間の移動に伴って移動する廃インク排出口151a及び151bの移動範囲の鉛直下には、廃インク排出口151a及び151bから流出してくる廃インクを受ける廃インク受け部152が位置決めされて、例えば装置フレームに固定して設けられる。
図6(a)及び(b)で示すように、各インクジェットヘッド105のメンテナンス時は、前述した第1の実施形態と同様に吸引導入口112と吸引伝導口116とが係合する。これにより、メンテナンスユニット150に設けられたメンテナンス部107からインクを吸引する。吸引された廃インクは、吸引チューブ117を介して図1(a),(b) に示した廃インクタンク114に回収される。また、廃インクパン151に漏れ出た廃インクは、図6(b)の矢印x1で示すように、廃インク排出口151a及び151bの在る側面部方向に集結して、矢印x2及びx3に示すように、廃インク排出口151a及び151bに向かい、図6(a) の矢印x4及びx5で示すように、廃インク排出口151a及び151bから廃インク受け部152に流れ落ちる。廃インク受け部152に流れ落ちた廃インクは、図6(b) の矢印x6に示すように一つの流れに集結され、廃インク受け部152の廃インク排出口153から廃インクチューブ115を介して図1(a),(b) に示した廃インクタンク114に回収される。
各インクジェットヘッド105のメンテナンスが終了し、メンテナンスユニット150が退避位置に回動移動する際は、吸引導入口112と吸引伝導口116との係合が解除されると共に、廃インクパン151内に残留した廃インクはメンテナンスユニット150が傾くことによりさらに廃インク排出口151a及び151bから廃インク受け部152に流れ落ちる。この時、廃インク受け部152は、前述したようにメンテナンスユニット150の廃インク排出口151a及び151bの移動範囲の鉛直下に固定して設けられているので、廃インク排出口151a及び151bから流れ出た廃インクは、装置内に漏れ出すことはない。
本例においては、図6(a) 及び図7(a) の両方向矢印yに示すように、メンテナンスユニット150のメンテナンス時又は退避時の回動移動の如何に関わらず、メンテナンスユニット150の廃インク排出口151a及び151bより、廃インクは、その自重により廃インク受け部152に流れ落ちる。そして、廃インクチューブ115を介して図1(a),(b) に示した廃インクタンク114に回収される。
本例の構成においても、廃インクチューブに可動部が無く、したがって、チューブの挫屈による廃インク流路詰まり等の不具合の発生や、この不具合を回避するためのチューブの引き回しスペースの確保等の空間を設ける必要が無くなり、装置を大型化することなく、良好な廃インクの吸引及び廃インクの回収処理を行うことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
(a),(b) は第1の実施形態における画像記録装置の構成とその主要部の動作を模式的に示す図である。 (a) は第1の実施形態における画像記録装置の画像記録ユニットのメンテナンスユニットをドラム及びヘッドユニットと共にドラムの軸方向から見た側面図、(b) はその上面図である。 (a) はメンテナンスユニットのメンテナンス位置に移動する際の図1(a) の丸kで囲んで示す吸引導入口近傍の状態を示す拡大断面図、(b) は図1(b) の丸mで囲んで示す廃インク排出口近傍の状態を示す拡大断面図である。 (a) は画像記録ユニットのメンテナンスユニットが画像記録時の退避位置に退避したときの状態をドラム及びヘッドユニットと共にドラムの軸方向から見た側面図、(b) はその上面図である。 (a) はメンテナンスユニットの退避位置に退避移動する際の図1(a) の丸kで囲んで示す吸引導入口近傍の状態を示す拡大断面図、(b) は図1(b) の丸mで囲んで示す廃インク排出口近傍の状態を示す拡大断面図である。 (a) は第2の実施形態における画像記録装置の画像記録ユニットのメンテナンス時におけるメンテナンスユニットの状態をドラムと共にドラムの軸方向から見た側面図、(b) はその上面図である。 (a) は第2の実施形態における画像記録装置の画像記録ユニットの画像記録時におけるメンテナンスユニットの状態をドラムと共にドラムの軸方向から見た側面図、(b) はその上面図である。
符号の説明
100 画像記録装置
101 画像記録ユニット
102 ドラム
103 ヘッドユニット
104 メンテナンスユニット
105(105a、105b、105c、105d) インクヘッド
106 保持部材
107 メンテナンス部
108 廃インクパン
109 廃インク
111 廃インク排出口
112 吸引導入口
113 廃インク吸入口
114 廃インクタンク
115 廃インクチューブ
116 吸引伝導口
117 吸引チューブ
118 吸引ポンプ
119 吸引チャンバー
121 廃インクチューブ
122 記録媒体
123、124 ガイドローラ
125 回転軸
126(126a、126b、126c、126d) ヘッド保持プレート
127 プレート保持部材
129 吸引口
131、131´ 廃インク受け部
132 廃インクチューブ
133 廃インク漏れ防止壁
134 逆止弁
135 筒体
136 輪体
137 凸状輪部
138 筒状弁
139 押し螺旋バネ
141 パッキン
142 ワッシャ受け凹部
143 インク流路孔
144、145 スポンジ
146 フランジ
147 スポンジ
148 Cワッシャ
150 メンテナンスユニット
151 廃インクパン
151a、151b 廃インク排出口
152 廃インク受け部
153 廃インク排出口

Claims (10)

  1. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドを有するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを前記記録媒体上に画像記録を行う記録位置と前記インクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なヘッドユニット移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの回復処理時、前記インクジェットヘッドから吐出された廃インクを回収する廃インクパンと、前記廃インクパンに設けられ、該廃インクパン内の前記廃インクを排出する廃インク排出口と、を有するメンテナンスユニットと、
    前記メンテナンスユニットを前記画像記録時に前記ヘッドユニットから退避した退避位置と前記インクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なメンテナンスユニット移動機構と、
    前記廃インクを貯留する廃インクタンクと、
    前記廃インクを前記廃インクタンクに導くため、該廃インクタンクと連通した廃インク吸引口を有する第1の廃インク排出路と、を備え、
    前記第1の廃インク排出路は、装置本体に対して所定の位置に位置決めして固定され、前記メンテナンスユニットの移動により前記廃インク排出口と前記廃インク吸引口とを連結/解除可能にする、ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記廃インクパン内に設けられ、前記インクジェットヘッドから前記インクを吸引するメンテナンス部と、
    前記廃インクパンに設けられ、前記メンテナンス部の吸引動作のための吸引圧を導く吸引導入口と、
    前記吸引圧を生成する吸引圧発生部と、
    前記吸引圧発生部で生成された前記吸引圧を前記吸引導入口に導く吸引伝導口を有する第2の廃インク排出路と、をさらに有し、
    前記第2の廃インク排出路は、装置本体に対して所定の位置に位置決めして固定され、前記メンテナンスユニットの移動により前記吸引導入口と前記吸引伝導口とを連結/解除可能にする、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記第2の廃インク排出路は、前記メンテナンス部で吸引された前記廃インクを前記廃インクタンクに導く、ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記メンテナンスユニットが前記退避位置に位置する時、前記廃インク排出口と前記廃インク吸引口とは連結され、前記メンテナンス位置に位置する時、前記廃インク排出口と前記廃インク吸引口とは連結が解除されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記メンテナンスユニットが前記メンテナンス位置に位置する時、前記吸引導入口と前記吸引伝導口とは連結され、前記退避位置に位置する時、前記前記吸引導入口と前記吸引伝導口とは連結が解除されている、ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  6. 前記廃インク排出口は、弁機構を有しており、前記弁機構は、前記廃インク吸引口との連結時に開放し、非連結時に閉塞している、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  7. 前記吸引導入口は、弁機構を有しており、前記弁機構は、前記吸引伝導口との連結時に開放し、非連結時に閉塞している、ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  8. 前記搬送部は、回転して前記記録媒体を搬送する円柱状のドラムを有し、前記メンテナンスユニット移動機構は、前記ドラムの搬送面に沿って前記メンテナンスユニットを移動し、前記廃インクパンには、前記廃インク排出口近傍に前記廃インクを溜める廃インク溜まり部が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  9. 前記廃インクパンの前記記録媒体の搬送方向と直交する方向の寸法は、前記搬送部の前記記録媒体の搬送方向と直交する方向の寸法より大きく、前記廃インク排出口は、前記廃インクパンにおける前記搬送部から外れた位置に設けられている、ことを特徴とする請求項1、又は8に記載の画像記録装置。
  10. 回転して記録媒体を搬送する円柱状のドラムと、
    前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドを有するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを前記記録媒体上に画像記録を行う記録位置と前記インクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なヘッドユニット移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの回復処理時、前記インクジェットヘッドから吐出された廃インクを回収する前記ドラムの幅寸法より大である廃インクパンと、前記廃インクパンの前記ドラムから外れた位置に設けられ、該廃インクパン内の前記廃インクを排出する廃インク排出口と、を有するメンテナンスユニットと、
    前記メンテナンスユニットを前記画像記録時に前記ヘッドユニットから退避した退避位置と前記インクジェットヘッドの回復処理を行うメンテナンス位置とに移動可能なメンテナンスユニット移動機構と、
    前記メンテナンスユニットの前記メンテナンス位置と前記退避位置との間の移動範囲内で前記廃インク排出口の鉛直下に設けられた、該廃インク排出口から流出してくる前記廃インクを受ける廃インク受け部と、
    前記廃インク受け部と連通し、前記廃インクを貯留する廃インクタンクと、を備え、
    前記廃インク受け部は、装置本体に対して所定の位置に位置決めして固定されている、ことを特徴とする画像記録装置。
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CN107618267A (zh) * 2017-10-25 2018-01-23 深圳市润天智数字设备股份有限公司 Single Pass数字喷墨设备及其废墨收集装置

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