JP2009172805A - 画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成動作を開始する前に、印刷障害によりユーザが被る不利益を未然に防ぐことができる画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、外部記憶装置14と当該装置100とを接続するためのインタフェース106を有し、インタフェース106を介して、外部記憶装置14に格納されたデータDを読み出し、印刷を行う装置であって、データDに関する情報から、データDを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手段41と、取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手段42と、算出された前記メモリ使用量と、当該装置100において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手段33とを有することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、外部記憶装置に格納されたデータを印刷する画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関し、特に、印刷動作時に生成される画像データを一時保持するワークメモリの状態を監視することでオーバーフローを防止する技術に関するものである。
従来では、ユーザが所定のデータを画像形成装置にて印刷する場合には、PC(Personal Computer)を介して行っていたが、近年、データを格納する外部記憶装置の大容量化や優れた携帯性(小型化)を実現する技術向上に伴い、外部記憶装置を直接画像形成装置へ接続し、外部記憶装置に格納されたデータを印刷する機会が増えている。例えば、画像データなどを格納したUSB(Universal Serial Bus)メモリを、所定の差込口に挿入し、外部記憶装置用のインタフェース(I/F)を介して直接画像データを印刷可能な印刷装置などである。
これらの技術背景から、ユーザが印刷を所望するデータのサイズが増大する一方で、画像形成装置が搭載するメモリ容量は製品の機種ごとに異なり、例えば、小型で安価な機種の場合では、搭載するメモリ容量が少ない。
このような場合に問題となるのが、印刷対象であるデータの種類によっては、メモリ不足(メモリオーバーフロー)が発生し、画像形成装置が有する機能を十分に発揮できないと言う点である。画像形成装置は、画像形成動作の中で、印刷対象データからプリンタエンジン(以下、「エンジン」という。)が解釈可能な画像データ(中間データ)を生成し、生成した画像データをメモリ内に保持する。このとき、搭載しているメモリの記憶領域において、上記生成した画像データを保持するだけの空き領域(使用可能なメモリ領域)が存在しなければ、メモリ不足となり、印刷障害を発生することとなる。
そこで、特許文献1には、印刷時に使用するバッファを監視し、バッファフルの状態を検知した場合、バッファに書き込む画像データが少ない画像形成方法に変更する画像処理装置が開示されている。
このような従来技術により、上記に挙げた問題点を解消する印刷制御を行うことができる。
特開2006―159702号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている従来技術では、例えば、PCから送信される全ての印刷データを画像処理装置で受信し、受信したデータを基にエンジンが解釈可能な画像データを生成し、実際に、搭載されたメモリのうち、印刷時に確保できたバッファ領域に書き込んでみなければ、メモリ不足が発生する状態か否かを判断することができない。このように従来技術では、「PCからのデータ受信」、「解釈可能な画像データの生成」、「バッファ領域への書き込み」などの通常の画像形成動作の中で、メモリ不足による印刷障害の発生を検証しているため、障害の発生を検知すると、それまでに行った画像形成動作にかかった時間が無駄となってしまう問題点がある。また、印刷障害の発生を検証するために、印刷対象データの全体像をつかむため、画像処理装置で全てのデータを受信しなければならず、受信するデータのサイズが大きい場合には、検証するまでに時間がかかってしまう。
本発明では、上記従来技術の問題点に鑑み、画像形成動作を開始する前に(エンジンが解釈可能な画像データを生成する前に)、印刷時のメモリ不足(メモリオーバーフロー)により印刷障害が発生する恐れがあることを検知することができ、印刷障害によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、外部記憶装置と当該画像形成装置とを接続するためのインタフェースを有し、前記インタフェースを介して、前記外部記憶装置に格納されたデータを読み出し、印刷を行う画像形成装置であって、前記データに関する情報から、前記データを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記メモリ使用量と、当該画像形成装置において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
これによって、本発明の画像形成装置は、外部記憶装置に格納されたデータを印刷する際に、印刷対象データがもつ書誌情報や属性情報などのデータに関する各種情報や印刷条件から印刷時に必要となるメモリ使用量を予測し、その予測値が現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)を超過している場合に、ユーザへ警告し、以降の印刷動作を行うか否かを選択可能な印刷環境を提供する構成とすることにより、画像形成動作を開始する前に(エンジンが解釈可能な画像データを生成する前に)、印刷時のメモリ不足(メモリオーバーフロー)により印刷障害が発生する恐れがあることを検知することができ、印刷障害によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、印刷時におけるファイル種別ごとのページ単位のメモリ使用量の特徴を係数化したメモリ使用量算出用係数値を、ファイル種別に対応付けて保持する係数保持手段を有し、前記算出手段において、前記取得手段により取得されたパラメータのファイル種別を示す情報に基づいて、前記係数保持手段により保持されている前記ファイル種別に対応する前記メモリ使用量算出用係数値を取得し、取得した前記メモリ使用量算出用係数値を前記所定の計算式に代入して、前記メモリ使用量を算出することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記算出手段において、前記メモリ使用量を算出するときに用いる前記所定の計算式を、印刷時の印刷条件に応じて変更することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記取得手段において、前記データに関する書誌情報及び/又はファイル属性情報から、データサイズ、総ページ数、及びファイル種別の各情報を前記パラメータとして取得することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記制御手段において、前記比較結果に応じて、前記外部記憶装置が有する記憶領域を印刷時に使用可能なメモリ領域として使用するように前記画像形成動作を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記制御手段において、前記比較結果に応じて、印刷時に使用可能なメモリ領域に、非可逆圧縮した画像データを保持するように前記画像形成動作を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記制御手段において、前記比較結果に応じて、印刷時に使用可能なメモリ領域に、指定された解像度より低い解像度の画像データを保持するように前記画像形成動作を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記制御手段において、前記比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する複数の印刷方式のうち、所定の規則に基づいて決定した前記印刷方式に従って前記画像形成動作を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記複数の印刷方式それぞれに対して、使用するときの優先順位を対応付けて管理する管理データを保持する優先順位情報保持手段を有し、前記制御手段において、前記優先順位保持手段により保持されている前記管理データを参照し、前記優先順位に基づいて前記印刷方式を決定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記算出手段により算出された前記メモリ使用量が、印刷時に使用可能な前記メモリ空き容量より大きい場合に、印刷障害が発生する恐れがある旨を警告する所定の情報を表示する警告表示手段を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、前記比較結果に応じた前記画像形成動作の制御について許可を求める所定の情報を表示する確認表示手段を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の印刷制御方法は、外部記憶装置と当該画像形成装置とを接続するためのインタフェースを有し、前記インタフェースを介して、前記外部記憶装置に格納されたデータを読み出し、印刷を行う画像形成装置における印刷制御方法であって、前記データに関する情報から、前記データを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手順と、前記取得手順により取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手順と、前記算出手順により算出された前記メモリ使用量と、当該画像形成装置において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手順とを有することを特徴とする。
これによって、本発明の印刷制御方法は、外部記憶装置に格納されたデータを印刷する際に、印刷対象データがもつ書誌情報や属性情報などのデータに関する各種情報や印刷条件から印刷時に必要となるメモリ使用量を予測し、その予測値が現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)を超過している場合に、ユーザへ警告し、以降の印刷動作を行うか否かを選択可能な印刷環境を提供することで、画像形成動作を開始する前に(エンジンが解釈可能な画像データを生成する前に)、印刷時のメモリ不足(メモリオーバーフロー)により印刷障害が発生する恐れがあることを検知することができ、印刷障害によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置における印刷制御プログラムは、外部記憶装置と当該画像形成装置とを接続するためのインタフェースを有し、前記インタフェースを介して、前記外部記憶装置に格納されたデータを読み出し、印刷を行う画像形成装置における印刷制御プログラムであって、コンピュータを、前記データに関する情報から、前記データを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記メモリ使用量と、当該画像形成装置において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手段として機能させる。
これによって、本発明の画像形成装置における印刷制御プログラムは、コンピュータを、外部記憶装置に格納されたデータを印刷する際に、印刷対象データがもつ書誌情報や属性情報などのデータに関する各種情報や印刷条件から印刷時に必要となるメモリ使用量を予測し、その予測値が現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)を超過している場合に、ユーザへ警告し、以降の印刷動作を行うか否かを選択可能な印刷環境を提供するように機能させることができる。
よって、本発明の印刷制御プログラムは、画像形成動作を開始する前に(エンジンが解釈可能な画像データを生成する前に)、印刷時のメモリ不足(メモリオーバーフロー)により印刷障害が発生する恐れがあることを検知することができ、印刷障害によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる。
本発明によれば、画像形成動作を開始する前に、印刷障害によりユーザが被る不利益を未然に防ぐことができる画像形成装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<外部記憶装置に格納されたデータの印刷>
まず、本実施形態において以下に説明を行う、「外部記憶装置からのダイレクト印刷」について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る外部記憶装置14に格納されたデータDを印刷するときの動作例を示す図である。
図1の動作例に示すように、本実施形態に係る画像形成装置100は、外部記憶装置14に格納されたデータDを印刷することができる。
まず、ユーザは、印刷したいデータDが格納された外部記憶装置14を、画像形成装置100に接続する。ここで、本実施形態に係るデータDと外部記憶装置14について補足する。上記データDは、ユーザが所有するPCにインストールされた各種アプリケーションにより生成されてデータを意味し、例えばPDF(Portable Document Format)データなどが該当する。また、上記外部記憶装置14は、データの消去・書き込みを自由に行なうことができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリであり、例えばUSBメモリなどが該当する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、外部記憶装置14が接続されたことを検知すると、外部記憶装置14に格納されているデータの情報(例えば「ファイル名」など)を取得し、当該画像形成装置100が有する操作パネルなどの表示画面に、取得したデータ情報を表示する。ここで、本実施形態に係る画像形成装置100について補足する。上記画像形成装置100は、所定のアプリケーションデータをダイレクトに印刷可能な機能を有する装置である。更に、本実施形態に係る画像形成装置100は、表示機能及びユーザインタフェース機能(以下、「UI機能」という。)を有している。例えば、図2に示すような操作パネル11などが該当する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る操作パネル11の一例を示す図である。図2には、操作パネル11の表示画面21に、外部記憶装置14に格納されているファイル名が表示されている例が示されている。
操作パネル11は、図2に示すようなUI機能をユーザに提供している。例えば、UI機能には、印刷条件などの画像形成動作に関する各種情報を表示する表示画面21と、画像形成装置100が有する印刷機能などの動作機能を選択可能な機能選択キー22と、印刷動作を一時停止/再開を指示する印刷停止/再開キー23と、画像形成装置100が有する機能の動作設定などを行うためのメニュー画面表示を指示するメニューキー24と、印刷中のジョブをキャンセルするジョブリセットキー25と、メニュー画面の中で前段に表示された情報項目に遷移する戻るキー26と、メニュー画面の中で複数個表示された情報項目間を遷移する矢印キー27と、メニュー画面の中で表示された情報項目を選択するOKキー28とから構成されている。ユーザは、このようなUI機能を介して、対話形式により画像形成装置100を操作する。例えば、外部記憶装置14からのデータDを印刷するときの印刷対象データ(印刷したいデータ)の選択や選択データの印刷指示を行う場合には、上記UI機能を介して行う。例えば、図2に示す例では、印刷対象データとして、"企画書.pdf"が選択されている。
このように、ユーザは、上記操作パネル11のUI機能を介して印刷対象データを選択する。
その後、画像形成装置100は、ユーザによって選択されたデータDのファイルを外部記憶装置14から取得し、再び操作パネル11の表示画面21へ、データDに設定された印刷条件を表示する。
ユーザは、表示された印刷条件の内容を確認した後に、UI機能を介してデータDの印刷を指示する(例えば、「図2の機能選択キー22を押下する」など)。
その結果、画像形成装置100は、ユーザからの印刷要求を受け付け、設定された印刷条件に従ってデータDの印刷を行う。例えば、図1の場合には、データDに対して「2部両面印刷」という印刷条件が設定されていることから、画像形成装置100で、企画書の両面印刷物Pが2部作成される(参照符号P1及びP2)。
上記に説明したように、アプリケーションデータを、プリンタドライバなどを介さず、直接印刷を行うことを「ダイレクト印刷」と言い、ユーザが、複雑な印刷条件設定などを行わずとも、所望するデータを直感的かつ簡便に印刷することができる点に特徴がある。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100では、利便性の高い「外部記憶装置14からのダイレクト印刷」をユーザに提供している。
<ハードウェア構成>
では、本実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、主に、プリンタ機能を有する装置であって、
操作パネル11と、コントローラ12と、エンジン13とから構成され、それぞれバスで相互に接続されている。
操作パネル11は、入力装置や表示装置を有しており、入力装置は、例えば図2に示すような各種ハードウェアキーなどで構成され、画像形成装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置は、液晶パネルディスプレイなどで構成され、例えば印刷条件などの画像形成動作に関する各種情報を表示する。操作パネル11は、コントローラ12が有する操作パネルI/F101を介して接続される。
コントローラ12は、操作パネルI/F装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、NV−RAM(Non Volatile RAM)104と、CPU(Central Processing Unit)105と、外部記憶I/F装置106と、ホストI/F装置107と、エンジンI/F装置108とを有しており、更に、画像形成動作時に使用するワークメモリ領域を拡張するために増設可能なオプションRAM109を接続するインタフェースを備えている。
ROM102は、画像形成装置100が起動されるときに実行されるプログラム(OSの役割をするプログラム)や各種データ、また画像形成装置100が有する各種機能を実現するプログラム(アプリケーションプログラム)や各種データを格納している。また、RAM103は、ROM102から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。NV−RAM104は、画像形成動作を制御するための初期設定値(印刷制御に関する初期設定値)などの画像形成装置100に関する設定データを格納している。更に、CPU105は、RAM103が一時保持しているプログラムを実行する。コントローラ12は、上記構成により、例えば、ホストI/F装置107を介して印刷データを受信した場合に、ROM102からRAM103上に読み出されたPDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(PDLパーサ)をCPU105により実行し、印刷データを解釈してエンジン13へ転送する中間データ(以下、「画像データ」という。)を生成する。
以下に、コントローラ12が有する各種インタフェース装置について説明する。
操作パネルI/F装置101は、操作パネル11と画像信号や制御信号などをやり取りするためのインタフェース装置である。外部記憶I/F装置106は、例えばUSBメモリなどの外部記憶装置14を、画像形成装置100に接続するためのインタフェース装置である。画像形成装置100には、外部記憶I/F装置106に接続するための差込口(非図示)が設けられており、外部記憶装置14が備える接続端子が差込口に挿入されることにより、画像形成装置100と外部記憶装置14との間でデータのやり取りを行うことが可能となる。ホストI/F装置107は、画像処理装置100を、有線及び/又は無線回線により構築されたLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク(データ通信網)などのデータ伝送路(非図示)に接続するインタフェース装置である。エンジンI/F装置108は、エンジン13と画像信号や制御信号などをやり取りするためのインタフェース装置である。
エンジン13は、例えば、電子写真方式によって、コントローラ12が有するエンジンI/F装置108を介して転送された画像データを記録紙(印刷用紙)に印刷する。ここでは、画像形成方式の一例として電子写真方式による例を示したが、この内容に本発明が限定されるものではない。例えばインクジェットプロセス方式であってもよい。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100では、コントローラ12のRAM103に読み出されたPDLを解釈可能なプログラムがCPU105で実行され、外部記憶装置14から外部記憶I/F装置106を介して取得したアプリケーションデータから画像データを生成し、生成した画像データがエンジンI/F装置108を介してエンジン13へ転送され、外部記憶装置14からの印刷を行っている。
<コントローラシステム>
次に、本実施形態に係る画像形成装置100が有する印刷機能を実現するコントローラシステム30の構成について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るコントローラシステム30の構成例を示す図である。
以下に説明する本実施形態に係るコントローラシステム30の各機能部は、画像形成装置100が有するコントローラ12のCPU105で、印刷制御プログラムが実行されることで実現される。
<<システム構成>>
コントローラシステム30は、主に、ホストI/F装置17や外部記憶I/F106などのデータ通信I/Fを制御するデータ制御部31と、RAM103、NV−RAM104、及びオプションRAM109などの搭載メモリへのアクセスを制御し、格納データ(エンジン13が解釈可能な画像データ)を管理するメモリ管理部32と、印刷時の予測メモリ使用量を基に画像形成動作を制御する印刷制御部33と、印刷ジョブを記述するPDLを解釈し、所定の画像データを生成する言語解釈部34と、操作パネル11を制御する操作パネル制御部35と、エンジン13を制御するエンジン制御部36とから構成される。
<<印刷機能の基本動作>>
以下に、通常の印刷動作である「PCから送信された印刷ジョブを印刷する」という動作例を基に、上記各機能部を有するコントローラシステム30が印刷機能を実現しているかについて説明する。
(1)印刷ジョブの受信
コントローラシステム30は、ホストI/F装置107がPCから受信した印刷ジョブを、データ制御部31を介してコントローラ12へ入力し、入力した印刷ジョブをメモリ管理部32へ転送する。その結果、印刷ジョブは、コントローラ12が有するRAM103の所定の記憶領域に一時保持される。
(2)印刷ジョブの解析
コントローラシステム30は、言語解釈部34によって、RAM103に保持されている印刷ジョブへメモリ管理部32を介してアクセスし、印刷ジョブを解析する。その結果、言語解釈部34は、エンジン13が解釈可能なデータ形式、すなわちビットマップイメージ(所定の画像データ)を生成し、生成した画像データをメモリ管理部32へ転送する。メモリ管理部32は、転送された画像データをRAM103に保持する。
(3)印刷ジョブの印刷
コントローラシステム30は、エンジン制御部36によって、RAM103に保持されている画像データへメモリ管理部32を介してアクセスし、アクセスした画像データをエンジンI/F装置108を介してエンジン13へ転送する。
また、上記(1)から(3)までの印刷動作において、コントローラシステム30は、各機能部からの制御信号を基に、操作パネル制御部35によって、印刷動作に関する情報(例えば、「印刷中です」などの動作状態情報。)を、操作パネルI/F装置101を介して、操作パネル11へ送信する。
このように、本実施形態に係るシステムコントローラ30は、メモリ管理部32を介して、RAM103の記憶領域から印刷するために必要なメモリ領域を確保し、確保したメモリ領域に、PDLで記述された印刷ジョブのデータやPDL解釈後に生成した画像データなど、印刷動作の各処理工程で取り扱う各種データを一時保持し、印刷動作を行っている。
そのため、PCなどの外部機器から送信される印刷ジョブを印刷する場合には、印刷ジョブをデータ制御部31によって全てコントローラシステム30内に入力し、言語解釈部34により解釈後、画像データを生成してみるまで、受信した印刷ジョブの印刷を行うために「どの程度のメモリ領域が必要か」を把握することができない。その結果、印刷ジョブのデータ構成やカラー構成、また印刷条件などによっては、印刷動作のページ途中でメモリ不足、すなわちメモリオーバーフローが発生し完全に印刷ができないことが考えられる(印刷障害が発生することが考えられる)。これは、印刷要求を行ったユーザにとって不利益である。また、上記メモリ不足による印刷障害は、特に、搭載メモリが少ない構成となっている安価な画像形成装置100において発生しやすい。
それに対して、外部記憶装置14からアプリケーションデータをダイレクト印刷する場合には、PCから印刷する場合と異なり、印刷ジョブ生成前のアプリケーションデータに関する情報(例えば、「書誌情報」や「属性情報(プロパティ情報)」など。)を取得可能である。これにより、コントローラシステム30は、データ制御部31により外部記憶I/F装置106を介して入力したアプリケーションデータから、アプリケーションデータに関する情報を取得し、取得した各種情報を基に、印刷を行うために「どの程度のメモリ領域が必要か」を予測することが可能である。そこで、本実施形態に係るコントローラシステム30は、印刷時の予測メモリ使用量から印刷可否を判断し、更に印刷不可能と判断したときに、ユーザから選択指示された印刷方式に基づいて画像形成動作を制御する機能を有する印刷制御部33を有している。
<印刷制御機能>
ここからは、外部記憶装置14からのデータ印刷を行うときに、本実施形態に係るコントローラシステム30が有する印刷制御部33による印刷制御機能について、図5から図7を用いて説明を行う。では、本実施形態に係る画像形成装置100が有する印刷制御機能の構成について、図5を用いて説明する。
<<機能構成の概要>>
図5は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置100が有する機能構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、上記「印刷制御機能」を実現するため、外部記憶装置14から取得した印刷対象データであるデータDから、データDに関する情報を取得するデータ情報取得部41(取得手段)と、上記パラメータ取得部41により取得したパラメータ値から印刷時の予測メモリ使用量を算出する予測値算出部42(算出手段)と、予測値算出部42により算出した予測メモリ使用量を基に、データDが、当該画像形成装置100が搭載するメモリ容量において印刷可能か否かを判定する印刷可否判定部43とを有している。
上記各機能により実現される「印刷制御機能」について、以降の<<機能動作の概要>>で詳しく説明する。
<<機能動作の概要>>
上記で説明を行った各機能部によって、本実施形態に係る画像形成装置100が有する「印刷制御機能」が、どのように動作し実現されているのかについて説明する。以下の説明では、機能動作について分かり易く説明するために、印刷制御機能を実現するための基本的な3つの動作手順に従って行う。
(手順1)データ情報の抽出
まず、画像形成装置100は、接続された外部記憶装置14の所定の記憶領域から取得したデータDのファイル名を、操作パネル制御部35を介して、操作パネル11へ渡す。操作パネル11は、受け取ったファイル名を表示画面21に表示し、ユーザへ印刷するデータDを、UI機能を介して選択させる。
データ情報取得部41は、操作パネル11のUI機能を介して選択された結果を受けて、印刷指示された(選択された)データDのデータサイズ、総ページ数、及びファイル種別(拡張子)を取得する。データ情報取得部41は、これらの情報を、例えば、データDの書誌情報やファイルの属性情報と言ったデータDに関する情報から取得する。例えば、データD「企画書.pdf」の拡張子から、「ファイル種別」がPDFであることが分かる。また、PDFファイルの場合には、文書の属性情報(プロパティ情報)から、「保存場所(ファイルパス)」、「データサイズ(byte数)」、「総ページ数」などの情報が取得可能である。ここで、情報取得方法について補足する。上記方法では、データDの書誌情報やファイルの属性情報からデータDに関する情報を取得する一例を示したが、この方法に本発明が限定されるものではない。例えば、これらの情報を一元管理する管理データを有するファイルシステム環境であれば、データに関連付けられた管理データを参照する方法であってもよく、データDのデータサイズ、総ページ数、及びファイル種別が取得できれば、どのような方法であってもよい。このようにして取得したデータDに関する情報を、データ情報取得部41は、予測算出部42へ渡す。
(手順2)予測メモリ使用量の算出
予測値算出部42は、データ情報取得部41により取得されたデータDのデータサイズ、総ページ数と、NV−RAM104などの不揮発性の記憶装置に予め格納しておいたファイル種類ごとのメモリ使用量算出用の係数であるファイル固有値51とを、予測値算出用のパラメータ値として所定の計算式に代入し、データDを印刷したときの予測メモリ使用量を算出する。上記ファイル固有値51は、予めファイル種別ごとのサンプルデータ(例えば、「*.pdf」、「*.jpg」、「*tiff」などのような外部記憶装置14から印刷される頻度の高いファイル群)を基に、各データの印刷時のメモリ使用量を計測し、計測値を分析した上でファイル種別ごとの1ページあたり(ページ単位)のメモリ使用量特徴を係数化した値である。
言語解釈部34によりRAM103へ一時保持される画像データのサイズは、エンジン13が解釈可能なデータ形式に変換されるためファイル種別ごとに異なる。そこで、印刷時のメモリ使用量を予測するためには、元データ(印刷ジョブ)から変換後の画像データが生成された場合のデータサイズ変化の特徴を加味する必要がある。このようにして決定したファイル種別ごとのファイル固有値51は、予め、ファイル種別ごとに対応付けて、画像形成装置100が有するコントローラ12のNV−RAM104などの所定の記憶領域に格納しておく(係数保持手段)。
予測値算出部42は、データ情報取得部41により取得されたデータDのファイル種別を基に、NV−RAM104などの所定の記憶領域に格納されている対応ファイル固有値51を取得する。よって、ファイル固有値51は、ファイル種別より一意に特定可能となっている。また、ユーザから選択されたデータDが、必ずしも予め想定しているファイル種別(予めファイル固有値51を準備できているファイル種別)とは限らない。このような場合には、予測値算出部42は、ファイル種別に関係ないメモリ使用量算出用の係数(デフォルト値)を取得する。
予測値算出部42は、データDを印刷したときの予測メモリ使用量を上記予測値算出用のパラメータ値を用いて算出する。このとき、予測値算出部42は、以下の計算式を用いて1ページあたりの予測メモリ使用量A(メモリ使用量の予測値)を算出する。
A = (D/P)×K ・・・ (式1)
D:データサイズ(byte)
P:総ページ数
K:ファイル固有値(係数化した値)
このようにして算出した予測メモリ使用量Aを、予測値算出部42は、印刷可否判定部43へ渡す。
(手順3)印刷可否の判定
印刷可否判定部43は、予測値算出部42により算出された予測メモリ使用量Aと、メモリ管理部32から取得した現在印刷時のワークメモリとして使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)とを比較し、その比較結果に応じて、データDが印刷可能か否かを判定する。印刷可否判定部43は、判定結果を基に、操作パネル制御部35又は言語解釈部34に対して、所定の処理を要求する。
印刷可否判定部43は、比較結果が、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より同じ又は小さい場合に、データDが印刷可能であると判定する。また、比較結果が、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きい場合に、データDが印刷不可能である(メモリ不足による印刷障害が発生する恐れがある)と判定する。この判定結果を受けて、印刷可否判定部43は、印刷可能の場合に、言語解釈部34に対して言語解釈処理を指示し、通常の印刷動作を開始する。また、印刷不可能の場合に、操作パネル制御部35(警告表示手段)に対して「印刷がエラーとなる恐れがある」ことをユーザに警告する内容を表示画面21に表示するように指示する。図6は、本発明の第1の実施形態に係るオーバーフロー警告を知らせる警告画面の一例を示す図である。
このように、操作パネル11では、操作パネル制御部35からの画像信号及び制御信号によって図6に示す警告画面を表示し、ユーザへその旨を知らせる。その結果、操作パネル11は、UI機能(印刷停止/再開キー23やジョブリセットキー25)を介して、ユーザの「印刷開始」若しくは「ジョブリセット」の指示を受け付ける。
このように、印刷可否判定部43は、上記の印刷制御によって、外部記憶装置14からのデータ印刷を行うときのメモリ不足によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる。
(印刷を続行する場合の方式)
また、印刷制御部33は、上記警告画面を操作パネル11に表示する前に、印刷を可能とするいくつかの解決策をユーザへ提示し、選択指示によって決定された印刷方式に従った画像形成動作を指示する制御機能(印刷制御手段)を有している。印刷制御部33が提供する印刷方式は、例えば、以下に挙げる3つである。
・外部記憶装置14を印刷時のワークメモリとして使用する方法(ワークメモリ拡張方式)
印刷制御部33は、印刷可否判定部43により印刷不可能と判定された場合に、画像形成装置100に接続されている外部記憶装置14を、言語解釈部34が生成する画像データを一時保持する記憶領域(ワークメモリ領域)として使用するか否かを、操作パネル11を介してユーザに選択決定させる。印刷方式決定部44は、ユーザからの使用する旨の指示を受けると、データ制御部31に対して、言語解釈部34で生成した画像データを外部記憶装置14の所定の記憶領域へ一時保持するように指示し、以降の印刷動作がエンジン制御部36によって続行される。
・非可逆圧縮をして印刷を行う方法(非可逆圧縮画像方式)
印刷制御部33は、印刷可否判定部43により印刷不可能と判定された場合に、印刷物の品質は通常印刷時より劣化するが非可逆圧縮して印刷を行うか否かを、操作パネル11を介してユーザに選択決定させる。印刷方式決定部44は、ユーザからの非可逆圧縮印刷する旨の指示を受けると、メモリ管理部32に対して、言語解釈部34が生成した画像データを、非可逆圧縮してRAM103の所定の記憶領域へ一時保持するように指示する。その後、非可逆圧縮された画像データは、以降の印刷動作において、エンジン制御部36がエンジン13へ転送し、エンジン13によって伸張され印刷される。
・解像度を落として印刷を行う方法(低解像度画像方式)
印刷制御部33は、印刷可否判定部43により印刷不可能と判定された場合に、印刷物の品質は指定解像度時より劣化するが解像度を落として印刷を行うか否かを、操作パネル11を介してユーザに選択決定させる。このとき、印刷方式決定部44は、ユーザに対して、現在の使用可能メモリ容量を最大限に生かして印刷可能な解像度の順で複数の選択候補を提示する。例えば、データDの指定解像度が1200(dpi)の場合には、使用可能メモリ容量から600、300、200(dpi)の順に選択候補を提示する。印刷方式決定部44は、ユーザからの低解像度印刷する旨の指示を受けると、言語解釈部34に対して、指定された解像度より低い解像度で画像データを生成するように指示し、メモリ管理部32に対して、低解像度で生成された画像データをRAM103の所定の記憶領域へ一時保持するように指示し、以降の印刷動作がエンジン制御部36によって続行される。
このように、印刷制御部33は、印刷を可能とするいくつかの解決策をユーザへ提示し、場合によっては印刷品質を劣化させる結果となるが、ユーザが所望する印刷物を優先かつ確実に印刷できるように画像形成動作を制御することができる。
(印刷条件を基に予測値を算出する計算式を選択)
また、本実施形態に係る印刷制御機能は、上記に説明を行った基本的な動作に加えて、以下に示す技術的事項と組み合わせて機能させることも可能である。
本実施形態に係る印刷制御部33では、「(手順2)予測メモリ使用量の算出」において、予測値算出部42が(式1)により予測メモリ使用量Aを算出する計算例を示した。しかし、次のような場合も考えられる。例えば、データDに設定された印刷条件によっては、必ずしも、言語解釈部34が画像データを1ページずつ生成するとは限らない。すなわち、メモリ管理部32を介してRAM103上に一時保持される画像データが複数ページ分の画像データであったりする場合もある。
印刷条件には、部数指定時におけるソート/スタック印刷、カラー/モノクロ指定印刷、変倍、集約、両面印刷などがあり、画像形成装置100の印刷機能が有する数だけ存在する。例えば、ソート印刷が印刷条件として指定されている場合、データDを前ページ印刷の単位で部数印刷を行うことから、全ページ分の画像データを一時保持する使用可能メモリ容量が必要となる。また、両面印刷の場合には、表裏2ページ分の画像データを一時保持する使用可能メモリ容量が必要となる。このような場合には、上記「(手順2)予測メモリ使用量の算出」において説明を行った(式1)では対応できない。
そこで、予測値算出部42は、上記印刷条件の分析結果から、予め複数種類の予測メモリ使用量Aを算出する計算式を有する構成とし、取得した印刷条件に応じて算出時の計算式を切り替える。例えば、印刷条件がソート印刷の場合には、以下に挙げる計算式を用いて予測メモリ使用量Aを算出する。
A = D×K ・・・ (式2)
D:データサイズ(byte)
K:ファイル固有値(係数化した値)
予測値算出部42では、印刷条件がソート印刷の場合、全ページ分の画像データを一時保持する使用可能メモリ容量が必要となることから、(式1)のように、1ページあたりの予測メモリ使用量Aを算出するのではなく、全ページあたりの予測メモリ使用量Aを算出する式を用いる。
また、例えば、印刷条件が両面印刷の場合には、以下に挙げる計算式を用いて予測メモリ使用量Aを算出する。
A = ((D/P)×K)×2 ・・・ (式3)
D:データサイズ(byte)
P:総ページ数
K:ファイル固有値(係数化した値)
予測値算出部42では、印刷条件が両面印刷の場合、表裏2ページ分の画像データを一時保持する使用可能メモリ容量が必要となることから、(式1)のように、1ページあたりの予測メモリ使用量Aを算出するのではなく、2ページあたりの予測メモリ使用量Aを算出する式を用いる。
予測値算出部42は、上記のように、印刷条件に応じて算出時の計算式を切り替える場合に、印刷時にRAM103上に読み出されている印刷条件を基に、分析結果から予め印刷条件に対応付けられた計算式を特定する。印刷条件は、例えば、NV−RAM104に予め保持されている各印刷条件項目のデフォルト値が、画像形成装置100を起動したときにRAM103上に読み出される。また、読み出された印刷条件の値は、操作パネル11のUI機能を介して印刷条件設定された場合には、該当する値が変更される。
このように、予測値算出部42は、印刷条件に応じて、予測メモリ使用量Aを算出する計算式を切り替えて、データDに関する情報だけでなく、印刷動作時のメモリ使用に大きく影響する印刷条件も加味して予測メモリ使用量Aを算出することができる。よって、より正確な予測値を基に印刷可否判定を行うことが可能となる。
<処理手順>
上記に説明を行った本実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作について図7を用いて説明を行い、次いで、上記画像形成動作の中で行われる印刷制御機能の具体的な処理手順について図8を用いて説明する。以下に説明する各処理手順は、主に、コントローラ12のCPU105で実行される画像形成プログラム及び印刷制御プログラムによって行われる手順である。
<<画像形成処理の基本処理手順>>
図7は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成動作に関する基本処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る画像形成装置100は、コントローラ12において、外部記憶I/F装置106を介して取得した、外部記憶装置14に格納されているデータDに関する情報を基に、格納されているデータDのファイル名(印刷対象データのファイルリスト)を、操作パネルI/F装置101を介して、操作パネル11の表示画面21へ表示する(ステップS101)。
画像形成装置100は、操作パネル11が有するUI機能から、印刷を行うデータDの選択指示を受け付けるまで待つ(ステップS102がNOの場合)。画像形成装置100は、操作パネル11のUI機能から印刷を行うデータDの選択指示を受け付けると(ステップS102がYESの場合)、コントローラ12の操作パネルI/F装置101を介して、先に取得したデータDに関する情報(例えば、「印刷条件」など。)を操作パネル11の表示画面21に表示する(ステップS103)。
画像形成装置100は、操作パネル11のUI機能から、表示された各種情報を確認した後、ユーザからの印刷開始の指示を受け付けるまで待つ(ステップS104がNOの場合)。画像形成装置100は、操作パネル11のUI機能から印刷開始の指示を受け付けると(ステップS104がYESの場合)、コントローラ12により、所定の印刷制御処理を行う(ステップS105)。
その結果、画像形成装置100は、コントローラ12が生成する画像データが、エンジンI/F装置108を介してエンジン13へ転送され、印刷が行われる。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、上記処理手順を実行することで、外部記憶装置14に格納されている所定のデータを印刷することができる。
<<印刷制御処理の処理手順(その1)>>
次に、上記画像形成動作による処理手順の中で行われる印刷制御処理の処理手順について説明する。以下の処理手順は、先の<ソフトウェア構成>において説明を行ったコントローラシステム30が有する印刷制御部33によって行われる。また、先の<<機能動作の概要>>において説明を行った各制御方法について順に説明する。
(印刷障害が発生する恐れがある旨を警告する印刷制御)
図8は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。
本実施形態に係る印刷制御部33は、まず、パラメータ取得部41によって、印刷するデータDの書誌情報やファイルの属性情報などから、データサイズ、総ページ数、及びファイル種別の各情報を取得する。更に、パラメータ取得部41によって、取得したファイル種別に関する情報(拡張子)を基に、予めNV−RAM104などの不揮発性の記憶装置に格納されているファイル種別ごとの予測値算出用の係数であるファイル固有値51を取得する(ステップS201)。
印刷制御部33は、予測値算出部42によって、取得したファイル固有値51と、先に取得したデータサイズ及び総ページ数との各種情報の値を、予測値算出用の計算式(式1)の該当する各パラメータに代入し、データDを印刷するときに使用すると予測される予測メモリ使用量Aを算出する(ステップS202)。
印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測値算出部42により算出された予測メモリ使用量Aと、現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)とを比較し、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいか否かを判定する(ステップS203)。
印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量と同じ又は小さいと判定された場合に(ステップS203がNOの場合)、言語解釈部34によりエンジン13が解釈可能な画像データを生成し、印刷を開始する(ステップS206)。
また、印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいと判定された場合に(ステップS203がYESの場合)、操作パネル制御部35を介して、メモリ不足による印刷障害が発生する恐れがある旨をユーザに知らせる警告画面を操作パネル11の表示画面21に表示する(ステップS204)。
印刷制御部33は、警告画面を表示した後に、操作パネル制御部35から、印刷開始の指示を受け付けた場合に(ステップS205が「印刷指示」の場合)、ステップS206の処理手順に移行し、印刷を開始する(ステップS206)。また、ジョブキャンセルの指示を受け付けた場合(ステップS205が「キャンセル」の場合)、ステップS206の処理手順を行わず、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、上記処理手順を実行することで、外部記憶装置14からのデータ印刷を行うときのメモリ不足によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる。
(印刷条件に応じて予測値算出用計算式を切り替える印刷制御)
図9は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。
本実施形態に係る印刷制御部33は、パラメータ取得部41により、予測値算出用のパラメータとして、データDに関する情報からデータサイズ、総ページ数、及びファイル種別の各情報を取得する。ここでは、上記各情報に加えて、データDを印刷するときに従う印刷条件も取得し、取得した印刷条件に応じて予測値算出用の計算式を切り替える印刷制御の処理手順について説明を行う。また、図9に示すステップS305以降の処理手順は、図8において説明を行ったステップS203以降の処理手順と同じであるため、同じ処理手順についての説明は省略し、異なるステップS301からS304までの処理手順についてのみ説明を行う。
本実施形態に係る印刷制御部33は、まず、パラメータ取得部41によって、印刷するデータDの書誌情報やファイルの属性情報などから、データサイズ、総ページ数、及びファイル種別の各情報を取得する。更に、パラメータ取得部41によって、取得したファイル種別に関する情報(拡張子)を基に、予めNV−RAM104などの不揮発性の記憶装置に格納されているファイル種別ごとの予測値算出用の係数であるファイル固有値51を取得する(ステップS301)。
印刷制御部33は、データDの印刷を行うときに従う印刷条件に関する情報を取得する(ステップS302)。
印刷制御部33は、予測値算出部42によって、まず、取得した印刷条件に応じた予測値算出用の計算式を決定する。例えば、印刷制御部33は、RAM103上の最新の印刷条件を参照し、複数部数印刷時にソート印刷の印刷条件が設定されている場合には、デフォルトの予測値算出用の計算式(式1)から、全ページ分の画像データを、一時保持可能か否かを判定するための予測メモリ使用量Aを算出する計算式(式2)に切り替える(ステップS303)。
印刷制御部33は、予測値算出部42によって、先に取得した予測値算出用の各種情報の値を、上記ステップS303の処理手順によって決定した予測値算出用の計算式の該当する各パラメータに代入し、データDを印刷するときに使用すると予測される予測メモリ使用量Aを算出する(ステップS304)。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、上記処理手順を実行することで、印刷動作時のメモリ使用に大きく影響する印刷条件も加味して予測メモリ使用量Aを算出することができ、より正確な予測値を基に印刷可否判定を行うことが可能となる。
<<印刷制御の処理手順(その2)>>
本実施形態に係る印刷制御部33は、印刷可否判定部43により、印刷時の使用可能メモリ容量から印刷障害が発生する恐れがあると判定された場合に、その旨を操作パネルに警告し、ユーザからの「印刷開始」/「ジョブキャンセル」のどちらかの指示を待つ。ここからは、印刷障害が発生する恐れがあると判定された場合に、印刷障害を回避するための解決策である印刷方法を提示し、ユーザからの指示を受けて、以降の処理を行う印刷制御の各処理手順について説明を行う。
(ワークメモリ拡張方式を提示する印刷制御)
図10は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その3)を示すフローチャートである。
本実施形態に係る印刷制御部33は、まず、パラメータ取得部41によって、印刷するデータDの書誌情報やファイルの属性情報などから、データサイズ、総ページ数、及びファイル種別の各情報を取得する。更に、パラメータ取得部41によって、取得したファイル種別に関する情報(拡張子)を基に、予めNV−RAM104などの不揮発性の記憶装置に格納されているファイル種別ごとの予測値算出用の係数であるファイル固有値51を取得する(ステップS401)。
印刷制御部33は、予測値算出部42によって、取得したファイル固有値51と、先に取得したデータサイズ及び総ページ数との各種情報の値を、予測値算出用の計算式(式1)の該当する各パラメータに代入し、データDを印刷するときに使用すると予測される予測メモリ使用量Aを算出する(ステップS402)。
印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測値算出部42により算出された予測メモリ使用量Aと、現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)とを比較し、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいか否かを判定する(ステップS403)。
印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量と同じ又は小さいと判定された場合に(ステップS403がNOの場合)、言語解釈部34によりエンジン13が解釈可能な画像データを生成し、印刷を開始する(ステップS407)。
また、印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいと判定された場合に(ステップS403がYESの場合)、操作パネル制御部35を介して、接続される外部記憶装置14を、画像データを一時保持するワークメモリとして使用しても良いか否かの使用許可をユーザに求める使用許可画面を操作パネル11の表示画面21に表示する(ステップS404)。
印刷制御部33は、使用許可画面を表示した後に、操作パネル制御部35から、使用を許可しない旨の指示を受け付けた場合に(ステップS405がNOの場合)、ステップS407の処理手順に移行し、外部記憶装置14をワークメモリとして使用しない印刷を開始する(ステップS407)。また、使用を許可する旨の指示を受け付けた場合(ステップS405がYESの場合)、外部記憶装置14をワークメモリとして使用し、拡張されたワークメモリに対して、言語解釈部34により生成した画像データを一時保持し、保持された画像データに対して印刷を開始する(ステップS406)。
(非可逆圧縮画像方式を提示する印刷制御)
図11は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その4)を示すフローチャートである。
図11に示すステップS503までの処理手順は、図10において説明を行ったステップS403までの処理手順と同じであるため、同じ処理手順についての説明は省略し、異なるステップS504からS507までの処理手順についてのみ説明を行う。
印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量と同じ又は小さいと判定された場合に(ステップS403がNOの場合)、言語解釈部34によりエンジン13が解釈可能な画像データを生成し、印刷を開始する(ステップS407)。
本実施形態に係る印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいと判定された場合に(ステップS503がYESの場合)、操作パネル制御部35を介して、生成の際に非可逆圧縮した画像データをワークメモリに一時保持し、この画像データを用いて印刷を行っても良いか否かの印刷許可をユーザに求める印刷許可画面を操作パネル11の表示画面21に表示する(ステップS504)。
印刷制御部33は、印刷許可画面を表示した後に、操作パネル制御部35から、印刷を許可しない旨の指示を受け付けた場合に(ステップS505がNOの場合)、ステップS507の処理手順に移行し、言語解釈部34により非可逆圧縮を行っていない画像データの印刷を開始する(ステップS507)。また、印刷を許可する旨の指示を受け付けた場合(ステップS505がYESの場合)、言語解釈部34により非可逆圧縮した画像データをワークメモリに一時保持し、保持された画像データをエンジン13にて伸張し印刷を開始する(ステップS506)。
(低解像度画像方式を提示する印刷制御)
図12は、本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その5)を示すフローチャートである。
図12に示すステップS603までの処理手順は、図10において説明を行ったステップS403までの処理手順と同じであるため、同じ処理手順についての説明は省略し、異なるステップS604からS607までの処理手順についてのみ説明を行う。
印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量と同じ又は小さいと判定された場合に(ステップS603がNOの場合)、言語解釈部34によりエンジン13が解釈可能な画像データを生成し、印刷を開始する(ステップS607)。
本実施形態に係る印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいと判定された場合に(ステップS603がYESの場合)、操作パネル制御部35を介して、生成の際に解像度を低くした画像データをワークメモリに一時保持し、この画像データを用いて印刷を行っても良いか否かの印刷許可をユーザに求める印刷許可画面を操作パネル11の表示画面21に表示する(ステップS604)。
印刷制御部33は、印刷許可画面を表示した後に、操作パネル制御部35から、印刷を許可しない旨の指示を受け付けた場合に(ステップS605がNOの場合)、ステップS607の処理手順に移行し、言語解釈部34により解像度無調整の画像データを生成し印刷を開始する(ステップS607)。また、印刷を許可する旨の指示を受け付けた場合(ステップS605がYESの場合)、言語解釈部34により解像度を低くした画像データをワークメモリに一時保持し、保持された画像データに対して印刷を開始する(ステップS606)。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、上記各処理手順を実行することで、印刷を可能とする解決策をユーザへ提示し、場合によっては印刷品質を劣化させる結果となるが、ユーザが所望する印刷物を優先かつ確実に印刷できるように印刷制御することができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る画像形成装置100は、外部記憶装置14に格納されたデータDを印刷する際に、印刷対象データがもつ書誌情報や属性情報などのデータに関する各種情報や印刷条件から印刷時に必要となるメモリ使用量Aを予測し、その予測値Aが現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)を超過している場合に、ユーザへ警告し、以降の印刷動作を行うか否かを選択可能な印刷環境を提供する。
これによって、本実施形態に係る画像形成装置100は、画像形成動作を開始する前に(エンジン13が解釈可能な画像データを生成する前に)、印刷時のメモリ不足(メモリオーバーフロー)により印刷障害が発生する恐れがあることを検知することができ、印刷障害によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる「印刷制御機能」を実現することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、印刷可否判定部43により使用可能なメモリ容量に従って印刷可能か否かを判定し、印刷不可能と判定された場合(印刷障害が発生する恐れがあると判定された場合)に、複数ある印刷方式の中で、予め決められた印刷方式をユーザに提示する印刷制御機能について説明を行った。
本実施形態では、複数ある印刷方式のうち、所定の優先順位に従って印刷方式をユーザに提示する印刷制御機能について、図13から図15を用いて説明する。
<印刷制御機能>
<<機能動作の概要>>
図13は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置100が有する機能構成の一例を示す図である。
図13に示すように、本実施形態に係る印刷制御部33は、印刷方式決定部44を有している点で、第1の実施形態に係る印刷制御部33と異なる。以下に、印刷方式決定部44について説明を行う。
(優先順位に応じた印刷方式の選択)
第1の実施形態に係る印刷制御部33では、「(手順3)印刷可否の判定」において、印刷可否判定部43の判定結果を基に、印刷方式決定部44により、印刷を可能とするいくつかの解決策をユーザへ提示し、選択指示された印刷方法に基づく画像形成動作を指示する例を示した。この機能をユーザに対してより効果的に提供するためには、印刷方式である「ワークメモリ拡張方式」、「非可逆圧縮画像方式」、「低解像度画像方式」を、ユーザに対して適切な順に提示することである。
上記方式には、それぞれ一長一短の特徴がある。例えば、「ワークメモリ拡張方式」では、外部記憶装置14が拡張メモリとして使用可能でなければならない。また、「非可逆圧縮画像方式」及び「低解像度画像方式」では、印刷品質が劣化してしまう。このような各方式の特徴を加味して、印刷方式決定部44では、各方式を優先順位により管理した図14に示すような優先順位管理データ52(印刷方式を決定する所定の規則)に基づいて印刷方式の決定を行う。優先順位管理データ52は、例えば、画像形成装置100の管理者によって操作パネル11のUI機能を介して設定され、NV−RAM104などの不揮発性の記憶装置に格納される(優先順位情報保持手段)。このようにして格納されている優先順位管理データ52には、メモリ管理部32を介して参照可能である。図14は、本発明の第2の実施形態に係る印刷制御方法を選択するための優先順位管理データ52の一例を示す図である。
図14に示すように、優先順位管理データ52は、各印刷方式を提示する優先順位を示す優先順位情報と、各印刷方式を特定する印刷条件特定情報と、が一意に対応付けられ構成されている。このようなデータ構成により、印刷方式決定部44は、優先順位の高い印刷方式からユーザへ提示し、選択指示を促すことができる。ここで、優先順位管理データ52について補足する。上記優先順位管理データ52では、テーブル形式により印刷方式の優先順位を管理するデータ構成例を示したが、この内容に本発明が限定されるものではない。優先順位管理データ52は、印刷方式の優先順位を、印刷方式決定部44により一意に特定できればよい。そのため、例えば、優先順位管理データ52をリスト構造としてデータ参照順を優先順位としてもよい。
図14には、数値である優先順位情報と、文字列である印刷条件特定情報とが、印刷品質が良い印刷方式を優先順位が高くなるように設定された管理データ52の例が示されている。例えば、印刷方式決定部44は、図14に示すような優先順位管理データ52を基に印刷方式の提示を行う場合、まず、メモリ管理部35を介して、優先順位管理データ52の優先順位情報を参照し、数値が'1'と設定されている最も優先順位の高い項目を特定する。次いで、特定された項目に該当する印刷方式特定情報を参照し、設定されている文字列"ワークメモリ拡張方式"を取得する。印刷方式決定部44は、取得した文字列を基に、該当する印刷方式を、操作パネル制御部35(確認表示手段)を介して、操作パネル11の表示画面21に表示する。
操作パネル11のUI機能を介してユーザからの動作指示を受け付けると、受け付けた動作指示が、操作パネル制御部35を介して、印刷方式決定部44へ渡される。印刷方式決定部44は、受け取った動作指示が「提示した印刷方式に同意する旨」の動作指示であった場合に、動作指示された印刷方式に決定する。また、受け取った動作指示が「提示した印刷方式に同意しない旨」の動作指示であった場合に、再度、優先順位管理データ52を参照し、次に優先順位の高い印刷方式をユーザへ提示し、動作指示を待つ。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、第1の実施形態に係る機能構成に、上記に説明を行った印刷方式決定部44を加えた構成としたことにより、メモリ不足により印刷不可能と判定された場合にも、印刷を可能とする複数の解決策をユーザへ提示することが可能となり、ユーザが所望する印刷方式により画像形成動作を制御することができる。
<処理手順>
上記に説明を行った印刷方式決定部44を含む本実施形態に係る「印刷制御機能」の具体的な処理手順について、図15を用いて説明する。以下の処理手順は、コントローラシステム30が有する印刷制御部33よって行われる。また、図15に示すステップS703までの処理手順は、図8において説明を行ったステップS203までの処理手順と同じであるため、同じ処理手順についての説明は省略し、異なるステップS704からS710までの処理手順についてのみ説明を行う。
<<印刷制御の処理手順>>
図15は、本発明の第2の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量と同じ又は小さいと判定された場合に(ステップS703がNOの場合)、言語解釈部34によりエンジン13が解釈可能な画像データを生成し、印刷を開始する(ステップS710)。
本実施形態に係る印刷制御部33は、印刷可否判定部43によって、予測メモリ使用量Aが使用可能なメモリ容量より大きいと判定された場合に(ステップS703がYESの場合)、印刷方式決定部44によって、NV−RAM104などの不揮発性の記憶装置に格納されている優先順位管理データ52を参照し(ステップS704)、優先順位情報を基に、優先順位の高い印刷方式特定情報を取得し、取得した情報からユーザへ提示する印刷方式を決定する(ステップS705)。
印刷制御部33は、操作パネル制御部35を介して、決定された印刷方式を用いて印刷を行っても良いか否かの印刷許可をユーザに求める印刷許可画面を操作パネル11の表示画面21に表示する(ステップS706)。
印刷制御部33は、印刷許可画面を表示した後に、操作パネル制御部35から、印刷を許可しない旨の指示を受け付けた場合に(ステップS707がNOの場合)、印刷方式決定部44によって、全ての印刷方式についてユーザへ提示したか否かを判定し(ステップS709)、まだ提示していない印刷方式がある場合(ステップS709がNOの場合)には、ステップS704の処理手順へ移行し、優先順位の高い順番に以降の処理を繰り返す。上記判定方法は、例えば、優先順位管理データ52に設定されている最も優先順位が低い優先順位情報を参照したか否かに基づいて判定する。
また、全ての印刷方式をユーザへ提示した場合(ステップS706がYESの場合)、ステップS710の処理手順に移行し、通常の印刷方式に基づいて、言語解釈部34により画像データを生成し印刷を開始する(ステップS710)。
印刷制御部33は、印刷許可画面を表示した後に、操作パネル制御部35から、印刷を許可する旨の指示を受け付けた場合に(ステップS707がYESの場合)、ユーザが指示した(同意した)印刷方式に基づいて、言語解釈部34により画像データを生成し印刷を開始する(ステップS708)。
このように、本実施形態に係る画像形成装置100は、上記各処理手順を実行することで、印刷を可能とする複数の解決策をユーザへ提示することが可能となり、ユーザが所望する印刷方式により印刷制御することができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係る画像形成装置100は、外部記憶装置14に格納されたデータDを印刷する際に、印刷対象データがもつ書誌情報や属性情報などのデータに関する各種情報や印刷条件から印刷時に必要となるメモリ使用量Aを予測し、その予測値Aが現在使用可能なメモリ容量(空き領域のメモリ容量)を超過している場合に、ユーザへ警告し、以降の印刷動作を「どうような印刷方式に基づいて」行うか否かを選択可能な印刷環境を提供する。
これによって、本実施形態に係る画像形成装置100は、画像形成動作を開始する前に(エンジン13が解釈可能な画像データを生成する前に)、印刷時のメモリ不足(メモリオーバーフロー)により印刷障害が発生する恐れがあることを検知することができ、印刷障害によりユーザが被る不利益(不完全な印刷)を未然に防ぐことができる「印刷制御機能」を実現することができる。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、本発明の各実施形態に係る画像形成装置100が有する「印刷制御機能」は、図8から図12ならびに図15に示した各処理手順を、上記各実施形態に係る画像形成装置100の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記各実施形態に係る画像形成装置100が有する印刷制御プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(非図示)に格納することができる。
よって、上記各実施形態に係る印刷制御プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に記憶させることによって、これらの記憶媒体を読み取り可能なドライブ装置(非図示)に接続された記録媒体から、画像形成装置100にインストールすることができる。また、画像形成装置100は、ネットワークなどのデータ伝送路(非図示)に接続可能なホストI/F装置107を有していることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて印刷制御プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る外部記憶装置に格納されたデータを印刷するときの動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る操作パネルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るコントローラシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置が有する機能構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るオーバーフロー警告を知らせる警告画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成動作に関する基本処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その3)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その4)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例(その5)を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する機能構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御方法を選択するための優先順位管理データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 操作パネル
12 コントローラ
13 エンジン
14 外部記憶装置
21 表示画面
22 機能選択キー
23 印刷停止/再開キー
24 メニューキー
25 ジョブリセットキー
26 戻るキー
27 矢印キー
28 OKキー
30 コントローラシステム
31 データ制御部
32 メモリ管理部
33 印刷制御部
34 言語解釈部
35 操作パネル制御部
36 エンジン制御部
41 パラメータ取得部
42 予測値算出部
43 印刷可否判定部
44 印刷方式決定部
51 ファイル固有値
52 優先順位管理データ
100 画像形成装置
101 操作パネルI/F装置
102 ROM
103 RAM
104 NV−RAM
105 CPU
106 外部記憶I/F装置
107 ホストI/F装置
108 エンジンI/F装置
109 オプションRAM
D アプリケーションデータ(例えばPDFデータなど)

Claims (14)

  1. 外部記憶装置と当該画像形成装置とを接続するためのインタフェースを有し、前記インタフェースを介して、前記外部記憶装置に格納されたデータを読み出し、印刷を行う画像形成装置であって、
    前記データに関する情報から、前記データを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記メモリ使用量と、当該画像形成装置において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置は、
    印刷時におけるファイル種別ごとのページ単位のメモリ使用量の特徴を係数化したメモリ使用量算出用係数値を、ファイル種別に対応付けて保持する係数保持手段を有し、
    前記算出手段は、
    前記取得手段により取得されたパラメータのファイル種別を示す情報に基づいて、前記係数保持手段により保持されている前記ファイル種別に対応する前記メモリ使用量算出用係数値を取得し、取得した前記メモリ使用量算出用係数値を前記所定の計算式に代入して、前記メモリ使用量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記算出手段は、
    前記メモリ使用量を算出するときに用いる前記所定の計算式を、印刷時の印刷条件に応じて変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記取得手段は、
    前記データに関する書誌情報及び/又はファイル属性情報から、データサイズ、総ページ数、及びファイル種別の各情報を前記パラメータとして取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記比較結果に応じて、前記外部記憶装置が有する記憶領域を印刷時に使用可能なメモリ領域として使用するように前記画像形成動作を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記比較結果に応じて、印刷時に使用可能なメモリ領域に、非可逆圧縮した画像データを保持するように前記画像形成動作を制御することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記比較結果に応じて、印刷時に使用可能なメモリ領域に、指定された解像度より低い解像度の画像データを保持するように前記画像形成動作を制御することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する複数の印刷方式のうち、所定の規則に基づいて決定した前記印刷方式に従って前記画像形成動作を制御することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 当該画像形成装置は、
    前記複数の印刷方式それぞれに対して、使用するときの優先順位を対応付けて管理する管理データを保持する優先順位情報保持手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記優先順位保持手段により保持されている前記管理データを参照し、前記優先順位に基づいて前記印刷方式を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 当該画像形成装置は、
    前記算出手段により算出された前記メモリ使用量が、印刷時に使用可能な前記メモリ空き容量より大きい場合に、
    印刷障害が発生する恐れがある旨を警告する所定の情報を表示する警告表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 当該画像形成装置は、
    前記比較結果に応じた前記画像形成動作の制御について許可を求める所定の情報を表示する確認表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 外部記憶装置と当該画像形成装置とを接続するためのインタフェースを有し、前記インタフェースを介して、前記外部記憶装置に格納されたデータを読み出し、印刷を行う画像形成装置における印刷制御方法であって、
    前記データに関する情報から、前記データを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出された前記メモリ使用量と、当該画像形成装置において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手順とを有することを特徴とする印刷制御方法。
  13. 外部記憶装置と当該画像形成装置とを接続するためのインタフェースを有し、前記インタフェースを介して、前記外部記憶装置に格納されたデータを読み出し、印刷を行う画像形成装置における印刷制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記データに関する情報から、前記データを印刷するときのメモリ使用量を算出するためのパラメータを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記パラメータに基づいて、前記メモリ使用量を所定の計算式により算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記メモリ使用量と、当該画像形成装置において印刷時に使用可能なメモリ空き容量とを比較し、比較結果に応じて印刷時の画像形成動作を制御する制御手段として機能させる印刷制御プログラム。
  14. 請求項13に記載の印刷制御プログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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