JP2009171602A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. ブロック毎に空間周波数成分を示す係数に変換して符号化されたピクチャ画像を復号化する画像復号化方法であって、
   前記画像復号化方法は、
   前記ピクチャ画像は複数のスライスで構成され、前記スライスは複数のブロックで構成され、
   復号化対象ブロックの上隣に位置する復号化済ブロック中に含まれる係数の値が０以外の係数である非ゼロ係数の個数と復号化対象ブロックの左隣に位置する復号化済ブロック中に含まれる係数の値が０以外の係数である非ゼロ係数の個数とに基づいて、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数の予測値を導出する導出ステップと、
   前記導出ステップにおいて、導出された前記予測値に基づいて可変長符号テーブルを選択する選択ステップと、
   前記選択ステップにおいて、選択された前記可変長符号テーブルを用いて、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数が符号化されている符号列に対して可変長復号化を行う復号化ステップとを含み、
   前記導出ステップにおいて、前記復号化対象ブロックの上隣に位置する復号化済ブロックと前記復号化対象ブロックの左隣に位置する復号化済ブロックとの２つの復号化済ブロックの両方が前記復号化対象ブロックを含むスライスとは異なるスライスに含まれている場合に、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数の予測値を０とする
   ことを特徴とする画像復号化方法。
2. ブロック毎に空間周波数成分を示す係数に変換して符号化されたピクチャ画像を復号化する画像復号化装置であって、
   前記ピクチャ画像は複数のスライスで構成され、前記スライスは複数のブロックで構成され、
   前記画像復号化装置は、
   復号化対象ブロックの上隣に位置する復号化済ブロック中に含まれる係数の値が０以外の係数である非ゼロ係数の個数と復号化対象ブロックの左隣に位置する復号化済ブロック中に含まれる係数の値が０以外の係数である非ゼロ係数の個数とに基づいて、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数の予測値を導出する予測値導出手段と、
   前記予測値導出手段により導出された前記予測値に基づいて可変長符号テーブルを選択する選択手段と、
   前記選択手段により選択された前記可変長符号テーブルを用いて、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数が符号化されている符号列に対して可変長復号化を行う復号化手段とを備え、
   前記予測値導出手段は、前記復号化対象ブロックの上隣に位置する復号化済ブロックと前記復号化対象ブロックの左隣に位置する復号化済ブロックとの２つの復号化済ブロックの両方が前記復号化対象ブロックを含むスライスとは異なるスライスに含まれている場合に、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数の予測値を０とする
   ことを特徴とする画像復号化装置。
3. ブロック毎に空間周波数成分を示す係数に変換して符号化されたピクチャ画像情報を復号化する画像復号化プログラムであって、
   前記ピクチャ画像は複数のスライスで構成され、前記スライスは複数のブロックで構成され、
   復号化対象ブロックの上隣に位置する復号化済ブロック中に含まれる係数の値が０以外の係数である非ゼロ係数の個数と復号化対象ブロックの左隣に位置する復号化済ブロック中に含まれる係数の値が０以外の係数である非ゼロ係数の個数とに基づいて、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数の予測値を導出し、
   前記導出された前記予測値に基づいて可変長符号テーブルを選択し、
   前記選択された前記可変長符号テーブルを用いて、前記復号化対象ブロック中に含まれる非ゼロ係数の個数が符号化されている符号列に対して可変長復号化を行い、
   前記復号化対象ブロックの上隣に位置する復号化済ブロックと前記復号化対象ブロックの左隣に位置する復号化済ブロックとの２つの復号化済ブロックの両方が前記復号化対象ブロックを含むスライスとは異なるスライスに含まれている場合に、前記復号化対象ブロック中に含まれる前記非ゼロ係数の個数の予測値を０とする
   ことをコンピュータに実行させる画像復号化プログラム。
4. 請求項３記載の画像復号化プログラムを格納した記憶媒体。
5. 記憶媒体から請求項３記載の画像復号化プログラムを読み出して実行するコンピュータを備える画像復号化装置。