JP2009171329A - データ伝送システム、加入者側装置および局側装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】可変長のデータ伝送を行う受動光網であって冗長接続された受動光網内において、無瞬断で通信経路の切り替えを行うデータ伝送システムを得ること。
【解決手段】ONU2−1は、OLTから現用系と予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の下位側へ送信する選択部74と、現用系と予備系から送られてくるパケットがOLTから自装置まで到達するのに要する時間の差分である到達差分時間に基づいて、パケットの到達所要時間が短い方の系から送られてくるパケットを到達差分時間だけ遅らせて選択部74に入力させ、パケットの到達所要時間が短い方の系へ送るパケットを、到達差分時間だけ遅らせてOLTへ送信させる制御部73と、を備える。
【選択図】 図3
【解決手段】ONU2−1は、OLTから現用系と予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の下位側へ送信する選択部74と、現用系と予備系から送られてくるパケットがOLTから自装置まで到達するのに要する時間の差分である到達差分時間に基づいて、パケットの到達所要時間が短い方の系から送られてくるパケットを到達差分時間だけ遅らせて選択部74に入力させ、パケットの到達所要時間が短い方の系へ送るパケットを、到達差分時間だけ遅らせてOLTへ送信させる制御部73と、を備える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)と加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)との間を2重化して接続した受動的網(PON:Passive Optical Network)でデータ伝送を行うデータ伝送システム、加入者側装置および局側装置に関するものである。
PONに関する技術として、例えばITU−T勧告G.983.5(「A Broadband Optical Access System with Enhanced Survivability」)がある。このITU−T勧告G.983.5には、1つのOLTと複数のONUが各々0系と1系で2重化接続されたデータ転送システムの技術が記載されている。このデータ転送システムでは、OLTおよび各ONUが、それぞれ0系と1系の2つのPON LT(Line Terminal)を有している。また、OLTとONUの途中にある光スプリッタにも、0系と1系の2つがある。そして、OLTの0系のPON LTを0系の光スプリッタを介してONUの0系のPON LTと光ファイバで接続し、OLTの1系のPON LTを1系の光スプリッタを介してONUの1系のPON LTと光ファイバで接続している。
OLTとONUが0系の通信経路を用いてデータ伝送(情報伝送)を行っている際に、0系の光ファイバで故障が発生すると、OLTとONUは、1系の通信経路に切り替えてデータ伝送を行う。このとき、故障の検出に所定の時間を要すること、0系と1系とでは通信経路の長さが異なるので0系と1系とではデータの伝送時間に差があること、通信経路の切り替え処理に所定の時間(切り替え後の系に対する往復時間の測定など)を要することなどに起因して、通信経路の切り替えにはデータの損失が必ず生じることとなる。
例えば、OLTが所定のONUに接続された0系で信号断(LOSi)を所定時間(detection time)かけて検出すると、OLTは所定のガード時間(POPUP guard time)の後に、1系の往復時間の測定(ranging)動作(POPUP procedure)にはいる。そして、OLTは、1系の往復時間の測定が済むと(Ranging success)、0系から1系に通信経路を切り替える。この結果、LOSiの検出時間、POPUPのガード時間、POPUP動作の完了時間までの間、OLTとONUの間でサービス断になる。このため、PONを用いたデータ転送システムでは、迅速に通信経路を切り替えてサービス断時間を極力少なくする必要がある。
例えば、特許文献1に記載のデータ通信システムでは、データを送信する複数のデータ送信装置と、データ送信装置に対してデータ送信を許可するデータ送信許可信号を出力する複数のデータ受信装置とを有するデータ通信システムにおいて、各データ受信装置は、複数のデータ受信装置間で同じ内容のデータ送信許可信号を生成し、生成したデータ送信許可信号を複数のデータ受信装置間で同じ出力タイミングで各データ送信装置に対して出力している。
しかしながら、上記従来の技術は、ATM−PONのように固定長フレームを送受信することを前提とした技術であるので、可変長(非固定長)のデータを送受信する受動光網に対しては、現用系と予備系との間の下り信号の位相差を検出できなかった。このため、可変長のデータを送受信する受動光網には対応できないという問題があった。
また、現用系と予備系との間の上り信号の位相差を吸収するためには、OLTが現用系と予備系の距離差を吸収するよう現用系と予備系のONUに値の異なる固定遅延を設定する必要があった。このため、ONUにOLTから固定遅延を設定できない受動光網には対応できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、可変長のデータ伝送を行う受動光網であって冗長接続された受動光網内において、無瞬断で通信経路の切り替えを行うデータ伝送システム、加入者側装置および局側装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、局側装置と複数の加入者側装置との間をそれぞれ現用系および予備系によって冗長接続した受動光網内で、前記局側装置と前記各加入者側装置とが前記現用系または前記予備系の少なくとも一方の通信経路を用いて可変長のデータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、前記加入者側装置は、前記局側装置から前記現用系を介して送られてくるパケットまたは前記局側装置から前記予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の下位側へ送信する加入者側選択部と、前記現用系から送られてくるパケットが前記局側装置から自装置まで到達するのに要する現用系到達所要時間と前記予備系から送られてくるパケットが前記局側装置から自装置まで到達するのに要する予備系到達所要時間との差分である到達差分時間に基づいて、前記局側装置からパケットを受信する際に、前記現用系および前記予備系のうち前記パケットの到達所要時間が短い方の系から送られてくるパケットを、前記到達差分時間だけ遅らせて前記加入者側選択部に入力するよう制御し、前記局側装置へパケットを送信する際に、前記現用系および前記予備系のうち前記パケットの到達所要時間が短い方の系へ送るパケットを、前記到達差分時間だけ遅らせて前記局側装置へ送信するよう制御する制御部と、を備え、前記局側装置は、前記加入者側装置から前記現用系を介して送られてくるパケットまたは前記加入者側装置から前記予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の上位側へ送信する局側選択部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、現用系および予備系のうちパケットの到達所要時間が短い方の系で送受信するパケットを所定時間だけ遅らせているので、可変長のデータ伝送を行う受動光網内において、無瞬断で通信経路の切り替えを行うことが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるデータ伝送システム、加入者側装置および局側装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態にかかるデータ伝送システムの構成を示す図である。図1では、2重化されたPON(受動光網)の接続構成を示している。データ伝送システム100は、例えば、ITU−T勧告G.983.5のType−Cの冗長構成を有した通信システムである。データ伝送システム100では、ONU(加入者側装置)やOLT(局側装置)が、0系と1系から送られてくるパケットを、各系で同時に受信できるようONUがパケットの送受信タイミングを制御するとともに、ONUやOLTが正常な系のパケットを用いてデータの送受信を行う。
図1は、本発明の実施の形態にかかるデータ伝送システムの構成を示す図である。図1では、2重化されたPON(受動光網)の接続構成を示している。データ伝送システム100は、例えば、ITU−T勧告G.983.5のType−Cの冗長構成を有した通信システムである。データ伝送システム100では、ONU(加入者側装置)やOLT(局側装置)が、0系と1系から送られてくるパケットを、各系で同時に受信できるようONUがパケットの送受信タイミングを制御するとともに、ONUやOLTが正常な系のパケットを用いてデータの送受信を行う。
データ伝送システム100は、センタ装置(局装置)であるOLT1、リモート装置(光回線終端装置)であるONU2−1〜2−N(Nは自然数)、光ファイバ3A,3B、光ファイバ3A,3Bを分岐する光スプリッタ4A,4B、光ファイバ5B−1〜5B−Nを有している。
データ伝送システム100では、OLT1が光ファイバ3Aを介して光スプリッタ4Aに接続されるとともに、OLT1が光ファイバ3Bを介して光スプリッタ4Bに接続されている。また、光スプリッタ4Aは、光ファイバ5A−1〜5A−Nを介してONU2−1〜2−Nに接続するとともに、光スプリッタ4Bは、光ファイバ5B−1〜5B−Nを介してONU2−1〜2−Nに接続している。
OLT1は、他局と接続する伝送路(局内/局間伝送路)6s,6rによって他局と接続している。伝送路6sは、OLT1からみた送信側の伝送路であり、伝送路6rはOLT1からみた受信側の伝送路である。ONU2−1〜2−Nは、それぞれ伝送路(端末側伝送路)7s−1〜7s−N、伝送路7r−1〜7r−N(端末側伝送路)によって下位側と接続している。伝送路7s−1〜7s−Nは、それぞれONU2−1〜2−Nからみた送信側の伝送路であり、伝送路7r−1〜7r−Nは、それぞれONU2−1〜2−Nからみた受信側の伝送路である。
OLT1は、0系PON終端部(PON伝送路終端部)10Aと、1系PON終端部(PON伝送路終端部)10Bと、SW(スイッチ部)11と、NNI(局内/局間インタフェース)12と、を含んで構成されている。
ONU2−1〜2−Nは、それぞれ0系PON終端部20A−1〜20A−Nと、1系PON終端部20B−1〜20B−Nと、SW21−1〜21−Nと、UNI(ユーザネットワークインタフェース)22−1〜22−Nと、を含んで構成されている。
OLT1の0系PON終端部10Aは、0系のPON LTであり、OLT1の1系PON終端部10Bは、1系のPON LTである。0系PON終端部10Aは、光ファイバ3Aを介して光スプリッタ4Aと接続されており、1系PON終端部10Bは、光ファイバ3Bを介して光スプリッタ4Bと接続されている。
また、ONU2−1〜2−Nの0系PON終端部20A−1〜20A−Nは、0系のPON LTであり、ONU2−1〜2−Nの1系PON終端部20B−1〜20B−Nは、1系のPON LTである。0系PON終端部20A−1〜20A−Nは、それぞれ光ファイバ5A−1〜5A−Nを介して光スプリッタ4Aと接続されており、1系PON終端部20B−1〜20B−Nは、それぞれ光ファイバ5B−1〜5B−Nを介して光スプリッタ4Bと接続されている。
現在使われている主なPONとして、GE−PONやG−PONなどがある。本実施の形態のデータ伝送システム100には、以下に示すGE−PONやG−PONなどを適用する。
[GE−PON]
IEEE Std 802.3, “Carrier sense multiple access with collision detection (CSMD/CD) access method and physical layer specifications,” December 9, 2005.(旧:IEEE Std 802.3ah)
[ITU−T]
ITU-T Recommendation G.984.3, "Gigabit-capable Passive Optical Networks (GPON): Transmission Convergence Layer Specification," 2003.
[GE−PON]
IEEE Std 802.3, “Carrier sense multiple access with collision detection (CSMD/CD) access method and physical layer specifications,” December 9, 2005.(旧:IEEE Std 802.3ah)
[ITU−T]
ITU-T Recommendation G.984.3, "Gigabit-capable Passive Optical Networks (GPON): Transmission Convergence Layer Specification," 2003.
データ伝送システム100にGE−PONを適用する場合、ONU2−1〜2−NとOLT1の間で送受信されるパケットは、Ethernet(登録商標)フレームなどのフレームである。また、ONU2−1〜2−Nでは、0系と1系に到着する同一フレームの到着時刻の差分を、GATEフレーム(送信許可メッセージ)を用いて算出する。このフレームの到着時刻の差分算出は、OLT1がONU2−1〜2−Nとの間のフレーム送受信の往復時間の測定を行う際(ディスカバリに用いるGATEメッセージの場合)にも、ディスカバリが終了してから用いるGATEメッセージの場合にも行う。
データ伝送システム100では、OLT1とONU2−1〜2−Nがともに時計(図示せず)を有している。OLT1の時計が示す時刻とONU2−1〜2−Nの時計が示す時刻とは、それぞれOLT1とONU2−1〜2−Nとの間をパケットが往復するのに要する時間(往復差分時間)の半分(到達差分時間)だけずれている。本実施の形態では、データ伝送システム100にGE−PONを適用する場合、OLT1の時計が示す時刻とONU2−1〜2−Nの時計が示す時刻との差を考慮して、ONU2−1〜2−Nに送信時刻と送信継続時間を与える。そして、データ伝送システム100では、送信時刻と送信継続時間に基づいて、Ethernet(登録商標)フレームの送信タイミングを制御する。
また、データ伝送システム100にG−PONを適用する場合、ONU2−1〜2−NとOLT1の間で送受信されるパケットは、フレーム内で定義されたフィールドの情報である。下りのフレームは125μsごとに定義さており、フレーム内にフィールドが定義されている。上りのフレームは、下りのフレームを基準にして、システムで定義する最大往復時間と、OLT1とONU2−1〜2−Nとの間の往復時間と、からフレームの位相が決められ、その位相でフィールドが定められる。また、ONU2−1〜2−Nにおいて0系と1系の同一フレームの到着時刻の差分はフレームごとに算出される。OLT1がONU2−1〜2−Nとの間で送受信するフレームの往復時間の測定はレンジング(Ranging)と呼ばれる。OLT1は、データ伝送システム100で定義する最大往復時間と、OLT1とONU2−1〜2−Nとの間で想定したフレームの往復時間と、から、下りのフレームに対してフレームの基準を与える。そして、OLT1は、この基準に対するタイムスロット開始位置とタイムスロット終了位置をONU2−1〜2−Nに与え、ONU2−1〜2−Nは、このタイムスロットを用いて情報(GEMやATM)の送信を制御する。
ところで、PONでは、ONUの送信制御を行うために、OLTとONUの往復時間RTT(round Trip Time)の測定を行う。したがって、データ伝送システム100では、OLT1とONU2−1〜2−Nの間のフレームの往復時間RTTの測定を行う。
ここでは、往復時間RTTの測定処理として、IEEE 802.3で規定されているGE−PONにおける往復時間RTTの測定処理について説明する。すなわち、データ伝送システム100にGE−PONを適用した場合の往復時間RTTの測定処理について説明する。
GE−PONでは、新たにPONに接続されたONUを検出するために、ディスカバリを周期的に行う。データ伝送システム100では、OLT1とONU2−1〜2−Nの往復時間RTTを測定することと、ONU2−1〜2−Nに論理リンクの識別番号であるLLID(Logical Link Identifier)を割り振ることと、を周期的に行う。
ディスカバリ操作において、RTTの測定に関わるのは、ディスカバリGATEメッセージとREGISTER_REQメッセージである。これらのメッセージの中では、メッセージの識別番号フィールド(Opcode)およびタイムスタンプフィールドが定義されている。タイムスタンプフィールドには、フレーム(メッセージ)を送信した時刻t1が格納される。なお、ここでの時刻は、OLT1や各ONU2−1〜2−Nが有している時計によって計時された時刻である。また、ディスカバリGATEメッセージ内では、送信開始時刻t2と送信継続時間T2が定義されている。
なお、以下の説明では、タイムスタンプに入る時刻をt1で表し、t1の時刻の区別が必要な場合に、t1_i(iは0または自然数)のように表すことによってt1の時刻を区別する。同様に、送信開始時刻t2の区別が必要な場合に送信開始時刻t2をt2_iで表し、送信継続時間T2の区別が必要な場合に送信継続時間T2をT2_iで表す。
なお、ITU−T勧告G.984シリーズのG−PONも、GE−PONと同様な方法によって往復時間RTTの測定処理を行なうので、ここではG−PONに対する往復時間RTTの測定処理の説明を省略する。
つぎに、OLT1の構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るOLTの構成を示すブロック図である。0系PON終端部10Aは、合波・分波部31A、電気/光変換部32A、送信処理部33A、光/電気変換部34A、受信処理部35Aを有している。1系PON終端部10Bは、合波・分波部31B、電気/光変換部32B、送信処理部33B、光/電気変換部34B、受信処理部35Bを有している。SW11は、受信バッファ41A,41B、制御部42、選択部(選択回路)43を有し、NNI12は、インタフェース変換部51,52を有している。
合波・分波部31A,31Bは、それぞれONU2−1〜2−Nへ送る信号を受信側の信号と合波して光ファイバ3A,3Bに出力し、光ファイバ3A,3Bからの信号を分波して光/電気変換部34A,34Bに送る。
電気/光変換部32A,32Bは、電気信号を光信号に変換し、光/電気変換部34A,34Bは、光信号を電気信号に変換する。送信処理部33A,33Bは、ONU2−1〜2−Nに送る信号(パケット)に対してPONに応じた処理を行ない、受信処理部35A,35Bは、ONU2−1〜2−Nからの信号(パケット)に対してPONに応じた処理を行なう。受信処理部35A,35Bは、PONに応じた受信処理として、例えばパケットの正常性のチェックを行う。
受信バッファ41A,41Bは、光ファイバ3A,3Bを介して0系、1系から送られたパケットの到着時間の差を吸収して選択部43に入力する。換言すると、受信バッファ41A,41Bは、現用系(現用系到達所要時間)で送られてくるパケットがOLT1からONU2−1まで到達するのに要する時間と、予備系(予備系到達所要時間)で送られてくるパケットがOLT1からONU2−1まで到達するのに要する時間と、の時間差がなくなるよう、現用系からのパケットと予備系からのパケットを同時に選択部43に入力する。
制御部42は、ONU2−1〜2−Nとの間のディスカバリを制御する。また、制御部42は、受信処理部35A,35Bの動作(パケットの正常性のチェック結果)に基づいて選択部43を制御する。選択部(センタ側選択部)43は、制御部42からの指示に基づいて、光ファイバ3A,3Bからのパケットのうち正常なパケットを選択してインタフェース変換部52に送る。
インタフェース変換部51は、伝送路6rからの信号をOLT1内で行われる処理に適した信号に変換し、インタフェース変換部52は、OLT1内の信号を他のOLTへ送出するのに適した信号に変換して伝送路6sへ送出する。
ここで、OLT1の動作手順について説明する。伝送路6rからの信号は、インタフェース変換部51に入力され、インタフェース変換部51でOLT1内で行われる処理に適した信号に変換されるとともに、変換された信号がSW11で2つに分岐される。分岐された2つの信号は、それぞれ送信処理部33A,33Bに送られて、送信処理部33A,33BでPONに応じた所定の処理が施される。PONに応じた処理(送信処理)が施された信号は、それぞれ電気/光変換部32A,32Bに送られて、電気/光変換部32A,32Bで電気信号から光信号に変換される。光信号に変換された信号は、それぞれ合波・分波部31A,31Bで受信側の信号と合波されて光ファイバ3A,3Bに出力される。
一方、光ファイバ3A,3Bからの信号は、合波・分波部31A,31Bに入力されて、合波・分波部31A,31Bで分波される。合波・分波部31A,31Bで分波された信号は、それぞれ光/電気変換部34A,34Bに送られて、光/電気変換部34A,34Bで光信号から電気信号に変換される。電気信号に変換された信号は、それぞれ受信処理部35A,35Bに送られて、受信処理部35A,35BでPONに応じた所定の処理(受信処理)が施される。受信処理部35A,35Bは、PONに応じた受信処理として、例えば、信号のパケット(GE−PONの場合はEthernet(登録商標)フレーム)の識別処理、パケットの正常性のチェックを行う。
パケットの正常性は、例えばクロック断、伝送路の符号誤り率劣化、8B/10B符号違反、LLID用の符号誤り検出のCRC−8のビット誤り検出、フレームのフレームチェックシーケンスであるCRC−32のビット誤り検出などに基づいて判定される。
PONに応じた処理が施された信号(パケット)は、それぞれ受信バッファ41A,41Bに入力される。このとき、ONU2−1〜2−Nの0系、1系から送られたそれぞれのパケットは、受信バッファ41A,41Bの直前でほぼ同時に到着する。そして、0系、1系から送られたパケットの僅かな到着時間の差は、受信バッファ41A,41Bで吸収されて、選択部43に入力される。制御部42は、受信処理部35A,35Bで行ったパケットの正常性のチェック結果に基づいて、選択部43に正常なパケット(0系のパケットまたは1系のパケットの何れか)を選択させる。この正常なパケットの選択は、選択部43でパケット毎に行なわれる。選択部43で選択された正常な方(0系または1系)のパケットは、インタフェース変換部52で他のOLTへ送出するのに適した信号に変換されて伝送路6sへ送られる。
つぎに、ONU2−1〜2−Nの構成について説明する。なお、ONU2−1〜2−Nは同様の構成を有するので、ここではONU2−1(ONU#1)を例にとって説明する。図3は、本実施の形態に係るONUの構成を示すブロック図である。
0系PON終端部20A−1は、合波・分波部61A、光/電気変換部62A、受信処理部63A、電気/光変換部64A、送信処理部65Aを有している。1系PON終端部20B−1は、合波・分波部61B、光/電気変換部62B、受信処理部63B、電気/光変換部64B、送信処理部65Bを有している。SW21−1は、受信バッファ71A,71B、送信バッファ72A,72B、制御部73、選択部(選択回路)74を有し、UNI22−1は、インタフェース変換部81,82を有している。
合波・分波部61A,61Bは、OLT1へ送る信号を受信側の信号と合波して光ファイバ5A−1,5B−1に出力し、光ファイバ5A−1,5B−1からの信号を分波して光/電気変換部62A,62Bに送る。
光/電気変換部62A,62Bは、光信号を電気信号に変換し、電気/光変換部64A,64Bは、電気信号を光信号に変換する。送信処理部65A,65Bは、OLT1に送る信号(パケット)に対してPONに応じた処理を行ない、受信処理部63A,63Bは、OLT1からの信号(パケット)に対してPONに応じた処理を行なう。受信処理部63A,63Bは、PONに応じた受信処理として、例えばパケットの正常性のチェックを行う。また、受信処理部63A,63Bは、所定のパケットを受信したか否かを監視し、この所定のパケットの到着を受信した場合には、受信したことを通知する信号を制御部73に入力する。
受信バッファ71A,71Bは、制御部73から選択部74に送るパケットにδの遅延を与える指示が送られてきた場合に、選択部74に送るパケットにδの遅延を与える。送信バッファ72A,72Bは、制御部73からOLT1に送るパケットにδの遅延を与える指示が送られてきた場合に、送信処理部65A,65Bに送るパケットにδの遅延を与える。
制御部73は、OLT1との間のディスカバリを制御する。また、制御部73は、受信処理部63A,63Bの動作(パケットの正常性のチェック結果)に基づいて選択部74を制御する。また、制御部73は、受信処理部63A,63Bの動作(パケットの到着時刻)に基づいて、受信バッファ71A,71B、送信バッファ72A,72Bを制御する。
制御部73は、予め設定しておいた所定のパケットが到着したことの通知を受信処理部63A,63Bから受けると、このパケットが0系に到着した時刻とパケットが1系に到着した時刻との差δを算出する。制御部73は、早く到着した方の系に対してパケットの送出をδだけ遅延させる指令を、受信バッファ71A,71B、送信バッファ72A,72Bに送る。
選択部(リモート側選択部)74は、制御部73からの指示に基づいて、受信バッファ71A,71Bからのパケットのうち正常なパケットを選択してインタフェース変換部81に送る。インタフェース変換部81は、ONU2−1内の信号を下位側へ送出するのに適した信号に変換して伝送路7s−1へ送出し、インタフェース変換部82は、伝送路7r−1からの信号をONU2−1内で行われる処理に適した信号に変換して、送信バッファ72A,72Bに送る。
ここで、ONU2−1の動作手順について説明する。光ファイバ5A−1,5B−1からの信号は、合波・分波部61A,61Bに入力されて、合波・分波部61A,61Bで分波される。合波・分波部31A,31Bで分波された信号は、それぞれ光/電気変換部62A,62Bに送られて、光/電気変換部62A,62Bで光信号から電気信号に変換される。
電気信号に変換された信号は、それぞれ受信処理部63A,63Bに送られて、受信処理部63A,63BでPONに応じた所定の処理(受信処理)が施される。PONに応じた処理が施された信号(パケット)は、それぞれ受信バッファ71A,71Bに入力される。また、受信処理部63A,63Bは、OLT1から送られてくる予め定めたパケット(GE−PONではGATEメッセージ)を受信すると、このパケットの到着を知らせる信号を制御部73に入力する。また、受信処理部63A,63Bは、OLT1からの0系のパケット、1系のパケットをそれぞれ常に監視し、パケットが正常か否かを制御部73に通知する。
制御部73は、予め設定しておいた所定のパケットが到着したことの通知を受信処理部63A,63Bから受けると、0系からのパケットの到着時刻と1系からのパケットの到着時刻との差δを算出する。そして、制御部73は、早く到着した方の系に対してδの遅延を与える指令を、受信バッファ71A,71B、送信バッファ72A,72Bに対して送る。
これにより、受信バッファ71Aまたは受信バッファ71Bは、制御部73からの指示にしたがって、選択部74に送るパケットにδの遅延を与えて選択部74における0系と1系の信号の位相を同じにする。また、制御部73は、受信処理部63A,63Bで行ったパケットの正常性のチェック結果に基づいて、選択部74に正常な方(0系または1系)のパケットを選択するよう指示する。
選択部74では、0系と1系の信号(パケット)が同時に到着するとともに、制御部73から選択部74への選択指示は常に正常な方のパケットを選ばせる指示であるので、データ伝送システム100では、無瞬断で0系と1系の切り替えを実現できる。なお、無瞬断での切り替えは、現在選択している系が正常でなくなった場合であって、選択していない系が正常な場合に行われる。選択部74で選択された正常なパケットは、インタフェース変換部81で下位側へ送出するのに適した信号に変換されて伝送路7s−1へ送られる。
一方、伝送路7r−1からの信号は、インタフェース変換部82に入力され、インタフェース変換部82でONU2−1内で行われる処理に適した信号に変換されるとともに、変換された信号がSW21−1で2つに分岐される。分岐された2つの信号は、それぞれ送信バッファ72A,72Bに送られる。
送信バッファ72Aまたは送信バッファ72Bは、制御部73からの指示に基づいて、送信処理部65A,65Bに送るパケットにδの遅延を与えて、OLTの0系PON終端部10Aと1系PON終端部10Bの信号の位相を同じにする。
送信バッファ72A,72Bからの信号は、送信処理部65A,65Bに送られて、送信処理部65A,65BでPONに応じた所定の処理が施される。PONに応じた処理(送信処理)が施された信号は、それぞれ電気/光変換部64A,64Bに送られて、電気/光変換部64A,64Bで電気信号から光信号に変換される。光信号に変換された信号は、それぞれ合波・分波部61A,61Bで受信側の信号と合波されて光ファイバ5A−1,5B−1に出力される。
つぎに、データ伝送システム100のディスカバリの動作について説明する。図4は、ディスカバリの動作を説明するための図である。ここでは、ディスカバリの動作の一例としてOLT1とONU2−1との間で行なわれるディスカバリについて説明する。
OLT1の制御部42は、ディスカバリGATEメッセージを、0系と1系の両方に同時送信する。ここでのディスカバリGATEメッセージは、GATE[MAC control;OLT MAC adress;t1_1,t2_1,T2_1]、Broadcast Channel(LLID)である。すなわち、ここでのディスカバリGATEメッセージは、ブロードキャストで送信される制御フレームであり、送信元MACアドレスがOLT1であり、タイムスタンプがt1_1、送信開始時刻がt2_1、送信継続時間がT2_である。そして、ディスカバリGATEメッセージ内には、ブロードキャストLLIDが付与されている。
制御部42からのディスカバリGATEメッセージは、0系PON終端部10A、1系PON終端部10Bを介して光ファイバ3A,3Bに送出される(s10)。データ伝送システム100の切り替え系の構成は(1+1)構成であるので、0系と1系には同じ情報が流れる。
データ伝送システム100の0系と1系には経路差があるので、OLT1からのディスカバリGATEメッセージは、0系と1系とで異なる時刻にONU2−1に到着する。ONU2−1は、0系と1系のそれぞれにおいて、このディスカバリGATEメッセージを受信する。具体的には、ONU2−1の0系PON終端部20A−1が、光ファイバ5A−1を介して0系のディスカバリGATEメッセージを受信し、ONU2−1の1系PON終端部20B−1が、光ファイバ5B−1を介して1系のディスカバリGATEメッセージを受信する。
そして、0系PON終端部20A−1の受信処理部63Aは、ディスカバリGATEメッセージの到着を知らせる信号を制御部73に入力し、1系PON終端部20B−1の受信処理部63Bは、ディスカバリGATEメッセージの到着を知らせる信号を制御部73に入力する。
ONU2−1の制御部73は、ディスカバリGATEメッセージの到着を知らせる通知を受信処理部63A,63Bから受けると、ONU2−1の制御部73は、0系から到着したディスカバリGATEメッセージの到着時刻と1系から到着したディスカバリGATEメッセージの到着時刻とを測定する。そして、制御部73は、0系と1系のうち先に到着したディスカバリGATEメッセージと後に到着したディスカバリGATEメッセージとの到着時刻の差δを算出する。
制御部73は、0系と1系のディスカバリGATEメッセージのうち後から到着したディスカバリGATEメッセージのタイムスタンプt1_1をONU2−1の時計に合わせる。換言すると、制御部73は、ONU2−1の時計を、遅く到着したパケット(フレーム)に搭載されたタイムスタンプt1_1に合わせる。
この後、ONU2−1の制御部73は、0系と1系の各々に対して、通常のディスカバリのように、OLT1にREGISTER−REQメッセージを送信する。制御部73からのREGISTER−REQメッセージは、0系PON終端部20A−1、1系PON終端部20B−1を介して光ファイバ5A−1,5B−1に送出される。
このとき、0系ではディスカバリGATEメッセージに書かれていた送信開始時刻t2_1にランダム時間d0を与えた時刻t1_2(=t2_1+d0)のタイミングで、REGISTER−REQメッセージのタイムスタンプをt1_2としたメッセージを送信する。具体的には、ONU2−1の制御部73は、REGISTER−REQメッセージのタイムスタンプをt1_2としたメッセージを、時刻t1_2のタイミングで0系PON終端部20A−1を介して光ファイバ5A−1に送出する(s20)。
光ファイバ5A−1に送出されるREGISTER−REQメッセージは、REGISTER−REQ[MAC control,OLT MAC adress,t1_2]、Broadcast Channel(LLID)である。すなわち、REGISTER−REQメッセージは、ブロードキャストで送信される制御フレームであり、送信元MACアドレスがONU2−1であり、タイムスタンプがt1_2である。そして、REGISTER−REQメッセージ内にはブロードキャストLLIDが付与されている。
また、1系ではディスカバリGATEメッセージに書かれていた送信開始時刻t2_1にランダム時間d1を与えた時刻t1_3(=t2_1+d1)のタイミングで、REGISTER−REQメッセージのタイムスタンプをt1_3としたメッセージを送信する。具体的には、ONU2−1の制御部73は、REGISTER−REQメッセージのタイムスタンプをt1_3としたメッセージを、時刻t1_3のタイミングで1系PON終端部20B−1を介して光ファイバ5B−1に送出する(s30)。
光ファイバ5B−1に送出されるREGISTER−REQメッセージは、REGISTER−REQ[MAC control,OLT MAC adress,t1_3]、Broadcast Channel(LLID)である。すなわち、REGISTER−REQメッセージは、ブロードキャストで送信される制御フレームであり、送信元MACアドレスがONU2−1であり、タイムスタンプがt1_3である。そして、REGISTER−REQメッセージ内にはブロードキャストLLIDが付与されている。
OLT1は、ONU2−1からのREGISTER−REQメッセージを0系と1系とでそれぞれ独立に受信する。具体的には、OLT1の0系PON終端部10Aが光ファイバ3Aを介して0系のREGISTER−REQメッセージを受信し、OLT1の1系PON終端部10Bが、光ファイバ3Bを介して1系のREGISTER−REQメッセージを受信する。
そして、OLT1の制御部42は、0系と1系の各々の往復時間RTT0、RTT1を求める。具体的には、制御部42は、REGISTER−REQメッセージの0系と1系の各々の到着時刻t3_0、t3_1を測定する。そして、制御部42は、REGISTER−REQメッセージのタイムスタンプに書きまれた0系の値t1_2と、1系の値t1_3を抽出して、0系と1系の各々の往復時間RTT0=t3_0−t1_2、RTT1=t3_1−t1_3を求める。この後の制御部42では、GATEメッセージを送信する際には、値が大きい方の往復時間をもとにして、ONU2−1への送信開始時刻t2、送信継続時間T2を指定する。
OLT1には登録がなされていない複数のONUからREGISTER−REQメッセージが届く。0系、1系においてこのREGISTER−REQメッセージが同一のONUからのものであるか否かの識別を行う必要がある。このため、OLT1は、例えばREGISTER−REQメッセージに掲載された送信元MACアドレスに基づいて、0系と1系とで同一のONUからREGISTER−REQメッセージが送られたか否かを判断する。
OLT1では、ONU2−1から0系と1系を介してREGISTER−REQメッセージを受信した後、制御部42が同一のREGISTERを、0系と1系の両方に同時送信する。このとき、制御部42は、受信したREGISTER−REQメッセージに対応するONU2−1にLLIDを付与する。具体的には、ここでのREGISTERは、REGISTER[ONU MAC adress,OLT MAC adress;t1_4,LLID]、Broadcast Channel(LLID)である。すなわち、REGISTERは、送信先MACアドレスがONU2−1であり、送信元MACアドレスがOLT1であり、タイムスタンプがt1_4である。そして、REGISTER−REQメッセージ内にはブロードキャストLLIDが付与されている。
ここでのREGISTERは、ONU2−1に対してのメッセージであり、0系と1系の区別無く、(1+1)構成の信号の送信方式の条件にしたがって、同時に送信される。具体的には、制御部42からのREGISTERは、0系PON終端部10A、1系PON終端部10Bを介して光ファイバ3A,3Bに送出される(s40)。
ONU2−1は、OLT1からのREGISTERを光ファイバ5A−1,5B−1を介して受信する。本実施の形態のONU2−1の制御部73は、0系と1系のうち早く到着したパケットの側(系)に遅延δを与える。具体的には、制御部73は、0系と1系のうちパケットが早く到着した方の系に対してδの遅延を与える指令を、受信バッファ71A,71B、送信バッファ72A,72Bに対して送る。例えば、0系でのパケットが1系でのパケットよりも早く到着した場合、制御部73は、0系に対応する受信バッファ71A、送信バッファ72Aに、δの遅延を与えるよう指示する。これにより、受信バッファ71Aまたは受信バッファ71Bは、制御部73からの指示にしたがって、パケットにδの遅延を与えて選択部74に送る。
また、ONU2−1の0系PON終端部20A−1、1系PON終端部20B−1では、受信処理部63A,63Bが、OLT1からの0系のパケット、1系のパケットを監視し、パケットが正常か否かを制御部73に通知する。
制御部73は、受信処理部63A,63Bで行ったパケットの正常性のチェック結果に基づいて、選択部74に正常な方のパケットを選択するよう指示する。選択部74は、受信バッファ71A,71Bのパケットのうち正常な方のパケット(REGISTER)を選択してインタフェース変換部81へ送る。このとき、ONU2−1の制御部73は、選択部74からインタフェース変換部81へ出力されるREGISTERからLLIDを抽出することによって、LLIDを取得する。
受信バッファ71A,71Bが制御部73にδの遅延を与えるよう指示された後、ONU2−1の選択部74では0系と1系に届く同一のパケットの位相が合うこととなる。したがって、制御部73は、0系のパケットと1系のパケットのうち、正常な方のパケットを選択して、UNI22−1側に通過させるよう選択部74(SEL)を制御すれば、無瞬断で0系と1系の切り替えを実現できる。
この後、ONU2−1では、0系と1系のうちパケットの到着が早い方の系にδだけ遅らせて0系と1系に同一パケットを送信する。具体的には、制御部73が、0系と1系のうちパケットが早く到着した方の系に対してδの遅延を与える指令を、送信バッファ72A,72Bに対して送る。例えば、0系でのパケットが1系でのパケットよりも早く到着した場合、制御部73は、0系に対応する送信バッファ72Aに、δの遅延を与えるよう指示する。これにより、ONU2−1が0系と1系に送信するパケットは、OLT1に同時に到着することとなる。
OLT1は、ONU2−1にREGISTERを送信した後、OLT1の制御部42は、0系と1系とで同時にGATEメッセージ(REGISTER_ACKを要求するGATE)を送信する。このとき、制御部42は、往復時間の長い方のRTTを用いて、ONU2−1への送信開始時刻t2_2、送信継続時間T2_2を決定する。
ここでのGATEメッセージは、GATE[MAC control;OLT MAC adress;t1_5,t2_2,T2_2]、Unicast Channel(LLID)である。すなわち、GATEメッセージは、ブロードキャストで送信される制御フレームであり、送信元MACアドレスがOLT1であり、タイムスタンプがt1_5、送信開始時刻がt2_2、送信継続時間がT2_2である。そして、ディスカバリGATEメッセージ内には、ユニキャストLLIDが付与されている。
制御部42からのGATEメッセージは、0系PON終端部10A、1系PON終端部10Bを介して光ファイバ3A,3Bに送出される(s50)。ONU2−1の制御部73は、このGATEメッセージに対しても到着時間を計測し、到着時間の差Δを算出する。この後、制御部73は、全てのGATEメッセージの到着ごとに、到着時間の差Δを算出し、算出した到着時間の差δを用いて受信バッファ71A,71B、送信バッファ72A,72Bを制御する。そして、制御部73は、算出した到着時間の差δを用いて、受信したGATEメッセージからタイムスタンプt1_5、送信時刻t2_2、送信継続時間T2_2を取得する。
そして、ONU2−1では、自身の時計をタイムスタンプt1_5に合わせる。このとき、既に0系と1系の経路差によって生じる到着時間の差δが、パケットの到着が早い方の系に設定してあるので、ここでも自身の時計はパケット到着が遅い方の系に自動的に合わせられることとなる。例えば、1系からのパケットの到着が0系からのパケットの到着よりも遅い場合、制御部73は、1系に到着したGATEメッセージのタイムスタンプt1_5を用いてONU2−1の時計を合わせる。この後、ONU2−1の制御部73は、0系と1系とで同時にREGISTER_ACKを送信する(s60)。
ここでのREGISTER_ACKは、は、REGISTER_ACK[MAC control;ONU MAC adress;t1_6]、Unicast Channel(LLID)である。すなわち、REGISTER_ACKは、ブロードキャストで送信される制御フレームであり、送信元MACアドレスがONU2−1であり、タイムスタンプがt1_6である。そして、ディスカバリGATEメッセージ内には、ユニキャストLLIDが付与されている。ONU2−1は、パケット到着の早い方の系から送るREGISTER_ACKを、パケット到着の遅い方の系から送るREGISTER_ACKよりもδだけ遅延させてOLT1に送信する。
このように、本実施の形態では、ONU2−1がOLT1からパケットを受信する際には、パケット到着の早い方の系から受信するパケットをδだけ遅延させて受信処理し、ONU2−1がOLT1へパケットを送信する際にはパケット到着の早い方の系へ送信するパケットをδだけ遅延させて送信処理している。このため、パケット到着の早い方の系でOLT1とONU2−1の間を往復するパケットは、パケット到着の遅い方の系でOLT1とONU2−1の間を往復するパケットよりも2δ=Δだけ遅延することとなる。
ONU2−1ではメッセージを送信する際、0系と1系のうちパケットの到着が早い方の系をδだけ遅らせてパケットを送信しているので、OLT1では、0系と1系とで同時にREGISTER_ACKメッセージを受信する。OLT1の選択部43は、0系と1系(受信バッファ41Aと受信バッファ41B)のうち、パケットが正常な方のREGISTER_ACKメッセージを選択して、インタフェース変換部52に送る。これにより、ONU2−1でのディスカバリ(登録)が終了する。
ディスカバリの済んだONU2−1は、OLT1から通常のGATEメッセージを受け、GATEメッセージで指定された送信開始時刻にGATEメッセージで指定された送信継続時間だけパケットを送信する。このとき、ONU2−1は、0系と1系のうちパケット到着の早い方の系から送られてくるパケットをδだけ遅らせて受信するので、OLT1からのパケットは選択部74の直前までは0系と1系のパケットが同時に到着する。また、ONU2−1は、0系と1系のうちパケットの到着が早い方の系へ送るパケットをδだけ遅らせて送信するので、ONU2−1から送信するパケットは、OLT1の選択部43の直前までは0系と1系のパケットが同時に到着することになる。
OLT1の選択部43やONU2−1の選択部74へは0系と1系のパケットが同時に到着するので、選択部43や選択部74では、0系と1系のうち正常な方のパケットをパケットごとに選べば、0系と1系の少なくとも一方が正常であれば、無瞬断で0系と1系の通信経路の切り替えが可能になる。
ここで、本実施の形態の主たる特徴であるOLT1とONU2−1との間のパケットの送受信タイミングについて説明する。図5は、パケットの送受信タイミングを説明するための図である。
ONU2−1では、OLT1から送信されるGATEメッセージ(ディスカバリで用いるGATEメッセージおよび通常のGATEメッセージ)ごとに、0系と1系から送られてくるパケットの到着時刻の時間差δを測定している。そして、ONU2−1は、ONU2−1内で動作する時計をパケットの到着が遅い方の系のタイムスタンプに合わせる。
例えば、図5では、1系で送られてくるパケットの到着時刻が0系から送られてくるパケットの到着時刻よりも時間差δだけ遅れている場合を示している。このため、ONU2−1は、ONU2−1内で動作する時計を1系のタイムスタンプに合わせる。
ONU2−1は、パケットを送信する際には、パケットの到着が早い方の系(0系)でδだけ遅らせてパケットを送信する。これにより、OLT1へは、0系と1系とで同時にパケットを到着させる。
例えば、0系でδだけ遅らせることなくONU2−1でOLT1からのパケットを受信し、0系でδだけ遅らせることなくONU2−1からOLT1へパケットを送信すると、OLT1は、0系のパケットをt3_0でONU2−1から受信することとなる。また、OLT1は、1系のパケットをt3_1でONU2−1から受信することとなる。t2からt3_0までの時間が0系での往復遅延時間RTT0であり、t2からt3_1までの時間が1系での往復遅延時間RTT1である。そして、往復遅延時間RTT1と往復遅延時間RTT0との差ΔがOLT1の0系で受信するパケットと1系で受信するパケットの到達遅延時間の差となる。
本実施の形態では、0系でδだけ遅らせてONU2−1でOLT1からのパケットを受信し、0系でδだけ遅らせてONU2−1からOLT1へパケットを送信しているので、OLT1は、0系と1系のパケットをともにt3_1でONU2−1から受信することとなる。したがって、往復遅延時間RTT1と往復遅延時間RTT0との差Δは0となり、OLT1では0系からのパケットと1系からのパケットを同時に受信することが可能となる。
また、ONU2−1は、パケットを受信する際には、パケットの到着が早い方の系でδ(Δ/2)だけ遅らせてパケットを受信するので、ONU2−1の選択部74へは、0系と1系とで同時にパケットを到着させることができる。選択部74に同時に到着したパケットは、選択部74でパケットごとに正常な方が選択される。このように、ONU2−1は、パケットの到着が早い方の系に対して各々δだけパケットの送信処理や受信処理を遅らせるので、OLT1に接続されている全てのONU2−1〜2−NからのパケットをOLT1に0系と1系とで同時に到着させることが可能となる。さらに、OLT1からONU2−1〜2−Nに届くパケットは、0系と1系とで同時に到着させることが可能となる。
なお、δを導くための情報をOLT1がONU2−1に通知してもよい。この場合、ONU2−1では、δを測定する機能が不要となる。図5に示すように、ディスカバリで測定される0系と1系におけるパケットの往復時間の差Δは、0系と1系でのGATEメッセージの到着時刻の差δの2倍である。Δ=2δであるので、OLT1は、ディスカバリで測定される0系と1系のRTTの差Δと、RTTのうち時間が短い方の系の情報と、をONU2−1に送ればよい。ONU2−1は、OLT1からのΔに基づいてδを算出する。これにより、ONU2−1ではパケットを受信する際にRTTの短い方の系にδを与え、パケットを送信する際にRTTの短い方の系にδを与えることができる。
また、OLT1は、ディスカバリで測定される0系と1系のRTTの差Δからδを算出し、算出したδと、RTTのうち時間が短い方の系の情報と、をONU2−1に送ってもよい。これにより、ONU2−1はパケットを受信する際にRTTの短い方の系にδを与え、パケットを送信する際にRTTの短い方の系にδを与えることができる。
ONU2−1に、0系と1系のRTTの差Δと、RTTのうち時間が短い方の系の情報を与えるのは、情報(パケットを送受信する際に用いる差δ)の更新を可能にするためであり、例えばOLT1からのGATEメッセージを利用する。これらの情報は、ONU2−1でGATEメッセージを受信するごとに更新されることとなる。
なお、現在のIEEE 802.3で定義されているGATEメッセージには、0系と1系のRTTの差Δや、RTTのうち時間が短い方の系の情報を格納するためのフィールドが用意されていないので、これらの情報を格納するためのフィールドをGATEメッセージ内に追加する必要がある。
なお、本実施の形態では、δやΔを算出するために、OLT1からONU2−1に送られるGATEメッセージを用いたが、GATEメッセージ以外のフレームを用いてもよい。例えば、データ伝送システム100内で新たなメッセージを定義し、このメッセージ内にタイムスタンプt1、送信開始時刻t2、送信継続時間T2を設定する。そして、ONU2−1では、この新たに定義したメッセージを用いてδやΔを算出する。
また、本実施の形態では、データ伝送システム100にGE−PONやG−PONを適用する場合について説明したが、データ伝送システム100には、可変遅延で可変長のデータ伝送を行う他のPONを適用してもよい。
このように、実施の形態によれば、ONU2−1からOLT1へパケットを送信する際に、0系と1系のうちパケットの到着が早い方の系から送信するパケットをδだけ遅らせるので、OLT1では、ONU2−1からのパケットを0系と1系で同時に受信することが可能となる。また、ONU2−1がOLT1からパケットを受信する際に、0系と1系のうちパケットの到着が早い方の系から受信するパケットをδだけ遅らせて選択部74に入力するので、ONU2−1では、OLT1からのパケットを0系と1系で同時に受信することが可能となる。
そして、ONU2−1とOLT1では、0系と1系から受信したパケットのうち、正常な方のパケットを選択して用いるので、PON区間が故障等で0系と1系の何れか一方の伝送路(アクセス区間の光ファイバが)が断となった場合であっても、無瞬断でデータ伝送を継続することが可能となる。したがって、データ伝送システム100内でデータを欠損させることがなくなり、信頼度の高いサービスの提供が可能となる。
これにより、データ通信のサービス上、データ伝送システム100に全く影響を与えることなく、データ通信のサービスを提供することが可能になる。また、道路工事などで光ファイバを移設するような必要が生じた際(支障移転)にも、データ伝送システム100では、ユーザに全く迷惑をかけることなくデータ通信を継続させることが可能となる。現状では、支障移転を行う際には、ユーザとの長い交渉の末、夜中に支障移転の工事を行なう必要がある。本実施の形態のデータ伝送システム100では、このような支障移転の際にユーザとの交渉を行うことなく、任意の日時に支障移転を実施することが可能となり、ネットワークの運用が飛躍的に向上する。
また、ONU2−1で、δの算出を行なう場合には、簡易な構成のOLT1によって、データ伝送システム100内で無瞬断のデータ伝送を行うことが可能となる。また、OLT1がONU2−1にΔを送る場合には、簡易な構成のONU2−1によって、データ伝送システム100内で無瞬断のデータ伝送を行うことが可能となる。
また、データ伝送システム100内では、GATEメッセージを用いて時間差δを算出するための情報を送受信しているので、既存のGATEメッセージを用いて効率良く容易に時間差δを算出することが可能となる。
以上のように、本発明にかかるデータ伝送システム、加入者側装置および局側装置は、冗長接続した受動光網内で行う可変長のデータ伝送に適している。
1 OLT
2−1〜2−N ONU
3A,3B,5A−1〜5A−N,5B−1〜5B−N 光ファイバ
4A,4B 光スプリッタ
6s,6r,7s−1〜7s−N,7r−1〜7r−N 伝送路
10A,20A−1〜20A−N 0系PON終端部
10B,20B−1〜20B−N 1系PON終端部
11,21−1〜21−N SW
12 NNI
22−1〜22−N UNI
31A,31B,61A,61B 合波・分波部
32A,32B,64A,64B 電気/光変換部
33A,33B,65A,65B 送信処理部
34A,34B,62A,62B 光/電気変換部
35A,35B,63A,63B 受信処理部
41A,41B,71A,71B 受信バッファ
42,73 制御部
43,74 選択部
51,52,81,82 インタフェース変換部
72A,72B 送信バッファ
100 データ伝送システム
2−1〜2−N ONU
3A,3B,5A−1〜5A−N,5B−1〜5B−N 光ファイバ
4A,4B 光スプリッタ
6s,6r,7s−1〜7s−N,7r−1〜7r−N 伝送路
10A,20A−1〜20A−N 0系PON終端部
10B,20B−1〜20B−N 1系PON終端部
11,21−1〜21−N SW
12 NNI
22−1〜22−N UNI
31A,31B,61A,61B 合波・分波部
32A,32B,64A,64B 電気/光変換部
33A,33B,65A,65B 送信処理部
34A,34B,62A,62B 光/電気変換部
35A,35B,63A,63B 受信処理部
41A,41B,71A,71B 受信バッファ
42,73 制御部
43,74 選択部
51,52,81,82 インタフェース変換部
72A,72B 送信バッファ
100 データ伝送システム
Claims (6)
- 局側装置と複数の加入者側装置との間をそれぞれ現用系および予備系によって冗長接続した受動光網内で、前記局側装置と前記各加入者側装置とが前記現用系または前記予備系の少なくとも一方の通信経路を用いて可変長のデータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、
前記加入者側装置は、
前記局側装置から前記現用系を介して送られてくるパケットまたは前記局側装置から前記予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の下位側へ送信する加入者側選択部と、
前記現用系から送られてくるパケットが前記局側装置から自装置まで到達するのに要する現用系到達所要時間と前記予備系から送られてくるパケットが前記局側装置から自装置まで到達するのに要する予備系到達所要時間との差分である到達差分時間に基づいて、前記局側装置からパケットを受信する際に、前記現用系および前記予備系のうち前記パケットの到達所要時間が短い方の系から送られてくるパケットを、前記到達差分時間だけ遅らせて前記加入者側選択部に入力するよう制御し、前記局側装置へパケットを送信する際に、前記現用系および前記予備系のうち前記パケットの到達所要時間が短い方の系へ送るパケットを、前記到達差分時間だけ遅らせて前記局側装置へ送信するよう制御する制御部と、
を備え、
前記局側装置は、
前記加入者側装置から前記現用系を介して送られてくるパケットまたは前記加入者側装置から前記予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の上位側へ送信する局側選択部と、
を備えることを特徴とするデータ伝送システム。 - 前記加入者側装置の前記制御部は、前記現用系到達所要時間と前記予備系到達所要時間とを測定するとともに、測定結果に基づいて前記到達差分時間を算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。
- 前記局側装置は、前記現用系を用いて自装置と前記加入者側装置との間をパケットが往復するのに要する時間と前記予備系を用いて自装置と前記加入者側装置との間をパケットが往復するのに要する時間との差分を往復差分時間として算出するとともに、算出した往復差分時間に関する情報を前記加入者側装置に送り、
前記加入者側装置の制御部は、前記局側装置から送られてくる前記往復差分時間に関する情報を用いて前記到達差分時間を算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。 - 前記加入者側装置の制御部は、前記局側装置から送られてくる送信許可メッセージを用いて前記到達差分時間を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のデータ伝送システム。
- 受動光網内で局側装置と現用系および予備系によって冗長接続されるとともに、前記現用系または前記予備系の少なくとも一方の通信経路を用いて前記局側装置と可変長のデータ伝送を行う加入者側装置において、
前記局側装置から前記現用系を介して送られてくるパケットまたは前記局側装置から前記予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の下位側へ送信する加入者側選択部と、
前記現用系から送られてくるパケットが前記局側装置から自装置まで到達するのに要する現用系到達所要時間と前記予備系から送られてくるパケットが前記局側装置から自装置まで到達するのに要する予備系到達所要時間との差分である到達差分時間に基づいて、前記局側装置からパケットを受信する際に、前記現用系および前記予備系のうち前記パケットの到達所要時間が短い方の系から送られてくるパケットを、前記到達差分時間だけ遅らせて前記加入者側選択部に入力するよう制御し、前記局側装置へパケットを送信する際に、前記現用系および前記予備系のうち前記パケットの到達所要時間が短い方の系へ送るパケットを、前記到達差分時間だけ遅らせて前記局側装置へ送信するよう制御する制御部と、
を備えることを特徴とする加入者側装置。 - 受動光網内で複数の加入者側装置との間をそれぞれ現用系および予備系によって冗長接続されるとともに、前記現用系または前記予備系の少なくとも一方の通信経路を用いて前記各加入者側装置と可変長のデータ伝送を行う局側装置において、
前記加入者側装置から前記現用系を介して送られてくるパケットまたは前記加入者側装置から前記予備系を介して送られてくるパケットのうち、正常な状態のパケットを選択して自装置の上位側へ送信する局側選択部を備えることを特徴とする局側装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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