JP2009170521A - 基板処理装置 - Google Patents

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潤 渋川
Shinji Kiyokawa
信治 清川
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Abstract

【課題】単純な構造でブラシを回転させることができる基板処理装置を提供すること。
【解決手段】ブラシ20は、ブラシホルダ47およびホルダ取付部48を介して、回転シャフト45に一体回転可能に連結されている。また、ホルダ取付部48の外周には、複数の羽根104からなる羽根車105が連結されている。ブラシ20および羽根車105は一体回転可能に連結されている。ブラシ20および羽根車105は、第1および第2ノズル115,116から吐出されたブラシ洗浄液が羽根104に当たることにより、一体的に回転させられる。
【選択図】図9

Description

この発明は、基板をブラシで洗浄処理する基板処理装置に関する。処理対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置の製造工程では、たとえば、半導体ウエハなどの基板をブラシで洗浄する洗浄処理が行われる。具体的には、水平面内で基板が回転させられた状態で、当該基板の上面に処理液が供給される。さらに、基板の上面にブラシが当接させられ、当該ブラシが基板の上面に沿って移動させられる。これにより、基板の上面全域がブラシによって洗浄される。
一方、基板の洗浄に用いられたブラシには、基板上の異物が転写され蓄積されていく。そのため、ブラシを洗浄するためのブラシ洗浄処理がブラシ処理液を用いて行われる(たとえば特許文献1参照)。具体的には、ブラシが回転させられた状態で、当該ブラシに向けてブラシ処理液が吐出される。これにより、ブラシにブラシ処理液が均一に供給され、当該ブラシに付着している異物が洗い流される。
ブラシを回転させるためのブラシ回転機構としては、たとえば特許文献2記載のように、ブラシに一体回転可能に連結された回転シャフトと、この回転シャフトに一体回転可能に連結された第1プーリと、この第1プーリと対をなす第2プーリを回転駆動させるモータと、両プーリ間に掛け渡されたベルトとを備えるものがある。
特開2006−278957号公報 特開2001−9388号公報
しかしながら、前述のブラシ回転機構は構造が複雑であるという問題がある。また、ブラシ回転機構が占める空間が大きいため、装置が大型化するという問題もある。
そこで、この発明の目的は、単純な構造でブラシを回転させることができる基板処理装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、大型化を抑制しながら、ブラシを回転させることができる基板処理装置を提供することである。
前記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を洗浄するためのブラシ(20)と、前記ブラシと一体回転可能な羽根車(105)と、この羽根車に流体を当てて、当該羽根車および前記ブラシを一体回転させるための流体吐出機構(115,116)とを含む、基板処理装置である。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すものとする。
この発明によれば、流体吐出機構から吐出された流体が、ブラシと一体回転可能な羽根車に当たって、当該羽根車およびブラシが一体回転させられる。すなわち、ブラシを回転させるためのブラシ回転機構が、羽根車および流体吐出機構によって構成されており、その構造が非常に単純になっている。また、羽根車および流体吐出機構は、従来、ブラシを回転させるために用いられていた、プーリおよびベルト等からなるベルト機構よりも小型にできるので、基板処理装置の大型化を抑制できる。
流体吐出機構から吐出される流体としては、気体であってもよいし、液体であってもよい。
請求項2記載の発明は、前記流体吐出機構は、前記羽根車に向けてブラシ処理液を吐出する第1ブラシ処理液吐出機構(115,116)を含む、請求項1記載の基板処理装置である。
この発明によれば、第1ブラシ処理液吐出機構から吐出されたブラシ処理液が羽根車に当たって、当該羽根車および前記ブラシが一体回転させられる。また、羽根車に当たったブラシ処理液の一部は、当該羽根車等を伝ってブラシに供給される。すなわち、回転状態のブラシにブラシ処理液が供給されるので、当該ブラシにブラシ処理液が均一に供給される。これにより、ブラシに付着しているパーティクル等の異物がブラシ処理液により洗い流される。また、第1ブラシ処理液吐出機構が、ブラシにブラシ処理液を供給するためのブラシ処理液供給機構を兼ねているので、部品点数が削減されており、これによって、基板処理装置の大型化がさらに抑制されている。
請求項3記載の発明は、前記ブラシに向けてブラシ処理液を吐出する第2ブラシ処理液吐出機構(215)をさらに含む、請求項1または2記載の基板処理装置である。
この発明によれば、流体吐出機構から吐出された流体によってブラシおよび羽根車が一体回転させられるとともに、この回転状態のブラシに、第2ブラシ処理液吐出機構から吐出されたブラシ処理液が供給される。これにより、ブラシにブラシ処理液が確実に供給される。したがって、ブラシに付着している異物が確実に洗い流される。
請求項4記載の発明は、前記ブラシおよび羽根車を収容するとともに、当該ブラシおよび羽根車から飛散するブラシ処理液を受け止める収容部材(103,203)をさらに含む、請求項2または3記載の基板処理装置である。
この発明によれば、ブラシおよび羽根車が収容部材に収容された状態で、当該ブラシおよび羽根車にブラシ処理液が供給される。したがって、ブラシおよび羽根車の回転によって当該ブラシおよび羽根車の周囲に飛散したブラシ処理液は、収容部材によって受け止められる。これにより、ブラシおよび羽根車から飛散したブラシ処理液によって、基板や装置が汚染されることが抑制または防止される。
請求項5記載の発明は、前記ブラシと一体回転可能な回転部材(50)と、この回転部材に押付部材(106)を押し付けて、当該回転部材および前記ブラシの回転を規制するための回転規制手段(106,107)とをさらに含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の基板処理装置である。
この発明によれば、回転規制手段が回転部材に押付部材を押し付けることにより、当該回転部材およびブラシの回転が規制される。すなわち、前述の羽根車および流体吐出機構からなるブラシ回転機構と、この回転規制機構とが用いられることにより、ブラシの回転および回転停止が制御される。したがって、たとえば、基板を洗浄するときにはブラシの回転を規制する一方で、ブラシを洗浄するときにはブラシの回転を許容することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る基板処理装置の概略構成の図解的な正面図であり、図2は、前記基板処理装置の概略構成の図解的な平面図である。
この基板処理装置は、たとえば洗浄処理等の各種の処理を半導体ウエハ等の基板Wに対して施すための装置である。基板処理装置は、基板Wに処理を施すための複数の処理ユニット10を有している。各処理ユニット10では、たとえば、基板の裏面(デバイス形成領域が設けられた側の面である表面と反対の面)がスクラブ洗浄される裏面洗浄処理が一枚の基板Wに対して行われる。以下では、処理ユニット10を、「裏面洗浄処理ユニット10」ともいう。
各裏面洗浄処理ユニット10は、基板Wをほぼ水平に保持して回転させるスピンチャック18と、このスピンチャック18に保持された基板Wに処理液(基板処理液)を供給するためのノズル19と、スピンチャック18に保持された基板Wをスクラブ洗浄するためのブラシ20とを備えている。これらスピンチャック18、ノズル19およびブラシ20は、図示しない処理チャンバ内に収容されている。
ブラシ20は、たとえば、PVA(ポリビニルアルコール)からなるスポンジ状の部材である。ブラシ20は、当該ブラシ20を基板Wに押し付けるための保持アーム21によって、その下方で保持されている。保持アーム21には、当該保持アーム21を移動させることにより、ブラシ20を基板Wに接離させたり、基板Wにブラシ20を当接させた状態で当該ブラシ20を当該基板Wに沿って移動させたりすることができるブラシ移動機構22が接続されている。
スピンチャック18は、円板状のスピンベース23と、このスピンベース23をほぼ水平に支持するとともに鉛直軸線まわりに回転自在な回転軸24と、この回転軸24に回転力を与えるチャック回転駆動機構25とを備えている。図2に示すように、スピンベース23の上面には、基板Wの端面に接触して当該基板Wを挟持する複数のチャックピン26が立設されている。複数のチャックピン26は、ピン駆動機構27によって一体的に駆動される。この構成により、基板Wがほぼ水平な状態に保持され、さらに、保持された状態で回転させられる。
本実施形態では、裏面が上方に向けられた未処理の基板Wが、図示しない搬送ロボットによってスピンチャック18に搬入される。また、処理済の基板Wは、前記搬送ロボットによってスピンチャック18から搬出される。
ノズル19は、当該ノズル19から吐出された処理液が、スピンチャック18に保持された基板Wのほぼ回転中心に向けて供給されるように配置されている。ノズル19には、薬液供給源からの薬液が薬液バルブ28を介して供給されるとともに、リンス液の一例としての純水(脱イオン水)が純水バルブ29を介して純水供給源から供給される。
すなわち、薬液バルブ28が開かれることにより、ノズル19から基板Wに薬液が供給され、純水バルブ29が開かれることにより、ノズル19から基板Wに純水が供給される。回転状態とされた基板Wの回転中心付近に処理液(薬液または純水)が供給されると、この処理液は遠心力を受けて基板Wの上面(裏面)のほぼ全域に広がり、基板Wの周端縁から外方へと流下していくことになる。
ノズル19に供給される薬液としては、硫酸、酢酸、硝酸、塩酸、フッ酸、アンモニア水、過酸化水素水のうちの少なくとも1つを含む液を例示することができる。具体的には、薬液として、SC―1(アンモニアと過酸化水素水との混合液)や、TMAH(テトラ・メチル・アンモニウム・ハイドロオキサイド:水酸化テトラメチルアンモニウム)を用いることができる。また、ノズル19に供給されるリンス液としては、純水以外に、炭酸水、電解イオン水、水素水、磁気水や、希釈濃度(たとえば、1ppm程度)のアンモニア水などを例示することができる。
ブラシ移動機構22は、保持アーム21を上下方向(Z軸方向)に移動させるためのZ軸移動機構30と、保持アーム21を水平方向(Y軸方向)に移動させるためのY軸移動機構31とを含む。
Z軸移動機構30が保持アーム21を上下方向に移動させると、ブラシ20は、保持アーム21とともに、上下方向に移動する。また、Y軸移動機構31が保持アーム21を水平方向に移動させると、ブラシ20は、保持アーム21とともに水平方向に移動する。この構成により、ブラシ20が、基板Wの上方で水平方向に移動させられるとともに、上下方向に移動させられて基板Wに接離されるようになっている。
ブラシ20は、Z軸移動機構30およびY軸移動機構31によって、スピンチャック18の上方に設定された処理位置と、スピンチャック18の側方に設定された待機位置との間で移動させられる。ブラシ20による基板Wの洗浄は、処理位置において行われる。また、ブラシ20による基板Wの洗浄が行われていない間、ブラシ20は待機位置に配置される。図2に示すように、待機位置には、ブラシ20を待機させるための収容部材としての待機ポッド103が配置されている。ブラシ20は、待機位置において、この待機ポッド103内に収容される。
基板Wの裏面に対するスクラブ洗浄に際しては、スピンチャック18によって基板Wを水平面内で回転させつつノズル19から当該基板Wの上面に薬液が供給される。さらに、Z軸移動機構30および保持アーム21によってブラシ20が基板Wの上面に押し付けられる。この状態で、Y軸移動機構31によってブラシ20が当該基板Wの上面に沿って移動させられる。これにより、ブラシ20が基板Wの回転中心から周縁部まで移動していき、その過程で、ブラシ20が基板Wの上面の全域をスキャンしながらスクラブしていく。
スクラブ洗浄が行われた後は、ブラシ20が基板Wから離反された状態で、回転中の基板Wに対して純水がノズル19から供給される。これにより、基板Wの上面が洗い流されて、薬液やパーティクル等の異物が基板Wの上面から除去される。基板Wに純水が供給された後は、基板Wの回転速度が予め定める高回転速度に上げられて、基板W上の純水を基板Wの回転による遠心力によって振り切って基板Wを乾燥させる乾燥工程が行われる。乾燥工程が終了すると、スピンチャック18による基板Wの回転が停止されて、処理済の基板Wが前記搬送ロボットによってスピンチャック18から搬出されていく。
図3は、前記基板処理装置の制御のための構成を説明するためのブロック図である。この基板処理装置は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなるメイン制御部17を備えている。メイン制御部17には、チャック回転駆動機構25、ピン駆動機構27、薬液バルブ28、純水バルブ29、Z軸移動機構30およびY軸移動機構31が制御対象として接続されている。
図4は、保持アーム21の平面図であり、図5は、図4におけるV−V線に沿う保持アーム21の縦断面図である。図4では、ハウジング32の一部(後述の上板38)の図示を省略している。
保持アーム21は、概ね四角箱形のハウジング32と、ブラシ20を鉛直軸線まわりに回転自在に保持するブラシ保持機構33と、ブラシ20の回転を規制するための回転規制機構34と、ブラシ20に鉛直下向きの荷重を加えるための荷重付加機構35とを備えている。ブラシ保持機構33、回転規制機構34および荷重付加機構35は、ハウジング32内に収容されている。また、回転規制機構34および荷重付加機構35は、メイン制御部17によって制御される(図3参照)。
ハウジング32は、図5に示すように、互いに嵌め合わされた上ハウジング36および下ハウジング37を含む。上ハウジング36は、下端が開放された四角箱形である。上ハウジング36は、矩形の上板38と、この上板38に連結された四角筒状の周壁39とを含む。また、下ハウジング37は、上端が開放された概ね四角箱形である。下ハウジング37は、矩形の底部40と、この底部40の外周に沿って設けられた周壁部41とを含む。
図5に示すように、上ハウジング36の周壁39の下端部は、下ハウジング37の周壁部41の上端部に外嵌している。周壁39と周壁部41との間には、環状のパッキン43が介在している。このパッキン43によって、上ハウジング36と下ハウジング37との間が適度に密閉されている。すなわち、パッキン43は、たとえば、スポンジ状の部材であり、適度に気体を流通させることができる。
また、図4に示すように、下ハウジング37の外周面には、一対の横板44,44が固定されている。前述のZ軸移動機構30およびY軸移動機構31は、この一対の横板44,44を介して保持アーム21に接続されている。
図6は、ブラシ保持機構33の拡大断面図である。
ブラシ保持機構33は、鉛直方向に延びる回転シャフト45と、この回転シャフト45を鉛直方向に移動可能に支持する支持機構46とを含む。
回転シャフト45は下ハウジング37の底部40に設けられた挿通孔42を挿通している。回転シャフト45の上端は、上ハウジング36の上板38の近傍にまで至っており、その下端部は下ハウジング37の下面から下方に突出している(図8参照)。
また、回転シャフト45の下端部には、ブラシホルダ47が取り付けられたホルダ取付部48が設けられている。ブラシ20は、このブラシホルダ47に保持されている。ブラシ20の下端部は、ブラシホルダ47よりも下方に突出している。本実施形態では、ブラシ20の下面が基板Wを洗浄するための洗浄面となっている。
ホルダ取付部48は、回転シャフト45に一体回転可能に連結されている。また、ホルダ取付部48には、ブラシホルダ47が一体回転可能に取り付けられている。したがって、ブラシ20は、回転シャフト45と一体回転可能となっている。
また、ホルダ取付部48の外周面には、複数枚の羽根104が連結されている。複数枚の羽根104は、回転シャフト45の周方向に間隔を隔てて並んでいる。この複数枚の羽根104によって、羽根車105が構成されている。羽根車105は、ホルダ取付部48に一体回転可能に連結されている。すなわち、ブラシ20および羽根車105は、一体回転可能となっている。
支持機構46は、たとえば円筒状のコイルばね49と、このコイルばね49に係合する第1係合部材50および第2係合部材51とを含む。第1係合部材50および第2係合部材51は、それぞれ、板状の部材であり円環状をなしている。回転シャフト45は、第1および第2係合部材50,51を挿通している。また、第1および第2係合部材50,51は、鉛直方向に間隔を隔ててほぼ水平に配置されている。第1係合部材50は、第2係合部材51の上方に配置されている。
第1係合部材50は、第2係合部材51とほぼ同じ外径を有する係合部50aと、この係合部50aの外周面から第1係合部材50の外方に延設された円環状のディスク部50bとを含む。本実施形態では、第1係合部材50が、ブラシ20と一体回転可能な回転部材として機能する。
第2係合部材51に対向する係合部50aの対向面(下面)の周縁部には、コイルばね49の上端部が係合する第1係合溝52が形成されている。また、第1係合部材50に対向する第2係合部材51の対向面(上面)の周縁部には、コイルばね49の下端部が係合する第2係合溝53が形成されている。コイルばね49は、回転シャフト45に外嵌しており、第1および第2係合部材50,51間に配置されている。コイルばね49の上端および下端は、それぞれ、第1係合溝52および第2係合溝53に係合している。コイルばね49は、第1および第2係合部材50,51間で圧縮されるようになっている。
第1係合部材50は、一体回転可能に回転シャフト45に連結されている。すなわち、係合部50aおよびディスク部50bは、一体回転可能に回転シャフト45に連結されている。第1係合部材50の上方には回転シャフト45に連結された押さえナット54が配置されている。第1係合部材50は、この押さえナット54によって押されて回転シャフト45とともに下方に移動するようになっている。
また、第2係合部材51は、その下方に配置された、第1筒状ハウジング55および一対のベアリング140,141を介して下ハウジング37に支持されている。第2係合部材51および第1筒状ハウジング55は、たとえば、ボルト170によって一体回転可能に連結されている。第1筒状ハウジング55は、一対のベアリング140,141を介して、下ハウジング37に回転可能に支持されている。
第2係合部材51、第1筒状ハウジング55および一対のベアリング140,141は、下ハウジング37に対する鉛直方向への移動が規制されている。また、回転シャフト45は、第1筒状ハウジング55および一対のベアリング140,141を挿通している。回転シャフト45は、第2係合部材51、第1筒状ハウジング55および一対のベアリング140,141に対して、鉛直方向に移動可能となっている。
回転シャフト45およびブラシ20等の自重は、押さえナット54を介して第1係合部材50に伝達されており、さらに、第1係合部材50からコイルばね49に伝達されている。したがって、コイルばね49は、回転シャフト45およびブラシ20等の自重によって下方に押さえつけられている。コイルばね49には、回転シャフト45およびブラシ20等の自重に対応した撓みが生じている。回転シャフト45およびブラシ20等は、コイルばね49の弾性反力によって鉛直方向に弾性的に支持されている。
鉛直下方への荷重が回転シャフト45に付与されると、当該回転シャフト45は、ブラシ20等とともに、鉛直下方に移動する。また、回転シャフト45に付与された荷重は、第1係合部材50を介してコイルばね49に加えられる。したがって、コイルばね49には、回転シャフト45に付与された荷重の大きさに対応した撓みが生じる。回転シャフト45に付与された鉛直下方への荷重が除去されると、回転シャフト45は、コイルばね49の弾性反力によって上方に移動させられ、当該荷重が付与される前の位置に戻される。
前述の一対のベアリング140,141は上下に並んで配置されている。本実施形態では、ベアリング140,141として、たとえば、ラジアルボールベアリングが用いられている。上側のベアリング140の外輪の上端には、下ハウジング37に固定された筒状の上側押さえ部材57が係合している。また、下側のベアリング141の外輪の下端には、下ハウジング37の挿通孔42に嵌合された筒状の下側押さえ部材58が係合している。一対のベアリング140,141は、上側および下側押さえ部材57,58によって、下ハウジング37に固定されている。
また、第1筒状ハウジング55の内側の空間には、回転シャフト45を取り囲むベローズ59が配置されている。ベローズ59の上端部は、第1筒状ハウジング55の内側の空間において、回転シャフト45に固定されている。また、ベローズ59の下端部は、第1筒状ハウジング55の下端部に固定された第2筒状ハウジング60と、この第2筒状ハウジング60の内周に嵌合された筒状のベローズ押さえ部材61とによって固定されている。ベローズ59の下端部は、第2筒状ハウジング60の内周とベローズ押さえ部材61の外周とによって挟持されている。
このベローズ59によって、処理チャンバ内の処理液を含む雰囲気がハウジング32内に進入することが防止されている。また、このベローズ59によって、ハウジング32内で発生するごみが当該ハウジング32外に流出することが防止されている。これにより、ハウジング32内で発生するごみが基板Wに付着して、当該基板Wが汚染されることが抑制または防止されている。
第2筒状ハウジング60は、その上端部を構成する大径部62と、その下端部を構成する小径部63とを含む。大径部62は、第1筒状ハウジング55の下端部に外嵌しており、たとえば止めねじ64によって第1筒状ハウジング55の下端部に一体回転可能に連結されている。また、小径部63と下側押さえ部材58との間には、磁性流体シール65が配置されている。小径部63と下側押さえ部材58との間は、この磁性流体シール65によってシールされている。
磁性流体シール65の上端には、下側押さえ部材58の内周に形成された環状のフランジ66が係合している。また、磁性流体シール65の下端には、筒状のシール押さえ部材67が係合している。磁性流体シール65は、シール押さえ部材67とフランジ66とによって挟持され、保持されている。
磁性流体シール65によって、処理チャンバ内の処理液を含む雰囲気がハウジング32内に進入することが防止されている。また、磁性流体シール65によって、たとえば、その上方に配置されたベアリング140,141の回転に伴う摩耗によって発生するごみが基板Wに落下することが防止されている。これにより、基板Wの汚染が抑制または防止されている。
後述するように、前述の羽根車105には、当該羽根車105を鉛直軸線まわりに回転させるための回転力が入力される。前記回転力が羽根車105に入力されると、ブラシ20、回転シャフト45および羽根車105は一体回転する。また、回転シャフト45が回転すると、第1係合部材50も回転する。さらに、羽根車105から回転シャフト45に回転力が伝達され、この伝達された回転力が、コイルばね49の内側の空間に配置された回転伝達機構56によって、第2係合部材51に伝達される。これにより、第2係合部材51、コイルばね49、ならびに、第1および第2筒状ハウジング55,60等が、回転シャフト45とともに回転する。
図7は、図6におけるVII−VII線に沿うブラシ保持機構33の横断面図である。以下では、図6および図7を参照して、回転伝達機構56について説明する。
回転伝達機構56は、回転シャフト45から第2係合部材51に回転力を伝達するとともに、回転シャフト45を当該回転シャフト45の軸方向(鉛直方向)に案内するためのものである。回転伝達機構56は、二対のガイドローラ68と、これらのガイドローラ68を回転可能に支持するローラ支持機構69とを備えている。
各ガイドローラ68は、ローラ支持機構69によって、当該ガイドローラ68の中心軸線まわりに回転可能に支持されている。各ガイドローラ68は、その外周面が回転シャフト45に当接するように配置されている。
具体的には、回転シャフト45には、四角柱状のガイドローラ当接部70が設けられている。ガイドローラ当接部70は、回転シャフト45の軸方向に延びる4つの平坦面を含む。各ガイドローラ68は、当該ガイドローラ68の外周面がそれぞれ異なる平坦面に当接するように配置されている。
すなわち、図7に示すように、各ガイドローラ68は、回転シャフト45を取り囲むように、回転シャフト45の周方向に等間隔を隔てて配置されている。対をなすガイドローラ68は、回転シャフト45を挟んで対向している。また、図6に示すように、一方の対をなすガイドローラ68は、他方の対をなすガイドローラ68に対して高さをずらして配置されている。
ローラ支持機構69は、対をなす第1ローラ支持部材71および第2ローラ支持部材72を含む。図7に示すように、第1および第2ローラ支持部材71,72は、それぞれ平面視においてL形をなしており、回転シャフト45を挟んで対向している。第1および第2ローラ支持部材71,72は、それぞれ、回転シャフト45の周方向に隣接する一対のガイドローラ68,68を回転可能に支持している。第1および第2ローラ支持部材71,72は、第2係合部材51と一体的に形成されており、それぞれ第2係合部材51の上面から上方に延びている。
回転シャフト45に回転力が入力されると、当該回転力は、各ガイドローラ68と回転シャフト45との当接部を介して第2係合部材51に伝達される。これにより、第2係合部材51が鉛直軸線まわりに回転する。
また、回転シャフト45が鉛直方向に移動するとき、各ガイドローラ68は、回転シャフト45の移動にともなって当該ガイドローラ68の中心軸線まわりに回転する。これにより、回転シャフト45が円滑に鉛直方向に移動できるようになっている。また、二対のガイドローラ68が高さをずらして配置されているので、回転シャフト45は、当該二対のガイドローラ68によって案内されて、鉛直方向に直進するようになっている。鉛直方向への回転シャフト45の直進安定性は、後述の第1リニアガイド機構79によって高められている。
図8は、図4におけるVIII−VIII線に沿う保持アーム21の縦断面図である。以下では、図4および図8を参照して、第1リニアガイド機構79について説明する。
第1リニアガイド機構79は、第1スライド部材80と、この第1スライド部材80と対をなす第1リニアガイド81とを備えている。第1スライド部材80および第1リニアガイド81は、図8に示すように、それぞれ鉛直方向に延びている。第1スライド部材80および第1リニアガイド81は、回転シャフト45の側方に配置されており、それぞれの上端の位置は、回転シャフト45の上端の位置よりも低くされている。これにより、ハウジング32の鉛直方向への高さが低減されている。
第1スライド部材80は、ブラケット82を介して回転シャフト45に連結されている。図8に示すように、ブラケット82は、水平方向に延びる水平板83と、この水平板83の一端部(図8では右端部)から鉛直下方に延びる鉛直板84とを含む。水平板83の上面の位置は、回転シャフト45の上端の位置よりもやや低くされている。
第1スライド部材80は、鉛直板84の一端面(図8では左側の面)に固定されている。ブラケット82と第1スライド部材80とは、鉛直方向に一体移動可能に連結されている。また、図4に示すように、第1スライド部材80には、鉛直方向に延びる第1スライド溝85が形成されている。第1リニアガイド81は、この第1スライド溝85に嵌合している。
第1リニアガイド81は、図8に示すように、当該第1リニアガイド81を保持するガイド保持部材86を介して下ハウジング37に固定されている。第1スライド部材80は、第1リニアガイド81に対して鉛直方向にスライド移動可能である。第1リニアガイド81は、鉛直方向への第1スライド部材80の移動を案内する。したがって、第1スライド部材80と鉛直方向に一体移動するブラケット82も第1リニアガイド81によって鉛直方向に案内される。
また、図8に示すように、水平板83の他端部(図8では左端部)には貫通孔87が形成されている。回転シャフト45の上端部は貫通孔87を挿通している。回転シャフト45の上端部には、当該上端部に外嵌する円筒状のボス88がボルト171によって固定されている。ボス88の一部は貫通孔87内に配置されており、当該ボス88の一部とブラケット82との間には、一対のベアリング142,143と、この一対のベアリング142,143を押さえるための円筒状の蓋部材89とが介在している。
一対のベアリング142,143は、上下に並んで配置されており、それぞれボス88に外嵌している。本実施形態では、ベアリング142,143として、たとえば、ラジアルボールベアリングが用いられている。また、蓋部材89は、一対のベアリング142,143に外嵌するとともに、上側のベアリング142の外輪を下方に押さえつけている。蓋部材89は、貫通孔87に嵌合しており、ブラケット82に固定されている。
回転シャフト45およびボス88は、回転シャフト45の中心軸線まわりに回転可能にブラケット82に連結されている。また、回転シャフト45およびボス88は、鉛直方向に一体移動可能にブラケット82に連結されている。すなわち、ブラケット82が鉛直方向に移動すると、回転シャフト45も鉛直方向に移動するようになっている。
前述のように、ブラケット82は第1リニアガイド機構79によって鉛直方向に案内されるので、当該ブラケット82と鉛直方向に一体移動する回転シャフト45も第1リニアガイド機構79によって鉛直方向に案内される。すなわち、回転シャフト45は、前述の回転伝達機構56および第1リニアガイド機構79によって鉛直方向に案内されるようになっており、この第1リニアガイド機構79によって、鉛直方向への直進安定性が高められている。回転伝達機構56および第1リニアガイド機構79によって、回転シャフト45を当該回転シャフト45の軸方向に案内させることにより、回転シャフト45をその軸方向に円滑に移動させることができる。これにより、ブラシ20を確実に基板Wに押し付けることができる。
次に、図4および図6を参照して、前述の回転規制機構34について説明する。
回転規制機構34は、押し付け部材としてのブレーキパッド106と、このブレーキパッド106を第1係合部材50のディスク部50bに押し付けるためのアクチュエータ107とを備えている。アクチュエータ107としては、たとえば、エアーシリンダや電磁プランジャ等を用いることができる。
ブレーキパッド106は、第1係合部材50の側方に配置されており、ディスク部50bの外周面に対向している。図6に示すように、ディスク部50bに対向するブレーキパッド106の一部には、V形のブレーキ溝108が形成されている。
また、図4に示すように、アクチュエータ107は、ロッド109が第1係合部材50に向けられた状態で、台座160を介して下ハウジング37に固定されている。ブレーキパッド106は、このロッド109の先端に固定されている。ブレーキパッド106は、ロッド109とともに進退する。ロッド109がアクチュエータ107の本体から進出すると、ブレーキパッド106は、第1係合部材50のディスク部50bに押し付けられる。具体的には、ブレーキ溝108を区画する一対の傾斜面が、ディスク部50bの外周部に押し付けられる。
第1係合部材50が回転シャフト45とともに鉛直軸線まわりに回転しているときに、ブレーキパッド106がディスク部50bに押し付けられると、ディスク部50bとブレーキパッド106との摩擦によって第1係合部材50の回転速度が減速され、当該回転が停止される。これにより、第1係合部材50の回転が規制される。また、第1係合部材50が回転していないときに、ブレーキパッド106がディスク部50bに押し付けられると、ディスク部50bに対するブレーキパッド106の押付圧によって第1係合部材50の回転が規制される。
回転規制機構34によるブラシ20の回転の規制は、たとえば、ブラシ20による基板Wの洗浄が行われている間に実施される。すなわち、ブラシ20は、回転規制機構34によって回転が規制された状態で、基板Wに押し付けられ、当該基板Wに沿って移動させられる。
続いて、図4および図5を参照して、前述の荷重付加機構35について説明する。
荷重付加機構35は、支持部材90によって揺動可能に支持されたシーソー部材91と、ブラシ20に対して、当該ブラシ20を基板Wに押し付けるための押し付け力を付与するための押圧用アクチュエータ92とを備えている。押圧用アクチュエータ92としては、たとえば、エアーシリンダや電磁プランジャ等を用いることができる。以下では、押圧用アクチュエータ92がエアーシリンダである場合について説明する。
支持部材90は、図5に示すように、鉛直方向に延びており、その下端部は下ハウジング37に固定されている。支持部材90の上端部には、水平方向に延びる支点軸93が設けられている。シーソー部材91は、この支点軸93に連結されている。シーソー部材91は、支点軸93を支点として鉛直面に沿って揺動するように支持部材90に支持されている。
シーソー部材91は、たとえば板状の部材であり、自由状態(シーソー部材91に荷重が与えられていない状態)においてほぼ水平に配置されている。すなわち、シーソー部材91の端部(図4および図5では右端)にはウェイト94が取り付けられており、このウェイト94によって、前記自由状態においてシーソー部材91がほぼ水平になるように調整されている。図4に示すように、シーソー部材91には、肉抜き部としての複数の貫通孔95が当該シーソー部材91の長手方向に並んで形成されている。この貫通孔95によってシーソー部材91が軽量化されている。これにより、基板処理装置が軽量化されている。
また、シーソー部材91は、前記支点(支点軸93)に対して一方側(図4および図5では右側)に力点部96を有しており、前記支点に対して他方側(図4および図5では左側)に作用点部97を有している。本実施形態では、力点部96と支点(支点軸93)との距離が、作用点部97と支点との距離にほぼ等しくなるように設定されている。したがって、力点部96に入力された力と、作用点部97から出力される力がほぼ等しくなるようになっている。図4に示すように、力点部96の下方には、押圧用アクチュエータ92が配置されており、作用点部97の下方には、ブラケット82の水平板83が配置されている。
図5に示すように、押圧用アクチュエータ92は、ロッド98が上方に向けられた状態で、台座161を介して下ハウジング37に固定されている。ロッド98は、鉛直方向に進退するようになっている。ロッド98は、力点部96の鉛直下方に配置されており、当該力点部96を下方から押し上げることができる。すなわち、押圧用アクチュエータ92は、力点部96の下方から当該力点部96に駆動力を与えるようになっている。
押圧用アクチュエータ92が力点部96に駆動力を与えることにより、支点軸93を支点としてシーソー部材91が鉛直面に沿って揺動する。そして、シーソー部材91が揺動すると、シーソー部材91の作用点部97が、ブラケット82の水平板83の上面に当接して当該ブラケット82を下方に向けて押す。これにより、押圧用アクチュエータ92からの駆動力がブラケット82に伝達される。
ブラケット82に伝達された押圧用アクチュエータ92からの駆動力は、当該ブラケット82および回転シャフト45を介して、「ブラシを基板に押し付けるための押し付け力」としてブラシ20に伝達される。すなわち、ブラケット82および回転シャフト45は、当該押し付け力を伝達する伝達部材として機能する。
スピンチャック18に保持された基板Wの上面にブラシ20の洗浄面(下面)が当接または近接した状態で、押圧用アクチュエータ92がシーソー部材91に駆動力を与えると、シーソー部材91の揺動にともなって、ブラケット82、回転シャフト45およびブラシ20等が僅かに下方に移動して、ブラシ20が基板Wの上面に押し付けられる。ブラシ20が基板Wの上面に押し付けられた状態で、当該ブラシ20を当該基板Wの上面に沿って移動させることにより、基板Wの上面に付着している異物が当該上面から擦り取られる。これにより、基板W上から異物が除去される。
基板Wに対するブラシ20の押付圧は、押圧用アクチュエータ92に供給される空気の圧力によって調整されている。すなわち、押圧用アクチュエータ92には、図示しない吸気ポートおよび排気ポートが設けられており、空気供給源からの空気が空気圧調整バルブ99を介して吸気ポートに供給されている。空気圧調整バルブ99としては、たとえば、空気圧を電気的に調整することができる電空レギュレータが用いられている。空気圧調整バルブ99の開度は、メイン制御部17によって制御される(図3参照)。
吸気ポートを介して押圧用アクチュエータ92に空気を供給することで、ロッド98を鉛直上方に移動させることができる。これにより、力点部96を押し上げて、シーソー部材91を揺動させることができる。また、空気圧調整バルブ99の開度を調整して押圧用アクチュエータ92への空気圧を大きくすることにより、押圧用アクチュエータ92からシーソー部材91に与えられる駆動力を大きくすることができる。これにより、基板Wに対するブラシ20の押付圧が高められる。
基板Wに対するブラシ20の押付圧は、図4および図5に示す圧力センサ100の検出値に基づいて予め設定されている。すなわち、押圧用アクチュエータ92への空気圧は、圧力センサ100の検出値に基づいて予め設定しておくことができる。圧力センサ100としては、たとえば歪ゲージ型の圧力センサを用いることができる。
以下では、図4および図5を参照して、圧力センサ100について説明する。
圧力センサ100は、図4に示すように、支持部材90の前方に配置されており、台座162を介して下ハウジング37に固定されている。圧力センサ100は、ブラケット82の側方に位置している。図5に示すように、圧力センサ100の左端上方には、ブラケット82の鉛直板84から延びる延設部101が配置されている。圧力センサ100および延設部101は、シーソー部材91からブラケット82に駆動力が付与されていない状態において、鉛直方向に所定距離離隔している。
押圧用アクチュエータ92に所定の空気圧で空気が供給されると、この空気圧に対応した駆動力が押圧用アクチュエータ92からシーソー部材91の力点部96に付与される。これにより、シーソー部材91が揺動してブラケット82を下方に押す。シーソー部材91がブラケット82を下方に押すと、延設部101が下方に移動して圧力センサ100の上端に当接し、当該圧力センサ100を押し付ける。これにより、圧力センサ100に対する延設部101の押付圧が生じて、この押付圧が圧力センサ100によって検出される。圧力センサ100の検出値は、メイン制御部17に入力される(図3参照)。
圧力センサ100に対する延設部101の押付圧の検出は、ブラシ20が基板Wに当接していない状態(たとえばブラシ20が待機位置にある状態)において行われる。すなわち、ブラシ20が基板Wに当接していない状態で押圧用アクチュエータ92が作動させられ、そのときに圧力センサ100によって検出される押付圧が監視される。この検出される押付圧が所望の値となるように、押圧用アクチュエータ92に供給される空気圧が制御される。所望の押付圧が得られると、そのときの空気圧に対応する制御データ(具体的には、空気圧調節バルブ99の制御データ)がメイン制御部17のメモリに格納される。
基板Wを処理するときには、前記メモリに格納された制御データが読み出され、この制御データを用いて空気圧調節バルブ99が制御される。これにより、押圧用アクチュエータ92が作動し、ブラシ20が前記所望の押付圧で基板Wに押し付けられることになる。
圧力センサ100と延設部101との位置関係は、ブラシ20が基板Wに当接している状態で、互いに当接しないように定められている。すなわち、シーソー部材91からブラケット82に駆動力が付与されていない状態における圧力センサ100と延設部101との鉛直方向への間隔が、ブラシ20が基板Wに押し付けられるときに荷重付加機構35によって押されてブラシ20が鉛直方向に移動する距離よりも大きくされている。
したがって、ブラシ20が基板Wに押し付けられるときに、延設部101は圧力センサ100に当接しておらず、圧力センサ100に対する延設部101の押付圧が生じていない。一方、ブラシ20が待機位置にある状態では、ブラシ20を鉛直方向に大きく移動させることができるので、延設部101を圧力センサ100に当接させることができる。これにより、圧力センサ100に対する延設部101の押付圧が発生させられる。
ブラシ20を基板Wに押し付けるときに、延設部101と圧力センサ100とを非接触にすることにより、シーソー部材91からブラケット82に付与された全ての駆動力をブラシ20に対して伝達することができる。これにより、ブラシ20を確実に所望の押付圧で基板Wに押し付けることができる。
また、前述のように、回転シャフト45およびブラシ20等は、コイルばね49によって弾性的に支持されており、このコイルばね49の弾性反力によって回転シャフト45およびブラシ20等の自重が相殺されているので、当該自重による影響を受けることなく、意図した大きさの力をブラシ20に与えることができる。これにより、基板Wに対するブラシ20の押付圧を精度良く管理することができる。
図9は、待機ポッド103の図解的な縦断面図であり、図10は、待機ポッド103の図解的な平面図である。
待機ポッド103は、有底筒状の容器である。待機ポッド103の上面は開放されていて、ブラシ20を受け入れる入口が形成されている。ブラシ20は、この入口から待機ポッド103内に進入する。ブラシ20による基板Wの洗浄が行われていない間、ブラシ20および羽根車105は、待機ポッド103内に収容される。すなわち、ブラシ20および羽根車105が待機ポッド103内に収容される位置が、ブラシ20の待機位置となっている。
待機ポッド103の周壁には、一対の供給ポート110,111(第1供給ポート110および第2供給ポート111)が設けられている。各供給ポート110,111には、当該供給ポート110,111にブラシ洗浄液を供給するためのブラシ洗浄液供給管112が接続されている。各ブラシ洗浄液供給管112には、ブラシ洗浄液バルブ113が介装されている(図2参照)。また、各ブラシ洗浄液バルブ113の開度は、メイン制御部17によって制御される(図3参照)。
各供給ポート110,111には、ブラシ洗浄液バルブ113を介して、ブラシ洗浄液供給管112からブラシ洗浄液が供給される。ブラシ洗浄液としては、たとえば、前述の薬液やリンス液を用いることができる。具体的には、たとえば、ノズル19に供給される薬液と同種の薬液を用いることができる。
第1供給ポート110に供給されたブラシ洗浄液は、待機ポッド103の周壁の内周面に形成された第1吐出口114aから羽根車105に向けて吐出される。また、第2供給ポート111に供給されたブラシ洗浄液は、待機ポッド103の周壁の内周面に形成された第2吐出口114bから羽根車105に向けて吐出される。
図9に示すように、各吐出口114a,114bからは、羽根車105に向けて斜め上方にブラシ洗浄液が吐出されている。また、図10に示すように、各吐出口114a,114bからは、羽根車105を一定の方向に回転させるように、当該羽根車105に向けてブラシ洗浄液が吐出されている。
ブラシ洗浄液を吐出するための第1ノズル115は、第1供給ポート110および第1吐出口114aによって構成されている。また、ブラシ洗浄液を吐出するための第2ノズル116は、第2供給ポート111および第2吐出口114bによって構成されている。本実施形態では、これら第1および第2ノズル115,116が、それぞれ、羽根車105に向けてブラシ処理液を吐出する第1ブラシ処理液吐出機構として機能する。
また、待機ポッド103の底部には、排液管117が接続された排液ポート118が設けられている。各吐出口114a,114bから吐出されたブラシ洗浄液は、この排液ポート118および排液管117を介して、図示しない排液タンクに導かれる。
各吐出口114a,114bから吐出されたブラシ洗浄液は、羽根車105の羽根104に当たって、羽根車105を鉛直軸線まわりに回転させる。すなわち、羽根車105を鉛直軸線まわりに回転させるための回転力が、ブラシ洗浄液から羽根車105に与えられる。これにより、羽根車105が鉛直軸線まわりに回転させられる。
前述のように、羽根車105を一定の方向に回転させるように、各吐出口114a,114bからブラシ洗浄液が吐出されているので、当該羽根車105には、ブラシ洗浄液からの回転力が効率的に付与される。これにより、羽根車105が確実に回転させられる。羽根車105が鉛直軸線まわりに回転すると、それにともなって、ブラシ20も鉛直軸線まわりに回転する。ブラシ20および羽根車105は、待機ポッド103内において、一体回転させられる。
本実施形態では、羽根車105、ならびに、第1ブラシ処理液吐出機構として機能する第1および第2ノズル115,116によって、ブラシ20を回転させるためのブラシ回転機構が構成されている。このブラシ回転機構と、前述の回転規制機構34とが用いられることにより、ブラシ20の回転および回転停止が制御される。
また、各吐出口114a,114bから吐出され、羽根車105に当たったブラシ洗浄液の一部は、図9に示すように、ブラシホルダ47を伝って、ブラシ20に供給される。すなわち、回転状態のブラシ20にブラシ洗浄液が供給される。これにより、ブラシ20にブラシ洗浄液が均一に供給される。そして、このブラシ洗浄液によって、ブラシ20に付着しているパーティクル等の異物が確実に洗い流される。
すなわち、基板Wの洗浄に用いられたブラシ20には、基板W上の異物が転写され蓄積されていく。したがって、基板Wの洗浄に用いられたブラシ20にブラシ洗浄液を供給することにより、当該ブラシ20に付着している異物が洗い流され、当該ブラシ20が洗浄される。これにより、ブラシ20による基板Wの洗浄が行われるときに、当該ブラシ20に付着している異物が基板Wに転写されて当該基板Wが汚染されることを抑制または防止することができる。
羽根車105およびブラシ20に供給されたブラシ洗浄液の一部は、当該羽根車105およびブラシ20の回転によって、その周囲に振り切られる。そして、ブラシ20および羽根車105の周囲に飛散したブラシ洗浄液は、待機ポッド103によって受け止められ、待機ポッド103に回収される。これにより、ブラシ20および羽根車105から飛散したブラシ洗浄液が基板Wや処理チャンバ内に至って、基板Wや処理チャンバ内が汚染されることが抑制または防止されている。
以上のように本実施形態では、各吐出口114a,114bから吐出されたブラシ洗浄液が羽根車105に当たって、当該羽根車105およびブラシ20が一体回転させられるようになっている。すなわち、ブラシ20を回転させるためのブラシ回転機構が、羽根車105、ならびに、第1ブラシ処理液吐出機構として機能する第1および第2ノズル115,116のような単純な部品により構成されている。したがって、ブラシ回転機構の構造が非常に単純となっている。
本実施形態では、ブラシ回転機構の構造が単純であるため当該ブラシ回転機構が故障するおそれが殆どなく、そのため、部品の交換や修理等の作業が殆ど必要とされない。また、従来、ブラシ20を回転させるために用いられていた、プーリおよびベルト等からなるベルト機構のように、モータを駆動するための電力が必要とされず、ランニングコストが低減されている。
また、本実施形態では、前記ベルト機構が保持アーム21内に設けられていないので、保持アーム21の大型化が抑制されている。さらに、羽根車105ならびに第1および第2ノズル115,116等は、前記ベルト機構よりも小型であるので、基板処理装置全体としても大型化が抑制されている。
さらにまた、保持アーム21内に、前記ベルト機構が設けられていないので、保持アーム21が軽量化されている。したがって、ブラシ移動機構22に必要とされる駆動力が低減されている。これにより、ブラシ移動機構22に備えられる駆動源を小型化して、基板処理装置を小型化することができる。
また、本実施形態では、各吐出口114a,114bから吐出されたブラシ洗浄液の一部がブラシ20に供給されるので、基板処理装置の部品点数が削減されている。すなわち、第1および第2ノズル115,116が、それぞれ、ブラシ20に処理液を供給するためのブラシ処理液供給機構を兼ねているので、専用のブラシ処理液供給機構が設けられていなくてもよい。これにより、基板処理装置の部品点数が削減されており、基板処理装置がさらに小型化されている。
図11は、本発明の第2実施形態に係る待機ポッド203の図解的な縦断面図である。この図11において、前述の図1〜図10に示された各部と同等の構成部分については、図1〜図10と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
この図11における実施形態と前述の第1実施形態との主要な相違点は、第1ノズル215が、ブラシ20に向けてブラシ処理液を吐出する第2ブラシ処理液吐出機構として機能していることにある。
すなわち、第1ノズル215の第1吐出口214aは、ブラシ20が待機位置にある状態(ブラシ20が待機ポッド203内に収容された状態)で、当該ブラシ20の周面に対向する位置に形成されている。第1ノズル215からは、ブラシ20の周面に向けてブラシ洗浄液が吐出される。第1ノズル215から吐出されたブラシ洗浄液は、ブラシ20に直接供給される。これにより、ブラシ20にブラシ洗浄液が確実に供給されるようになっている。
本実施形態では、羽根車105および第2ノズル116によってブラシ回転機構が構成されている。すなわち、第2ノズル116が羽根車105に向けてブラシ洗浄液を吐出することにより、羽根車105およびブラシ20が鉛直軸線まわりに回転させられる。また、第2処理液吐出手段としての第1ノズル215が、この回転状態のブラシ20に向けてブラシ洗浄液を吐出することにより、ブラシ20に対してブラシ洗浄液が均一に、かつ、確実に供給される。これにより、ブラシ20に付着している異物が確実に洗い流される。
以上この発明の第1および第2実施形態について説明したが、この発明は、前述の第1および第2実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、前述の第1および第2実施形態では全ての処理ユニット10が裏面洗浄処理ユニットである場合について説明したが、基板Wの表面をスクラブ洗浄するための表面洗浄処理ユニットが、処理ユニット10に含まれていてもよいし、全ての処理ユニット10が表面洗浄処理ユニットとされていてもよい。
また、処理ユニット10が表面洗浄処理ユニットである場合、スピンチャック18は、前述の基板Wの端面を挟持して当該基板Wを保持する構成のものに限らず、たとえば、基板Wの裏面を真空吸着することにより基板Wをほぼ水平な姿勢で保持し、さらにその状態でほぼ鉛直な軸線まわりに回転することにより、その保持した基板Wを回転させることができる真空吸着式のもの(バキュームチャック)が採用されてもよい。
また、前述の第1および第2実施形態では、基板Wの裏面をブラシ20によってスクラブ洗浄する場合に本発明を適用する例について説明したが、基板Wの周端面をブラシ20によって洗浄する場合(いわゆるベベル洗浄)に本発明が適用されてもよい。
また、前述の第1および第2実施形態では、ブラシ20と一体回転可能な回転部材が、第1係合部材50である場合について説明したが、これに限らず、たとえば、第2係合部材51や第1筒状ハウジング55などの回転シャフト45に一体回転可能に連結された部材が、回転部材とされていてもよい。
具体的には、たとえば、第2係合部材51または第1筒状ハウジング55の外周部に、ブレーキパッド106が押し付けられるディスク部が設けられていて、当該第2係合部材51または第1筒状ハウジング55が、回転部材として機能するようにされていてもよい。
また、前述の第1および第2実施形態では、羽根車105に向けて液体(ブラシ洗浄液)が吐出される場合について説明したが、これに限らず、たとえばクリーンエアーなどの気体が羽根車105に向けて吐出されてもよい。
具体的には、たとえば、前述の第1および第2実施形態において、第2供給ポート111に気体が供給されてもよい。この場合、羽根車105は、第2吐出口114bから吐出された気体が羽根104に当たって回転させられる。第2吐出口114bから気体が吐出
される場合、ブラシ洗浄液の使用量が低減される。
また、前述の第1および第2実施形態では、ブラシ洗浄液を吐出するノズルが一対(第1ノズル115および第2ノズル116、もしくは、第1ノズル215および第2ノズル116)設けられている場合について説明したが、ノズルの本数は、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の第1実施形態に係る基板処理装置の概略構成の図解的な正面図である。 前記基板処理装置の概略構成の図解的な平面図である。 前記基板処理装置の制御のための構成を説明するためのブロック図である。 保持アームの平面図である。 図4におけるV−V線に沿う保持アームの縦断面図である。 ブラシ保持機構の拡大断面図である。 図6におけるVII−VII線に沿うブラシ保持機構の横断面図である。 図4におけるVIII−VIII線に沿う保持アームの縦断面図である。 待機ポッドの図解的な縦断面図である。 待機ポッドの図解的な平面図である。 本発明の第2実施形態に係る待機ポッドの図解的な縦断面図である。
符号の説明
20 ブラシ
50 第1係合部材(回転部材)
103 待機ポッド(収容部材)
105 羽根車
106 ブレーキパッド(押付部材、回転規制手段)
107 アクチュエータ(回転規制手段)
115 第1ノズル(第1ブラシ処理液吐出機構、流体吐出機構)
116 第2ノズル(第1ブラシ処理液吐出機構、流体吐出機構)
203 待機ポッド(収容部材)
215 第1ノズル(第2ブラシ処理液吐出機構)
W 基板

Claims (5)

  1. 基板を洗浄するためのブラシと、
    前記ブラシと一体回転可能な羽根車と、
    この羽根車に流体を当てて、当該羽根車および前記ブラシを一体回転させるための流体吐出機構とを含む、基板処理装置。
  2. 前記流体吐出機構は、前記羽根車に向けてブラシ処理液を吐出する第1ブラシ処理液吐出機構を含む、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記ブラシに向けてブラシ処理液を吐出する第2ブラシ処理液吐出機構をさらに含む、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記ブラシおよび羽根車を収容するとともに、当該ブラシおよび羽根車から飛散するブラシ処理液を受け止める収容部材をさらに含む、請求項2または3記載の基板処理装置。
  5. 前記ブラシと一体回転可能な回転部材と、
    この回転部材に押付部材を押し付けて、当該回転部材および前記ブラシの回転を規制するための回転規制手段とをさらに含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109078889A (zh) * 2018-10-30 2018-12-25 宁波市晶隆电子商务有限公司 一种叶轮自动清洗装置
JP7384687B2 (ja) 2020-02-06 2023-11-21 株式会社ディスコ 洗浄装置

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