JP2009170218A - 燃料電池用接合体の製造方法 - Google Patents

燃料電池用接合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極のフラッディングの防止と共に接触抵抗の低減を図る。
【解決手段】電解質上に触媒を介してガス拡散層を接合した接合体を準備し(ステップS1,S2)、撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液が蓄えられた浸漬槽に浸漬し(ステップS3)、乾燥する(ステップS4)。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池に用いる接合体の製造方法に関する。
燃料電池は、電解質膜上に触媒層(電極に相当する)を介してガス拡散層を接合したMEGA(Membrane Electrode &GasDiffusion Layer Assembly:膜・電極・ガス拡散層接合体)と、セパレータと、を交互に積層することによって構成される。MEGAの一方側のガス拡散層にセパレータを介して酸素を含む酸化剤ガスを供給し、他方側のガス拡散層にセパレータを介して水素を含む燃料ガスを供給することにより、水素と酸素とを電気化学的に反応させて直接的に電気エネルギを取り出すことができる。
前記反応の途中において水が生成されるが、従来、この水により電極の閉塞(フラッディング)現象が起こりやすい。このために、触媒層に含フッ素系ポリマーを与えて撥水性を得る構成が提案されている(例えば、特許文献1)。触媒層に含フッ素ポリマーを与える方法としては、触媒層を含フッ素ポリマーの溶液に浸す方法と、触媒担体を含フッ素ポリマーの溶液で処理して、そのフッ素化処理後の触媒担体を用いて触媒層を形成する方法とが提案されている。
特開2001−23647号公報
前記従来の技術では、含フッ素ポリマーの与えられた触媒層を用いてMEGAを形成することになることから、触媒層とガス拡散層との間の境界面に含フッ素ポリマーが存在することになる。このために、前記従来の技術では、触媒層とガス拡散層との間の接触抵抗が高くなるという問題が発生した。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、電極のフラッディングの防止と共に接触抵抗の低減を図ることを課題とする。
[適用例1]
燃料電池用接合体の製造方法であって、
電解質上に触媒を介してガス拡散層を接合した接合体を準備する準備工程と、
撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液を前記接合体に付与する溶液付与工程と、
前記溶液付与後の接合体を乾燥させる乾燥工程と
を備える燃料電池用接合体の製造方法。
適用例1の燃料電池用接合体の製造方法によれば、電解質上に触媒を介してガス拡散層を接合した接合体に対して、溶液付与工程により撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液を付与し、その後、乾燥工程により溶液に用いられた溶媒を乾燥させることにより、燃料電池用接合体を製造する。この構成によれば、接合体の単位で前記フッ素系ポリマーを含む溶液を付与することから、触媒層とガス拡散層との間の境界面にフッ素系ポリマーが含浸されることがない。したがって、撥水性のフッ素系ポリマーによる撥水作用により電極のフラッディングを防止しつつ、フッ素系ポリマーによる接触抵抗の増大を防止することができるという効果を奏する。なお、触媒層に加えてガス拡散層の表面も併せて撥水性のフッ素系ポリマーで被覆することができることから、よりフラッディングを防止することができるという副次的な効果も奏する。また、被覆された前記フッ素系ポリマーにより触媒層とガス拡散層との間をより強固に一体化することができる。
[適用例2]
適用例1に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、前記溶液付与工程は、前記準備工程により準備した接合体を、前記溶液が蓄えられた浸漬槽に浸漬する構成である、燃料電池用接合体の製造方法。この構成によれば、接合体を浸漬槽に浸漬するだけで前記溶液を接合体に十分に付与することができることから、燃料電池用接合体の製造が容易であるという効果を奏する。
[適用例3]
適用例2に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、前記溶液付与工程は、前記浸漬槽内に設けた振動子により、前記接合体が浸漬された溶液に振動力を付与する処理を併せて行う構成である、燃料電池用接合体の製造方法。この構成によれば、接合体が浸漬された溶液が振動子により振動することから、撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液を接合体に容易に含浸させることができ、これにより、浸漬の時間を短縮することができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれかに記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、前記乾燥工程は、前記溶液付与後の接合体を両面から押圧しながら前記乾燥を行なう構成である、燃料電池用接合体の製造方法。この構成によれば、接合体の接合をより強固にすることができる。
本発明は、上記適用例以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、本発明の燃料電池用接合体の製造方法を用いて燃料電池の製造方法とした形態等で実現することが可能である。また、例えば、上記各適用例において、前記電解質は、固体高分子膜とすることができる。この構成によれば、燃料電池の取り扱いの利便がよい。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
A.燃料電池の構成:
図1は、本発明の一実施例に係る製造方法により製造された接合体を備える燃料電池を概略的に示す説明図である。燃料電池は、多数の単セル10が積層されたスタック構造を有している。単セル10は、主として、固体高分子電解質膜(以下、単に「電解質膜」と呼ぶ)13の両面に電極14,15が配置されたMEGA(Membrane Electrode &GasDiffusion Layer Assembly:膜・電極・ガス拡散層接合体)12と、MEGA12を両面から挟み込むセパレータ20,20とを備えている。上記MEGA12が、本発明で言う「燃料電池用接合体」である。
MEGA12は、電解質膜13を二つの電極、つまり燃料極であるアノード14と酸素極であるカソード15とで挟みこんだものである。ここで、電解質膜13は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を有する固体高分子材料で作製された膜であり、具体的にはフッ素系樹脂により形成された膜(デュポン社製のナフィオン膜等)などが挙げられる。
アノード14及びカソード15は、それぞれ触媒層14a,15aとガス拡散層14b,15bとによって構成されている。触媒層14a,15aは、電解質膜13に接触する側に位置し、白金微粒子を担持させた導電性カーボンブラックに電解質溶液(アイオノマー)を混入して形成したものである。この触媒層14a,15aが狭義には電極を構成する。一方、ガス拡散層14b,15bは、触媒層14a,15aに積層され(セパレータ20に接触する側に位置し)、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスにより形成されている。なお、触媒層14a,15aに含まれる白金は、水素をプロトンと電子に分けるのを促進したり酸素とプロトンと電子から水を生成する反応を促進する作用を有するものであるが、同様の作用を有するものであれば白金以外のものを用いてもよい。また、ガス拡散層14b,15bは、カーボンクロスのほか、炭素繊維からなるカーボンペーパまたはカーボンフェルトによって形成してもよく、十分なガス拡散性および導電性を有していればよい。
セパレータ20は、ガスを透過しない緻密質であると共に、電気伝導性を有する材料で形成される。例えばセパレータ20の形成には、圧縮成型された緻密質カーボン、金属、導電性樹脂を用いることができる。セパレータ20は、一方の面が一のMEGA12のカソード側のガス拡散層15bと隣接しており、他方の面が他のMEA12のアノード側のガス拡散層14bと隣接している。セパレータ20の両表面には溝が形成されており、組み付け後には、カソード側のガス拡散層15bと接する面に形成された溝とガス拡散層15bとの間に単セル内酸化剤ガス流路22が形成されると共に、アノード側のガス拡散層14bと接する面に形成された溝とガス拡散層14bとの間に単セル内燃料ガス流路24が形成される。また、セパレータ20内に冷媒流路を設けることとしてもよい。
単セル内燃料ガス流路24は、図示しないマニホールドを介して図示しない外部の水素タンクに接続され、水素を含む燃料の供給を受ける。単セル内酸化剤ガス流路22は、図示しないマニホールドを介して図示しない外部のコンプレッサ等に接続され、酸化剤ガスとしての空気の供給を受ける。この結果、燃料電池に備えられる各単セル10の内部に燃料ガスや酸化剤ガスが滞りなく供給される。この結果、燃料電池の各単セル10は、水素と酸素とを電気化学的に反応させて、化学エネルギを直接電気エネルギに変換する。
B.MEGAの製造方法:
図2は、燃料電池に備えられる上記MEGA12の製造方法を示す工程図である。図示するように、まず、MEGA12で必要となる各部品、すなわち、電解質膜13、触媒層14a,15a、ガス拡散層14b,15bを準備する(準備工程:ステップS1)。
次いで、これらを積層し、ホットプレスする(ホットプレス工程:ステップS2)。詳細には、ガス拡散層15b上に触媒層15aを介して電解質膜13を配置し、さらに、電解質膜13の上に触媒層14aを介してガス拡散層14bを配置すること(図1で示した並びになる)により、これらの積層体を作成し、その積層体をプレス台の上に載せ、プレス台の上方に配置されたプレス型により下方向に、所定の温度で加熱しながら、所定の圧力で押圧する。この結果、電解質膜13、触媒層14a,15a、ガス拡散層14b,15bが一体的に接合された接合体が製造される。なお、「接合」とは、つなぎあわせることを意味し、必ずしも十分に接着されていることを問わない。要は、電解質膜13、触媒層14a,15a、ガス拡散層14b,15bが一体的につなぎあわされた接合体が製造される。なお、電解質膜13、触媒層14a,15a、ガス拡散層14b,15bを一体的につなぎあわすことができれば、上記ホットプレスの方法に換えて、周知の他の方法により接合する構成としてもよい。上記ステップS1およびステップS2の構成が、本発明でいう「準備工程」に相当する。
続いて、ホットプレス工程で製造された接合体を撥水性のフッ素系ポリマーの溶液に浸漬する(浸漬工程:ステップS3)。撥水性のフッ素系ポリマーは、例えば、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、フッ素系アクリレート、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)の誘導体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の誘導体等である。フッ素系ポリマーの溶媒は、ハイドロフルオロエーテル(3M社のHFE7100など)、フロリナートFC−40(3M社)等である。具体的には、ここでは、フッ素系ポリマーとして、Teflon AF(米国デュポン社の登録商標)、CYTOP(旭硝子株式会社の登録商標)などを用い、1〜10[wt%]の濃度の溶液として用いた。こうした撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液を、以下、単に「フッ素系ポリマー溶液」と呼ぶ。
図3は、上記浸漬工程の様子を示す説明図である。図3に示すように、上記フッ素系ポリマー溶液FLで満たされた槽(浸漬槽)50を用意し、ホットプレス工程で製造された接合体60を浸漬槽50に投入する。なお、浸漬槽50内には、振動子70が設けられている。振動子70は、超音波型の振動子で、浸漬槽50内のフッ素系ポリマー溶液FLを振動させるものである。そして、MEGA12を浸漬槽50の中に所定の時間、放置する。この結果、接合体60をフッ素系ポリマー溶液FLに充分に含浸させることができる。特に本実施例では、浸漬槽50内に振動子70が設けられていることから、接合体60が浸漬されたフッ素系ポリマー溶液FLを振動子70で振動させることにより、フッ素系ポリマー溶液FLを接合体60に容易に含浸させることができ、これにより、浸漬の時間を短縮することができる。このステップS3の構成が、本発明でいう「溶液付与工程」に相当する。
図2に戻り、ステップS3の実行後、上記浸漬された接合体60を乾燥する(乾燥工程:ステップS4)。詳細には、図示しない締め付け具を用いて接合体60を積層方向の両側から所定の圧力で押圧しながら、上記乾燥を行う。締め付け圧力は、例えば、0.1〜30[kg/cm2]とした。乾燥は、所定の減圧下、120[℃]の温度で1時間行うようにした。この乾燥工程により、接合体60に含浸されたフッ素系ポリマー溶液FLの溶媒を乾燥させることができる。特に本実施例では、接合体60を積層方向の両側から押圧しながら、上記乾燥を行っていることから、接合体の接合をより強固にすることができる。このステップS4の構成が、本発明でいう「乾燥工程」に相当する。以上のステップS1〜S4の工程により、MEGA12が製造される。
C.作用、効果:
図4は、MEGA12の製造方法の各工程により、接合体60の内部構造がどのように変化するかを示す説明図である。図中の(a)は、浸漬工程による浸漬後の接合体60の一部を示すものである。図示するように、浸漬後においては、電解質膜13上に触媒層14aを介してガス拡散層14bが接合された接合体60の外周り全体が、フッ素系ポリマー溶液FLにより覆われる。
図中の(b)は、乾燥工程による乾燥後の接合体60の触媒層14a付近を拡大したものである。図示するように、乾燥後においては、触媒層14aは、白金微粒子を担持させた導電性カーボンブラックPCにアイオノマーIOが混入された混入物を備え、その混入物の表面にフッ素系ポリマーFPが薄膜上に折出する。
以上詳述したように、本実施例のMEGAの製造方法によれば、電解質膜13上に触媒層14a,15aを介してガス拡散層14b,15bを接合した接合体60を、撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液に浸漬し、その後、乾燥させることにより、MEGA12を製造する。この構成によれば、接合体60の単位で前記フッ素系ポリマーを含む溶液に浸漬することから、触媒層14a,15aとガス拡散層14b,15bとの間の境界面にフッ素系ポリマーが含浸されることがない。したがって、撥水性のフッ素系ポリマーによる撥水作用により電極のフラッディングを防止しつつ、フッ素系ポリマーによる接触抵抗の増大を防止することができるという効果を奏する。また、触媒層14a,15aに加えてガス拡散層14b,15bの表面も併せて撥水性のフッ素系ポリマーで被覆することができることから、フラッディングの防止をより一層図ることができる。
また、被覆された前記フッ素系ポリマーにより触媒層14a,15aとガス拡散層14b,15bとの間をより強固に一体化することができる。これにより、触媒層14a,15aとガス拡散層14b,15bとの間に水分が侵入することがないことから、低温起動性の向上および耐久性の向上を図ることができる。なお、触媒層14a,15aのアイオノマー表面からの水分の蒸発を抑えることができることから、乾燥に対して強いという効果も奏する。
D.他の実施形態:
なお、この発明は上記の実施例や変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような他の実施形態も可能である。
(1)上記実施例では、溶液付与工程としての浸漬工程により 撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液を接合体に付与する構成としていたが、これに換えて、スプレーなどで前記溶液を接合体に噴霧する構成としてもよい。要は、接合体の単位で前記溶液を付与することができる構成であれば、浸漬、噴霧以外にも種々の方法を採用することができる。
(2)また、前記浸漬工程において、振動子を用いず。接合体を前記溶液が蓄えられた浸漬槽に浸漬するだけの構成であってもよい。さらに、上記実施例では、振動子は超音波型の振動子であったが、これに換えて、モーターの軸に重心を偏らせた重りを取り付け回転させることで振動を生むバイブレータ等、他の方式により溶液に振動力を付与する構成としてもよい。
(3)上記実施例では、準備工程として、電解質膜13の両面に触媒層14a,15aを介してガス拡散層14b,15bを接合した接合体を準備していたが、これに換えて、アノード側、カソード側のいずれか一方に触媒層、ガス拡散層を備えた状態の接合体を準備するようにしてもよい。
(4)上記実施例では、乾燥工程において、接合体を押圧しながら乾燥を行っていたが、必ずしも押圧は必要なく、押圧することなく乾燥を行う構成としてもよい。
(5)上記実施例では、燃料電池は固体高分子型燃料電池としたが、固体酸化物型燃料電池やリン酸型燃料電池等、異なる種類の燃料電池に適用することも可能である。
本発明の一実施例に係る製造方法により製造された接合体を備える燃料電池を概略的に示す説明図である。 MEGAの製造方法を示す工程図である。 浸漬工程の様子を示す説明図である。 MEGAの製造方法の各工程により接合体の内部構造がどのように変化するかを示す説明図である。
符号の説明
10…単セル
13…電解質膜
14…アノード
14a…触媒層
14b…ガス拡散層
15…カソード
15a…触媒層
15b…ガス拡散層
20…セパレータ
22…単セル内酸化剤ガス流路
24…単セル内燃料ガス流路
50…浸漬槽
60…接合体
70…振動子
FL…フッ素系ポリマー溶液
PC…導電性カーボンブラック
IO…アイオノマー
FP…フッ素系ポリマー

Claims (4)

  1. 燃料電池用接合体の製造方法であって、
    電解質上に触媒を介してガス拡散層を接合した接合体を準備する準備工程と、
    撥水性のフッ素系ポリマーを含む溶液を前記接合体に付与する溶液付与工程と、
    前記溶液付与後の接合体を乾燥させる乾燥工程と
    を備える燃料電池用接合体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記溶液付与工程は、
    前記準備工程により準備した接合体を、前記溶液が蓄えられた浸漬槽に浸漬する構成である、燃料電池用接合体の製造方法。
  3. 請求項2に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記溶液付与工程は、
    前記浸漬槽内に設けた振動子により、前記接合体が浸漬された溶液に振動力を付与する処理を併せて行う構成である、燃料電池用接合体の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記乾燥工程は、
    前記溶液付与後の接合体を両面から押圧しながら前記乾燥を行なう構成である、燃料電池用接合体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014216231A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 日産自動車株式会社 燃料電池
EP3206247A1 (fr) * 2016-02-11 2017-08-16 Commissariat À L'Énergie Atomique Et Aux Énergies Alternatives Procédé de traitement hydrophobe d'un substrat en carbone

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