JP2009168922A - 音声出力装置 - Google Patents

音声出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009168922A
JP2009168922A JP2008004438A JP2008004438A JP2009168922A JP 2009168922 A JP2009168922 A JP 2009168922A JP 2008004438 A JP2008004438 A JP 2008004438A JP 2008004438 A JP2008004438 A JP 2008004438A JP 2009168922 A JP2009168922 A JP 2009168922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio
data
buffer
output
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008004438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5119933B2 (ja
Inventor
Hiroki Hayashi
宏樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008004438A priority Critical patent/JP5119933B2/ja
Publication of JP2009168922A publication Critical patent/JP2009168922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5119933B2 publication Critical patent/JP5119933B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】音声データの転送が間に合わず正常な音声を出力できない場合に、ユーザに与える違和感をより低減させることが可能な音声出力装置を提供する。
【解決手段】第一のバッファ又は第二のバッファの更新が完了していない場合(S210:No、S235:No)、正常な音声データの代替として、前回DACに送信した音声データである、第一のバッファ又は第二のバッファの最後尾の音声データを再度送信する(S215、S240)。そして、第一のバッファ又は第二のバッファの更新が完了した場合は、代替である音声データの送信を直ちに中止し、新たに更新されたバッファに記憶されている音声データをDACに送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、音声データに基づき音声を出力する音声出力装置に関する。
特許文献1には、PCM(pulse code modulation)により、アナログ音声信号を所定の周波数でサンプリングして得られた音声フレームをサウンドデバイスに送出し、音声フレームに基づき音声を再生する情報機器が記載されている。ここで、音声フレームとは、複数の離散値から構成されており、このサウンドデバイスは、この音声フレームに基づき所定の時間、音声を再生することが可能である。また、この情報機器は、RAMに一時的に保存されている音声フレームをDMACによりオーディオFIFOに転送する。このオーディオFIFOはバッファAとバッファBとから構成されており、DMACは、バッファAとバッファBに対し交互に音声フレームを転送する。そして、一方のバッファに対し音声フレームの転送が行われている間に、他方のバッファに保存されている音声フレームがサウンドデバイスに送出され、音声フレームに基づく音声が出力される。
特許文献1に記載の情報機器には、オーディオFIFOへの音声フレームの転送が間に合わない場合、オーディオFIFOからサウンドデバイスに送出する音声フレームが枯渇してしまうという問題点が存在する。例えば、デコードされた音声フレームをオーディオFIFOに転送する場合において、デコードにかかる時間が、オーディオFIFOを構成する一方のバッファに保存された音声フレームに基づく音声の再生時間よりも長くなってしまった場合、サウンドデバイスに送出する音声フレームが枯渇して無音期間が発生し、ユーザに違和感を与えてしまう。
上記問題点を解決するため、特許文献2に記載の音声復号装置では、音声フレームが枯渇した場合、直前に送出した音声フレームを、サウンドデバイスに再送出する。こうすることにより、音声フレームの枯渇による無音期間の発生を防ぐことができるため、ユーザに与える違和感を低減させることができる。
特開2005−182967号公報 特開2005−284034号公報
しかしながら、特許文献2に記載の音声復号装置では、再送出した音声フレームによる再生時間が長い場合、ユーザに違和感を与えてしまう。また、特許文献2に記載の音声復号装置では、音声フレーム単位で再生が行われているため、サウンドデバイスに対し送出した音声フレームの時間分の音声が必ず再生されてしまう。したがって、音声フレームが枯渇した際に直前に送出した音声フレームを再送出すると、再送出した後に正常な音声フレームがオーディオFIFOに転送された場合であっても、音声フレームの時間分、正常でない音声が再生されてしまう。
本願発明は上記課題を解決するためになされたものであり、PCMにより生成された音声データに基づき音声を出力する音声出力装置において、音声データが枯渇した際に、ユーザに与える違和感をさらに低減させることが可能な音声出力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の音声出力装置は、アナログ音声信号を所定の周波数でサンプリングして得られた1又は2以上の離散値から構成される音声データに基づき音声を出力する。そして、音声データを記憶する音声データバッファと、音声データを、外部から音声データバッファに転送する転送手段と、所定のタイミングにおいて、音声データバッファに記憶されている音声データを構成する離散値に基づき音声を出力する音声出力手段とを備える。そして、音声出力手段は、音声の出力が行われていない離散値が音声データバッファに記憶されていない場合、転送手段により音声データが新たに音声データバッファに転送されるまでの間、所定のタイミングにおいてダミーデータに基づき音声を出力する。
ここで、ダミーデータとは、転送手段により音声データバッファに転送される正常な音声データを構成する離散値の代わりとなるデータである。このダミーデータは、音声の出力が行われていない離散値が音声データバッファに記憶されていない状態となる前に、音声出力手段が出力した音声に係る離散値に類似するデータであると良い。
こうすることにより、音声出力装置は、音声データが枯渇した場合、ダミーデータに基づく音声を出力することが可能となる。そして、ダミーデータに基づく音声の出力中に正常な音声データを取得した場合は、ダミーデータに基づく音声の出力をすぐに中止し、正常な音声データに基づき音声を出力することができる。したがって、音声データが枯渇した際に音声フレーム単位で代替となる音声データを転送し、音声を再生する場合に比べ、正常でない音声を出力する期間を短縮することが可能となり、ユーザに与える違和感をより低減させることができる。
また、PCMにより音声データを生成する際は、およそ数十キロHzのサンプリング周波数で音声のサンプリングが行われており、音声データは膨大な数の離散値から構成される。このような音声データを記憶媒体から読み出して音声を出力する場合や、圧縮された音声データをデコードして音声を出力する場合等、音声フレーム単位で音声データの転送やデコード等の処理を行ったほうが、効率よく音声を出力することができる。
そこで、請求項2に記載の音声出力装置では、音声データバッファは、複数の離散値から構成されている音声フレームを記憶する、複数の音声フレームバッファから構成されており、転送手段は、音声フレームを、外部から音声フレームバッファに転送する。そして、音声出力手段は、音声の出力が行われていない離散値から構成されているいずれかの音声フレームを選択し、選択した音声フレームを構成する離散値を、予め定められた順番で所定のタイミングにて読み出し、読み出した離散値に基づき音声を出力する。そして、音声出力手段は、音声の出力が行われていない離散値から構成される音声フレームを記憶している音声フレームバッファが存在しない場合、転送手段により新たな音声フレームが音声フレームバッファに転送されるまでの間、所定のタイミングにおいて、ダミーデータに基づき音声を出力する。
こうすることにより、音声フレーム単位で音声データを音声フレームバッファに転送する場合であっても、音声フレームの転送が間に合わない場合に正常でない音声を出力する期間を短縮することが可能となり、ユーザに与える違和感をより低減させることができる。
また、一般的に、上述した音声データバッファは二つの音声フレームバッファから構成される場合が多く、音声出力装置は、以下のような構成を有していても良い。
そこで、請求項3に記載の音声出力装置では、音声データバッファは、二つの音声フレームバッファから構成されている。
こうすることにより、二つの音声フレームバッファから構成される音声データバッファを有する音声出力装置において、音声フレームの転送が間に合わない場合にユーザに与える違和感をより低減させることができる。
また、請求項4に記載の音声出力装置では、ダミーデータとは、音声出力手段が前回の所定のタイミングにおいて出力した音声に係る離散値である。
こうすることにより、音声データが枯渇した際にユーザに与える違和感を低減させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
図1は、音声出力装置10の構成を示すブロック図である。音声出力装置10は、メモリ20と、DMAC30と、バス40と、音声出力部50と、DAC60と、アンプ70と、スピーカ80等とから構成されている。音声出力装置10を構成する各部位について説明する。
メモリ20とは、RAM等から構成されており、PCMにより生成された音声データが記憶されている部位である。
DMAC30とは、メモリ20に記憶されている音声データを、バス40を介して音声フレーム単位で音声出力部50に転送する部位である。尚、この音声フレームとは、8サンプル分の音声データから構成されている。
バス40は、メモリ20、DMAC30、及び音声出力部50等、音声出力装置10の構成要素を互いに接続する部位である。これらの構成要素は、バス40を介して種々のデータの通信を行う。
音声出力部50とは、DMAC30により転送された音声フレームを構成する音声データを、この音声フレームに係る音声データのサンプリング周期と同一の周期でDAC60に対し送信する部位である。
DAC60とは、音声出力部50から受信した音声データを順次アナログ電圧に変換することによりアナログ音声信号を生成し、アンプ70に出力する部位である。
アンプ70とは、DAC60から入力されたアナログ音声信号を増幅し、スピーカ80に出力する部位である。
スピーカ80は、アンプ70から入力されたアナログ音声信号に基づき音声を出力する部位である。
次に、音声出力部50の構成について説明する。音声出力部50は、データ書込み部51、音声出力制御部52、書込みバッファ切替部53、第一のバッファ54a、第二のバッファ54b、及び出力データ制御部55等から構成されている。
データ書込み部51は、DMAC30により転送される音声フレームを一時的に記憶し、記憶した音声フレームを、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bのいずれかに転送する部位である。データ書込み部51は、音声フレームを構成する8サンプル分の音声データに対応するデータ1からデータ8というブロックから構成されている。
音声出力制御部52は、第一のバッファ54a及び第二のバッファ54bの状況に応じて、メモリ20からデータ書込み部51への音声フレームの転送を開始するタイミングを制御する部位である。
第一のバッファ54a及び第二のバッファ54bは、音声フレームを記憶する部位である。第一のバッファ54aは、記憶する音声フレームを構成する8サンプル分の音声データに対応する8個のブロックから構成されており、各ブロックに記憶される音声データには、それぞれデータ11からデータ18という名前が与えられる。また、第二のバッファ54bも、記憶する音声フレームを構成する8サンプル分の音声データに対応する8個のブロックから構成されており、各ブロックに記憶される音声データには、それぞれデータ21からデータ28という名前が与えられる。
出力データ制御部55は、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bのいずれか一方を選択し、選択したバッファに記憶されている音声フレームを構成する各音声データを、この音声データのサンプリング周期と同一の周期でDAC60に対し送信する部位である。出力データ制御部55は、第一のバッファ54aを選択した場合、データ11からデータ18の順番で、各ブロックに対応する音声データを送信する。また、第二のバッファ54bを選択した場合、データ21からデータ28の順番で、各ブロックに対応する音声データを送信する。
[動作の説明]
次に、音声出力装置10が音声を出力する処理について説明する。音声出力装置10は、図示しない操作部を介してユーザから音声の出力を開始する旨の操作を受け付けた際に、メモリ20に記憶されている音声データに基づく音声を出力する処理を開始する。
(1)音声フレーム転送処理について
まず、メモリ20に記憶されている音声データを、音声フレーム単位でデータ書込み部51に転送する処理である音声フレーム転送処理について説明する。この処理は、図示しない操作部を介して、ユーザから、メモリ20に記憶されている音声データに基づく音声の出力を開始する旨の操作を受け付けた際に開始される。
S105では、音声出力制御部52は、DMAC30に対し、メモリ20に記憶されている音声データのうち、先頭の8サンプル分の音声データを音声フレームとしてデータ書込み部51に転送するよう指示する。そして、S110に処理が移行される。
S110では、データ書込み部51は、DMAC30による音声フレームの転送が終了したか否かを判定する。DMAC30による音声フレームの転送が終了していない場合(S110:No)、再度S110に処理が移行される。DMAC30による音声フレームの転送が終了した場合(S110:Yes)、S115に処理が移行される。
S115では、データ書込み部51は、転送された音声フレームを第一のバッファ54aに転送する。転送が終了すると、データ書込み部51は、第一のバッファ54aへの音声フレームの転送が終了した旨を、音声出力制御部52に通知する。そして、S120に処理が移行される。
S120では、音声出力制御部52は、出力データ制御部55に対し、第一のバッファ54aに記憶されている音声フレームを構成する音声データの、DAC60への送信開始を指示する。そして、S125に処理が移行される。
S125では、音声出力制御部52は、DMAC30に対し、メモリ20に記憶されている未転送の音声データのうち、先頭の8サンプル分の音声データを音声フレームとしてデータ書込み部51に転送するよう指示する。そして、S130に処理が移行される。
S130では、データ書込み部51は、DMAC30による音声フレームの転送が終了したか否かを判定する。DMAC30による音声フレームの転送が終了していない場合(S130:No)、再度S130に処理が移行される。DMAC30による音声フレームの転送が終了した場合(S130:Yes)、S135に処理が移行される。
S135では、データ書込み部51は、転送された音声フレームを第二のバッファ54bに転送する。転送が終了すると、データ書込み部51は、第二のバッファ54bへの音声フレームの転送が終了した旨を、音声出力制御部52に通知する。そして、S140に処理が移行される。
S140では、音声出力制御部52は、出力データ制御部55に対し、第二のバッファ54bを更新した旨を通知する。そして、S145に処理が移行される。
S145では、音声出力制御部52は、第一のバッファ54aの音声フレームを構成する音声データの送信が終了したか否かを判定する。具体的には、前回S115又はS160にて音声フレームを第一のバッファ54aに転送した後、第一のバッファ54aから第二のバッファ54bに切り替える旨の通知を受けた場合、第一のバッファ54aの音声フレームを構成する音声データの送信が終了したと判定する。第一のバッファ54aの音声データの送信が終了している場合(S145:Yes)、S150に処理が移行される。第一のバッファ54aの音声データの送信が終了していない場合(S145:No)、再度S145に処理が移行される。
S150では、音声出力制御部52は、DMAC30に対し、メモリ20に記憶されている未転送の音声データのうち、先頭の8サンプル分の音声データを音声フレームとしてデータ書込み部51に転送するよう指示する。そして、S155に処理が移行される。
S155では、データ書込み部51は、DMAC30による音声フレームの転送が終了したか否かを判定する。DMAC30による音声フレームの転送が終了していない場合(S155:No)、再度S155に処理が移行される。DMAC30による音声フレームの転送が終了した場合(S155:Yes)、S160に処理が移行される。
S160では、データ書込み部51は、転送された音声フレームを第一のバッファ54aに転送する。転送が終了すると、データ書込み部51は、第一のバッファ54aへの音声フレームの転送が終了した旨を、音声出力制御部52に通知する。そして、S165に処理が移行される。
S165では、音声出力制御部52は、出力データ制御部55に対し、第一のバッファ54aを更新した旨を通知する。そして、S170に処理が移行される。
S170では、音声出力制御部52は、第二のバッファ54bの音声フレームを構成する音声データの送信が終了したか否かを判定する。具体的には、前回S135にて音声フレームを第二のバッファ54bに転送した後、第二のバッファ54bから第一のバッファ54aに切り替える旨の通知を受けた場合、第二のバッファ54bの音声フレームを構成する音声データの送信が終了したと判定する。第二のバッファ54bの音声データの送信が終了している場合(S170:Yes)、S125に処理が移行される。第二のバッファ54bの音声データの送信が終了していない場合(S170:No)、S170に処理が移行される。
(3)音声データ送信処理について
次に、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bに記憶されている音声フレームを構成する音声データを送信する処理について説明する。以下に説明する音声データ送信処理とは、音声出力装置10が、DAC60に対し、音声フレームを構成する音声データをサンプリング周波数と同一の周期にて送信する処理である。DAC60は、受信した音声データを順次アナログ信号に変換して出力することにより、アンプ70に対しアナログ音声信号を出力する。そして、アンプ70は、アナログ音声信号を増幅してスピーカ80に出力し、スピーカ80から音声が出力される。音声データ送信処理について、以下に説明する。この処理は、音声フレーム転送処理において、出力データ制御部55が、音声出力制御部52から、第一のバッファ54aに記憶されている音声フレームを構成する音声データの、DAC60への送信開始の指示を受け付けた際に開始される。
S205では、出力データ制御部55は、第一のバッファ54aに記憶されている音声フレームを構成する音声データであるデータ11からデータ18を、この音声データのサンプリング周波数と同じ周期にて、データ11からデータ18の順番でDAC60に送信する。尚、出力データ制御部55は、本処理を開始後、既に第二のバッファ54bに記憶されている音声フレームを構成する音声データの送信を行っている場合は、S240又はS250においてデータ28を送信した後からサンプリング周期分の時間が経過した際に、データ11を送信する。出力データ制御部55がデータ18を送信すると、S210に処理が移行される。
S210では、出力データ制御部55は、第二のバッファ54bが更新済であるか否かを判定する。具体的には、出力データ制御部55は、前回第二のバッファ54bの音声フレームを構成する音声データをDAC60に送信した後、音声出力制御部52から第二のバッファ54bを更新した旨が通知された場合、第二のバッファ54bは更新済であると判定する。また、本処理の開始後、最初にS210に処理が移行した場合は、音声出力制御部52から第二のバッファ54bを更新した旨が通知された場合、第二のバッファ54bは更新済であると判定する。第二のバッファ54bが更新済であると判定された場合(S210:Yes)、S220に処理が移行される。第二のバッファ54bが更新済でないと判定された場合(S210:No)、S215に処理が移行される。
S215では、出力データ制御部55は、前回送信した音声データ、つまり、第一のバッファ54aのデータ18を、DAC60に送信する。この時、出力データ制御部55は、S205又はS215にて前回データ18を送信した後サンプリング周期分の時間が経過した際に、データ18を送信する。そして、S210に処理が移行される。
S220では、出力データ制御部55は、音声データの送信を行うバッファを第一のバッファ54aから第二のバッファ54bに切り替える。そして、S225に処理が移行される。
S225では、出力データ制御部55は、音声データの送信を行うバッファを第二のバッファ54bに切り替えた旨を、音声出力制御部52に通知する。そして、S230に処理が移行される。
S230では、出力データ制御部55は、第二のバッファ54bに記憶されている音声フレームを構成する音声データであるデータ21からデータ28を、この音声データのサンプリング周波数と同じ周期にて、データ21からデータ28の順番でDAC60に送信する。尚、出力データ制御部55は、S205又はS215においてデータ18を送信した後からサンプリング周期分の時間が経過した際に、データ21を送信する。出力データ制御部55がデータ28を送信すると、S235に処理が移行される。
S235では、出力データ制御部55は、第一のバッファ54aが更新済であるか否かを判定する。具体的には、出力データ制御部55は、前回第一のバッファ54aの音声フレームを構成する音声データをDAC60に送信した後、音声出力制御部52から第一のバッファ54aを更新した旨が通知された場合、第一のバッファ54aは更新済であると判定する。第一のバッファ54aが更新済であると判定された場合(S235:Yes)、S245に処理が移行される。第一のバッファ54aが更新済でないと判定された場合(S235:No)、S240に処理が移行される。
S240では、出力データ制御部55は、前回送信した音声データ、つまり、第二のバッファ54bのデータ28を、DAC60に送信する。この時、出力データ制御部55は、S230又はS240にて前回データ28を送信した後サンプリング周期分の時間が経過した際に、データ28を送信する。そして、S235に処理が移行される。
S245では、出力データ制御部55は、音声データの送信を行うバッファを第二のバッファ54bから第一のバッファ54aに切り替える。そして、S250に処理が移行される。
S250では、出力データ制御部55は、音声データの送信を行うバッファを第一のバッファ54aに切り替えた旨を、音声出力制御部52に通知する。そして、S205に処理が移行される。
[効果]
本実施形態の音声出力装置10は、メモリ20に記憶されている音声データを、音声フレーム単位で第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bに転送し、この音声フレームに基づき音声を出力するという構成を有している。出力データ制御部55は、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bの更新が間に合わない場合(S210:No、S235:No)、前回DAC60に送信した音声データであるデータ18、又はデータ18を、正常な音声データの代替として再度DAC60に送信する。そして、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bが更新されるまで、DAC60に対しデータ18又はデータ28の送信を継続する。したがって、例えば、音声出力装置10において、音声の出力と並行して行われている他の処理の影響によりバス40の通信負荷が高くなり、第一のバッファ54a等への音声フレームの転送が遅延した場合に、ユーザに与える違和感を低減することができる。
また、従来技術では、音声フレーム単位で代替となる音声データをDACに送信しているため、音声フレームの転送の遅延が発生すると、その後に音声フレームがバッファに転送されても、直ちに代替となる音声データの転送が中止され、正常な音声データの送信が開始されなかった。図4に記載の第一のタイミングチャート300は、従来技術において、音声フレームの転送が遅延し、遅延の発生後に正常な音声フレームがバッファに転送されたにもかかわらず、代替となる音声データがDACに送信されてしまう様子を示している。
一方、音声出力装置10では、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bが更新された際は、直ちにデータ18又はデータ28の送信を中止し、新たに転送された音声フレームを構成する音声データをDAC60に送信する。図4に記載の第二のタイミングチャート400は、第一のタイミングチャートと同様のタイミングで音声出力装置10にて音声フレームの転送の遅延が発生し、遅延の発生後に正常な音声フレームが第二のバッファ54bに転送された場合に、DAC60に音声データが送信される様子を示している。音声出力装置10は、音声フレームの転送の遅延が発生した場合には、遅延が発生する直前に送信した音声データをDAC60に送信する。そして、正常な音声フレームが第二のバッファ54bに転送された際は、第二のバッファ54bに記憶されている音声データをDAC60に送信する。
第二のタイミングチャート400では、第一のタイミングチャート300と比較すると、音声フレームの転送の遅延が発生した際、DAC60に送信される代替である音声データの数が半分となっていることがわかる。したがって、音声出力装置10では、従来技術と比較し、音声フレームの転送の遅延が発生した際にユーザに与える違和感を大幅に低減させることが可能となることがわかる。
また、第一のタイミングチャート300では、音声フレームの転送の遅延が発生した際、第一のバッファ54aの音声フレームの最終データであるデータ18が送信された後、第一のバッファ54aの音声フレームの先頭データであるデータ11が送信されている。この音声フレームはPCMにより生成されており、隣り合う音声データは互いに似た値であることが予想されるが、データ18とデータ11は似た値ではない可能性がある。したがって、データ18に基づき音声を出力した後にデータ11に基づき音声を出力すると、ユーザに違和感を与えてしまう可能性がある。一方、音声出力装置10は、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bの音声フレームの更新が間に合わない場合、前回DAC60に送信した音声データであるデータ18に基づき音声を出力している。したがって、音声出力装置10を用いることにより、ユーザに与える違和感をより低減させることが可能となる。
[他の実施形態]
(1)本実施形態の音声出力装置10は、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bの音声フレームの更新が間に合わない場合に、前回DAC60に送信した音声データであるデータ18又はデータ28を再度送信している。しかし、音声出力装置10は、前々回にDAC60に送信した音声データであるデータ17又はデータ27や、更にその前に送信したデータ16又はデータ26等を、再度DAC60に送信しても良い。このような音声データであれば、新たに第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bに転送される音声フレームを構成する音声データと似た値であることが予想される。したがって、ユーザに与える違和感を低減させることが可能である。
(2)本実施形態の音声出力装置10は、第一のバッファ54a及び第二のバッファ54bという二つのバッファを交互に選択し、これらのバッファに記憶されている音声フレームに基づき音声を出力している。しかし、音声出力装置10は、三つ以上のバッファを有し、これらのバッファを順番に選択し、これらのバッファに記憶されている音声フレームに基づき音声を出力しても良い。このような構成を有する場合であっても、バッファの更新が間に合わない場合に、前回DAC60に送信した音声データを再度送信することにより、バッファへの音声フレームの転送が間に合わない場合にユーザに与える違和感を低減させることが可能である。
(3)本実施形態の音声出力装置10では、8サンプル分の音声データから構成される音声フレームをメモリ20からデータ書込み部51に転送しているが、この音声フレームを構成する音声データのサンプル数は、8以外の数であっても良い。このような音声フレームを用いた場合であっても、同様の効果を得ることができる。尚、データ書込み部51、第一のバッファ54a、及び第二のバッファ54bを構成するブロック数は、音声フレームを構成する音声データのサンプル数と同一の数とする必要がある。したがって、サンプル数を変更する場合は、データ書込み部51、第一のバッファ54a、及び第二のバッファ54bを構成するブロック数も変更する必要がある。
(4)本実施形態の音声出力装置10では、8サンプル分の音声データから構成される音声フレーム単位で、メモリ20から第一のバッファ54a及び第二のバッファ54bへ音声データを転送している。しかし、音声データ毎に、メモリ20から第一のバッファ54a及び第二のバッファ54bへの転送を行っても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第一のバッファ54a及び第二のバッファ54bは音声データバッファに、第一のバッファ54aと、第二のバッファ54bとは、それぞれ音声フレームバッファに相当する。
また、第一のバッファ54aに記憶される音声フレームのデータ11からデータ18と、第二のバッファ54bに記憶される音声フレームのデータ21からデータ28は、それぞれ離散値に相当する。
また、データ書込み部51は転送手段に、出力データ制御部55、DAC60、アンプ70、及びスピーカ80は、音声出力手段に相当する。
また、音声データのサンプリング周期が所定のタイミングに、第一のバッファ54a又は第二のバッファ54bに記憶される音声フレームのデータ18及びデータ28が、ダミーデータに相当する。
音声出力装置10の構成を示すブロック図である。 音声フレーム転送処理のフローチャートである。 音声データ送信処理のフローチャートである。 DAC60に対し音声データが送信されるタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10…音声出力装置、20…メモリ、30…DMAC、40…バス、50…音声出力部、51…データ書込み部、52…音声出力制御部、53…書込みバッファ切替部、54a…第一のバッファ、54b…第二のバッファ、55…出力データ制御部、60…DAC、70…アンプ、80…スピーカ。

Claims (4)

  1. アナログ音声信号を所定の周波数でサンプリングして得られた1又は2以上の離散値から構成される音声データに基づき音声を出力する音声出力装置であって、
    前記音声データを記憶する音声データバッファと、
    前記音声データを、外部から前記音声データバッファに転送する転送手段と、
    所定のタイミングにおいて、前記音声データバッファに記憶されている前記音声データを構成する前記離散値に基づき音声を出力する音声出力手段と、
    を備え、
    前記音声出力手段は、音声の出力が行われていない前記離散値が前記音声データバッファに記憶されていない場合、前記転送手段により前記音声データが新たに前記音声データバッファに転送されるまでの間、前記所定のタイミングにおいてダミーデータに基づき音声を出力すること、
    を特徴とする音声出力装置。
  2. 請求項1に記載の音声出力装置において、
    前記音声データバッファは、複数の前記離散値から構成されている音声フレームを記憶する、複数の音声フレームバッファから構成されており、
    前記転送手段は、前記音声フレームを、外部から前記音声フレームバッファに転送し、
    前記音声出力手段は、
    音声の出力が行われていない前記離散値から構成されているいずれかの前記音声フレームを選択し、
    選択した前記音声フレームを構成する前記離散値を、予め定められた順番で前記所定のタイミングにて読み出し、読み出した前記離散値に基づき音声を出力し、
    音声の出力が行われていない前記離散値から構成される前記音声フレームを記憶している前記音声フレームバッファが存在しない場合、前記転送手段により新たな前記音声フレームが前記音声フレームバッファに転送されるまでの間、前記所定のタイミングにおいて、前記ダミーデータに基づき音声を出力すること、
    を特徴とする音声出力装置。
  3. 請求項2に記載の音声出力装置において、
    前記音声データバッファは、二つの前記音声フレームバッファから構成されていること、
    を特徴とする音声出力装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の音声出力装置において、
    前記ダミーデータとは、前記音声出力手段が前回の前記所定のタイミングにおいて出力した音声に係る前記離散値であること、
    を特徴とする音声出力装置。
JP2008004438A 2008-01-11 2008-01-11 音声出力装置 Expired - Fee Related JP5119933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008004438A JP5119933B2 (ja) 2008-01-11 2008-01-11 音声出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008004438A JP5119933B2 (ja) 2008-01-11 2008-01-11 音声出力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009168922A true JP2009168922A (ja) 2009-07-30
JP5119933B2 JP5119933B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40970191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008004438A Expired - Fee Related JP5119933B2 (ja) 2008-01-11 2008-01-11 音声出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5119933B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303396A (ja) * 1987-06-03 1988-12-09 富士通株式会社 音声デ−タ蓄積再生システム
JP2002014696A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御装置及び制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303396A (ja) * 1987-06-03 1988-12-09 富士通株式会社 音声デ−タ蓄積再生システム
JP2002014696A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5119933B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3417392B2 (ja) 同期制御装置
US8375268B2 (en) Receiving apparatus, receiving method, computer program, and receiving system
CN107710783B (zh) 音频装置、音频系统、和同步再现方法
JP2008108100A (ja) 音声データ処理装置
JP5119933B2 (ja) 音声出力装置
JPH09198089A (ja) 再生速度変換装置
JP2009289385A (ja) デジタルオーディオ信号処理装置、及び方法
JPH10143350A (ja) 先入れ先出しメモリ制御システム
JP2004354677A (ja) 情報処理装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、および、再生装置
JP5343843B2 (ja) 雑音低減装置、雑音低減方法及びプログラム
JP6575684B2 (ja) 同期設定装置、配信システム、同期設定方法、及びプログラム
JP4541191B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
WO2021111903A1 (ja) 受信端末および方法
JP4815780B2 (ja) オーバーサンプリングシステム、デコードlsi、およびオーバーサンプリング方法
WO2022168559A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2008140434A (ja) ディジタルオーディオ装置及びそのサンプルレート切り替え方法
JP6898823B2 (ja) カラオケ装置
KR20070008232A (ko) 디지털 멀티미디어 배속 조절 장치 및 방법
JP2002077241A (ja) 非同期音声データ処理方式
JP2005244303A (ja) データ遅延装置及び同期再生装置並びにデータ遅延方法
JP3665636B2 (ja) バッファ装置及びディスクコントローラ
JP2004349929A (ja) 非同期デジタル無線通信システム
JP2007208392A (ja) 非同期デジタル無線通信方法およびそのシステム
JP2007184861A (ja) オーディオ再生装置
JP2010068390A (ja) 無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5119933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees