JP2009168853A - 光ドロップケーブル引留具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ドロップケーブルの引込み作業の効率化および光ドロップケーブルの断線時における落下事故の防止が図れる光ドロップケーブル引留具を提供する。
【解決手段】光ドロップケーブル引留具は、2本の線状ワイヤーから形成された、かつ、支持物間に架設された吊線5に固定される固定具10と、1本の線状ワイヤーから形成された、かつ、固定具10に取り付けられる引留具20とを具備する。引留具20は、光ドロップケーブルから分離された支持線3を巻き付けるための第1および第2の巻付部22b1,22b2と、第1および第2の巻付部22b1,22b2の間に形成された渡り部22cとを備える。引留具20は、渡り部22cの代わりに、支持線3を巻き付けるための第3の巻付部62b3を備えてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ドロップケーブル引留具に関し、特に、光ドロップケーブルを支持物から家屋などに引き込むのに好適な光ドロップケーブル引留具に関する。
従来、光ドロップケーブルを電柱(支持物)から家屋へ引き込む際の光ドロップケーブルの引留め(支持)は、広く定着している加入者固定電話引込線の支持工法と同様にして、図7(a)に示す分線金物110を電柱間に架設された吊線に固定し、図7(b)に示す鋼心入屋外引留具120を分線金物110に取り付けて、光ドロップケーブルから分離した支持線3(図8参照)を鋼心入屋外引留具120に巻き付けることにより行われている(たとえば、下記の特許文献1参照)。
また、家屋側においても、図7(c)に示すC型金物130(フック部材)を家屋の壁面などに固定し、鋼心入屋外引留具120をC型金物130に取り付けて、光ドロップケーブルから分離した支持線3を鋼心入屋外引留具120に巻き付けている。
なお、下記の特許文献2には、幹線支持線に巻き付けられかつ形状保持性を有する螺旋状の巻付部と、巻付部と一体形成される環状部とから形成され、環状部が、巻付部に対してねじ曲げられており、幹線支持線に巻付部を巻き付けた状態において幹線支持線の敷設方向と交差する面内に配置されるようにすることにより、電線や光ファイバーケーブルなどの配線を分岐させるためにケーブル同士を緊結する際に緊結箇所に複雑な引張力が作用してもケーブルへの固定力が低下するのを防止するとともに、緊結のための治具を軽量化することにより電柱などの負担を軽減した緊結用治具が開示されている。
また、下記の特許文献3には、光ケーブルと吊線とからなる屋外線の吊線の端部側を巻き付けるT字状に形成した第1巻付部を引き込み側端部に配置した引留具本体の他端にガイド部を配置し、中央部分にこの支持線を巻回する第2巻付部を形成した屋外線の光ケーブル引留具において、引留具本体を2〜4角面柱体とし、その各平面上に第1巻付部、第2巻付部およびガイド部を突出して併設した構成とすることにより、全体を軽量にし、簡易に複数本の光ドロップケーブルを一個の引留具で引き留めることができるようにした多条光ケーブル引留具が開示されている。
特開2007−89351号公報 特開2007−110821号公報 登録実用新案第3120667号公報
しかしながら、上述した光ドロップケーブル支持工法では、光ドロップケーブルから分離した支持線3を鋼心入屋外引留具120に巻き付ける際に、図8に示すように支持線3を鋼心入屋外引留具120の表と裏とに巻き付ける作業(表裏巻付作業)をする必要があり、作業性が悪いという問題があった。
また、ナットを締め付けて分線金物110(図7(a)参照)を吊線に固定しているので、分線金物110の吊線への取付け作業および取外し作業に時間を要したり、光ドロップケーブルの断線時に分線金物110が外れて鋼心入屋外引留具120と共に落下したりするという問題があった。
本発明の目的は、光ドロップケーブルの引込み作業の効率化および光ドロップケーブルの断線時における落下事故の防止が図れる光ドロップケーブル引留具を提供することにある。
本発明の光ドロップケーブル引留具は、光ドロップケーブルを引き込むために用いられる光ドロップケーブル引留具であって、2本の線状ワイヤーから形成された、かつ、支持物間に架設された吊線(5)に固定される固定具(10)と、1本の線状ワイヤーから形成された、かつ、前記固定具に取り付けられる引留具(20;60)とを具備し、前記引留具が、前記引留具が、前記光ドロップケーブルから分離された支持線(3;31〜34)を巻き付けるための巻付部(22b1,22b2;62b1〜62b3)を備えることを特徴とする。
ここで、前記固定具が、前記引留具を取り付けるためのリング部(11)と、前記固定具を前記吊線に固定するための固定部(12)とを備えてもよい。
前記リング部が、前記2本の線状ワイヤーのうちの一方の線状ワイヤーの一端側を円形状に半周以上曲げ、第1の直線部を持たせて円形状に曲げて係止穴(11a)を形成したのち、該第1の直線部と同じ長さの第2の直線部を持たせて該一方の線状ワイヤーの他端側を前記一端側と同じ形状に曲げることにより形成されており、前記固定部が、前記2本の線状ワイヤーのうちの他方の線状ワイヤーの一端側を螺旋状に巻き、前記リング部の前記第1および第2の直線部の前記係止穴と反対側の部分を巻いて該リング部を固定したのち、該他方の線状ワイヤーの他端側を螺旋状に巻くことにより形成されていてもよい。
前記固定部の両端が爪状にされていてもよい。
前記引留具が、前記固定具の前記リング部に形成された前記係止穴に係合させて該引留具を該固定具に取り付けるための第1の係合部(211,611)と、前記光ドロップケーブルから分離された前記支持線を巻き付けて該光ドロップケーブルを引き留めるための引留部(22,62)とを備えてもよい。
前記第1の係合部が、前記1本の線状ワイヤーの一端側を螺旋状に2回以上巻くことにより形成されていてもよい。
前記引留具が、前記光ドロップケーブルの引込み側に固定されたフック部材(130)に係合させて該引留具を該フック部材に取り付けるためのリング状の第2の係合部(212)を更に備えてもよい。
前記引留部が、直線状の軸部と、根元部が狭くされた第1の巻付部(22b1)と、渡り部(22c)と、根元部が狭くされた第2の巻付部(22b2)とを備え、前記軸部が、前記第1の係合部と前記第1の巻付部との間の第1の軸部(22a1)と、前記第1の巻付部と前記渡り部との間の第2の軸部(22a2)と、前記渡り部と前記第2の巻付部との間の第3の軸部(22a3)と、前記第2の巻付部と前記第2の係合部との間の第4の軸部(22a4)とからなってもよい。
前記渡り部が、前記第1の巻付部に対して垂直になるように形成されており、前記第2の巻付部が、前記第1の巻付部と逆向きになるように形成されていてもよい。
前記引留部が、前記渡り部の代わりに、根元部が狭くされた第3の巻付部(62b3)を備えてもよい。
本発明の光ドロップケーブル引留具は、以下に示す効果を奏する。
(1)光ドロップケーブル引留具を構成する引留具の第1および第2の巻付部に光ドロップケーブルから分離した支持線を巻き付けるだけでよいので、従来の鋼心入屋外引留具における表裏巻付作業に比べて、支持線の巻付作業を容易に行うことができる。
(2)光ドロップケーブル引留具を構成する固定具を回転固定方式としているので、固定具の吊線への取付け作業および取外し作業を容易に行うことができるとともに、光ドロップケーブルの断線時における光ドロップケーブル引留具の落下事故を防止することができる。
(3)引留具の第1および第2の巻付部に支持線を直接巻き付けるので、仕上がり状態を一目で確認することができる。
(4)固定具を2本の線状ワイヤーで形成することができるとともに引留具を1本の線状ワイヤーで形成することができるので、光ドロップケーブル引留具の軽量化および製造コストの低減化を図ることができる。
(5)引留具に巻付部を3つ設けることにより、同一方向の光ドロップケーブルを支持する場合には、使用する巻付部の組合せにより最大4本までの光ドロップケーブルを支持することができる。
上記目的を、2本の線状ワイヤーから形成された固定具を支持物間に架設された吊線に固定し、1本の線状ワイヤーから形成されたかつ光ドロップケーブルから分離された支持線を巻き付けるための巻付部を備える引留具を固定具に取り付けることにより実現した。
以下、本発明の光ドロップケーブル引留具の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施例による光ドロップケーブル引留具は、図1(a)に示す固定具10と、図1(b)に示す引留具20とを具備する。
固定具10は、電柱間に架設された吊線5(図3参照)に光ドロップケーブル引留具を固定するためのものであり、図1(a)に示すようにリング部11と固定部12とを備える。
リング部11は、1本の線状ワイヤーの一端側を曲率半径3.5Rで円形状に半周以上曲げ、第1の直線部を持たせて円形状に曲げて係止穴11aを形成したのちに、第1の直線部と同じ長さの第2の直線部を持たせてこの線状ワイヤーの他端側を一端側と同じ形状に曲げる(すなわち、曲率半径3.5Rで円形状に半周以上曲げる)ことにより形成されている。
また、リング部11の第1および第2の直線部の係止穴11aと反対側から係止穴11aの先端までの長さは、固定具10を吊線5に取り付けた状態で係止穴11aの先端が吊線5から50mm以上離れる長さにされている。これにより、現在では一般的な一束化工法で採用されている架線材料の螺旋状ハンガーの螺旋内径内にリング部11が残置されないようにすることができるため、新たに別の光ドロップケーブルを螺旋状ハンガーへ通線する際にもこの通線作業をスムースに行うことができる。
固定部12は、リング部11を形成する線状ワイヤーとは別の1本の線状ワイヤーの一端側を曲率半径3.5Rおよびピッチ25mmで螺旋状に巻き、リング部11の第1および第2の直線部の係止穴11aと反対側の部分を2回だけ巻いてリング部11を固定したのちに、この線状ワイヤーの他端側を曲率半径3.5Rおよびピッチ25mmで螺旋状にこの線状ワイヤーの一端側と同じ向きに巻くことにより形成されている。
固定部12の長さは250〜300mmである。
このように、リング部11の係止穴11aと反対側の部分は線状ワイヤーの他端側を曲率半径3.5Rで円形状に半周以上曲げることにより形成されているためにリング部11のこの部分を吊線5に引っ掛けて固定具10が吊線5に取り付けられるとともに、リング部11は固定部12によって第1および第2の直線部の係止穴11aと反対側の部分を2回だけ巻いて固定されているので、上記の特許文献2に開示された緊結用治具に比べて吊線5の長手方向(水平方向)に対する引張強度およびすべり強度を強くすることができるとともにリング部11の第1および第2の直線部の長手方向に沿った方向(垂直方向)に対する引張強度およびすべり強度を強くすることができる。
引留具20は、図1(b)に示すように、固定具10のリング部11に形成された係止穴11aに係合させて引留具20を固定具10に取り付けるための第1の係合部211と、光ドロップケーブルから分離された支持線3を巻き付けて光ドロップケーブルを引き留めるための引留部22と、家屋の壁面などに固定されたC型金物130(図7(c)参照)に係合させて引留具20をC型金物130に取り付けるための第2の係合部212とからなる。なお、引留具20の長さは175mmである。
第1の係合部211は、1本の線状ワイヤーの一端を折り曲げて丸くしたのちに曲率半径9Rで螺旋状に2回だけ巻くことにより形成されている。なお、第1の係合部211は、1本の線状ワイヤーの一端側を異なる曲率半径で螺旋状に2回以上巻く(たとえば、曲率半径5Rで螺旋状に1回巻いたのちに曲率半径9Rで螺旋状に1回だけ巻く)ことにより同様にして形成してもよい。
引留部22は、直線状の軸部と、根元部が狭くされた円弧状の第1の巻付部22b1と、半円状の渡り部22cと、根元部が狭くされた円弧状の第2の巻付部22b2とを備える。
軸部は、第1の係合部211と第1の巻付部22b1との間の第1の軸部22a1と、第1の巻付部22b1と渡り部22cとの間の第2の軸部22a2と、渡り部22cと第2の巻付部22b2との間の第3の軸部22a3と、第2の巻付部22b2と第2の係合部212との間の第4の軸部22a4とからなる。
第1の軸部22a1は、第1の係合部211の末端(線状ワイヤーの一端と反対側)において線状ワイヤーを第1の係合部211の中心軸Lに対して垂直になるように曲げることにより形成されている。また、第1の軸部22a1の長さは61mmである。
第1の巻付部22b1は、第1の軸部22a1の第1の係合部211と反対側において中心軸Lと平行になるように線状ワイヤーを垂直に曲げたのちに、曲率半径6Rで円弧状に線状ワイヤーを曲げることにより形成されている。また、第1の巻付部22b 1の根元部には、第1の巻付部22b 1の中央部の軸部に沿った間隔よりも狭い4mmの隙間が軸部に沿って設けられている。
第2の軸部22a2は、第1の巻付部22b1の第1の軸部22a1と反対側において第1の軸部22a1の延長線上にくるように線状ワイヤーを垂直に曲げることにより形成されている。また、第2の軸部22a2の長さは25mmである。
渡り部22cは、第2の軸部22a2の第1の巻付部22b1と反対側において第1の巻付部22b1(すなわち、第1の係合部211の中心軸L)に対して垂直になるように線状ワイヤーを垂直に曲げたのちに、曲率半径6Rで半円状に線状ワイヤーを曲げることにより形成されている。
第3の軸部22a3は、渡り部22cの第2の軸部22a2と反対側において第1および第2の軸部22a1,22a2の延長線上にくるように線状ワイヤーを垂直に曲げることにより形成されている。また、第3の軸部22a3の長さは26mmである。
第2の巻付部22b2は、第3の軸部22a3の渡り部22cと反対側において第1の巻付部22b1と逆向きになるように線状ワイヤーを垂直に曲げたのちに、曲率半径6Rで円弧状に線状ワイヤーを曲げることにより形成されている。また、第2の巻付部22b2の根元部には、第2の巻付部22b2の中央部の軸部に沿った間隔よりも狭い4mmの隙間が軸部に沿って設けられている。
第4の軸部22a4は、第2の巻付部22b2の第3の軸部22a3と反対側において第1乃至第3の軸部22a1〜22a3の延長線上にくるように線状ワイヤーを垂直に曲げることにより形成されている。また、第4の軸部22a4の長さは35mmである。
第2の係合部212は、第4の軸部22a4の第2の巻付部22b2と反対側において第1および第2の巻付部22b1,22b2と平行になるように曲率半径5Rで線状ワイヤーの他端側を1回だけ円形状に曲げることによりリング状に形成されている。なお、線状ワイヤーの他端は折り曲げられて丸くされている。
ここで、固定具10および引留具20を形成するために用いる線状ワイヤーは、硬鋼線材または亜鉛めっき鋼からなる芯線を、ポリエチレンを主原料とした樹脂で被覆したものである。芯線は、外径が1mmであり、98N(10kgf)の過重を加えたときに光ドロップケーブル引留具が吊線から脱落しないような耐過重性能と、ワレやヒビなどの使用上有害な異常がないような耐候性とを備えたものである。被覆は、14.7Mpa(1.5kgf/mm2)で破断しないような引張強さと、450%以上の伸びと、80%以上の引張強さ残率および65%以上の伸び残率を有する耐老化性とを備えたものである。
次に、この光ドロップケーブル引留具を用いた光ドロップケーブル支持工法について、図2乃至図4を参照して説明する。
作業員は、固定具10の固定部12の一端(図2図示左側の端)を吊線5に当てて押えたのちに吊線5を回転軸として固定具10を回転させることにより、固定部12の図2図示左側半分を吊線5に取り付ける。その後、作業員は、固定部12の中央部を押えたのちに吊線5を回転軸として固定具10を回転させることにより、固定部12の図2図示右側半分を吊線5に取り付ける。これにより、固定具10が吊線5に固定される(すなわち、固定具10は回転固定方式となっている。)。
なお、固定部12の両端を尖らせて爪状にすれば、固定部12の両端を吊線5(撚り線)に強く押え付けることにより、固定具10を吊線5にしっかりと固定することができる。
続いて、作業員は、引留具20の第1の係合部211の先端部を固定具10のリング部11の係止穴11aに通したのち、図3(a)に示すように引留具20の第1の係合部211の螺旋状に巻かれた2つの部分を固定具10のリング部11に引っ掛けることにより、引留具20を固定具10に取り付ける。
続いて、作業員は、光ドロップケーブルの心線2および支持線3(図4(b)参照)をケーブル分離工具を用いて40cm程度分離する。
続いて、作業員は、図3(b)に示すように、分離した支持線3を引留具20の第1の巻付部22b1に2回だけ巻き付ける。その後、作業員は、図4(a)に示すように、支持線3を引留具20の渡り部22cの第1の巻付部22b1側を通したのち第2の巻付部22b2に2回だけ巻き付ける。なお、テンション分散のためには、支持線3を第1の巻付部22b1と第2の巻付部22b2とで逆巻付けにした方がよい。
続いて、作業員は、図4(b)に示すように、分離した心線2および支持線3の両側を引留具20から10cm程度の箇所において第1および第2のビニールテープ401,402でそれぞれ固定する。その後、作業員は、分離した心線2および第1および第2のビニールテープ401,402にスパイラルスリーブ(図8に示したスパイラルスリーブ4参照)を巻き付けることにより、分離した心線2を保護する。
以上では、電柱側において光ドロップケーブル引留具を使用する場合について説明したが、家屋側においても、家屋の壁面などに固定されたC型金物130(図7(c)参照)を第2の係合部212に引っ掛けて引留具20を取り付けることにより、同様にして光ドロップケーブルを引き留めることができる。この場合には、固定具10を使用する必要はない。
次に、本発明の第2の実施例による光ドロップケーブル引留具について、図5および図6を参照して説明する。
本実施例による光ドロップケーブル引留具は、図5に示すように、図1(b)に示した渡り部22cの代わりに第3の巻付部62b3を引留具60が備える点で、上述した第1の実施例による光ドロップケーブル引留具と異なる。
ここで、第3の巻付部62b3は、第1および第2の巻付部62b1,62b2と同様に、根元部が狭くされた円弧状をしている(第3の巻付部62b3の根元部には、第3の巻付部62b3の中央部の軸部に沿った間隔よりも狭い4mmの隙間が軸部に沿って設けられている。)。また、第3の巻付部62b3は、第2の軸部62a2の第1の巻付部62b1と反対側において第1の巻付部62b1(すなわち、第1の係合部611の中心軸)に対して垂直になるように線状ワイヤーを垂直に曲げたのちに、曲率半径6Rで円弧状に線状ワイヤーを曲げることにより形成されている。
これにより、光ドロップケーブルから分離した支持線3を第3の巻付部62b3にも巻き付けることができるので、たとえば第1乃至第4の光ドロップケーブルから分離した第1乃至第4の支持線31〜34を次のようにして第1乃至第3の巻付部62b1〜62b3のうちの2つに巻き付けることにより、同一方向の光ドロップケーブルを最大4本引き留めることができる。
第1の光ドロップケーブルから分離した第1の支持線31は、図6(a)に示すように、第1の巻付部62b1に2回だけ巻き付けたのち、第2の巻付部62b2に2回だけ巻き付ける。第2の光ドロップケーブルから分離した第2の支持線32は、図6(b)に示すように、第1の巻付部62b1に2回だけ巻き付けたのち、第3の巻付部62b3に2回だけ巻き付ける。第3の光ドロップケーブルから分離した第3の支持線33は、図6(c)に示すように、第3の巻付部62b3に2回だけ巻き付けたのち、第2の巻付部62b2に2回だけ巻き付ける。第4の光ドロップケーブルから分離した第4の支持線34は、図6(d)に示すように、第1の巻付部62b1に2回だけ巻き付けたのち、第2の巻付部62b2に2回だけ巻き付ける。
以上の説明では、引留具20の第1および第2の巻付部22b1,22b2および引留具60の第1乃至第3の巻付部62b1〜62b3の形状を円弧状としたが、根元部が狭くされていれば他の形状(たとえば、矩形など)でもよい。また、引留具20の渡り部22cの形状を半円状としたが、他の形状(たとえば、矩形など)でもよい。
本発明の第1の実施例による光ドロップケーブル引留具が具備する固定具10および引留具20の構成を示す図である。 図1に示した光ドロップケーブル引留具を用いた光ドロップケーブル支持工法について説明するための図である。 図1に示した光ドロップケーブル引留具を用いた光ドロップケーブル支持工法について説明するための図である。 図1に示した光ドロップケーブル引留具を用いた光ドロップケーブル支持工法について説明するための図である。 本発明の第2の実施例による光ドロップケーブル引留具が具備する引留具60の構成を示す図である。 図5に示した引留具60に第1乃至第4の光ドロップケーブルから分離した第1乃至第4の支持線31〜34を巻き付ける方法を説明するための図である。 従来の光ドロップケーブル支持工法において使用される分線金物110、鋼心入屋外引留具120およびC型金物130を示す図である。 従来の光ドロップケーブル支持工法における課題について説明するための図である。
符号の説明
2 心線
3 支持線
1〜34 第1乃至第4の支持線
4 スパイラルスリーブ
5 吊線
10 固定具
11 リング部
11a 係止穴
12 固定部
20 引留具
211,212 第1および第2の係合部
22 引留部
22a1〜22a4 第1乃至第4の軸部
22b1,22b2 第1および第2の巻付部
22c 渡り部
401,402 第1および第2のビニールテープ
60 引留具
611,612 第1および第2の係合部
62 引留部
62a1〜62a4 第1乃至第4の軸部
62b1〜62b3 第1乃至第3の巻付部
110 分線金物
120 鋼心入屋外引留具
130 C型金物
1401,1402 第1および第2のビニールテープ
L 中心軸

Claims (10)

  1. 光ドロップケーブルを引き込むために用いられる光ドロップケーブル引留具であって、
    2本の線状ワイヤーから形成された、かつ、支持物間に架設された吊線(5)に固定される固定具(10)と、
    1本の線状ワイヤーから形成された、かつ、前記固定具に取り付けられる引留具(20;60)とを具備し、
    前記引留具が、前記光ドロップケーブルから分離された支持線(3;31〜34)を巻き付けるための巻付部(22b1,22b2;62b1〜62b3)を備える、
    ことを特徴とする、光ドロップケーブル引留具。
  2. 前記固定具が、
    前記引留具を取り付けるためのリング部(11)と、
    前記固定具を前記吊線に固定するための固定部(12)と、
    を備えることを特徴とする、請求項1記載の光ドロップケーブル引留具。
  3. 前記リング部が、前記2本の線状ワイヤーのうちの一方の線状ワイヤーの一端側を円形状に半周以上曲げ、第1の直線部を持たせて円形状に曲げて係止穴(11a)を形成したのち、該第1の直線部と同じ長さの第2の直線部を持たせて該一方の線状ワイヤーの他端側を前記一端側と同じ形状に曲げることにより形成されており、
    前記固定部が、前記2本の線状ワイヤーのうちの他方の線状ワイヤーの一端側を螺旋状に巻き、前記リング部の前記第1および第2の直線部の前記係止穴と反対側の部分を巻いて該リング部を固定したのち、該他方の線状ワイヤーの他端側を螺旋状に巻くことにより形成されている、
    ことを特徴とする、請求項2記載の光ドロップケーブル引留具。
  4. 前記固定部の両端が爪状にされていることを特徴とする、請求項3記載の光ドロップケーブル引留具。
  5. 前記引留具が、
    前記固定具の前記リング部に形成された前記係止穴に係合させて該引留具を該固定具に取り付けるための第1の係合部(211,611)と、
    前記光ドロップケーブルから分離された前記支持線を巻き付けて該光ドロップケーブルを引き留めるための引留部(22,62)と、
    を備えることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の光ドロップケーブル引留具。
  6. 前記第1の係合部が、前記1本の線状ワイヤーの一端側を螺旋状に2回以上巻くことにより形成されていることを特徴とする、請求項5記載の光ドロップケーブル引留具。
  7. 前記引留具が、前記光ドロップケーブルの引込み側に固定されたフック部材(130)に係合させて該引留具を該フック部材に取り付けるためのリング状の第2の係合部(212)を更に備えることを特徴とする、請求項5または6記載の光ドロップケーブル引留具。
  8. 前記引留部が、
    直線状の軸部と、
    根元部が狭くされた第1の巻付部(22b1)と、
    渡り部(22c)と、
    根元部が狭くされた第2の巻付部(22b2)とを備え、
    前記軸部が、
    前記第1の係合部と前記第1の巻付部との間の第1の軸部(22a1)と、
    前記第1の巻付部と前記渡り部との間の第2の軸部(22a2)と、
    前記渡り部と前記第2の巻付部との間の第3の軸部(22a3)と、
    前記第2の巻付部と前記第2の係合部との間の第4の軸部(22a4)とからなる、
    ことを特徴とする、請求項7記載の光ドロップケーブル引留具。
  9. 前記渡り部が、前記第1の巻付部に対して垂直になるように形成されており、
    前記第2の巻付部が、前記第1の巻付部と逆向きになるように形成されている、
    ことを特徴とする、請求項8記載の光ドロップケーブル引留具。
  10. 前記引留部が、前記渡り部の代わりに、根元部が狭くされた第3の巻付部(62b3)を備えることを特徴とする、請求項8または9記載の光ドロップケーブル引留具。
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