JP2009167557A - 離解濾過装置及び紙料の離解方法 - Google Patents

離解濾過装置及び紙料の離解方法 Download PDF

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Abstract

【課題】未離解の紙料を離解して濾過する離解濾過装置及び紙料の離解方法を提供すること。
【解決手段】紙料が供給される離解濾過槽11の底部に、離解及び離繊した紙料スラリを通過させるスクリーンプレート33と、そのスクリーンプレート33との間に隙間をあけて配置され、駆動モータの出力によって回転するロータ31とを有するものであって、スクリーンプレート33又はロータ31を移動させてその間の隙間を調整する移動機構22,23,25,27を有する離解濾過装置10、及びスクリーンプレート33とロータ31との隙間の大きさを変化させて紙料の離解を調整することを特徴とする紙料の離解方法。
【選択図】図2

Description

本発明は、古紙、損紙などの紙料を離解及び解繊(以下、単に離解とする。特許請求の範囲についても同じ)した紙料スラリから異物を除去して濾過する離解濾過装置及び紙料の離解方法に関し、特にロータとスクリーンプレートとの隙間を調整させることにより紙料の離解を調整することが可能な離解濾過装置及び紙料の離解方法に関する。
近年、省資源や地球環境保全の要求が高まり、古紙および損紙のリサイクル率が高まってきており、これまで脱墨や異物除去が困難であった雑誌の他、ラミネート処理された紙容器などもリサイクル対象になってきている。
古紙や損紙などの紙料について資源サイクルを行うに当たっては、紙料が溶液中で離解されて紙料スラリとなり、それが濾過されて回収される。紙料スラリを作るパルパーに関しては、例えば本出願人によって特開2003−193383号公報で記載したものが提案されている。
同公報で提案するパルパーでは、容器内に水や薬剤を混合した溶液と紙料とが投入され、一定期間混合撹拌して紙料を離解させてできた紙料スラリが得られる。そして、その紙料スラリからはスクリーンプレートをもった濾過装置によって異物が除去され、後続の処理工程へと搬送される。濾過装置としては、やはり本出願人が特開2007−016377号公報で記載するものが提案されている。これは、紙料スラリを溜める希釈撹拌槽の底部にはメッシュのスクリーンプレートが設けられ、その上を所定の間隔をあけてロータが回転することにより、異物や未離解紙料を除いて紙料スラリのみがスクリーンプレートを通過して濾過される。
特開2003−193383号公報 特開2007−016377号公報
従来の濾過装置では、紙料が前処理機であるパルパーによって紙料スラリが作られ、それがスクリーンプレートを通って濾過されるが、紙料が十分に離解されずに未離解紙料として濾過装置へと送られた場合、その未離解の紙料はスクリーンプレートを通ることなく回収されて廃棄され、その分だけリサイクル効率を低下させてしまう。或いは、別工程で未離解紙料を処理する場合には、そのため処理工程が増え、その処理を実行するドラムスクリーンなどが必要になって工程全体の大型化やコストアップになってしまっていた。更には、パルパーと濾過装置とを別工程にすることも同様に工程全体の大型化やコストアップの原因であり、紙料の離解と濾過とが同時に行えることが望ましい。
そこで本発明は、かかる課題を解決すべく、未離解の紙料を離解して濾過する離解濾過装置及び紙料の離解方法を提供することを目的とする。
本発明に係る離解濾過装置は、紙料が供給される離解濾過槽の底部に、離解及び離繊した紙料スラリを通過させるスクリーンプレートと、そのスクリーンプレートとの間に隙間をあけて配置され、駆動モータの出力によって回転するロータとを有するものであって、前記スクリーンプレート又は前記ロータを移動させてその間の隙間を調整する移動機構を有するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る離解濾過装置は、前記移動機構が、前記ロータの回転軸を軸受けによって回転支持する移動ケースと、その移動ケースを軸方向に摺動可能に支持する固定されたガイドと、伸縮運動を出力して前記移動ケースを移動させるアクチュエータとを有するものであることが好ましい。
また、本発明に係る離解濾過装置は、前記移動機構が、前記移動ケース側と前記アクチュエータ側とが梃子を介して軸着されたものであって、梃子の支点から前記出力軸側の軸着位置までの距離が、当該支点から前記移動ケース側の軸着位置までの距離よりも長いものであることが好ましい。
また、本発明に係る離解濾過装置は、前記梃子が、その支点位置がヒンジ部材によって揺動可能に軸支されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る離解濾過装置は、前記アクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動部と、前記アクチュエータの出力量を検出する出力量検出部と、前記アクチュエータ駆動部に制御信号を制御する制御部と、前記制御部に接続された表示入力部とを有し、前記表示入力部には前記ロータとスクリーンプレートとの隙間の値が表示され、表示入力部から隙間の設定値を入力することにより、前記制御部によってアクチュエータ駆動部が制御され、前記アクチュエータの所定動作によって前記隙間の調整が行われるようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る離解濾過装置は、前記アクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動部と、前記アクチュエータの出力量を検出する出力量検出部と、前記駆動モータを駆動させるモータ駆動部と、前記駆動モータの負荷を検出する負荷検出部と、前記アクチュエータ駆動部に制御信号を制御する制御部と、前記制御部に接続された表示入力部とを有し、前記表示入力部には前記駆動モータにかかる負荷が表示され、表示入力部から負荷設定値を入力することで前記制御部によってアクチュエータ駆動部が制御され、前記アクチュエータの所定動作によって前記駆動モータの負荷が負荷設定値になるように前記隙間の調整が行われるようにしたものであることが好ましい。
一方、本発明に係る紙料の離解方法は、紙料が供給される離解濾過槽の底部で、スクリーンプレートとの間に隙間をあけて配置されたロータが駆動モータの出力によって回転し、そのスクリーンプレートとロータとの間で紙料を離解させるものであって、前記スクリーンプレートとロータとの隙間の大きさを変化させて紙料の離解を調整することを特徴とする。
また、本発明に係る紙料の離解方法は、前記スクリーンプレートとロータとの隙間の大きさを、オペレータが任意に設定することにより調整するようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る紙料の離解方法は、前記スクリーンプレートとロータとの隙間の大きさを、前記ロータを回転させる駆動モータの負荷に応じて調整するようにしたものであることが好ましい。
よって、本発明によれば、離解濾過槽内に存在する紙料の状態に応じてスクリーンプレートとロータとの隙間の大きさを変化させることによって、効率よく紙料を離解して紙料スラリとし、スクリーンプレートを介して濾過させることができる。例えば、紙料スラリが離解濾過槽内に供給された場合には、隙間を小さくして未離解紙料を離解させて濾過できるようにし、一方で破砕紙料などの離解されていない紙料が直接供給された場合には、隙間を大きくして離解し、紙料スラリを作って濾過させることができる。
次に、本発明に係る離解濾過装置及び紙料の離解方法について、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態では、前記特許文献1に記載された燃料再生システムに組み込まれた離解濾過装置ついて説明する。ただし、本発明に係る離解濾過装置は、前処理機であるパルパーによって離解された紙料スラリを濾過するのに使用する他、それ自身が紙料を直接離解させて紙料スラリとし、濾過させることも可能である。
図1は、紙料再生システムにおける縦型連続式パルパーと離解濾過装置を示した図である。縦型連続式パルパー1の上方には破砕機2が設けられ、圧縮梱包されたベール3が破砕され、その破砕紙料4が送り込まれるようになっている。縦型連続式パルパー1は、架台5上に縦型円筒容器6が立設されており、そこに水や薬品を注入して溶液が満たされ、更に供給口7から破砕紙料4が投入される。破砕紙料4は、縦型円筒容器6内の溶液に溶け込み、パルピングロータによって下方へと誘導され底部へ向かって沈み込み、下降するに従い撹拌ロータによって離解が徐々に行われていく。
供給口7から投入された紙料は、こうした撹拌によって溶液内で離解しながら縦型円筒容器6内を下降し、例えば水分中の濃度が15〜20パーセント程の均質な紙料スラリとなる。縦型円筒容器6内で作られた紙料スラリは取出管8内に流れ込み、その取出管8内をモータ9によって回転するスクリューフィーダによって離解濾過装置10へと送り出される。そして、この離解濾過装置10では、底部に設けられたスクリーン濾過部30において異物や未離解紙料が除去され、紙料スラリのみがスクリーンプレートを通って次工程へと送られる。
図2は、そうした離解濾過装置10を示した内部構造図であり、図3は離解濾過装置10の回転駆動部の構造を示した図である。
離解濾過装置10は、離解濾過槽11の入力ポート11aに縦型連続式パルパー1からの取出管8が接続され、紙料スラリが送り込まれるようになっている。紙料スラリが溜まる離解濾過槽11の底部分には、紙料を離解濾過させる離解濾過部30が構成されている。離解濾過部30は、駆動モータ12によって回転するシャフト13に固定されたロータ31と、紙料スラリを濾過するためのスクリーンプレート33とから構成されている。
ロータ31を回転させる駆動モータ12は、その回転出力軸にプーリ14が固定され、シャフト13に固定されたプーリ15との間で駆動モータ12の回転を伝達するVベルト16が掛け渡されている。そのプーリ14,15及びVベルト16は、カバー17で覆われている。そして、シャフト13は上下の2箇所に設けられた軸受18によって回転自在に支持されており、その上端部が離解濾過槽11にまで延びている。
離解濾過槽11には、底部に環状のチャンバ19が形成され、そのチャンバ19には濾過された紙料スラリを次工程へと送る送出管20が連結されている。シャフト13は、このチャンバ19の中心に位置し、離解濾過槽11の底部に設けられたパッキンボックス21を通って上端部が槽内にまで延びている。パッキンボックス21には、漏れ防止のためのランタンリングやグランドパッキンが内装されている。そして、そうしたシャフト13上端部にはロータカバー32を被せてロータ31が固定されている。
ここで図4は、離解濾過部30を示した平面図である。離解濾過部30のロータ31は、四枚の撹拌羽根31aが中心から放射状に伸び、その中心に円形のロータカバー32が被せられている。そして、その下にはチャンバ19の開口部を塞ぐようにスクリーンプレート33が設けられている。スクリーンプレート33は、紙料スラリ内の異物や未離解紙料の通過を制限するメッシュのフィルタであり、チャンバ19の形状に合わせて環状に形成されている。更にこのスクリーンプレート33には、径方向に配置された案内溝34が形成されている。
次に図5は、離解濾過部30についてロータ31とスクリーンプレート33との隙間を示した図である。ロータ31とスクリーンプレート33との間に僅かな隙間sが設けられ、非接触状態でロータ31がスクリーンプレート33上を回転するよう構成されている。ロータ31は、紙料スラリを効率良く撹拌できるように、撹拌羽根31aの下に撹拌突起31bが突設されている。ただし、このロータ31は離解濾過装置10に投入される紙料に応じて交換されるものであり、例えば未離解紙料が投入される場合は離解作用に優れた形状のロータに交換される。
そして本実施形態では、離解濾過槽11内の紙料に応じてロータ31とスクリーンプレート33との隙間sが変化するように構成され、隙間sの調整によって紙料の離解をコントロールするようになっている。隙間sの調整は、ロータ31が固定されたシャフト13の上下動によって行われる。具体的には、シャフト13が筒状の移動ケース22内に回転可能に組み込まれ、その移動ケース22がシャフト13の回転軸に沿って上下方向に摺動可能な状態でガイド23内に挿入されている。ガイド23は、離解濾過槽11下の剛体部に支持ブラケット24によって固定され、離解濾過部30の下に吊り下げられるように配置されている。シャフト13は、こうして移動ケース22内を回転する一方、移動ケース22の上下動に伴って軸方向に移動可能な構成を有している。
そして、離解濾過装置10には、移動ケース22を移動させるための駆動手段としてエアシリンダ25が設けられている。エアシリンダ25は、離解濾過槽11下の剛体部に固定されたブラケット26に対してシリンダ側が軸着され、下方に突き出したピストンロッドがリンク機構27に軸着されている。そのエアシリンダ25にはピストンロッドに出力ロッド27aが固定され、それが横向きに配置されたアーム27bの一端にピン27fを介して連結されている。
また、アーム27bは、その他端が移動ケース22に固定されたブラケット27cにピン27gを介して連結され、ピン27fと27gとの間に設けられたピン27hを支点として揺動可能に支持されている。リンク機構27では、こうしてエアシリンダ25の出力がアーム27bを梃子として移動ケース22へと伝わるように構成され、支点となるピン27hから力の作用するピン27f或いはピン27gまでの距離が2対1になるように設定されている。こうした梃子の原理によって移動に必要な力を抑えることで、エアシリンダ25を小型化でき、微妙な調整を可能にしている。
そして、腕の長さが2対1であることにより、エアシリンダ25におけるストロークの半分がロータ31の移動距離であり、例えば本実施形態では、エアシリンダ25のストロークが10mmであるため、ロータ31のストロークがその半分の5mmになっている。なお、エアシリンダ25には、そのストロークを検出するポンジショナー28が装着され、正確にロータ31の位置、すなわち隙間sの値がコントロールできるようになっている。
ところで、移動ケース22はガイド23内を鉛直方向に姿勢を変えずに上下動する一方、アーム27bの傾きによって生じるピン27f,27g,27h同士の距離の変化を吸収する必要がある。そこで、エアシリンダ25は、ブラケット26に対して揺動可能に軸着され、アーム27bは、ブラケット27dに軸着して揺動可能なヒンジ27eに対しピン27iによって連結されている。
本実施形態の離解濾過装置10では、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sの調整は、装置自身による自動調整とオペレータによる任意調整とができるように構成されている。図6は、離解濾過装置10を構成する駆動制御構造を示したブロック図である。離解濾過装置10は、駆動モータ12の駆動やエアシリンダ25の伸縮を制御する制御部41を有し、それに駆動モータ12へ駆動電流を供給するモータ駆動部42や、エアシリンダ25へ圧縮エアを供給するシリンダ駆動部43が接続されている。
隙間sの自動調整は、駆動モータ12の負荷が予め決められた負荷設定値になるようにシリンダ25のストロークを調整するようにしたものである。一般的に駆動モータ12の出力軸が受ける回転トルクは駆動モータ12に供給される駆動電流と一定の関係にあり、回転トルクは駆動電流の増加に伴って増加する。そのため、モータ駆動部42には駆動電流の大きさを検出する負荷検出部44が接続され、その検出信号が制御部41へ送られるようになっている。
一方、制御部41にはポジショナー28が接続され、エアシリンダ25を伸縮させるシリンダ駆動部43は、ポジショナー28からの検出信号に基づいてコントロールされるようになっている。更に、制御部41には表示入力部45が接続されており、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sや駆動モータ12の負荷が表示され、またオペレータがその隙間sや負荷設定値を任意に入力できるようになっている。そして、表示入力部45では、駆動モータ12の負荷によって可変する隙間sの自動調整と、オペレータによって隙間sを設定する手動調整との切り替えが可能になっている。
続いて、離解濾過装置10の作用について説明する。本実施形態では先ず、図1に示すように縦型連続式パルパー1に破砕紙料4が送り込まれる。その縦型円筒容器6では、破砕紙料4が溶液に溶け込み、撹拌動作によって離解してできた紙料スラリが離解濾過装置10へと送り込まれる。その離解濾過装置10内では、紙料スラリの他にも入力ポート11bから希釈水が供給され、離解濾過槽11内の紙料の濃度調整が行われる。
離解濾過槽11では、底部に設けられた離解濾過部30によって紙料スラリから重量異物が除去され、また十分に離解できていない紙料がロータ31とスクリーンプレート33との間で離解される。そして、離解されて重量異物の除去された紙料スラリは、ロータ31によって撹拌され、チャンバ51へと流れて送出管20を通って次工程へと送られる。こうした動作はスクリーンプレート33の上をロータ31が回転することによって行われる。
ロータ31の回転は、駆動モータ12の回転出力がプーリ14からVベルト16を介してプーリ15に伝えられ、それがシャフト13の回転となってロータ31が離解濾過槽11の底部で回転する。離解濾過槽11内の紙料スラリは、その自重によってスクリーンプレート33を通り抜けてチャンバ19へと流れるが、その際、紙料スラリ内の異物や未離解紙料はスクリーンプレート33に引っかかってチャンバ19へは流れない。そこで、スクリーンプレート33によって除かれた異物は、案内溝34に落ちて回収タンク40(図1参照)へと送られる。本実施形態では、離解濾過槽11内は大気圧がかかっているだけなので、スクリーンプレート33への押し込み水頭(加圧)が小さい。
そうした状態でスクリーンプレート33上をロータ31が回転すると(図4において反時計方向)、撹拌突起31bによって紙料スラリがかき混ぜられて撹拌する。その際、回転するロータ31によって回転方向前方の圧力が高まり、後方の圧力が低くなる。従って、図5に示すように回転するロータ31の前後位置では、矢印で示すような上下方向の流れが生じてスクリーンプレート33を揺らすことになる。そのため、スクリーンプレート33は、目孔に嵌って目詰まりを起こしていた重量異物が取り除かれ、ロータ31の回転による流れにのって案内溝34から回収タンク40へと回収される。
一方、スクリーンプレート33を通過できない未離解紙料は排出口36から排出る。離解濾過槽11には排出口36が形成され、その排出口36側にせり上がるように傾斜したゲート35が取り付けられている。ゲート35には給水ポート37が形成され、そこから離解濾過槽11内に水(押水)が送り込まれる。その際、ゲート35には案内板38が取り付けられており、給水ポート37から送り込まれた押水が傾斜面に沿って流れる。これによりスクリーンプレート33を通過しなかった未離解紙料は、押水の流れによってゲート35を越えて排出口36から排出される。
ところで、従来のディスク式濾過装置では、例えば、スクリーンプレートを通過しなかった多くの未離解紙料が排出口36から取り出されてしまっていた。この点、本実施形態では、そうした未離解紙料を離解濾過槽11内で離解し、更に多くの紙料をスクリーンプレート33を通過させ、濾過した紙料の回収について歩留まりを良くするようにしている。それには離解濾過部30における離解動作によって紙料を離解させて紙料スラリにし、スクリーンプレート33を通過できるようにする。具体的には、ロータ31の回転によってスクリーンプレート33との間に入った紙料が効率良くすりつぶせるように、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sの調整が行われる。
本実施形態の離解濾過装置10は、前述したように表示入力部45によって隙間sの自動調整と手動調整との切り替えが可能である。手動調整の場合には、例えばオペレータが排出口36から流れ出る未離解紙料を確認し、その未離解紙料を離解させるのに適した隙間sになるように値を入力する。隙間sが狭くなることにより、それまで排出口36へ流れていた未離解紙料は、回転するロータ31によってスクリーンプレート33との間ですりつぶされて離解され、それがスクリーンプレート33を通って濾過される。
表示入力部45には、ポジショナー28から得られた値によって求められた隙間sの値が表示されている。ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sを任意に設定する場合には、オペレータによって表示入力部45から隙間sの設定値が入力される。すると、表示入力部45からの設定信号が制御部41に送られ、それに応じたストローク信号が制御部41からシリンダ駆動部43へと送信される。シリンダ駆動部43では、そのストローク信号に基づいてエアシリンダ25へ圧縮エアが供給され、それによってエアシリンダ25の伸縮が実行される。このとき、ポジショナー28によって検出されたストロークの値が制御部41に送信され、これにより正確なエアシリンダ25のストローク制御が行われる。一方、制御部41からモータ駆動部42へ駆動信号が送信され、それに基づいて駆動モータ12に供給される駆動電流が制御される。
エアシリンダ25が伸縮すると、出力ロッド27aの上下動によってピン27fで連結されたアーム27bの図面右端が上下する。例えば、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sを広げる場合には、エアシリンダ25のストロークが大きくなってアーム27bの図面右端が下がる。そのため、ピン27hを支点にしてアーム27bの図面左端が上がり、合わせてピン27gで連結されたブラケット27cが持ち上げられる。こうして移動ケース22が上昇することで、その移動ケース22に回転支持されたシャフト13及びロータ31が上昇し、ロータ31がスクリーンプレート33から離れて隙間sが大きくなる。そして、逆にシリンダ25が収縮すれば、ロータ31が下降してスクリーンプレート33に近づくことで隙間sが小さくなる。
次に、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sを自動調整する場合には、オペレータによって表示入力部45から駆動モータ12にかかる負荷設定値が入力される。表示入力部45には負荷検出部44から得られた電流値に基づいて駆動モータ12の負荷が表示されている。すなわち、本実施例では、負荷検出部44において駆動モータ12に供給される駆動電流の大きさを検出することで出力軸に発生する回転トルクが求められ、その値が表示入力部45に表示されている。
従って、表示入力部45によって自動調整に切り替えられ、負荷設定値が入力されると、その負荷設定値と駆動電流の検出によって得られる回転トルクの値との比較が行われる。例えば、未離解紙料が小さく駆動電流値から求められる駆動モータ12の負荷が負荷設定値より小さい場合には、隙間sを更に小さくするようにエアシリンダ25が収縮し、それによってシャフト13が下降してロータ31の位置が下がる。これにより、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sが小さくなり、その間に入った未離解紙料がすりつぶされる。こうした未離解紙料のすりつぶしによって抵抗が大きくなると、負荷検出部44によって検出された駆動電流値から求められる負荷が上昇する。そこで、求められた負荷の値が負荷設定値に達したところでエアシリンダ25の収縮が停止し、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sが決定される。
その一方で、未離解紙料が大きく、駆動電流値から求められる駆動モータ12の負荷が負荷設定値より大きい場合には、隙間sを広げるようにエアシリンダ25が伸び、それによってシャフト13が上昇してロータ31の位置が上がる。これにより、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sが大きくなって、紙料をすりつぶすことによる負荷が小さくなっていく。そして、紙料のすりつぶしによる負荷、つまり負荷検出部44によって検出された駆動電流置によって求められる負荷が、負荷設定値に達した位置でエアシリンダ25の収縮が停止し、隙間sが決定される。
ところで以上の説明では、予め縦型連続式パルパー1で作られた紙料スラリを離解濾過装置10へ投入し、そこで離解及び濾過する場合について説明した。しかし、本実施形態の離解濾過装置10は、離解濾過槽11内へ直接破砕紙料を投入し、この中で紙料を離解してできた紙料スラリをスクリーンプレート33を通して濾過するようにすることも可能である。その場合には、例えば離解濾過槽11の上蓋11cを開いた投入口から破砕紙料が投入され、入力ポート11a,11bから水や薬品を注入して溶液が満たされる。そして、前述したようにロータ31とスクリーンプレート33との隙間sが調整され、回転するロータ31によって紙料が離解されて紙料スラリが作られ、それがスクリーンプレート33を通って濾過される。
よって、本実施形態による離解濾過装置10及び紙料の離解方法によれば、ロータ31の移動によってスクリーンプレート33との隙間sを調整可能にしているため、未離解紙料を効率良く離解し、濾過した紙料の回収について歩留まりがよくなる。また、離解濾過装置10では、離解濾過槽11内へ直接破砕紙料を投入して紙料の離解及び濾過を行うことができるため、紙料を離解するパルパーを省くことで、工程全体の小型化やコストダウンが可能になる。
また、離解濾過装置10は、ロータ31とスクリーンプレート33との隙間sの調整を、シャフト13を回転支持する移動ケース22をエアシリンダ25によって移動させる簡単な構成によって実現することができた。特に、エアシリンダ25と移動ケース22の間にリンク機構を設け、梃子によって出力を伝達するようにしたため、移動ケース22を上下動させるのに必要な力を抑えることができ、エアシリンダ25の小型化や、微妙な調整が可能になった。更に、梃子となるアーム27bを揺動可能なヒンジ27eに軸着したので、ピン27f,27g,27h同士の距離の変化を吸収して移動ケース22の姿勢を変えることなくロータ31をスムーズに移動させることができる。
以上、本発明に係る離解濾過装置の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態ではロータ31を移動させる手段としてエアシリンダ25を使用したが、駆動手段として電動シリンダなどを使用する他、手動で移動させる移動機構を設けるようにしてもよい。
また、エアシリンダ25の出力を梃子の原理を利用して移動ケース22へ伝達するリンク機構27を採用したが、その他の構造であってもよい。
また、前記実施形態ではロータ31側を移動させる構造のものを示したが、スクリーンプレート33側を移動させて隙間sを調整するようにしてもよい。
紙料再生システムにおける縦型連続式パルパーと離解濾過装置を示した図である。 離解濾過装置の一実施形態を示した内部構造図である。 実施形態の離解濾過装置について回転駆動部の構造を示した図である。 実施形態の離解濾過装置について離解濾過部を示した平面図である。 実施形態の離解濾過装置についてロータとスクリーンプレートとの隙間を示した図である。 実施形態の離解濾過装置を構成する駆動制御構造を示したブロック図である。
符号の説明
10 離解濾過装置
11 離解濾過槽
12 駆動モータ
13 シャフト
22 移動ケース
23 ガイド
25 エアシリンダ
27 リンク機構
28 ポジショナー
30 離解濾過部
31 ロータ
33 スクリーンプレート
41 制御部
42 モータ駆動部
43 シリンダ駆動部
44 負荷検出部
45 表示入力部
s 隙間

Claims (9)

  1. 紙料が供給される離解濾過槽の底部に、離解及び離繊した紙料スラリを通過させるスクリーンプレートと、そのスクリーンプレートとの間に隙間をあけて配置され、駆動モータの出力によって回転するロータとを有する離解濾過装置において、
    前記スクリーンプレート又は前記ロータを移動させてその間の隙間を調整する移動機構を有するものであることを特徴とする離解濾過装置。
  2. 請求項1に記載する離解濾過装置において、
    前記移動機構は、前記ロータの回転軸を軸受けによって回転支持する移動ケースと、その移動ケースを軸方向に摺動可能に支持する固定されたガイドと、伸縮運動を出力して前記移動ケースを移動させるアクチュエータとを有するものであることを特徴とする離解濾過装置。
  3. 請求項2に記載する離解濾過装置において、
    前記移動機構は、前記移動ケース側と前記アクチュエータ側とが梃子を介して軸着されたものであって、梃子の支点から前記出力軸側の軸着位置までの距離が、当該支点から前記移動ケース側の軸着位置までの距離よりも長いものであることを特徴とする離解濾過装置。
  4. 請求項3に記載する離解濾過装置において、
    前記梃子は、その支点位置がヒンジ部材によって揺動可能に軸支されたものであることを特徴とする離解濾過装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載する離解濾過装置において、
    前記アクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動部と、前記アクチュエータの出力量を検出する出力量検出部と、前記アクチュエータ駆動部に制御信号を制御する制御部と、前記制御部に接続された表示入力部とを有し、
    前記表示入力部には前記ロータとスクリーンプレートとの隙間の値が表示され、表示入力部から隙間の設定値を入力することにより、前記制御部によってアクチュエータ駆動部が制御され、前記アクチュエータの所定動作によって前記隙間の調整が行われるようにしたものであることを特徴とする離解濾過装置。
  6. 請求項2乃至4のいずれかに記載する離解濾過装置において、
    前記アクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動部と、前記アクチュエータの出力量を検出する出力量検出部と、前記駆動モータを駆動させるモータ駆動部と、前記駆動モータの負荷を検出する負荷検出部と、前記アクチュエータ駆動部に制御信号を制御する制御部と、前記制御部に接続された表示入力部とを有し、
    前記表示入力部には前記駆動モータにかかる負荷が表示され、表示入力部から負荷設定値を入力することで前記制御部によってアクチュエータ駆動部が制御され、前記アクチュエータの所定動作によって前記駆動モータの負荷が負荷設定値になるように前記隙間の調整が行われるようにしたものであることを特徴とする離解濾過装置。
  7. 紙料が供給される離解濾過槽の底部で、スクリーンプレートとの間に隙間をあけて配置されたロータが駆動モータの出力によって回転し、そのスクリーンプレートとロータとの間で紙料を離解させる紙料の離解方法において、
    前記スクリーンプレートとロータとの隙間の大きさを変化させて紙料の離解を調整することを特徴とする紙料の離解方法。
  8. 請求項7に記載する紙料の離解方法において、
    前記スクリーンプレートとロータとの隙間の大きさは、オペレータが任意に設定することにより調整するようにしたことを特徴とする紙料の離解方法。
  9. 請求項7に記載する紙料の離解方法において、
    前記スクリーンプレートとロータとの隙間の大きさは、前記ロータを回転させる駆動モータの負荷に応じて調整するようにしたことを特徴とする紙料の離解方法。
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