JP2009166512A - クリップ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウルインナーパネルに差し込まれて取り付けられるクリップをガタツキ難く安定して保持固定することができ、しかもこれを公差管理(寸法管理)の精度を上げること無く実現することができるクリップ取付構造を得る。
【解決手段】カウルインナーパネル24に隣接して設けられた第1取付孔26及び第2取付孔28は、ポンチ等の専用の工具によって同時に形成(製作)されるため、第1取付孔26及び第2取付孔28自体の寸法のみならず、第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の幅寸法X(対向し合うそれぞれの孔周縁の間隔)は公差管理がし易く、バラツキを生じ難い。このため、カウルインナーパネル24に差し込まれて当該架橋部分30を第1係止爪20と第2係止爪22とによって挟み込んで固定されたクリップ10を精度良く取り付けることができ、結果的にクリップ10自体をガタツキ無く安定して保持固定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両のカウルインナーパネルに取り付けられたクリップを介してインストルメントパネルが装着されるクリップ取付構造に関する。
自動車等の車両においてインストルメントパネルを装着するための取付構造として、カウルインナーパネルに取り付けられたクリップを介して当該インストルメントパネルが装着される構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献に示すような取付構造では、カウルインナーパネルにクリップを取り付けておき、インストルメントパネルに設けられた差込部分をこのクリップに差し込むことで、カウルインナーパネルにインストルメントパネルを装着する構成となっている。特に、前記特許文献1に示される如き構造では、当該クリップ取付け部分において、インストルメントパネルのカウルインナーパネルに対する相対移動が可能な構成となっており、エネルギー吸収が成される構成である。
しかしながら、このような従来のクリップ取付構造では、構造的に寸法管理が難しくクリップ自体がガタツキ易くなるという問題があった。
すなわち、図4及び図5に示す如く、車両のカウルインナーパネル60にはクリップ取付用の取付孔62が設けられており、また、クリップ64は、取付孔62(カウルインナーパネル60)の表裏両側にそれぞれ位置するように全体として断面U字状に形成されている。さらに、クリップ64の内方側には取付孔62に嵌合する係止爪66が設けられている。このクリップ64をカウルインナーパネル60に差し込み、取付孔62に係止爪66を嵌合させてクリップ64をカウルインナーパネル60に取り付ける構成である。ところでこの場合、カウルインナーパネル60に設けられた取付孔62は、ポンチ等の専用の工具によって形成(製作)されるため、取付孔62自体の寸法(内寸)Aは公差管理がし易いが、反面、取付孔62の内周縁からカウルインナーパネル60の端縁までの間の寸法B(すなわち、取付孔62のカウルインナーパネル60に対する相対位置)は、公差管理が難しくバラツキを生じ易い。このため、カウルインナーパネル60に差し込まれて取り付けられたクリップ64のU字状基部とカウルインナーパネル60の端縁との間に隙間が発生し易く、結果的にクリップ64自体がガタツキ易くなる問題があった。
この場合、クリップ64のU字状基部にリブ68を設け、カウルインナーパネル60との間の隙間を極力無くすように工夫されたものもあるが、根本的な解決策にはなっていなかった。
特開2006−151022号公報
本発明は上記事実を考慮し、カウルインナーパネルに差し込まれて取り付けられるクリップをガタツキ難く安定して保持固定することができ、しかもこれを公差管理(寸法管理)の精度を上げること無く実現することができるクリップ取付構造を得ることが目的である。
請求項1に係る発明のクリップ取付構造は、車両のカウルインナーパネルに取り付けられたクリップを介してインストルメントパネルが装着されるクリップの取付構造において、前記カウルインナーパネルに互いに隣接して設けられた第1取付孔及び第2取付孔と、前記第1取付孔に嵌合する第1係止爪と前記第2取付孔に嵌合する第2係止爪が設けられたクリップと、を備え、前記カウルインナーパネルの前記第1取付孔と第2取付孔との間の架橋部分の対向し合うそれぞれの孔周縁に、前記クリップの前記第1係止爪及び第2係止爪をそれぞれ係止させ、前記架橋部分を前記第1係止爪と第2係止爪とによって挟み込んで前記クリップを前記カウルインナーパネルに取り付けた、ことを特徴としている。
請求項1記載のクリップ取付構造では、クリップの取付固定に際しては、このクリップ
をカウルインナーパネルに差し込んで第1取付孔に第1係止爪を嵌合させると共に、第2取付孔に第2係止爪を嵌合させ、カウルインナーパネルの第1取付孔と第2取付孔との間の架橋部分の対向し合うそれぞれの孔周縁に、クリップの第1係止爪及び第2係止爪をそれぞれ係止させる。これにより、当該架橋部分を第1係止爪と第2係止爪とによって挟み込む状態となってクリップがカウルインナーパネルに取り付けられる。
したがって、クリップをガタツキ無く安定して保持固定することができる。
またしかも、カウルインナーパネルに隣接して設けられた第1取付孔及び第2取付孔は、ポンチ等の専用の工具によって同時に形成(製作)されるため、第1取付孔及び第2取付孔自体の寸法(内寸)のみならず、第1取付孔と第2取付孔との間の架橋部分の幅寸法(対向し合うそれぞれの孔周縁の間隔、すなわち、第1取付孔と第2取付孔との相対位置)は公差管理がし易く、バラツキを生じ難い。このため、カウルインナーパネルに差し込まれて取り付けられたクリップを精度良く取り付けることができ、結果的にクリップ自体をガタツキ無く安定して保持固定することができる。またこのため、従来の如くガタツキ防止のための特別なリブ等を設ける必要が無くなる。
このように、請求項1記載のクリップ取付構造では、カウルインナーパネルに差し込まれて取り付けられるクリップをガタツキ難く安定して保持固定することができ、しかもこれを公差管理(寸法管理)の精度を上げること無く実現することができる。
請求項2に係る発明のクリップ取付構造は、請求項1記載のクリップ取付構造において、前記クリップは、前記第1取付孔及び第2取付孔の表裏両側にそれぞれ位置する上板部と下板部とを備えて断面U字状を成す、ことを特徴としている。
請求項2記載のクリップ取付構造では、クリップは上板部と下板部とを備えて断面U字状を成しており、カウルインナーパネル(第1取付孔及び第2取付孔)の表裏両面を挟み込むように取り付けられる。したがって、クリップをガタツキ難く一層安定して保持固定することができる。
請求項3に係る発明のクリップ取付構造は、請求項2記載のクリップ取付構造において、前記クリップは、前記上板部と前記下板部の何れか一方に前記第1係止爪及び第2係止爪の何れか一方が形成され、かつ、前記上板部と前記下板部の何れか他方に前記第1係止爪及び第2係止爪の何れか他方が形成されている、ことを特徴としている。
請求項3記載のクリップ取付構造では、第1係止爪及び第2係止爪は、その一方が上板部に形成され、かつ、その他方が下板部に形成されている。すなわち、上板部と下板部には共にそれぞれ「係止爪」が形成されている。したがって、クリップをガタツキ難く一層安定して保持固定することができる。
請求項4に係る発明のクリップ取付構造は、請求項2記載のクリップ取付構造において、前記クリップは、前記上板部と前記下板部の何れか一方に、前記第1係止爪及び第2係止爪の両方が形成されている、ことを特徴としている。
請求項4記載のクリップ取付構造では、第1係止爪及び第2係止爪は、その両方が共に
上板部または下板部に形成されている。すなわち、上板部または下板部には、第1係止爪及び第2係止爪が共に連続して形成されている。したがって、クリップをガタツキ難く一層安定して保持固定することができ、しかもクリップ自体(第1係止爪と第2係止爪の間隔寸法)の精度管理もし易い。
請求項1に係る発明のクリップ取付構造は、カウルインナーパネルに差し込まれて取り付けられるクリップをガタツキ難く安定して保持固定することができ、しかもこれを公差管理(寸法管理)の精度を上げること無く実現することができるという優れた効果を有している。
請求項2に係る発明のクリップ取付構造は、カウルインナーパネル(第1取付孔及び第2取付孔)の表裏両面を挟み込むように取り付けられるため、クリップをガタツキ難く一層安定して保持固定することができるという優れた効果を有している。
請求項3に係る発明のクリップ取付構造は、上板部と下板部には共にそれぞれ「係止爪」が形成されているため、クリップをガタツキ難く一層安定して保持固定することができるという優れた効果を有している。
請求項4に係る発明のクリップ取付構造は、第1係止爪及び第2係止爪が共に連続して形成されているため、クリップをガタツキ難く一層安定して保持固定することができ、しかもクリップ自体(第1係止爪と第2係止爪の間隔寸法)の精度管理もし易いという優れた効果を有している。
以下、図1及び図2を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1には本発明の第1の実施の形態に係るクリップ取付構造が適用されたクリップ10の全体構成が一部破断した斜視図にて示されており、また、図2にはクリップ10の全体構成が断面図にて示されている。
クリップ10は、互いに連続する上板部12と下板部14とを備えており、全体として断面U字状に形成されている。このクリップ10は、樹脂材等によって成形されて、上板部12と下板部14とは互いに接離する方向に所定の弾性を有している。上板部12と下板部14のそれぞれ先端部分は、それぞれ外側へ(互いに離反する側へ)向けて折り曲げ形成され、フランジ部16、フランジ部18となっている。
一方、上板部12の先端部分近傍の内側には、下板部14へ向けて第1係止爪20が突出形成されている。また、下板部14の基端部分近傍の内側には、上板部12へ向けて第2係止爪22が突出形成されている。ここで、図2に詳細に示す如く、第1係止爪20と第2係止爪22との間隔寸法(形成位置)は、後に詳述するカウルインナーパネル24の第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の幅寸法Xに対応して形成されている。また、第1係止爪20と第2係止爪22の突出高さ寸法は、互いに相手側の頂点を超えて形成されている(互いの頂点が突出高さ方向にオーバーラップしている)。
以上の構成のクリップ10は、車両のカウルインナーパネル24に取付固定される。カウルインナーパネル24のクリップ10取付け部位には、第1取付孔26及び第2取付孔28が互いに隣接して形成されている。ここで、この第1取付孔26及び第2取付孔28は、ポンチ等の専用の工具によって同時に形成(製作)される構成であり、第1取付孔26及び第2取付孔28自体の寸法(内寸)のみならず、第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の幅寸法X(対向し合うそれぞれの孔周縁の間隔、すなわち、第1取付孔26と第2取付孔28との相対位置)は、所定の公差で形成されている。さらに、この第1取付孔26に、前述したクリップ10の第1係止爪20が嵌合し、また、第2取付孔28にクリップ10の第2係止爪22が嵌合する構成である。
すなわち、クリップ10をカウルインナーパネル24に差し込むことで、クリップ10の上板部12はカウルインナーパネル24(第1取付孔26及び第2取付孔28)の表面側に位置し、クリップ10の下板部14がカウルインナーパネル24の裏面側に位置し、さらに、カウルインナーパネル24の第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の対向し合うそれぞれの孔周縁に、クリップ10の第1係止爪20と第2係止爪22がそれぞれ係止し、この第1係止爪20と第2係止爪22とによって架橋部分30を挟み込む状態でクリップ10がカウルインナーパネル24に固定される構成となっている。
以上の構成のカウルインナーパネル24に取り付けられたクリップ10を介してインストルメントパネル(図示省略)が装着される。
以下に、本第1の実施の形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のクリップ10の取付構造においては、クリップ10の取付固定に際しては、このクリップ10をカウルインナーパネル24に差し込んでクリップ10の上板部12をカウルインナーパネル24(第1取付孔26及び第2取付孔28)の表面側に位置させ、クリップ10の下板部14をカウルインナーパネル24の裏面側に位置させる(断面U字状のクリップ10でカウルインナーパネル24を表裏両面から挟み込むように挿入する)。この場合、クリップ10の上板部12と下板部14のそれぞれ先端部分には、フランジ部16、フランジ部18が設けられているため、クリップ10をカウルインナーパネル24にスムーズに差し込むことができる。さらに、第1取付孔26に第1係止爪20を上側から嵌合させると共に、第2取付孔28に第2係止爪22を下側から嵌合させる。すなわち、カウルインナーパネル24の第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の対向し合うそれぞれの孔周縁に、クリップ10の第1係止爪20と第2係止爪22をそれぞれ係止させる。これにより、当該架橋部分30を第1係止爪20と第2係止爪22とによって挟み込む状態となってクリップ10がカウルインナーパネル24に取り付けられる。
したがって、クリップ10をガタツキ無く安定して保持固定することができる。しかも、このクリップ10は、第1係止爪20が上板部12に形成され、かつ、第2係止爪22が下板部に形成されているため、カウルインナーパネル24の表裏両面側から挟持するため、ガタツキ難く一層安定して保持固定することができる。
またここで、カウルインナーパネル24に隣接して設けられた第1取付孔26及び第2取付孔28は、ポンチ等の専用の工具によって同時に形成(製作)されるため、第1取付孔26及び第2取付孔28自体の寸法(内寸)のみならず、第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の幅寸法X(対向し合うそれぞれの孔周縁の間隔、すなわち、第1取付孔26と第2取付孔28との相対位置)は公差管理がし易く、バラツキを生じ難い。このため、カウルインナーパネル24に差し込まれて取り付けられた(当該架橋部分30を第1係止爪20と第2係止爪22とによって挟み込んで固定された)クリップ10を精度良く取り付けることができ、結果的にクリップ10自体をガタツキ無く安定して保持固定することができる。またこのため、従来の如くガタツキ防止のための特別なリブ等を設ける必要が無くなる。
このように、本第1の実施の形態に係るクリップ10の取付構造では、カウルインナーパネル24に差し込まれて取り付けられるクリップ10をガタツキ難く安定して保持固定することができ、しかもこれを公差管理(寸法管理)の精度を上げること無く実現することができる。
なお、本第1の実施の形態においては、上板部12の先端部分近傍に第1係止爪20が突出形成され、また、下板部14の基端部分近傍に第2係止爪22が突出形成された構成としたが、これに限らず、第1係止爪20と第2係止爪22の形成箇所を逆位置に設定する構成としても良い。すなわち、上板部12の基端部分近傍に第1係止爪20を突出形成し、また、下板部14の先端部分近傍に第2係止爪22を突出形成する構成としても良い。この場合であっても、前記第1の実施の形態と全く同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図3には本発明の第2の実施の形態に係るクリップ取付構造が適用されたクリップ40の全体構成が断面図にて示されている。
クリップ40では、上板部42の先端部分近傍の内側には、下板部44へ向けて第1係止爪46が突出形成されており、さらに、上板部42の基端部分近傍の内側には、下板部44へ向けて第2係止爪48が突出形成されている。すなわち、このクリップ40では、上板部42のみに第1係止爪46及び第2係止爪48の両方が形成された構成となっている。この場合においても、第1係止爪46と第2係止爪48との間隔寸法(形成位置)は、カウルインナーパネル24の第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の幅寸法Xに対応して形成されている 。
以上の構成のクリップ40においては、車両のカウルインナーパネル24の第1取付孔26に第1係止爪46が嵌合し、また、第2取付孔28に第2係止爪48が嵌合する構成である。
すなわち、クリップ40をカウルインナーパネル24に差し込むことで、クリップ40の上板部42はカウルインナーパネル24(第1取付孔26及び第2取付孔28)の表面側に位置し、クリップ40の下板部44がカウルインナーパネル24の裏面側に位置し、さらに、カウルインナーパネル24の第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の対向し合うそれぞれの孔周縁に、クリップ40の第1係止爪46と第2係止爪48がそれぞれ係止し、この第1係止爪46と第2係止爪48とによって架橋部分30を挟み込む状態でクリップ40がカウルインナーパネル24に固定される構成となっている。
以下に、本第2の実施の形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のクリップ40の取付構造においては、クリップ40の取付固定に際しては、このクリップ40をカウルインナーパネル24に差し込んでクリップ40の上板部42をカウルインナーパネル24(第1取付孔26及び第2取付孔28)の表面側に位置させ、クリップ40の下板部44をカウルインナーパネル24の裏面側に位置させる(断面U字状のクリップ40でカウルインナーパネル24を表裏両面から挟み込むように挿入する)。この場合においても、クリップ40の上板部42と下板部44のそれぞれ先端部分には、フランジ部16、フランジ部18が設けられているため、クリップ40をカウルインナーパネル24にスムーズに差し込むことができる。さらに、第1取付孔26に第1係止爪46を上側から嵌合させると共に、第2取付孔28に第2係止爪48を同様に上側から嵌合させる。すなわち、カウルインナーパネル24の第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の対向し合うそれぞれの孔周縁に、クリップ40の第1係止爪46と第2係止爪48をそれぞれ係止させる。これにより、当該架橋部分30を第1係止爪46と第2係止爪48とによって挟み込む状態となってクリップ40がカウルインナーパネル24に取り付けられる。
したがって、クリップ40をガタツキ無く安定して保持固定することができる。しかも、このクリップ40は、第1係止爪46及び第2係止爪48が共に上板部42に形成され
ているため、クリップ40をガタツキ難く一層安定して保持固定することができ、さらにクリップ40自体(第1係止爪46と第2係止爪48の間隔寸法)の精度管理もし易い。
またここで、本第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態と同様に、カウルインナーパネル24に隣接して設けられた第1取付孔26及び第2取付孔28は、ポンチ等の専用の工具によって同時に形成(製作)されるため、第1取付孔26及び第2取付孔28自体の寸法(内寸)のみならず、第1取付孔26と第2取付孔28との間の架橋部分30の幅寸法X(対向し合うそれぞれの孔周縁の間隔、すなわち、第1取付孔26と第2取付孔28との相対位置)は公差管理がし易く、バラツキを生じ難い。このため、カウルインナーパネル24に差し込まれて取り付けられた(当該架橋部分30を第1係止爪46と第2係止爪48とによって挟み込んで固定された)クリップ40を精度良く取り付けることができ、結果的にクリップ40自体をガタツキ無く安定して保持固定することができる。またこのため、従来の如くガタツキ防止のための特別なリブ等を設ける必要が無くなる。
このように、本第2の実施の形態に係るクリップ40の取付構造では、カウルインナーパネル24に差し込まれて取り付けられるクリップ40をガタツキ難く安定して保持固定することができ、しかもこれを公差管理(寸法管理)の精度を上げること無く実現することができる。
なお、本第2の実施の形態においては、上板部42の先端部分近傍に第1係止爪46が突出形成されると共に、上板部42の基端部分近傍に第2係止爪48が突出形成された構成、すなわち、上板部42のみに第1係止爪46及び第2係止爪48の両方が形成された構成としたが、これに限らず、第1係止爪46と第2係止爪48を共に下板部44に形成する構成としても良い。この場合であっても、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と全く同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るクリップ取付構造を示す一部破断した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るクリップ取付構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るクリップ取付構造を示す断面図である。 従来例に係るクリップ取付構造の構成を示す断面図である。 従来例に係るクリップ取付構造に適用されたカウルインナーパネルのクリップ取付部位の斜視図である。
符号の説明
10 クリップ
12 上板部
14 下板部
20 第1係止爪
22 第2係止爪
24 カウルインナーパネル
26 第1取付孔
28 第2取付孔
30 架橋部分
40 クリップ
42 上板部
44 下板部
46 第1係止爪
48 第2係止爪
X 幅寸法

Claims (4)

  1. 車両のカウルインナーパネルに取り付けられたクリップを介してインストルメントパネルが装着されるクリップ取付構造において、
    前記カウルインナーパネルに互いに隣接して設けられた第1取付孔及び第2取付孔と、
    前記第1取付孔に嵌合する第1係止爪と前記第2取付孔に嵌合する第2係止爪が設けられたクリップと、を備え、
    前記カウルインナーパネルの前記第1取付孔と第2取付孔との間の架橋部分の対向し合うそれぞれの孔周縁に、前記クリップの前記第1係止爪及び第2係止爪をそれぞれ係止させ、前記架橋部分を前記第1係止爪と第2係止爪とによって挟み込んで前記クリップを前記カウルインナーパネルに取り付けた、
    ことを特徴とするクリップ取付構造。
  2. 前記クリップは、前記第1取付孔及び第2取付孔の表裏両側にそれぞれ位置する上板部と下板部とを備えて断面U字状を成す、
    ことを特徴とする請求項1記載のクリップ取付構造。
  3. 前記クリップは、前記上板部と前記下板部の何れか一方に前記第1係止爪及び第2係止爪の何れか一方が形成され、かつ、前記上板部と前記下板部の何れか他方に前記第1係止爪及び第2係止爪の何れか他方が形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のクリップ取付構造。
  4. 前記クリップは、前記上板部と前記下板部の何れか一方に、前記第1係止爪及び第2係止爪の両方が形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のクリップ取付構造。
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