JP2009166052A - 導電性部材溶着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の導電性部材を吸着保持し、所望の間隔で溶融固着する高速高精度の導電性部材溶着装置の提供。
【解決手段】導電性部材600を対象物に溶着させる導電性部材溶着装置11であって、圧縮ガスを利用して一つずつ導電性部材を供給する供給手段100と、前記供給手段100から供給される一つの前記導電性部材600が圧着される前記導電性部材保持手段300と、前記供給手段100から供給される一つの導電性部材600を前記導電性部材保持手段300に圧着させる圧着手段と、前記導電性部材保持手段300に前記導電性部材600が存在しているか否かを識別するための識別手段290と、圧着した前記導電性部材600に圧縮ガスを付与し固相状態の導電性部材600を前記導電性部材保持手段300から射出させる射出手段と、前記導電性部材保持手段に圧着した導電性部材に熱線を照射する熱線照射手段305、および制御手段400とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、導電性部材を対象物に溶着させる導電性部材溶着装置に関する。
従来より、電子部品を製造するために用いるウエハにパンプを形成するために、半田ボール搭載装置等を用いて半田ボールをウエハ上に搭載し、加熱手段等により溶着させることが行われている。以下に、従来の半田ボール搭載装置について図面を参照して説明する。
図15は、従来の半田ボールの搭載装置を示す部分断面図である。半田ボールの搭載装置900は、所定の間隔で設けられた複数の吸引口909を具備するピックアップヘッド911により、貯留部内の複数の半田ボール901を吸引保持し、移送し、基板904の所定電極905上に搭載する。次に、搭載ミス検査手段により、基板904上に半田ボールが適切に搭載されているか否かを識別する。半田ボール901の欠落している電極905が発見されると、第2の搭載手段により半田ボールを補充する。その後、半田ボール901に熱を付与するための加熱炉を作動させて半田ボールを溶着させる。
特開平8−206825号公報(図1)
特許文献1の半田ボール搭載装置では、複数の吸引口が所定間隔で設けられているため、バンプを形成する位置が不規則である場合には、別のピックアップヘッドに交換する必要が生じ作業効率の向上が困難である。
また、ピックアップヘッドで半田ボールを基板の上に載置した後に、加熱炉を使用して半田ボールを溶着する構成であるため、溶着工程に要する装置や制御の簡素化が難しい。
さらに、昨今の電子部品の小型化に伴うバンプの間隔の狭小化により、使用される半田ボールの寸法をより小さくする必要が生じ、荷重も小さくなりつつある。従って半田ボール搭載装置のように、複数の半田ボールを貯留する貯留部内で吸着保持する構成では、一つの吸引口909に複数の半田ボール901が吸引保持されたり、半田ボール同士が数珠繋ぎになる恐れがある。
また、基板904上で半田ボール901への吸引力を解除しただけでは、ピックアップヘッド911を基板904から離間させる際(図15(b))、半田ボール901の軽量化にともないピックアップヘッド911から離れない場合がますます増える恐れがある。よって、第2の搭載手段により半田ボールを載置することが必須となり、半田ボールを載置するのに要する時間、ひいては、溶着工程に要する時間が長くなる。
そこで、本発明は、単一の導電性部材を確実に吸着保持し、所望の間隔で導電性部材を溶融固着させることができる導電性部材溶着装置を提供することを目的とする。さらに、高速で高精度に導電性部材を溶着させることができる導電性部材溶着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の導電性部材溶着装置の第1の態様は、導電性部材を対象物に溶着させる導電性部材溶着装置であって、圧縮ガスを利用して一つずつ導電性部材を供給する供給手段と、前記供給手段から供給される一つの前記導電性部材が圧着される前記導電性部材保持手段と、前記供給手段から供給される一つの導電性部材を前記導電性部材保持手段に圧着させる圧着手段と、前記導電性部材保持手段に前記導電性部材が存在しているか否かを識別するための識別手段と、圧着した前記導電性部材に圧縮ガスを付与し固相状態の導電性部材を前記導電性部材保持手段から射出させる射出手段と、前記導電性部材保持手段に圧着した導電性部材に熱線を照射する熱線照射手段と、前記識別手段により前記導電性部材の存在が識別された場合には前記熱線照射手段及び前記射出手段を作動させ、前記導電性部材保持手段に圧着した前記導電性部材を固相状態において射出させるように制御する制御手段と、を備える。
本発明の導電性部材溶着装置の第2の態様によれば、前記導電性部材保持手段は、外部と内部空間を連通する開口が設けられたノズル開口部を有するノズルを備え、前記射出手段は前記内部空間内に圧縮ガスを供給する。
本発明の導電性部材溶着装置の第3の態様によれば、前記圧着手段は、前記供給手段が一つずつ供給するために使用する圧縮ガスを利用して前記導電性部材を前記導電性保持手段に圧着させる。
本発明の導電性部材溶着装置の第4の態様によれば、前記圧着手段は、前記ノズルの前記内部空間内に吸引力を付与し前記導電性部材を前記ノズル開口部に圧着させることを補助する吸引部を備える。
本発明の導電性部材溶着装置の第5の態様によれば、前記制御手段は、前記導電性部材が前記対象物上に着弾した後も熱線の照射を継続するように制御する。
本発明の導電性部材溶着装置の第6の態様によれば、前記供給手段は、複数の導電性部材を貯留できる貯留空間を有する貯留部と、前記貯留空間と連通し、前記貯留部から前記導電性部材を一列に整列させる整列路を有する整列部と、前記貯留空間内にある前記導電性部材に圧縮ガスを供給し前記整列路内に移送するための第1の気体供給部と、前記整列路内に整列された導電性部材から一つの導電性部材を分離するために前記整列路内に圧縮ガスを供給する第2の気体供給部と、を有し、前記整列路において分離された導電性部材は前記第2の気体供給部からの圧縮ガスにより前記整列路から外部へ射出される。
本発明の導電性部材溶着装置の第7の態様によれば、前記ノズルの開口の中心軸と前記供給部の整列路の中心軸とが整合した状態で、前記供給手段から導電性部材保持手段へ導電性部材が供給される。
本発明の導電性部材溶着装置の第8の態様によれば、前記ノズルは、前記導電性部材が供給される供給位置と前記導電性部材を射出する射出位置との間を移動する。
本発明の導電性部材溶着装置の第9の態様によれば、前記ノズルの移動はリンク機構により行うことを特徴とする。
本発明の導電性部材溶着装置の第10の態様によれば、前記識別手段は、前記ノズル内の開口を有する所定領域の画像信号を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された画像信号を積分することで得られた積分値が、所定値を超えていない場合には前記導電性部材が存在しないと判断し、所定値を超えている場合には前記導電性部材が存在すると判断する画像処理部と、を有する。
本発明の導電性部材溶着装置の第11の態様によれば、前記撮像部は、光学レンズと撮像素子とを備え、前記撮像素子はCMOSであり、前記画像処理部は、前記CMOSで撮像された一画面分の画像信号のうち画面範囲から任意のエリアを選択抽出する画像抽出部と、前記任意のエリアの画像信号に基づき判断する認識部と、備える。
本発明の導電性部材溶着装置の第12の態様によれば、上記第1乃至第11のいずれかに記載の前記導電性部材保持手段を複数備える。
本明細書におけるノズルの外側とは、ノズルを形成する部材により画成される内部空間を内側とした場合の、内部空間以外の領域と定義する。従って、ノズルの開口部と、開口部により画成される開口する領域と、ノズルの外部空間と、はノズルの外側となる。
ガス供給手段に用いる圧縮ガスとしては、不活性ガス(窒素)や導電性部材を還元できる気体(水素など)を用いることが可能である。
さらに、本明細書において、導電性部材とは、半田、金などの金属材料あるいは合金などの、接合する対象である部材同士を電気的に接続できる部材を意味する。
さらに、本明細書において、対象物とは、基板(PCB(Printed Circuit Board(プリント基板)),FPC(フレキシブル プリンテッド サーキット))や電子部品の電気接続用の導体電極の類を意味し、上記導電性部材により基板と電子部品との間で直接電気的接合を行うための導電性部材、或いは前記電気的接合を後工程で行うためのバンプが形成される部材などを含む。
本発明の導電性部材溶着装置によれば、単一の導電性部材を確実に分離し供給する構成であるので、一つの導電性部材を確実に吸着保持し、所望の間隔で溶着させることができる。さらに、圧着させた導電性部材を固相状態で射出させる構成であるので、導電性部材保持部の周辺に導電性部材の残渣が発生することを防止でき、導電性部材を所定位置に高速で高精度に溶着させることができる。
以下、本発明による導電性部材溶着装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、導電性部材溶着装置の第1実施形態である半田溶着装置の全体を示す斜視図である。
半田溶着装置11は、主として、圧縮ガスを利用して導電性部材である半田ボール600を供給する供給手段、すなわち半田供給部100と、半田供給部から供給される半田ボール600が圧着され、半田ボール600を保持する導電性部材保持手段であるノズル組立体300と、圧縮ガスを半田ボール600に対して付与し固相状態の半田ボール600を射出する射出手段である圧縮ガス供給部307と、半田供給部100からの供給される一つの半田ボール600をノズル組立体300に圧着させる圧着手段と、半田ボール600に熱線を照射する熱線照射手段であるレーザ照射部305と、ノズル組立体300の所定位置に半田ボール600の存在を確認するための識別手段すなわち検出部290と、検出部290により、半田ボール600の存在が確認された場合には、ノズル組立体300を作動し半田ボール600を射出させるように制御する制御手段である制御部400と、を備える。
上記各構成要素は、半田溶着装置11の基台410に配置されている。基台410の内部には制御部400が配置されている。
基台410の上面410aには、x軸方向に移動可能なx軸スライダ420が配置されている。さらに、x軸スライダ420には、y軸方向に移動可能なy軸スライダ440が装着され、y軸スライダ440には、z軸方向に延びる鉛直部材460が固定されている。また、鉛直部材460には、z軸方向に摺動可能にヘッド固定部461が装着されている。したがって、ヘッド固定部461は、基台410に対してx軸方向、y軸方向、z軸方向に移動可能な構成である。
なお、x軸スライダ420、y軸スライダ440、ヘッド固定部461を移動させる手段は図面の明瞭化のため図示していないが、公知のものを利用する。例えば、x軸スライダ420を駆動させる駆動手段としては、モータ、xボールネジ、xナットから構成することができる。雌ネジが設けられているxナットはx軸スライダ420に固定されている。雄ネジが外周に刻設されているxボールネジは、その両端を玉軸受で回転可能に支持され、xボールネジの一端にはモータが連結されている。モータを駆動しxボールネジを回転させると、xボールネジに螺合しているxナットがxボールネジに沿って往復運動する。このxナットが往復運動することでx軸方向スライダ420が、x軸方向に移動する。その他のy軸スライダ440やヘッド固定部461を移動させる手段も同様に構成できる。
また、ヘッド固定部461には、y軸方向に延びるヘッド装着部463が設けられている。ヘッド装着部463には、検出部290と、レーザ照射部305と、ノズル組立体300と、ノズル組立体300の位置決めを行うための撮像カメラ490が固定されている。
さらに、半田供給部100が、ノズル組立体300の近傍に配置されている。なお、半田供給部100は、基台410に固定する必要はなく、ノズル組立体300が半田供給部100から半田ボール600を供給できる位置関係であれば、基台410から離間させることも可能である。
さらに、基台410の上面410aには、半田ボール600が付着され溶着させる対象物である電子部品(ウエハ)500を載置する基板保持部480が設けられている。
以下に半田溶着装置の構成要素についてより詳細に説明する。図2は、半田供給部100の縦断面図である。
図2に示されるよう、半田供給部100は、球状の半田ボール600を収容する内部空間105が設けられた貯留部104及び内部空間105と連通する整列路109が設けられた整列部108を有する供給部本体107と、整列路109を開放及び遮断するためのストッパ111と、後述する底部ブロック123により形成される第1の通気口(第1の通気路)にエアを供給する第1のエア供給部119(第1のエア供給手段)と、供給部本体107に設けられ、整列路109と連通する第2の通気口115内にエアを供給する第2のエア供給部117(第2のエア供給手段)と、第1のエア供給部119及び第2のエア供給部117を所定のタイミングで駆動するための制御部400(制御手段)と、を備える。
さらに、供給部本体107の底部ブロック123には、第1の吸引部141が連結されている。不図示の吸引源を有する第1の吸引部141は、底部ブロック123を介して吸引力を内部空間105内に付与するためのものである。また、第1の吸引部141は、制御部400に連結され、制御部400からの駆動信号を受けると、第1の吸引部141が作動し、吸引力を内部空間105内に付与する構成となっている。
また、供給部本体107の第2の通気路116には、第2の吸引部145が連結されている。第2の吸引部145は、第2の通気路116、第2の通気口115を介して整列路109内に吸引力を付与するためのものである。また、第2の吸引部145は、制御部400に連結され、制御部400からの駆動信号を受けると、第2の吸引部145が作動し、吸引力を第2の通気口115内に付与する構成である。
さらに、整列路109を開放若しくは遮断するストッパ111を駆動するための駆動部113を備え、制御部400の指令により駆動部113がストッパ111を動作する構成である。
このように、制御部400は、第1及び第2のエア供給部117、119、第1の吸引部141、駆動部113、第2の吸引部145に連結されている。よって、所定のタイミングで、各要素を駆動することができる。
以下に、半田供給部100の各要素の詳細について説明する。貯留部104は、略円筒形状の供給部本体107の下方部分であり、その内周面により画成される内部空間105に半田ボール600が貯留される。また、整列部108は、供給部本体107の上方部分であり、その内周面により画成され、内部空間105と連通する整列路109を有する。
貯留部104の内部空間105の内径は、整列部108の整列路109の内径より大きく、内部空間105と整列路109は、テーパ部125により連結される。整列路109の他端は、供給部本体107の外部への開口127を構成する。整列路109の内径は、半田ボール600の外径より僅かに大きく寸法付けされている。従って、複数の半田ボール600が整列路109内に進入すると、その長手方向(以下、半田ボールが整列する整列方向とも称す)にそって半田ボール600が一列に整列する。なお、本実施形態では、ストッパ111を遮断すると、整列路109内には、半田ボール(600a、600b)が一列に並ぶことができるようになっている。
さらに、供給部本体107の整列路109の略垂直方向には孔、すなわちストッパ収容路129が刻設されている。ストッパ収容路129にストッパ111を収容し、ストッパ111が摺動する。ストッパ収容路129の一端は整列路109に連通し、他端は装置外部へ連通する開口を形成する。
さらに、整列方向において供給部本体107のストッパ収容路129の下方であって、整列路109には第2の通気口115が設けられている。第2の通気口115には、整列路109に延びる第2の通気路116が設けられ、第2の通気路116の一端部は、整列路109に連通し、他端部は、供給部本体107外部への開口を構成する。第2の通気路116は、整列路109が延在する方向に対して、略直交するように延在している。
供給部本体107のストッパ収容路129には、その中で摺動可能に寸法付けされた棒状のストッパ111が収容されている。ストッパ111の先端部111aは、整列路109内に進入し、整列路109を遮断する。なお、先端部111aが整列路109を遮断する遮断位置(図2の状態)では、半田ボール600の移動を遮断することができるような寸法関係を満足すればよい。また、本実施形態では、整列路109の断面を略円形としたので、ストッパ111を整列路109内に突出し整列路109が遮断された状態であっても、エアは整列路109内を通ることができる。
さらに、ストッパ111には、ストッパ111を駆動する公知のモータ、ピエゾアクチュエータ等の駆動部113が連結されている。ストッパ111は、駆動部113により図2中の左右方向に移動し、整列路109の遮断/開放を行う。
また、断面略円状の第2の通気路116の中心線Cと、ストッパ111の下端111bを通り、中心線Cに平行な線C’との間の最小長さKが、半田ボール600の一個分乃至一個半分の直径の長さとなるように寸法づけることが好ましい。
第2の通気路116には、圧縮エアを供給する第2のエア供給部117が連結している。上記したように、第2の通気路116とストッパ111との位置関係を有することにより、第2のエア供給部117からの圧縮エアにより、ストッパ111に係止されている半田ボール600aを他の半田ボール600bから分離させることを確実にできる。
さらに、供給部本体の図2中の下方の端部に装着されている底部ブロック123は、焼結金属等からなる多孔質体から形成されている。多孔質体の微細通孔が、第1の通気路を構成する。底部ブロック123には、第1のエア供給部119が連結されている。従って、第1のエア供給部119からのエアが、底部ブロック123を介して内部空間105内にエアフロー147として供給される。
次に、図2及び図3を参照して半田供給部100の動作について説明する。図3は半田供給部の供給工程を示すフローチャートである。まず、ストッパ111で整列路109を遮断した状態で半田ボールの装填が行われる(図3のS1)。
次の半田ボール整列工程は、制御部400からの駆動信号により、第1のエア供給部119と第2の吸引部145とを作動させる(図3のS11)。半田供給部100内部には、底部ブロック123、内部空間105、整列路109、そして開口127を通り半田供給部100の外部へのエアフロー151が形成され、半田ボール600が整列する(図3のS3)。さらに、第2通気口115へは第2の吸引部145により吸引力が付与されているので、内部空間105を通過し整列路109内に到達したエアの一部は、第2の通気路116内へのエアフロー(矢印149)が形成される。よって、半田ボール600の整列路109内への移動を迅速かつ確実に行うことができる。
次は、半田ボール分離工程である。この工程では、第2の吸引部145の動作を停止するとともに、第2のエア供給部117を動作させ第2の通気路116を介して整列路109内にエアを供給する(図3のS4)。そして、制御部400により第1のエア供給部119を停止するとともに第1の吸引部141を作動させ(図3のS9)、内部空間105内に吸引力を作用する。この構成により、第2のエア供給部117からのエアは整列路109で、図2中の上方向へのエアと下方向へのエアに分岐される。上方向へ分岐されたエアの付勢力により半田ボール600aは、ストッパ111に当接された状態が維持される。また、エアが整列路109で分岐した下方向へのエアと、第1の吸引部141による吸引力により、エアフローが形成され、半田ボール600aを除いた半田ボール600が内部空間105内へと戻される。結果として、整列路109内では、単一の半田ボール600aが分離保持される。
次は、ストッパを開放し半田ボールを排出する工程である。この工程では、第2のエア供給部117からのエアの供給を維持した状態で、第1の吸引部141の動作を停止し(図3のS10)底部ブロック123側からの吸引を止める。さらに、制御部400から駆動信号を駆動部113へ付与することにより、ストッパ111を右方へ移動させ、整列路109を開放する。この時、整列路109内の上方向へのエアにより、半田ボール600aが整列路109の開口127方向へと移動し(図2に破線で示す)半田供給部100の外部へ(次の工程へと)排出(射出)される。他方、半田ボール600bを含め内部空間105内にある半田ボールは、整列路109内を流れる下方向へのエアにより内部空間105内に保持されているので、整列路109を通り、半田供給部100の外部へ誤って排出されることはない。
最後は、ストッパによる遮断工程である。制御部400からの駆動信号を駆動部113に付与し、ストッパ111を左方向へ移動させ(図3のS7)、整列路109を遮断する(図3のS8)。遮断した後もしくは遮断と同時に、制御部400からの停止信号により第2のエア供給部117の作動を停止しエアの供給を止める(図3のS8)。
なお、上記の実施形態において、第1若しくは第2の吸引部をそれぞれ第1及び第2の通気口を介して吸引力を付与する構成としたが、第1及び第2の吸引部それぞれに対応して、吸引口を設ける構成にしてもよいことは言うまでもない。さらに、吸引部とエア供給部とを別体として設けたが、吸引する機能及びエアを供給する機能の両方を備える手段としても良いことは言うまでもない。
次に、ノズル組立体の構成について説明する。図4(a)〜(d)は、ノズル組立体の各半田付け工程における部分断面図、図4(e)は、ノズル組立体と半田ボールの関係を示す図である。
図4(a)に示されるように、ノズル組立体300は、主として、半田ボール600を射出するノズル303と、レーザ照射部305と、ガス供給部307と、制御部400と、を備える。ノズル303は、その内部に、後述するレーザ光が通るとともに、圧縮ガスが供給される内部空間311を備え、長手方向における両端が開口する円筒状の部材である。ノズル303の長手方向の一端部は、レーザ光が透過できるガラス等から形成される上板315により閉じられ、他端部は、半田ボール600が圧着される開口部313を構成する。開口部313は、ノズル303の長手方向に所定の長さを有する。また、開口部313の開口は、内部空間311に連続し、均一の内径(もしくは曲率半径)の内周面313aを有する。当該内径は少なくとも半田ボール600の外径(もしくは曲率半径)より小さく寸法付けされている。
さらに、ノズル303は、半田供給部100に対して接離可能に移動させる移動手段が連結されている。この移動手段は、図1に関連して説明したx軸スライダ420、y軸スライダ440、及びヘッド固定部461が該当する。
ノズル303の開口部313を半田供給部100に対し近づくように移動し所定位置(供給位置)に到達すると、半田ボール600が半田供給部100から射出される。射出された半田ボール600は開口部313に押し付けられ先端部313bに圧着する。なお、本実施形態では、半田供給部100から第2のエア供給部117からエアが半田ボールを射出する構成であり、第2のエア供給部が半田ボール600を開口部313に圧着させるための圧着手段を構成することになる。また、半田ボール600が開口部313に圧着した状態では、ノズル303の内部空間311は略密閉された状態となる。半田供給部100からノズル303への受け渡しの際の位置関係については後述する。
さらに、ノズル303の外部と内部空間311とを連通させるガス導入路319が、ノズル303の周壁303aに設けられている。ガス導入路319は、ガス源であるガス供給部307に連結され、ガス供給部307からの圧縮ガスは、内部空間311内に供給される。
さらに、後述する熱照射手段であるレーザ照射部305から照射されたレーザ光の光軸は、内部空間311、開口部313の中心軸と一直線状になるように構成されている。従って、レーザ光は、上板315を透過し、ノズル303の内部空間311に進入し、さらに、内部空間311を通過し、開口部313を介してノズル303の外部へ進む。このように、内部空間311は、レーザ光を半田ボール600に導くためのレーザ導入路としても機能する。
ノズル303を供給位置へ移動し、半田供給部100から射出された半田ボール600を開口部313に圧着させる。半田ボール600の、図面中において水平(左右)方向に延在する水平面に沿った断面の最大寸法部である直径部317aは、先端部313bと当接する半田ボール600の当接部317bより射出方向sにおいて半田供給部100に近い側に位置する。すなわち、直径部317aがノズル303の開口部313と半田ボール600の接触部分より外側に位置させた状態でノズル303に圧着される。さらに、換言すると、半田ボール600は、ノズル303の外側(開口部若しくは外部空間)に位置し、ノズル303の内側には半田ボール600は存在していない。
なお、最大寸法部とは、射出方向(本実施形態では上下方向)に対して垂直に延在する平面による半田ボールの断面を画成する外周上において、任意の2点間を結ぶ線分の最大長さを意味する。
さらに、ガス供給部307は、制御部400に連結され、制御部400により作動する構成である。ガス供給部307が制御部400からの駆動信号を受けると、圧縮ガスが内部空間311内に供給される。レーザ照射部305からのレーザ光により半田ボール600の弾性係数が低下し内部応力が緩和すると、ガス供給部307からの圧縮ガスにより内部空間311の内圧が高まっているため、半田ボール600の圧着が解除されて射出される。
上記構成のノズル組立体300を用いた、半田付け方法の工程について図4(a)〜(e)を参照しつつ説明する。
図4(a)に示されるように、前述の移動手段によりノズル303を供給位置に移動させ供給部100からの半田ボール600を圧着させる。なお、圧着された状態では、半田ボール600の直径部317aが、射出方向Sに関し先端部313bより内部空間311から遠い位置に配置される。
次に、図4(b)に示されるようにノズル303を、基板保持部480に載置されているウエハ500に対して位置決め(すなわち射出位置への移動)を行う。もちろん、ノズル303を固定した状態で、基板保持部480を移動する構成としても良い。
次に、ガス供給部307から圧縮ガスを内部空間311内に供給する。制御部400により内部空間311内の圧力が所定値に達したか否かが判別される。内部空間311内の圧力が所定値に達したことが制御部400により判別された場合には、内部空間311を介して半田ボール600に不図示のレーザ光源からのレーザ光305aを照射する(図4(c))。なお、内部空間311内が所定圧力に達しているか否かの判別は、例えば予め、ガス供給後から所定圧力に達するまでの所定時間を計測しておき、制御部によりガス供給後から所定時間が経過したか否かを判別することで、行うことができる。
レーザ光305aは、内部空間311に面している半田ボール600の部分を照射し加熱すると、半田ボール600の内部応力が緩和される。さらに、圧縮ガスの付勢力により、半田ボール600と開口部313の先端部313bとの圧着が解除され、半田ボール600が射出される(図4(d))。
射出された半田ボール600は、基板保持部480に配置されたウエハ500に設けられた電極(不図示)上に着弾する(図4(d))。なお、レーザ照射部305(図1参照)からのレーザ光305aは、半田ボール600が溶融するまで照射される。
そして、半田ボール600が着弾位置において溶融した後に、レーザ照射部305及びガス供給手段307の作動を停止するように制御部400からの信号が送られる。
上記の通り、本実施形態のノズル組立体300では、固体状の半田ボール600をノズル303の開口部313に圧着させた後、内部空間内に圧縮ガスを供給するとともに、レーザ照射部305からのレーザ光305aを照射することにより、半田ボール600の内部応力を緩和させ、圧縮ガスにより半田ボール600の圧着を解除する構成である。このような構成であるので、半田付け装置の構成が簡素化されるとともに、半田付け装置の制御が容易となる。
なお、発明者等は、鋭意検討した結果、図4(e)に示すノズル303の開口部313の内径D1が0.095mm、半田ボール600の直径D2が0.11mmである場合には、D1/D2の比は、0.78〜0.95となるように寸法付けすると、所望の着弾精度が得られることを知得している。より好ましくは、0.82〜0.91である。また、半田ボール600と開口部313との接触角θ1で表現すると、18〜38度とすることが好ましい。より好ましくは、θ1は25〜35度とすることがより好ましい。ここで、接触角とは、開口部313の中心線C1(半田ボールの中心を通る鉛直線)と、半田ボール600の中心から開口部313と接触している当接部317bとを結ぶ半径r1に対する垂線L1と、の成す角度である。
次に、半田ボールを開口部に圧着させることを補助するための圧着補助手段として吸引手段を利用したノズル組立体の変形例について図5を参照して説明する。図5はノズル組立体300の部分断面図である。
ノズル組立体300は、主としてノズル303と、ガス供給部307と、制御部400と、吸引手段を構成する吸引部325と、を備える。ガス供給部307及びガス導入路319は、前述の通りであるので説明を割愛する。
吸引手段は、公知の真空ポンプ等である吸引部325と、ノズル303の周壁303aに設けられ、内部空間311と外部とを連通する吸引孔327と、吸引部325と吸引孔327とを連結するチューブ329と、を備える。吸引孔327は、ノズル303の開口部313近傍の側壁303aを水平方向に貫通して延びている。よって、吸引部325からの吸引力は、チューブ329、吸引孔327、開口部313を介して、ノズル303の外部に付与される。
なお、吸引孔327を設ける位置は適宜変更でき、内部空間311と外部とを連通する構成としても良い。また、ノズルの外側と内部空間311とを連通する貫通孔である吸引孔327若しくはガス導入路319の一方のみをノズルに設け、単一の貫通孔を吸引孔及びガス導入路として共用し、単一の貫通孔にガス供給部307と吸引部325とを接続する構成としてもよい。すなわち、吸引力を開口部313を介してノズル303の外部に付与できる構成であれば適宜変更できる。
上記構成において、吸引部325の吸引力を内部空間311から開口部313を介して半田ボール600に付与することにより、半田供給部100から射出させることに加え、その吸引力により半田ボール600を開口部313の先端部313bに圧着させる。
また、吸引部325は、ガス供給部307と同様に制御部400に接続され、制御部400からの信号を受け作動する構成である。なお、ノズル組立体の変形例を用いた半田付けの工程は、第1実施形態の工程と、図4に示す圧着させる工程が異なる。すなわち、半田ボール600を圧着させる工程では、供給位置に配置されたノズル303に対して第2のエア供給部117からのエアのみで半田ボール600を圧着させるのではなく、吸引部325を作動させ、吸引力を更に付与することにより半田ボール600を開口部313に圧着させる。そして、吸引部325を停止し圧着工程が終わる。その後の工程は、第1実施形態の図4に示す工程と同様である。
また、第1実施形態及び上記変形例では、第2供給部のエアにより半田供給部から射出された半田ボールを圧着させる構成としているが本発明は本構成に限定されない。例えば、半田ボール600に対してノズルが接離可能に載置しておき、ノズル303を半田ボール600に当接させ、半田ボール600を開口部303aに押し付けるようにして圧着させてもよい。
上記の変形例の構成の場合には、吸引するタイミングを、半田ボール600を半田供給部100から射出させるタイミングより早くすることにより、半田ボール600が開口部303aに対する相対位置がずれている場合であっても、半田ボール600が開口部313に吸引され先端部313bに確実に当接させることができる。
以下に、本発明の第1実施形態に係る半田溶着装置の熱照射部及び識別部について説明する。
図6は、半田溶着装置の一部を示す正面図である。
図6に示されるように、半田溶着装置11のヘッド装着部463には、半田ボール600を射出するノズル組立体300のノズル303と、レーザ照射部305と、検出部213と、配置されている。さらに、検出部213は、ノズル303内の開口313a(図4(a)参照)を有する所定領域(撮像領域)を撮像する撮像部209及び撮像部209により撮像された撮像信号に基づいて半田ボール600が所定位置にあるか否かを判断する画像処理部311を有する。
ノズル組立体300の上方には、検出部213とレーザ照射部305が配置されている。検出部213は、筐体227内に配置される撮像素子のCMOS223及び光学系を構成する結像レンズ225を有する撮像部209と、CMOS223から得られる画像信号を処理して、半田ボール600が所定位置に存在するか否かを識別する画像処理部311を有する。なお、CMOS223としては、例えば1/6インチを含め種々のサイズのものを利用できる。また、撮像部213のCMOS223は、その撮像光軸231がノズル開口313aのほぼ中心を通るように配置されている。
レーザ照射部305は、半田ボール600を溶融するため図6中において下方に向かいレーザ光を照射するレーザ光源229を備える。本実施形態ではレーザ光源229の照射光軸305aは、撮像部213の撮像光軸231と、ほぼ平行になるような関係である。なお、レーザ光は、ヘッド装着部463内に配置された後述する光学ユニットにより、ノズル303の内部空間311(図5参照)内に導光され、ノズル開口313aのほぼ中心を通過する。すなわち、ノズル303の内部の内部空間311は、レーザ経路としても機能する。また、レーザ光源229からノズル開口313aまでの光路は、照射光軸上に配置される光学ユニットにより屈曲する構成である。
光学ユニットは、照射部305及び撮像部209と、ノズル組立体300との間に装着され、照射部305の照射光軸305a上に配置されるミラー235と、撮像部209の撮像光軸231上に配置されるハーフミラー237とを備える。この構成により、レーザ光源229からのレーザ光の照射光路は、ミラー235により90度右方に変えられる。さらにレーザ光の照射光路は、ハーフミラー237により、鉛直方向下方に反射され、レーザ光がノズル組立体300の遮蔽部315を介してノズル開口313aへと導かれる。すなわち、ノズル組立体300内では、撮像部213の撮像光路とレーザ照射部305の照射光路233とはほぼ一致する構成である。
また、図7に示されるように、制御部400は、レーザ照射部305と、検出部213とに電気的に接続されており、各要素は制御部400からの指令により作動する構成となっている。図6には示していないが、ノズル303と、対象物500と、半田供給部100の半田ボール600と、の間の位置決めを行うために例えばCCDカメラ等の位置決め用カメラ490(図1参照)を用い、位置決め用カメラからの映像に基づいて、位置決めを行う制御ができることは言うまでもない。
次に、半田ボールが所定位置に存在するか否かを判断する工程について説明する。図8は、撮像領域と画素の関係を示し、(a)は半田ボールが存在する状態を示し、(b)は(a)から選択抽出したエリアを示し、(c)は半田ボールが存在しない状態を示し、(d)は(c)から選択抽出したエリアを示す。図9は、CMOSを用いた積分回路を示す。
図8に例示される撮像領域の画素数は、640x480pixelである。このとき使用されるノズル開口303aの径は、約70〜200μmである。また、CMOS型の撮像素子では、図9に示される積分回路を用いて画像信号の積分を行う。積分回路は、CMOSからの画像信号のうち抽出された所定エリアの画素の画像信号をコンデンサCに加算する積分を行う。
このような条件下において、撮像領域内におけるノズル開口の面積は、その他の領域(ノズル内の周壁部)との面積に比べ相対的にかなり小さい。例えば、CCD型の撮像部を用い、撮像領域全体の画像信号を積分し積分値を求めると、半田ボールでノズル開口が塞がれていない場合には、ノズル開口の領域の面積がその他の面積に対して相対的に非常に小さいため、明暗差が小さくなり、半田ボールが存在しないことを識別することが困難になる。
なお、CCDの場合には、撮像領域すべての画像信号をA/Dコンバータで画像データに変換した後に、所定エリアの各画素の画像データのみを加算し積分処理する手法も考えられるが、撮像領域すべての画像信号をデジタル化する必要があるため、処理時間の短縮化には限界がある。
本実施形態では、半田ボールでノズル開口313aを閉鎖するように圧着させた後に半田ボールの有無が判断される(図4(a)参照)。CMOSである撮像部209により撮像された画像信号のうち、ノズル開口を有する32x32pixelの所定エリアのみの画像信号を画像抽出部212により抽出して積分しその積分値を得る。
識別部214においてその積分値が所定値を超えている場合には、半田ボールが存在すると識別され、所定値を超えていない場合には、半田ボールがノズル開口に存在しないと識別される。所定エリアでは、ノズル開口に対応する面積(半田ボールが存在しない場合に明部となる部分)が、その他の部分(暗部)の面積に対して多くとることができるので(図8(b)、(d)参照。)、明暗差が明確になり半田ボールの有無の識別が容易となる。さらに、半田ボールをノズル内に保持するためのストッパをノズル開口の直下に設けていないので、半田ボールが所定位置に配置されている場合と、配置されていない場合とでは、ストッパのような光を遮る部材がないので、明暗差が顕著に現れる。よって、半田ボールの識別をより確実に行うことができる。
なお、32x32pixelの所定エリアのみの画像信号の転送は約2msecで可能である。従って、識別部等の処理速度にもよるが、半田ボール600がノズル開口313aを塞いでから、約5.5msecで半田ボールの有無の識別結果を転送できる。
次に、半田ボールの有無を判断する工程は、画像処理部290の画像抽出部212からの指令により、撮像部209により撮像された撮像信号のうち、所定エリアの画像信号のみを抽出し、その画像信号を積分し積分値を得る。次に、識別部214は、その積分値が所定値を超えている場合には、最初の半田ボール600がノズル開口313aに位置づけられていると判断する。また、積分値が所定値を超えていない場合には、半田ボール600が開口313aに圧着していないと判断し、積分値が所定値を超えるまで繰り返される。なお、当該所定値は、半田ボール600が開口部313から外れてしまった場合のみならず、開口部313に圧着されてはいるが、ノズル開口313aを完全には覆っていないため内部空間が密閉されず内部空間303b内を所定圧力とすることが困難な場合にも、半田ボール600が所定位置にないことを識別できるように設定されている。
そして、最初の半田ボール600がノズル開口313aを覆いノズル開口部313の所定位置にあると判断されると、半田ボールを所定位置に射出するためノズルの位置決め工程が開始される。
なお、撮像素子にCMOSを使うかわりに透過型或いは反射型の光学式センサを用いることも考えられる。しかしながら、例えば透過型センサを用いた場合にはセンサの配置は実際に接合操作を行う位置とは異ならせる必要があり、センサ固定位置と接合操作の実施位置との間でノズルを往復させることを要し、操作時間の短縮には限りがある。
また、反射型のセンサを用いた場合、半田ボールが配置される所定位置に近づくにつれて、ノズル内部の形状の内径が小さくなるテーパ形状であることから、ノズル内面からの反射光をセンサが受光する。結果として、半田ボールの有無を正確に検出することが困難である。しかし、撮像素子としてCMOSを用いた場合には、撮像された画像信号のうち、任意エリアを選択抽出することで、ノズル内面の影響を排除することができる。
上述のように、透過型或いは反射型の光学式センサと比べても撮像素子としてCMOSを使用することの利点がある。
本発明の実施形態及び変形例では、光学系ユニットにより、照射部の光路を変えて撮像部の光路と一致するような構成としたが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、照射部と撮像部との配置を交換し、撮像部の光路を変えて照射部の光路と一致させる構成としても良いことは言うまでもない。すなわち、ノズル開口及びその近傍において、撮像部と照射部の光路を一致させることができる構成であればよい。
次に、半田溶着装置11を用いてウエハ500に設けられた不図示の電極上に、半田ボールを溶着しバンプを作製する工程について図10(a)〜(e)を用いて説明する。なお、図10(a)〜(d)は、半田溶着装置11の要部の正面図、図10(e)は、図10(a)のノズル303と半田供給部100との位置関係を示す縦方向断面図である。図11は、半田ボールの溶着工程を示すフロー図である。
まず、半田供給部100から、ノズル303に半田ボール600を供給する半田供給工程が行われる(図11のステップ100)。半田供給工程では、半田供給部100から半田ボール600を受け取るノズル303の供給位置へ位置決めを行う。位置決めは、x軸スライダ420と、y軸スライダ461と、ヘッド固定部461と(図1参照)を移動させることにより行う。そして、ノズル開口318の中心軸と、半田供給部100の開口127の中心軸と、が同心(整合)するような位置関係とする(図10(a)、(e)参照)。このような位置関係とすることで、半田供給部100の開口127からエアにより射出された半田ボール600がノズル開口部303へ圧着される(図10のステップ101、図4(a)参照)。
なお、ノズル303のノズル先端部313bと、開口127が設けられた半田供給部の上面107aと、の間は、所定距離だけ離す。なお所定距離は、半田供給部100から射出される際に付与される付勢力の大きさによって適宜設定する。すなわち、射出された半田ボール600がノズル開口部313に圧着することができる程度の付勢力を得られる距離とする。
そして、半田ボールの有無が検出部200により行われる(図11のステップ102)。図8、9に関連して説明したように、撮像部209から得られた撮像信号に基づき、半田ボール600がノズル先端部313bに圧着されているかの識別がなされる。半田ボール600が存在すると識別されると、ノズル303の位置決めが行われる(ステップ103)。他方、半田ボール600がノズル先端部313bに無いと識別されると、半田ボール供給工程が再度行われる(ステップ100)。
次は、図10(b)に示されるように、半田ボール600を圧着させたノズル303のウエハ500に対する位置決めを行う(ステップ103)ために、半田供給部100から離れるように移動させる(図10(b)参照)。そして、ウエハ500の半田ボール600の着弾位置からz軸方向に所定距離離れた射出位置となるように位置決めされる(ステップ103)。
そして、内部空間311(図5参照)内に圧縮ガスの供給を開始する(ステップ104)。内部空間311内が所定圧力値であるか否かが判断され(ステップ105)、所定圧力値の際に固相状の半田ボール600に対してレーザ照射部305からレーザ光が照射される(図11のステップ106)。
レーザ光により、半田ボール600の内部応力の緩和を促し、半田ボール600のノズル開口部313に対する圧着が解除され、半田ボール600がウエハ500の電極(不図示)上の所定位置に着弾する(図11のステップ107、図10(c)、図5(c)、(d)参照)。そして、半田ボール600が着弾位置で溶着した後に、レーザ照射及び第2のエア供給部117からガス供給を停止する(ステップ108)。これで一つの半田ボール600の溶着工程が終わる。
その後、ノズル303をウエハ500から離れるようにヘッド固定部463、x軸スライダ、y軸スライダを移動させる(図10(d))。複数の半田ボールをウエハ500に溶着させる場合には、さらに、前述の半田ボール供給工程(ステップ100)からレーザ照射・ガス供給停止の工程(ステップ107)を繰り返すことにより行う。
なお、上記フローはあくまで一例であり、例えばステップ102はステップ104の後でもよく、或いはステップ102から104までは並行して行なってもよい。また溶着処理において高速動作を優先する場合はステップ105は省略してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2実施形態に係る半田溶着装置について図12、図13を用いて説明する。図12(a)〜(e)は、第2実施形態に係る半田溶着装置を用いて半田ボールを溶着する工程を示す要部の正面図である。図13(a)(b)は、リンク機構の側面部分断面図及び正面図である。第2実施形態に係る半田溶着装置1011の構成、動作については、供給部1100とノズル組立体300を移動させるための移動手段が第1実施形態と異なるので、この点を主として説明する。なお、特に記載していない事項については、第1実施形態と同じである。
第2実施形態では、ヘッド装着部463を回動可能とすべく、ヘッド装着部463(図1参照)がリンク機構を介してヘッド固定部461に装着されている。したがって、ヘッド装着部463が、z軸、x軸により画成される面内で回動する構成である。また、半田供給部1100は、ヘッド固定部461に不図示の固定部材により固定され、ヘッド固定部461と一体的に移動可能である。
回動を可能にするリンク機構としては種々のものを利用でき、例えば図13(a)(b)に示すように、回動ブロック352、リンク357、スライダ354等から構成することができる。不図示の回転駆動部により回転する回転軸356は、ヘッド固定部461に回転可能に支持されている。リンク357の一端部は回転軸356に連結され、回転軸356を中心に揺動(θ方向)可能である。リンク357の他端部は、ピン355に連結され、そのピン355はスライダ354に回転可能に支持されている。なお、スライダ354には、ヘッド装着部463が固定されている。
さらに、スライダ354はその側部において回転ブロック352に摺動可能に装着されている。回転ブロック352の一端部は、ヘッド固定部461から延びるピン351に回転可能に支持されている。この構成において、回転駆動部を作動しリンク357の他端部を揺動させることで、スライダ354に装着されたノズル組立体300を略円弧状の軌跡に揺動させる。
また、図12(a)に示されるように半田供給部1100は、その上面1107aがx軸方向に対して傾斜するように配置される。これは、ノズル組立体300がz軸方向(射出方向)に関して傾斜した状態で、半田供給部1100から半田ボール600の供給を受けるためである。
上記構成の半田溶着装置1011は、図12(a)〜(d)に示す工程で半田溶着を行う。第1実施形態と異なり、半田ボールを供給する工程では、初期位置(図12(a)の破線で示す)にあるヘッド装着部463に固定されたノズル組立体300を供給位置へ移動させる。供給位置にノズル組立体300を配置するために、ヘッド装着部463を揺動させる。すなわち、ノズル組立体300がz軸方向に対して所定角度傾いた状態となる(図12(a)の実線で示す)。このとき、半田供給部1100の開口(図2の127に対応)の中心軸とノズル組立体300の開口の中心軸が整合するような位置関係となる。そして供給部1100から半田ボール600が射出されノズル組立体300に圧着される(図11のステップ100、101に対応)。
次に、半田ボールの有無が識別され(図11のステップ102に対応)、半田ボールが存在すると識別されると、供給位置(図12(b)の破線で示す)から射出位置(図12(b)の実線で示す)へ位置決めすべくリンク機構を用いてノズルを含むヘッド装着部463を揺動させる(図11のステップ103に対応)。射出位置では、ノズル組立体300は半田ボールの着弾位置からz軸方向に所定距離離れた位置となる。その後は、第1実施形態と同様の工程(ステップ104〜107対応)を経て、半田ボールの射出、着弾が行われる。そして、レーザ照射、ガス供給が停止され、一つの半田ボールの溶着が完了する(ステップ108対応)。
さらに、別の位置に半田ボールを溶着する工程を行う場合には、図12(c)に示されるように、ヘッド固定部461をx軸、y軸方向に移動させる。そして、前述のリンク機構を作動させて、供給位置へノズル組立体300を揺動させ、図12(a)と同様の位置関係とし、半田ボールの供給を行う。再度、ヘッド装着部463をリンク機構で揺動させ、ノズル組立体を射出位置へ移動し、図12(d)に示すように、半田ボールをウエハ500に対して射出、溶着させる。
上記ヘッド装着部463を揺動させる構成を用いて、供給位置と射出位置との間を移動させる構成とすることで、x軸、y軸、z軸方向への移動を直動方式で移動させる第1実施形態に比べ、供給工程を高速化することができ、結果として溶着工程に要する時間を短縮化可能である。
なお、第1の実施形態と同様、上記フローはあくまで一例であり、例えばステップ102はステップ104の後でもよく、或いはステップ102から104までは並行して行なってもよい。また溶着処理において高速動作を優先する場合はステップ105は省略してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の導電性部材溶着装置を、電子部品を半田付けするための半田溶着装置に適用した第3実施形態について説明する。図14は、第3実施形態に係る半田溶着装置を模式的に示す正面図である。
第3実施形態の半田溶着装置は、第2実施形態に係る半田溶着装置を二つ備える。但し、ノズル組立体2300の供給位置と射出位置とは、第2実施形態と異なる。すなわち、供給位置では、ノズル組立体2300は、その開口の中心軸が鉛直方向に延びるように位置付けられ、射出位置では、ノズル組立体2300は、その開口の中心軸が鉛直方向に対して傾斜して延びるように位置付けられる。
また、半田供給部2100に設けられている、半田ボール600が射出される開口の中心軸が鉛直方向に延びるように、ヘッド固定部2461に半田供給部2100が固定されている。従って、供給位置では、半田供給部2100の開口の中心軸とノズル組立体2300の開口の中心軸とは整合する。
さらに、微小なチップ部品を吸着保持し、所定の場所に移動させるためのコレット2800を備える。被加工物保持部2480上には、フレキシャ2500が固定されている。コレット2800は、吸引源に連結され、コレット2800の先端部から吸引力を付与することによりスライダ等の電子部品2700を吸引保持する。また、コレット2800は不図示の駆動手段により移動可能であり、フレキシャ2500上の所定位置にコレット2800が電子部品2700を搬送する。フレキシャ2500の表面に配された電極(不図示)と電子部品2700の電極2703との間に半田供給部2100から供給される半田ボール600を射出し溶着させることにより、両電極間を電気的に接続させる。
本実施形態では、図14に示すように、互いに移動可能な2つの半田溶着装置2011、2012を設けている。したがって、フレキシャ2500上に配置された電子部品2700を中心としてx軸方向に関して、各半田溶着装置2011、2012を位置決めし、フレキシャの電極と電子部品2700の電極2703との間に半田ボール600を射出、溶着することができる。なお、半田ボールの供給の工程は、第2実施形態と同様である。このように、本発明の導電性部材溶着装置は、電子部品を半田付けするための半田溶着装置としても利用できる。
上述した、第1〜第3実施形態及び変形例においては、レーザ照射部は、ノズルとは、別体として構成されていたが、ノズルとレーザ照射部を一体構成としてもよい。
さらに、第1〜第3実施形態及び変形例では、レーザ装置を用いたが、ハロゲン光や熱風を用いて半田ボールすなわち半田部材を加熱溶融してもよい。また、導電性部材として球状の半田ボールを用いたが、立方体形状、直方体形状等の半田部材を適宜利用できることは言うまでもない。
なお、第1〜第3実施形態及び変形例では、ノズルの開口部に圧着した導電性部材は、ノズルの外側に位置する構成であったが、導電性部材の一部がノズルの内側に延在する構成としても良いことは言うまでもない。例えば、開口部の長手方向の長さが、半田ボールの外径に対して相対的に短い場合には、半田ボールの一部が、内部空間内に延在することとなる。
また、レーザ光の光軸と、内部空間の中心軸と、開口部の中心軸とを同方向に一致させる構成としたが、開口部から射出する半田ボールの軌跡に沿ってレーザ光を走査できるレーザ装置であればよく、レーザ光の光軸と半田ボールが射出された後の射出経路とを整合させる必要がないことは言うまでもない。
なお、半田ボールの酸化防止の観点から、上記実施形態に圧縮気体として、窒素等の不活性ガス(圧縮気体)を適用できる。
本発明は、導電性部材に熱照射することにより、ノズルに対する圧着が解除された後に導電性部材が溶融を開始する構成であるので、導電性部材の残渣がノズルの開口部及びその近傍に付着することがない。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
(a)〜(d)は、第1実施形態による半田溶着装置を模式的に示す斜視図である。 半田供給部の縦断面図である。 半田供給部の供給工程を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、第1実施形態による半田付け工程における部分断面図、(e)は、第1実施形態のノズルと半田ボールの関係を示す断面図である。 ノズル組立体の変形例の部分断面図である。 半田溶着装置の一部を示す側面図である。 図6に示す半田溶着装置の一部のブロック図である。 撮像領域と画素の関係を示し、(a)は半田ボールが存在する状態を示し、(b)は(a)から選択抽出したエリアを示し、(c)は半田ボールが存在しない状態を示し、(d)は(c)から選択抽出したエリアを示す。 CMOSを用いた積分回路を示す。 (a)〜(d)は、図1の半田溶着装置による半田溶着工程を示す、(e)は、半田ボールを吸着する際の、ノズル組立体と供給装置とを示す断面図である。 半田ボールの溶着工程を示すフロー図である。 第2実施形態に係る半田溶着装置の溶着工程を図10と同様に示す図である。 リンク機構の側面を示す部分断面図と正面図である。 第3実施形態に係る半田溶着装置を模式的に示す断面図である。 (a)(b)は、従来の半田溶着装置における半田付け工程を示す部分断面図である。
符号の説明
11 半田溶着装置
100 半田供給部
213 検出部
300 ノズル組立体
305 レーザ照射部
307 圧縮ガス供給部
307 ガス供給部
311 内部空間
313 開口部
400 制御部
600 半田ボール

Claims (12)

  1. 導電性部材を対象物に溶着させる導電性部材溶着装置であって、
    圧縮ガスを利用して一つずつ導電性部材を供給する供給手段と、
    前記供給手段から供給される一つの前記導電性部材が圧着される前記導電性部材保持手段と、
    前記供給手段から供給される一つの導電性部材を前記導電性部材保持手段に圧着させる圧着手段と、
    前記導電性部材保持手段に前記導電性部材が存在しているか否かを識別するための識別手段と、
    圧着した前記導電性部材に圧縮ガスを付与し固相状態の導電性部材を前記導電性部材保持手段から射出させる射出手段と、
    前記導電性部材保持手段に圧着した導電性部材に熱線を照射する熱線照射手段と、
    前記識別手段により前記導電性部材の存在が識別された場合には前記熱線照射手段及び前記射出手段を作動させ、前記導電性部材保持手段に圧着した前記導電性部材を固相状態において射出させるように制御する制御手段と、を備える導電性部材溶着装置。
  2. 前記導電性部材保持手段は、外部と内部空間を連通する開口が設けられたノズル開口部を有するノズルを備え、前記射出手段は前記内部空間内に圧縮ガスを供給する請求項1に記載の導電性部材溶着装置。
  3. 前記圧着手段は、前記供給手段が一つずつ供給するために使用する圧縮ガスを利用して前記導電性部材を前記導電性保持手段に圧着させる請求項1又は請求項2に記載の導電性部材溶着装置。
  4. 前記圧着手段は、前記ノズルの前記内部空間内に吸引力を付与し前記導電性部材を前記ノズル開口部に圧着させることを補助する吸引部を備える請求項2又は請求項3に記載の導電性部材溶着装置。
  5. 前記制御手段は、前記導電性部材が前記対象物上に着弾した後も熱線の照射を継続するように制御する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の導電性部材溶着装置。
  6. 前記供給手段は、複数の導電性部材を貯留できる貯留空間を有する貯留部と、前記貯留空間と連通し、前記貯留部から前記導電性部材を一列に整列させる整列路を有する整列部と、前記貯留空間内にある前記導電性部材に圧縮ガスを供給し前記整列路内に移送するための第1の気体供給部と、前記整列路内に整列された導電性部材から一つの導電性部材を分離するために前記整列路内に圧縮ガスを供給する第2の気体供給部と、を有し、前記整列路において分離された導電性部材は前記第2の気体供給部からの圧縮ガスにより前記整列路から外部へ射出される請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の導電性部材溶着装置。
  7. 前記ノズルの開口の中心軸と前記供給部の整列路の中心軸とが整合した状態で、前記供給手段から導電性部材保持手段へ導電性部材が供給される請求項6に記載の導電性部材溶着装置。
  8. 前記ノズルは、前記導電性部材が供給される供給位置と前記導電性部材を射出する射出位置との間を移動する請求項6又は請求項7に記載の導電性部材溶着装置。
  9. 前記ノズルの移動はリンク機構により行うことを特徴とする、請求項8に記載の導電性部材溶着装置。
  10. 前記識別手段は、前記ノズル内の開口を有する所定領域の画像信号を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された画像信号を積分することで得られた積分値が、所定値を超えていない場合には前記導電性部材が存在しないと判断し、所定値を超えている場合には前記導電性部材が存在すると判断する画像処理部と、を有する請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の導電性部材溶着装置。
  11. 前記撮像部は、光学レンズと撮像素子とを備え、前記撮像素子はCMOSであり、前記画像処理部は、前記CMOSで撮像された一画面分の画像信号のうち画面範囲から任意のエリアを選択抽出する画像抽出部と、前記任意のエリアの画像信号に基づき判断する認識部と、備える請求項9に記載の導電性部材溶着装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の前記導電性部材保持手段を複数備える導電性溶着装置。
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