JP2009165926A - 自動精米設備 - Google Patents

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弘 上杉
Naruaki Yamahara
成晃 山原
Susumu Morimoto
進 森本
Koji Wada
浩二 和田
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Abstract

【課題】メンテナンス作業を1名だけでも良好に行うことが可能となり、また、メンテナンス作業の際に感電することを最小限に抑えることができる自動精米設備を提供する。
【解決手段】仕切壁2により建屋31内が客室3と機械室4とに仕切られた自動精米設備において、メンテナンス用のリモートコントローラ40を設けて、このリモートコントローラ40を有線または無線で信号の届く範囲内で移動可能に配設する。これにより、リモートコントローラ40を操作しながら、メンテナンス対象となる構成要素装置を目視したり、構成要素装置に対して必要な修理などの処理を行ったりすることができて、1人だけでも良好にメンテナンス作業を行うことができて、作業能率が向上する。また、2人で声を掛け合いながら生じていたようなタイミングのずれによる危険な場面も生じ難くなり、安全性が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は利用者が投入した被処理米に対して自動的に精米処理を行う自動精米設備に関する。
コインや紙幣などの貨幣を投入することにより自動的に精米作業を行わせる、いわゆるコイン精米機などと呼ばれる自動精米設備は知られている。このような自動精米設備においては、一般的には建屋タイプのものが用いられている(例えば、特許文献1等)。この種の自動精米設備は、図8〜図10に示すように、建屋1の内部が、仕切壁2により、利用客が自由に行き来できる客室3と、管理者や保守点検員などの限定した人しか入ることができない機械室4とに仕切られている。
機械室4内には、投入された玄米から石などの異物を取り除く石抜機5と、精米処理を行う精米機6と、投入ホッパ7に投入された被処理米としての玄米(通常、玄米だが、籾摺機能を有する自動精米設備においては精米対象が籾米の場合もある。)を石抜機5側に搬送する昇降機8と、石抜処理された玄米を精米機6側に搬送する昇降機9と、精米機6と同期して駆動されて、精米機6の精米処理により発生した糠を空気とともに吸引して送出す送風機10と、この送風機10によって送られる空気に含まれた糠を収容する糠収容容器11としての糠収容袋と、石抜機5、精米機6、昇降機8、9、送風機10などの各種構成要素装置に対して制御を行ったり各種操作を行ったりするための制御操作盤12などが配設されている。
また、投入ホッパ7の開口部が設けられている箇所(投入口)を開閉する投入口扉13を客室3に臨んで配設して、料金が投入されていない際には投入口扉13を閉じることで、利用客以外の者に異物等が投入ホッパ7に投入されることを防止したものや、客室3への利用客などの人の存在を赤外線などで検知する人検知センサ14が客室3への入口などに設置されたものもある。なお、図8〜図10における19は、精米された白米が一時的に溜められる白米ホッパである。
特許文献2等にも開示されているように、上記した各種構成要素装置等を制御する制御操作盤12は、その本体部12aは機械室4側に配置されているが、その前面に設けられた前扉12bは客室2に臨ませて配設されている。この前扉12bには、貨幣投入口16、米種類(もち米)を選択するための米種類選択押釦17、精米白度(例えば、上白、白米(標準)、7分)を選択するための複数の白度選択押釦18などが設けられている。
また、制御操作盤12の前面をなす前扉12bは、その一部に設けられた施錠レバー21に所定の鍵を挿入して回すことで開けられるようになっており、この制御操作盤12の内部における例えば上部箇所に、複数の設定操作について表示ならびに設定が行える表示操作盤25が固定状態で取り付けられている。したがって、制御操作盤12の前扉12bは通常、施錠されており、精米利用客などは表示操作盤25を触れないようになっている。
この表示操作盤25には、上部に、各種の情報を表示する表示部26(図11においては、制御操作盤12に透明カバーつきの開口部が形成され、この開口部を通して表示部26の表示内容を見ることができるようになっている。)が設けられているとともに、表示部26の下方に、各種のデータ設定用入力操作を行うための複数の押釦やスイッチなどからなる操作入力部27(図12参照)が設けられている。なお、図示しないが、制御操作盤12の内部における表示操作盤25の下方には、各種の電気部品(基板や電源、電気端子など)が配設されている。
ところで、この種の自動精米設備は、必要に応じ、あるいは定期点検として、各種のメンテナンス作業を行う。このメンテナンス作業は、製造メーカ等の係員(保守点検員)が行う場合が多いが、比較的簡単なメンテナンス作業については、自動精米設備の管理者(所有者)等が行う場合もある。
メンテナンス作業は、係員や管理者が客室3側から制御操作盤12の前扉12bを開けて、操作入力部27の押釦やスイッチを操作しながら行われる。例えば、精米白度の調整(各白度を選択した場合の白度調整)作業については、操作入力部27を操作し、精米機の精米圧力調整用ばねの付勢力を調整するモータを駆動させながら、精米されて排出される白米の状態を見るなどして行う。
また、精米機6の精米モータの駆動確認、昇降機8、9、投入口扉13、石抜機5、送風機10などの駆動確認も、操作入力部27を操作することで行われるが、機械室4に配設されている装置(精米モータ、昇降機8、9、石抜機5、送風機10など)については、一般に2名で行う場合が多く、1名がメンテナンス対象となる装置を見ている状態で、他の1名が、互いに声を掛け合わせながら、操作入力部27のスイッチなどを操作することで行う。一方、1名だけで行う場合には、操作入力部27を操作しながら、駆動対象となる装置の駆動音を聴いて、駆動の有無や異音の発生を聴くことで行っている(なお、操作入力部27を操作した後で、客室3を出て機械室4に入って装置を見に行くことも可能ではあるが、この場合には、制御操作盤12の前扉12bを開けた状態で客室3が無人となり、防犯上、好ましくないため、通常、行われない)。
また、客室3に臨んで配設されている投入口扉13の点検作業については、操作入力部27を操作して投入口扉13の開閉動作を指示(入力)した後、すぐに、投入口扉13の箇所に見に行くなどして、駆動状態を観察している。
特開2006−61766号公報 特開2001−46893号公報
しかしながら、上記従来構成の自動精米設備によれば、メンテナンス時に用いる表示操作盤25が、制御操作盤12に固定されている構造であるため、以下のような課題を生じている。
まず、メンテナンス作業を1名だけで行う場合、駆動対象となる装置の駆動音を聴くだけでは、装置の具体的な稼動状態を目視できないため、メンテナンス作業を良好には行えない。また、客室3側から投入口扉13の点検作業を行う場合、操作入力部27を操作した後、すぐに、投入口扉13の箇所に見に行っても、開閉開始タイミングに遅れてしまい、メンテナンス作業を十分には行えない。
また、メンテナンス作業を2名で(すなわち、1名が客室3に、もう1名が機械室4にいる状態で)声をかけあいながら行う場合でも、仕切壁2によってお互いが見えていないので、例えば、機械室4側の者が送風機10のケースを取り外して羽根を触りながら点検している段階で、客室3側の者が、声を掛けると同時にすぐに操作入力部27のスイッチを入れてしまって送風機10が回転し始めるなど、タイミングが合わず、危険となる場合がある。
さらに、制御操作盤12の前扉12bを開けて、制御操作盤12を操作する際に、制御操作盤12の内部に設けられている調整用電気部品や電気端子などを誤って触ってしまい、感電する恐れがあり、特に、メンテナンス作業などに慣れていない自動精米設備の管理者等の場合に危険性が高い。
本発明は、上記課題などを解決するもので、メンテナンス作業を1名だけでも良好に行うことが可能となり、また、メンテナンス作業の際に感電することを最小限に抑えることができる自動精米設備を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の自動精米設備は、仕切壁により建屋内が、利用客が自由に出入りできる客室と、特定の者しか出入りできない機械室とに仕切られた自動精米設備であって、操作入力部を有してメンテナンス用として用いることが可能な操作入力部を有するリモートコントローラが有線または無線で制御部に接続され、前記リモートコントローラが有線または無線で信号の届く範囲内で移動可能に配設されていることを特徴とする。
この構成により、メンテナンス用として用いることができるリモートコントローラを有線または無線で信号の届く範囲内で移動できるので、メンテナンス対象となる精米機や石抜機などの構成要素装置の近くまでリモートコントローラを持っていって、リモートコントローラの操作入力部を操作できる。したがって、リモートコントローラを操作しながら、メンテナンス対象となる構成要素装置を目視したり、構成要素装置に対して必要な修理などの処理を行ったりすることができて、1人だけでも良好にメンテナンス作業を行うことができる。また、1人でリモートコントローラを操作しながらメンテナンス作業を行うことができるので、2人で声を掛け合いながら生じていたようなタイミングのずれによる危険な場面を生じ難くなる。また、リモートコントローラを制御操作盤などの制御部とは分離した状態で操作できるので、制御操作盤などの制御部に設けられている電気端子などを誤って触って感電することを防止できる。
また、本発明は、リモートコントローラが機械室に配設され、リモートコントローラの客室側移動用の開口部が仕切壁に形成されていることを特徴とする。
上記のように、リモートコントローラを機械室に配設したので、精米機や石抜機などの構成要素装置が多く配設されている機械室においてのメンテナンス作業を、機械室に配設されているリモートコントローラを持ってすぐに行うことができ、作業能率が良好となる。また、開口部を通してリモートコントローラを客室内に持ち込むこともできるので、客室内や客室に臨んで配設されている制御操作盤などの制御部の前面の各種選択ボタンや人検知センサなどの構成要素装置に対するメンテナンス作業時にも良好にリモートコントローラを操作することができる。
また、本発明は、リモートコントローラに、自動精米設備の構成要素装置の稼動状態を示す稼動状態表示部が設けられていることを特徴とする。
この構成により、自動精米設備の構成要素装置の稼動状態を、リモートコントローラの稼動状態表示部を見て容易に確認することができる。また、構成要素装置に通電されているにもかかわらず、その構成要素装置が作動しないような故障時の場合にも、この状態を容易に確認することができ、メンテナンス作業を良好に行うことができる。
また、本発明は、リモートコントローラからの出力をON/OFFする切替スイッチが設けられていることを特徴とする。
この構成により、メンテナンス作業を行っていない場合に、リモートコントローラからの入力が出力となる状態に切替スイッチを切り替えることで、メンテナンス作業を行っていないにもかかわらず、誤動作によりリモートコントローラからの信号が出力されて、構成要素装置が誤動作することを防止することができる。また、リモートコントローラが無線で制御部に接続されている場合には、一般にリモートコントローラに電池が内蔵されるが、メンテナンス作業を行っていない場合に、リモートコントローラからの入力がOFFとなる状態に切替スイッチを切り替えることで、前記電池の消耗を抑えることができる。
以上のように本発明によれば、メンテナンス用のリモートコントローラを設けて、このリモートコントローラを有線または無線で信号の届く範囲内で移動可能に配設することで、リモートコントローラを操作しながら、メンテナンス対象となる構成要素装置を目視したり、構成要素装置に対して必要な修理などの処理を行ったりすることができて、1人だけでも良好にメンテナンス作業を行うことができて、作業能率が向上する。また、2人で声を掛け合いながら生じていたようなタイミングのずれによる危険な場面も生じ難くなり、安全性が向上する。また、制御操作盤などの制御部に設けられている電気端子などを誤って触って感電することを防止でき、これにより、安全性がさらに向上する。
また、リモートコントローラを機械室に配設することにより、精米機や石抜機などの機械室に配設された構成要素装置のメンテナンス作業を、機械室に配設されたリモートコントローラをすぐに手に取って行うことができて、作業能率が良好となる。また、仕切壁の開口部を通してリモートコントローラを客室側に持ち込み可能に構成することで、リモートコントローラを客室内に持ち込むこともできるので、客室内や客室に臨んで配設されている構成要素装置に対するメンテナンス作業時にも、良好にリモートコントローラを操作することができる。
また、リモートコントローラに、自動精米設備の構成要素装置の稼動状態を示す稼動状態表示部を設けたことにより、自動精米設備の構成要素装置の稼動状態を、リモートコントローラの稼動状態表示部を見て容易に確認することができ、さらに、構成要素装置に通電されているにもかかわらず、その構成要素装置が作動しないような故障時の場合にも、この状態を容易に確認することができて、メンテナンス作業をより良好に行うことができる。
また、リモートコントローラからの出力をON/OFFする切替スイッチを設けることで、誤動作によりリモートコントローラからの信号が出力されて、構成要素装置が誤動作することを防止することができ、信頼性が向上する。また、リモートコントローラが無線で制御部に接続されている場合に、内蔵電池の消耗を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、図1、図4、図5はそれぞれ本発明の実施の形態に係る自動精米設備の建屋内の平面図、図2は同自動精米設備の側面断面図、図3は同自動精米設備の客室内側から見た正面図、図6(a)および(b)は同自動精米設備のリモートコントローラの斜視図および正面図、図7は同リモートコントローラの変形例を示す正面図である。なお、従来の自動精米設備の構成要素装置と同様な機能の構成要素装置には同符号を付す。なお、図1〜図5に示す自動精米設備では、建屋31として、従来のものよりも小さいものが用いられている場合を示しているが、これに限るものではない。
図1〜図3に示すように、本発明の実施の形態に係る自動精米設備においても、建屋31の内部が、仕切壁2により、利用客が自由に行き来できる客室3と、管理者や保守点検員などの特定の者しか出入りできない機械室4とに仕切られている。
機械室4内には、投入された玄米から石などの異物を取り除く石抜機5と、精米処理を行う精米機6と、投入ホッパ7に投入された被処理米としての玄米(通常、玄米だが、籾摺機能を有する自動精米設備においては精米対象が籾米の場合もある)を石抜機5側に搬送する昇降機8と、石抜処理された玄米を精米機6側に搬送する昇降機9と、精米機6と同期して駆動されて、精米機6の精米処理により発生した糠を空気とともに吸引して送出す送風機10と、この送風機10によって送られる空気に含まれた糠を収容するサイクロン29付きの糠収容容器11としての糠収容袋と、石抜機5、精米機6、昇降機8、9、送風機10などの各種構成要素装置に対して制御を行ったり各種操作を行ったりするための制御部としての制御操作盤12などが配設されている。
また、投入ホッパ7の開口部が設けられている箇所(投入口)を開閉する投入口扉13が客室3に臨んで配設されており、料金が投入されていない際には投入口扉13を閉じることで、利用客以外の者に異物等が投入ホッパ7に投入されることが防止されている。また、客室3への利用客などの人の存在を赤外線などで検知する人検知センサ14が客室3内の入口近傍箇所に設置されており、人が居ることを検知した状態で、利用料金が投入されると、投入口扉13が開けられる。また、この後、利用料金の残額がなくなり、利用客が客室3から出て人が居なくなったことを検知して所定時間経過すると、投入口扉13が閉じられるようになっている。
なお、図1〜図5における19は、精米された白米が一時的に溜められる白米ホッパ、28は、客室3への出入口に設けられている引き戸式の客室扉、32は、機械室4への出入口に設けられている機械室扉である。また、この実施の形態の自動精米設備では、建屋31のコンパクト化を図るべく、機械室4に出入りするための機械室扉32における機械室側の面(機械室扉32の内面)に、精米機6で発生した糠を回収するサイクロン52および糠収容容器11が取り付けられて固定されている。そして、機械室扉32を外側に開けると、機械室扉32の回動に伴ってサイクロン52および糠収容容器11が建屋31の外部に移動するので、機械室扉32が閉じられている際には糠収容容器11の収容スペースとして用いていた空間を、機械室扉32を開けた際には、メンテナンスを行う人(メンテナンス係員Aと称す)が入るスペース、またはその一部として兼用することができるよう構成されているが、これに限るものではなく、従来と同様な大きさや構造を有する建屋1にも適用可能である。なお、図2(b)における、23は、糠収容容器11における機械室4内側に設けられて、糠収容容器11内の糠を取り出す際に開閉される糠取出用扉、24は、糠取出用容器である。
上記した各種構成要素装置等を制御する制御操作盤12は、その本体部12aは機械室4側に配置されているが、その前面に設けられた前扉12bは客室2に臨ませて配設されている。この前扉12bには、貨幣投入口16、米種類(もち米)を選択するための米種類選択押釦17、精米白度(例えば、上白、白米(標準)、7分)を選択するための複数の白度選択押釦18などが設けられている。
また、制御操作盤12の前面をなす前扉12bの一部には、所定の鍵を挿入して回すことで開けられる施錠レバー21が設けられているが、施錠レバー21の開位置が、制御操作盤12の本体部12aが機械室4側に残ったままの状態で、前扉12bのみを開けることができる第1位置(図4において仮想線で示す)と、制御操作盤12の前扉12bと本体部12aとが閉じられた状態のままで、制御操作盤12の全体が、制御操作盤12の片側に設けられたヒンジ部(図示せず)を中心に客室4側に回動可能な第2位置(図5参照)との2つの位置を選択できるようになっている。なお、仕切壁2における制御操作盤12が配設されている箇所には、機械室4側に連通する開口部33が形成されており、制御操作盤12が図1に示すような閉姿勢である場合には、この開口部33は制御操作盤12によって閉じられているが、図5に示すように、制御操作盤12ごと客室側に回動させることで、開口部33を通して、客室3と機械室4とが連通するようになっている。なお、この開口部33は、人が通れる大きさおよび位置(高さ)に形成して、図5に示すように、開口部33を開けた状態で、メンテナンス係員Aが客室3と機械室4とに自由に行き来できるよう構成してもよい。
また、仕切壁2における精米機6の手前側に対応する箇所にも、所定の鍵を挿入して回すことで開けられる施錠レバー35が設けられており、この施錠レバー35を回して、精米機6に対応する仕切壁2の部分2aを開けて、メンテナンス作業を行うことも可能に構成されている。
また特に、本発明の実施の形態では、制御操作盤12の背面に、メンテナンス用として用いることが可能な入力手段としての押ボタン式の操作入力部27を有するリモートコントローラ(操作入力部)40が着脱自在に取り付けられており、接続コード42を介して制御部としての制御操作盤12に接続されている。したがって、メンテナンス係員A等は、接続コード42の延びる範囲でリモートコントローラ40を持ちながら移動することが可能であり、この実施の形態では、建屋31の内部では何れの箇所にも移動可能である。
この実施の形態では、リモートコントローラ40の上辺に設けられたブラケット部40aに、いわゆるだるま孔形状の孔部40bが形成され、制御操作盤12の背面に取り付けられたフック34に係止できるようになっている。なお、これに代えて、リモートコントローラ40の裏面に、制御操作盤12の背面などを含めた金属面に対して磁着自在の磁石板を貼り付けて、制御操作盤12以外のものにも着脱できるよう構成してもよい。
リモートコントローラ40には、精米機6、昇降機8、9、投入口扉13、石抜機5、送風機10、投入口扉13などの各種の構成要素装置をON/OFFする(駆動または停止させる)押ボタン式の複数の操作入力部27と、各操作入力部27に対応して設けられて、その構成要素装置の稼動状態を点灯表示または消灯(あるいは点滅状態可能としてもよい)表示する複数の稼動状態表示部(稼動状態表示ランプ)43と、自動運転や手動運転、あるいは、精米機6への貯留タンクでの貯留量、客室内の人検知状態、糠収容容器11内の糠の貯留状態など、各種の状態を検知するために設けられた検知センサ(図示せず)の出力情報に基づいた、検知状態を表示する複数の状態表示部(駆動状態表示ランプ)44と、リモートコントローラ40からの入力をON/OFFする切替スイッチ45とが設けられている。
上記構成により、メンテナンス用として用いることができるリモートコントローラ40を自由に持ち運びできるので、メンテナンス作業時にメンテナンス係員Aは、メンテナンス対象となる精米機6や石抜機5、送風機10などの構成要素装置の近くまでリモートコントローラ40を持っていって、リモートコントローラ40の操作入力部27を操作できる。したがって、メンテナンス係員Aは、リモートコントローラ40を操作しながら、メンテナンス対象となる構成要素装置(精米機6や石抜機5、送風機10など)を目視したり、構成要素装置に対して必要な修理などの処理を行ったりすることができて、1人だけでも良好にメンテナンス作業を行うことができ、これにより作業能率が向上する。
また、1人でリモートコントローラ40を操作しながらメンテナンス作業を行うことができるので、従来のように、客室3と機械室4とで分かれた2人で声を掛け合いながら生じていたようなタイミングのずれによる危険な場面を生じ難くなり、安全性が向上する。また、リモートコントローラ40を制御操作盤12とは分離した状態で操作するので、メンテナンス係員Aが、メンテナンス作業などに慣れていない自動精米設備の管理者等の場合であっても、制御操作盤12に設けられている電気端子などを誤って触って感電することを防止でき、これによっても安全性が向上する。
また、上記のように、通常の状態では、リモートコントローラ40を機械室4に配設させたことにより、昇降機8、9、精米機6、石抜機5、送風機10などの構成要素装置が多く配設されている機械室4においてのメンテナンス作業を、機械室4に配設されているリモートコントローラ40を持って移動して(図4参照)すぐに行うことができ、作業能率が良好となる。
また、図5に示すように、制御操作盤12ごと客室3側に回動させることで、制御操作盤12とともにリモートコントローラ40を客室3側に移動させることも容易に行える。したがって、精米機の前面寄り箇所のメンテナンス(この場合には、精米機6に対応する仕切壁2の部分2aを開けておく)作業や、投入口扉13の客室3側の状態を検査する作業、人検知センサ14などの検査などの客室3内または客室3側寄りに配設された構成要素装置に対するメンテナンス作業時にも良好にリモートコントローラ40を操作することができる。
また、上記の構成によれば、各構成要素装置の稼動状態を、リモートコントローラ40の稼動状態表示部43を見て容易に確認することができる。また、構成要素装置に通電されているにもかかわらず、その構成要素装置が作動しないような故障時の場合にも、この状態を容易に確認することができ、メンテナンス作業をより良好に行うことができる。さらに、自動運転や手動運転、あるいは、精米機6への貯留タンクでの貯留量、客室内の人検知状態、糠収容容器11内の糠の貯留状態などの、各種の状態も、リモートコントローラ40の状態表示部44を見て容易に判断または確認することができる。
また、リモートコントローラ40には、このリモートコントローラ40からの入力をON/OFFする切替スイッチ45が設けられているので、メンテナンス作業を行っていない場合に、リモートコントローラ40からの入力がOFFとなる状態に切替スイッチを切り替えることができる。したがって、メンテナンス作業を行っていないにもかかわらず、誤動作によりリモートコントローラ40からの信号が出力されて、構成要素装置が誤動作することを防止することができ、信頼性が向上する。
なお、リモートコントローラ40に、液晶表示などの表示部46をさらに設けて、さらにいろいろな情報(例えば、各種のモータの電圧や電流など)を表示できるよう構成してもよい。
また、上記実施の形態では、リモートコントローラ40を制御操作盤12の背面に対して着脱自在に配設している場合を述べたがこれに限るものではなく、制御操作盤12の側面や、機械室の壁面の一部などに着脱可能に取り付けてもよい。また、上記の実施の形態では、制御操作盤12全体が客室3内に回動できるよう構成して、制御操作盤12に対応する開口部33を通して、客室3内にリモートコントローラ40を移動できる場合を述べたが、これに限るものではなく、仕切壁2の適当箇所に、リモートコントローラ40よりも少し大きいだけの小さめの開口部を形成して、この開口部を通して、リモートコントローラ40を客室3内に取出せるよう構成してもよい。なお、この場合は、前記開口部を開閉できる鍵付きの開閉扉を設ける必要がある。
また、上記実施の形態では、リモートコントローラ40が制御操作盤12に接続コード42を介して有線で接続されている場合を述べたが、これに限るものではなく、無線で接続するよう構成してもよい。この場合には、リモートコントローラ40に発信用回路を駆動させる電池などを内蔵させることとなるが、上記のように、リモートコントローラ40からの出力がOFFとなる状態に切替スイッチ45を切り替えることで、メンテナンス作業を行っていない場合での前記電池の消耗を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係る自動精米設備の建屋内の平面図で、通常の自動精米を利用できる待機状態を示している。 (a)および(b)はそれぞれ同自動精米設備の側面断面図であり、(a)は機械室扉を閉めている状態、(b)は機械室扉を開けている状態を示す。 (a)および(b)はそれぞれ同自動精米設備の客室内側から見た正面図であり、(a)は制御操作盤を閉めている状態、(b)は制御操作盤を開けている状態を示す。 同自動精米設備の建屋内の平面図で、機械室のメンテナンス作業を行っている状態を簡略的に示している。 同自動精米設備の建屋内の平面図で、客室のメンテナンス作業を行っている状態を簡略的に示している。 (a)および(b)は同自動精米設備のリモートコントローラの斜視図および正面図である。 同リモートコントローラの変形例を示す正面図である。 従来の自動精米設備の客室内側から見た正面図である。 同従来の自動精米設備の平面図である。 同従来の自動精米設備の側面断面図である。 同従来の自動精米設備の制御操作盤の正面図である。 同従来の自動精米設備の制御操作盤の正面図で、前扉を開けた状態を示している。
符号の説明
2 仕切壁
3 客室
4 機械室
5 石抜機
6 精米機
7 投入ホッパ
8.9 昇降機
10 送風機
12 制御操作盤(制御部)
13 投入口扉
14 人検知センサ
11 糠収容容器
17 米種類選択押釦
18 白度選択押釦
21 施錠レバー
27 操作入力部
31 建屋
33 開口部
34 フック
35 施錠レバー
40 リモートコントローラ(操作入力部)
42 接続コード
43 稼動状態表示部
44 状態表示部
45 切替スイッチ
46 表示部
A メンテナンス係員

Claims (4)

  1. 仕切壁により建屋内が客室と機械室とに仕切られた自動精米設備であって、
    操作入力部を有してメンテナンス用として用いることが可能なリモートコントローラが有線または無線で制御部に接続され、
    前記リモートコントローラが有線または無線で信号の届く範囲内で移動可能に配設されている
    ことを特徴とする自動精米設備。
  2. リモートコントローラが機械室に配設され、リモートコントローラの客室側移動用の開口部が仕切壁に形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動精米設備。
  3. リモートコントローラに、自動精米設備の構成要素装置の稼動状態を示す稼動状態表示部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動精米設備。
  4. リモートコントローラからの出力をON/OFFする切替スイッチが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動精米設備。
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