JP2009165756A - 景品把持装置及び景品払い出しゲーム機 - Google Patents

景品把持装置及び景品払い出しゲーム機 Download PDF

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Abstract

【課題】調整時に不勢力の度合いが把握しやすく、また操作性を向上した景品把持装置及び景品払い出しゲーム機を提供する。
【解決手段】景品把持装置(20)は、景品把持部材(23L,23R)を付勢して、景品(G)を把持する付勢力を付与する付勢部材(41)と、前記付勢部材を支持し、前記付勢部材の支持位置(42b)に応じて前記付勢力を変更する付勢部材支持部(42a)と、前記付勢部材支持部に接続され、回転に応じて前記付勢部材の前記支持位置を変更するウォームホイール(42)と、前記ウォームホイールに噛み合い、外部から回転力を加えられることにより前記ウォームホイールを回転するウォーム(43)と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、景品把持力を調整可能な景品把持装置及び景品払い出しゲーム機に関するものである。
従来、景品をキャッチャに把持させて外部に払い出すいわゆるクレーンゲーム機があった(例えば、特許文献1)。このようなクレーンゲーム機のキャッチャは、把持力を調整するために、例えばバネ等の付勢力を調整していたが、調整時に付勢力の度合いが把握しにくく、操作性を向上したものが要求されてきた。
特開2007−20736号公報
本発明の課題は、調整時に不勢力の度合いが把握しやすく、また操作性を向上した景品把持装置及び景品払い出しゲーム機を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、景品把持部材(23L,23R)を付勢して、景品(G)を把持する付勢力を付与する付勢部材(41)と、前記付勢部材を支持し、前記付勢部材の支持位置(42b)に応じて前記付勢力を変更する付勢部材支持部(42a)と、前記付勢部材支持部に接続され、回転に応じて前記付勢部材の前記支持位置を変更するウォームホイール(42)と、前記ウォームホイールに噛み合い、外部から回転力を加えられることにより前記ウォームホイールを回転するウォーム(43)と、を備える景品把持装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の景品把持装置において、前記付勢部材支持部(42a)は、前記ウォームホイール(42)の回転軸(X1)と同軸で回転移動すること、を特徴とする景品把持装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の景品把持装置において、前記ウォーム(43)は、その回転量が1回転以下で、前記付勢部材支持部(42a)の前記支持位置(42b)の移動ストロークを満足すること、を特徴とする景品把持装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品把持装置において、回転操作されることにより、前記ウォーム(43)に回転力を加える回転操作部(44)を備えること、を特徴とする景品把持装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品把持装置において、操作力を加えることにより、直線移動する直線操作部と、前記直線操作部の直線移動を回転移動に変換することにより、前記操作力を回転力に変換して前記ウォームへと伝達する変換機構とを備えること、を特徴とする景品把持装置である。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の景品把持装置において、前記回転操作部(44)又は前記直線操作部の移動位置を示し、前記付勢部材支持部(42a)の移動位置に対応した指標(46)を備えること、を特徴とする景品把持装置である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の景品把持装置を備え、前記景品把持装置(20)が把持した景品(G)を外部に払い出すこと、を特徴とする景品払い出しゲーム機である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明は、ウォームに対して外部から回転力を加え、ウォームホイールを回転させて、付勢部材の支持位置を変更するので、ウォームの回転に応じて付勢部材の付勢力を変更することができる。また、ウォーム及びウォームホイールを利用するので、付勢部材支持部に付勢力が働いてもウォームが回転することがないため、支持位置が変わることがない。さらに、付勢部材の伸長を視認することにより、付勢部材の付勢力を把握でき、操作性を向上することができる。
(2)本発明は、付勢部材支持部がウォームホイールの回転軸と同軸で回転移動するので付勢部材の支持位置がウォームホイールの回転軸回りに移動するため、付勢部材の支持位置の移動ストロークを大きくすることができる。
(3)本発明は、ウォームの回転量が1回転以下で、付勢部材支持部の支持位置の移動ストロークを満足するので、例えば送りねじ等を利用する場合に比べて、外部から加える回転量を少なくすることができる。
(4)本発明は、ウォームに回転力を加える回転操作部を備えるので、例えばモータ駆動等する場合に比べて、簡単な構造で操作性を向上することができる。また、構造を簡単にできるので、小型化、軽量化、部品削減によるコスト削減をすることができる。さらに、軽量化にともない制御しやすくなり、その上、揺れの発生を防止することができる。
(5)本発明は、直線操作部を備えるので、設置スペース等に応じて、直線操作部、又は上記(4)の回転操作部を利用するかを選択し、設計の幅を広げることができる。
(6)本発明は、回転操作部又は直線操作部の移動位置を示し、付勢部材支持部の移動位置に対応した指標を備えるので、作業者に対して付勢力を明確に告知することがきる。
また、回転操作部を設け、上記(4)で説明したようにウォームの回転量を1回転以下に設定した場合には、回転操作部の移動位置に応じた付勢力を一意的に示すことができる。
一方、直線操作部を設けた場合には、回転操作部のように指標の範囲が360°に限定されることがない。これにより、ウォームを複数回転つまり1回転以上回転させる場合であっても、付勢力を一意的に示す指標を設けることができる。また、ギアの回転比の選択の幅を広げることができるので、設計の自由度を向上することができる。
本発明は、調整時に不勢力の度合いが把握しやすく、また操作性を向上した景品把持装置及び景品払い出しゲーム機を提供するという目的を、ハンド部材を付勢して、景品を把持する付勢力を付与する付勢部材と、回転プレートに接続され、回転に応じて付勢部材の支持位置を変更するウォームホイールと、外部から回転力を加えられることによりウォームホイールを回転するウォームとを、キャッチャに備えることによって実現した。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のゲーム機1を示す図であり、図1(a)は、正面図、図1(b)は、側面図である。
ゲーム機1(景品払い出しゲーム機)は、ゲームセンタ等に設置される、左右方向(矢印X方向)の幅2m程度、奥行き方向(矢印Y方向)の長さ1.5m程度、鉛直方向(矢印Z方向)の高さ2m程度のいわゆるクレーンゲーム機である。ゲーム機1は、内部にプレイフィールド2が設けられている。ゲーム機1は、プレイヤの操作に応じて、クレーンを模したキャッチャ20(景品把持装置)が動作される。ゲーム機1は、プレイフィールド2内に載置された景品Gが、景品獲得孔8に搬送されたときに、景品Gを、景品獲得孔8に連通した景品払い出し口9から外部に払い出す。
図1に示すように、ゲーム機1は、プレイフィールド2と、ケース4と、ウィンド5と、操作部7と、景品獲得孔8と、景品払い出し口9と、キャッチャ駆動部10と、キャッチャ20と、を備えている。
プレイフィールド2は、景品Gを搬送するためにキャッチャ20が、実際に動作される空間であり、景品Gを載置するテーブル2aが設けられている。
ケース4は、ゲーム機1の筐体である。
ウィンド5は、ゲーム機1の外部とプレイフィールド2とを仕切るための部材であり、外部からプレイフィールド2が視認できるように、例えば、透明なアクリル、ガラス等により形成される。
操作部7は、プレイヤがキャッチャ20を操作するための入力装置であり、移動ボタン、降下ボタン等から構成される。操作部7は、プレイヤが操作しやすいように、ケース1正面の操作パネル6に設けられている。
景品獲得孔8は、キャッチャ20が落下させた景品Gを、景品払い出し口9へと払い出すために、プレイフィールド2のテーブル2aに設けられた開口孔である。
景品払い出し口9は、景品獲得孔8に落下した景品Gを払い出すための景品獲得孔8に連通した開口孔である。景品払い出し口9は、プレイヤが景品Gを取り出しやすいように、ケース4の正面に設けられている。
キャッチャ駆動部10は、プレイフィールド2内でキャッチャ20を、水平面内(奥行方向及び左右方向)、鉛直方向に駆動するための装置である。キャッチャ駆動部10は、キャッチャ20を水平面内で移動させる移動レール11X,11YやDCモータ等を備える水平面内移動機構と、伸縮アーム12を駆動してキャッチャ20を鉛直方向に昇降させるDCモータ等を備える昇降機構等とから構成される。
伸縮アーム12は、その一端がキャッチャ20に接続されており、他の一端が移動レール11X,11Y側に支持される。これにより、キャッチャ20は、プレイフィールド2に吊り下げられるように設置される。なお、伸縮アーム12は、キャッチャ20を昇降して景品Gを拾い上げることができる構成であればよく、例えば、棒状の部材を伸縮可能とした構成、ワイヤを巻き上げる構成等を用いることができる。
キャッチャ20は、プレイフィールド2に置かれた景品Gを搬送するためのクレーンを模した装置である。キャッチャ20は、ハンド部材23L,23R(景品把持部材)を備えている。
ハンド部材23L,23Rは、互いに対向配置された腕状の部材であり、モータ26(後述する)等により開閉駆動され、プレイフィールド2内に置かれた景品Gを把持した状態で、拾い上げることができるようになっている。
キャッチャ20は、プレイ中以外のときは、プレイフィールド2内の景品獲得孔8の真上の位置P0に待機している。但し、設定により、キャッチャ20が位置P0以外の位置に待機するようにしてもよい。プレイ時には、キャッチャ20は、操作部7の操作に応じて移動先P1,P2等に移動した後、降下してハンド部材22が開閉動作される。
図2は、本実施形態のキャッチャ20の内部構造を示す正面図であり、ハンド部材23L,23Rが閉じた状態の図である。
図3は、本実施形態のキャッチャ20の内部構造を示す正面図であり、ハンド部材23L,23Rが開いた状態の図である。
図4は、本実施形態のキャッチャ20の内部構造を示す右側面である。
なお、図2〜図4は、内部構造を示すために、カバー20a(図1参照)を取り外した状態を示す。また、図2、図3は、把持力調整機構40の内部構成を示すために、正面のカバー45を除いた状態を示す。
図2、図4に示すように、キャッチャ20は、シャーシ24と、回転力付与部25と、回転移動部30L,30Rと、把持力調整機構40L,40Rを備えている。
なお、回転移動部30L,30Rは、左右対称の構成であるので、主に回転移動部30Rついて説明し、回転移動部30Lについては詳細な説明を省略する。把持力調整機構40L,40Rについても同様に、主に把持力調整機構40Rについて説明する。
シャーシ24は、キャッチャ20の基部となる部材である。
回転力付与部25は、回転移動部30L,30Rに、開閉駆動するための回転力を付与する装置である。回転力付与部25は、モータ26と、送りねじ27と、スライダ28とを備えている。
モータ26は、例えばDCモータ等であり、制御部(図示せず)により制御される。
送りねじ27は、モータ26にギア列等を介して機械的に接続され、モータ26により回転駆動される。送りねじ27は、回転軸Z1の方向が鉛直方向になるように配置される。
スライダ28(原動部材)は、送りねじ27に対して接続部(図示せず)を介して接続されており、送りねじ27の回転に応じて鉛直方向に移動する。図2に示すように、スライダ28の左下及び右下のコーナーの面は、円筒面状に形成されたフォロア面28aであり、回転移動部30L,30Rのカム面(後述する)に接している。
以上の構成により、回転力付与部25は、モータ26の回転力を、送りねじ27を介してスライダ28に伝達してスライダ28を鉛直方向に往復移動させ、最終的に回転移動部30Rに伝達して回転移動部30L,30Rを回転移動することができる。
回転移動部30Rは、直方体の部材である。回転移動部30Rは、内側上部のコーナーの面が、円筒面及び平面からなるカム面30aであり、スライダ28のフォロア面28aに摺接する。回転移動部30R(従動部材)は、奥行方向の回転軸Y1回りに回転可能に設けられ、スライダ28の上下移動にともない回転移動する(矢印θ1参照)。回転移動部30Rの一端には、ハンド部材23Rが取り付けられ、回転移動部30Rの回転移動にともなって、ハンド部材23Rが開閉駆動される(図3参照)。
また、回転移動部30Rは、付勢部材41(後述する)を引っ掛ける引っ掛けピン31を備えている。
把持力調整機構40Rは、付勢部材41と、ウォームホイール42と、ウォーム43と、回転操作部44と、指標46(図2に示す把持力調整機構40L参照)等と備えている。
付勢部材41は、引っ張りコイルばねである。付勢部材41は、一方の端部のフック41aが、回転移動部30Rの引っ掛けピン31に引っ掛けられており、もう一方の端部のフック41bが、回転プレート42aの引っ掛け孔42b(後述する)に引っ掛けられている。これにより、付勢部材41は、回転移動部30Rの引っ掛けピン31をウォームホイール42側に引っ張り、ハンド部材23Rを閉じ方向(矢印θ1右回り)に付勢して、ハンド部材23Rに対して景品Gを把持する付勢力を付与する。
ウォームホイール42は、回転軸X1の方向が左右方向になるように配置された歯車である。
ウォームホイール42には、ウォームホイール42と一体で回転する回転プレート42a(付勢部材支持部)が設けられている。回転プレート42aには、付勢部材41のフック41bを引っ掛けて支持する引っ掛け孔42bが設けられている。
ウォームホイール42の回転に応じて、回転プレート42aは、ウォームホイール42の回転軸X1と同軸に回転移動し、引っ掛け孔42bは、鉛直方向の支持位置が移動する。これにより、付勢部材41が伸縮して全長が変更され、ハンド部材23Rに付与する閉じ方向への付勢力を変更することができる。
このように、本実施形態の回転プレート42aは、ウォームホイール42と一体で回転移動するので、ハンド部材23Rの付勢力を変更することができる。また、回転プレート42aは、引っ掛け孔42bが回転軸X1から離れた位置に配置され、付勢部材41の支持位置の回転半径が大きくされる程、付勢部材41の支持位置の上端の位置と下端の位置との距離、つまり付勢部材41の支持位置の移動ストロークが大きくなる。これにより、回転プレート42aは、付勢力の調整幅を大きくすることができる。
ウォーム43は、回転軸Y2の方向が奥行方向になるように配置されている。ウォーム43は、ウォームホイールに噛み合っており、外部から回転力を加えられることによりウォームホイール42を回転する。これにより、付勢部材41の付勢力が変更される。
なお、ウォームホイール42及びウォーム43を利用することにより、回転プレート42aに付勢部材41による付勢力が働き、ウォームホイール42に回転力が加わっても、ウォームホイール42は、回転することがない。このため、付勢力が働いても付勢部材41の支持位置が変わることがなく、回転プレート42aは、付勢部材41の付勢力を設定値に保つことができる。
また、作業者は、付勢部材41の伸長を視認することにより、付勢部材41の付勢力を把握でき、操作性を向上することができる。
本実施形態では、ウォーム43の回転量が1回転以下で、付勢部材41の支持位置の移動ストロークを満足するように、以下のように、減速比(回転比)と、回転プレート42aの支持位置つまり引っ掛け孔42bの回転半径が設定されている。
本実施形態では、ウォーム43の回転角度の範囲が270°であり、ウォーム43が270°回転した場合にウォームホイール42が30°(図4に示す角度α参照)回転する。つまり、減速比が9(270/30)である。また、回転半径が例えば40mmであり、移動ストロークが約20mm(=2・40(mm)・π・30/360)である。
このように、本実施形態では、ウォーム43の回転量が1回転以下で、回転プレート42aの引っ掛け孔42bの移動ストローク約20mmを満足する。これにより、ウォーム43の回転量は、例えば送りねじ等を利用する場合に比べて少なくできるので、回転操作部44を何回も回転させる必要がない。
ところで、通常、ウォームホイール及びウォームを利用する場合、減速比が大きいために、被駆動部の移動ストロークを十分に確保することが困難である。
これに対して、本実施形態の把持力調整機構40Lは、引っ掛け孔42bを回転移動させることにより、ウォームホイール42及びウォーム43を利用し減速比が大きくても、引っ掛け孔42bの移動ストロークを満足することができる。
回転操作部44は、ウォーム43と一体で取り付けられた円柱状のつまみである。なお、回転操作部44、後述する指標46等は、正面図(図2,図3)においては、把持力調整機構40Lを利用して説明する。
回転操作部44の中心軸とウォーム43の回転軸とは、同軸である。回転操作部44は、回転操作されると、ウォーム43に回転力を加え回転させる。回転操作部44は、カバー45よりも奥行方向手前側に配置されている。回転操作部44の天面には、回転操作部44の回転角度を示すための矢印44aが印刷等により示されている。
このように、本実施形態の把持力調整機構40Lは、回転操作部44によりウォーム43に回転力を加えるので、例えばモータ駆動等により回転力を加える場合に比べて、構造を簡単にすることができ、コスト削減、小型化、軽量化することができる。
また、ウォーム43をモータ駆動等する場合には、重量増加にともない大きな駆動力が必要となる。これに対して、把持力調整機構40Lは、軽量化にともない、プレイフィールド2においてキャッチャ20を移動させるための駆動力を低減することができる。これにより、ゲーム機1は、キャッチャ20の制御を容易にできると同時に、キャッチャ20の揺れの発生を防止することができる。
指標46は、前面のカバー45に印刷やシール等により示されている。指標46は、回転操作部44の矢印44aが回転移動する範囲に対応して、回転操作部44の回転軸Y2を中心に270°の範囲で設けられている。指標46は、矢印44a回転位置を示す目盛りが、45°毎に設けられている。
これにより、回転プレート42aの引っ掛け孔42bの移動位置は、回転操作部44の回転位置に一意的に対応している。このため、指標46は、回転操作部44の回転位置を示すことにより、付勢部材41による付勢力を、作業者に対してわかりやすくかつ明確に告知することできる。
また、ウォームホイール42の回転移動量は、30°と小さいので、回転プレート42aの引っ掛け孔42bは、直線移動するとみなすことができる。このため、付勢力は、回転操作部44の回転に応じて線形的に移動する。これにより、回転操作部44の回転量に応じた付勢力の増加は、ほぼ一定になるため付勢力の調整がしやすく、操作性が向上する。
次に、把持力調整機構40Lの動作について、説明する。
図4に示すように、回転プレート42aの引っ掛け孔42bが、移動ストロークに中央にある場合には、図2に示すように、回転操作部44の矢印44aは、鉛直方向上側を向いており、指標46の中央のエリアを指している。
回転操作部44が右回りに回転された場合には、ウォーム43が軸Y2右回りに回転し、図4に示すように、ウォームホイール42及び回転プレート42aが軸X1左回りに回転する。これに応じて、回転プレート42aの引っ掛け孔42bが鉛直方向下側に移動する。これにより、付勢部材41の全長が短くなり、付勢部材41の付勢力が小さくなるので、ハンド部材23Rの閉じ方向(図2に示す矢印θ1右回り)の付勢力が小さくなり、把持力が小さくなる。
一方、図2に示すように、回転操作部44が左回りに回転された場合には、上記とは逆向きに作用し、付勢部材41の全長が長くなり、付勢部材41の付勢力が大きくなるので、ハンド部材23Rの把持力が大きくなる。
以上の付勢力の調整工程において、付勢力の大きさの程度は、回転操作部44の矢印44aとカバー45の指標46とにより、明確に告知される。これにより、作業者は、把持力の大きさの程度の把握できる。また、ドライバ等の工具を必要とすることなく、回転操作部44を回転するという簡単な操作で、把持力の大きさを調整することできる。
このように、本実施形態のキャッチャ20は、付勢力つまり把持力の調整の操作性を向上することができる。
以上説明したように、本実施形態のキャッチャ20は、構造を簡単にすることができ、コスト削減、小型化、軽量化することができる。また、簡単な操作で、ハンド部材23L,23Rの把持力の調整をすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
本実施形態において、ウォームは、回転操作部の操作により、直接回転される例を示したが、これに限定されない。例えば、回転操作部の代わりにピニオンギアを設け、さらに、このピニオンギアを回転させるラックギアからなる変換機構と、作業者がこのラックギアを直線移動するような操作部(直線操作部)とを設けてもよい。この場合、ラックギアの直線移動が回転移動に変換されて、ウォームが回転移動される。つまり、操作部に加えられた操作力が回転力に変換されてウォームへと伝達され、ウォームが回転される。
この場合にも、操作部の移動位置に応じた回転プレートの引っ掛け孔の位置は、一意的に決まる。さらに、回転操作部のように指標の範囲が360°に限定されることがない。これにより、この場合には、ウォームを複数回転つまり1回転以上回転させる場合であっても、付勢力を一意的に示す指標を設けることができる。また、ギアの回転比の選択の幅を広げることができるので、設計の自由度を向上することができる。
本実施形態のゲーム機を示す正面図及び側面図である。 本実施形態のキャッチャの内部構造を示す正面図であり、ハンド部材が閉じた状態の図である。 本実施形態のキャッチャの内部構造を示す正面図であり、ハンド部材が開いた状態の図である。 本実施形態のキャッチャの内部構造を示す右側面である。
符号の説明
1 ゲーム機
10 キャッチャ駆動部
20 キャッチャ
23L,23R ハンド部材
25 回転力付与部
26 モータ
27 送りねじ
28 スライダ
30L,30R 回転移動部
31 引っ掛けピン
40L,40R 把持力調整機構
41 付勢部材
42 ウォームホイール
42a 回転プレート
42b 引っ掛け孔
43 ウォーム
44 回転操作部
45 カバー
46 指標

Claims (7)

  1. 景品把持部材を付勢して、景品を把持する付勢力を付与する付勢部材と、
    前記付勢部材を支持し、前記付勢部材の支持位置に応じて前記付勢力を変更する付勢部材支持部と、
    前記付勢部材支持部に接続され、回転に応じて前記付勢部材の前記支持位置を変更するウォームホイールと、
    前記ウォームホイールに噛み合い、外部から回転力を加えられることにより前記ウォームホイールを回転するウォームと、
    を備える景品把持装置。
  2. 請求項1に記載の景品把持装置において、
    前記付勢部材支持部は、前記ウォームホイールの回転軸と同軸で回転移動すること、
    を特徴とする景品把持装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の景品把持装置において、
    前記ウォームは、その回転量が1回転以下で、前記付勢部材支持部の前記支持位置の移動ストロークを満足すること、
    を特徴とする景品把持装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品把持装置において、
    回転操作されることにより、前記ウォームに回転力を加える回転操作部を備えること、
    を特徴とする景品把持装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品把持装置において、
    操作力を加えることにより、直線移動する直線操作部と、
    前記直線操作部の直線移動を回転移動に変換することにより、前記操作力を回転力に変換して前記ウォームへと伝達する変換機構とを備えること、
    を特徴とする景品把持装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の景品把持装置において、
    前記回転操作部又は前記直線操作部の移動位置を示し、前記付勢部材支持部の移動位置に対応した指標を備えること、
    を特徴とする景品把持装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の景品把持装置を備え、
    前記景品把持装置が把持した景品を外部に払い出すこと、
    を特徴とする景品払い出しゲーム機。
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