JP4651365B2 - 遊技台および電磁波遮蔽装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台および制御装置に誤作動を引き起こす電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽装置に関するものである。
スロットマシンなどの遊技台は、ICチップや各種電子部品などが実装された制御基板により遊技進行が制御されており、この制御基板を所要形状の収納ケースに収納してなる制御装置が遊技台の内部に配置されている。そして、制御装置に誤作動を引き起こさせて不正に利益を獲得することを目的として、違法な電磁波を照射するゴト行為が行われることがあり、このような不正行為に対して遊技店で対処することは困難であった。
そこで、防磁又は防電波部材により形成したカバー部材を遊技機の筐体内部に設け、制御装置と接続ケーブルの全部又は一部を覆うことで、制御装置と接続ケーブルを電磁ノイズから保護するようにした遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−254975号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機においては、遊技機の前扉を開いたとき、カバー部材が制御装置の前面側に位置しているため、制御装置が視認不可能な状態となっており、制御装置を確認するためには、カバー部材を取り外す作業が必要となり、制御装置についての検査や保守作業が煩雑になる。加えて、法規上、「基板は、電子部分が装着された面を容易に見通すことができるように遊技機内に配置されていること」を遵守しなければならないので、特許文献1に記載のようなカバー部材を設けた遊技機は、適正な遊技機として認可されないため、現実的な電磁波対策とは言えない。
以上のような問題点に鑑み、本発明は、電磁波から遊技制御装置を良好に保護することが出来ると共に、遊技台の前面扉を開いたときには、遊技台本体内に装着した制御装置を良好に見通すことが出来る遊技台の提供を目的とするものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台において、前記制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体と、前記前面扉が閉止されているときには、前記電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、前記前面扉が開放されることに連動して電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させ、制御基板の前面側を開放する開放状態に変換させる電磁波遮蔽体変換手段と、を備え、前記電磁波遮蔽体変換手段は、前記本体に設けられ、前記電磁波遮蔽体の一端縁部を回動可能に支持する支持部と、前記前面扉と前記電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を回動させることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に電磁波遮蔽体を戻り回動させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部と、から構成したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の遊技台において、前記連結作動部には、前面扉と電磁波遮蔽体との連結形態を変化させることで、前面扉の閉止時における電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態および/または前面扉の開放時における電磁波遮蔽体の開放状態を調整する調整手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の遊技台において、前記電磁波遮蔽体は、複数の電磁波遮蔽パネルを屈曲部を介して連設してなり、前記電磁波遮蔽体変換手段は、電磁波遮蔽体の各電磁波遮蔽パネルを折り込みつつ開放状態に変換させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技台において、前記電磁波遮蔽体は、導電性の金属板により形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台において、前記制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体と、前記前面扉が閉止されているときには、前記電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、前記前面扉が開放されることに連動して電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させ、制御基板の前面側を開放する開放状態に変換させる電磁波遮蔽体変換手段と、を備え、前記電磁波遮蔽体は、導電性を有する可撓性シートにより形成し、前記電磁波遮蔽体変換手段は、前記電磁波遮蔽体の一端縁部を本体に固定する固定部と、前記前面扉と前記電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を撓ませることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に撓んだ電磁波遮蔽体を復元させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部と、から構成したことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台における前記制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体と、前記電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配された電磁波遮蔽状態と、電磁波遮蔽体が制御基板の前面側から退避して制御基板の前面側を開放する開放状態とに変換可能な状態で、電磁波遮蔽体を遊技台の本体へ取り付ける電磁波遮蔽体取付部と、電気的駆動源の駆動力により、前記電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態と開放状態を自在に変換できる電磁波遮蔽体変換駆動手段と、前記前面扉が本体の前面開口を閉止した閉状態と、前面扉が本体の前面開口から開いた開状態とを検知可能な検知手段と、前記検知手段が開状態を検出することに基づいて、電磁波遮蔽体駆動手段を駆動させることで電磁波遮蔽体を開放状態に変換させ、前記検知手段が閉状態を検知することに基づいて、電磁波遮蔽体駆動手段を駆動させることで電磁波遮蔽体を閉状態に変換させるように制御する電磁波遮蔽体変換駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、前記請求項6に記載の電磁波遮蔽装置を備えることを特徴とする
請求項1に係る遊技台によれば、遊技台の前面扉が閉止されているとき、電磁波遮蔽体変換手段は、電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持するので、不正な遊技者が遊技台の前面から電磁波を照射しても、その電磁波は電磁波遮蔽体により吸収・反射され、制御装置の制御基板上に実装されたICチップや各種電子部品に誤動作を引き起こすことを効果的に防止できる。また、遊技台の前面扉が開放されると、これに連動して、電磁波遮蔽体変換手段は電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させた開放状態とするので、検査や保守のために前面扉を開いたときには、手作業で電磁波遮蔽体を移動させなくても、遊技台本体内に装着した制御装置を良好に見通すことが出来る状態となる。加えて、電磁波遮蔽体変換手段は、前記本体に設けられ、電磁波遮蔽体の一端縁部を回動可能に支持する支持部と、前面扉と電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を回動させることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に電磁波遮蔽体を戻り回動させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部と、から構成したので、電気的駆動源を別途設けることなく電磁波遮蔽体変換手段による電磁波遮蔽体の状態変換動作を実現でき、簡易な構成で低コストに電磁波遮蔽体変換手段を採用できる。
また、請求項に係る遊技台によれば、連結作動部には、前面扉と電磁波遮蔽体との連結形態を変化させることで、前面扉の閉止時における電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態および/または前面扉の開放時における電磁波遮蔽体の開放状態を調整する調整手段を設けたので、電磁波遮蔽体変換手段によって電磁波遮蔽体の適切な状態変換を期せるように調整することができ、遊技台の機種や製造メーカーが異なっていても、電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段を装備できる汎用性の高いものとなる。
また、請求項に係る遊技台によれば、電磁波遮蔽体は、複数の電磁波遮蔽パネルを屈曲部を介して連設してなり、電磁波遮蔽体変換手段は、電磁波遮蔽体の各電磁波遮蔽パネルを折り込みつつ開放状態に変換させるようにしたので、電磁波遮蔽体変換手段により開放状態に変換された電磁波遮蔽体はコンパクトに収まることとなり、開放状態における電磁波遮蔽体の収容スペースを抑制でき、比較的大型の制御基板に対応させるために大型の電磁波遮蔽体を採用した場合でも、無理なく開放状態に変換させることが可能となるし、本体内部のハーネス配置構造などから空間的な制約がある場合でも、制約の範囲内で効果的に電磁波遮蔽体を開放状態に変換させることができる。
また、請求項4に係る遊技台によれば、電磁波遮蔽体は、導電性の金属板により形成するので、加工が容易で安価な材料を選択し易く、低コストの電磁波遮蔽体を採用できる。
また、請求項5に係る遊技台によれば、電磁波遮蔽体は、導電性を有する可撓性シートにより形成し、電磁波遮蔽体変換手段は、電磁波遮蔽体の一端縁部を本体に固定する固定部と、前面扉と電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を撓ませることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に撓んだ電磁波遮蔽体を復元させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部と、から構成したので、電磁波遮蔽体である可撓性シートが有する変形の自由度の高さから、電磁波遮蔽状態や開放状態を柔軟に設定することが出来る。
また、請求項に係る電磁波遮蔽装置によれば、検知手段による前面扉の閉状態と開状態の検出に基づいて、電磁波遮蔽体変換駆動制御手段が電磁波遮蔽体変換駆動手段の動作制御を行うことにより、自動で電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態と開放状態とに変換させることができ、遊技台の前面扉が閉止されているときは、電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持して電磁波を遮蔽し、また、遊技台の前面扉が開放されると、電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させた開放状態とし、検査や保守のために前面扉を開いたときには、手作業で電磁波遮蔽体を移動させなくても、遊技台本体内に装着した制御装置を良好に見通すことが出来る。
また、請求項に係る遊技台によれば、請求項7に係る電磁波制御装置を備えるので、検知手段による前面扉の閉状態と開状態の検出に基づいて、電磁波遮蔽体変換駆動制御手段が電磁波遮蔽体変換駆動手段の動作制御を行うことにより、自動で電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態と開放状態とに変換させることができ、遊技台の前面扉が閉止されているときは、電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持して電磁波を遮蔽し、また、遊技台の前面扉が開放されると、電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させた開放状態とし、検査や保守のために前面扉を開いたときには、手作業で電磁波遮蔽体を移動させなくても、遊技台本体内に装着した制御装置を良好に見通すことが出来る。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。まず、本発明に係る遊技台の具体的構造について説明しておく。
〈全体の構成〉
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観を示す斜視図である。図1に示すように、スロットマシン100の中央内部には、外周面に複数種類の絵柄(「7」、「Bar」、「ベル」、「リプレイ」等の文字や記号:図示省略)を配列した円筒状のリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、本体201の内部で回転できるように構成されている。
前面扉101には、リール表示窓113が設けられており、リール110〜112を正面から眺めると、これに施された絵柄がリール表示窓113から縦方向に3つ見えるようになっている。つまり、全リール110〜112が停止した場合、遊技者は、3×3の合計9個の絵柄を見ることができる。これらのリール110〜112が回転し、停止することにより、様々な絵柄の組み合せがリール表示窓113に表示されることになる。なお、本実施形態では、3個のリールを備えるものとしたが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各リール110〜112の裏側には、リール表示窓113上に表示される個々の絵柄を照らすためのバックライト(図示せず)が配置されている。バックライトは、例えば、7色(赤、緑、青紫の三原色と、白色等をはじめとするこれらの混合色)の光を発することが可能であり、各原色に対応したLED等を含んで構成される。
入賞ライン表示ランプ120は、遊技毎に有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ライン114は、スロットマシン100に投入された遊技媒体(本実施形態ではメダルを想定する。)の枚数によって変化する。例えば、図1に示すように5本の入賞ライン114を有する場合、メダルを1枚投入したときは中段の水平入賞ライン、2枚投入したときは、上段の水平入賞ラインおよび下段の水平入賞ラインを加えた3つの入賞ライン、3枚投入したときは更に2本の斜めの入賞ラインを加えた5ラインが有効となり、有効な入賞ライン114上に揃った絵柄の組み合せにより入賞が判断されることとなる。勿論、入賞ラインの数は5本に限定されるものではない。
スタートランプ121は、リール110〜112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、入賞役である再遊技に入賞したとき(例えば、リプレイ−リプレイ−リプレイの再遊技絵柄の組み合せが入賞ライン114上に揃ったとき)、遊技者へ次の遊技が再遊技であることを知らせるランプである。再遊技の場合、次遊技において遊技媒体であるメダルの投入が免除される。
告知ランプ123は、特別な入賞役(例えば、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB))に内部当選した状態にあることを遊技者に報知するランプである。メダル投入ランプ124は、遊技開始にあたって遊技者にメダルの投入が必要であることを報知するランプである。
メダル投入枚数表示ランプ125は、遊技者が投入したメダル枚数を表示するランプである。本実施形態では、1回の遊技に最大3枚までメダル投入できるので、縦に配置した3つのランプを用いてメダル投入枚数を表示している。無論、ランプで表示する他に7セグメント表示器等で直接メダル投入枚数を表示しても良い。
払出枚数表示器126は、メダルの払い出しのある何らかの入賞役に入賞したとき、遊技者へ払い出されるメダルの枚数を表示する表示器である。遊技回数表示器127は、ビッグボーナスゲーム中の一般ゲームの回数等を表示する表示器である。貯留枚数表示器128は、電子的に貯留(クレジット)しているメダルの枚数を表示する表示器である。演出用ランプ129は、遊技の興趣を高めるための演出に使用されるランプである。
メダル投入ボタン131,132は、貯留されたメダルをスロットマシン100へ電子的に投入するための投入ボタンであり、いわゆるベットボタンと呼ばれているものである。本実施形態では、3枚メダル投入ボタン131(最大枚数のメダルを投入できる、いわゆるマックスベットボタン)と、1回押下するごとに1枚のメダルを投入する1枚メダル投入ボタン132とを有し、これらのボタンのいずれかを押下することにより遊技に必要な1〜3枚のメダルがスロットマシン100へ電子的に投入される。2枚のメダルを投入する場合は、1枚メダル投入ボタン131を2回押下することとなる。投入されたメダル枚数分は、現在の貯留枚数から減算されて残枚数が貯留枚数表示器128に表示される。
メダル投入口ブロック133は、遊技を開始するに当たって遊技者が直接メダルを投入するための開口を有する。メダルを直接投入した際に、メダル投入口直下にあるメダルセレクターユニット(図示せず)内にメダルが詰まってしまった場合は、メダルキャンセルスイッチ133aを操作することによってメダルの詰まりを解消させる。スタートレバー135は、遊技の開始操作として、リール110〜112の回転を開始させるレバー型のスイッチである。
停止ボタンユニット136には、3つの停止ボタン(左停止ボタン136a,中停止ボタン136b,右停止ボタン136c)が設けられている。各停止ボタンは、押下することによって対応するリール110〜112を停止させるボタン型のスイッチである。具体的には、左停止ボタン136aを操作することによって左リール110が、中停止ボタン136bを操作することによって中リール111が、右停止ボタン136cを操作することによって右リール112がそれぞれ停止する。
各停止ボタンの内部にはランプ(図示せず)が設けられており、スタートレバー135が操作された後、リール110〜112の停止操作が可能な状態になると全ランプが点灯し、遊技者に停止操作が可能になったことを報知する。各停止ボタンのランプは各停止ボタンが押下される毎に消灯する。無論、停止操作可能な状態とその他の状態とでランプの発光色を変化させるように構成することもできる。
精算ボタン138は、遊技者が獲得したメダルを精算して排出する精算処理を行う場合に押下されるボタンである。
キー孔139は、扉開閉用のキーを差し込む孔で、キーを差し込んで時計方向に回すとロックが解除され、スロットマシン100の前面扉101を開けることができる。メダル排出口165は、メダルを排出するための開口であり、入賞時に払い出されるメダルはここから排出される。排出されたメダルは、受け皿160に溜まるようになっている。
上部ランプ190、サイドランプ151,152、中央ランプ153,154、腰部ランプ155,156、下部ランプ157,158は、遊技を盛り上げるための演出用のランプであり、遊技状態に応じて点灯/消灯/点滅する。また、図示を省略したタイトルパネルランプによりタイトルパネル140を照明する。本実施形態では、受皿160を透光性材料で構成し、受皿取り付け面からランプ光を入射させることで上記演出用のランプと同様の効果を発揮させるように構成している。また、受皿160には、着脱可能に構成した灰皿ユニット170が設けられている。
また、スロットマシンの上部(リール表示窓113の上方)中央部には、遊技に関する各種の情報(ゲームを盛り上げるためキャラクタ等を登場させるゲーム画面、スロットマシンの内部で異常が発生した場合にエラーの内容を表示するエラー画面など)を表示することができるLCD180が設けられており、このLCD180を用いて、各種スイッチ類(例えば、3枚メダル投入ボタン131や1枚メダル投入ボタン132,スタートレバー135,停止ボタン136a〜136c,精算ボタン138等)に生じた動作不良に関する情報も報知する。
〈内部の構成〉
次に、本実施形態に係るスロットマシン100の内部構成について説明する。図2は、前面扉101を本体201から開いた状態の斜視図であり、本図においては、本発明の特徴的構成である電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段を理解し易いように、前面開放の本体201を構成する上板201aを取り外した状態に描いてある。本来は、この上板201aが、背板201bと右側板201cと左側板201dの上端縁に装着されている。
本体201の内部には、ほぼ水平方向のリール固定台210を配設し、リール110〜112がリール表示窓113の裏面に臨む位置でリールユニット220が固定されるようになっている。このリール固定台210の下部空間には、各部への駆動電力を供給する電源装置、メダル投入口ブロック133より投入されたメダルを貯留すると共に受皿160へメダルを払い出すメダルホッパー230、メダルホッパー230から溢れたメダルを受け入れて貯留する補助タンク240等が収容されている。
また、本体201の内部の適所(例えば、上記リールユニット220の上方となる背板201bの前面)には、主として遊技制御機能を実現する主制御装置300を固定する。本体201の内部における側壁部(例えば、前面扉101の蝶番機構の設けられた側である左側板201dの内側面)には、主として演出機能を実現する副制御部400を固定し、この副制御装置400が作動させるLCD180等の演出用デバイスと、前面扉101の裏面上部に設けられたLCD制御基板191を介して接続される。
なお、上記主制御装置300や副制御装置400は、ICチップや各種電子部品等が実装された制御基板を透明な樹脂製収納ケースに収納したものである。特に、主制御装置300は遊技進行の諸制御を行う重要な装置であり、遊技進行に用いられるプログラムが書き換えられて、射幸心を煽るような遊技内容に改竄されてしまうと、健全な遊技台としての機能を損なうので、そのような改竄が施されたか否かを容易に確認できるように、前面扉101を開いたときには、主制御装置300の前面側(制御基板のパーツ実装面)が見通せるように、リールユニット220よりも上方となる背板201bの前面に取り付けられている。このため、主制御装置300に誤動作を引き起こす電磁波を遊遊技客が照射する不正行為に対して無防備となってしまう。
そこで、本実施形態に係る遊技台100は、「制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体」と、「前面扉が閉止されているときには、電磁波遮蔽体が制御装置の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、前面扉が開放されることに連動して電磁波遮蔽体を制御装置の前面側から退避させ、制御装置の前面側を開放する開放状態に変換させる電磁波遮蔽体変換手段」とを備えるものとした。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第1構成例〉
上記電磁波遮蔽体の第1構成例である電磁波遮蔽板500は、加工が容易で安価な材料を選択し易い金属板を用いて形成したもので、主制御装置300の前面側を覆い得る横長の前板部501と、該前板部501の左右両側方を各々後方へ屈曲させた側板部502,502を備えることで、主制御装置300の前面側および左右両側方を電磁波から遮蔽する機能を持たせた。
また、上記電磁波遮蔽板500を電磁波遮蔽状態と開放状態とに変換する電磁波遮蔽体変換手段としては、電磁波遮蔽板500の前板部501の上端縁を垂下させた状態で回動可能に支持するように上板201aの底面に取り付けられるヒンジ部601と、電磁波遮蔽板500の適所に設けた従動接続部503と前面扉101の裏面側上部適所に設けた作動接続部材192(図3(a)を参照)とに連結される連結作動紐602(例えば、繊維製の紐や金属製ワイヤ等の可撓性を有する紐)と、から構成する。
すなわち、ヒンジ部601は「電磁波遮蔽体の一端縁部を回動可能に支持する支持部」として機能し、連結作動紐602は「前面扉と電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を回動させることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に電磁波遮蔽体を戻り回動させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部」として機能する。
このように、本構成例の電磁波遮蔽体変換手段においては、前面扉101が閉じられているとき、図4(a)および図5(a1),(a2),(a3)に示すように、電磁波遮蔽板500の前板部501が主制御装置300の前面に位置する従動接続部503と前面扉101の裏面側に設けた作動接続部材192とを結ぶ直線距離が連結作動紐602の長さとほぼ等しくなるように設定しておくことで、金属製の電磁波遮蔽板500は自重により主制御装置300の前面および左右両側方を覆う状態を保持することとなり、電磁波遮蔽状態が実現される。一方、前面扉101が開けられたとき、図4(b)および図5(b1),(b2),(b3)に示すように、作動接続部材192に接続された連結作動紐602に牽引されて金属製の電磁波遮蔽板500が前面側へ上方回動してゆき、主制御装置300の前面側から電磁波遮蔽板500が退くので、本体201の前面から主制御装置300の前面が見通せる開放状態に変換される。
従って、遊技台100の前面扉101が閉止されているとき、連結作動紐602には電磁波遮蔽板500を引き起こす牽引力が作用しないので、電磁波遮蔽板500が主制御装置300の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、不正な遊技者が遊技台の前面から電磁波を照射しても、その電磁波は電磁波遮蔽板500により吸収・反射され、主制御装置300の制御基板上に実装されたICチップや各種電子部品に誤動作を引き起こすことを効果的に防止できる。また、遊技台100の前面扉101が開放されると、これに連動して、連結作動紐602には電磁波遮蔽板500を引き起こす牽引力が作用するので、電磁波遮蔽板500を主制御装置300の前面側から退避させた開放状態に変換させ、検査や保守のために前面扉101を開いたときには、手作業で電磁波遮蔽板500を移動させなくても、本体201内に装着した主制御装置300を良好に見通すことが出来る状態となる。
なお、上記連結作動紐602の端部にはフック602aを設けておき、前面扉101の裏面側適所にビス止めされた作動接続部材192に形成した係止孔192aにフック602aを引っ掛けて係止する構造とし(図3(a)を参照)、連結作動紐602の取り外しを容易に行えるようにした。同様に、電磁波遮蔽板500の従動接続部503に形成した係止孔503aに連結作動紐602のフック602aを引っ掛けて係止する(図4(a),(b)を参照)。
また、本構成例においては可撓性を有する連結作動紐602を連結作動部として用いることで、作動接続部材192と従動接続部503の形成位置に多少の誤差が生じていても、その誤差を吸収し易いものとしたが、これに限らず、硬質で長尺な棒を連結作動部として用いても良い。斯くすれば、前面扉101を閉じて電磁波遮蔽板500を電磁波遮蔽状態に復帰させる際に、前面扉101を閉じる力が連結作動部を介して伝達され、電磁波遮蔽板500を回動復帰させる力として作用するので、ヒンジ部601の摺動抵抗が高くて電磁波遮蔽板500の自重のみで回動復帰し難い場合でも、確実に電磁波遮蔽板500を電磁波遮蔽状態へ変換させることが可能となる。なお、連結作動部に硬質で長尺な棒を用いた場合、作動接続部材192と従動接続部503の形成位置に誤差があると、連結作動部の連結に支障があるので、例えば、図3(b),(c)に示すように比較的広い面積の貼着部193bを有する作動接続部材193を用い、貼着部193bの裏面から保護紙193cを剥がすと現れる貼着面193dによって、前面扉101裏面の適切な位置に作動接続部材193を貼り付けるようにしても良い。
さらに、本構成例における電磁波遮蔽板500は、ソリッドな金属板より構成したが、これに限らず、金網(ワイヤ・メッシュ、エキスパンド・メタル、パンチング・メタルなど)、金属膜(金属箔、蒸着、メッキ)、金属溶射、導電塗装、導電性プラスチックなどで電磁遮蔽機能を実現するようにしても良い。また、電磁波遮蔽板500の形状も本構成例に限定されるものではなく、左右側板部502の無いフラットな板材のみでも良いし、主制御装置300の外形にマッチングする複雑な形状であっても良い。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第2構成例〉
図6に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第2構成例であり、電磁波遮蔽体としての電磁波遮蔽板510の一側に連結突起514を設け、電磁波遮蔽体変換手段は、ヒンジ部611によって回動可能に支持された電磁波遮蔽板510と前面扉101の作動接続部材とを直接接続せずに、連結作動紐612とパンタグラフ状のリンク機構613を用いて接続するものとした。
上記リンク機構613は、リンク保持部614によって側壁内面適所に固定される板状の下部平行アーム613aと、この下部平行アーム613aと平行を保って移動する板状の上部平行アーム613bと、これら上下平行アーム613a,613bの前側端部へ回動可能に接続される板状の前部回動アーム613cと、前部回動アーム613cと平行を保持するように上下平部行アーム613a,613bの後側端部へ回動可能に接続される板状の後部回動アーム613dと、上部水平アーム613bと前部回動アーム613cの回動軸に後端部が軸着される板状の作動アーム613eとから成る。
そして、作動アーム613eの前端側に連結作動紐612が接続され、前面扉101が閉じられて連結作動紐612がリンク機構610に牽引力を作用していないとき、前後部回動アーム613c,613dが後方へ水平近くまで倒れ込んで、下部水平アーム613aと上部水平アーム613bが近接し、且つ、上部水平アーム613bの上辺部が電磁波遮蔽板510の連結突起514に下方から押し当たる状態となる。これが電磁波遮蔽板510の電磁波遮蔽状態である(図6(a)を参照)。
このように、ヒンジ部611と連結作動紐612とリンク機構613とから構成した電磁波遮蔽体変換手段においては、前面扉101が開かれて、連結作動紐612が引かれると、作動アーム613eが上部水平アーム613bと前部回動アーム613cの軸部を前側上方へ引き上げて行くこととなる。そのため、上部水平アーム613bが前側上方へ移動するに伴って、電磁波遮蔽板510の連結突起514には、上側へ押し上げられる力が作用し、ヒンジ部611によって回動可能となている電磁波遮蔽板500は前側上方へ回動して行き、電磁波遮蔽板510が主制御装置300の前面側から退避した開放状態となる(図6(b)を参照)。
本構成例のように、リンク機構613を用いた電磁波遮蔽体変換手段を採用すると、電磁波遮蔽板の移動角度を90゜近くにすることができ、上述した第1構成例の電磁波遮蔽体変換手段を採用した場合よりも、主制御装置300の前面側の見通しを一層良好ならしめることが出来る。なお、リンク機構613の構成はこれに限らず、前面扉101が解放される際の牽引力を電磁波遮蔽体510を回動させる力に変換できれば、公知既存の如何様な構成を態様しても構わない。また、連結作動紐612を介在させずに、リンク機構613が前面扉101に取り付けられるような構成としても良い。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第3構成例〉
図7に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第3構成例であり、縦方向の長さ調整機能を設けた電磁波遮蔽体としての電磁波遮蔽部材520の上端縁をヒンジ部621によって回動可能に支持し、前記第1構成例の連結作動部と同様な連結作動紐622によって電磁波遮蔽部材520と前面扉101とを接続したものである。
そして、本第3構成例においても、遊技台100の前面扉101が閉止されているとき、連結作動紐622には電磁波遮蔽部材520を引き起こす牽引力が作用しないので、電磁波遮蔽部材520が主制御装置300の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、不正な遊技者が遊技台の前面から電磁波を照射しても、その電磁波は電磁波遮蔽部材520により吸収・反射され、主制御装置300の制御基板上に実装されたICチップや各種電子部品に誤動作を引き起こすことを効果的に防止できる。また、遊技台100の前面扉101が開放されると、これに連動して、連結作動紐622には電磁波遮蔽部材520を引き起こす牽引力が作用するので、電磁波遮蔽部材520を主制御装置300の前面側から退避させた開放状態に変換させ、検査や保守のために前面扉101を開いたときには、手作業で電磁波遮蔽部材520を移動させなくても、本体201内に装着した主制御装置300を良好に見通すことが出来る状態となる。
而して、この第3構成例における電磁波遮蔽部材520は、第1遮蔽板部521と第2遮蔽板部522とを長さ調整部523によってスライド可能に保持した構造としてあり、第2遮蔽板部522を下方へ引き出すことで、電磁波遮蔽部材520の面積を変化させることが可能である。すなわち、遊技台100の機種によって主制御装置300を装着する空部(リールユニット220の上方に生じる空部)の縦長が異なっていた場合であっても、電磁波遮蔽部材520を用いておけば、主制御装置300の前面側を必要十分に覆い得るようなサイズ調整を簡便に行うことができ、利便性が高い。なお、電磁波遮蔽部材520側に連結作動紐622を接続する従動接続部524は、第1遮蔽板部521に設ける場合に限らず、第2遮蔽板部522に設けても良いし、長さ調整部523に設けても良い。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第4構成例〉
図8に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第4構成例であり、折り込み可能な電磁波遮蔽体としての電磁波遮蔽部材530の上端縁をヒンジ部631によって回動可能に支持し、連結作動紐632によって電磁波遮蔽部材530と前面扉101とを接続し、電磁波遮蔽部材530を折り込みつつ開放状態に変換させるようにしたものである。
本構成例における電磁波遮蔽部材530は、上部電磁波遮蔽パネル531と下部電磁波遮蔽パネル532とを蝶番機構等を採用した屈曲部533を介して縦方向に連設し、例えば、下部電磁波遮蔽パネル532の下部裏面側適所に設けた従動接続部534を形成し、この従動接続部534に連結作動紐632の一端が接続されるものとした。この連結作動紐632は、例えば、上部電磁波遮蔽パネル531の上部適所に開設した連通孔535から電磁波遮蔽部材530の前側に抜け、前面板101の作動接続部材に連結される。
このように、本構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段においては、前面扉101が閉じられているとき、電磁波遮蔽部材530が折れ曲がることなく自重により主制御装置300の前面を覆う状態を保持することとなり、電磁波遮蔽状態が実現される(図8(a))。一方、前面扉101が開けられたとき、前面扉101の作動接続部材と電磁波遮蔽部材530の連通孔535とを結ぶ直線距離が長くなるために、電磁波遮蔽部材530の裏面側から連結作動紐632が送り出されて行くこととなり、従動接続部534から連通孔535までの紐長さが短くなるために、上部電磁波遮蔽パネル531の連通孔533と下部電磁波遮蔽パネル532の従動接続部534とが近接するように、屈曲部534で折れ曲がりつつ主制御装置300の前面から退避し、本体201の前面から主制御装置300の前面が見通せる開放状態に変換される(図8(b)を参照)。
本構成例のように、上部電磁波遮蔽パネル531と下部電磁波遮蔽パネル532とが折り込まれつつ上方へ移動するような状態変換を採用すれば、開放状態に変換された電磁波遮蔽部材530はコンパクトに収まることとなる。しかも、上述した第1〜第3構成例のように回動軸回りに電磁遮蔽体を回動させて状態変換を行う手法を採用した場合、電磁波遮蔽体の軸着側から非軸着側端部までの距離が長くなると、それだけ状態変換広いスペースを電磁波遮蔽体の状態変換のために確保しておかなければならないが、本体201内部の各装置間を接続するハーネスが障害となって十分なスペースを確保できない場合に、本第4構成例を採用すれば、スペース的な制約の範囲内で効果的に電磁波遮蔽部材530を状態変換させることができる。
なお、上述した第4構成例においては、上部電磁波遮蔽パネル531と下部電磁波遮蔽パネル532から電磁波遮蔽部材530構成するものとしたが、3以上の電磁波遮蔽パネルに分割し、各電磁波遮蔽パネルを屈曲部で連設するようにしても良い。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第5構成例〉
図9に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第5構成例であり、上部電磁波遮蔽パネル541と下部電磁波遮蔽パネル542とを屈曲部543を介して縦方向に連設した電磁波遮蔽体である電磁波遮蔽部材540の上端縁をヒンジ部641によって回動可能に支持し、一端が電磁波遮蔽部材540の従動接続部544に連結される第1連結作動棒642と一端が前面扉101の作動接続部材に連結される第2連結作動棒643をバネ644を介して接続し、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643が所定の角度を保つように付勢される連結作動部を構成した。
上記バネ644は、コイルスプリングの一端部である第1接続部644aと他端部である第2接続部644bが所定の角度を成すようにしたもので(図9(a)における拡大部を参照)、第1接続部644aを第1連結作動棒642に、第2接続部644bを第2連結作動部643にそれそれ接続することで、電磁波遮蔽部材540の従動接続部544と前面扉101の作動接続部材を一本の連結作動棒で接続した場合よりも、下部電磁波遮蔽パネル542と第1連結作動棒642の成す角度αが小さくなるように、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643が屈曲接続された屈曲状態を生ぜしめることができる。この屈曲状態においては、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643の下方の空間を広くすることができる。
斯く構成した第5構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段においては、前面扉101が閉じられているとき、第1作動連結棒642と第2作動連結棒643が屈曲接続された屈曲状態となるように設定しておくことで、電磁波遮蔽部材540は自重により主制御装置300の前面を覆う状態を保持することとなり、電磁波遮蔽状態が実現される(図9(a)を参照)。一方、前面扉101が開けられたとき、その牽引力が第2連結作動棒643およびバネ644を介して第1連結作動棒642に伝達され、下部電磁波遮蔽パネル542の下端が前側上方へ引き上げられてゆき、この下部電磁波遮蔽パネル542の回動動作によって上部電磁波遮蔽パネル541も前側上方へ回動してゆき、主制御装置300の前面側から電磁波遮蔽部材540が退くので、本体201の前面から主制御装置300の前面が見通せる開放状態に変換される(図9(b)を参照)。
なお、本構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段によれば、バネ644の特性(第1接続部644aと第2接続部644bの成す角度、捩りバネのトルク負荷など)、第1作動連結棒642と第2作動連結棒643との接続部位、第1連結棒642と下部電磁波遮蔽パネル542との接続部位、上部電磁波遮蔽パネル541と下部電磁波遮蔽パネル542との連設部位、といった種々の要因を変えることで、電磁波遮蔽部材540の最下端部が通過して行く軌跡を様々に変化させることができ、例えば、リールユニット220上にあるハーネスを効果的に避けつつ電磁波遮蔽部材540を電磁波遮蔽状態から開放状態(もしくは開放状態から電磁波遮蔽状態)へ変換させるような設計を容易に行うことができる。
さらに、本構成例の電磁波遮蔽体変換手段の連結作動部は、バネ644を介して第1連結作動棒642と第2連結作動棒643を接続する構造とすることで、前面扉101と電磁波遮蔽部材540との連結形態を様々に変化させることが可能となる。
例えば、スロットマシン100の機種や製造メーカーが異なると、前面扉101の裏面構造や本体201における制御装置300の収容部位も異なる可能性があるため、第5構成例に係る電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段を汎用品として種々のスロットマシン100に取り付ける場合、ヒンジ部641の取付可能位置が手前(前面側)過ぎたり逆に奥(背板201b側)過ぎたり、或いは前面扉101の裏面側で作動接続部材192の固定可能位置が制限されて、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643を適切に接続できない場合が考えられる。このような場合、バネ644の屈曲角度を変化させれば、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643を夫々前面扉101の作動接続部部材192と電磁波遮蔽部材540の従動接続部544へ接続したときに、適切な電磁波遮蔽状態を実現できる位置に電磁波遮蔽部材540が配されるように調整することが可能である。
また、電磁波遮蔽部材540を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換したときに、電磁波遮蔽部材540の回動角度が足りなくて制御装置300の前面側が良く見えない場合には、バネ644としてトルク負荷の高い捩りバネを用いれば、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643の連結部が開きに難くなる(一直線状に延び難くなる)ので、前面扉101の解放時における作動連結部材192から従動接続部544までの直線距離が実質的に短縮され、その分だけ電磁波遮蔽部材540の下端縁がより高い位置まで引き上げられることとなり、適切な開放状態を実現できる位置に電磁波遮蔽部材540が配されるように調整することが可能である。
このように、バネ644を介して第1連結作動棒642と第2連結作動棒643を接続した連結作動部は、「前面扉と電磁波遮蔽体との連結形態を変化させることで、前面扉の閉止時における電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態および/または前面扉の開放時における電磁波遮蔽体の開放状態を調整する調整手段」を有するものとなる。なお、電磁波遮蔽状態や開放状態の調整を行うに際して、バネ644の第1接続部644aと第2接続部644bを力尽くで曲げて角度を変えたり、第1連結作動棒642と第2連結作動棒643を接続するバネ644を増やしてトルク負荷を高めたりしても良いし、バネ644を着脱容易な構造として、別途用意した所望角度あるいは所望トルク負荷のバネと換装することによって、調整できるようにしても良い。また、電磁波遮蔽状態の調整のみを行う場合には、バネ644に代えて、開脚角度を変えたり所定の開脚角度に固定できるコンパスに類した接続部材を用い、この接続部材によって第1連結作動棒642と第2連結作動棒643の接続角度を調整した後にその角度に固定すれば良い。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第6構成例〉
図10に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第6構成例であり、平板状の電磁波遮蔽体である電磁波遮蔽板550の一側方端縁を本体201の内面側(例えば、前面扉101の軸着側である左側板201dの内面側)にヒンジ部651によって回動可能に支持し、電磁波遮蔽板550の自由端側裏面適所に当接する位置規制突部652を上板201aの下面から下方へ突設し、一端が電磁波遮蔽板550の従動接続部554に接続される連結作動棒533の他端を前面扉101の作動接続部材194に接続して、連結作動部を構成した。
斯く構成した第6構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段においては、前面扉101が閉じられているとき、電磁波遮蔽板550の裏面が位置規制突部652に当接する状態となるように作動連結棒653の長さを設定しておくことで、電磁波遮蔽板550の電磁波遮蔽状態が実現できる(図10(a)を参照)。一方、前面扉101が開けられたとき、その牽引力が連結作動棒653を介して電磁波遮蔽板550に伝達され、電磁波遮蔽板550の自由端側が手前に回動してゆき、主制御装置300の前面側から電磁波遮蔽板550が退くので、本体201の前面から主制御装置300の前面が見通せる開放状態に変換される(図10(b)を参照)。
なお、本構成例のように電磁波遮蔽体を横開きさせるようにした場合、電磁波遮蔽体の上端を回動自在に支承した第1〜第5構成例と異なり、電磁波遮蔽体の自重のみに依存して開放状態から電磁波遮蔽状態へ回動復帰させることは困難なので、本構成例のように硬質な連結作動棒を用いることが有効であるが、例えば、電磁波遮蔽板550を回動可能に支持するヒンジ部651に付勢手段(バネ等)を付加することで、電磁波遮蔽板550の自由端側が主制御装置300の前面側へ回動する付勢力を与えておけば、可撓性の連結作動紐を用いても連結作動部を構成できる。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第7構成例〉
図11に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第7構成例であり、左側部電磁波遮蔽パネル561と右側部電磁波遮蔽パネル562とを屈曲部563を介して横方向に連設した電磁波遮蔽体である電磁波遮蔽部材560の左側部電磁波遮蔽パネル561の左側板201d側端縁をヒンジ部661によって回動可能に支持し、電磁波遮蔽体560の右側部電磁波遮蔽パネル562の裏面適所に当接する位置規制突部662を上板201aの下面から下方へ突設し、一端が電磁波遮蔽パネル562の右側板201c側端縁に形成した従動接続部564に連結される第1連結作動棒663と一端が前面扉101の作動接続部材195に連結される第2連結作動棒664をバネ665を介して接続し、第1連結作動棒663と第2連結作動棒664が所定の角度を保つように付勢される連結作動部を構成した。
斯く構成した第7構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段においては、前面扉101が閉じられているとき、電磁波遮蔽部材560の裏面が位置規制突部662に当接する状態となるようにバネ665による屈曲角度と第1作動連結棒663と第2連結作動棒664の長さを設定しておくことで、電磁波遮蔽部材560の電磁波遮蔽状態が実現できる(図11(a)を参照)。一方、前面扉101が開けられたとき、その牽引力が第1連結作動棒663を介して電磁波遮蔽部材560に伝達され、電磁波遮蔽部材560の右側部電磁波遮蔽パネル562が手前に回動してゆき、この右側部電磁波遮蔽パネル562の回動動作に追随して左側部電磁波遮蔽パネル561も手前に回動してゆき、主制御装置300の前面側から電磁波遮蔽部材560が退くので、本体201の前面から主制御装置300の前面が見通せる開放状態に変換される(図11(b)を参照)。なお、本構成例において、バネ665を介して第1連結作動棒663と第2連結作動棒664を接続した連結作動部は、「前面扉と電磁波遮蔽体との連結形態を変化させることで、前面扉の閉止時における電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態および/または前面扉の開放時における電磁波遮蔽体の開放状態を調整する調整手段」を有するものとなる。
〈電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第8構成例〉
図12に示すのは、電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第8構成例であり、導電性を有する可撓性シート(導電樹脂を薄板状に成型したシート)より成る電磁波遮蔽板570を電磁波遮蔽体とし、電磁波遮蔽体変換手段は、電磁波遮蔽板570の上端縁を上板210aの下面に固定する固定部671と、電磁波遮蔽板570の従動接続部573と前面扉101の作動接続部とを接続した連結作動部である連結作動紐672と、から成る。
斯く構成した第8構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段においては、遊技台100の前面扉101が閉止されているとき、連結作動紐672には電磁波遮蔽板570を引き起こす牽引力が作用しないので、電磁波遮蔽板570下端が重力方向へ垂下し、主制御装置300の前面側に配される電磁波遮蔽状態が実現できる(図12(a)を参照)。一方、前面扉101が開けられたとき、その牽引力が連結作動紐672を介して電磁波遮蔽板570に伝達され、電磁波遮蔽板570の従動接続部573が手前に引かれ、電磁波遮蔽板570の下方部が撓みつつ前側へ引き上げられて行き、主制御装置300の前面側から電磁波遮蔽板570が退くので、本体201の前面から主制御装置300の前面が見通せる開放状態に変換される(図12(b)を参照)。
なお、本構成例のように電磁波遮蔽体を可撓性の導電樹脂等で形成した場合には、開放状態から電磁波遮蔽状態へ変換させるために、初期状態への復元が速やかに行われるような弾性を持たせておく必要があるものの、電磁波遮蔽板570の弾性が強すぎると、前面扉101を開く際に、電磁波遮蔽板570を撓ませるために強い力が必要となって利便性を損なうので、これらを勘案した適宜な弾性を適用することが望ましい。
〈電磁波遮蔽装置の実施形態〉
図13に示すのは、電磁波遮蔽装置700の実施形態であり、上述した遊技台100のように予め電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段を装備していない遊技台に対して、電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段の機能を付加できるものである。
電磁波遮蔽装置700は、主制御装置300が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体710と、電磁波遮蔽体710を回動自在な状態で上板201aの下面に取り付ける第1取付部721および第2取付部722と、電磁波遮蔽体710の裏面側に当接して前側から上方へ回動させる作動腕部731(図13(c),(d)を参照)と、この作動腕部731の回動軸を正逆回転させる電気的駆動源たるモータ732(図13(c),(d)を参照)と、電磁波遮蔽体710の一側方(右側板201c側)に設けられて閉じられた前面扉101を検知できると共に前面扉101が所定角度以上開くと前面扉101を検知できなくなる検知エリア(図13(d)におけるSAの範囲で、例えば20cm程度の範囲)を有するセンサ740と、センサ740が前面扉101を検知しているときは作動腕部731が重力方向に位置させ、センサ740が前面扉101を検知しなくなるとモータ732を正転させて作動腕部731を前上方へ約90゜回動させ、センサ740が前面扉101を検知するとモータ732を逆転させて作動腕部731を後下方へ約90゜戻り回動させるコントローラ750と、を備える。
本実施形態の電磁波遮蔽装置700において、電磁波遮蔽体710は、前面側を覆い得る横長の前板部711と、該前板部711の左右両側方を各々後方へ屈曲させた側板部712,712を備えることで、主制御装置300の前面側および左右両側方を電磁波から遮蔽する機能を持たせた。また、第1,第2取付部721,722は、電磁波遮蔽体710が主制御装置300の前面側に配された電磁波遮蔽状態と、電磁波遮蔽体710が主制御装置300の前面側から退避して主制御装置300の前面側を開放する開放状態とに変換可能な状態で、電磁波遮蔽体710を遊技台100の本体201へ取り付ける電磁波遮蔽体取付部として機能する。また、作動腕部732と、該作動腕部732を駆動する電気的駆動源たるモータ732は、電磁波遮蔽体710を電磁波遮蔽状態と開放状態を自在に変換できる電磁波遮蔽体変換駆動手段として機能する。また、センサ740は、前面扉101が本体201の前面開口を閉止した閉状態と、前面扉101が本体201の前面開口から開いた開状態とを検知可能な検知手段として機能する。コントローラ750は、検知手段たるセンサ740が開状態を検出すること(前面扉101を検知できなくなったこと)に基づいて、電磁波遮蔽体駆動手段を駆動させる(モータ732を正転させて作動腕部731を前上方へ回動させる)ことで電磁波遮蔽体710を開放状態に変換させ、センサ740が閉状態を検知すること(前面扉101を再び検知できるようになったこと)に基づいて、電磁波遮蔽体駆動手段を駆動させる(モータ732を逆転させて作動腕部731を後下方へ回動させる)ことで電磁波遮蔽体710を閉状態に変換させるように制御する電磁波遮蔽体変換駆動制御手段として機能する。
なお、本実施形態においては、コントローラ750の筐体内にモータ732および電源部を収納するものとし、コントローラ750の筐体から延出する受電用のコード760を介して、外部から給電を受けるものとした。例えば、コード760への給電先を遊技台100の電源とは別にしておくと、遊技台100の電源を遮断した状態で主制御装置300の点検・保守作業を行う場合でも、電磁波遮蔽装置700は独立して動作させておくことができるので、前面扉201を開いたのに電磁波遮蔽体710が開放状態に変換されないような不具合を回避できる。或いは、主制御装置300に対する保守・点検作業に要する時間に応じた電磁波遮蔽装置700の駆動を保証できる電源容量のバッテリを装備させても良い。
上述した電磁波遮蔽装置700は、既存の遊技台に対して、電磁波遮蔽体710が主制御装置300の前面側に配されるように装着するだけで、電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段の機能を実現できるので、汎用性の高いものとなる。また、電磁波遮蔽装置700を設ける事による主制御装置300に対する電磁波遮蔽の効果および保守・点検時における主制御装置300の見通しを阻害しない効果は、上述した第1〜第8構成例の電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段を備える遊技台と同様である。
なお、本実施形態の電磁波遮蔽装置700においては、検知可能エリア内に遮蔽物が有るか否かの2状態を検知するセンサ740を用いたため、作業者の手がセンサ740の検知エリア内に入ることで、コントローラ750が電磁波遮蔽体710を電磁波遮蔽状態へ戻り回動させるような誤動作も考えられるが、例えば、センサ740の検知時間が所定時間以上持続しない場合は前面扉101の閉止と判断させないようにしたり、センサ740を2以上設けて、全てのセンサの検知時間が所定時間以上持続した場合に前面扉101が閉止されたと判断させたりすることで、電磁波遮蔽装置700の誤動作を回避できる。また、リミットスイッチ等を検知手段として用いることで、前面扉101が本体201の前面に当着しているか否かを前面扉101の開状態および閉状態として検知できるようにしても良い。
以上、本発明に係る遊技台および電磁波遮蔽装置につき、種々の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り、如何様にも実施可能である。例えば、電磁波遮蔽体および電磁波遮蔽体変換手段を設ける制御装置は、主制御装置に限定されるものではなく、副制御装置に対して設けるようにしても良いし、その他の制御装置に対して設けるようにしても良い。
遊技台の一例であるスロットマシンの外観を示す斜視図である。 前面扉を開いた状態のスロットマシンの斜視図である。 (a)は前面扉上部の裏面拡大図である。(b)は貼着部を備えた作動接続部材の前面側斜視図である。(c)は作動接続部材における貼着部の裏面図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第1構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第1構成例における開放状態の概略説明図である。 (a1)は電磁波遮蔽状態における本体の正面図である。(a2)は図5(a1)の概略縦断面図である。(a3)は上部を省略した本体の電磁波遮蔽状態における斜視図である。(b1)は開放状態における本体の正面図である。(b2)は図5(b1)の概略縦断面図である。(b3)は上部を省略した本体の開放状態における斜視図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第2構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第2構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第3構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第3構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第4構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第4構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第5構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第5構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第6構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第6構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第7構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第7構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第8構成例における電磁波遮蔽状態の概略説明図である。(b)は電磁波遮蔽体と電磁波遮蔽体変換手段の第8構成例における開放状態の概略説明図である。 (a)は本実施形態に係る電磁波遮蔽装置(電磁波遮蔽状態)の前面側斜視図である。(b)は図13(a)のb−b断面図である。(c)は開放状態における電磁波遮蔽装置の概略縦断面図である。(d)は電磁波遮蔽装置を装着した遊技台の概略説明図である。
100 スロットマシン
101 前面枠
192 作動接続部材
201 本体
300 主制御装置
500 電磁波遮蔽板
501 前板部
502 側板部
503 従動接続部
601 ヒンジ部
602 連結作動紐

Claims (7)

  1. 遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台において、
    前記制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体と、
    前記前面扉が閉止されているときには、前記電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、前記前面扉が開放されることに連動して電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させ、制御基板の前面側を開放する開放状態に変換させる電磁波遮蔽体変換手段と、
    を備え、
    前記電磁波遮蔽体変換手段は、
    前記本体に設けられ、前記電磁波遮蔽体の一端縁部を回動可能に支持する支持部と、
    前記前面扉と前記電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を回動させることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に電磁波遮蔽体を戻り回動させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部と、
    から構成したことを特徴とする遊技台。
  2. 前記連結作動部には、前面扉と電磁波遮蔽体との連結形態を変化させることで、前面扉の閉止時における電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態および/または前面扉の開放時における電磁波遮蔽体の開放状態を調整する調整手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  3. 前記電磁波遮蔽体は、複数の電磁波遮蔽パネルを屈曲部を介して連設してなり、
    前記電磁波遮蔽体変換手段は、電磁波遮蔽体の各電磁波遮蔽パネルを折り込みつつ開放状態に変換させるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技台。
  4. 前記電磁波遮蔽体は、導電性の金属板により形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技台。
  5. 遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台において、
    前記制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体と、
    前記前面扉が閉止されているときには、前記電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配される電磁波遮蔽状態を保持し、前記前面扉が開放されることに連動して電磁波遮蔽体を制御基板の前面側から退避させ、制御基板の前面側を開放する開放状態に変換させる電磁波遮蔽体変換手段と、
    を備え、
    前記電磁波遮蔽体は、導電性を有する可撓性シートにより形成し、
    前記電磁波遮蔽体変換手段は、
    前記電磁波遮蔽体の一端縁部を本体に固定する固定部と、
    前記前面扉と前記電磁波遮蔽体の両方に接続され、前面扉が開放される際に生ずる牽引力で電磁波遮蔽体を撓ませることにより、電磁波遮蔽体を電磁波遮蔽状態から開放状態に変換させ、前面扉が閉止される際に撓んだ電磁波遮蔽体を復元させることにより、電磁波遮蔽体を開放状態から電磁波遮蔽状態に変換させる連結作動部と、
    から構成したことを特徴とする遊技台。
  6. 遊技を進行するための諸制御を行う制御装置が収納される本体の前面開口を前面扉によって開閉可能に配した遊技台における前記制御装置が備える制御基板の前面側を覆い得る所要形状の電磁波遮蔽体と、
    前記電磁波遮蔽体が制御基板の前面側に配された電磁波遮蔽状態と、電磁波遮蔽体が制御基板の前面側から退避して制御基板の前面側を開放する開放状態とに変換可能な状態で、電磁波遮蔽体を遊技台の本体へ取り付ける電磁波遮蔽体取付部と、
    電気的駆動源の駆動力により、前記電磁波遮蔽体の電磁波遮蔽状態と開放状態を自在に変換できる電磁波遮蔽体変換駆動手段と、
    前記前面扉が本体の前面開口を閉止した閉状態と、前面扉が本体の前面開口から開いた開状態とを検知可能な検知手段と、
    前記検知手段が開状態を検出することに基づいて、電磁波遮蔽体駆動手段を駆動させることで電磁波遮蔽体を開放状態に変換させ、前記検知手段が閉状態を検知することに基づいて、電磁波遮蔽体駆動手段を駆動させることで電磁波遮蔽体を閉状態に変換させるように制御する電磁波遮蔽体変換駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする電磁波遮蔽装置。
  7. 前記請求項6に記載の電磁波遮蔽装置を備える遊技台。
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