JP2009165745A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機100は、非確変大当りの当選を契機とする大当り遊技中にはスピーカユニット42からBGM1を出力し、当該大当り遊技終了後に移行する低確率状態の遊技中にはBGM1のアレンジ曲を出力する。また、確変大当りの当選を契機とする大当り遊技中にはBGM2を出力し、当該大当り遊技終了後に移行する高確率状態の遊技中にはBGM2のアレンジ曲を出力する。また、ときめきモード中にBGM3を出力し、ときめきモード中に確変大当り又は非確変大当りに当選した場合は、BGM3のアレンジ曲を出力する。
【選択図】 図5
Description
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、遊技者が遊技状態を容易に把握することを可能とする音演出を行う遊技機を提供することにある。
(遊技機の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機100の外観斜視図である。図示するように、遊技機100は、等縦長矩形状をした外枠10と、ヒンジ機構12により外枠10に蝶着された内枠14とを備え、内枠14の正面上部には、開閉自在なガラス枠ユニット16で覆われた遊技盤18が設けられている。
このガラス枠ユニット16の左右上角部には、効果音を出力するスピーカユニット42が設けられている。また、この遊技盤18の下方に設けられた受皿ユニット28は、図示しない貸玉装置から供給された遊技球や払い出された賞球を一時的に貯留すると共に、貯留した遊技球を発射装置24に供給する。
第1始動口60及び第2始動口70は、打ち出された遊技球が入賞すると(「始動入賞」と呼ばれる)、内部の通過センサー等の入賞検出器(不図示)により入賞が検知され、特別図柄表示器52a,52b及び演出図柄表示器30における図柄の変動表示の契機を与える。
ラウンド報知器56aは、大当り遊技の5ラウンド目となった場合に点灯し、大当り遊技の5ラウンド目を報知する。ラウンド報知器56bは、大当り遊技の15ラウンド目となった場合に点灯し、大当り遊技の15ラウンド目を報知する。状態報知器57a,57bは、遊技状態を報知する。
図3は、遊技機100の制御系の構成を示すブロック図である。
第1入賞検出器62は、第1始動口60への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御基板200に出力する。第2入賞検出器76は、第2始動口70への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御基板200に出力する。大入賞口入賞検出器251は、大入賞口38への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御基板200に出力する。各種入賞口入賞検出器252は、普通図柄始動ゲート32等への入賞を検出し、検出信号を主制御基板200に出力する。各種検出器253は、発射装置24の操作や賞球の不足状態や満タン状態等を検出し、検出信号を主制御基板200に出力する。
入力ポート250は、第1入賞検出器62、第2入賞検出器76、大入賞口入賞検出器251、各種入賞口入賞検出器252、及び、各種検出器253から出力された検出信号をCPU210に出力する。
普通図柄用の記憶領域には、普通図柄始動ゲート32を遊技球が通過した時に普通図柄が変動表示中であったため当該通過に基づく変動表示が保留された場合、通過時に取得された乱数等の情報が所定上限数(本実施形態では4つ)まで記憶される。
図4に示すように、「非確変大当り」に当選した場合は、15ラウンドの大当り遊技を実行した後に低確率状態に移行し、時短100回を実行する。
また、低確率状態中に「電サポ無し突確」に当選した場合は、2ラウンドの短い大当り遊技を実行した後に、時短状態に移行せず(電チューサポートなし)に抽選確率のみ高確率となる高確率状態に移行する。
複合サブ制御基板300のROMには、演出を制御するための複合サブ制御用プログラム、電飾制御基板310や演出図柄表示基板320に送信するための制御コマンド、スピーカユニット42に送信するための音響データ等が記憶されている。複合サブ制御基板300のRAMには、主制御基板200から受信したデータや演算処理を行うためのデータが一時記憶される。主制御基板200から受信するデータとしては、例えば、変動パターンコマンド等の制御コマンド、抽選結果、遊技状態等が存在する。
音演出制御手段は、主制御基板200から送信されてきた制御コマンドや遊技状態等に基づいて実行すべき音演出を判定し、当該判定された音演出に対応する音響データをROMから読み出してスピーカユニット42に出力することにより、音演出の実行を制御する。
電飾制御基板310は、複合サブ制御基板300から送信される制御コマンドに基づいて、表示ランプ40の点灯または点滅、消灯等の表示灯に関する制御を行う。
大入賞口ソレノイド500は、主制御基板200から送信される制御コマンドに基づいて、大入賞口38の開閉動を行う。電動ソレノイド73は、入賞装置110の第2始動口70を開閉動する。電動ソレノイド73は、例えば、遊技球が普通図柄始動ゲート32を通過する際に行われる普通図柄の抽選に当選した場合や時短状態となった場合に、主制御基板200から送信される制御コマンドに基づき作動して、第2始動口70への遊技球の入賞確率を高める。
演出図柄表示基板320は、図示せぬ、CPU、ROM、RAM、画像処理用VDP(Video Display Processor)、入力ポート、及び、出力ポートを備えている。
演出図柄表示基板320のRAMは、CPUに対する入出力データや演算処理のためのデータを一時記憶し、ワーク・エリアやバッファ・メモリとして機能する。VDPは、CPUからの出力指示に従って出力ポートを介して演出図柄表示器30に画像データを出力する。ROMは、図柄表示演出制御を行うためのプログラム、及び、演出図柄表示器30に出力するための各種画像データを記憶する。
演出図柄表示基板320のCPUは、複合サブ制御基板300から制御コマンドを受信すると、ROMに記憶されたプログラムにしたがって、当該制御コマンドに応じた画像データをROMから読み出し、当該制御コマンドで指定された変動時間だけ画像データを演出図柄表示器30に出力することにより図柄の変動表示演出を行う。
(動作)
次に、上記のように構成された遊技機100において行われる遊技処理の流れについて説明する。まず、遊技機100に電源が投入されると各種初期設定が行われ、遊技機100の遊技状態は通常状態(低確率状態)となる。そして、主制御基板200のCPU210は、所定周期毎に、乱数を更新する乱数更新処理、特別図柄に関する遊技を管理する特別遊技管理処理、普通図柄に関する遊技を管理する普通遊技管理処理、制御コマンド等を複合サブ制御基板300等に送信するコマンド出力処理、及び、賞球の払出しを管理する払出管理処理を行う。
上記処理のうち、図9に示すフローチャートを参照して、主制御基板200のCPU210が、低確率状態時に始動入賞に基づいて行う処理について説明する。
主制御基板200のCPU210は、始動入賞又は始動記憶があるか否かを判定する(ステップS101)。第1入賞検出器62又は第2入賞検出器76から検出信号を受信しなかった場合、かつ、RAM220の特別図柄用の記憶領域に始動記憶がない場合は、始動入賞も始動記憶もないと判定し(ステップS101;No)、処理を終了する。
次に、CPU210は各種制御コマンドを送信する(ステップS104)。具体的には、CPU210は、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンドを複合サブ制御基板300に送信する。さらに、CPU210は、判定結果に基づいて特別図柄の停止図柄を決定し、決定した停止図柄に対応する停止図柄指定コマンドを特別図柄表示器52a,52bに送信することにより、決定した停止図柄で特別図柄を停止させる。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、複合サブ制御基板300のCPUが行う演出制御処理について説明する。
複合サブ制御基板300のCPUは、主制御基板200から制御コマンドを受信すると(ステップS201)、制御コマンドを解析する(ステップS202)。制御コマンドが変動パターンコマンドの場合は、複合サブ制御基板300のCPUは、変動パターンコマンドや遊技状態等に基づいて、演出図柄表示基板320、電飾制御基板31及びスピーカユニット42各々に送信すべき制御コマンド(音声データ含む)を判定して送信する(ステップS203)。
次に、複合サブ制御基板300のCPUは、主制御基板200から「非確変大当り」の遊技終了コマンドを受信した場合、複合サブ制御基板300のROMからBGM1のアレンジ曲の音響データを読み出して、スピーカユニット42に出力する。さらに、「乙女モード」の表示演出を指示する制御コマンドを演出図柄表示基板320に送信する。これにより、図5(a)に示す演出が行われる。
次に、複合サブ制御基板300のCPUは、主制御基板200から「確変大当り」の遊技終了コマンドを受信した場合、複合サブ制御基板300のROMからBGM2のアレンジ曲の音響データを読み出してスピーカユニット42に出力する。さらに、「戦国モード」の表示演出を指示する制御コマンドを演出図柄表示基板320に送信する。これにより、図5(b)に示す演出が行われる。
次に、複合サブ制御基板300のCPUは、主制御基板200から「電サポ無し突確」又は「小当り」の遊技終了コマンドを受信した場合、複合サブ制御基板300のROMからBGM3の音響データを読み出してスピーカユニット42に出力する。さらに、「ときめきモード」の表示演出を指示する制御コマンドを演出図柄表示基板320に送信する。
また、「ときめきモード」の表示演出中にBGM3を出力し、「ときめきモード」中に大当りに当選した場合にBGM3のアレンジ曲を出力することで、遊技者は「ときめきモード」中に大当りに当選したことを容易に認識することができる。
なお、上述した実施形態では、低確率状態時に「電サポ無し突確」又は「小当り」に当選した場合に「ときめきモード」に移行するとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、高確率状態に「電サポなし突確」又は「小当り」に当選した場合に「ときめきモード」に移行するようにしてもよい。
12 ヒンジ機構
14 内枠
16 ガラス枠ユニット
18 遊技盤
20 案内レール
22 遊技領域
24 発射装置
26 アウト口
28 受皿ユニット
30 演出図柄表示器
31 電飾制御基板
32 普通図柄始動ゲート
36 開閉蓋
38 大入賞口
40 表示ランプ
42 スピーカユニット
50a,50b 普通図柄表示器
52a,52b 特別図柄表示器
54a,54b,54c,54d 特別図柄メモリ
55a,55b 普通図柄メモリ
56a,56b ラウンド報知器
57a,57b 状態報知器
60 第1始動口
62 第1入賞検出器
70 第2始動口
72 普通電動役物(電チュー)
73 電動ソレノイド
76 第2入賞検出器
100 遊技機
110 入賞装置
200 主制御基板
240 タイマ
250 入力ポート
251 大入賞口入賞検出器
252 各種入賞口入賞検出器
253 各種検出器
260 出力ポート
270 バス
300 複合サブ制御基板
310 電飾制御基板
320 演出図柄表示基板
400 賞球払出制御基板
410 払出装置
500 大入賞口ソレノイド
700 ホールコンピュータ
Claims (2)
- 始動入賞口への遊技球の入賞を契機として抽選を行い、大当りに当選する確率の異なる確率状態である低確率状態と高確率状態とを少なくとも有し、該抽選の結果が第1の大当りの場合は第1大当り遊技を行うとともに該第1大当り遊技終了後に低確率状態に移行し、第2の大当りの場合は第2大当り遊技を行うとともに該第2大当り遊技終了後に高確率状態に移行する遊技機であって、
前記第1大当り遊技中には第1の音演出を実行し、該第1大当り遊技終了後に移行する低確率状態の遊技中には前記第1の音演出に関連する音演出を実行し、
前記第2大当り遊技中には第2の音演出を実行し、該大当り遊技終了後に移行する高確率状態の遊技中には前記第2の音演出に関連する音演出を実行する音演出制御手段を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記抽選の結果としてさらに第3の当りと第4の当りを有し、該抽選の結果が前記第3の当りの場合は第3当り遊技を行うとともに該第3当り遊技終了後に高確率状態に移行し、前記第4の当りの場合は第4当り遊技を行うとともに該第4当り遊技終了後に低確率状態に移行し、前記第3当り遊技又は第4当り遊技終了後は、移行した確率状態に関わらず所定の図柄表示演出が所定期間行われる特別モードを有する遊技機であって、
前記音演出制御手段は、
前記特別モードの遊技中には第3の音演出を実行し、該特別モードの遊技中に前記第1の大当り又は前記第2の大当りに当選した場合は、その後に行う前記第1大当り遊技又は前記第2大当り遊技中に前記第3の音演出に関連する音演出を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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