JP2009160927A - ブランケットまたは版の装着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 版またはブランケットの装着装置において、版またはブランケットを緊張させる作業を行うに当たり操作者の負担を軽減させる。
【解決手段】 ゴム胴1のくわえ側万力5と尻側万力6とに備えられた巻棒の端軸に軸着されたウォームホイール11A,11Bには、ウォーム15A,15Bが噛合している。ウォーム15A,15Bと一体的に回転するピニオン16A,16Bに噛合するラック35は、モータ36の駆動によって矢印A−B方向に移動する。ピニオン16A,16Bとラック35と噛合および噛合の解除は、エアシリンダ32によって行い、噛合および噛合の解除の保持はエアシリンダ47によって行う。
【選択図】 図5
【解決手段】 ゴム胴1のくわえ側万力5と尻側万力6とに備えられた巻棒の端軸に軸着されたウォームホイール11A,11Bには、ウォーム15A,15Bが噛合している。ウォーム15A,15Bと一体的に回転するピニオン16A,16Bに噛合するラック35は、モータ36の駆動によって矢印A−B方向に移動する。ピニオン16A,16Bとラック35と噛合および噛合の解除は、エアシリンダ32によって行い、噛合および噛合の解除の保持はエアシリンダ47によって行う。
【選択図】 図5
Description
本発明は、コーティング機のコーター胴の周面に装着されたブランケットまたは樹脂版を緊張させたり、オフセット印刷機のゴム胴の周面に装着されたブランケットを緊張するために使用されるブランケットまたは版の装着装置に関するものである。
この種のブランケットは、ゴム層と布とを交互に重ね合わせた伸縮自在の材料から作られている。このため、コーティング装置のコーター胴の周面に巻き付けた後、胴の周面に密着させるためにくわえ側または尻側を引張り、ブランケットの緊張作業を行っていた。
従来のブランケットまたは版の装着装置は、ゴム胴の切欠き内に回動自在に軸架されたくわえ側の巻きバーおよび尻側の巻きバーと、両巻きバーの各端軸に軸着されたウォームホイールと、ウォームホイールに噛合するウォームと、ウォームが軸着され六角頭を有するウォーム軸とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このように構成されていることにより、ウォーム軸の六角頭にボックススパナを嵌合して回動することにより、両巻きバーにくわえられゴム胴の周面に巻き付けられたブランケットはゴム胴の周面に緊張した状態で密着される。
特開平1−215541号公報
上述した従来のブランケットまたは版の装着装置においては、手動によってブランケットの緊張を行う構造であるため、オペレータの作業負担が大きいという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ブランケットまたは版の緊張作業におけるオペレータの負担を軽減したブランケットまたは版の装着装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、胴に移動自在に支持され、ブランケットまたは版のくわえ側端部を保持するくわえ側保持装置と、胴に移動自在に支持され、ブランケットまたは版の尻側端部を保持する尻側保持装置と、胴の周面に装着された状態のブランケットまたは版のくわえ側端部および尻側端部をそれぞれ保持する前記くわえ側保持装置および前記尻側保持装置を移動することにより、ブランケットまたは版を緊張させる第1の駆動装置とを備える。
本発明は、前記発明において、前記くわえ側保持装置および前記尻側保持装置は、ブランケットまたは版のくわえ側端部および尻側端部を保持した状態で前記第1の駆動装置によって回動される回動部材を備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記第1の駆動装置は、前記くわえ側保持装置の前記回動部材に回動伝達を行う第1のピニオンおよび前記尻側保持装置の前記回動部材に回動伝達を行う第2のピニオンに選択的に噛合するラックと、前記ラックを移動させるモータとを備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記くわえ側保持装置の前記回動部材に回転伝達を行う第1のピニオンと、前記尻側保持装置の前記回動部材に回転伝達を行う第2のピニオンと、前記第1および第2のピニオンの一方と選択的に噛合し、前記第1の駆動装置によって駆動されて移動するラックと、前記ラックを前記第1および第2のピニオンとの噛合位置と噛合解除位置との間で移動させる第2の駆動装置とをさらに備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記ラックは、前記胴の回転により前記第1および第2のピニオンと噛合可能となるものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記ラックを支持する支持部材と、前記支持部材を前記第1および第2のピニオンとの噛合位置に固定する噛合位置ロック装置をさらに備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記ラックを支持する支持部材と、前記支持部材を前記第1および第2のピニオンとの噛合解除位置に固定する解除位置ロック装置をさらに備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記ラックを支持する支持部材と、前記支持部材を前記第1および第2のピニオンとの噛合位置および噛合解除位置に選択的に固定する噛合および解除位置ロック装置をさらに備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記噛合および解除位置ロック装置は、
前記支持部材を噛合位置および噛合解除位置にそれぞれ固定する第1および第2のピンと、前記第1および第2のピンを互いに相反する方向に移動させて噛合動作と解除動作を選択的に行う第3の駆動装置とを備える。
前記支持部材を噛合位置および噛合解除位置にそれぞれ固定する第1および第2のピンと、前記第1および第2のピンを互いに相反する方向に移動させて噛合動作と解除動作を選択的に行う第3の駆動装置とを備える。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記第1および第2のピンは、先端部にテーパーを有する。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記噛合および解除位置ロック装置は、一対のピン挿入孔を有する固定台と、前記固定台に移動自在に支持され、前記固定台の一対のピン挿入孔と一方同士および他方同士が選択的に対向する位置に形成された一対のピン挿入孔を有する移動部材とをさらに備え、前記第1のピンが前記固定台の一方のピン挿入孔と前記移動部材の一方のピン挿入孔に挿入されたときに、前記支持部材は前記第1および第2のピニオンとの噛合位置にロックされ、 前記第2のピンが前記固定台の他方のピン挿入孔と前記揺動部材の他方のピン挿入孔に挿入されたときに、前記支持部材は前記第1および第2のピニオンとの噛合解除位置にロックされる。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記移動部材は、前記固定台に回転自在に支持される。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記第2の駆動装置は、前記第1および第2のピンが前記移動部材の一方および他方のピン挿入孔にそれぞれ挿入されていないときに動作可能となる。
本発明によれば、くわえ側保持装置と尻側保持装置とを移動させる駆動装置を備えているため、手動によってくわえ側保持装置と尻側保持装置とを移動させる必要がないからオペレータの負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るブランケットまたは版の装着装置が適用されるコーター胴の平面図、図2は同じく樹脂版が装着された状態を示す、図1におけるII-II 線断面図、図3は同じく口金無しのブランケットが装着された状態を示す、図1におけるII-II 線断面図、図4は同じく口金付きのブランケットを装着する状態を示す、図1におけるII-II 線断面図である。
図5は図1におけるV矢視図、図6は図5におけるVI矢視図、図7は図5における VII矢視図、図8(A)は図5におけるVIII−A矢視図、同図(B)は同図(A)におけるVIII−B矢視図、図9は図8(B)におけるIX-IX 線断面図であって、同図(A)はラックとピニオンとの噛合が保持される状態を示し、同図(B)はラックを支持する揺動ブロックが揺動可能な状態を示し、同図(C)はラックとピニオンとの噛合解除が保持される状態を示し、図10は本発明に係るブランケットまたは版の装着装置の電気的構成を示すブロック図である。
コーター胴1は、図1に示すように、両端部に一対のベアラ3を備え、両端軸1aが一対のフレーム2(一方のフレームは図示せず)に回転自在に支持される。一対のベアラ3間には、切欠き4が胴の全長にわたって形成される。切欠き4内には、符号5で示すくわえ側保持装置としてのくわえ側万力と、符号6で示す尻側保持装置としての尻側万力6とが、互いに平行に胴軸方向に延設される。
くわえ側万力5および尻側万力6の各々は、図2に示すように、胴軸方向に延びかつ全長にわたって口金挿入溝10aが形成された長尺かつ断面円形の回動部材としての巻棒10A,10Bを有する。巻棒10A,10Bの両端軸10b(巻棒10Bの両端軸は図示を省略)は、図6に示すように、一対のベアラ3の軸孔に回動自在に軸支される。
巻棒10A,10Bのベアラ3から突出する端軸10bの一方には、ウォームホイール11A,11Bが軸着される。ウォームホイール11A,11Bは、図5に示すように、ウォーム軸14A,14Bに軸着されたウォーム15A,15Bにそれぞれ噛合する。ウォーム軸14A,14Bは、ベアラ3の端面に固定された固定板12と、固定板12に固定されたブラケット13とに回転自在に支持される。
ブラケット13には板ばねからなるU字状のクリック部材16aが固定され、クリック部材16aはウォーム軸14A,14Bの一端部に設けられた六角頭部14aに係合する。クリック部材16aは、外力をくわえないかぎりウォーム軸14A,14Bが回動しないようにその遊動を規制する。ウォーム軸14A,14Bの六角頭部14aには第1のピニオン16A,16Bが軸着される。
巻棒10A,10Bの胴軸方向に2列に複数個形成されたねじ孔10dには、図2に示すように、半球状の頭部17aを有するくわえ板支持ボルト17A、17Bが進退調節自在に螺入される。巻棒10A,10Bと同じ長さを有する長尺のくわえ板18A,18Bは、くわえ板支持ボルト17A,17Bに対応して半球状の孔を有する。
くわえ板18A,18Bの半球状孔をくわえ板支持ボルト17A,17Bの頭部17aに嵌合させることにより、くわえ板支持ボルト17A,17Bに揺動自在に支持される。巻棒10A,10Bの対向する周面の上部には断面半円形の溝10cが形成される。溝10cには、全長にわたって切欠きを有する丸棒状のカム軸19A,19Bが、くわえ板18A,18Bと巻棒10A,10B側の板ばね20,20とによって抜けが規制された状態で回動自在に軸支される。
くわえ板18A,18Bは、後端部(長尺の切り欠き4の中央寄り半分)がカム軸19A,19Bの切欠きに対接することにより、巻棒10A,10B内に埋設された付勢部材(図示せず)の付勢力によって開く。また、後端部がカム軸19A,19Bの円周部に対接することにより閉じる。くわえ板18A,18Bが閉じて、くわえ面の凸条と巻棒10A,10Bのくわえ面の凹溝とが係合することにより、ブランケット21,23または樹脂版22がくわえられる。
ブランケット21,23および樹脂版22に共用される下貼り24の一端部には、図2〜図4に示すように、これを挟持する一対の板25a,25bと、板25a,25bを固定する複数のボルト(図示せず)とからなる口金25が装着される。このような構成において、口金25のピン孔と切欠き4の底部に固定された板ばね26のピン孔を合わせてピン27を挿入することにより、下貼り24は板ばね26に弾持されて切欠き4の壁面との間で保持される。
次に、図10を参照して本実施例装置の電気的構成を説明する。同図に示すように、制御装置55には、後述するエアシリンダ32,47、後述するモータ36、密着開始ボタン51、密着解除ボタン52、ロータリーエンコーダ53、駆動モータ54が接続される。密着開始ボタン51は、コーター胴1に対してブランケットまたは樹脂版の密着開始を指示する。密着解除ボタン52は、コーター胴1に対してブランケットまたは樹脂版の密着解除を指示する。
ロータリーエンコーダ53(回転位相検出装置)は、コーター胴1の回転により発生する回転パルスに基づいてコーター胴1の回動位相を検出する。駆動モータ54はコーター胴1を含むコーティング機の駆動を行う。制御装置55は、密着開始ボタン51およびロータリーエンコーダ53の出力に基づいて、モータ36、エアシリンダ32,47、駆動モータ54の動作を制御する。特に、後述するように、制御装置55はラック35に第1および第2のピニオン16A,16Bが選択的に噛合するように所定の回動位置にコーター胴1を停止させる。
次に、図5、図7〜図9を用いて、コーター胴1の周面に巻き付けられたブランケットまたは樹脂版を自動的に緊張させる構造について説明する。図7に示すように、フレーム2の内側に固定された固定台31の上端部には、一対のピン挿入孔31a,31bが小軸34を中心に円周方向に180°の位相間隔で形成される。固定台31のコーター胴1側の端面には、ブラケット31cを介してアクチュエータとしてのエアシリンダ32(第2の駆動装置)が固定される。エアシリンダ32のロッド32aの進退方向は、コーター胴1の端面に平行でかつコーター胴1の径方向を指向する。
ピン挿入孔31a,31b間の中央に位置する小軸34を介して固定台31上に揺動自在に支持された揺動ブロック33(移動部材)は、小軸34を挟んで一対のピン挿入孔33a,33bを有する。揺動ブロック33の端部にはエアシリンダ32のロッド32aが枢着される。一対のピン挿入孔33a,33bは小軸34の中心として円周方向に180°の位相間隔から一方が角度αだけ移動した位置に形成される。これにより、揺動ブロック33が揺動してピン挿入孔31a,33aが対向したときに、ピン挿入孔31b,33bが非対向となる。
また、ピン挿入孔31b,33bが対向したときに、ピン挿入孔31a,33aが非対向となる。揺動ブロック33のフレーム2側の端部には、コーター胴1の半径方向に支持部材としてのガイド部33cが一体に延設される。ガイド部33cは、第1のピニオン16A,16Bに噛合するラック35を、図5中矢印A−B方向(コーター胴1の接線方向)に移動自在に支持するガイド溝33dを有する。
このような構成において、エアシリンダ32のロッド32aが後退すると、揺動ブロック33がピン34を回動中心として図7中反時計方向に回動する。これにより、ラック35が第1のピニオン16Aに噛合するとともに、ピン挿入孔33aが固定台31のピン挿入孔31aにほぼ重なる(一致する)。
一方、エアシリンダ32のロッド32aが前進すると、揺動ブロック33が小軸34を回動中心として図中時計方向に回動する。これにより、二点鎖線で示すように、ラック35が第1のピニオン16Aとの噛合を解除されるとともに、ピン挿入孔33bが固定台31のピン挿入孔31bにほぼ重なる。フレーム2には、揺動ブロック33が揺動した際にガイド部33cとの干渉を避けるための長溝2aが形成される。
揺動ブロック33のガイド部33cに取り付けられた基台37には、図5に示すように、アクチュエータとしてのモータ36(第1の駆動装置)が固定される。モータ36の出力軸と一体的に回転するねじ軸36aがラック35のねじ孔35aに螺合する。ラック35がくわえ側の第1のピニオン16Aに噛合する場合、モータ36が一方向に駆動しラック35が矢印A方向に移動する。これにより、ラック35に噛合する第1のピニオン16Aが回転し、ウォーム軸14Aおよびウォーム15Aを介してウォームホイール11Aが図中時計方向に回転する。
一方、ラック35が尻側の第2のピニオン16Bが噛合する場合、モータ36が他方向(一方向と反対方向)に駆動しラック35が矢印B方向に移動する。これにより、ラック35に噛合する第2のピニオン16Bが回転し、ウォーム軸14Bおよびウォーム15Bを介してウォームホイール11Bが図中反時計方向に回転する。
固定台31の揺動ブロック33が支持された面と反対側の面には、図8(A)に示すように、支持板40が固定される。支持板40の中央部には、小軸41を介してレバー42が固定台31の厚さ方向に揺動自在に支持される。レバー42の一端部には、ボルト43を介してコロ43aが枢着される。コロ43aは、固定台31のピン挿入孔31aに挿入される第1のピン44の切欠き44aに嵌合する。
レバー42の他端部には、ボルト45を介してコロ45aが枢着される。コロ45aは、固定台31のピン挿入孔31bに挿入される第2のピン46の切欠き46aに嵌合される。このような構成において、レバー42の揺動動作に応じて第1および第2のピン44,46が互いに反対方向に移動し、図9(A)、図9(C)に示すように、ピン挿入孔31a,31bへの挿入または非挿入が選択的に行われる。
フレーム2には、ロッド47aが3位置に位置決めされるアクチュエータとしてのエアシリンダ47(第3の駆動装置)がブラケット47bを介して固定される。エアシリンダ47のロッド47aは、図5に示すように、コーター胴1の接線方向を指向するように第1のピン44に連結される。
上述したように、エアシリンダ32のロッド32aが後退すると、ラック35が第1のピニオン16Aに噛合するとともに、ピン挿入孔33aが固定台31の第1のピン挿入孔31aにほぼ重なる。このとき、エアシリンダ47のロッド47aが前進すると、図9(A)に示すように、第1のピン44がピン挿入孔33a,31aに挿入される。
したがって、第1のピン44によってピン挿入孔31a,33aとが重なった状態が保持されるため、ラック35と第1のピニオン16Aとが噛合した状態でガイド部33cが保持される。このとき、ピン挿入孔31aに対してピン挿入孔33aが多少ずれていたとしても、第1のピン44の先端部にはテーパー部が形成されているため、第1のピン44の挿入時に第1のピン44のテーパー部によって挿入孔33aが挿入孔31aと重なる方向に移動する。このため、ラック35が第1のピニオン16Aに確実に噛合する。このように、固定台31、ピン挿入孔31a、エアシリンダ32、揺動ブロック33、ピン挿入孔33a、第1のピン44、エアシリンダ47が、ラック35を支持するガイド部33cを第1および第2のピニオン16A,16Bとの噛合位置に固定する請求項6に記載された噛合位置ロック装置に相当する。
また、上述したように、エアシリンダ32のロッド32aが前進すると、ラック35が第1のピニオン16Aとの噛合を解除されるとともに、ピン挿入孔33bが固定台31のピン挿入孔31bにほぼ重なる。このとき、エアシリンダ47のロッド47aが後退し、図9(C)に示すように、第2のピン46がピン挿入孔33b,31bに挿入される。
したがって、第2のピン46によってピン挿入孔31b,33bとが重なった状態が保持されるため、ラック35と第1のピニオン16Aとの噛合を解除された状態でガイド部33cが保持される。このとき、ピン挿入孔31bに対してピン挿入孔33bが多少ずれていたとしても、第2のピン46の先端にはテーパー部が形成されているため、第2のピン46の挿入時に第2のピン46のテーパー部によって挿入孔33bが挿入孔31bと重なる方向に移動する。このため、ラック35が第1のピニオン16Aから確実に噛合を解除される。このように、固定台31、ピン挿入孔31b、エアシリンダ32、揺動ブロック33、ピン挿入孔33b、第2のピン46、エアシリンダ47が、ラック35を支持するガイド部33cを第1および第2のピニオン16A,16Bとの噛合解除位置に固定する請求項7に記載された解除位置ロック装置に相当する。
また、エアシリンダ47のロッド47aが中間位置に位置すると、図9(B)に示すように、第1および第2のピン44,46が揺動ブロック33のピン挿入孔33a,33bから後退する。これにより、エアシリンダ32による揺動ブロック33の揺動が可能な状態になる。これらエアシリンダ32,47と、揺動ブロック33と、ラック35と、第1および第2のピニオン16A,16Bと、第1および第2のピン44,46とが、コーター胴1の周面に巻き付けられたブランケットまたは版を緊張させてコーター胴1の周面に密着させる緊張装置50を構成する。ここで、コーター胴1の周面に巻き付けられたブランケットまたは版がコーター胴1の周面に装着されるという状態は、ブランケットまたは版がコーター胴1の周面に密着しない(緩んでいる)装着状態と、ブランケットまたは版を緊張装置50によって緊張させてコーター胴1の周面に密着させて装着する状態の二態様がある。
また、エアシリンダ47と、エアシリンダ47の駆動によって互いに相反する方向に移動する第1および第2のピン44,46と、第1および第2のピン44,46が係入する孔31a,31bを有する固定台31と、第1および第2のピン44,46が係入する孔33a,33bを有する揺動ブロック33が、噛合位置ロック装置、解除位置ロック装置、噛合および解除位置ロック装置を構成する。噛合および解除位置ロック装置は、第1および第2のピン44,46と孔31a,31b,33a,33bとの協動により、ラック35を支持するガイド部33cをラック35と第1および第2のピニオン16A,16Bとの噛合位置および解除位置に選択的にロックする。噛合位置ロック装置および解除位置ロック装置も、同様に第1および第2のピニオン16A,16Bにラック35が噛合する位置でガイド部33cをロックするとともに、第1および第2のピニオン16A,16Bからラック35の噛合が解除される位置でガイド部33cをロックする。
次に、このように構成されたブランケットまたは版の装着装置において、ブランケットまたは版を密着させる動作について制御装置55の制御を中心に説明する。先ず、図2、図5および図7〜図9Cを用いて、装着された樹脂版をコーター胴1の周面に密着させる動作について説明する。まず、エアシリンダ47を動作して、図9(B)に示す状態(揺動ブロック33が回動自在の状態)とする。次に、エアシリンダ32のロッド32aを前進させて揺動ブロック33を回動し、ラック35と第1のピニオン16Aとの噛合を解除する。次に、エアシリンダ47を動作して図9(C)に示すようにラック35を支持するガイド部33aが噛合解除位置に位置決めされた状態にする。
次に、図2に示すように、下貼り24の口金25を切欠き4の壁面に固定する。次いで、くわえ側万力5のカム軸19Aを回動操作し、カム軸19Aの切欠きをくわえ板18Aの後端部に係合させることにより、くわえ板18Aを開く。次に、くわえ板18Aおよび巻棒10Aの両くわえ面の間に樹脂版22のくわえ側端部を挿入する。次に、カム軸19Aを回動操作して円形部をくわえ板18Aの後端部に係合させることにより、くわえ板18Aを閉じる。これにより、樹脂版22のくわえ側端部がくわえ側万力5にくわえられる。
次いで、樹脂版22と下貼り24とを重ねながらコーター胴1を略1回転させることにより、樹脂版22と下貼り24とがコーター胴1の周面に巻き付けられる。次に、尻側万力6のカム軸19Bを回動操作して切欠きをくわえ板18Bの後端部に係合させることにより、くわえ板18Bを開く。次に、くわえ板18Bおよび巻棒10Bの両くわえ面の間に樹脂版22の尻側端部を挿入する。次いで、カム軸19Bを回動操作して円形部をくわえ板18Bの後端部に係合させることにより、くわえ板18Bを閉じる。これにより、樹脂版22の尻側端部が尻側万力6にくわえられる。
この状態で、密着開始ボタン51がONされると、駆動モータ54(第4の駆動装置)が動作し、コーター胴1が図5中時計方向に回動する。次に、ロータリーエンコーダ53によってくわえ側万力5の第1のピニオン16Aがラック35に対応したことが検出されると、駆動モータ54の動作を停止する。次に、エアシリンダ47を動作して図9(B)の状態とする。次に、エアシリンダ32のロッド32aが後退することにより、ラック35が第1のピニオン16Aに噛合する。この状態で、エアシリンダ47のロッド47aが前進し、図9(A)に示すように、第1のピン44がピン挿入孔33a,31aに挿入される。これにより、第1のピン44によってピン挿入孔31a,33aとが重なった状態が保持され、ラック35が第1のピニオン16Aに噛合した状態が保持される。
次に、モータ36が一方向に駆動することにより、ラック35が図5中矢印A方向に移動する。これにより、ラック35と噛合している第1のピニオン16Aが回転し、ウォーム軸14Aおよびウォーム15Aを介してウォームホイール11Aが図中時計方向に回転する。ウォームホイール11Aが回転すると、くわえ側万力5の巻棒10Aが図2中時計方向に回動する。このため、くわえ側端部がくわえ側万力5によって引っ張られ、尻側端部が尻側万力6にくわえられている樹脂版22は緊張してコーター胴1の周面に密着する。
モータ36が一方向に所定量駆動され樹脂版22のくわえ側端部が引っ張られた後、エアシリンダ47のロッド47aが中間位置に位置する。これにより、図9(B)に示すように、第1および第2のピン44,46が揺動ブロック33のピン挿入孔33a,33bから後退する。次いで、エアシリンダ32のロッド32aが前進し、図7に二点鎖線で示すように、第1のピニオン16Aとラック35との噛合が解除される。同時に、エアシリンダ47のロッド47aが後退し、図9(C)に示すように、第2のピン46が揺動ブロック33のピン挿入孔33bに挿入される。これにより、第1のピニオン16Aとラック35との噛合を解除した状態が保持される。
次に、駆動モータ54を駆動して、コーター胴1が図5中反時計方向にわずかに回動する。このとき、ロータリーエンコーダ53によって尻側万力6の第2のピニオン16Bがラック35に対応したことが検出されると、駆動モータ54が動作を停止する。次に、エアシリンダ47のロッド47aが中間位置に位置し、図9(B)に示すように、第1および第2のピン44,46が揺動ブロック33のピン挿入孔33a,33bから後退する。
次いで、エアシリンダ32のロッド32aが後退することにより、ラック35が第2のピニオン16Bに噛合する。同時に、エアシリンダ47のロッド47aが前進し、図9Aに示すように、第1のピン44がピン挿入孔33a,31aに挿入されるため、ラック35と第1のピニオン16Aとの噛合状態が保持される。
この状態で、モータ36が他方向に駆動されると、ラック35が矢印B方向に移動する。このため、ラック35と噛合している第2のピニオン16Bが回転し、ウォーム軸14Bおよびウォーム15Bを介してウォームホイール11Bが図5中反時計方向に回転する。ウォームホイール11Bが回転すると、尻側万力6の巻棒10Bが図2中反時計方向に回動する。これにより、樹脂版22の尻側端部が引っ張られ、樹脂版22は緊張してコーター胴1の周面に密着する。
このように、くわえ側万力5の巻棒10Aと尻側万力6の巻棒10Bとを選択的に回動させる1つのモータ36を備え、手動によって巻棒10A,10Bを回動させる必要がないため、オペレータの負担を軽減することができる。また、樹脂版22のくわえ側端部および尻側端部を引っ張る動作を、制御装置55の制御によって自動的に行うことができるため、操作時間を短縮することができるとともに操作ミスを防止することができる。
次に、コーター胴1の周面に密着した樹脂版22を緩める動作について説明する。先ず、密着解除ボタン52をONにすると、駆動モータ54が動作し、コーター胴1が図5中反時計方向に回動する。次に、ロータリーエンコーダ53によって尻側万力6の第2のピニオン16Bがラック35に対応したことが検出されると、駆動モータ54の動作を停止する。次に、エアシリンダ47のロッド47aが中間位置に位置する。これにより、図9(B)に示すように、第1および第2のピン44,46が共に揺動ブロック33のピン挿入孔33a,33bから後退した位置に位置付けられる。
次いで、エアシリンダ32のロッド32aが後退することにより、ラック35が第2のピニオン16Bに噛合する。同時に、エアシリンダ47のロッド47aが前進し、図9(A)に示すように、第1のピン44がピン挿入孔33a,31aに挿入されるため、ラック35と第1のピニオン16Aとの噛合状態が保持される。
この状態で、モータ36が一方向に駆動されると、ラック35が矢印A方向に移動する。このため、ラック35と噛合している第2のピニオン16Bが回転し、ウォーム軸14Bおよびウォーム15Bを介してウォームホイール11Bが図5中時計方向に回転する。この回転により、尻側万力6の巻棒10Bが図2中時計方向に回動する。これにより、尻側版万力6による樹脂版22の尻側端部の引っ張り(緊張)が解除される。
尻側端部の尻側万力6による引っ張り(緊張)が解除された後、エアシリンダ47のロッド47aが中間位置に位置する。これにより、図9Bに示すように、第1および第2のピン44,46が共に揺動ブロック33のピン挿入孔33a,33bから後退した位置に位置づけられる。次いで、エアシリンダ32のロッド32aが前進し、第2のピニオン16Bとラック35との噛合が解除される。同時に、エアシリンダ47のロッド47aが後退し、図9(C)に示すように、第2のピン46が揺動ブロック33の第2のピン挿入孔33bに挿入される。これにより、第2のピニオン16Bとラック35との噛合を解除した状態が保持される。
次いで、駆動モータ54を駆動して、コーター胴1が図5中時計方向にわずかに回動する。このとき、ロータリーエンコーダ53によってくわえ側万力5の第1のピニオン16Aがラック35に対応したことが検出されると、駆動モータ54の動作が停止する。次に、エアシリンダ47のロッド47aが図9Bに示す中間位置に位置した後、エアシリンダ32のロッド32aが後退することにより、ラック35が第1のピニオン16Aに噛合する。この状態で、エアシリンダ47のロッド47aが前進し、図9(A)に示すように、第1のピン44がピン挿入孔33a,31aに挿入される。これにより、第1のピン44によってピン挿入孔31a,33aとが重なった状態が保持されるため、ラック35が第1のピニオン16Aに噛合した状態が保持される。
この状態で、モータ36が他方向(一方向と反対方向)に駆動されると、ラック35が図5中矢印B方向に移動する。このため、ラック35と噛合している第1のピニオン16Aが回転し、ウォーム軸14Aおよびウォーム15Aを介してウォームホイール11Aが図中反時計方向に回転する。ウォームホイール11Aが回転すると、くわえ側万力5の巻棒10Aが図2中反時計方向に回動する。これにより、くわえ側端部のくわえ側万力5による引っ張り(緊張)が解除されて、コーター胴1の周面に密着した樹脂版22が緩められる。なお、本実施例においては、くわえ側の巻き量(緩め量)よりも尻側の巻き量(緩め量)の方が大きく設定されている。
次いで、エアシリンダ47のロッド47aが中間位置に位置付けられ、図9(B)に示すように、第1および第2のピン44,46が共に揺動ブロック33のピン挿入孔33a,33bから後退する。次いで、エアシリンダ32のロッド32aが前進し、図7に二点鎖線で示すように、第1のピニオン16Aとラック35との噛合が解除される。同時に、エアシリンダ47のロッド47aが後退し、図9(C)に示すように、第2のピン46が揺動ブロック33のピン挿入孔33bに挿入されることにより、第1のピニオン16Aとラック35との噛合を解除した状態が保持される。
次いで、くわえ側万力5(図2)のカム軸19Aを回動操作して切欠きをくわえ板18Aの後端部に係合させる。これにより、くわえ板18Aを開き、くわえ側万力5のくわえから樹脂版22のくわえ側端部を外す。同時に、図2において、下貼り24の口金25を切欠き4の壁面から外す。次に、コーター胴1を略1回転させ、尻側万力6のカム軸19Bを回動操作して切欠きをくわえ板18Bの後端部に係合させる。これにより、くわえ板18Bを開き、尻側万力6のくわえから樹脂版22の尻側端部を外し、樹脂版22をコーター胴1から外す。
このように、くわえ側万力5の巻棒10Aと尻側万力6の巻棒10Bとを選択的に回動させる1つのモータ36を備え、手動によって巻棒10A,10Bを回動させる必要がないため、オペレータの負担を軽減することができる。また、樹脂版22のくわえ側端部および尻側端部を緩める動作を、制御装置55の制御によって自動的に行うことができるため、操作時間を短縮することができるとともに操作ミスを防止することができる。
次に、口金無しのブランケット21をコーター胴1の周面に装着する場合は、図3に示すように、ブランケット21の厚みに応じて、くわえ側万力5のくわえ板支持ボルト17Aと、尻側万力6のくわえ板支持ボルト17Bをわずかに上昇させる。次に、くわえ板18A,18Bを樹脂版22のときよりも浮かせたのちに、上述した樹脂版22のときと同様にコーター胴1の周面に巻き付け、緊張させて密着させる。
また、口金付きのブランケット23をコーター胴1の周面に装着する場合は、図4に示すように、口金23aをくわえ側万力5の巻棒10Aの口金挿入溝10aに挿入した後、ブランケット23をコーター胴1の周面に巻き付ける。次に、口金23bを尻側万力6の巻棒10Bの口金挿入溝10aに挿入した後、上述した樹脂版22のときと同様にコーター胴1の周面に緊張させて密着させる。
このように、エアシリンダ47によってラック35を支持するガイド部材33cが第1のピニオン16A,16Bと噛合する位置と噛合を解除する位置の各位置に位置決め固定することができるため、停電時においてラック35が位置決めされた位置から移動してしまうことがない。
なお、本実施例においては、ラック35の駆動源としてモータ36を使用した例を説明したが、エアシリンダやソレノイドでもよい。
1…コーター胴、4…切欠き、5…くわえ側万力(くわえ側保持装置)、6…尻側万力(尻側保持装置)、10A,10B…巻棒、(回動部材)11A,11B…ウォームホイール、16A…第1のピニオン、16B…第2のピニオン、18A,18B…くわえ板、21…口金無しブランケット、22…樹脂版、23…口金付きのブランケット、32…エアシリンダ(第2の駆動装置)、33…揺動ブロック(移動部材)、33c…ガイド部(支持部材)35…ラック、36…モータ(第1の駆動装置)、44…第1のピン、46…第2のピン、47…エアシリンダ(第3の駆動装置)、50…緊張装置、51…密着開始ボタン、52…密着解除ボタン、53…ロータリーエンコーダ、54…駆動モータ、55…制御装置。
Claims (13)
- 胴に移動自在に支持され、ブランケットまたは版のくわえ側端部を保持するくわえ側保持装置と、
胴に移動自在に支持され、ブランケットまたは版の尻側端部を保持する尻側保持装置と、
胴の周面に装着された状態のブランケットまたは版のくわえ側端部および尻側端部をそれぞれ保持する前記くわえ側保持装置および前記尻側保持装置を移動することにより、ブランケットまたは版を緊張させる第1の駆動装置とを備えることを特徴とするブランケットまたは版の装着装置。 - 前記くわえ側保持装置および前記尻側保持装置は、ブランケットまたは版のくわえ側端部および尻側端部を保持した状態で前記第1の駆動装置によって回動される回動部材を備えることを特徴とする請求項1記載のブランケットまたは版の装着装置。
- 前記第1の駆動装置は、
前記くわえ側保持装置の前記回動部材に回動伝達を行う第1のピニオンおよび前記尻側保持装置の前記回動部材に回動伝達を行う第2のピニオンに選択的に噛合するラックと、
前記ラックを移動させるモータとを備えることを特徴とする請求項2記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記くわえ側保持装置の前記回動部材に回転伝達を行う第1のピニオンと、
前記尻側保持装置の前記回動部材に回転伝達を行う第2のピニオンと、
前記第1および第2のピニオンの一方と選択的に噛合し、前記第1の駆動装置によって駆動されて移動するラックと、
前記ラックを前記第1および第2のピニオンとの噛合位置と噛合解除位置との間で移動させる第2の駆動装置とをさらに備えることを特徴とする請求項2記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記ラックは、前記胴の回転により前記第1および第2のピニオンと噛合可能となることを特徴とする請求項4記載のブランケットまたは版の装着装置。
- 前記ラックを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記第1および第2のピニオンとの噛合位置に固定する噛合位置ロック装置をさらに備えることを特徴とする請求項4記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記ラックを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記第1および第2のピニオンとの噛合解除位置に固定する解除位置ロック装置をさらに備えることを特徴とする請求項4記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記ラックを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記第1および第2のピニオンとの噛合位置および噛合解除位置に選択的に固定する噛合および解除位置ロック装置をさらに備えることを特徴とする請求項4記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記噛合および解除位置ロック装置は、
前記支持部材を噛合位置および噛合解除位置にそれぞれ固定する第1および第2のピンと、
前記第1および第2のピンを互いに相反する方向に移動させて噛合動作と解除動作を選択的に行う第3の駆動装置とを備えることを特徴とする請求項8記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記第1および第2のピンは、先端部にテーパーを有することを特徴とする請求項9記載のブランケットまたは版の装着装置。
- 前記噛合および解除位置ロック装置は、
一対のピン挿入孔を有する固定台と、
前記固定台に移動自在に支持され、前記固定台の一対のピン挿入孔と一方同士および他方同士が選択的に対向する位置に形成された一対のピン挿入孔を有する移動部材とをさらに備え、
前記第1のピンが前記固定台の一方のピン挿入孔と前記移動部材の一方のピン挿入孔に挿入されたときに、前記支持部材は前記第1および第2のピニオンとの噛合位置にロックされ、
前記第2のピンが前記固定台の他方のピン挿入孔と前記揺動部材の他方のピン挿入孔に挿入されたときに、前記支持部材は前記第1および第2のピニオンとの噛合解除位置にロックされることを特徴とする請求項9記載のブランケットまたは版の装着装置。 - 前記移動部材は、前記固定台に回転自在に支持されることを特徴とする請求項11記載のブランケットまたは版の装着装置。
- 前記第2の駆動装置は、前記第1および第2のピンが前記移動部材の一方および他方のピン挿入孔にそれぞれ挿入されていないときに動作可能となることを特徴とする請求項11記載のブランケットまたは版の装着装置。
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