JP2001006951A - 負荷時タップ切換装置における切換開閉器の早切機構 - Google Patents

負荷時タップ切換装置における切換開閉器の早切機構

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JP2001006951A
JP2001006951A JP11173564A JP17356499A JP2001006951A JP 2001006951 A JP2001006951 A JP 2001006951A JP 11173564 A JP11173564 A JP 11173564A JP 17356499 A JP17356499 A JP 17356499A JP 2001006951 A JP2001006951 A JP 2001006951A
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康郎 筒井
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷時タップ切換装置における切換開閉器の
早切機構を、ばね荷重の小さな蓄勢ばねを使用して、小
形・軽量化して構成可能とする。 【解決手段】 大歯車22の回動により進退動作するラ
ック24によって、該ラック24と噛合するピニオンギ
ヤ25を取付けた蓄勢レバー27を、大きな揺動角度で
回動可能となした蓄勢手段19と、係止部材34に形成
した一方の係合溝35aに係止ピン31を係合させるこ
とによって、蓄勢ばね28が死点を越えた直後に、切換
開閉器の開閉手段12が分力の発生により発動するのを
阻止するようにしたラチェット機構20とを備えて早切
機構13を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷時タップ切換
装置の切換開閉器を開閉駆動する開閉機構を、その動作
を停滞させることなく迅速・確実に駆動する早切機構の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から変圧器等には、電源電圧の変動
や負荷電流の変化による電圧変動を補償して、負荷側の
需要家における電圧をほぼ一定に保ち、良質の電力を供
給するために、負荷時タップ切換装置が設けられてい
る。そして、前記負荷時タップ切換装置は、複数のタッ
プを備えた巻線と、前記タップを選択するタップ選択器
と、前記タップを切換える際に開閉駆動される切換開閉
器とを備えて概略構成されている。
【0003】つづいて、前記巻線に設けたタップを昇圧
方向、あるいは、降圧方向へ切換える場合に、切換開閉
器を開閉駆動する開閉機構を、その動作を停滞させるこ
となく迅速・確実に駆動させる早切機構3について説明
する。前記早切機構は、一般に図9で示すように構成さ
れており、図9は例えば、てこ−クランク機構を使用し
た早切機構の概略構成を示している。
【0004】図9において、4は図示しない電動機、あ
るいは、電動機と連結した伝達軸等に取付けた小歯車、
5は前記小歯車4と噛合する大歯車である。6は支軸O
1 に一端を固定して揺動可能に設けた蓄勢レバーで、前
記大歯車5の偏心位置に設けた支持ピン5aに遊嵌した
連結棒7を介して大歯車5と連結されている。8は支軸
2 に一端を固定して揺動可能に設けた揺動アームで、
その自由端8aと前記蓄勢レバー6の自由端6aとの間
には、引張ばね等からなる蓄勢ばね9が張架されてい
る。10は前記揺動アーム8の揺動角度を設定するため
のストッパーである。なお、前記支軸O2 には、切換開
閉器の開閉機構(図示せず)が連結されている。
【0005】次に、前記構成の早切機構3を備えた負荷
時タップ切換装置の動作を図9〜11を参照しながら説
明する。タップ切換指令を受けて図示しない電動機が始
動すると、その回転力は小歯車4から、これと噛合する
大歯車5に伝達されて、前記大歯車5を例えば、図9の
時計方向に回転させる。前記大歯車5の回転により、大
歯車5と連結棒7を介して駆動可能に連結される蓄勢レ
バー6は、前記連結棒7により引動され、支軸O1 を中
心として図9,11で示すa点から反時計方向に揺動を
はじめる。なお、この時、揺動アーム8は蓄勢ばね9の
引張力により、図9,11の反時計方向に引っ張られ
て、ストッパー10の一方端(図9,11の左側)に当
接している。
【0006】前記蓄勢レバー6が揺動することにより、
該蓄勢レバー6と揺動アーム8との間に張架した蓄勢ば
ね9は、徐々に引き延ばされながら、前記蓄勢レバー6
とともに揺動アーム8の自由端8aを中心として、図1
1の反時計方向に回動する。そして、図11で示すよう
に、蓄勢ばね9が揺動アーム8と同一線上に並ぶ死点
(蓄勢ばね9の引張力が図11の時計方向,反時計方向
のいずれにも働かなくなる点)bを越え、例えば、図1
1で示すc点まで回動すると、前記揺動アーム8の自由
端8aには、長さL1 だけ引き延ばされた蓄勢ばね9の
引張力の大きさPと、死点bからの回動角度θ1 の大き
さに対応して、前記揺動アーム8を図9,11の時計方
向に回動させる分力F(F=P・cosθ1 で求められ
る)が発生する。
【0007】この結果、揺動アーム8は、前記分力Fに
よってストッパー10の一方端側から他方端側(図9,
11の左側から右側)に時計回りに回動する。なお、こ
の後、前記蓄勢レバー6は、大歯車5の回転により、図
11で示すc点から図10で示すd点まで回動して停止
する。
【0008】前記揺動アーム8が時計方向に回動するこ
とにより、該揺動アーム8の一端を止着した支軸O2
これに伴って時計方向に所定角度回動し、前記支軸O2
に連結された切換開閉器の開閉機構(図示せず)が動作
して、前記切換開閉器を開閉動作させ、巻線のタップを
切換える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記構成の早
切機構においては、蓄勢ばねが死点を越えた時点、即
ち、死点からの回動角度が小さいうちに揺動アームが回
動をはじめてしまうので、前記揺動アームを回動させる
ための分力が小さく(死点からの回動角度が大きい程、
分力は大きくなる)、切換開閉器を開閉駆動する開閉機
構を迅速・確実に動作させるために必要な動作速度を得
ることが難しかった。この結果、前記切換開閉器の開閉
動作が緩慢となったり、開閉動作が途中で停滞したりし
て、負荷時タップ切換装置に重大な故障が発生するおそ
れがあった。
【0010】従って、前記開閉機構を、その動作を停滞
させることなく迅速・確実に動作させるのに必要な動作
速度を得るためには、死点からの回動角度が小さくて
も、十分に大きな分力を発生させることができるよう
に、大きなばね荷重の蓄勢ばねを使用する必要があっ
た。
【0011】ところが、前記のように蓄勢ばねのばね荷
重を大きくすると、早切機構を構成する各構成部材に
も、前記大きなばね荷重に十分耐えることができる強度
が必要となり、この結果、早切機構の構成部材は強度を
増すために太く、かつ、厚くしなければならず、しか
も、部品点数が増加する等して、前記早切機構が大形化
し、更には、負荷時タップ切換装置自体の大形化にもつ
ながるという問題があった。
【0012】また、前記のように、ばね荷重を大きくす
ることなく、分力を大きくするには、蓄勢レバーの揺動
角度を大きく(死点からの回動角度を大きく)すればよ
いが、周知のてこ−クランク機構においては、連結棒を
遊嵌する支持ピンと大歯車の中心軸との距離によって、
蓄勢レバーの揺動角度はおおよそ決まってしまうので、
蓄勢レバーの揺動角度を大きくすることは歯車の大形化
につながり、結果的に早切機構が大形化するという問題
があった。
【0013】しかも、蓄勢レバーの揺動角度を大きくす
るすることにより、分力を大きくしようとしても、揺動
アームは蓄勢ばねが死点を越えた時点で、分力によって
自動的に回動してしまうため、前記揺動アームを大きな
分力が得られるまで保持させておくことができないとい
う問題があった。
【0014】本発明は、前記種々の問題点に鑑み、ばね
荷重の大きな蓄勢ばねを使用したり、構成部材を大形化
させたりすることなく、切換開閉器の開閉動作に必要な
動作速度を得ることが可能な負荷時タップ切換装置にお
ける切換開閉器の早切機構を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、切換開閉器を開閉駆動する開閉機構を、
その動作を停滞させることなく迅速・確実に駆動する早
切機構において、前記早切機構は、電動機等の駆動源
と、この駆動源と駆動可能に連結されて、前記開閉機構
を駆動させるための力を蓄勢する蓄勢手段と、前記開閉
機構が発動するのを強制的に阻止し、かつ、前記蓄勢手
段によって開閉機構を十分な動作速度で発動するために
必要な大きさの力が蓄勢された時点で、前記蓄勢された
力を解放して前記開閉機構を発動させるラチェット機構
とを備えて構成したことを特徴とする。
【0016】また、前記蓄勢手段は、電動機等の駆動源
の出力軸に止着した小径な小歯車と、前記小歯車と噛合
する径大な大歯車と、前記大歯車の偏心位置に設けた支
持ピンに遊嵌したラックと、固定軸に回動可能に取付け
られて前記ラックと噛合するピニオンギヤと、前記ピニ
オンギヤに共動可能に取付けた蓄勢レバーと、前記蓄勢
レバーの先端部とラチェット機構との間に張架した蓄勢
ばねとを備えて構成したことを特徴とする。
【0017】更に、前記ラチェット機構は、開閉機構に
一体的に締着・固定した支持部材と、前記支持部材に進
退可能に挿通した係止ピンと、前記係止ピンが係合する
係合溝を所定の角度間隔で複数ヶ所に形成した係止部材
と、前記係止ピンを前記係合溝側に押圧・付勢する押圧
ばねと、前記支持部材に取付けられて係止ピンとの間で
押圧ばねを支持する支持枠とを備えて構成したことを特
徴とする。
【0018】また、前記蓄勢レバーの後端部には、開閉
機構を十分な動作速度で発動させるのに必要な大きさの
力が蓄勢されたときに、ラチェット機構を操作して開閉
機構を発動させる操作手段を備えたことを特徴とする。
【0019】更に、前記固定軸には、ラックとピニオン
ギヤとの噛合を常時正常な状態に保持するための保持部
材を、前記ラックとピニオンギヤとに跨がらせた状態で
嵌着したことを特徴とする。
【0020】本発明は、大歯車の回動により進退動作す
るラックの動きを、前記ラックと噛合するピニオンギヤ
を取付けた蓄勢レバーを揺動させる動きに変換すること
により、前記蓄勢レバーを大きな揺動角度で回動させる
ことが可能となるとともに、ラチェット機構によって、
蓄勢ばねが死点を越えた直後に、切換開閉器の開閉機構
が分力の発生により発動するのを阻止し、かつ、前記分
力の大きさが前記開閉機構を十分な動作速度で発動させ
るのに必要な大きさとなった時点で、前記蓄勢レバーに
設けた操作手段によりラチェット機構を操作して、開閉
機構を発動させるようにしたので、ばね荷重の小さい蓄
勢ばねを使用しても、前記開閉機構を、その動作を停滞
させることなく迅速・確実に動作させることが可能とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図8により説明する。はじめに、図8は負荷時タ
ップ切換装置の一相分の概略構成図を示し、図8におい
て、1は複数のタップt1 ,t2 ,t3 ・・・・を備え
た巻線、2a,2bは前記タップt1,t2 ,t3 ・・
・・を選択するタップ選択器である。M1 ,M2 ,Rは
切換開閉器を構成する真空バルブであり、前記真空バル
ブM1 ,M2 の一方端はタップ選択器2a,2bに、真
空バルブRの一方端は限流抵抗器rを介してタップ選択
器2aにそれぞれ接続されている。なお、前記真空バル
ブM1 ,M2 ,Rの他方端は、一括して図示しない送・
配電線等に接続されている。
【0022】次に、図1において、11は負荷時タップ
切換装置の機枠であり、この機枠11は、上部プレート
11a,中央プレート11b,下部プレート11cを備
え、前記各プレート11a〜11c間に支持棒11dを
介在させることにより、各プレート11a〜11c間に
所定の間隔を設けた状態で構成されている。
【0023】なお、前記下部プレート11cには真空バ
ルブM1 ,M2 ,Rが、3個1組として三相分(3ヶ所
に)取付けられており(図2参照)、また、中央プレー
ト11bには前記真空バルブM1 ,M2 ,Rを開閉駆動
する開閉機構12が、上部プレート11aには前記開閉
機構12を、その動作を停滞させることなく迅速・確実
に駆動させるための早切機構13がそれぞれ取付けられ
ている。
【0024】前記真空バルブM1 ,M2 ,Rを開閉駆動
する開閉機構12は、図1,2で示すように、中央プレ
ート11bの中心部に下方に向かって垂設・固定した支
軸14に軸受部材14aを介して回転可能に取付けた偏
平状の回転円板15と、一端に前記回転円板15の外周
面に所定形状で形成したカム溝15aに係合するローラ
16を備え、かつ、他端を真空バルブM1 ,M2 ,Rの
各可動電極側と遊動可能に接触させたスライダ17とに
よって構成されており、前記スライダ17は、前記回転
円板15の回転に伴い、カム溝15aの形状に沿って上
下動して、真空バルブM1 ,M2 ,Rを開閉駆動する。
【0025】次に、前記開閉機構12を、その動作を停
滞させることなく迅速・確実に駆動する早切機構13
は、図1,2で示すように、上部プレート11a上に起
立状態で設置した駆動源としての電動機18と、この電
動機18と駆動可能に連結されて、前記開閉機構12を
駆動させるための力を蓄勢する蓄勢手段19と、前記開
閉機構が発動するのを強制的に阻止し、かつ、前記蓄勢
手段19によって開閉機構12を十分な動作速度で発動
させるのに必要な大きさの力が蓄勢された時点で、前記
蓄勢された力を解放して前記開閉機構12を発動させる
ラチェット機構20とを備えて概略構成されている。
【0026】つづいて、前記蓄勢手段19の構成につい
て説明する。図1,2において、21は前記電動機18
の出力軸に止着した小径な小歯車である。22は前記小
歯車と噛合する径大な大歯車で、中央プレート11b及
び補助プレート11f(図1参照)に軸受部材23aを
介して回転可能に取付けた駆動軸23の上端部に固定さ
れている(前記駆動軸23の図示しない下端部は、タッ
プ選択器2a,2bを間欠駆動する間欠送り機構に連結
されている)。なお、前記小歯車21は、1回のタップ
切換動作を行う毎に1回転するものとし、また、前記大
歯車22は、例えば、小歯車21が1回転すると、1/
2回転するように径寸法を設定する。
【0027】24は前記大歯車22外周側の偏心位置に
設けた支持ピン24aに回動可能に遊嵌した丸棒もしく
は角棒状(図3では丸棒状)のラックである。25は前
記ラック24と噛合するピニオンギヤで、図3で示すよ
うに、上部プレート11aの偏心位置(図2で示す如く
回転円板15の支軸14から位置をずらした状態)に垂
設・固定した固定軸26に回転可能に嵌合されており、
更に、前記ピニオンギヤ25の下端部には、板状の蓄勢
レバー27が、中心を後端側(図1の右側)に偏らせた
状態で、溶接等の手段によってピニオンギヤ25と共動
可能に取付けられている。
【0028】28は前記蓄勢レバー27先端部に垂設し
た支軸27aと、ラチェット機構20の後述する支持部
材に立設した支軸との間に張架した引張ばね等からなる
蓄勢ばねである。29は前記ラック24とピニオンギヤ
25とを正常な噛合状態に保持するためのL字状の保持
部材で、図3で示すように、上部プレート11aに垂設
・固定した固定軸26に、ピニオンギヤ25の上部から
ラック24の外周面に跨がらせた状態で嵌着されてい
る。
【0029】そして、前記蓄勢手段19は、電動機18
の回転を小歯車21を介して大歯車22に伝達して前記
大歯車22を回動させ、この大歯車22の偏心位置に設
けた支持ピン24aに遊嵌したラック24を図2の上下
方向に進退動作させることによって、前記ラック24と
噛合するピニオンギヤ25を回動し、該ピニオンギヤ2
5と共動可能に取付けた蓄勢レバー27を、蓄勢ばね2
8を引き延ばしながら大きな揺動角度で揺動させる。
【0030】ここで、前記蓄勢レバー27の揺動角度に
ついて説明すると、前記揺動角度は、ピニオンギヤ25
の歯数Z2 と、大歯車22が1/2回転することによっ
て所定距離進退動作する間に前記ピニオンギヤ25と噛
合するラック24の歯数Z1との関係により求められ
る。即ち、揺動角度θは、θ=(Z1 /Z2 )×360
で求められ、例えば、Z1 =21,Z2 =36とする
と、θ=210°となり、大歯車22の径寸法を特別大
きくすることなく、蓄勢レバー27を大きな揺動角度で
揺動させることが可能となる。
【0031】つづいて、ラチェット機構20の構成につ
いて説明する。図1,2,5において、30は前記開閉
機構12の回転円板15上に下部からボルト等を用いて
締着・固定した支持部材で、中央プレート11bに開口
した扇状の窓孔11eから突出する上端部には、蓄勢レ
バー27先端部に垂設した支軸27aとの間で蓄勢ばね
28を張架するための取付軸30aが立設されている。
31は前記支持部材30中央の挿通孔30bに進退可能
に挿通した係止ピンであり、その上端側は、図1で示す
ように、窓孔11eから中央プレート11b上に突出し
ている。32は前記支持部材30の後端部側(図2の下
方)に突出形成した支持枠33と、前記係止ピン31の
後端部との間に介挿した圧縮ばね等からなる押圧ばねで
ある。
【0032】34は前記係止ピン31の頭部が係脱可能
に係合する係合溝35a,35bを、所定の角度間隔で
2ヶ所に備えた円弧状の係止部材であり、前記係合溝3
5a,35bを中央プレート11bの扇状の窓孔11e
内に臨ませた状態で(図2,5参照)、図1で示すよう
に、前記中央プレート11bの下端面にねじ等を用いて
締着・固定されている。
【0033】そして、前記ラチェット機構20は、常時
その係止ピン31を押圧ばね32の付勢力により、係止
部材34に形成した係合溝35a,35bのいずれか一
方に係合させ(図2では係合溝35a)、蓄勢レバー2
7先端の支軸27aと、前記支持部材30上部の取付軸
30aとの間に張架した蓄勢ばね28が引き延ばされ、
開閉機構12を十分な動作速度で発動させるのに必要な
大きさの分力Fが発生するまで、前記開閉機構12が発
動するのを阻止する。
【0034】なお、図1,2において、36はラチェッ
ト機構20を操作するためのローラで、その下端部を中
央プレート11bと近接させた状態で蓄勢レバー27の
後端部に垂下・設置されており、前記蓄勢レバー27が
電動機18の駆動により所定角度回動したときに、この
ローラ36によって、中央プレート11b上に突出する
ラチェット機構20の係止ピン31(図1参照)を押圧
し、前記係止ピン31を押圧ばね32の付勢力に抗して
後退させ、係止部材34のいずれか一方の係合溝35
a,35bとの係合を解除させることにより、蓄勢手段
19によって蓄勢された力を解放して開閉機構12を発
動させ、真空バルブM1 ,M2 ,Rの開閉動作を行わせ
る。
【0035】次に、本発明の早切機構13の動作を、図
2及び図4〜8を参照しながら説明する。タップ切換指
令を受けて電動機18(図1参照)が始動すると、その
回転力は小歯車21から、これと噛合する大歯車22に
伝達されて、前記大歯車22が例えば、図2の時計方向
に回転をはじめる。前記大歯車22が回転をはじめるこ
とにより、大歯車22に設けた支持ピン24aに遊嵌し
たラック24は、図2の下方に徐々に押動され(進出
し)、これと噛合するピニオンギヤ25に共動可能に固
定した蓄勢レバー27を、図4で示すe点(初期位置)
から反時計方向に回動させる。
【0036】蓄勢レバー27が回動をはじめると、前記
蓄勢レバー27先端の支軸27aとラチェット機構20
の支持部材30上部の取付軸30aとの間に張架した蓄
勢ばね28は、徐々に引き延ばされながら、前記蓄勢レ
バー27とともに取付軸30aを中心として、図2,4
の反時計方向に回動する。そして、前記蓄勢ばね28が
図4で示すように、ラチェット機構20の係止ピン31
と同一線上に並ぶ死点(デッドポイント)fまで回動
し、前記死点fを越えると、ラチェット機構20の支持
部材30上に取付けた取付軸30aには、前記支持部材
30を図2,4の時計方向に回動させようとする分力F
が作用する。
【0037】しかし、本発明においては、蓄勢ばね28
が死点fを越えて分力Fが発生しても、ラチェット機構
20の係止ピン31が、図2,4で示すように、押圧ば
ね32の付勢力によって、係止部材34の一方の係合溝
35aと係合しているため、開閉機構12が前記分力F
によってすぐに発動することはなく、前記蓄勢ばね28
は更に引き延ばされながら、図4の反時計方向に回動す
る。
【0038】前記のように、蓄勢ばね28が、死点fを
越えた時点から更に引き延ばされながら反時計方向に回
動することにより、前記蓄勢ばね28が死点fを越える
ことにより発生する分力Fの大きさは、死点fからの回
動角度θ2 が大きくなることとも相まって、蓄勢ばね2
8が死点fを越えた直後の状態よりも大きくなる。
【0039】そして、蓄勢レバー27が図4で示す死点
fから発動点g(開閉機構12を十分な動作速度で発動
させるのに必要な大きさの分力Fが得られる地点)まで
回動すると、前記蓄勢レバー27後端部に設けたローラ
36が、その回動軌跡(図4参照)上に位置する、即
ち、ラチェット機構20の係止ピン31の中央プレート
11b上に突出する上端部(図1参照)を、図5の右斜
め下方向に押圧し、前記係止ピン31を、図5に実線で
示す係止部材34の一方の係合溝35aと係合した状態
から、図5に2点鎖線で示すように、押圧ばね32の付
勢力に抗して後退させることにより、前記係止ピン31
と係合溝35aとの係合を解除して、開閉機構12の回
転円板15を発動させる。
【0040】この結果、前記ラチェット機構20を取付
けた開閉機構12の回転円板15は、蓄勢ばね28が長
さL2 だけ引き延ばされることにより発生する引張力の
大きさPと、死点fからの回動角度θ2 の大きさとに対
応した大きさで発生する分力F(F=P・cosθ2
より求められる)により、支軸14を中心として、図6
の時計方向に所定角度θ3 だけ瞬時に回動する。そし
て、回転円板15が所定角度θ3 回動すると、ラチェッ
ト機構20の係止ピン31は、図6,7で示すように、
係止部材34のもう一方の係合溝35bに、押圧ばね3
2の付勢力により係合し、回転円板15の回動を停止さ
せる。なお、前記蓄勢レバー27は、大歯車22の回転
によって、図4で示すg点から図6で示すh点まで回動
して停止する。
【0041】そして、前記開閉機構12の回転円板15
が所定角度θ3 回動することにより、前記回転円板15
に形成したカム溝15aに、その一端に取付けたローラ
16を係合させたスライダ17は、図8(a)〜(e)
で示すように、前記カム溝15aの形状に沿って上下動
して、その他端に連結した真空バルブM1 ,M2 ,Rを
開閉駆動させ、真空バルブM1 を図8(a)で示すON
状態から図8(e)で示すようにOFF状態となし、か
つ、真空バルブM2 を図8(a)で示すOFF状態から
図8(e)で示すようにON状態となして、巻線1のタ
ップt1 をタップt2 に切換える。
【0042】前記のように、本発明の蓄勢レバー27
は、大歯車22に取付けたラック24と噛合するピニオ
ンギヤ25を共動可能に取付け、前記ラック24の進退
動作をピニオンギヤ25の回転動作に変換して回動させ
るようにしたので、前記蓄勢レバー27を大きな揺動角
度で回動させることが可能となり、この結果、蓄勢ばね
28の死点fからの回動角度θ2 を大きくして、開閉機
構12を十分な動作速度で発動させるのに必要な大きさ
の分力Fを発生させることができる。
【0043】しかも、本発明においては、ラチェット機
構20を設けたことにより、前記蓄勢ばね28が死点f
を越えても、分力Fによって開閉機構12がすぐに発動
しないたので、前記蓄勢レバー27の揺動角度を大きく
することができることとも相まって、ばね荷重の小さい
蓄勢ばねを使用しても、開閉機構12を十分な動作速度
で発動させるのに必要な大きさの分力Fを得ることがで
きる。
【0044】また、前記ラチェット機構20を構成する
係止ピン31は、開閉機構12を発動させるのに必要な
十分な大きさの分力Fが発生した時点で、蓄勢レバー2
7後端に設けたローラ36によって押圧されることによ
り、係止部材34の係合溝35a(35b)との係合が
解除されるようにしたので、前記開閉機構12は前記分
力Fにより、その動作を停滞させることなく迅速・確実
に駆動させることができる。
【0045】更に、ピニオンギヤ25の固定軸26を、
回転円板15の支軸14からずらした偏心位置に設けた
ので、蓄勢ばね28を大きく引き延ばして、大きな引張
力Pを得ることが可能となる。
【0046】なお、本発明は、真空バルブM1 ,M2
Rを開閉駆動させる例により説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば、複数の扇形可動板を備えた
ロータリー式の切換開閉器にも応用することができる。
【0047】また、本発明においては、カム溝15aを
設けた回転円板15と、前記カム溝15aに係合するロ
ーラ16を備えたスライダ17とからなる開閉機構12
によって、真空バルブM1 ,M2 ,Rを開閉動作させる
ようにした例により説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、ラチェット機構が所定角度回動する
のと共動する駆動軸に取付けた複数の板状カムによっ
て、真空バルブを開閉動作させるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、ピニオ
ンギヤを共動可能に固定した蓄勢レバーを、大歯車に設
けた支持ピンに遊嵌され、前記ピニオンギヤと噛合する
ラックの進退動作に伴って回動させるようにしたので、
前記蓄勢レバーは、大歯車を大形化させることなく、大
きな揺動角度で回動させることができる。
【0049】また、ラチェット機構によって、蓄勢ばね
が死点を越えた直後に、開閉機構が分力の発生により発
動するのを防ぐことができるので、前記蓄勢ばねが死点
を越えた後に発生する分力の大きさは、前記のように、
蓄勢レバーが大きな揺動角度で回動されて、前記死点か
らの回動角度が大きくなることにより、従来よりも大き
なものとなり、ばね荷重の小さい蓄勢ばねを使用して
も、開閉機構を十分な動作速度で発動させるのに必要な
大きさの分力を発生させることが可能となる。
【0050】その上、ばね荷重の小さな蓄勢ばねを使用
しても、開閉機構を十分な動作速度で発動させるのに必
要な大きさの分力が得られることにより、早切機構を構
成する各部材は蓄勢ばねのばね荷重に見合った強度を備
えていればよいため、早切機構及び負荷時タップ切換装
置自体を軽量、かつ、コンパクトに構成することができ
る。
【0051】更に、前記ラチェット機構は、開閉機構に
締着・固定した支持部材と、この支持部材に進退可能に
挿通した係止ピンと、該係止ピンが係合する係合溝を2
ヶ所に形成した係止部材と、前記係止ピンを係合溝側に
押圧・付勢する押圧ばねとを備えて構成し、開閉機構を
十分な動作速度で発動させるのに必要な大きさの分力が
発生するまでは、前記押圧ばねの付勢力により、係止ピ
ンを係止部材の一方の係合溝に係合させて、前記開閉機
構が発動するのを阻止するとともに、開閉機構を十分な
動作速度で発動させるのに必要な大きさの分力が発生し
た時点で、蓄勢レバー後端のローラにより係止ピンと係
合溝との係合を解除することによって、開閉機構を発動
させるようにしたので、切換開閉器の開閉動作を停滞さ
せたりすることなく迅速・確実に開閉動作を行わせるこ
とができる。
【0052】しかも、前記開閉機構が発動した後は、係
止ピンが押圧ばねの付勢力により、係止部材の他方の係
合溝に係合して、開閉機構の動作を停止させるので、大
きな分力で開閉機構を発動させても、開閉機構が必要以
上に動作して、タップ切換動作に悪影響を与えることは
全くない。
【0053】また、上部プレートに垂設・固定した枢支
軸には、ラックとピニオンギヤとに跨がった状態で保持
部材が嵌着されているので、大歯車の回動に伴ってラッ
クが進退する際に、前記ラックがピニオンギヤから離脱
するのを確実に防ぐことが可能となり、この結果、前記
ラックの進退動作によってピニオンギヤを介して蓄勢レ
バーを良好に揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の早切機構を備えた負荷時タップ切換装
置の要部を示す縦断面図である。
【図2】早切機構の動作前の状態を示す平面図である。
【図3】保持部材の取付状態を示す縦断面図である。
【図4】早切機構の動作を説明するための説明図であ
る。
【図5】ラチェット機構の係止ピンと係止部材の係合溝
との係合状態を解除する動作を説明するための説明図で
ある。
【図6】回転円板の動作を説明するための説明図であ
る。
【図7】早切機構の動作後の状態を示す平面図である。
【図8】開閉機構による真空バルブの開閉動作を説明す
るための説明図である。
【図9】従来の早切機構の概略構成(動作前)を示す平
面図である。
【図10】従来の早切機構の概略構成(動作後)を示す
平面図である。
【図11】従来の早切機構の動作を説明するための説明
図である。
【符号の説明】
12 開閉機構 13 早切機構 19 蓄勢手段 20 ラチェット機構 24 ラック 25 ピニオンギヤ 27 蓄勢レバー 28 蓄勢ばね 29 保持部材 30 支持部材 31 係止ピン 32 押圧ばね 34 係止部材 35a,35b 係合溝 36 ローラ t1 ,t2 ,t3 ,・・・・ タップ M1 ,M2 ,R 真空バルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切換開閉器を開閉駆動する開閉機構を、
    その動作を停滞させることなく迅速・確実に駆動する早
    切機構において、前記早切機構は、電動機等の駆動源
    と、この駆動源と駆動可能に連結されて、前記開閉機構
    を駆動させるための力を蓄勢する蓄勢手段と、前記開閉
    機構が発動するのを強制的に阻止し、かつ、前記蓄勢手
    段によって開閉機構を十分な動作速度で発動するために
    必要な大きさの力が蓄勢された時点で、前記蓄勢された
    力を解放して前記開閉機構を発動させるラチェット機構
    とを備えて構成したことを特徴とする負荷時タップ切換
    装置における切換開閉器の早切機構。
  2. 【請求項2】 前記蓄勢手段は、電動機等の駆動源の出
    力軸に止着した小径な小歯車と、前記小歯車と噛合する
    径大な大歯車と、前記大歯車の偏心位置に設けた支持ピ
    ンに遊嵌したラックと、固定軸に回動可能に取付けられ
    て前記ラックと噛合するピニオンギヤと、前記ピニオン
    ギヤに共動可能に取付けた蓄勢レバーと、前記蓄勢レバ
    ーの先端部とラチェット機構との間に張架した蓄勢ばね
    とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の負
    荷時タップ切換装置における切換開閉器の早切機構。
  3. 【請求項3】 前記ラチェット機構は、開閉機構に一体
    的に締着・固定した支持部材と、前記支持部材に進退可
    能に挿通した係止ピンと、前記係止ピンが係合する係合
    溝を所定の角度間隔で複数ヶ所に形成した係止部材と、
    前記係止ピンを前記係合溝側に押圧・付勢する押圧ばね
    と、前記支持部材に取付けられて係止ピンとの間で押圧
    ばねを支持する支持枠とを備えて構成したことを特徴と
    する請求項1記載の負荷時タップ切換装置における切換
    開閉器の早切機構。
  4. 【請求項4】 前記蓄勢レバーの後端部には、開閉機構
    を十分な動作速度で発動させるのに必要な大きさの力が
    蓄勢されたときに、ラチェット機構を操作して開閉機構
    を発動させる操作手段を備えたことを特徴とする請求項
    2記載の負荷時タップ切換装置における切換開閉器の早
    切機構。
  5. 【請求項5】 前記固定軸には、ラックとピニオンギヤ
    との噛合を常時正常な状態に保持するための保持部材
    を、前記ラックとピニオンギヤとに跨がらせた状態で嵌
    着したことを特徴とする請求項2記載の負荷時タップ切
    換装置における切換開閉器の早切機構。
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