JP2009160885A - 成形用金型の円弧スライド構造及び成形用金型を用いた円弧形状部の成形方法 - Google Patents

成形用金型の円弧スライド構造及び成形用金型を用いた円弧形状部の成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来、湾曲した円弧形状を形成する回転可能なコアを回転軸を中心に回転動作させていたため、動作構造が大きくなり、コンパクト化に課題があった。
【解決手段】
湾曲コアピン9にサポートピン13を設け、固定ガイドコア10にサポートピン13をガイドする第1の湾曲摺動面10aを設け、サポートピン13にスライド動力を伝達する第2の湾曲摺動面11aをスライドコア11に設け、サポートピン13を第1の湾曲摺動面10aと第2の湾曲摺動面11aとの両方に摺動するように配置し、スライドコア11を往復動させることにより、湾曲コアピン9が成形品を形成するキャビティへ円弧状に出入りするようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は内部に湾曲した円弧形状部を具備した成形品を成形する金型構造及びこの金型を用いた成形品内部の円弧形状部の成形方法に関する。
従来技術として、回転可能なコアを備え、回転軸を中心に前記コアを回転動作させることにより、射出成形品にアンダーカット形状を形成する装置が知られている。また、この装置では回転動作の動力源として成形機の突き出しと連動させる手法が採られていた(特許文献1参照)。
特開平3−222708号公報
この従来技術は、コアを回転軸を中心に回転動作させていたため、動作構造が大きくなり、コンパクト化に課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の成形用金型の円弧スライド構造は、円弧状に湾曲した湾曲コアピンと、前記湾曲コアピンに動力を伝達するサポートピンと、前記サポートピンをガイドする固定ガイドコアと、前記サポートピンを摺動させるスライドコアと、前記スライドコアの動力源とを備え、前記湾曲コアピンに前記サポートピンを設け、前記固定ガイドコアに前記サポートピンをガイドする第1の湾曲摺動面を設け、前記サポートピンにスライド動力を伝達する第2の湾曲摺動面を前記スライドコアに設け、前記サポートピンを前記第1の湾曲摺動面と前記第2の湾曲摺動面との両方に摺動するように配置し、前記スライドコアを往復動させることにより、前記湾曲コアピンが成形品を形成するキャビティへ円弧状に出入りするようにしたものである。
また上記課題を解決するために、本発明の成形用金型を用いた円弧形状部の成形方法は、湾曲コアピンに設けたサポートピンを、前記湾曲コアピンにおける湾曲形状の湾曲線と略同一方向に設けられ位置が固定された第1の湾曲摺動面と、前記湾曲コアピンにおける湾曲形状の湾曲線と交差する方向に設けられ位置が前後にスライドする第2の湾曲摺動面とに摺動させ、前記第2の湾曲摺動面の前動によって前記湾曲コアピンを成形品を形成するキャビティへ円弧状に突き出し、前記第2の湾曲摺動面の後動によって前記湾曲コアピンを円弧状に引き抜き、成形品内部に円弧形状部を形成するようにしたものである。
本発明によれば、円弧形状を形成するためのコアを回転軸を中心にして回転動作させないので、コアの動作範囲を大幅に縮小させコンパクト化できる。また動力源として空圧式もしくは油圧式シリンダを金型に設けることでコア単独での動作制御が可能となる。更に円弧状のスライド構造において、前動または後動もしくは前後動の両方でスライド動力を効率よくコアへ伝達し、使用目的に応じて安定したコア動作を実現できる。
本円弧状のスライド構造をモールド金型に用いて、内部に湾曲した円弧形状を具備したモールド品を提供することが可能となる。
以下に、図面を参照して、本発明の望ましい実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1によるモールド金型1における部分断面図である。図2は、図1に示すモールド金型1に溶融樹脂を充填した際の部分断面図である。
このモールド金型1本体は、図1に示すように、固定側型板2と可動側型板3とこの可動側型板3の中にコア4,コア5が組み込まれ、これらの型部品によりモールド品を成形するキャビティ6が設けられている。更に可動側型板3の下部にはスペーサブロック7が有り取付板8が上下に取り付けられている。
ここで本実施例1の特徴となる樹脂内部に湾曲した円弧形状を具備したモールド品の円弧スライド金型構造として、円弧状に湾曲した湾曲コアピン9と、湾曲コアピン9に動力を伝達するサポートピン13と、サポートピン13をガイドする固定ガイドコア10と、サポートピン13を摺動させるスライドコア11と、スライドコア11の動力源となるシリンダ12を設け、シリンダ12のシリンダロッド12aの前後動で湾曲コアピン9が成形品を形成するキャビティ6へ円弧軌道に出入りする金型構造とした。
また湾曲コアピン9にサポートピン13を取り付け、固定ガイドコア10にサポートピン13の摺動をガイドする湾曲溝10aを湾曲コアピン9の湾曲形状と略同一方向(湾曲形状における湾曲線と略同一方向)に設け、更に湾曲溝10a内にサポートピン13を配置し、スライドコア11にシリンダ12動力を伝達する湾曲溝(楕円溝)11aを湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角方向(湾曲形状における湾曲線と交差する方向)に設け、更に前記楕円溝11a内にサポートピン13を配置し、前記サポートピン13が前記湾曲溝10a内と湾曲溝(楕円溝)11a内の両方にまたがり配置した。尚、固定側型板2とコア4においては、前記湾曲コアピン9の円弧軌道をガイドするガイド溝2a,4aがそれぞれ設けてある。
尚、本実施例では、湾曲溝11aを特に楕円溝によって構成したものであり、本実施例に係る以下の説明では楕円溝11aとして説明する。また、湾曲溝10aと湾曲溝11aとのうちいずれか一方の湾曲溝を他方の湾曲溝と湾曲コアピン9との間に配置した場合、一方の湾曲溝を貫通孔によって形成すると良い。また両方の湾曲溝10a,11aを貫通孔によって形成してもよい。本明細書においては、「溝」はサポートピン13に動力を伝達するために、或いはサポートピン13をガイドするために、サポートピン13が摺動する摺動面を形成するためのものであり、貫通孔を含むものである。以下に述べる他の実施例でも同様である。
前記スライドコア11の前動Aによって、湾曲コアピン9が円弧半径R1から同一円弧半径上にR2まで移動し、同時に湾曲コアピン9の先端部が成形品を形成するキャビティ6へ円弧半径R3から同一円弧半径上のR4まで、円弧軌道Bで突き出す。更にスライドコア11の後動Cによって湾曲コアピン9が円弧半径R2から同一円弧半径上のR1まで移動し、同時に湾曲コアピン9の先端部が成形品を形成するキャビティ6の円弧半径R4から同一円弧半径上のR3まで、円弧軌道Dで引抜かれる円弧スライド構造とした。
更に本円弧スライド構造の動作を詳細に説明するため、本構造を部分的に取り出し図3〜図16を用いて説明する。
図3は本円弧スライド構造の主要部分を表す断面図である。構成部品及び斜視図としては図4に示すような形態である。
湾曲コアピン9はサポートピンを組み付ける貫通穴9aが設けてあり、固定ガイドコア10は、中央に湾曲コアピン9を配置するスリットを有し、このスリットに対し左右対称形状とした。また固定ガイドコア10の両側面には湾曲溝10aがそれぞれ設けてある。前記スリットに湾曲コアピン9が組み込まれる。スライドコア11は固定ガイドコア10の両面側を摺動するためU字形態とし、左右対称形状とした。またスライドコア11の両側面には湾曲溝10aがそれぞれ設けてある。このU字溝内部に湾曲コアピン9が組み込まれた固定ガイドコア10を配置し、図3に示すように湾曲溝10aと楕円溝11aと貫通穴9aが重なり合う領域でサポートピン13を組み付け円弧スライド構造を構成した。
次に湾曲コアピン9及びサポートピン13の動作において、図5〜図12を用いて説明する。図5で示すようにサポートピン13は固定ガイドコア10の湾曲溝10a内を円弧軌道の円弧半径R1から円弧半径R2の範囲で湾曲溝10aに沿いながら移動する。同時に湾曲コアピン9も円弧半径の軌道上で移動し、湾曲コアピン9の先端部は円弧軌道の円弧半径R3から円弧半径R4の範囲で移動することになる。ここでサポートピン13を駆動させるための動力は、シリンダの動力をシリンダロッド12aでスライドコア11に伝達し、このスライドコア11の前後動でスライドコア11に設けた楕円溝11a内壁面とサポートピン13の外壁面の干渉する。この干渉部位で動力を伝達する。
更に詳しく動力のメカニズムを説明するため、前動動作を図6〜図9で示し、後動動作を図10〜図12で表した。
初めに図6では動作前の状態を示し、図7で表すように前動Aによりスライドコア11にPa力が働く。次にスライドコア11の楕円溝11aとサポートピン13の干渉部で動力の伝達が行われる。しかし楕円溝11aが斜めに傾斜していることからPa力の大きさと方向が変化する。この変化後のPa力はPa′力となる。この時楕円溝11aは湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角方向に設けてあるため、前記Pa′力は略湾曲コアピン9の湾曲形状に対して略平行に向けられる。更に常時楕円溝11aが湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角略であることから力の損失は少なく高効率な力の伝達が可能となる。前記Pa力はサポートピン13の位置移動に伴い図8と図9に表すようにPa″力やPa′′′力と夫々大きさと方向を変えながら動力が伝達される。
後動Cにおいても前動Aと同じような動力の伝達が行われる。図10に示すように後動Cによりスライドコア11にPc力が働く。次にスライドコア11の楕円溝11aとサポートピン13の干渉部で動力の伝達が行われる。しかし楕円溝11aが斜めに傾斜していることから前記Pc力の大きさと方向が変化する。この変化後のPc力はPc′力となる。この時楕円溝11aは湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角方向に設けてあるため、前記Pc′力は略湾曲コアピン9の湾曲形状に対して略平行に向けられる。更に常時楕円溝11aが湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角略であることから力の損失は少なく高効率な力の伝達が可能となる。前記Pc力はサポートピン13の位置移動に伴い図11と図12に表すようにPc″力やPc′′′力と夫々大きさと方向を変えながら動力が伝達される。
前動と後動における伝達動力を纏めて表すと、図13,図14に示すように、サポートピン13の位置により夫々変化しながら行われる。この時、動力の方向は図15,図16で示すように楕円溝11aに対して垂直方向が最も力の損失が少なく高効率に力を伝達できる。また力量においても差を低減することができる。楕円溝11aが夫々変化する円弧軌道B,円弧軌道Dに対して略対角であることから変化後の動力Pa′力,Pa″力,Pa′′′力,Pc′力,Pc″力,Pc′′′力は夫々円弧軌道B,円弧軌道Dに対して略平行となる。よって本発明の一つの目的とする湾曲コアピン9を円弧軌道で出入りさせる円弧スライドの金型構造としては、他の部位に無理な負荷をかけずに高効率な動力の伝達が図れ、部品のかじりや破損などが防止でき、円弧スライド機構の高寿命化が狙える。
以上、実施例1の円弧スライド構造によれば、円弧形状を形成するために円弧形状を形成するコアをコアの円弧中心で回転方向に動作させずに、コアの動作範囲を大幅に縮小させコンパクト化が図れる。また動力源として空圧式もしくは油圧式シリンダを金型に設けることでコア単独での動作制御が可能となる。更に円弧状のスライド構造において、前動または後動もしくは前後動の両方でスライド動力を効率よくコアへ伝達し、安定したコア動作を実現できる。
本円弧状のスライド構造をモールド金型に用いて、樹脂内部に湾曲した円弧形状を具備したモールド品を提供することが可能となる。
図17は、本発明に係る実施例2によるスライドコア11における部分断面図である。実施例2におけるところの目的は、前動動作が高負荷であり、後動が低負荷の場合に適用した。
モールド金型本体は、実施例1と同様に図1に示すように構成した。ここで本実施例2の特徴として、サポートピン13を摺動させるスライドコア11において、湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角方向(湾曲形状における湾曲線と交差する方向)にサポートピン13の外周径に合わせた、溝幅が略均一な湾曲溝11bを設けた。尚、湾曲溝11bはスライドの前動方向に湾曲溝11b円弧の中心が向く方向とした。
スライドコア11の円弧スライド構造によれば、前動Aによって、前動における伝達動力は図18に示すように、サポートピン13の位置により夫々変化しながら行われる。この時、動力の方向は実施例1の図13,図15で示したと同様に、湾曲溝11bに対して垂直方向が最も力の損失が少なく高高率に力を伝達できる。また力量においても差を低減することができる。湾曲溝11bが夫々変化する円弧軌道Bに対して略対角であることから変化後の動力Pa′力,Pa″力,Pa′′′力は夫々円弧軌道Bに対して略平行となる。よって本発明の一つの目的とする湾曲コアピン9を円弧軌道で、特に前動動作が高負荷となる円弧スライドの金型構造としては、高効率な動力の伝達が図れる。更に前記湾曲溝11bをサポートピン13の外周径に合わせたことで、サポートピン13とのガタ付きを少なくでき、湾曲コアピン9の位置バラツキの低減化が図れる。
図19は、本発明に係る実施例3によるスライドコア11における部分断面図である。実施例3におけるところの目的は、後動動作が高負荷であり、前動が低負荷の場合に適用した。
モールド金型本体は、実施例1と同様に図1に示すように構成した。ここで実施例3の特徴として、サポートピン13を摺動させるスライドコア11において、湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角方向(湾曲形状における湾曲線と交差する方向)にサポートピン13の外周径に合わせた、溝幅が略均一な湾曲溝11cを設けた。尚、湾曲溝11cはスライドの後動方向に湾曲溝11c円弧の中心が向く方向とした。
スライドコア11の円弧スライド構造によれば、後動Cによって、後動における伝達動力は図20に示すように、サポートピン13の位置により夫々変化しながら行われる。この時、動力の方向は実施例1の図14,図16で示したと同様に、湾曲溝11cに対して垂直方向が最も力の損失が少なく高効率に力を伝達できる。また力量においても差を低減することができる。湾曲溝11cが夫々変化する円弧軌道Bに対して略対角であることから変化後の動力Pc′力,Pc″力,Pc′′′力は夫々円弧軌道Bに対して略平行となる。よって本発明の一つの目的とする湾曲コアピン9を円弧軌道で、特に後動動作が高負荷となる円弧スライドの金型構造としては、高効率な動力の伝達が図れる。更に湾曲溝11cをサポートピン13の外周径に合わせたことで、サポートピン13とのガタ付きを少なく、湾曲コアピン9の位置バラツキも低減する。
図21は、本発明に係る実施例4によるスライドコア11における部分断面図である。実施例4におけるところの目的は、前後動の初期動作が高負荷であり、中間動作が低負荷の場合に適用した。
モールド金型本体は、実施例1と同様に図1に示すように構成した。ここで本実施例4の特徴として、サポートピン13を摺動させるスライドコア11において、湾曲コアピン9の湾曲形状と略対角方向(湾曲形状における湾曲線と交差する方向)にサポートピン13の外周径に合わせた、溝幅が略均一なS字状の湾曲溝11dを設けた。尚、S字状湾曲溝11dにおいては、後動初期の動力伝達に使われるS字湾曲部位の湾曲円弧中心を前動方向とし、前動初期の動力伝達に使われるS字湾曲部位の湾曲円弧中心を後動方向とした。
スライドコア11の円弧スライド構造によれば、前動初期及び後動初期は図22に示すようになり、実施例1の図13〜図16で示したと同様に、動力伝達が湾曲溝11dに対して垂直方向となる前動初期及び後動初期で高効率となる。よって本発明の一つの目的とする湾曲コアピン9を円弧軌道で、特に前後動の初期動作が高負荷であり、中間動作が低負荷の円弧スライドの金型構造としては、高効率な動力の伝達が図れる。更に前記湾曲溝11cをサポートピン13の外周径に合わせたことで、サポートピン13とのガタ付きを少なく、湾曲コアピン9の位置バラツキも低減する。
以上、これまでの実施例ではモールド品の金型で実施してきたが、本発明によるところ適用はこれに限定されるものでなく、ダイキャスト金型,治具,組立装置,加工装置など円弧状のスライド構造を有するものであれば適用可能である。更に材質に関してもアルミ,鉄,ステンレス,プラスチックなど動力の伝達が可能であれば特に限定することなく適用可能である。
更に本発明によれば、円弧形状を形成するためにアンダーカット形状もしくは円弧形状を形成するコアを前記コアの円弧中心で回転方向に動作させずに、コアの動作範囲を大幅に縮小させコンパクト化が図れ、また動力源として空圧式もしくは油圧式シリンダを金型に設けることでコア単独での動作制御が可能となり、更に円弧状のスライド構造において、前動または後動もしくは前後動の両方でスライド動力を効率よくコアへ伝達し、使用目的に応じて安定したコア動作を実現でき、結果として金型設計などにおいては設計自由度が大幅に図れる。
効果として樹脂内部に湾曲した円弧形状を具備したモールド品を経済的に提供できる。
本発明は、樹脂内部に湾曲した円弧形状を具備したモールド品を成形するためのモールド金型やダイキャスト品のダイキャスト金型、もしくは治具や組立装置及び加工装置など、各種円弧スライド構造を用いるものであれば上記の列記したものに限定されることなく適用できる。
実施例1のモールド金型における部分断面図。 図1のモールド金型における溶融樹脂を充填した際の部分断面図。 図1の円弧スライド構造の主要部分を表す断面図。 図3の構成部品及び斜視図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図3の湾曲コアピン及び前記サポートピンの動作図。 図7〜図9の前動における伝達動力図。 図10〜図12の後動における伝達動力図。 図7〜図9の前動における動力方向図。 図10〜図12の後動における動力方向図。 実施例2のスライドコアにおける部分断面図。 図17の前動における伝達動力図。 実施例3のスライドコアにおける部分断面図。 図19の後動における伝達動力図。 実施例4のスライドコアにおける部分断面図。 図21の前後動における伝達動力図。
符号の説明
1 モールド金型
2 固定側型板
2a,4a ガイド溝
3 可動側型板
4,5 コア
6 キャビティ
7 スペーサブロック
8 取付板
9 湾曲コアピン
9a 貫通穴
10 固定ガイドコア
10a,11b,11c,11d 湾曲溝
11 スライドコア
11a 楕円溝
12 シリンダ
12a シリンダロッド
13 サポートピン

Claims (6)

  1. 円弧状に湾曲した湾曲コアピンと、前記湾曲コアピンに動力を伝達するサポートピンと、前記サポートピンをガイドする固定ガイドコアと、前記サポートピンを摺動させるスライドコアと、前記スライドコアの動力源とを備え、
    前記湾曲コアピンに前記サポートピンを設け、前記固定ガイドコアに前記サポートピンをガイドする第1の湾曲摺動面を設け、前記サポートピンにスライド動力を伝達する第2の湾曲摺動面を前記スライドコアに設け、前記サポートピンを前記第1の湾曲摺動面と前記第2の湾曲摺動面との両方に摺動するように配置し、前記スライドコアを往復動させることにより、前記湾曲コアピンが成形品を形成するキャビティへ円弧状に出入りすることを特徴とする成形用金型の円弧スライド構造。
  2. 請求項1に記載の成形用金型の円弧スライド構造において、
    前記第1の湾曲摺動面を前記湾曲コアピンにおける湾曲形状の湾曲線と略同一方向に設け、前記第2の湾曲摺動面を前記湾曲コアピンにおける湾曲形状の湾曲線と交差する方向に設け、前記スライドコアの前動によって前記湾曲コアピンが成形品を形成するキャビティへ円弧状に突き出し、前記スライドコアの後動によって前記湾曲コアピンが円弧状に引抜かれることを特徴とする成形用金型の円弧スライド構造。
  3. 請求項1又は2に記載の成形用金型の円弧スライド構造において、
    前記第2の湾曲摺動面は楕円形状の孔によって形成したことを特徴とする成形用金型の円弧スライド構造。
  4. 請求項1又は2に記載の成形用金型の円弧スライド構造において、
    前記第2の湾曲摺動面はS字形状に湾曲していることを特徴とする成形用金型の円弧スライド構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の成形用金型の円弧スライド構造において、
    前記第1の湾曲摺動面と前記第2の湾曲摺動面とのうちいずれか一方の湾曲摺動面を他方の湾曲摺動面と前記湾曲コアピンとの間に配置し、前記一方の湾曲摺動面を貫通孔によって形成したことを特徴とする成形用金型の円弧スライド構造。
  6. 湾曲コアピンに設けたサポートピンを、前記湾曲コアピンにおける湾曲形状の湾曲線と略同一方向に設けられ位置が固定された第1の湾曲摺動面と、前記湾曲コアピンにおける湾曲形状の湾曲線と交差する方向に設けられ位置が前後にスライドする第2の湾曲摺動面とに摺動させ、前記第2の湾曲摺動面の前動によって前記湾曲コアピンを成形品を形成するキャビティへ円弧状に突き出し、前記第2の湾曲摺動面の後動によって前記湾曲コアピンを円弧状に引き抜き、成形品内部に円弧形状部を形成することを特徴とする成形用金型を用いた円弧形状部の成形方法。
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