JP2009160237A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】滑らかな湾曲動作が可能である内視鏡装置1を提供する。
【解決手段】 被検体内に挿入される細長い挿入部23と、挿入部23の先端部21に配設された4方向に湾曲する湾曲部22と、湾曲部22を、湾曲するための複数の圧力室11と、それぞれの圧力室11への駆動用流体の供給および排出を行う電磁弁と、電磁弁をパルス駆動する制御部57とを有し、制御部57は、隣り合う2つの圧力室11の電磁弁を駆動する2つのパルス駆動信号を同期する。
【選択図】図8

Description

本発明は、内視鏡装置に関し、特に、複数の圧力室への駆動用流体の供給および排出により湾曲する湾曲部を有する内視鏡装置に関する。
に関する。
内視鏡装置は、医療および工業等の各種分野において、体腔内等の直接目視することができない部位を観察する目的で広く用いられており、一般に、被検部位へ挿入する細長の挿入部を備えて構成されている。また、細長の挿入部の先端部の基端側には湾曲部が配設され、この湾曲部を湾曲操作することにより、先端部、すなわち、内視鏡の観察方向を任意の方向に向けることができるようになっている。
内視鏡挿入部の先端部に配設される湾曲部として例えば、特開平2005−319325号公報には、流体圧アクチュエータを備えた構成の湾曲部が示されている。この流体圧アクチュエータは、柔軟なシリコーンゴムで形成された外径断面形状の中央に設けられた1の中央ルーメンと、中央ルーメンの周囲に設けられた4つの周辺ルーメンとを有するマルチルーメンチューブによって形成された湾曲部を有し、軸方向貫通孔である中央ルーメンの内部にケーブル等の内蔵物が挿通されている。
周囲ルーメンの両端部を封止して圧力室が形成され、さらに圧力室が径方向に膨らまないように、内径規制部材と外径規制部材とが設けられている。圧力室内に流体を供給し、また排気し、圧力室が長手方向に伸縮することで、所望の湾曲を得ている。
そして、流体圧アクチュエータの圧力は、流体ボンベと流体圧アクチュエータとの間の流路に設けられた電磁弁を駆動し、流体を流体圧アクチュエータに送り込むことで制御されている。すなわち、4つの圧力室が、それぞれ、湾曲部を上下左右の4方向に湾曲するための圧力室を形成している。
特開平2005−319325号公報
特開平2005−319325号公報に記載の内視鏡装置では、電磁弁をパルス的に駆動しているが、同時に2つの圧力室に流体をに送り込む制御を行った場合に、湾曲部が図16(B)に示すような不自然な動きを生じることがあった。図16は、従来の流体アクチュエータを有する内視鏡装置において、右上方向に先端部を駆動する際の湾曲部の移動を説明するための図であり、図16(A)はジョイステックによる入力信号を示しており、図16(B)は、先端部の動きを示している。
すなわち、図16(A)に示すように、右上方向(RIGHT方向:θ1、UP方向:θ1)に湾曲部を湾曲する入力信号が入力された場合に、先端部が、図16(B)に示すようなジグザグの経路を経由して目標のY(θ1、θ1)に到達する。すなわち、先端部が、X(0、0)から、(0.25θ1、0)、(0.25θ1、0.25θ1)、(0.5θ1、0.25θ1)、(0.5θ1、0.5θ1)、(0.75θ1、0.5θ1)、(0.75θ1、0.75θ1)、(θ1、0.75θ1)を経て、(θ1、θ1)に達する。ここで、(θa、θb)は、内視鏡先端部の右方向および上方向の湾曲角度を示す座標であり、θaは左右方向、θbは上下方向を示している。なお、説明を容易にするために、湾曲部の一の湾曲動作に要する駆動パルス数を、実際の駆動よりも非常に少ない数で説明している。
発明者は、この不自然な内視鏡の動きの原因究明に、鋭意努めた結果、この原因がパルス駆動の制御手段にあることを見いだし、本発明の完成に至った。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、滑らかな湾曲動作が可能な内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡装置は、被検体内に挿入される細長い挿入部と、前記挿入部の先端部に配設された4方向に湾曲する湾曲部と、前記湾曲部を、湾曲するための複数の圧力室とそれぞれの前記圧力室への駆動用流体の供給および排出を行う電磁弁と、前記電磁弁をパルス駆動する制御手段とを有し、前記制御手段は、隣り合う2つの前記圧力室への駆動用流体の供給および排出を行う前記電磁弁のそれぞれを駆動する2つのパルス駆動信号を同期する。
本発明の内視鏡装置は、滑らかな湾曲動作が可能である。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は本実施の形態にかかる内視鏡装置1の全体構成を表す構成図である。まず、本実施の形態にかかる内視鏡装置1の全体構成について図1を用いて以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる内視鏡装置1は、管腔内に挿入される内視鏡2と、CCU(カメラ・コントロール・ユニット)3と、光源装置4と、湾曲制御ユニット5と、流体圧力源であるボンベ6と、ジョイステックを有する入力手段7と、モニタ8とで構成されている。
また、内視鏡2は、挿入先端側から順に設けられた先端部21と、湾曲部22と、挿入部23と、操作部24と、ユニバーサルコード25とによって構成されている。内視鏡2の先端部21には、対物レンズ等の対物光学系により被写体物を光電変換するCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などの撮像素子が配設されている。CCD20で撮像された映像信号は、湾曲部22および挿入部23内を通る信号ケーブル等を介して、CCU3に送られ、CCU3内部にある画像処理部で信号処理され、モニタ8に内視鏡画像が出力される。
また、先端部21には照明光学系が設けられている。すなわち、光源装置4で発生した光は、湾曲部22および挿入部内を通るLG(ライトガイド)ケーブルを介して、先端部21まで導光され、CCD20による観察の際の照明光として使用される。前記の光源装置4およびLGの代わりに、先端部21に設けたLEDなどによりCCD20による観察の際の照明光として使用してもよい。
内視鏡2は、内視鏡を把持し、送気や送水などの操作を行う操作部を挿入部23の終端に有する。
映像信号ケーブル、LGおよび後述する流体供給チューブ36(図2参照)等は、ユニバーサルコード25内を通り、それぞれ、CCUコネクタ27、光源装置コネクタ28、湾曲制御ユニット用コネクタ29を介して、CCU3、光源装置4、湾曲制御ユニット5に接続されている。湾曲制御ユニット5には、ボンベ6および湾曲指示を行う入力手段が接続されている。
次に、図2および図3を用いて、本実施の形態の内視鏡装置1の流体圧アクチュエータ10の構成について説明する。内視鏡2の湾曲部22は流体によって駆動され湾曲自在な、流体圧アクチュエータ10を備えた流体駆動型湾曲部である。
図2は、流体圧アクチュエータ10を構成するマルチルーメンチューブ31の基本構造を示すための説明図であり、図3は流体圧アクチュエータ10の構造を説明するための構成図である。
本実施の形態の内視鏡装置1の流体圧アクチュエータ10は、図2に示すように、材質が柔軟な、例えば、シリコーンゴムである断面形状が円形状のマルチルーメンチューブ31と、マルチルーメンチューブ31の4つの円弧状断面の周辺ルーメン30b、30c、30d、30eに接続されている流体供給チューブ36とを有する。以下、周辺ルーメン30b、30c、30d、30eのそれぞれを指すときは、周辺ルーメン30という。さらに詳しくは、流体圧アクチュエータ10は、図3に示すように、マルチルーメンチューブ31と、内径規制部材である内径規制チューブ39と外径規制部材である外径規制ブレード41を主要構成部材として形成されている。このマルチルーメンチューブ31は円形断面の中央位置に中央ルーメン30aが軸方向に沿って延設されている。そして、この中央ルーメン30aの内部には前述したケーブルおよびLG等の内蔵物が挿通されるようになっている。
中央ルーメン30aの周囲の管壁には、4つの円弧状断面の周辺ルーメン30が周方向に略等間隔に配設されている。また、4つの円弧状断面の周辺ルーメン30の前後の両端は、それぞれ図3(E)、図3(F)に示すように、例えば、シリコーンゴムの充填剤38a、38bにより封止されている。すなわち、4つの周辺ルーメン30を用いて4つの密閉された圧力室11a、11b、11c、11dが形成されている。以下、圧力室11a、11b、11c、11dのそれぞれを指すときは、圧力室11という。
4つの円弧状の周辺ルーメン30の内視鏡の基端側の充填剤38b内には、各圧力室11内に流体を供給し、また各圧力室11内から流体を排気するための流体供給チューブ36の先端部がそれぞれ挿入配置されている。
また、マルチルーメンチューブ31の先端部の端部には、前口金30Aが、さらに基端側の端部には、後ろ口金30Bが、それぞれ接着等により接続されている。そして、マルチルーメンチューブ31の中央ルーメン30aには、内径規制部材として内径規制チューブ39が挿入配置されている。
マルチルーメンチューブの外側には、外径規制部材として、外径規制ブレード41が被されている。この外径規制ブレード41の両端部は、それぞれマルチルーメンチューブ31の前口金30Aと後ろ口金30Bの位置で、はんだによって固定されている。
また、外径規制ブレード41の外周面は、図示しない外皮チューブが被覆されている。
流体圧アクチュエータ10は、流体供給チューブ36を通じて周辺ルーメン30のいずれかの圧力室11に流体、例えばエアーを送り込むと、流体が送り込まれた圧力室11は外側および内側に膨らもうとする。しかし、外径規制部材としての外径規制ブレード41は圧力室11が外側に膨らもうとするのを規制する。また、内側規制チューブ39は圧力室11が内側に膨らむのを規制する。このため、圧力室11は、外側、内側のいずれにも膨らむことができないため、軸方向に伸びることになる。このため、流体圧アクチュエータ10は、流体が送り込まれた圧力室11と反対側に湾曲する。
流体圧アクチュエータ10の湾曲角を増加する際には、圧力室11をより高圧力にするため流体を送り込む加圧処理を行う。反対に、流体圧アクチュエータ10の湾曲角を減少する際には、圧力室11をより低圧力にするため流体を放出、すなわち大気解放する減圧処理を行う。また、流体圧アクチュエータ10の湾曲角を維持する際には、圧力室11の圧力を保持する圧力保持処理を行う。
内視鏡装置1においては、内視鏡画像を見ながら述者が流体圧アクチュエータ10の操作を行う。このため、内視鏡画像が表示された表示画面が大きく変化するような、流体圧アクチュエータ10の急激な湾曲操作は行われることは少ない。従って、内視鏡装置1の流体圧アクチュエータ10の湾曲角を増加する際には、流体制御を行う電磁弁をパルス駆動し、加圧処理と圧力保持処理を交互に行うことで、徐々に湾曲角を増加する制御方法が好ましい。逆に、内視鏡装置1の流体圧アクチュエータ10の湾曲角を減少する際には、同様に減圧処理と圧力保持処理を交互に行うことで、徐々に湾曲角を減少する制御方法が好ましい。
図4は、本実施形態にかかる流体圧アクチュエータ装置の湾曲制御ユニット5の制御系の構成図である。
湾曲制御系ユニット5は、ボンベ6と接続されたレギュレータ51と、ボンベ用圧力センサ52と、4個の第1の電磁弁53a、53b、53c、53dと、4個の第2の電磁弁54a、54b、54c、54dと、4個の圧力室用圧力センサ55a、55b、55c、55dと、電磁弁ドライバ56と、制御手段である制御部57と、警告手段58とを備えている。湾曲制御ユニット5には、入力手段コネクタ7aを介して入力手段7が接続され、入力手段7からの電気信号が制御部57に入力される。
以下、第1の電磁弁53a、53b、53c、53dのそれぞれを指すときは、第1の電磁弁53と、第2の電磁弁54a、54b、54c、54dのそれぞれを指すときは、第2の電磁弁54と、圧力室用圧力センサ55a、55b、55c、55dのそれぞれを指すときは、圧力室用圧力センサ55という。
第1の電磁弁53のそれぞれは、対応する第2の電磁弁と直列に接続され、2個の電磁弁が1ユニットとなっている。4個の電磁弁ユニット50a、50b、50c、50dは、それぞれ湾曲部22の流体圧アクチュエータ内の4個の圧力室11の圧力調整に用いられる。以下、電磁弁ユニット50a、50b、50c、50dのそれぞれを指すときは、電磁弁ユニット50という。
ボンベ6はレギュレータ51と接続され、流体を流体圧アクチュエータ10の各圧力室11に供給する流体供給源である。なお、ボンベ内に充填されている流体としては、例えば二酸化炭素、窒素、空気等の可燃性のない流体が使われている。特に、内視鏡の流体アクチュエータの駆動流体としては、二酸化炭素が生体に吸収され易いために、好ましい。また、流体アクチュエータ装置を使用する部屋の壁面まで配管により供給されている流体を用いてもよい。なお、このような場合には、流体供給源とは、内視鏡装置または流体圧アクチュエータの壁面配管との接続部とする。
図5は、本実施の形態の湾曲部の湾曲動作を説明するための図である。すなわち、マルチルーメンチューブ31の4つの周辺ルーメン30の各圧力室11に選択的に流体を送ることにより、湾曲部22を、4方向に湾曲動作させることができる。そして、図5に示すように、4つの周辺ルーメン30の各圧力室11が4つの湾曲方向、すなわち上方向(B)、下方向(C)、右方向(D)、左方向(E)にそれぞれ対応するように設定されている。なお、圧力室の数は上記4方向に、それぞれ対応した4個が制御が容易であるために好ましいが、2個または3個でもよく、逆に5個以上でもよい。
図6は入力手段の動作を説明するための図である。図6に示すように、入力手段7は、ベース部材7bと、操作レバー7cとを有するジョイステック型である。操作レバー7cはベース部材7bの上の回転支軸7dを中心に0点(ニュートラル)位置から任意の方向に傾動操作が可能である。術者は、操作レバー7cの傾き角度θ1および傾き方向を変えることで、どのように湾曲部22の方向および角度を制御したいのかを表す電気信号、すなわち入力手段信号を湾曲制御系ユニット5に送る。
なお、入力手段7は、上記のジョイステック型に限らず、ボタンを使った入力装置や、その他のデバイスを用いてもよい。
圧力室用圧力センサ55は、圧力室11の流体圧力に応じた出力信号を発生する。この圧力室用圧力センサ55の出力信号は制御部57に入力され、現在の圧力室の流体耐圧力(以下、現在圧という)を計測することができる。
ボンベ用圧力センサ52が計測した、レギュレータ51を介したボンベ6の圧力信号も制御部57に入力され、ボンベ6の中の流体の有無の判断およびレギュレータ51の調整に使用される。
また、制御部57は、流体の漏れ等の異常を検知した場合に、ブザー等の警告手段に信号を出力し、述者に警告する。
次に、図7は、電磁弁ユニット50の動作を説明するための図である。電磁弁ユニット50は、第1の電磁弁53と第2の電磁弁54の、それぞれのON動作およびOFF動作の組み合わせにより、圧力室11の加圧処理、減圧処理、または圧力保持処理を行う。
図7(A):第1の電磁弁53と第2の電磁弁54とが共にONの場合
第1の電磁弁53のポートPとポートAとが連通し、第2の電磁弁54のポートAとポートPとが連通する。このため、レギュレータ51を介してボンベ6から流体が圧力室11に供給され、圧力室11の圧力が上昇する(加圧処理)。
図7(B):第1の電磁弁53がOFF、第2の電磁弁54がONの場合
第1の電磁弁53のポートEとポートAとが連通し、第2の電磁弁54のポートAとポートPとが連通する。このため、圧力室11内部の流体が第2の電磁弁54を通り、第1の電磁弁53のポートEから排出される。このため、圧力室11の圧力は減少する(減圧処理)。この場合、第1の電磁弁53のポートPは閉じているので、ボンベ6の流体を排出してしまうことはない。
図7(C):第1の電磁弁53がON、第2の電磁弁54がOFFの場合
第1の電磁弁53のポートPとポートAとが連通し、第2の電磁弁54のポートAとポートEとが連通する。第2の電磁弁54のポートEは封止されているので、流路内の流体が大気開放されることはない。また、第2の電磁弁54のポートPは閉じているので、圧力室11の圧力は保持される(圧力保持処理a)。
図7(D):第1の電磁弁53と第2の電磁弁54とが共にOFFの場合
第1の電磁弁53のポートEとポートAとが連通し、第2の電磁弁54のポートAとポートEとが連通する。第1の電磁弁53と第2の電磁弁とを接続する管路、第1の電磁弁53内部、および第2の電磁弁内部の流体は、第1の電磁弁53のポートEから排出される。第1の電磁弁53のポートPは閉じているので、ボンベ6の流体を排出してしまうことはない。そして、第2の電磁弁54のポートPは閉じているので、圧力室11の圧力は保持される(圧力保持処理b)。
本実施の形態の内視鏡装置1の制御手段である制御部57は、それぞれの電磁弁ユニットの電磁弁をパルス駆動することで、それぞれの電磁弁と対応した圧力室11の圧力を増減する。なお、内視鏡装置1の圧力室11への駆動用流体の供給および排出を行う電磁弁は、それぞれの圧力室11に対して最低1個あればよいが、内視鏡装置1のように、電位弁として、複数の電磁弁から構成された電磁弁ユニットを用いることが好ましい。より効率のよい駆動が可能となるからである。
なお、パルス駆動とは、ON−OFF動作が、パルス的動作であることをいう。流体圧アクチュエータ10への流体供給をパルス駆動により行うことで、少しずつ流体圧アクチュエータ10の湾曲を変化することが可能となり、観察目的の部位を探しやすくなる。1回のON−OFF動作の周期、すなわちパルス周期時間TPは、10秒以下が好ましく、より好ましくは0.3秒以下であり、更に好ましくは0.15秒以下である。前記範囲は、流体供給チューブが長い場合には圧力室内の圧力が上昇するまでに時間を要することから、長くすることが好ましい。前記範囲未満であれば、観察目的の部位を探しやすくなる。
また、パルス駆動のduty比、すなわち(ON時間)/(ON−OFF動作の周期)の比は、2〜50%であり、好ましくは4〜20%である。前記範囲未満では駆動速度が遅くなり、前記範囲を超えると細かい駆動が困難となる。
ここで、図17を用いて、従来の内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明する。図17は、内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図であり、図17(A)は、上方向への入力信号を、図17(B)は右方向への入力信号を、図17(C)は、制御部57が出力する上方向に湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う電磁弁を駆動する矩形のパルス駆動信号を、図17(D)は、制御部57が出力する右方向に湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う電磁弁を駆動する矩形のパルス駆動信号を、図17(E)は上方向への湾曲角を、図17(F)は右方向への湾曲角を示し、横軸は時間を示している。
図17(E)および(F)に示すように、上方向の湾曲動作と右方向の湾曲動作が交互に発生しているために、図16(B)に示す、ジグザグの動きが生じている。そして、その原因は、図17(C)および(D)に示すように、制御部が出力する2つの湾曲方向へのパルス駆動信号の同期がとれていないことにあった。さらには、図17(A)および(B)に示すように、入力手段7から入力された2つの湾曲動作に対する入力信号の入力開始時間(以下、「入力時間」ともいう。)が一致していないことが原因であった。すなわち、上方向への入力信号は時間T1に入力されているのに対して、右方向への入力信号は時間T2に入力されていた。
例えば、入力手段7が、図6に示すようなジョイステック型の場合には、術者が操作レバー7cを右上方向に傾動操作した時に、右方向への入力を検出する検出部と上方向への入力を検出する検出部との間で、僅かに応答時間の差が生じる場合がある。あるいは、術者の操作方法によっては、やはり右方向への入力を検出する検出部と上方向への入力を検出する検出部との間で、入力時間にずれが生じることがある。
そして、このような、入力時間のずれが、パルス駆動信号の周期TPの1/2となった時に、図16(B)に示すような、特に顕著なジグザグの動きが生じていた。
内視鏡装置1では、先端部21の先端に観察のためのCCD20が配設されているために、湾曲部22の不自然な湾曲動作が、大きく拡大されて観察画面の不自然な動きとして、モニタ8に表示される。このために、特に、湾曲部22の不自然な湾曲動作が術者に認識されやすいという内視鏡装置特有の現象であった。
これに対して、本実施の形態の内視鏡装置1の制御手段である制御部57は、隣り合う2つの圧力室11の電磁弁を駆動する2つのパルス駆動信号を同期するため、直線的な滑らかな湾曲動作が可能である。
ここで、図8から図10を用いて、本実施の形態の内視鏡装置1の制御部57の動作について説明する。図8は本実施の形態の内視鏡装置1の制御部57の動作の流れについて説明するためのフローチャートである。また、図9は、本実施の形態にかかる内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図であり、図9(A)は、上方向への入力信号を、図9(B)は右方向への入力信号を、図9(C)は、制御部57が出力する、上方向に湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う電磁弁を駆動するパルス駆動信号を、図9(D)は、制御部57が出力する右方向に湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う電磁弁を駆動するパルス駆動信号を、図9(E)は上方向への湾曲角を、図9(F)は右方向への湾曲角を示し、横軸は時間を示している。図10は、内視鏡装置1において、右上方向に先端部21を駆動する際の湾曲部22の移動を説明するための図であり、図10(A)はジョイステックによる入力信号を示しており、図10(B)は、先端部21の動きを示している。
以下、図8のフローチャートに従い、制御部57の動作について説明する。
<ステップS11>
制御部57は入力手段7から、上下左右の4方向のいずれかの方向への湾曲を指示する入力信号の有無を判断している。そして、いずれかの方向への入力信号がある(Yes)と、ステップS12からの動作を開始する。
<ステップS12>
制御部57は、タイマーのカウントを開始、すなわち、ステップS11で、いずれかの方向への入力信号があってからの時間の計測を開始する。
<ステップS13>
制御部57は、さらに別の方向への湾曲を指示する入力信号の有無を判断する。そして別の方向への湾曲を指示する入力信号があった(Yes)場合には、ステップS15からの動作を開始する。
<ステップS14>
制御部57は、タイマーのカウント開始から、すなわち、ステップS11で、いずれかの方向への入力信号があってから、所定時間が経過しているかどうかを判断する。ここで、所定時間とは、少なくとも、パルス駆動信号の周期時間TP以上である。所定時間が経過した場合(Yes)には、もはや別の方向への湾曲を指示する入力信号は入力されないものと考えられるため、ステップS15において、一方向に湾曲するための1つの駆動信号を出力する。所定時間が経過するまでは、ステップS13に戻り、別の方向への湾曲を指示する入力信号が入力されないか判断を繰り返す。なお、上記所定時間の上限値は、例えば、TPの2〜100倍程度であり、前記範囲を超えると湾曲動作の応答性が悪くなる。
なお、入力信号が図9に示すように矩形に近い急峻な変化の入力でない場合には、上記の所定時間の間、所定の閾値角度以上の入力信号があるまで待機する。
<ステップS15>
制御部57は、駆動信号を出力する。ここで、2つの異なる方向に湾曲部22を湾曲するための2つのパルス駆動信号を出力する場合には、2つのパルス駆動信号は同時に出力される、すなわち、2つのパルス駆動信号は同期された駆動信号となる。
以上のように、本実施の形態の内視鏡装置1の制御部57は、いずれかの圧力室11への変圧駆動信号が入力された場合に、制御手段は他の圧力室11への変圧入力信号が入力されるか否かを判断するため、すぐにパルス制御信号を出力しないで待機する。そしてパルス周期時間TPを経過しても、他の方向への入力信号がない場合には、その時点でパルス駆動信号を出力する。一方、パルス周期時間TPの待機時間の間に、他の湾曲方向への入力信号があった場合には、待機していたパルス駆動信号と、同期して2つのパルス駆動信号を出力する。
すなわち、図9に示すように、内視鏡装置1の制御部は、図9(A)に示すように、時間T1で上方向への入力信号が入力されても、パルス周期時間TPが経過するまではパルス駆動信号を出力しない。そして図9(B)に示すように、右方向への入力信号が入力されたT2において、図9(C)および(D)に示すように、2方向への駆動信号を同期して出力している。
このため、図10(B)に示すように、本実施の形態の内視鏡装置1の右上方向に先端部21を駆動する際の湾曲部22の移動は、直線的で、滑らかである。すなわち、先端部21は、X(0、0)からY(θ1、θ1)まで直線的に移動する。
なお、上記説明では、4方向に湾曲する湾曲部22を駆動するため、同期する2つのパルス駆動信号は、互いに直交する2方向に湾曲部22を湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う2つの電磁弁を駆動する2つのパルス駆動信号である。湾曲した湾曲部22を元に戻すため、あるいは逆方向に湾曲するために、圧力室11への駆動用流体の排出を行う場合にも、同様に電磁弁を駆動するパルス駆動信号を同期することで、湾曲部22の移動は、直線的で、滑らかとなる。また、一方向の圧力室を加圧すると同時に他方の圧力室を減圧する場合も同様である。
ここで、「パルス駆動信号を同期する」とは、パルス的に出力される駆動信号の位相を一致することであり、好ましくは、パルス信号の立ち上がり位置を同期すなわち一致することである。駆動用流体が電磁弁の開閉により圧力室11に供給および排出されてから、実際に圧力室11の圧力が変圧し、湾曲部22の動作が完了するまでの応答時間は、湾曲角度や湾曲部22の構造等により変化するが、パルス信号の立ち上がり位置を一致しておくことで、多くの場合、湾曲部22の移動は、直線的で、滑らかとなる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置1Bの構成は、第1の実施の形態の内視鏡装置1と類似しているため、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略しする。
上記で説明したように、第1の実施の形態の内視鏡装置1においては、湾曲部22の不自然なジグザグの湾曲動作は発生しない。しかし、内視鏡装置1においては、図11(A)に示すように、湾曲角が大きく異なる(θ3>>θ2)、2つの湾曲方向に湾曲部22を駆動する場合には、図11(B)に示すような、やや不自然な動きが観察される。すなわち、先端部21は、X(0、0)から、(θ2、θ2)までは斜めに、その後、Z(θ2、θ3)までは真上に進む。
これは、図12に示すように、角度θ2だけ湾曲するための駆動信号のパルス数(以下、単に「パルス数」ともいう。)と、角度θ3だけ湾曲するためのパルス数とが異なるためである。図11および図12は、θ3=2×θ2の例を示しているが、例えば、この場合であれば、上方向の制御信号は4パルスなのに対して、右方向へは2パルスの制御信号で湾曲が完了してしまっている。
第2の実施の形態の内視鏡装置1Bは、このように、湾曲角が大きく異なる(θ3>>θ2)2つの湾曲方向に湾曲部22を駆動する場合であっても、滑らかな湾曲動作が可能である。
以下、図面を参照して内視鏡装置1Bを説明する。図13は本実施の形態の内視鏡装置1Bの制御部57の動作の流れについて説明するためのフローチャートである。また、図14は本実施の形態にかかる内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図であり図14(A)は、上方向への入力信号を、図14(B)は右方向への入力信号を、図14(C)は、制御部57が出力する上方向に湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う電磁弁を駆動するパルス駆動信号を、図14(D)は、制御部57が出力する右方向に湾曲するための圧力室11への駆動用流体の供給を行う電磁弁を駆動するパルス駆動信号を、図14(E)は上方向への湾曲角を、図14(F)は右方向への湾曲角を示し、横軸は時間を示している。図15は、内視鏡装置1において、右上方向に先端部21を駆動する際の湾曲部22の移動を説明するための図であり、図15(A)はジョイステックによる入力信号を示しており、図15(B)は、先端部21の動きを示している。
以下、図13のフローチャートに従い、制御部57の動作について説明する。
<ステップS21〜ステップS24>
ステップS21〜ステップS24の制御部57の動作は、内視鏡装置1の、ステップS11〜ステップS14と同じであるため説明は省略する。
<ステップS25>
制御部57は、2つの入力信号の比較を行う。この場合は、上方向の入力信号の湾曲角度変位θ3と、右方向の入力信号の湾曲角度変位θ2とを検出し、そして比較する。制御部57は、同時に、それぞれの駆動に要するパルス数を算出し、比較する。
なお、入力信号が図15に示すような矩形に近い急峻な変化の入力でない場合には、入力信号が変化しなくなるまで、制御部57は待機し、入力信号の湾曲角度変位θを検出する。
<ステップS26>
制御部57は、それぞれの駆動方向のパルス駆動信号の幅、すなわち1パルスにおける印加時間、を算出する。ここで、図14には、駆動信号のパルス数が多い、すなわち、湾曲角度変位の大きい上方向のパルス駆動信号を基準として、右方向のパルス駆動信号を算出する例を示す。
内視鏡装置1Bの制御部57は2つのパルス駆動信号のパルス数を同一とするために、駆動信号のパルス数が多い上方向のパルス駆動信号のパルス数である4を基準として、右方向のパルス数も4とする。そして、制御部57は、右方向のパルス数を4とした場合であっても、右方向に湾曲角度変位θ2の駆動を行うための、パルス幅PT2を、例えば、以下の(式1)を用いて、算出する。
PT2=PT1×(θ2/θ3) ・・・・(式1)
<ステップS27>
制御部57は、図14(C)に示す、パルス幅がPT1で、パルス数が4の上方向の駆動信号と、図14(D)に示す、パルス幅がPT2で、パルス数が4の右方向の駆動信号とを同期して出力する。この例では、θ3=2×θ2、であるので、PT1=2×PT1である。
内視鏡装置1Bの湾曲部22の右方向の電磁弁および上方向の電磁弁は、制御部57の上記制御により、図14(E)および(F)に示すように同期して、かつ、同じ数のパルス駆動信号により、駆動される。このため、図15(B)に示すように、先端部21の移動は、X(0、0)からY(θ2、θ3)へと、直線的である。
すなわち、上記説明の例では、本実施形態の内視鏡装置1Bの制御手段である制御部57は、湾曲部22の一の右上への湾曲動作に対して、右方向および上方向に湾曲するための2つのパルス駆動信号のうち少なくとも1つのパルス駆動信号である右方向の湾曲するための1パルスによる圧力室への駆動用流体の供給量を調整し、右方向および上方向に湾曲するための2つのパルス駆動信号のパルス数を同一としている。そして、上記説明の例では、パルス幅を調整することで、1パルスによる圧力室への駆動用流体の供給量を調整している。
なお、湾曲部22の湾曲角度を減少する場合には、駆動用流体の排気量を、上記説明と同様に調整する。
内視鏡装置1Bは、第1の実施の形態の内視鏡装置1が有する効果に加えて、同時に駆動する2つの湾曲方向への湾曲角度が大きく異なっていても、湾曲部22の移動は、直線的で、滑らかとなる。
なお、上記の例では、湾曲角度変位の大きい方向の駆動パルス数を基準として、他の方向の駆動パルス幅を算出する例を示したが、逆に湾曲角度変位の小さい方向の駆動パルス数を基準として、他の方向の駆動パルス幅を算出してもよいし、湾曲角度変位の大きい方向の駆動パルス数と小さい方向の駆動パルス数の平均値等を用いてもよい。また、内視鏡装置1Bでは、2方向の駆動パルス数を同一とする例を示したが、術者が湾曲部22の動きをあまり不自然と感じない許容範囲内であれば、略同一でも差し支えない。ここで、略同一とは、湾曲動作により異なるが、一の湾曲動作に対するパルス数の±10%程度であることが多い。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
第1の実施の形態にかかる内視鏡装置1の全体構成を表す構成図である。 第1の実施の形態にかかる流体圧アクチュエータを構成するマルチルーメンチューブの基本構造を示すための説明図である。 第1の実施の形態にかかる流体圧アクチュエータの構造を説明するための構成図である。 第1の実施の形態にかかる流体圧アクチュエータ装置の湾曲制御ユニットの制御系の構成図である。 第1の実施の形態にかかる湾曲部の湾曲動作を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる入力手段の動作を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる電磁弁ユニットの動作を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる内視鏡装置の制御部の動作の流れについて説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図である。 第1の実施の形態にかかる内視鏡装置において、右上方向に先端部を駆動する際の湾曲部の移動を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる内視鏡装置において、先端部を駆動する際の湾曲部の移動を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図である。 第2の実施の形態にかかる内視鏡装置の制御部の動作の流れについて説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図である。 第2の実施の形態にかかる内視鏡装置において、先端部を駆動する際の湾曲部の移動を説明するための図である。 従来の内視鏡装置において、右上方向に先端部を駆動する際の湾曲部の移動を説明するための図である。 従来の内視鏡装置における制御部のパルス駆動について説明するための説明図である。
符号の説明
1…内視鏡装置、2…内視鏡、4…光源装置、5…湾曲制御ユニット、6…ボンベ、7…入力手段、7a…入力手段コネクタ、7b…ベース部材、7c…操作レバー、7d…回転支軸、8…モニタ、10…流体圧アクチュエータ、11…圧力室、21…先端部、22…湾曲部、23…挿入部、24…操作部、25…ユニバーサルコード、26…操作ボタン、27…コネクタ、28…光源装置コネクタ、29…湾曲制御ユニット用コネクタ、30…周辺ルーメン、31…マルチルーメンチューブ、36…流体供給チューブ、39…内径規制チューブ、41…外径規制ブレード、50…電磁弁ユニット、51…レギュレータ、52…ボンベ用圧力センサ、53…電磁弁、54…電磁弁、55…圧力室用圧力センサ、56…電磁弁ドライバ、57…制御部、58…警告手段

Claims (6)

  1. 被検体内に挿入される細長い挿入部と、
    前記挿入部の先端部に配設された4方向に湾曲する湾曲部と、
    前記湾曲部を、湾曲するための複数の圧力室と
    それぞれの前記圧力室への駆動用流体の供給および排出を行う電磁弁と、
    前記電磁弁をパルス駆動する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、隣り合う2つの前記圧力室への駆動用流体の供給および排出を行う前記電磁弁のそれぞれを駆動する2つのパルス駆動信号を同期することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記隣り合う2つの圧力室が、互いに直交する2方向に前記湾曲部を湾曲するための前記圧力室であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記制御手段は、前記2つのパルス駆動信号の立ち上がり位置を同期することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記制御手段は、前記湾曲部の一の湾曲動作に対して、前記2つのパルス駆動信号のうち少なくとも1つの前記パルス駆動信号の1パルスによる前記圧力室への前記駆動用流体の前記供給量または前記排出量を調整し、前記2つのパルス駆動信号のパルス数を略同一とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  5. 前記1パルスによる前記供給量または前記排出量の前記調整が、前記パルス駆動信号の前記1パルスのパルス幅の調整によることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
  6. 前記それぞれの前記圧力室への前記駆動用流体の供給および排出を行うそれぞれの前記電磁弁が、複数の電磁弁から構成された電磁弁ユニットであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
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