JP2009158785A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波振動が付与された処理液により所期の処理を基板に施すことができる基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】メモリ21には、超音波振動子18の駆動電流値と、超音波ノズル4とウエハWとの間の距離と、超音波ノズル4から供給される処理液流量と、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値との対応関係を表す駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが記憶されている。CPU20は、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより、音圧値入力キー24により設定された超音波音圧値に対応する駆動電流値を求める。CPU20は、その算出された駆動電流値で超音波振動子18を駆動するように超音波発振器17を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波振動子によって超音波振動を付与した処理液を用いて基板を処理する基板処理装置および基板処理方法に関する。処理対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス基板などの基板の表面に処理液による処理を施すために、基板を1枚ずつ処理する枚葉型の基板処理装置が用いられることがある。
この枚葉型の基板処理装置は、処理対象の基板をほぼ水平に保持しつつ、その基板を回転させるスピンチャックと、スピンチャックによって回転される基板の表面に処理液を供給するためのノズルとを備えている。このノズルとして、たとえば、超音波振動が付与された処理液を基板に供給するための超音波ノズルが用いられることがある。この超音波ノズルには、超音波発振器からのパルスを受けて超音波を発生する超音波振動子が組み込まれている。超音波が付与された処理液は、超音波振動による大きな物理的エネルギーを有している。したがって、超音波が付与された処理液を基板の表面に供給することにより、基板の表面上の汚染(たとえば、パーティクル)を、基板の表面から離脱させて、基板から除去することができる。
特開2003−318148号公報
超音波ノズル(超音波振動子)から処理液に付与される超音波振動の大きさは、超音波振動子の駆動電流値を制御することにより調節される。超音波振動が付与された処理液が用いられる基板処理では、その処理効率(たとえば、パーティクル除去率)が、基板上における超音波音圧値にほぼ比例している。そのため、基板上における処理液中の超音波音圧値がその処理に応じた値となるように、超音波振動子の駆動電流値が設定されている。
ところが、超音波ノズルに組み込まれている超音波振動子はその個体差が大きい。そのため、超音波振動子から付与される超音波振動の大きさが超音波ノズルごとにばらつく。したがって、基板処理装置に搭載される超音波ノズルによっては、予め定められた駆動電流値で超音波振動子を制御しても、基板上における処理液中の超音波音圧値が、所期の値にならないおそれがある。基板上における処理液中の超音波音圧値が小さいと、基板上から汚染を十分に除去することができない。また、基板上における処理液中の超音波音圧値が大き過ぎると、超音波振動により基板の表面(とくに基板表面に形成された微細な薄膜パターン)にダメージを与えてしまうおそれがある。
そこで、この発明の目的は、超音波振動が付与された処理液を用いて所期の処理を基板に施すことができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、超音波振動子(18)によって超音波振動を付与した処理液を基板(W)に供給するための超音波ノズル(4)と、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−音圧値対応テーブルを記憶したテーブル記憶手段(21)と、基板上の処理液の超音波音圧値を設定するための音圧値設定手段(24)と、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値に対応する駆動値を求める駆動値算出手段(20)と、この駆動値算出手段によって求められた駆動値で前記超音波振動子を駆動する駆動手段(17)とを含む、基板処理装置(1)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
本発明によれば、音圧値設定手段により、基板上の処理液に付与されるべき超音波音圧値が設定される。そして、この超音波音圧値に対応する駆動値が、駆動値−音圧値対応テーブルが参照されることにより求められ、この駆動値で、駆動手段は超音波振動子を駆動する。超音波振動子の駆動値と、超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係は予め測定され、その測定された対応関係を表す駆動値−音圧値対応テーブルがテーブル記憶手段に記憶されている。そのため、基板上における処理液中の超音波音圧値が、音圧値設定手段によって設定された超音波音圧値どおりの値になる。このため、超音波ノズルの個体差の影響を排除して、所望の超音波音圧値の超音波振動を有する処理液を基板に作用させることができる。これにより、基板に対して所期の処理を施すことができる。より具体的には、たとえば、基板にダメージを与えることなく、超音波振動が付与された処理液による効率的な処理を基板に施すことができる。
なお、駆動値−音圧値対応テーブルに、音圧値設定手段により設定された超音波音圧値が記されていない場合には、駆動値は線形補間により求められる。
請求項2記載の発明は、前記超音波ノズルから基板に処理液を供給するときの当該超音波ノズルと基板との間の距離(L)を設定するための距離設定手段(23)をさらに含み、前記テーブル記憶手段は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルと基板との間の距離と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−距離−音圧値対応テーブルを記憶するものであり、前記駆動値算出手段は、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−距離−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値および前記距離設定手段によって設定される距離に対応する駆動値を求めるものである、請求項1記載の基板処理装置である。
本発明によれば、音圧値設定手段により、基板上の処理液に付与されるべき超音波音圧値が設定され、距離設定手段によって超音波ノズルと基板との間の距離が設定される。そして、この設定される超音波音圧値および距離に対応する駆動値が、駆動値−距離−音圧値対応テーブルを参照して求められ、この求められた駆動値で、駆動手段により超音波振動子が駆動される。駆動値−距離−音圧値対応テーブルは、超音波振動子の駆動値と、超音波ノズルと基板との間の距離と、超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定した結果に相当するものである。そのため、基板上における処理液中の超音波音圧値は、音圧値設定手段によって設定された超音波音圧値どおりの値になる。このため、超音波ノズルの個体差の影響を排除して、所望の超音波音圧値の処理液を基板に作用させることができる。これにより、基板に対して所期の処理を施すことができる。
なお、駆動値−距離−音圧値対応テーブルに、音圧値設定手段により設定された超音波音圧値、または距離設定手段によって設定された距離が記されていない場合には、駆動値は線形補間により求められる。
請求項3記載の発明は、前記超音波ノズルから基板に処理液を供給するときの処理液流量(Q)を設定するための流量設定手段(23)をさらに含み、前記テーブル記憶手段は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルと基板との間の距離と、前記超音波ノズルから供給される処理液流量と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルを記憶するものであり、前記駆動値算出手段は、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値、前記距離設定手段によって設定される距離および前記流量設定手段によって設定される処理液流量に対応する駆動値を求めるものである、請求項2記載の基板処理装置である。
本発明によれば、音圧値設定手段により、基板上の処理液に付与されるべき超音波音圧値が設定され、距離設定手段によって超音波ノズルと基板との間の距離が設定され、流量設定手段によって処理液流量が設定される。そして、この設定された超音波音圧値、距離および処理液流量に対応する駆動値が、駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより求められ、この求められた駆動値で、駆動手段が超音波振動子を駆動する。駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルは、超音波振動子の駆動値と、超音波ノズルと基板との間の距離と、超音波ノズルから供給される処理液流量と、超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定した結果に相当するものである。そのため、基板上における処理液中の超音波音圧値が、音圧値設定手段によって設定された超音波音圧値どおりの値になる。このため、超音波ノズルの個体差の影響を排除して、所望の超音波音圧値の処理液を基板に作用させることができる。これにより、基板に対して所期の処理を施すことができる。
なお、駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルに、音圧値設定手段により設定された超音波音圧値、距離設定手段によって設定された距離、または流量設定手段によって設定された処理液流量が記されていない場合には、線形補間により駆動値が求められる。
請求項4記載の発明は、前記超音波ノズルから基板に処理液を供給するときの処理液流量(Q)を設定するための流量設定手段(23)をさらに含み、前記テーブル記憶手段は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給される処理液流量と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−流量−音圧値対応テーブルを記憶するものであり、前記駆動値算出手段は、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値および前記流量設定手段によって設定される処理液流量に対応する駆動値を求めるものである、請求項1記載の基板処理装置である。
本発明によれば、音圧値設定手段により、基板上の処理液に付与されるべき超音波音圧値が設定され、流量設定手段によって処理液流量が設定される。そして、この設定された超音波音圧値および処理液流量に対応する駆動値が、駆動値−流量−音圧値対応テーブルを参照して求められ、この求められた駆動値で、駆動手段が超音波振動子を駆動する。この駆動値−流量−音圧値対応テーブルは、超音波振動子の駆動値と、超音波ノズルから供給される処理液流量と、超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定した結果に相当している。そのため、基板上における処理液中の超音波音圧値が、音圧値設定手段によって設定された超音波音圧値どおりの値になる。このため、超音波ノズルの個体差の影響を排除して、所望の超音波音圧値の処理液を基板に作用させることができる。これにより、所期の処理を基板に施すことができる。
なお、駆動値−流量−音圧値対応テーブルに、音圧値設定手段により設定された超音波音圧値、または流量設定手段によって設定された処理液流量が記されていない場合には、線形補間により駆動値が求められる。
請求項5記載の発明は、超音波ノズル(4)から、超音波振動子(18)によって超音波振動を付与した処理液を基板(W)に供給するステップ(S14)と、基板上の処理液の超音波音圧値を設定するステップと、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定して得られる駆動値−音圧値対応テーブルを参照し、前記設定された超音波音圧値に対応する駆動値を求めるステップ(S15)と、求められた駆動値で前記超音波振動子を駆動するステップ(S16)とを含む、基板処理方法である。
本方法によれば、設定された超音波音圧値に対応する駆動値が、駆動値−音圧値対応テーブルが参照されることにより求められ、この駆動値で、超音波振動子が駆動される。駆動値−音圧値対応テーブルは、超音波振動子の駆動値と、超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定して得られたものである。そのため、基板上における処理液中の超音波音圧値を、設定された超音波音圧値どおりの値とすることができる。このため、超音波ノズルの個体差の影響を排除して、所望の超音波音圧値の処理液を基板に作用させることができる。これにより、所期の処理を基板に施すことができる。
なお、駆動値−音圧値対応テーブルに、音圧値設定手段により設定された超音波音圧値が記されていない場合には、駆動値は線形補間により求められる。
請求項6記載の発明は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を測定して前記駆動値−音圧値対応テーブルを作成するステップ(S1〜S3)をさらに含む、請求項5記載の基板処理方法である。
本方法によれば、超音波振動子の駆動値と、超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を測定することにより、駆動値−音圧値対応テーブルが作成される。このようにして作成された駆動値−音圧値対応テーブルに基づいて超音波振動子を駆動することにより、超音波振動子の個体差の影響を排除できる。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1の構成を示す模式図である。
基板処理装置1は、処理液を用いて、基板の一例である半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)から汚染物質を除去するための洗浄処理を実行するための装置である。処理液としては、薬液やDIW(脱イオン化された水)を用いることができる。また、薬液が用いられる場合、この薬液として、SC1(アンモニア過酸化水素水混合液)、SC2(塩酸過酸化水素水混合液)、SPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水混合液)、フッ酸、バファードフッ酸(Buffered HF:フッ酸とフッ化アンモニウムとの混合液)、アンモニア水およびポリマ除去液などを例示することができる。
この基板処理装置1は、隔壁(図示せず)により区画された処理室2内に、ウエハWをほぼ水平に保持して回転させるためのスピンチャック3と、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面(上面)に向けて、超音波振動が付与された処理液を供給するための超音波ノズル4とを備えている。
スピンチャック3は、モータ6と、このモータ6の回転駆動力によって鉛直軸線まわりに回転される円盤状のスピンベース7と、スピンベース7の周縁部の複数箇所にほぼ等間隔で設けられ、ウエハWをほぼ水平な姿勢で挟持するための複数個の挟持部材8とを備えている。これにより、スピンチャック3は、複数個の挟持部材8によってウエハWを挟持した状態で、モータ6の回転駆動力によってスピンベース7を回転させることにより、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢を保った状態で、スピンベース7とともに鉛直軸線まわりに回転させることができる。
超音波ノズル4は、スピンチャック3の上方でほぼ水平に延びるアーム10の先端に取り付けられている。このアーム10は、スピンチャック3の側方でほぼ鉛直に延びたアーム支持軸11に支持されている。アーム支持軸11には、ノズル昇降駆動機構12が結合されており、このノズル昇降駆動機構12の駆動力によって、アーム支持軸を昇降させて、超音波ノズル4を昇降させることができるようになっている。このノズル昇降駆動機構12により、超音波ノズル4とスピンチャック3に保持されたウエハWとの距離(以下、「距離L」という。)を変化させることができるようになっている。また、アーム支持軸11には、アーム揺動駆動機構13が結合されており、このアーム揺動駆動機構13の駆動力によって、アーム支持軸11を回動させて、アーム10を揺動させることができるようになっている。また、
超音波ノズル4には、処理液供給源からの処理液が供給される処理液供給管14が接続されている。処理液供給管14の途中部には、超音波ノズル4からの処理液の吐出/吐出停止を切り換えるための処理液バルブ15と、処理液供給管14を流通する処理液の流量を調節するための流量調節バルブ16とが、超音波ノズル4側からこの順で介装されている。
超音波ノズル4には、超音波振動子18が組み込まれている。超音波振動子18には、超音波振動子18に対して駆動信号を付与するための超音波発振器17が接続されている。超音波振動子18は、超音波発振器17からの駆動信号を受けて、所定の超音波周波数(たとえば、40kHz〜750kHz)で振動する。処理液供給管14から超音波ノズル4に処理液が供給されている状態で、超音波振動子18を振動させることにより、超音波ノズル4に供給される処理液に超音波振動を付与することができる。これにより、超音波ノズル4からは、超音波振動が付与された処理液が吐出される。
図2は、基板処理装置1の電気的構成を示すブロック図である。
基板処理装置1は、CPU20およびメモリ21を含む構成のコンピュータ22を備えている。このコンピュータ22には、超音波発振器17、ノズル昇降駆動機構12、アーム揺動駆動機構13、処理液バルブ15および流量調節バルブ16が、制御対象として接続されている。また、コンピュータ22には、洗浄処理の内容を規定するレシピを入力するためのレシピ入力キー23、ウエハW上の処理液に付与されるべき超音波音圧値を入力するための音圧値入力キー24、および後述する駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを入力するためのテーブル入力部25が接続されている。
レシピ入力キー23は、オペレータが操作可能な位置に配置されている。オペレータは、レシピ入力キー23を操作して、洗浄処理の条件(洗浄液の種類、処理時間、ウエハ回転速度、処理の順序など)を規定するレシピを作成することができる。この実施形態では、洗浄処理時における超音波ノズル4とウエハWとの間の距離L、および洗浄処理時における超音波ノズル4から供給される処理液流量Q(以下、「処理液流量Q」という。図1参照)をレシピ中で指定することができるようになっている。レシピ入力キー23の操作により入力されたレシピは、コンピュータ22のメモリ21に保持される。レシピの作成は、必ずしもレシピ入力キー23の操作によって行われる必要はなく、パーソナルコンピュータその他の適当な処理装置で別途作成されたレシピをメモリ21にダウンロードして格納するようにしてもよい。
音圧値入力キー24は、オペレータが操作可能な位置に配置されている。オペレータは、音圧値入力キー24を操作して、ウエハW上の処理液に付与されるべき超音波音圧値を設定することができる。音圧入力キー24を設ける代わりに、または、音圧入力キー24による設定に加えて、レシピ中で超音波音圧値を設定できるようにしてもよい。
また、メモリ21には、超音波発振器17から超音波振動子18に与えられるべき駆動電流値と、超音波ノズル4とウエハWとの間の距離Lと、超音波ノズル4から供給される処理液流量Qと、超音波ノズル4から供給されてウエハW上に到達した処理液中の超音波音圧値(以下、「ウエハW上における処理液中の超音波音圧値」という。)との対応関係を表す駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが記憶されている。
テーブル入力部25は、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが格納されたメモリカードなどの記憶媒体を受け付け、その駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを読み出すことができるリーダであり、たとえばメモリカードスロットを有している。
図3は、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルの一例を示す図である。
ウエハW上における処理液中の超音波音圧値は、超音波振動子18の駆動電流値によって一義的に定まらず、超音波ノズル4の個体差、距離Lおよび処理液流量Qに依存する。
そのため、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルには、距離Lと、処理液流量Qと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値とに対応する超音波振動子18の駆動電流値(図3中、「○○」で示す。)が書き込まれている。
この駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルでは、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値が、たとえば100〜200(mV)の範囲内で1(mV)間隔で記されている。距離Lは、たとえば5〜30(mm)の範囲内で1(mm)間隔で変化させられており、処理液流量Qは、たとえば、700〜1500(mL/min)の範囲内で50(mL/min)間隔で変化させられている。
図4は、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを作成し、メモリ21に記憶させるまでの工程を示す図である。
作業者は、基板処理装置1に搭載されるべき超音波ノズル4を用いて実験を行い、超音波振動子18の駆動電流値と、距離Lと、処理液流量Qと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値との対応関係を測定する(ステップS1)。具体的には、作業者は、超音波振動子18の駆動電流値、距離Lおよび処理液流量Qをそれぞれ変化させたときのウエハW上における処理液中の超音波音圧値を測定することにより行う。
そして、作業者は、この測定結果に基づいて、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを作成する(ステップS2)。具体的には、作業者は、測定された超音波音圧値を、超音波振動子18の駆動電流値、距離Lおよび処理液流量Qにそれぞれ対応させてプロットする。こうして作成された駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルは、メモリカードなどの記憶媒体に格納される。
たとえば、基板処理装置1内に超音波ノズル4を新規に取り付ける際、および超音波ノズル4の交換の際に、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが基板処理装置1に入力される(ステップS3)。具体的には、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが格納された記憶媒体を、テーブル入力部25にセットする。これにより、テーブル入力部25により、記憶媒体から駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが読み出され、この駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが、コンピュータ22のメモリ21に保持される。これにより、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルの入力が完了する。
次に、超音波ノズル4を用いたウエハWの処理について説明する。
スピンチャック3にウエハWが保持され、超音波ノズル4がウエハWの上方に配置された状態で、ウエハWの表面に超音波ノズル4からの処理液を供給することができる。
処理液の供給に先だって、コンピュータ22は、レシピで設定された処理回転速度でスピンチャック3を回転させる。さらに、コンピュータ22は、アーム揺動駆動機構13を制御して超音波ノズル4をウエハWの上方に移動させる。この状態で、コンピュータ22によって処理液バルブ15が開かれることにより、超音波ノズル4から処理液が吐出される。超音波ノズル4からの処理液の供給と並行して、コンピュータ22は、アーム揺動駆動機構13を制御し、アーム10を所定の角度範囲内で揺動させる。これにより、ウエハW上における処理液の着液位置が、たとえば、ウエハWの回転中心からウエハWの周縁部に至る範囲内を円弧状の軌跡を描きつつ移動する。こうして、超音波ノズル4から供給される処理液の着液点がウエハWの上面の全範囲を走査することになる。
図5は、超音波ノズル4からの処理液供給動作をより詳細に説明するためのフローチャートである。
CPU20は、処理液の供給タイミングになると(ステップS11でYES)、メモリ21に保持されているレシピを参照し、距離Lがレシピに規定された距離になるように、ノズル昇降駆動機構12を制御する(ステップS12)。また、CPU20は、メモリ21に保持されているレシピを参照し、超音波ノズル4からの処理液流量Qが、レシピに規定された処理液流量になるように、流量調節バルブ16の開度を制御する(ステップS13)。さらに、CPU20は、処理液バルブ15を開く(ステップS14)。これにより、処理液供給源からの処理液が、処理液供給管14を通して超音波ノズル4に供給される。
そして、CPU20は、後述の駆動電流値算出処理により超音波振動子18の駆動電流値を算出する(ステップS15)。CPU20は、その算出された駆動電流値で超音波振動子18が駆動されるように、超音波発振器17を制御する(ステップS16)。これにより、超音波ノズル4から、超音波振動が付与された処理液がウエハWに供給される。その後、処理液の供給停止タイミング(具体的には、レシピにより設定された処理液供給時間の満了)となるまで、処理液の供給が続行される。
処理液の供給停止タイミングになると(ステップS17でYES)、CPU20は、処理液バルブ15を閉じるとともに(ステップS18)、超音波振動子18の駆動を停止する(ステップS19)。そして、コンピュータ22は、アーム揺動駆動機構13を制御して、超音波ノズル4をウエハW上から退避させる。これにより、一連の処理液吐出動作が終了する。
図6は、超音波振動子18の駆動電流値算出処理の流れを示すフローチャートである。
CPU20は、メモリ21に保持されているレシピに規定された距離Lと処理液流量Qとを参照する(ステップS22)。また、CPU20は、音圧値入力キー24により設定された超音波音圧値をチェックする。そして、CPU20は、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを参照して、音圧値入力キー24によって設定された設定超音波音圧値、レシピに規定された距離およびレシピに規定された処理液流量に対応した駆動電流値を算出する(ステップS24)。そして、この駆動電流値算出処理が終了する。
以上により、この実施形態によれば、音圧値入力キー24により、ウエハW上の処理液に付与されるべき超音波音圧値が設定される。この超音波音圧値、レシピによって規定された距離およびレシピによって規定された処理液流量に対応する駆動電流値が、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルが参照されることにより求められ、この駆動電流値で超音波振動子18が駆動される。駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルは、超音波振動子18の駆動電流値と、距離Lと、超音波ノズル4からの処理液流量Qと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定した結果に相当するものである。そのため、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値が、音圧値入力キー24によって設定された超音波音圧値どおりの値になる。このため、超音波ノズル4の個体差の影響を排除して、所望の超音波音圧値の処理液をウエハWに作用させることができる。これにより、ウエハWにダメージを与えることなく、超音波振動が付与された処理液による良好な処理をウエハWに施すことができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、処理液流量を固定している場合や、処理液流量による超音波音圧値の変動が許容できる程度である場合などには、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルに代えて、超音波振動子18の駆動電流値と、距離Lと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値との対応関係のみを表す駆動電流値−距離−音圧値対応テーブルがメモリ21に保持されていてもよい。この場合、CPU20は、メモリ21に保持されている駆動電流値−距離−音圧値対応テーブルを参照することにより、音圧値入力キー24により設定された超音波音圧値およびレシピにより規定された距離に対応する駆動電流値を算出することになる。
図7に、駆動電流値−距離−音圧値対応テーブルの一例を示す。駆動電流値−距離−音圧値対応テーブルには、距離Lと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値とに対応する超音波振動子18の駆動電流値(図7中、「○○」で示す。)が書き込まれている。
この駆動電流値−距離−音圧値対応テーブルでは、図3に示した駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルと同様、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値が、たとえば100〜200(mV)の範囲内で1(mV)間隔で記されており、距離Lが、たとえば5〜30(mm)の範囲内で1(mm)間隔で変化させられている。
また、超音波ノズル4とウエハWとの間の距離Lを固定している場合や、距離Lによる超音波音圧値の変動が許容できる程度である場合などには、超音波振動子18の駆動電流値と、処理液流量Qと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値との対応関係のみを表す駆動電流値−流量−音圧値対応テーブルがメモリ21に保持されていてもよい。この場合、CPU20は、メモリ21に保持されている駆動電流値−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより、音圧値入力キー24により設定された超音波音圧値およびレシピにより規定された処理液流量に対応する駆動電流値を算出する。
図8に、駆動電流値−流量−音圧値対応テーブルの一例を示す。駆動電流値−流量−音圧値対応テーブルには、処理液流量Qと、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値とに対応する超音波振動子18の駆動電流値(図8中、「○○」で示す。)が書き込まれている。
この駆動電流値−流量−音圧値対応テーブルでは、図3に示した駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルと同様、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値が、たとえば100〜200(mV)の範囲内で1(mV)間隔で記されており、処理液流量Qが、たとえば700〜1500(mm)の範囲内で50(mL/min)間隔で変化させられている。
さらに、処理液流量および距離Lによる超音波音圧値の変動がない場合、あるいは該変動を無視してもよい場合には、超音波振動子18の駆動電流値と、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値との対応関係のみを表す駆動電流値−音圧値対応テーブルがメモリ21に保持されていてもよい。この場合、CPU20は、メモリ21に保持されている駆動電流値−音圧値対応テーブルを参照することにより、音圧値入力キー24により設定された超音波音圧値対応する駆動電流値を算出する。
図9に、駆動電流値−音圧値対応テーブルの一例を示す。駆動電流値−音圧値対応テーブルには、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値に対応する超音波振動子18の駆動電流値(図9中、「○○」で示す。)が書き込まれている。
この駆動電流値−音圧値対応テーブルでは、図3に示した駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルと同様、ウエハW上における処理液中の超音波音圧値が、たとえば100〜200(mV)の範囲内で1(mV)間隔で記されている。
また、前述の実施形態では、超音波ノズル4(超音波振動子18)が処理液に付与する超音波振動の大きさを調節するために、CPU20が超音波振動子18の駆動電流値を制御するものとして説明したが、処理液に付与される超音波振動の大きさを調節するために、超音波振動子18の駆動電力値や駆動電圧値を制御するものであってもよい。この場合、駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブル、駆動電流値−距離−音圧値対応テーブル、駆動電流値−流量−音圧値対応テーブル、または駆動電流値−音圧値対応テーブルには、超音波振動子18の駆動値として、駆動電力値または駆動電圧値を書き込んでおけばよい。
さらに、前述の実施形態では、音圧値入力キー24によりウエハW上の処理液内の超音波音圧値を設定されるものとして説明したが、この超音波音圧値がメモリ21に保持されているレシピに書き込まれるようになっていてもよい。この場合、レシピに書き込まれた超音波音圧値に基づいて、CPU20が、前述のメモリ21内のテーブルを参照することによって、レシピ中で規定された超音波音圧値に対応する超音波振動子18の駆動電流値が算出される。
また、距離Lおよび処理液流量Qをレシピ中で規定するのではなく、これらを指定する入力キーを設け、当該入力キーによって指定された距離および/または処理液流量に基づいて、ウエハW上の処理液内の超音波音圧値を設定するようにしてもよい。
さらにまた、基板処理装置1の前述の各テーブルの取得は、必ずしもメモリカードなどの記憶媒体を介して行われる必要はない。たとえば、前述のテーブルを、ダウンロードによりメモリ21に格納させることができる。また、メモリ21を、テーブルが格納されたメモリ(ROM)を付け替えることによっても、前述のテーブルを基板処理装置1に取得させることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す模式図である。 図1に示す基板処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルの一例を示す図である。 駆動電流値−距離−流量−音圧値対応テーブルを作成し、メモリに記憶させるまでの工程を示す図である。 超音波ノズルからの処理液供給動作の流れを示すフローチャートである。 超音波発振器の駆動電流値算出処理の流れを示すフローチャートである。 駆動電流値−距離−音圧値対応テーブルの一例を示す図である。 駆動電流値−流量−音圧値対応テーブルの一例を示す図である。 駆動電流値−音圧値対応テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 基板処理装置
4 超音波ノズル
17 超音波発振器(駆動手段)
18 超音波振動子
20 CPU(駆動値算出手段)
21 メモリ(テーブル記憶手段)
23 レシピ入力キー(距離設定手段、流量設定手段)
24 音圧値入力キー(音圧値設定手段)
25 テーブル入力部
W ウエハ

Claims (6)

  1. 超音波振動子によって超音波振動を付与した処理液を基板に供給するための超音波ノズルと、
    前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−音圧値対応テーブルを記憶したテーブル記憶手段と、
    基板上の処理液の超音波音圧値を設定するための音圧値設定手段と、
    前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値に対応する駆動値を求める駆動値算出手段と、
    この駆動値算出手段によって求められた駆動値で前記超音波振動子を駆動する駆動手段とを含む、基板処理装置。
  2. 前記超音波ノズルから基板に処理液を供給するときの当該超音波ノズルと基板との間の距離を設定するための距離設定手段をさらに含み、
    前記テーブル記憶手段は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルと基板との間の距離と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−距離−音圧値対応テーブルを記憶するものであり、
    前記駆動値算出手段は、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−距離−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値および前記距離設定手段によって設定される距離に対応する駆動値を求めるものである、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記超音波ノズルから基板に処理液を供給するときの処理液流量を設定するための流量設定手段をさらに含み、
    前記テーブル記憶手段は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルと基板との間の距離と、前記超音波ノズルから供給される処理液流量と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルを記憶するものであり、
    前記駆動値算出手段は、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−距離−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値、前記距離設定手段によって設定される距離および前記流量設定手段によって設定される処理液流量に対応する駆動値を求めるものである、請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記超音波ノズルから基板に処理液を供給するときの処理液流量を設定するための流量設定手段をさらに含み、
    前記テーブル記憶手段は、前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給される処理液流量と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定し、その測定された対応関係を表す駆動値−流量−音圧値対応テーブルを記憶するものであり、
    前記駆動値算出手段は、前記テーブル記憶手段に記憶されている駆動値−流量−音圧値対応テーブルを参照することにより、前記音圧値設定手段によって設定される超音波音圧値および前記流量設定手段によって設定される処理液流量に対応する駆動値を求めるものである、請求項1記載の基板処理装置。
  5. 超音波ノズルから、超音波振動子によって超音波振動を付与した処理液を基板に供給するステップと、
    基板上の処理液の超音波音圧値を設定するステップと、
    前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を予め測定して得られる駆動値−音圧値対応テーブルを参照し、前記設定された超音波音圧値に対応する駆動値を求めるステップと、
    求められた駆動値で前記超音波振動子を駆動するステップとを含む、基板処理方法。
  6. 前記超音波振動子の駆動値と、前記超音波ノズルから供給されて基板上に到達した処理液中の超音波音圧値との対応関係を測定して前記駆動値−音圧値対応テーブルを作成するステップをさらに含む、請求項5記載の基板処理方法。
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