JP2009158416A - 固体電解質薄膜の製造方法、平行平板型マグネトロンスパッタ装置、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法 - Google Patents

固体電解質薄膜の製造方法、平行平板型マグネトロンスパッタ装置、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】成膜速度が向上し、プラズマのエネルギによるダメージがない固体電解質薄膜の製造方法、平行平板型マグネトロンスパッタスパッタ装置、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法の提供。
【解決手段】スパッタリング法により、リン酸リチウム焼結体からなるターゲットを用い、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下、固体電解質薄膜としての窒素置換リン酸リチウム薄膜を製造する。この固体電解質薄膜の製造方法を実施するための、特定の防着板を備えた平行平板型マグネトロンスパッタ装置、及びこの装置を用いて得られた固体電解質薄膜を備えた薄膜固体リチウムイオン2次電池を製造する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体電解質薄膜の製造方法、平行平板型マグネトロンスパッタ装置、及び薄膜固体2次電池の製造方法に関し、特に薄膜固体リチウムイオン2次電池用の固体電解質薄膜の製造方法、固体電解質薄膜の製造方法を実施するための平行平板型マグネトロンスパッタ装置、及び固体電解質薄膜を有する薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法に関する。
近年、携帯機器等の電子機器を中心にモバイル機器や光MEMSデバイス等の様々な分野で、機器の小型化、薄型化、軽量化の要望から、機器に搭載される電子部品の小型化に伴い、駆動源であるバッテリーとしての電池も小型化、薄型化、軽量化が要求されてきている。そして、このような小型化、薄型化、軽量化の電池として、従来のニッカド電池等と比べて、高い電圧を有し、充放電容量が大きく、メモリ効果等の弊害がないリチウムイオン2次電池が広く用いられている。この場合、モバイル機器や光MEMSデバイス等の駆動電圧の低電圧化から、電源を、従来のように外部に設ける方式では、ノイズの影響が無視できなくなるので、電源を超小型バッテリーとして内部に設けるという新たな要求も出てきている。
リチウムイオン2次電池は、通常、その構造体内に液体の電解質が設けられている。そのため、この液体の漏れによる弊害が生じており、リチウムイオンのデンドライト形成による素子短絡による電池の爆発や発火等の問題が指摘されている。この液体の電解質を設けたリチウムイオン電池に代わる技術として、スパッタリング等の技術を利用することにより作製するリチウムイオン含有固体電解質を設けた薄膜固体2次電池及びその製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、スパッタリングプロセスによりリチウムイオン2次電池を製造する場合、成膜速度が遅いため、スループットが悪く、また、高揮発性材料のリチウムを含有する膜がプラズマのエネルギによるダメージを受けて、歩留まりが低いという問題がある。この成膜速度の向上には、スパッタパワー(RFパワー)を高くするのが一般的であるが、φ120mm(113cm2)を超える大型ターゲットへ無制限にRFパワーを導入することは、電源技術のみならず設備が大規模なものとなり、デバイス作製費用が高くなってしまうため、不都合である。
特開2007−103129号公報(特許請求の範囲、0029等)
本発明者らは、薄膜固体リチウムイオン2次電池を作製する上で問題となる、成膜速度が遅いことや、成膜に当たりスパッタパワーを高くしなければならないこと等を回避する方法を種々検討した結果、本発明を完成させるに至った。
本発明の課題は、上述の従来技術の問題点を解決することにあり、通常のスパッタパワーで、成膜速度を向上させて、プラズマのエネルギによるダメージがない固体電解質薄膜を製造する方法、この薄膜を製造するための平行平板型マグネトロンスパッタ装置、及びこの平行平板型マグネトロンスパッタ装置を用いて薄膜固体リチウムイオン2次電池を製造する方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明者らは、スパッタパワーを高パワー化せずに成膜速度を向上させることに成功した。通常、一般的なスパッタリングにおいて、スパッタパワーを高パワーにしていくと、プラズマ中の電子密度が向上する。本発明者らは、これまでの実験から、電子密度が向上すると、プラズマ中の電子が基板へと向かって流入し、基板上の膜がダメージを受けるという知見を得ていた。そのため、成膜速度を向上させるために高パワーを印加してスパッタリングを行うと、印加パワーが高くなるに伴い、膜へのダメージが増加する。従って、一般的な手法では、高速成膜と膜の低ダメージ化とは両立しない。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、スパッタリング法によりLi系酸化物膜を形成する際に、成膜圧力を所定の圧力以下にして成膜する方法に関する。
本発明の薄膜固体リチウムイオン2次電池用の固体電解質薄膜の製造方法は、スパッタリング法により、リン酸リチウム焼結体からなるターゲットを用い、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下、固体電解質薄膜としての窒素置換リン酸リチウム薄膜を製造することを特徴とする。
前記スパッタ圧力が、0.1Pa未満であると得られた薄膜の表面が荒れて、不均一となり、また、1.0Paを超えると成膜速度が遅く、その結果、スループットが悪くなり、また、高揮発性材料のリチウム(Li)を含有する膜がプラズマのエネルギによるダメージを受けて、歩留まりが低いという問題がある。
本発明の平行平板型マグネトロンスパッタ装置は、ガス導入系と真空排気系とを備えた真空槽を有し、この真空槽の天井部には、固定されたターゲットとバッキングプレートとが、バッキングプレートの背面を真空槽外部側に向けて設置され、このバッキングプレートの背面である大気側の面には、カソードが設けられ、このカソード中には磁力線を形成するためのマグネットが配置され、該真空槽の内部には、その下方に該ターゲットの表面に対向して基板を載置するためのステージが設置され、そして成膜空間を囲繞するように防着板が設けられている平行平板型マグネトロンスパッタ装置において、該防着板として、該バッキングプレートの側面の下方部分、該ターゲットの厚み方向の周囲部、及び該バッキングプレートの底面の周縁部に対向して設けられたアースシールドと、このアースシールドに対向し、離間して設けられた上部防着板とからなる第1防着板が真空槽の上方に配置され、また、該バッキングプレートの底面の直径より大きな直径を有する第2防着板が該成膜空間を囲繞するように該第1防着板の下に配置されており、該第2防着板の上端部は、該アースシールド及び該上部防着板とで形成されている開口部内に突出するように配置され、該上部防着板には、導入ガスを成膜空間へ供給するための開口が設けられ、該アースシールドと該上部防着板とは、真空槽の上部壁面に固定され、該第2防着板の上端部と上部防着板との間に1〜3mmの隙間が設けられ、そして、該上端部とアースシールドとの間の隙間が、該上端部と上部防着板との間の隙間よりも大きくなるように構成されており、該第2防着板は、昇降自在の支持部材に支持され、基板の搬送時及び成膜時に該第2防着板が昇降できるように構成されており、上記固体電解質薄膜の製造方法を実施するために用いられることを特徴とする。
上記第2防着板の上端部と上部防着板との間に設けられた隙間が、1mm未満であると、第2防着板と上部防着板との間で異常放電する虞がある。3mmを超えるとスパッタ時にプラズマが隙間から外にもれる虞がある。また、第2防着板の上端部とアースシールドとの間の隙間が、上記1〜3mmの隙間と同等か又はそれより小さいと、プロセスガスがターゲット近傍まで供給されず、プラズマを形成できない虞がある。
本発明の薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法は、基板上に、正極集電体層、正極活物質層、固体電解質薄膜層、負極活物質層、及び負極集電体層を、この順序で又は逆の順序で積層する薄膜固体2次電池の製造方法において、上記装置を用いて、固体電解質薄膜層としての窒素置換リン酸リチウム薄膜を、スパッタリング法により、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下で形成することを特徴とする。
前記薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法において、基板上に、DCスパッタリング法によりPt、Ti及びMgOからなる負極集電体層を形成し、この負極集電体層上に、RFスパッタリング法によりLiCoO2からなる負極活物質層を形成し、この負極活物質層上に、RFスパッタリング法により、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下、窒素置換リン酸リチウム薄膜からなる固体電解質薄膜層を形成した後、真空蒸着法によりLiからなる正極活物質層を形成し、又は反応性スパッタリング法により、V(バナジウム)若しくはV及びLiからなる合金と酸素とから得られる酸化物膜からなる正極活物質層を形成し、次いでDCスパッタリング法によりNi又はCuからなる正極集電体層を形成することが好ましい。
本発明の製造方法及び平行平板型のマグネトロンスパッタ装置によれば、通常のスパッタパワーで成膜速度が向上し、プラズマのエネルギによるダメージがない固体電解質薄膜を形成することができるという効果を奏する。
また、本発明の薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法によれば、小型化、薄型化、軽量化の液漏れのない2次電池を製造できるという効果を奏する。
本発明の固体電解質薄膜の製造方法は、例えば、図1に示すような本発明の平行平板型のマグネトロンスパッタ装置を用いて行うことが出来る。
このマグネトロンスパッタ装置1は、円筒状の真空槽11を有している。真空槽11には、排気口12が設けられており、排気口12は図示しないTMP真空排気系に接続され、この真空排気系を駆動すると、真空槽11の内部を高真空に排気することが出来るように構成されている。また、真空槽11には、ガス導入口13が設けられており、ガス導入口13は図示しないガス導入系に接続されており、真空槽11内に希ガス(例えば、Ar等)及びN2ガスからなるプロセスガスを導入することが出来るように構成されている。この真空槽11の天井部には、真空槽と絶縁された状態で円筒状のバッキングプレート14が設置されており、バッキングプレートの真空槽内部側の面には、Li3PO4やLiCoO2等の焼結体からなる所望の円筒状のターゲット15が配置されている。さらに、真空槽11には、その側壁に真空計(イオンゲージ)16が設けられている。
真空槽11内部には、バッキングプレート14の側面の下方部分の周囲部、ターゲット15の厚み方向の周囲部、及びバッキングプレート14の底面の周縁部に対向するように、アースシールド17aが配置され、また、アースシールド17aに対向し、所定の距離だけ離間して上部シールド(上部防着板)17bが配置されている。この上部防着板17bには、上記ガス導入口13からの導入ガスを真空槽11内の成膜空間へ供給するための開口が設けられている。アースシールド17aと上部防着板17bとからなる第1防着板17は、真空槽の上方に配置され、治具(リング)17cにより真空槽11の上部壁面に固定されている。アースシールド17aは、スパッタが開口内で行われるように調整するための治具として機能し、また、上部防着板17bは、ガス及びプラズマが第1防着板の外へもれるのを防止するための治具として機能する。
真空槽11内部にはまた、バッキングプレート14の底面の直径より大きな直径を有する、円筒状の下部シールド(第2防着板)18が、成膜空間を囲繞するように、第1防着板の下に配置されている。この第2防着板(下部防着板)18の上端部18aは、上記アースシールド17a及び上部防着板17bとで形成されている開口部内に突出するように配置されている。第2防着板18の上端部18aと上部防着板17bとの間の隙間Aは、所定の距離(例えば、2mm)となるように構成されている。このような間隔とすることにより、第2防着板18と上部防着板17bとの間で異常放電がなく、プラズマが隙間Aから外にもれることがなくなる。また、上端部18aとアースシールド17aとの間の隙間は、上端部18aと上部防着板17bとの間の隙間Aよりも大きくなるように(例えば、8〜10mm)構成されている。このような間隔とすることにより、プロセスガスが直接排気されず第1防着板内に効果的に導入される。
また、真空槽11内部の下方には、ターゲット15の表面に対向して、基板Sを載置するためのステージ19が設置されている。ステージ19は、ブロッキングコンデンサ20を介して接地されている。これにより、ステージ19のインピーダンスを高め、プラズマからの電子の流入による膜へのダメージを抑制できる。また、ターゲット15には、図示しないが、接地部との間に高周波電源及びマッチングボックスが接続されている。これにより、ターゲットと第1防着板との間でプラズマを発生させ、ターゲットのスパッタを行う。
上記ターゲット15の背面、すなわちバッキングプレート14の背面である、真空槽11内部と反対側の大気側の面には、カソード21が設けられており、カソード21中には磁力線を形成するためのローテーションマグネット等のようなマグネット22が配置されている。
上記第2防着板18は、ガイドリング23に固定され、このガイドリングは昇降自在の支持部材24により支持されており、基板Sの搬送時及び成膜時に第2防着板が昇降できるように構成されている。支持部材24は、防着カバー25により囲繞されている。ガイドリング23の下面と防着カバー25の上面との間は、成膜時に1〜3mmの隙間Bが形成されるように構成される。これにより、異常放電及び放電もれを抑制する。
上記のように構成された平行平板型のマグネトロンスパッタ装置では、ガス導入口13から、上部防着板17bの開口を経て、真空槽11内の成膜空間に導入されたAr等の希ガスの正イオンは、ターゲット15に印加した負電位により引き込まれ、ターゲット15の表面に衝突する。この衝突によりターゲット15を構成する材料の原子がスパッタされて真空槽内の成膜空間に飛散する。原子状態で飛散する粒子は、コサイン則に従って移動し、その飛散する粒子の一部は、電子等の衝突によりイオン化する。マグネトロンスパッタ装置では、このようなイオン化したスパッタ粒子の方向を制御して基板上に均一に入射させ、均一な薄膜を形成することが出来る。
本発明の実施の形態によれば、上記した平行平板型のマグネトロンスパッタ装置を用いて、固体電解質薄膜として、例えば、窒素置換リン酸リチウム薄膜を以下のようにして製造することが出来る。
一般的に、成膜圧力を高めていくとスパッタ粒子とプロセスガス分子とが衝突する確率が高まり、その結果、スパッタ粒子が基板へ入射しづらくなることが分かっている。しかしながら、形成中の窒素置換リン酸リチウム薄膜は、プラズマ中の電子の流入により容易にダメージを受けて再蒸発して、膜厚が薄くなり、結果的に、成膜速度が遅くなることに繋がる。このことから、プラズマの密度を下げることが成膜速度を向上させる上で必要であると考え、最も効果的な手法として低い成膜圧力により窒素置換リン酸リチウム薄膜を製造する。
本発明によれば、マグネトロンスパッタ法により、例えば、公知のプロセス条件で、ArガスとN2ガスとを供給しながら所定の膜厚の窒素置換リン酸リチウム薄膜を製造することが出来る。例えば、Arガス(例えば、0〜100sccm)及びN2ガス(例えば、0〜100sccm)、所定のカソードパワー(例えば、2.5kW、13.56MHz)の条件で行うことができる。すなわち、上記装置1内のステージ19上にSi基板等からなる基板Sを載置し、RF(13.56MHz)パワーを2.5kWに設定し、プロセスガスとしてのAr及びN2の流量を0〜100sccmの範囲で供給して、マスフローコントローラを用いてガス流量を制御し、真空計で測定した第2防着板の外側の圧力を0.1〜1.0Pa(本発明の成膜圧力)の範囲とし、そして所定の時間の間(例えば、60分)スパッタし、基板S上に窒素置換リン酸リチウム(LiPON)薄膜を製造せしめる。
上記成膜プロセスと同様にして、リチウムを含有する酸化物薄膜(例えば、リチウムイオン2次電池のカソード電極として用いられ得るLiCoO2膜等)も得られる。
本発明において成膜される窒素置換リン酸リチウム薄膜を設けた薄膜固体リチウムイオン2次電池は、基板上にカソード引き出し電極層(正極集電体層)、カソード電極層(正極活物質層)、固体電解質薄膜層(例えば、窒素置換リン酸リチウム薄膜)、アノード電極層(負極活物質層)、アノード引き出し電極層が、この順序で又は逆の順序で形成されたものであり、例えば、所定の形状のステンレスマスクを用いて、以下のようにして作製される。
例えば、ガラス等からなる基板上に、DCスパッタリング法により、公知のプロセス条件で、Pt(100nm)、Ti(20nm)からなるカソード引き出し電極、並びにRFスパッタリング法により、LiCoO2(2.0μm)からなるカソード電極を形成し、カソード電極上に、上記したRFスパッタリング法により、窒素置換リン酸リチウム薄膜からなる固体電解質薄膜層(1.0μm)を形成し、その後、DCスパッタリング法により、Ni又はCu(250〜300nm)からなるアノード引き出し電極及びアノード電極を形成する。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1に示す平行平板型マグネトロンスパッタ装置として、真空槽11の大気側にローテーションマグネットであるマグネット22を設け、真空槽の側壁に真空計(イオンゲージ)16を設け、φ300mmで厚み5mmのLi3PO4の焼結体からなるターゲット15を設置し、そしてターゲット15と基板S(φ=200mm)との間の距離を150mmに設定した装置を用いて、成膜プロセスを実施した。そして、図1において、第2防着板18の上端部18aと上部防着板17bとの間の隙間が、ほぼ2mmとなるように、また、第2防着板の上端部18aとアースシールド17aとの間の隙間が、上端部18aと上部防着板17bとの間の隙間よりも大きくなるように(8〜10mm)構成した装置を用いた。
まず、予備実験として、上記装置を用い、単にAr+N2混合ガスを流しただけで、成膜プロセスを実施せずに、ガス流量(sccm)と防着板で囲繞された内側及びその外側の圧力(Pa)との関係を検討した。かくして得られたガス流量と防着板の内側及び外側の測定圧力との関係を、図2にプロットする。図2から明らかなように、各ガス流量において、防着板で囲繞された内側の成膜雰囲気の圧力は、外側の圧力の約2倍であることが分かった。本実施例でいう成膜圧力は、この外側の圧力である。
次いで、上記装置内に□150mmのSi基板をステージ19(水冷)上に載置し、RF(13.56MHz)パワーを2.5kWに設定し、プロセスガスとしてのAr及びN2の流量を0〜100sccmの範囲で変動せしめ、マスフローコントローラを用いてプロセスガスの流量を制御することにより、成膜圧力を0.1〜2.0Paの範囲内で変動せしめ、そして成膜時間を60分とする条件で、スパッタし、基板S上に、窒素置換のリン酸リチウム(LiPON)薄膜を形成せしめた。このLiPON薄膜は、固体電解質薄膜としての機能を有するアモルファス膜であることが、インピーダンスの測定及びSEMにより確認できた。
図3に、上記成膜プロセスにおける、成膜圧力(Pa)と成膜速度(nm/min)との関係を示す。この成膜速度は、基板に堆積した単位時間当たりのLiPON膜の厚さであり、図3から明らかなように、スパッタ圧力と強い依存性をもっており、低圧力になるに従い、成膜速度が向上することが分かる。
第2防着板18の上端部18aと上部防着板17bとの間に2mmの隙間Aを設け、また、上端部18aとアースシールド17aとの間に、上端部18aと上部防着板17bとの間の隙間よりも大きな隙間(8〜10mm)を設けることにより、所期の目的が達成できた。隙間Aが1mm未満であると、第2防着板と上部防着板との間で異常放電が発生する虞がある。3mmを超えると、スパッタ時にプラズマが隙間から外にもれる虞がある。
また、成膜圧力が0.07Paである場合について、上記と同様にして成膜プロセスを実施したところ、成膜速度は向上したが、図4(a)及び(b)に示す基板断面のSEM写真から明らかなように、堆積したLiPON薄膜の表面が荒れた状態で形成されていることが分かる。図4(a)は基板断面を手前に20度傾けた状態のSEM写真であり、図4(b)は断面のSEM写真である。このように表面が荒れた状態で成膜されたのは、低圧力によって、基板への電子の流入は抑制されたものの、単位数量当たりのイオンの入射エネルギが増加し、その結果として、入射イオンや、スパッタ粒子のエネルギが増加したことにより、膜に対するダメージが発生したものであると考えられる。
図5(a)及び図5(b)に、成膜圧力0.1Paの場合に得られたLiPON薄膜の表面状態を観察するため、基板断面のSEM写真を示す。図5(a)は基板断面を手前に20度傾けた状態のSEM写真であり、図5(b)は断面のSEM写真である。これらの図から、堆積したLiPON薄膜の表面が平坦で均一であることが分かる。
かくして、実用的な成膜速度(好ましくは、8nm/min以上)を考慮し、表面にダメージを発生せしめることなくLiPON膜を形成するための最適圧力は0.1〜1.0Paの範囲であることが分かる。
実施例1におけるLi3PO4の焼結体からなるターゲットの代わりに、LiCoO2の焼結体からなるターゲットを用い、プロセスガスとしてArを用い、実施例1に記載の方法を実施した。その結果、実施例1と同様の成膜圧力と成膜速度との関係で、LiCoO2膜が得られることが確認された。このことから、リチウムを含有する酸化物薄膜も同様にして得られることが分かる。
かくして、リチウムイオン2次電池のカソード電極として用いられるLiCoO2膜も
実施例1における固体電解質薄膜LiPON薄膜と同様に形成することが出来る。
本発明によれば、プラズマのエネルギによるダメージのない薄膜を、通常のスパッタパワーで、かつ高い成膜速度で形成できるので、薄膜固体リチウムイオン2次電池の分野等で利用可能である。
本発明の製造方法に使用できる平行平板型マグネトロンスパッタ装置の一例を示す模式的構成図。 本発明の製造方法に使用できる平行平板型マグネトロンスパッタ装置の一例において、ガス流量と防着板の内側圧力及び外側の測定圧力との関係を示すグラフ。 実施例1の成膜プロセスにおける、成膜圧力(Pa)と成膜速度(nm/min)との関係を示すグラフ。 成膜圧力0.07Paの場合に得られた膜の表面状態を示すSEM写真であり、(a)は基板を手前に20度傾けた状態のSEM写真、(b)は断面のSEM写真。 実施例1で得られた膜の表面状態を示すSEM写真であり、(a)は基板を手前に20度傾けた状態のSEM写真であり、(b)は断面のSEM写真。
符号の説明
1 マグネトロンスパッタ装置 11 真空槽
12 排気口 13 ガス導入口
14 バッキングプレート 15 ターゲット
16 真空計 17 第1防着板
17a アースシールド 17b 上部防着板
17c 治具 18 第2防着板
18a 上端部 19 ステージ
20 ブロッキングコンデンサ 21 カソード
22 マグネット 23 ガイドリング
24 支持部材 25 防着カバー
S 基板
A 上部防着板と第2防着板の上端部との間の隙間
B ガイドリングと防着カバーとの間の隙間

Claims (4)

  1. スパッタリング法により、リン酸リチウム焼結体からなるターゲットを用い、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下、固体電解質薄膜としての窒素置換リン酸リチウム薄膜を製造することを特徴とする固体電解質薄膜の製造方法。
  2. ガス導入系と真空排気系とを備えた真空槽を有し、この真空槽の天井部には、固定されたターゲットとバッキングプレートとが、バッキングプレートの背面を真空槽外部側に向けて設置され、このバッキングプレートの背面である大気側の面には、カソードが設けられ、このカソード中には磁力線を形成するためのマグネットが配置され、該真空槽の内部には、その下方に該ターゲットの表面に対向して基板を載置するためのステージが設置され、そして成膜空間を囲繞するように防着板が設けられている平行平板型マグネトロンスパッタ装置において、該防着板として、該バッキングプレートの側面の下方部分、該ターゲットの厚み方向の周囲部、及び該バッキングプレートの底面の周縁部に対向して設けられたアースシールドと、このアースシールドに対向し、離間して設けられた上部防着板とからなる第1防着板が真空槽の上方に配置され、また、該バッキングプレートの底面の直径より大きな直径を有する第2防着板が該成膜空間を囲繞するように該第1防着板の下に配置されており、該第2防着板の上端部は、該アースシールド及び該上部防着板とで形成されている開口部内に突出するように配置され、該上部防着板には、導入ガスを成膜空間へ供給するための開口が設けられ、該アースシールドと該上部防着板とは、真空槽の上部壁面に固定され、該第2防着板の上端部と上部防着板との間に1〜3mmの隙間が設けられ、そして、該上端部とアースシールドとの間の隙間が、該上端部と上部防着板との間の隙間よりも大きくなるように構成されており、該第2防着板は、昇降自在の支持部材に支持され、基板の搬送時及び成膜時に該第2防着板が昇降できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の固体電解質薄膜の製造方法を実施するために用いられる平行平板型マグネトロンスパッタ装置。
  3. 基板上に、正極集電体層、正極活物質層、固体電解質薄膜層、負極活物質層、及び負極集電体層を、この順序で又は逆の順序で積層する薄膜固体2次電池の製造方法において、請求項2記載の装置を用いて、固体電解質薄膜層としての窒素置換リン酸リチウム薄膜を、スパッタリング法により、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下で形成することを特徴とする薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法。
  4. 前記基板上に、DCスパッタリング法によりPt、Ti及びMgOからなる負極集電体層を形成し、この負極集電体層上にRFスパッタリング法によりLiCoO2からなる負極活物質層を形成し、この負極活物質層上に、RFスパッタリング法により、希ガス及び窒素ガスを供給して、0.1〜1.0Paの圧力下、窒素置換リン酸リチウム薄膜からなる固体電解質薄膜層を形成した後、真空蒸着法によりLiからなる正極活物質層を形成し、又は反応性スパッタリング法により、V若しくはV及びLiからなる合金と酸素とから得られる酸化物膜からなる正極活物質層を形成し、次いでDCスパッタリング法によりNi又はCuからなる正極集電体層を形成することを特徴とする請求項3記載の薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法。
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