JP2009158322A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009158322A
JP2009158322A JP2007335887A JP2007335887A JP2009158322A JP 2009158322 A JP2009158322 A JP 2009158322A JP 2007335887 A JP2007335887 A JP 2007335887A JP 2007335887 A JP2007335887 A JP 2007335887A JP 2009158322 A JP2009158322 A JP 2009158322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
power
lighting
lighting device
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007335887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4776612B2 (ja
Inventor
Naoto Sato
直人 佐藤
Yasuhiko Kono
靖彦 河野
Yasunori Otsuka
保紀 大塚
Takahiro Sato
孝浩 佐藤
Eiji Muto
栄二 武藤
Masaru Ishizaki
勝 石崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007335887A priority Critical patent/JP4776612B2/ja
Publication of JP2009158322A publication Critical patent/JP2009158322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4776612B2 publication Critical patent/JP4776612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

【課題】車両のヘッドランプに用いられる水銀を使用しない放電灯に対し、寿命を縮める過度のストレスを加えることなく、発光量を滑らかに増加させてユーザに違和感を与えることのない放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】水銀を使用しない放電灯6を点灯する放電灯点灯装置であって、直流電源1の出力電圧を変換するDC/DCコンバータ3と、DC/DCコンバータの出力を矩形波の交流に変換するDC/ACインバータ4と、DC/ACインバータの出力に高電圧パルスを重畳して放電灯に供給するイグナイタ5と、直流電源が投入された際は、放電灯が所定の発光量を満足するようにDC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する制御部9を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、水銀を使用しない放電灯を点灯させるのに好適な放電灯点灯装置に関し、特に放電灯の発光量をスムーズに増加させる技術に関する。
近年の車両においては、明るい視界が得られる高輝度光源としての放電灯を組み込んだヘッドランプが普及してきている。このような放電灯が組み込まれたヘッドランプを点灯させるための放電灯点灯装置は、小型化、高効率化および低廉化が常に要求されるとともに、近年の環境保護意識の高まりから、環境負荷物質である水銀を放電灯構成物質から排除することが望まれている。
ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化スカンジウムといったヨウ化金属(メタルハライド)に加えて水銀が内部に封入された従来の放電灯(以下、「従来バルブ」という)を点灯させるための放電灯点灯装置は、放電灯の電極間の絶縁破壊による点灯開始直後には発光効率が低いキセノンガスによる発光を行わせ、定常点灯時には発光効率が高いメタルハライド(蒸発したガス)による発光を行わせ、主幹となる発光物質が移り代わる経過時は、発光効率が両者の中間である水銀(蒸発したガス)を主な発光物質として発光させている。
したがって、点灯直後には大きな電力によってキセノンガスによる発光を行わせて必要な発光量を確保し、水銀による発光を途中に挟んで発光効率を滑らかに上昇させながら供給電力を順次に低下させることにより、発光量を滑らかにかつ急速に増加させることが容易にできる。しかしながら、水銀を使用しない放電灯(以下、「Hgフリーバルブ」という)は、点灯過程に水銀(蒸発したガス)によるクッション的な発光が介在しないため、発光量の制御が複雑である。
このような水銀を使用しない放電灯の点灯装置として、放電灯の温度がメタルハライドの蒸発温度まで上昇したとき、初期のキセノンガスによる発光から、発光効率がキセノンガスの数倍であるメタルハライドによる発光に移り代わることにより、発光量が急激に増加するHgフリーバルブに対し、発光量を速やかに増加させながら過剰な発光を抑制する放電灯点灯装置が、以下に示す文献に開示されている。
例えば、特許文献1は、水銀を本質的に含まない高圧放電ランプを点灯するに際して、金属ハロゲン化物の激しい蒸発に対して適切な制御を行ない光量が許容範囲内の変化に収まるようにした高圧放電ランプ点灯装置を開示している。この高圧放電ランプ点灯装置は、始動時に放電灯定格の2倍以上の電力を供給し、メタルハライドが蒸発するタイミングを点灯後の経過時間で判断し、点灯時間の経過によって電力を順次減衰させて定格電力に至らしめる。
また、特許文献2は、ランプ、特に水銀レスランプにおいて、ランプ個体の差によるランプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオーバーシュート、アンダーシュートを抑制し、光束をスムーズに、100%に収束させることができる放電灯装置を開示している。この放電灯装置は、あらかじめ点灯開始直後の放電灯の電圧を記憶しておき、点灯の継続によって順次に変化する放電灯の電圧と記憶した電圧の差分が所定の値に達したときから徐々に供給電力を低減する制御を行う。
また、特許文献3は、水銀無封入型の高輝度放電ランプのランプ始動後に発光効率が増加しても、安定した光を出力する放電ランプ点灯装置を開示している。この放電ランプ点灯装置は、放電灯の発光効率の増加を検出する手段を設け、この手段により発光効率の増加が検出されたときから供給電力を低減する。
また、特許文献4は、ランプ電圧のバラツキを考慮してランプの光束の立ち上り変動を抑制することができる放電灯点灯装置を開示している。この放電灯点灯装置は、定格の数倍の点灯開始電力から、放電灯の電圧検出回路により放電灯の電圧上昇が検出され、かつ点灯開始からの所定の時間が経過したときから定格電力による点灯へ移行する。
さらに、特許文献5は、発光管の輻射ノイズを抑制しつつ、光出力に係る最適な立ち上がり特性を実現する放電灯点灯装置を開示している。この放電灯点灯装置は、点灯初期の放電灯の電圧変化量を検出する手段を設け、この手段により検出される電圧変化量が所定の値を超えたときから供給電力を除々に低減する。
特開2003−151787号公報 特開2003−338390号公報 特開2004−119164号公報 特開2006−19241号公報 特開2006−32139号公報
上述した特許文献1〜特許文献5に開示されたHgフリーバルブ点灯用の放電灯点灯装置の電力供給の構成は、いずれも水銀を使用した従来バルブの点灯方式を受け継いだものであり、点灯直後に定格点灯電力を超える最も大きな点灯電力を供給し、その後、電圧の上昇または時間の経過に従って供給電力を徐々に一方的に低下させて定格点灯電力に至らしめ、以て定常な点灯を行うように制御する。このような電力供給の構成の場合、メタルハライドが蒸発して発光を開始するときに、発光量が急激に増加し、ヘッドランプが照らし出す前景の明るさが急変するので、ドライバにとっては、前景を照らす明かりとして違和感がある。ヘッドランプ用としては突然に明るさを増す光源より、滑らかに明るくなる光源が好ましく、Hgフリーバルブの急激な発光量の増加を滑らかにしてユーザの違和感を解消することが望まれている。
なお、キセノンガスによる発光量は供給電力を増すことによって増加できるため、点灯直後にキセノンガスの低い発光効率を補うような過大な電力を供給すれば、定格電力による点灯時のメタルハライドの発光量に劣らない明るさを確保することが可能であり、メタルハライドの発光に移り代わるときの発光量の変化を小さくすることも可能である。しかしながら、点灯直後から急激な大電力の供給による点灯は、放電灯の各所の急激な温度上昇を伴い、放電灯内(特にガラス球)の温度分布の均衡が乱れる。その結果、電極またはガラス球などに大きなストレスが加わって寿命を縮め、時にはガラス球が破壊に至ることもあり放電灯にとって好ましくない。それゆえ、従来のHgフリーバルブ点灯用の放電灯点灯装置は、ガラス球に過度のストレスを加えることのない電力によって点灯を開始せざるを得ず、点灯後の急激な発光量の増加に関する対応はなされていない。
この発明は、上述した要請に応えるためになされたものであり、その課題は、車両のヘッドランプに用いられる水銀を使用しない放電灯に対し、寿命を縮める過度のストレスを加えることなく、発光量を滑らかに増加させてユーザに違和感を与えることのない放電灯点灯装置を提供することにある。
この発明に係る放電灯点灯装置は、上記課題を解決するために、水銀を使用しない放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、直流電源の出力電圧を変換するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの出力を矩形波の交流に変換するDC/ACインバータと、DC/ACインバータの出力に高電圧パルスを重畳して放電灯に供給するイグナイタと、前記直流電源が投入された際は、前記放電灯が所定の発光量を満足するように前記DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する制御部を備えている。
この発明に係る放電灯点灯装置によれば、寿命を短縮する急激な温度上昇を発生しない第2点灯電力を始動用の第1点灯電力に加えて放電灯に供給するように構成したので、点灯開始後のメタルハライドが発光を開始する前に中間的な発光量で発光させて明るさを緩やかに増加させることができる。その結果、ヘッドランプに照らし出される前景の明るさが急激に変化することに起因するユーザの違和感をなくすことができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。この放電灯点灯装置は、直流電源1、電源スイッチ2、DC/DCコンバータ3、DC/ACインバータ4、イグナイタ5、放電灯6、電圧検出器7、電流検出器8および制御部9を備えている。
直流電源1としては、例えば車両に搭載されているバッテリを使用することができる。この直流電源1の出力は、電源スイッチ2が閉成されることにより、DC/DCコンバータ3に供給される。DC/DCコンバータ3は、制御部9から送られてくる制御信号に応じてスイッチング動作を行うことにより、直流電源1から供給される直流電圧を所定の直流電圧V1に変換(例えば昇圧)する。このDC/DCコンバータ3から出力される直流電圧V1は、DC/ACインバータ4に供給される。
DC/ACインバータ4は、4個のスイッチング素子をH形に配置したHブリッジ回路から構成されている。このDC/ACインバータ4は、制御部9から送られてくる制御信号に応じて、DC/DCコンバータ3から送られてくる直流電圧V1を矩形波の交流電圧V2に変換する。このDC/ACインバータ4から出力される交流電圧V2は、イグナイタ5に供給される。
イグナイタ5は、起動回路として機能する。このイグナイタ5は、起動時は、DC/ACインバータ4から送られてくる交流電圧V2に、自己の内部で発生した高電圧パルスV3を重畳して放電灯6に供給し、その後は、DC/ACインバータ4から送られてくる交流電圧V2を放電灯6に送る。放電灯6は、Hgフリーバルブから構成されており、イグナイタ5から、交流電圧V2に高電圧パルスV3が重畳された電圧が印加されることにより、その電極間に絶縁破壊を発生して放電を開始する。これにより、放電灯6に電流が流れて発光が開始される。
電圧検出器7は、DC/DCコンバータ3の出力電圧を検出する。この電圧検出器7で検出された電圧は、制御部9に送られる。電流検出器8は、DC/DCコンバータ3の出力電流を検出する。この電流検出器8で検出された電流は、制御部9に送られる。制御部9は、例えばマイクロコンピュータから構成されており、電圧検出器7から送られてくる電圧および電流検出器8から送られてくる電流に基づき制御信号を生成してDC/DCコンバータ3およびDC/ACインバータ4に送る。これにより、DC/DCコンバータ3から出力される直流電圧V1およびDC/ACインバータ4から出力される交流電圧V2が制御され、以て、放電灯6に供給される電力が制御される。この制御部9で行われる処理の詳細は後述する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作を、図2に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。このタイミングチャートは、点灯電力、放電灯電圧(放電灯6の両端子間の電圧)および発光量の時間的な変化を表している。
図2に示すように、第1点灯電力は、放電灯6の点灯直後は、その放電灯6の定格電力を超える例えば75Wに制御され、放電灯6の点灯による放電灯電圧の上昇または温度上昇に連れて徐々に低下し、最終的に定常点灯状態の35Wに至るように制御される。この第1点灯電力の変化は、従来の点灯電力の変化と同じである。また、第2点灯電力は、メタルハライドによる発光が行われる前の所定のタイミング、例えば放電灯6が点灯してから2秒後(時刻T0)から緩やかに増加し、メタルハライドによる発光の開始後(時刻T1)から緩やかに低下するように制御される。この第2点灯電力が第1点灯電力に加算された電力が、実際に放電灯6に供給される。なお、本文では上記のように、放電灯6の点灯による放電灯電圧の上昇または温度上昇に連れて徐々に低下する状態を非定常状態、放電灯6の点灯によって放電灯電圧が変動しない状態を定常状態と称する。
以下、放電灯点灯装置において行われる制御を具体的に説明する。電源スイッチ2が閉成されると、直流電源1から直流電圧がDC/DCコンバータ3に供給される。DC/DCコンバータ3は、制御部9からの制御信号によってスイッチング制御され、直流電源1から供給される直流電圧を直流電圧V1に変換し、DC/ACインバータ4に供給する。DC/ACインバータ4は、制御部9からの制御信号に応じて、DC/DCコンバータ3から供給される直流電圧V1を矩形波の交流電圧V2に変換し、イグナイタ5に送る。イグナイタ5は、起動時は、DC/ACインバータ4から供給される交流電圧V2に、自己の内部で発生した高電圧パルスV3を重畳して、放電灯6に供給する。この高電圧パルスV3が印加されることにより、放電灯6の電極間に絶縁破壊が発生し、放電灯6は、放電を開始する。
放電灯6が放電を開始すると、放電灯6には電流が流れ、その定格電力(35W)を超える第1点灯電力(75W)が、時刻0において、点灯開始電力として放電灯6に供給される。これにより、放電灯6は、所定の発光量で発光を開始する。この第1点灯電力の供給によって、放電灯6の電極またはガラス球などといった各部位が加熱されながら、発光量が徐々に増加する。
第1点灯電力によって電極またはガラス球などが一様かつ適度に加熱されるタイミング(時刻T1に先立つ時刻T0)から、第2点灯電力が第1点灯電力に加算され、さらに大きな電力が放電灯6に供給される。これにより、キセノンガスによる発光からメタルハライドによる発光に移行する時刻T1においては、第1点灯電力のみによる発光量よりも大きい発光量が確保される。その結果、メタルハライドによる発光の開始時に、発光量が急激に増加するという事態は回避され、発光量は滑らかに増加する。
第2点灯電力は、メタルハライドによる発光が開始される時刻T1を経過した後の時刻T2においてゼロになり、その後、第1点灯電力は、徐々に減少を続け、放電灯6の定格電力(35W)に至ると、放電灯6は、定格電力の供給による定常点灯になる。この場合、時刻T0から時刻T1に至る第2点灯電力を緩やかに増加させ、時刻T1から時刻T2に至る第2点灯電力を緩やかに減少させているので、メタルハライドによる発光が開始される前後における発光量の急激な変化が抑止される。その結果、ヘッドランプの明るさの増減によってドライバが感じる違和感を軽減できる。
なお、第1点灯電力に第2点灯電力を加算した結果、放電灯6の許容電力(例えば90W)を超えてしまう場合は、過大な電力を放電灯6に加えないように、放電灯6に供給する電力を適切に制限することが好ましい。また、第2点灯電力の増加を開始する時刻T0は、点灯開始から例えば2秒、時刻T1は例えば4秒、時刻T2は例えば6秒とすることができる。
次に、図2に示した制御を実現するための放電灯点灯装置の動作を、制御部9で行われる放電灯点灯処理を中心に、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
電源スイッチ2が閉成されることにより、放電灯点灯処理が開始される。この放電灯点灯処理では、まず、放電灯は高温であるかどうかが調べられる(ステップST11)。すなわち、制御部9は、放電灯6の先の消灯から今回の点灯までの消灯時間を図示しないタイマにより計測しており、この計測された消灯時間が所定時間以上であるかどうかを調べる。この場合、消灯時間が所定時間以上であれば、放電灯6は低温状態にあると判断され、消灯時間が所定時間未満であれば、放電灯6は高温状態にあると判断される。
なお、放電灯6が高温であるか否かの判断は、所定の電力によって放電灯6にアーク放電を行わせ、その時の放電灯6の電圧を計測することにより行うように構成することもできる。この場合、放電灯6の電圧は温度に略比例するという特性から、放電灯6の電圧に基づき温度を知ることができる。例えば、放電灯6の電圧は、20〜42V程度であるので、所定の閾値以上の電圧の場合は、放電灯6は高温状態にあると判断し、所定の閾値未満の電圧の場合は、放電灯6は低温状態にあると判断するように構成することもできる。
このステップST11において、放電灯は高温でないことが判断されると、次いで、低温時の点灯処理が行われる(ステップST12)。すなわち、制御部9は、75Wの第1点灯電力が放電灯6に供給されて点灯が開始されるように、DC/DCコンバータ3およびDC−ACインバータ4を制御する。この際、図示しないタイマが起動される。なお、以下では、説明が煩雑になるのを避けるために、点灯電力の増減がDC/DCコンバータ3およびDC−ACインバータを制御することにより行われる旨の記述は省略する。その後は、以下の処理によって、第1点灯電力が順次に減じられ、最終的に35Wの定格電力が放電灯6に供給されて定常点灯に至るように制御される。
次いで、点灯開始から2秒が経過したか、つまり時刻T0に至ったかどうかが調べられる(ステップST13)。すなわち、制御部9は、ステップST12で起動されたタイマで2秒が計測されたかどうかを調べる。このステップST13において、2秒が経過していないことが判断されると、シーケンスはステップST22に進む。一方、2秒が経過したことが判断されると、次いで、電力を緩やかに増加させる処理が行われる(ステップST14)。具体的には、制御部9は、第2点灯電力を、時刻T0から10W/秒の割合で増加させて第1点灯電力に加算する。
次いで、第1点灯電力に第2点灯電力が加算された電力が90W以上であるかどうかが調べられる(ステップST15)。すなわち、制御部9は、第1点灯電力に第2点灯電力が加算された電力が、放電灯6に供給可能な上限値以上になったかどうかを調べる。このステップST15において、第1点灯電力に第2点灯電力が加算された電力が90W以上であることが判断されると、第2点灯電力の増加が停止される(ステップST16)。すなわち、制御部9は、第2点灯電力を増加させる処理を停止する。これにより、図2に示すように、第1点灯電力に第2点灯電力が加算された電力は、上限値で一定になる。その後、シーケンスはステップST18に進む。
上記ステップST15において、第1点灯電力に第2点灯電力が加算された電力が90W以上でないことが判断されると、次いで、第2点灯電力の増加量は20Wに到達したかどうかが調べられる(ステップST17)。すなわち、制御部9は、ステップST14で増加した第2点灯電力が20Wに到達したかどうかを調べる。このステップST17において、第2点灯電力の増加量は20Wに到達したことが判断されると、シーケンスはステップST16に進み、上述した電力の増加を停止させる処理が行われる。一方、ステップST17において、第2点灯電力の増加量は20Wに到達していないことが判断されると、シーケンスはステップST18に進む。
ステップST18においては、増加した電力を減少させるポイントに到達したかどうかが調べられる(ステップST18)。すなわち、制御部9は、第1点灯電力に第2点灯電力が加算された電力の上限値である90Wから、第1点灯電力まで低下させるのに必要な時間を算出する。そして、時刻T2から、この算出した時間を引いた時刻を、第2点灯電力を減少させるポイントとし、このポイントに到達したかどうかを調べる。このステップST18において、増加した電力を減少させるポイントに到達していないことが判断されると、シーケンスはステップST22に進む。
上記ステップST18において、増加した電力を減少させるポイントに到達したことが判断されると、電力を緩やかに減少する処理が行われる(ステップST19)。具体的には、制御部9は、増加した電力を減少させるポイントから10W/秒の割合で第2点灯電力を減少させて第1点灯電力に加算する。
次いで、時刻T2に到達したかどうかが調べられる(ステップST20)。すなわち、制御部9は、ステップST12で起動されたタイマで6秒が計測されたかどうかを調べる。このステップST20において、時刻T2に到達していないことが判断されると、シーケンスはステップST22に進む。一方、ステップST20において、時刻T2に到達したことが判断されると、電力を加算する処理が終了される(ステップST21)。その後、シーケンスは、ステップST22に進む。
ステップST22においては、第1点灯電力が35Wに到達したかどうかが調べられる。このステップST22において、第1点灯電力が35Wに到達していないことが判断されると、シーケンスはステップST12に戻り、上述した処理が繰り返される。この繰り返し実行により、放電灯6に供給される電力が10W/秒の割合で緩やかに減少する。一方、ステップST22において、第1点灯電力が35Wに到達したことが判断されると、35Wの定電力による点灯が行われる(ステップST23)。以下、このステップST23が繰り返し実行されることにより、定常点灯が維持される。
上記ステップST11において、放電灯は高温であることが判断されると、高温時用の点灯処理が行われる(ステップST24)。すなわち、制御部9は、35Wの第1点灯電力を放電灯6に供給して点灯させる。その後、シーケンスはステップST23に進み、35Wの定電力による点灯が行われ、定常点灯が維持される。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置によれば、放電灯6の内部のメタルハライドが蒸発して発光を開始するときに、発光量が急激に増加してヘッドランプが照らし出す前景の明るさが急変するというHgフリーバルブに特有の問題が解消され、放電灯6の点灯後は、メタルハライドによる発光の前から光量が徐々に増加してメタルハライドによる発光に至るので、ヘッドランプが照らし出す前景の明るさは滑らかに増大する。したがって、ドライバは、車両の前景を照らし出すヘッドランプの明かりとして違和感を覚えることがない。
また、第2点灯電力は、放電灯6の電極またはガラス球などの温度が一様かつ適度に上昇した後に供給されるため、電極またはガラス球などといった放電灯6の部位に急激なストレスが加えられることがなく、放電灯6の寿命を縮めることがない。また、長時間の消灯により放電灯6が冷えているときに第2点灯電力を供給するように構成したので、短時間の消灯後の放電灯6の温度が高いときに、大きな電力を供給することによる過熱に起因して寿命が短縮されることもない。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置は、放電灯の経時変化に応じて、第2点灯電力の加算開始タイミングを変えるようにしたものである。
図4は、この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。この放電灯点灯装置は、実施の形態1に係る放電灯点灯装置の制御部9に、記憶部9aが追加されて構成されている。記憶部9aは、未使用(新品)の放電灯6を点灯した後に計測される放電灯電圧の新品時の最低電圧を記憶する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の動作を、図5に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。このタイミングチャートは、点灯電力、放電灯電圧および発光量の時間的な変化を表している。
図5に示すように、現時点の放電灯6で計測される放電灯電圧は、一般に、経時変化によって、未使用(新品)の放電灯6の放電灯電圧より高くなる。第1点灯電力は、実施の形態1に係る放電灯点灯装置の場合と同様に、放電灯6の点灯直後は、その放電灯6の定格電力を超える例えば75Wに制御され、放電灯6の点灯による放電灯電圧の上昇または温度上昇に連れて徐々に低下し、最終的に定常点灯状態の35Wに至るように制御される。この第1点灯電力の変化は、従来の点灯電力の変化と同じである。
また、第2点灯電力は、メタルハライドによる発光が行われる前の所定のタイミング、例えば放電灯6が点灯してから「2+H秒」後(時刻T0)から緩やかに増加し、メタルハライドによる発光の開始後(時刻T1)から緩やかに低下するように制御される。ここで、「H」は、現時点の放電灯6で計測される放電灯電圧の現時点の最低電圧と、既に記憶部9aに記憶されている新品時の最低電圧との差に基づき算出される時間である。この第2点灯電力が第1点灯電力に加算された電力が、実際に放電灯6に供給される。
以下、放電灯点灯装置において行われる制御を具体的に説明する。電源スイッチ2が閉成されると、実施の形態1に係る放電灯点灯装置と同様の動作にて、放電灯6は、放電を開始する。放電灯6が放電を開始すると、放電灯6には電流が流れ、第1点灯電力(75W)が、時刻0において、放電灯6に供給される。これにより、放電灯6は、所定の発光量で発光を開始し、放電灯6の電極またはガラス球などといった各部位が加熱されながら、発光量が徐々に増加する。
第1点灯電力によって電極またはガラス球などが一様かつ適度に加熱されるタイミング(時刻T1に先立つ時刻T0)から、第2点灯電力が第1点灯電力に加算され、さらに大きな電力が放電灯6に供給される。この際、時刻T0は、上述したように、放電灯6が点灯してから「2+H秒」後に設定される。したがって、第2点灯電力を第1点灯電力に加算するタイミングが、実施の形態1に比べて「H」秒だけ遅延される。これにより、キセノンガスによる発光からメタルハライドによる発光に移行する時刻T1においては、第1点灯電力のみによる発光量よりも大きい発光量が確保される。以後の動作は、実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作と同じである。
次に、図5に示した制御を実現するための放電灯点灯装置の動作を、制御部9で行われる放電灯点灯処理を中心に、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、実施の形態1に係る放電灯点灯装置と同様の処理を行うステップには、実施の形態1で使用した符号を付して説明を簡略化または省略する。
電源スイッチ2が投入されることにより、放電灯点灯処理が開始される。この放電灯点灯処理では、まず、放電灯は高温であるかどうかが調べられる(ステップST11)。このステップST11において、放電灯は高温でないことが判断されると、放電灯電圧の最低電圧の差Dが算出される(ステップST31)。すなわち、制御部9は、現時点における放電灯電圧の最低電圧を計算し、この計算により得られた最低電圧から、記憶部9aから読み出した放電灯電圧の新品時の最低電圧を減算して差Dを算出する。
次いで、低温時の点灯処理が行われる(ステップST12)。次いで、遅延時間Hが算出される(ステップST32)。すなわち、制御部9は、ステップST31で算出した差Dに所定の係数Kを乗算することにより、遅延時間Hを算出する。例えば、係数KをK=0.5として、記憶部9aに記憶されている放電灯電圧の新品時の最低電圧が25V、現時点の放電灯電圧の最低電圧が28Vであれば、差DはD=3(D=28−25)となり、遅延時間HはH=1.5(H=O.5×3)となる。したがって、第2点灯電力を第1点灯電力に加算する処理を開始する時刻T0は、放電灯6が点灯されてから3.5秒後(2秒+1.5秒)となる。
次いで、点灯開始から「2+H」秒が経過したか、つまり時刻T0に至ったかどうかが調べられる(ステップST33)。このステップST33において、「2+H」秒が経過していないことが判断されると、シーケンスはステップST22に進む。一方、「2+H」秒が経過したことが判断されると、次いで、電力を緩やかに増加させる処理が行われる(ステップST14)。以後の処理は、実施の形態1に係る放電灯点灯装置の処理と同じである。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置によれば、実施の形態1に係る放電灯点灯装置により得られる効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、放電灯6の経時変化を点灯直後の電圧から判断し、寿命の末期に近づいた放電灯6に対しては第1点灯電力に加算する電力を少なくするように構成したので、過度のストレスを放電灯6に加えることがなくなり、その寿命を縮めることがない。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2の説明において、理解を容易にするために、いくつかの具体的な値を用いたが、この発明は、説明に使用した値に制限されるものではなく、放電灯6などの種類に応じて、種々の値を用いることができる。また、制御部9は、マイクロコンピュータを用いたデジタル回路によって構成したが、アナログ回路によって構成現することもできる。
この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 直流電源、2 電源スイッチ、3 DC/DCコンバータ、4 DC/ACインバータ、5 イグナイタ、6 放電灯、7 電圧検出器、8 電流検出器、9 制御部。

Claims (6)

  1. 水銀を使用しない放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、
    直流電源の出力電圧を変換するDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの出力を矩形波の交流に変換するDC/ACインバータと、
    前記DC/ACインバータの出力に高電圧パルスを重畳して前記放電灯に供給するイグナイタと、
    前記直流電源が投入された際は、前記放電灯が所定の発光量を満足するように前記DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する制御部と
    を備えた放電灯点灯装置。
  2. 前記所定の発光量は、定常状態と非定常状態とに区分けされ、非定常状態の時、所定時間直流電源から投入した電力を増減して必要な発光量を確保するように前記DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 水銀を使用しない放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、
    直流電源の出力電圧を変換するDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの出力を矩形波の交流に変換するDC/ACインバータと、
    前記DC/ACインバータの出力に高電圧パルスを重畳して前記放電灯に供給するイグナイタと、
    前記直流電源の投入直後は前記放電灯の定格電力を超える第1点灯電力を出力し、前記直流電源の投入から所定時間が経過した後に、前記第1点灯電力に第2点灯電力を所定時間だけ加算して出力し、その後、前記第1点灯電力が、前記放電灯の定格電力まで漸減するように、前記DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する制御部と
    を備えた放電灯点灯装置。
  4. 制御部は、直流電源の投入直後に放電灯の温度の高低を調べ、該放電灯の温度が低いことを判断した場合にのみ、直流電源の投入から所定時間が経過した後に、第1点灯電力に第2点灯電力を所定時間だけ加算して出力するように、DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  5. 制御部は、直流電源の投入から所定時間が経過する前から第2点灯電力を漸増させ、所定時間が経過した後に該第2点灯電力を漸減させるように、DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  6. 未使用新品の放電灯が接続され点灯された後に計測される放電灯電圧の最低電圧を記憶する記憶部を備え、
    制御部は、放電灯の点灯後に計測された放電灯電圧の最低電圧と前記既に記憶部に記憶されている新品時の最低電圧との差に基づき、第2点灯電力の漸増を開始させるタイミングを変える
    ことを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
JP2007335887A 2007-12-27 2007-12-27 放電灯点灯装置 Expired - Fee Related JP4776612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335887A JP4776612B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335887A JP4776612B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 放電灯点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009158322A true JP2009158322A (ja) 2009-07-16
JP4776612B2 JP4776612B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=40962108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335887A Expired - Fee Related JP4776612B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4776612B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582271A (ja) * 1991-09-19 1993-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放電ランプ点灯装置
JP2003338390A (ja) * 2002-03-11 2003-11-28 Denso Corp 放電灯装置
JP2004119164A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Matsushita Electric Works Ltd 放電ランプ点灯装置
JP2008235199A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Harison Toshiba Lighting Corp 放電灯点灯装置、画像投影装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582271A (ja) * 1991-09-19 1993-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放電ランプ点灯装置
JP2003338390A (ja) * 2002-03-11 2003-11-28 Denso Corp 放電灯装置
JP2004119164A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Matsushita Electric Works Ltd 放電ランプ点灯装置
JP2008235199A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Harison Toshiba Lighting Corp 放電灯点灯装置、画像投影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4776612B2 (ja) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100583485B1 (ko) 고압 방전 램프 점등 장치 및 자동차용 헤드라이트 장치
JP4561097B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明装置
JP4342810B2 (ja) 高圧金属蒸気放電ランプ点灯装置および自動車用前照灯装置
JP4171285B2 (ja) 高圧放電灯の点灯方法および点灯装置
WO2009145108A1 (ja) 放電灯点灯装置、車載用高輝度放電灯点灯装置、車載用前照灯及び車両
JP2005235445A (ja) 光源装置
JP4776612B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4804451B2 (ja) 放電灯点灯装置
EP2690933A1 (en) Discharge lamp electronic ballast luminaire and vehicle with same
JP4175571B2 (ja) 高圧放電ランプ点灯装置および自動車用ヘッドライト装置
TW200403959A (en) Light source device and power supply thereof
JP4717056B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4428010B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP5347065B2 (ja) 高圧放電ランプ点灯装置、それを用いた高圧放電ランプ装置、その高圧放電ランプ装置を用いたプロジェクタ、および高圧放電ランプの点灯方法
JP2002208494A (ja) 高圧放電ランプ点灯装置および自動車用ヘッドライト装置
JP2005209580A (ja) 高圧放電ランプ点灯装置および自動車前照灯
JP4481256B2 (ja) 放電管点灯装置
JP4624137B2 (ja) 放電灯点灯装置及び放電灯点灯方法
JP2003133096A (ja) 放電灯点灯装置
JP4605551B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置及び高圧放電灯の点灯方法
JP2012169080A (ja) 点灯装置、灯具および点灯方法
JP2002352987A (ja) 放電灯点灯装置
JP2018037334A (ja) 放電ランプ点灯装置
JP2002110380A (ja) 高輝度放電灯の点灯方法及び装置
JP2008186686A (ja) 放電ランプ点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4776612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees