JP2003338390A - 放電灯装置 - Google Patents

放電灯装置

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JP2003338390A JP2002372516A JP2002372516A JP2003338390A JP 2003338390 A JP2003338390 A JP 2003338390A JP 2002372516 A JP2002372516 A JP 2002372516A JP 2002372516 A JP2002372516 A JP 2002372516A JP 2003338390 A JP2003338390 A JP 2003338390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプ特に水銀レスランプにおいて、ランプ個
体差によるランプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオ
ーバーシュート、アンダーシュートを抑制し、光束をス
ムーズに100%に収束させること。 【解決手段】ランプ点灯開始直後のランプ電圧または相
当信号電圧を記憶する初期点灯電圧記憶回路320と、
ランプ電圧または相当信号電圧から上記ランプ点灯開始
直後のランプ電圧または相当信号電圧を減算しランプ電
圧変化値ΔVLを求めるΔVL検出回路350とを備
え、ランプ電圧変化値ΔVLに基づいてランプ印加電力
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯を点灯
する放電灯装置、特に車両用前照灯に用いるのに好適な
放電灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧放電灯(以下、ランプまたは
バルブという)を車両用前照灯に適用し、車載バッテリ
電圧をトランスにて高電圧化した後、この高電圧の極性
をインバータ回路にて切り替え、ランプを交流点灯させ
るようにしたものが種々提案されている(特開平9−1
80888号公報、特開平8−321389号公報参
照)。ここで、トランスの1次側には1次電流を制御す
るためのスイッチング素子が設けられており、ランプ電
圧とランプ電流に基づいてスイッチング素子をPWM
(パルス幅変調)制御して、ランプへの供給電力を制御
するようにしている。つまり、ランプ電圧とランプ電流
の関係を規定する所定の制御線に従ってランプへ所望の
電力を供給するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在車両用
前照灯に適用されるランプは、定格35W、ランプ電圧
85V、ランプ電流0.41Aである。このランプには
微量の水銀が封入されており、廃棄時の環境汚染の問題
から水銀レス(水銀フリー)のランプが望まれている。
水銀レスのランプでは、安定時のランプ電圧が従来と比
べ半分程度の電圧となる。また、点灯初期のランプ電圧
は、従来と比べほぼ同程度の電圧で約27V前後とな
る。また、点灯初期にわずかなランプ電圧の上昇で急激
に光束が立ち上がるという特徴がある。このため、従来
のランプ電圧とランプ電流によるランプ電力制御では所
望の電力に制御することができないという問題が生じ
る。
【0004】ランプを車両用前照灯に適用するには、点
灯スイッチをオンした後光束を早く立ち上げる(早く明
るくする)必要があり、そのために点灯初期に定格電力
より大きな電力をランプに印加して光束の立ち上がりを
早くしている。具体的には、現状35Wランプ(D2S
orD2Rバルブ)では、点灯初期に70W程度をラン
プに印加し、その後徐々に電力を減らし安定状態の35
Wに制御している。この制御は、図7に示すランプ電圧
とランプ電流の関係を規定する所定の制御線に従って行
っており、図7から明らかなように点灯初期のランプ電
圧は約27V、安定時電圧は約85Vであり、ランプ電
圧が27Vから85Vへ58V変化することに応じてラ
ンプ電力を70Wから35Wへ減らすようにする。
【0005】水銀レスのランプでも従来の制御と同様
に、点灯スイッチがオンした後光束を早く立ち上げる
(早く明るくする)必要がある。そのために点灯初期は定
格電力より大きいな電力をランプに印加し光束の立ち上
がりを早くすることが必要であり、具体的には、水銀レ
スの35Wランプでは、点灯初期に90W程度をランプ
に印加し、その後徐々に電力を減らし安定状態の35W
に制御する必要がある。水銀レスのランプの点灯初期の
ランプ電圧は従来ランプとほぼ同じで27V程度である
が、安定時のランプ電圧は約42V程度と従来ランプの
半分程度である。このようなランプ電圧特性をもつラン
プを図7に示す従来の制御線に基づく制御によって行う
とすると、ランプ電圧が27Vから42Vへ15V変化
することに応じてランプ電力を90Wから35Wへ55
W減らすように制御すればよいことになる。すなわち、
従来ランプでは、58Vの電圧変化値に対し35Wの電
力減でありその比率は小さかったが、水銀レスランプで
は、15Vの電圧変化値に対し55Wの電力減でありそ
の比率は大きくなっている。
【0006】点灯初期のランプ電圧は、現状ランプ、水
銀レスランプともに27V程度であるが、±数Vはばら
つく。現行の制御方法では、このバラツキはランプ電力
のバラツキとなる。特に、水銀レスランプの場合、点灯
初期から安定状態までのランプ電圧変化が15V程度と
小さく上記比率が大きいため、点灯初期のランプ電圧の
バラツキはランプ電力の変化状況に大きく影響し、安定
状態までのランプ電圧がばらつくことで点灯時の光束立
ち上がり特性が大きくばらつき、自動車用の光束立ち上
がり特性を規定した規格値を満足できないという問題が
生じる。
【0007】本発明は、上記の如き水銀レスランプの問
題点に対し鋭意検討をした結果なされたものであり、以
下、図8に基づいて本発明をなすに至った経緯を説明す
る。
【0008】図8(A)は、点灯開始からの経過時間に
対応した光束の変化を示している。また、図8(B)
は、点灯開始からの経過時間に対応したランプ電圧の変
化を示しており、ランプのバラツキをバルブa、バルブ
b、バルブcの3個のバルブ(ランプ)で代表させてい
る。なお、図8(A)と図8(B)の時間軸は一致させ
てある。
【0009】点灯開始後、光束を早く立ち上げるため
に、ランプに約90Wの定電力を印加すると、図8
(A)に示すように、点灯直後に約50%程度であった
光束は、時間経過とともに徐々に増加し、数秒後に急速
に増加し始め、その後も上記定電力を印加し続けると図
示破線のようにオーバーシュートに至る。また、各バル
ブa,b,cの点灯初期のランプ電圧は、それぞれ図8
(B)に示すように異なる電圧値をもちながら増加す
る。本発明者らは、このような点灯初期のバルブのラン
プ電圧の変化において、光束が80%〜100%程度に
到達した時点(図8(B)図示のタイミングE)でのラ
ンプ電圧の変化値ΔVL(第1の変化値ΔVL1)が、
点灯初期のランプ電圧が異なるバルブa,b,cにおい
てほぼ一定値になる、つまり、ΔVLa1≒ΔVLb1
≒ΔVLc1となることを見出した。そして、どのバル
ブを使用する場合であっても、ランプ電圧の変化値ΔV
Lが第1の変化値ΔVL1まで増大した時点でランプ印
加電力を減らす制御を開始することによって、光束のオ
ーバーシュートを防止することができることを見出し
た。
【0010】さらに、本発明者らは、ランプ電圧の変化
値ΔVLが第1の変化値ΔVL1(ΔVLa1、ΔVL
b1、ΔVLc1)まで増大した時点以降の電力制御に
ついて、ΔVLが第1の変化値ΔVL1(ΔVLa1、
ΔVLb1、ΔVLc1)から第2の変化値ΔVL2
(ΔVLa2、ΔVLb2、ΔVLc2)に達する間、
ΔVLの変化に応じてランプ印加電力を制御することに
より、ランプの個体差によるランプ電圧のバラツキを吸
収でき、ランプ電圧がばらついても光束のオーバーシュ
ート、アンダーシュートを抑制でき、光束をスムーズに
100%に収束させることができることを見出した。な
お、図8において、Aはランプに90Wを印加している
期間、B,C,Dは、それぞれのバルブa,b,cにお
いてΔVLに応じてランプ電力が制御される期間を表し
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1によると、現在
のランプ電圧または相当信号電圧からランプ点灯直後の
ランプ電圧または相当信号電圧を減算してランプ電圧変
化値ΔVLを求め、このΔVLに基づいてランプ印加電
力を制御するようにしたため、ランプの個体差によるラ
ンプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオーバーシュー
ト、アンダーシュートを抑制し、光束をスムーズに10
0%に収束させることができる。
【0012】請求項2は、ランプ電圧変化値ΔVLの基
準値となるランプ点灯直後のランプ電圧または相当信号
電圧は、その値が低ければ低い程、同一の値である現在
のランプ電圧または相当信号電圧に対するΔVLの値を
大きくし、大きな値のΔVLを用いることがランプ電力
制御を容易化する点にかんがみなされており、ランプ電
圧が最低電圧となる現象が発現する時間帯、つまり光束
が最低となる現象が発現する時間帯におけるランプ電圧
または相当信号電圧を基準値として記憶するようにした
ものである。
【0013】請求項3は、光束が最低となる時間帯が通
常点灯開始から6秒以内であることに基づいたものであ
る。
【0014】請求項4は、上記時間帯における最低電圧
値をランプ電圧または相当信号電圧として記憶すること
により、上述したようにランプ電力制御を容易に行うこ
とができるようになる。
【0015】請求項5によると、現在のランプ電圧又は
相当信号電圧からランプ点灯直後のランプ電圧又は相当
信号電圧を減算してランプ電圧変化値ΔVLを求め、こ
のΔVLに基づいてランプ印加電力を制御するととも
に、ΔVLが所定値以上に達した時点からの経過時間に
応じてタイマー回路によりランプ印加電力を徐々に低減
し安定時のランプ電力制御に移行するようにしたため、
ランプの個体差によるランプ電圧のバラツキを吸収で
き、光束のオーバーシュート、アンダーシュートを抑制
し、光束をスムーズに100%に収束させることができ
る。
【0016】ランプ消灯後ランプ電極が冷え切らない状
態で再び点灯した場合(以後、ホットスタート時とい
う。)、点灯直後のランプ電圧はランプが冷え切った状
態での点灯直後のランプ電圧に比べて高くなる。したが
って、ΔVLは低い値となり、ΔVLが所定値に達する
までの時間が長くなり、タイマー回路による電力低減が
遅れ、その結果光束のオーバーシュートが発生する。請
求項6によると、ΔVLとは関係なく、点灯開始から所
定時間後にタイマー回路によりランプ印加電力を徐々に
低減し安定時のランプ印加電力制御に移行するようにし
たため、ランプの再点灯時においてもランプの個体差に
よるランプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオーバー
シュート、アンダーシュートを抑制し、光束をスムーズ
に100%に収束させることができる。
【0017】請求項7によると、ランプ点灯前の消灯時
間に応じて設定される所定時間後にタイマー回路により
ランプ印加電力を低減するようにしたため、ランプの電
極温度に左右されることなく再点灯時の正確な電力制御
ができるようになる。
【0018】請求項8は、現在のランプ電圧又は相当信
号電圧からランプ点灯直後のランプ電圧又は相当信号電
圧を減算してランプ電圧変化値ΔVLを求め、このΔV
Lに基づいてランプ印加電力を制御するとともに、ΔV
Lが所定値以上に達した時点、又は、ランプ電圧が所定
値以上に達した時点のどちらか先に所定値以上に達した
時点からの経過時間に応じてタイマー回路によりランプ
印加電力を徐々に低減し安定時のランプ電力制御に移行
するようにした。このため、ランプが冷え切った状態で
点灯開始した場合(以下、コールドスタート時とい
う。)は、ΔVLが先に所定値に達しタイマー回路によ
り電力低減を行ない、一方、ホットスタート時は、ラン
プ電圧が先に所定値に達しタイマー回路により電力低減
を行なう。これは、コールドスタート時での点灯直後の
ランプ電圧はホットスタート時での点灯直後のランプ電
圧と比べて低いためΔVLは高い値となり、一方、ホッ
トスタート時での点灯直後のランプ電圧はコールドスタ
ート時での点灯直後のランプ電圧に比べ高く、時間経過
とともにランプ電圧はさらに上昇してゆくからである。
ΔVLが所定値以上に達した時点、又は、ランプ電圧が
所定値以上に達した時点のどちらか先に所定値に達した
時点からの経過時間に応じタイマー回路によりランプ印
加電力を徐々に低減し安定時のランプ電力制御に移行す
るようにしたため、ランプの個体差によるランプ電圧の
バラツキを吸収でき、光束のオーバーシュート、アンダ
ーシュートを抑制し、光束をスムーズに100%に収束
させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1は、一実施形態に係る放電灯装置を車
両用前照灯に適用した場合の全体構成を示す。
【0021】図1において、1は直流電源としての車載
バッテリ、2は車両用前照灯であるランプ(高圧放電
灯)、3はランプ2の点灯スイッチをそれぞれ表す。
【0022】放電灯装置は、直流電源回路(DC−DC
コンバータ)4、テークオーバ回路5、インバータ回路
6、始動回路7等の回路機能部を有している。
【0023】DC−DCコンバータ4は、バッテリ1側
に配された1次巻線41aとランプ2側に配された2次
巻線41bを有するフライバックトランス41と、1次
巻線41aに接続されたMOSトランジスタ42と、2
次巻線41bに接続された整流用ダイオード43と、平
滑用コンデンサ44とによって構成され、バッテリ電圧
VBを昇圧した昇圧電圧を出力する。すなわち、MOS
トランジスタ42がオンすると、1次巻線41aに電流
が流れて1次巻線41aにエネルギーが蓄えられ、MO
Sトランジスタ42がオフすると、1次巻線41aのエ
ネルギーが2次巻線41bに供給される。そして、この
ような動作を繰り返すことにより、ダイオード43とコ
ンデンサ44の接続点から高電圧が出力される。
【0024】テークオーバ回路5は、コンデンサ51と
抵抗52から構成され、点灯スイッチ3がオンした後に
コンデンサ51が充電されることによって、ランプ2を
電極間での絶縁破壊から速やかにアーク放電に移行させ
る。
【0025】インバータ回路6は、ランプ2を交流点灯
させるもので、Hブリッジ回路61とブリッジ駆動回路
62,63から構成されている。Hブリッジ回路61
は、Hブリッジ状に配置された半導体スイッチング素子
をなすMOSトランジスタ61a〜61dからなる。ブ
リッジ駆動回路62,63は、後述するHブリッジ制御
回路400からの信号によって、MOSトランジスタ6
1a,61dとMOSトランジスタ61b,61cを交
互にオンオフ駆動する。この結果、ランプ2の放電電流
の向きが交互に切り替わり、ランプ2の印加電圧(放電
電圧)の極性が反転してランプ2が交流点灯する。始動
回路7は、Hブリッジ回路61の中点電位点とバッテリ
1の負極端子との間に設置され、1次巻線71aと2次
巻線71bを有するトランス71、ダイオード72,7
3、抵抗74、コンデンサ75およびサイリスタ76か
ら構成されており、ランプ2を点灯始動させる。すなわ
ち、点灯スイッチ3がオンすると、コンデンサ75が充
電を開始し、この後、サイリスタ76がオンすると、コ
ンデンサ75が放電を開始し、トランス71を通じてラ
ンプ2に高電圧を印加する。その結果、ランプ2が電極
間で絶縁破壊し点灯する。
【0026】上述したMOSトランジスタ42、ブリッ
ジ駆動回路62,63、サイリスタ76は、制御回路1
0によって制御される。この制御回路10には、DC−
DCコンバータ4とインバータ回路6の間のランプ電圧
(すなわちインバータ回路6に印加される電圧)および
インバータ回路6からバッテリ1の負極側に流れるラン
プ電流ILなどが入力されている。なお、ランプ電流I
Lは電流検出用抵抗8により電圧として検出される。
【0027】図2に、制御回路10のブロック構成を示
す。制御回路10は、MOSトランジスタ42をPWM
信号によってオンオフさせるPWM制御回路100と、
ランプ電圧を信号用ランプ電圧VLに変換するランプ電
圧検出回路200と、ランプ電圧VLとランプ電流IL
が入力されランプ電力を所望値に制御するランプパワー
制御回路300と、Hブリッジ回路61を制御するHブ
リッジ制御回路400と、サイリスタ76をオンさせて
ランプ2に高電圧を発生させる高電圧発生制御回路50
0とから構成されている。
【0028】次に、上記構成の放電灯装置の点灯動作を
説明する。
【0029】点灯スイッチ3がオンすると、図1に示す
各部に電源が供給される。そして、PWM制御回路10
0は、MOSトランジスタ42をPWM制御する。その
結果、フライバックトランス41の作動によって、バッ
テリ電圧VBを昇圧した電圧がDC−DCコンバータ4
から出力される。また、Hブリッジ制御回路400は、
Hブリッジ回路61におけるMOSトランジスタ61a
〜61dを対角線の関係で交互にオンオフさせる。この
ことにより、DC−DCコンバータ4から出力された高
電圧が、Hブリッジ回路61を介して始動回路7のコン
デンサ75に供給され、コンデンサ75が充電される。
【0030】この後、高電圧発生制御回路500は、H
ブリッジ制御回路400から出力されるMOSトランジ
スタ61a〜61dの切り替えタイミングを知らせる信
号に基づいて、サイリスタ76にゲート駆動信号を出力
し、サイリスタ76をオンさせる。そして、サイリスタ
76がオンすると、コンデンサ75が放電し、トランス
71を通じてランプ2に高電圧が印加される。その結
果、ランプ2が電極間で絶縁破壊し、点灯始動する。
【0031】この後、Hブリッジ回路61によりランプ
2への放電電圧の極性(放電電流の向き)を交互に切り
替えることで、ランプ2が交流点灯される。また、ラン
プパワー制御回路300によって、ランプ電力が所望値
となるように制御し、ランプ2の点灯を維持する。な
お、ランプ電圧検出回路200は、インバータ回路6に
印加される電圧をランプ電圧として入力し、これを信号
電圧となるランプ電圧VLに変換する。
【0032】次に、ランプパワー制御回路300につい
て、その具体的構成を示す図3に基づいて説明する。
【0033】ランプパワー制御回路300は、ランプ2
の点灯状態を示す信号であるランプ電圧VLやランプ電
流IL等に応じた出力を発生する誤差増幅回路301の
出力がPWM制御回路100に入力されるようになって
いる。PWM制御回路100は、誤差増幅回路301の
出力電圧が大きくなるほど、MOSトランジスタ42を
オンオフさせるデューティ比を大きくして、ランプ電力
を増加させる。
【0034】点灯初期電圧記憶回路(点灯初期電圧記憶
手段)320は、ランプ点灯開始直後のランプ電圧VL
を記憶し、記憶したランプ電圧VLsを出力する。
【0035】ΔVL検出回路(ΔVL検出手段)350
は、ランプ電圧VLから点灯初期電圧記憶回路320に
て記憶したランプ電圧VLsを減算し、ランプ電圧の点
灯初期電圧(VLs)からの変化電圧値(ランプ電圧変
化値)ΔVLを求め、ランプ電圧変化値ΔVLを出力す
る。
【0036】誤差増幅回路301の非反転入力端子に
は、基準電圧Vr1が入力され、反転入力端子には、ラ
ンプ電力を制御するためのパラメータとなる電圧V1が
入力されており、誤差増幅回路301は、基準電圧Vr
1と電圧V1の差に応じた電圧を出力する。この電圧V
1は、ランプ電流ILと、一定電流i1と、第1電流設
定回路302にて設定される電流i2と、第2電流設定
回路303にて設定される電流i3と、第3電流設定回
路304にて設定される電流i4と、第4電流設定回路
305にて設定される電流i5に基づいて決定される。
なお、電流i1と電流i2と電流i3と電流i4と電流
i5の和は、ランプ電流ILより十分小さく設定され
る。
【0037】ここで、第1電流設定回路302は、図3
に示すように、ランプ電圧VLが高くなるほど電流i2
を大きく設定し、第2電流設定回路303は、図3に示
すように、ランプ電圧VLが第1の所定値以下では電流
i3を零、VLが第2の所定値以上ではi3を一定値、
VLが第1の所定値以上かつ第2の所定値以下ではVL
が高くなるほどi3を大きく設定し、第3電流設定回路
304は、点灯初期のランプ電圧値に対するランプ電圧
VLの変化値つまりランプ電圧変化値ΔVLが第1の所
定値以下では電流i4を一定値、第2の所定値以下では
i4を一定値、第1の所定値以上かつ第2の所定値以下
ではΔVLが大きくなるほどi4を大きく設定する。第
4電流設定回路304は、図3に示すように、点灯後の
経過時間Tが長くなるほど電流i5を大きく設定し、点
灯開始から数十秒経過後はi5を一定値に設定する。
【0038】そして、このランプパワー制御回路300
は、点灯後の経過時間T、ランプ電圧VL、ランプ電流
IL、ランプ電圧変化値ΔVLなどに応じた電圧を出力
してランプ電力を制御し、点灯初期にはランプ電力を大
きな値(例えば90W)として、ランプからの光束を早
く立ち上げ(早く明るくし)、光束の立ち上がりととも
にランプ電力を徐々に低下させてゆき、ランプ2が安定
状態になるとランプ電力を所定値(例えば35W)に制
御する。
【0039】次に、点灯初期電圧記憶回路320とΔV
L検出回路350について、その具体的構成を示す図4
に基づいて説明する。
【0040】点灯初期電圧記憶回路320は、演算増幅
器321とスイッチ322とコンデンサ323とで構成
されるサンプルホールド回路と、スイッチ322の開閉
を制御するスイッチコントロール回路325と、上記サ
ンプルホールド回路の出力電圧をインピーダンス変換す
るボルテージフォロワ回路を構成する演算増幅器324
とで構成される。
【0041】ランプ電圧VLは、演算増幅器321の非
反転入力端子に入力され、スイッチ322がオン状態に
おいてコンデンサ323はランプ電圧VLと同じ電圧に
なるよう制御される。スイッチ322がオフすると、コ
ンデンサ323の充電電圧は、オフ時点のコンデンサ3
23に充電されている電圧にホールド(記憶)され、そ
の後スイッチ322がオンするまでその電圧を維持す
る。
【0042】スイッチコントロール回路325は、点灯
開始したことを検出し、点灯開始時点から所定時間経過
するまでスイッチ322をオン状態に保ち、所定時間経
過後オフ状態に制御するスイッチ制御信号を生成する。
【0043】次に、タイマー回路である電流設定回路3
05について、その具体的構成を示す図5、図7及び作
動を示す図6、図8に基づいて説明する。なお、図5及
び図6は第1実施例であって請求項5〜7に対応し、図
7及び図8は第2実施例であって請求項8に対応する。
【0044】第1実施例(図5、図6)について 図5において、コンパレータ503は、端子501のラ
ンプ電圧変化値ΔVLと基準電圧源504の基準電圧V
R1とを比較し、ΔVLがVR1以上のときハイレベル
の出力となる。端子502には、点灯開始から所定時間
後にローレベルからハイレベルに反転する信号TSが入
力される。上記所定時間は点灯前の消灯時間に応じて設
定されており、消灯時間が長い場合つまりコールドスタ
ート時には長い時間に、短い場合つまりホットスタート
時には短い時間に設定されている。
【0045】NORゲート505は、コンパレータ50
3の出力と信号TSとの論理をとり、トランジスタ50
6を駆動する。端子517には定電圧が印加される。オ
ペアンプ509の非反転入力には電圧Vaが入力され
る。Vaは、トランジスタ506の遮断時には、上記定
電圧を抵抗507と508で分圧した分圧電圧となり、
一方、トランジスタ506の導通時には、トランジスタ
506のコレクタ・エミッタ間の電圧降下が小さいため
ほぼ0Vとなる。オペアンプ509とダイオード510
は、一方向性のバッファ回路を構成しており、ダイオー
ド510のカソード側の電圧がVaより低い場合にの
み、出力電圧をVaと同じ電圧値となるよう制御する。
【0046】トランジスタ506が遮断状態のときは、
上記のようにVaは分圧電圧となり、この分圧電圧Va
がオペアンプ509及びダイオード510を介して抵抗
512とコンデンサ513と抵抗514とで構成される
時定数回路に印加され、コンデンサ513は抵抗512
を介して充電される。コンデンサ513の充電電圧Vc
は、充電開始から、コンデンサ513の静電容量Cと抵
抗512の抵抗値Rをパラメータとする時定数CRによ
って決まる所定時間が経過したとき、Vaと同じ電圧値
になる。
【0047】一方、トランジスタ506が導通状態のと
きは、上記のようにVaはほぼ0Vとなり、コンデンサ
513に充電されていた電荷は、抵抗512,514を
介して放電される。
【0048】このように、トランジスタ506の導通、
遮断に応じてコンデンサ513の充電、放電が行なわ
れ、コンデンサ513の充電はダイオード510及び抵
抗512を介して行なわれ、一方、コンデンサ513の
放電は抵抗512,514を介して行なわれる。
【0049】充電電圧VcはV−I変換回路515に入
力され、V−I変換回路515はVcをその電圧値に比
例した電流値の電流i5に変換し、i5は端子516か
ら出力される。なお、端子518は、タイマー回路30
5の電源供給端子である。
【0050】図6は、コールドスタート時及びホットス
タート時の各部の波形を示す。
【0051】コールドスタート時に、タイミングt0で
放電灯装置に電源が入ると、放電灯装置は作動を開始
し、タイミングt10で点灯が開始され、ランプ電圧VL
は瞬時に大幅に低下する。点灯開始後、ランプ電圧変化
値ΔVLは時間の経過とともに徐々に増大してゆき、タ
イミングt1でΔVLが基準電圧VR1に達すると、コ
ンパレータ503の出力はハイレベルに反転し、トラン
ジスタ506は導通状態から遮断状態へとスイッチング
し、分圧電圧Vaが時定数回路に印加され、コンデンサ
513は充電を開始する。充電開始後、充電電圧Vc
は、上記時定数CRに基づき徐々に増大してゆく。な
お、充電開始後、タイミングt0から時間TD1が経過
したタイミングt2で信号TSがハイレベルに反転する
が、トランジスタ506は依然として遮断状態を保ち、
コンデンサ513の充電は継続される。そして、Vc
は、充電開始から上記時定数CRにより決定される所定
時間が経過したときVaと同じ電圧値になり、以後、こ
の電圧値を保つ。
【0052】このように、充電電圧Vcは、ランプ電圧
変化値ΔVLが基準電圧VR1つまり所定値まで増大し
たタイミングt1から、時定数CRに基づいて徐々に増
大し、この時定数CRで定まる所定時間が経過したとき
からVaと同じ電圧値になり一定値となる。そして、こ
のVcに比例した電流i5が端子516から出力され、
ランプ印加電力は時間経過にともない徐々に低減してゆ
く。
【0053】その後、タイミングt3で電源が切られる
と、放電灯装置は消灯する。また、電源が切られると、
コンデンサ513は抵抗512と514を介して放電を
開始する。このコンデンサ513の放電は、コンデンサ
513の静電容量Cと抵抗512と514の直列抵抗値
R´とで定まる時定数CR´に基づいて行なわれる。
【0054】このコンデンサ513の放電が完了する前
のタイミングt4で電源が入ると、コールドスタート時
と同様、放電灯装置は点灯を開始する。
【0055】このホットスタート時には、点灯直後のラ
ンプ電圧VLはコールドスタート時と比べて高く、VL
はその状態から時間経過とともに徐々に上昇し安定時の
電圧に至る。すなわち、VLの上昇がコールドスタート
時と比べて緩やかとなり、ランプ電圧変化値ΔVLの上
昇も緩やかとなる。そのため、点灯開始からΔVLが所
定値VR1に達するタイミングt6までの時間は、コー
ルドスタート時より長くなる。一方、信号TSがハイレ
ベルに反転するまでの時間は、Toff時間に応じて設定
されており、コールドスタート時には長い時間TD1に
設定され、ホットスタート時には短い時間TD2に設定
されているため、ΔVLが所定値VR1に達する前のタ
イミングt5で信号TSはハイレベルに反転するように
なる。このため、タイミングt5でNORゲート505
の出力はローレベルに反転し、トランジスタ506は導
通状態から遮断状態へとスイッチングし、分圧電圧Va
が時定数回路に印加され、コンデンサ513は放電動作
から充電動作へと切り替わる。充電開始後、充電電圧V
cは、上記時定数CRに基づき徐々に増大してゆく。そ
して、Vcは、充電開始から上記時定数CRにより決定
される所定時間が経過したときVaと同じ電圧値にな
り、以後、この電圧値を保つ。
【0056】このように、充電電圧Vcは、信号TSが
ハイレベルに反転したタイミングt5での電圧値から時
定数CRに基づいて徐々に増大し、この時定数CRで定
まる所定時間が経過したときからVaと同じ電圧値にな
り一定値となる。そして、このVcに比例した電流i5
が端子516から出力され、ランプ印加電力は時間経過
にともない徐々に低減してゆく。
【0057】さらに、タイミングt7で電源が切られて
消灯した後、タイミングt8で電源が再び入り再点灯し
たホットスタート時には、Toff時間がさらに短くラン
プの電極温度が殆ど低下していない状態で再点灯するた
め、点灯直後のランプ電圧VLは安定時の電圧値に近い
電圧値となり、ランプ電圧変化値ΔVLは所定値VR1
に達することにはならないが、信号TSが再点灯直後の
タイミングt9でハイレベルに反転することから、コン
デンサ513は充電を開始する。コンデンサ513の充
電電圧Vcはタイミングt9のとき一定値に近い電圧値
であるため、Vcは短時間で一定値まで上昇する。
【0058】上述したようなタイマー回路305では、
ホットスタート時に点灯開始から信号TSがハイレベル
に反転するまでの時間TD2を、点灯前の消灯時間Tof
fの長さに応じた時間として設定しているが、コンデン
サ513は消灯時間Toff内に放電動作を行なうことか
ら、点灯開始時のコンデンサ513の充電電圧Vcは、
消灯時間Toffに対応した電圧値となる。したがって、
点灯開始時のVcが所定値以上の場合は、ランプ電圧変
化値ΔVLの値にかかわらずコンデンサ513を充電さ
せるよう構成してもよい。この場合、コールドスタート
時はΔVLが所定値に達した時点でコンデンサ513は
充電を開始し、消灯時間Toffの短いホットスタート時
は電源投入とほぼ同時にコンデンサ513は充電を開始
するようになる。
【0059】第2実施例(図7、図8)について 第2実施例は、信号TSの代わりに、コンパレータ52
0により端子519に入力されてくるランプ電圧VLと
基準電圧源521の基準電圧VR2(所定値)とを比較
し、VLが所定値以上か否かの信号を用いる点が第1実
施例と異なるだけで、他の構成は第1実施例と同様であ
る。
【0060】したがって、コールドスタート時及びホッ
トスタート時の各部の波形は図8に示すようになり、ホ
ットスタート時には、ランプ電圧VLが所定値VR2に
達したタイミングt5でコンデンサ513は放電動作か
ら充電動作へと切り替わる。
【0061】図9に各部の波形を示す。図9において、
VBは、装置に印加される電源の電圧、VLは、ランプ
電圧、ILは、ランプ電流、SWは、スイッチ322の
オンオフ状態、VLsは、点灯初期電圧記憶回路320
の出力電圧、ΔVLは、ΔVL検出回路350の出力電
圧を示す。
【0062】装置に電源(VB)が印加されると、装置
は動作を開始する。タイミングAは点灯開始したことを
示しており、このタイミングAから所定時間経過後のタ
イミングBで、スイッチ322がオン状態からオフ状態
に切り替わり、このタイミングBで点灯初期電圧として
VLsをホールド(記憶)する。
【0063】ΔVL検出回路350は、演算増幅器35
1と抵抗352〜355で構成される減算回路である。
ここで、R1=R3、R2=R4とすると、 ΔVL=(VL−VLs)×R2/R1 となり、ランプ電圧の点灯初期電圧VLsからの変化電
圧値ΔVLとなる。
【0064】点灯初期電圧VLsは、光束が最も低い
(暗い)時のランプ電圧とすることが理想である。した
がって、上記スイッチコントロール回路325で決まる
スイッチ322をオフするまでの所定時間は、光束が最
も低い時を狙って設定しており、点灯開始から6秒以内
である。
【0065】図10に、点灯初期電圧記憶回路320の
他の実施形態を示す。図4の点灯初期電圧記憶回路32
0に対し、スイッチ322とスイッチコントロール回路
325を廃止し、ダイオード326が追加され、コンデ
ンサ323の接続を変えている。コンデンサ323は、
基準電源であるVr2に接続され、ダイオード326に
よりランプ電圧VLの最低値をコンデンサ323でホー
ルドする。ランプ電圧VLは、点灯初期に最低電圧とな
り、この時光束が最も低い。このようにランプ電圧VL
の最低電圧をホールドすることによって点灯初期電圧を
設定するようにしてもよい。
【0066】以上説明したように、本実施形態に係る放
電灯装置は、ランプ点灯開始直後のランプ電圧または相
当信号電圧を記憶する記憶手段(点灯初期電圧記憶回路
320)と、ランプ電圧または相当信号電圧から記憶手
段で記憶した点灯直後のランプ電圧または相当信号電圧
を減算しランプ電圧変化値(ΔVL)を求めるΔVL検
出手段(ΔVL検出回路350)とを備え、ΔVL検出
手段で求めたΔVLに基づいてランプ印加電力を制御す
るよう構成される。このため、ランプの個体差によるラ
ンプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオーバーシュー
ト、アンダーシュートを抑制し、光束をスムーズに10
0%に収束させることができる。
【0067】なお、ランプ点灯開始直後のランプ電圧ま
たは相当信号電圧を記憶する記憶手段は、ランプ電圧を
アナログ値からデジタル値に変換し、マイクロコンピュ
ータ等によるデジタル値で記憶してもよい。記憶した点
灯直後のランプ電圧を減算しランプ電圧の変化電圧値
(ΔVL)を求めるΔVL検出手段もマイクロコンピュ
ータ等によるデジタル演算によって行ってもよい。
【0068】また、現在のランプ電圧又は相当信号電圧
からランプ点灯直後のランプ電圧又は相当信号電圧を減
算してランプ電圧変化値ΔVLを求め、このΔVLに基
づいてランプ印加電力を制御するとともに、ΔVLが所
定値以上に達した時点からの経過時間に応じてタイマー
回路によりランプ印加電力を徐々に低減し安定時のラン
プ電力制御に移行するようにしたため、ランプの個体差
によるランプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオーバ
ーシュート、アンダーシュートを抑制し、光束をスムー
ズに100%に収束させることができる。
【0069】また、ΔVLとは関係なく、点灯開始から
所定時間後にタイマー回路によりランプ印加電力を徐々
に低減し安定時のランプ印加電力制御に移行するように
したため、ランプの再点灯時においてもランプの個体差
によるランプ電圧のバラツキを吸収でき、光束のオーバ
ーシュート、アンダーシュートを抑制し、光束をスムー
ズに100%に収束させることができる。
【0070】また、ランプ点灯前の消灯時間に応じて設
定される所定時間後にタイマー回路によりランプ印加電
力を低減するようにしたため、ランプの電極温度に左右
されることなく再点灯時の正確な電力制御ができるよう
になる。
【0071】また、現在のランプ電圧又は相当信号電圧
からランプ点灯直後のランプ電圧又は相当信号電圧を減
算してランプ電圧変化値ΔVLを求め、このΔVLに基
づいてランプ印加電力を制御するとともに、ΔVLが所
定値以上に達した時点、又は、ランプ電圧が所定値以上
に達した時点のどちらか先に所定値以上に達した時点か
らの経過時間に応じてタイマー回路によりランプ印加電
力を徐々に低減し安定時のランプ電力制御に移行するよ
うにしたため、ランプの個体差によるランプ電圧のバラ
ツキを吸収でき、光束のオーバーシュート、アンダーシ
ュートを抑制し、光束をスムーズに100%に収束させ
ることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明の放電灯装置によると、ランプ特
に水銀レスランプの個体差によるランプ電圧のバラツキ
を吸収でき、光束のオーバーシュート、アンダーシュー
トを抑制し、光束をスムーズに100%に収束させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る放電灯装置を車両用
前照灯に適用した場合の全体構成図である。
【図2】制御回路のブロック構成図である。
【図3】ランプパワー制御回路の具体的構成図である。
【図4】点灯初期電圧記憶回路とΔVL検出回路の具体
的構成図である。
【図5】タイマー回路である電流設定回路の第1実施例
の具体的構成図である。
【図6】その作動説明図である。
【図7】タイマー回路である電流設定回路の第2実施例
の具体的構成図である。
【図8】その作動説明図である。
【図9】図1における各部の波形図である。
【図10】点灯初期電圧記憶回路の他の実施形態を示す
構成図である。
【図11】従来の制御方法を説明するためのランプ電圧
とランプ電流の関係を規定する制御線図である。
【図12】本発明の背景を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】 320 記憶手段(点灯初期電圧記憶回路) 350 ΔVL検出手段(ΔVL検出回路)
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA11 AC11 BA05 BB01 BB10 BC05 CB07 DA02 DA04 DD08 DE02 DE04 DE06 GA02 GB03 GB18 HA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ点灯開始直後のランプ電圧または
    相当信号電圧を記憶する記憶手段と、 ランプ電圧または相当信号電圧から前記記憶手段で記憶
    した点灯直後のランプ電圧または相当信号電圧を減算し
    ランプ電圧変化値(ΔVL)を求めるΔVL検出手段と
    を備え、前記ΔVL検出手段で求めたΔVLに基づいて
    ランプ印加電力を制御することを特徴とする放電灯装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、ランプ点灯開始から所
    定時間経過後のランプ電圧または相当信号電圧を記憶す
    る請求項1記載の放電灯装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は6秒以内である請求項2
    記載の放電灯装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段によって記憶されるランプ
    電圧または相当信号電圧は、前記所定時間内における最
    低電圧値である請求項3記載の放電灯装置。
  5. 【請求項5】 ランプ点灯開始直後のランプ電圧または
    相当信号電圧を記憶する記憶手段と、 ランプ電圧または相当信号電圧から前記記憶手段で記憶
    した点灯直後のランプ電圧または相当信号電圧を減算し
    ランプ電圧変化値(ΔVL)を求めるΔVL検出手段
    と、 点灯後の経過時間に応じてランプ印加電力を制御するた
    めのタイマー回路とを備え、 前記ΔVL検出手段で求めたΔVLに基づいてランプ印
    加電力を制御するとともに、 前記タイマー回路は、前記ΔVL検出手段で求めたΔV
    Lが所定値以上に達した時点からの経過時間に応じてラ
    ンプ印加電力を徐々に低減し安定時のランプ印加電力制
    御に移行することを特徴とする放電灯装置。
  6. 【請求項6】 点灯開始から所定時間後にタイマー回路
    はΔVLにかかわらずランプ印加電力を徐々に低減し安
    定時のランプ印加電力制御に移行するよう作動すること
    を特徴とする請求項5記載の放電灯装置。
  7. 【請求項7】 前記所定時間は、ランプ点灯前の消灯時
    間に応じて設定される時間であることを特徴とする請求
    項6記載の放電灯装置。
  8. 【請求項8】 ランプ点灯開始直後のランプ電圧または
    相当信号電圧を記憶する記憶手段と、 ランプ電圧または相当信号電圧から前記記憶手段で記憶
    した点灯直後のランプ電圧または相当信号電圧を減算し
    ランプ電圧変化値(ΔVL)を求めるΔVL検出手段
    と、 点灯後の経過時間に応じてランプ印加電力を制御するた
    めのタイマー回路とを備え、 前記ΔVL検出手段で求めたΔVLに基づいてランプ印
    加電力を制御するとともに、 前記タイマー回路は前記ΔVL検出手段で求めたΔVL
    が所定値以上に達した時点、又は、ランプ電圧VLが所
    定値以上に達した時点のどちらか先に所定値以上に達し
    た時点からの経過時間に応じてランプ印加電力を徐々に
    低減し安定時のランプ印加電力制御に移行することを特
    徴とする放電灯装置。
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