JP2009155519A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂の劣化した部分に発生した黒色化の著しいカビ汚れに対して十分な漂白効果を有する液体漂白剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)次亜塩素酸アルカリ金属塩、(b)第4級アンモニウム型界面活性剤、(c)ケン化度70〜93%の部分ケン化型ポリビニルアルコール、及び(d)水を、それぞれ特定比率で含有する液体漂白剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体漂白剤組成物に関し、より詳細には硬質表面の汚れの除去に有用な液体漂白剤組成物に関する。
住居の硬質表面の汚れは、対象とする洗浄面によって異なり多種多様である。一般に、台所のレンジ廻りには変性油とホコリなどが複合化した汚れが付着しやすく、トイレや浴室については、無機質並びに有機質が不溶性の塩を形成しそのまま汚れとなる場合や、それらを基質として細菌やカビが繁殖し汚れとなる場合がある。硬質表面の汚れの中でも、これら細菌やカビに由来する黒ずみ汚れは、界面活性剤や研磨剤を主成分とする洗浄剤では十分に除去することが難しい。
従来、次亜塩素酸アルカリ金属塩を主成分とする漂白剤組成物は多く知られており、浴室、浴槽、台所、配水管等の硬質表面に付着した汚れ、特にカビ等に起因する汚れの除去を目的として広範囲に使用されている。
特許文献1には、次亜塩素酸水溶液に、トリアルキルアミンオキシド、ベタイン及び4級アンモニウム化合物から選ばれる界面活性剤と、脂肪酸塩、アシルサルコシネート塩、アルキルタウリド塩、糖エステル、及びアルキルエーテル硫酸塩から選ばれる界面活性剤とを含有する増粘された液体濃厚塩素漂白組成物が記載されており、特許文献2には、次亜塩素酸塩と第四級アンモニウム型カチオン活性剤を特定比率で含有する殺菌性に優れた液体殺菌漂白剤組成物が記載されている。また、特許文献3において、次亜塩素酸塩に、特定構造式の第4級アンモニウム塩並びにアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩及び両性界面活性剤から選ばれる一種以上を配合した油汚れの漂白に優れた液体漂白剤組成物が開示されている。また、特許文献4において、次亜塩素酸塩に特定構造式の第4級アンモニウム塩を配合した樹脂部のカビ汚れの漂白に優れた液体漂白剤組成物が開示されている。また、特許文献5には、次亜塩素酸塩と第4級アンモニウム塩界面活性剤とを併用した液体漂白洗浄剤組成物が開示されている。
特開昭56−90897号公報 特開昭57−61099号公報 特開平7−82593号公報 特開2002−212593号公報 特開2004−149677号公報
従来の塩素系の漂白洗浄剤はタイルや目地、その他黒ずみ汚れに対して十分な効果を示したが、最近では、タイルや目地以外に、壁と浴槽等のつなぎ目に使用されているシリコーン樹脂系のコーキングや軟質ポリ塩化ビニル樹脂系のパッキンなどの樹脂部にカビが発生する例が増加してきており、タイルや目地に対して十分な効果を発揮していた従来の漂白洗浄剤であっても、これら樹脂部に発生したカビに対しては漂白・分解除去が困難であった。更に、樹脂部のカビ汚れの中には、カビ発生後長期間放置されるなどして樹脂部の劣化が進み、劣化部分を介してさらに複合的にカビ汚染が進行して黒色化した樹脂も散見される。また、設置後長期間が経過した場合も、樹脂部の経年劣化により同様の汚染が発生する場合がある。このような黒色化の著しい汚染は除去が難しく、従来よりも高い漂白効果が望まれる。また、塩素系の液体漂白剤組成物では、組成物の安定性に優れることが望まれる。
したがって本発明の課題は、樹脂の劣化した部分に発生した黒色化の著しいカビ汚れに対して十分な漂白効果を有し、安定性にも優れた液体漂白剤組成物を提供することである。
本発明は、(a)次亜塩素酸アルカリ金属塩〔以下、(a)成分という〕0.5〜5.0質量%、(b)第4級アンモニウム型界面活性剤〔以下、(b)成分という〕0.005〜1.0質量%、(c)ケン化度70〜93%の部分ケン化型ポリビニルアルコール〔以下、(c)成分という〕0.005〜0.1質量%、及び(d)水〔以下、(d)成分という〕を含有する、液体漂白剤組成物に関する。
本発明によれば、樹脂部に発生したカビに対する漂白効果に優れ、更に樹脂の劣化した部分に発生した黒色化の著しいカビ汚れに対して十分な漂白効果を有し、安定性にも優れた液体漂白剤組成物が提供される。
[(a)成分]
本発明の液体漂白剤組成物は、(a)成分として、次亜塩素酸アルカリ金属塩0.5〜5.0質量%を含有する。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムが好ましく、ナトリウムが更に好ましい。(a)成分は塩化ナトリウム含量が少ないものが好ましい。(a)成分の次亜塩素酸アルカリ金属塩の具体例としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等が挙げられ、特に次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。本発明の液体漂白剤組成物中における(a)成分の含有量は、好ましくは0.5〜4.0質量%、より好ましくは1.0〜3.0質量%の範囲である。(a)成分の含有量が0.5質量%以上では充分な漂白力が得られ、また5.0質量%以下では良好な安定性が得られる。
[(b)成分]
本発明の液体漂白剤組成物は、(b)成分として、第4級アンモニウム型界面活性剤0.005〜1.0質量%を含有する。(b)成分としては、下記一般式(b1)で表される第4級アンモニウム型界面活性剤が好ましい。
Figure 2009155519
〔式中、R1は、炭素数6〜16のアルキル基であり、R2はメチル基、エチル基、又は炭素数6〜16のアルキル基であり、R3は、メチル基、又はエチル基であり、R4は、メチル基、エチル基、又はベンジル基であり、X-は、ハロゲン化物イオン、炭素数1〜5のアルキル硫酸イオン、又は炭素数1〜3のアルキル基を置換基として有するアルキル置換ベンゼンスルホン酸イオンである。〕
式(b1)中、R1は、樹脂系素材に対する漂白性能を向上させる観点から、好ましくは炭素数8〜12のアルキル基、より好ましくは8〜10のアルキル基、最も好ましくは8のアルキル基であり、R2は好ましくはメチル基、又はエチル基であり、より好ましくはメチル基であり、R3は、好ましくはメチル基であり、R4は、好ましくはメチル基またはベンジル基、特に好ましくはベンジル基であり、X-は、好ましくは炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル基を置換基として有するベンゼンスルホン酸イオン、Cl-、又はBr-、より好ましくはCl-である。
本発明の液体漂白剤組成物中における(b)成分の含有量は、好ましくは0.005〜0.8質量%、より好ましくは0.01〜0.5質量%、さらに好ましくは0.015〜0.2質量%、特に好ましくは0.02〜0.1質量%の範囲である。(b)成分の含有量が0.005%以上で十分な漂白力が得られ、1%以下で良好な貯蔵安定性が得られる。
[(c)成分]
本発明の液体漂白剤組成物は、(c)成分として、ケン化度70〜93%の部分ケン化型ポリビニルアルコール0.005〜0.1質量%を含有する。ポリビニルアルコールのケン化度は、優れたカビ除去性能および保存安定性および配合安定性が得られる観点から、好ましくは70〜90%、さらに好ましくは75〜85%である。ポリビニルアルコールの重量平均分子量は、優れたカビ除去性能が得られる観点から、好ましくは1000〜500000、さらに好ましくは8000〜150000、特に好ましくは20000〜80000である。この重量平均分子量はアセトニトリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコールを標準物質として求めたものである。
また、(c)成分は、漂白力を向上させる観点から、(i)カチオン性モノマー、(ii)アニオン性モノマー、(iii)ノニオン性モノマーから選ばれる少なくとも1つのモノマーを含有するポリビニルアルコール共重合体であっても良い。
(i)カチオン性モノマーとして、4級アンモニウム基と重合性不飽和結合とを有する化合物が挙げられる。また、(ii)アニオン性モノマーとして、カルボキシル基と重合性不飽和結合とを有する化合物が挙げられ、かかるカルボキシル基は塩、エステル、無水物の形態であってもよい。また、(iii)ノニオン性モノマーとして、エーテル結合と重合性不飽和結合とを有する化合物、アルコール性水酸基と重合性不飽和結合とを有する化合物、フェノール性水酸基と重合性不飽和結合とを有する化合物、重合性不飽和結合を有するアミン化合物から選ばれる化合物が挙げられる。
本発明の液体漂白剤組成物中における(c)成分の含有量は、好ましくは0.01〜0.09質量%、より好ましくは0.015〜0.08質量%、さらに好ましくは0.02〜0.07質量%の範囲である。(c)成分の含有量が0.005質量%以上で十分な漂白力が得られ、0.1質量%以下で良好な次亜塩素酸アルカリ金属塩の良好な安定性が得られる。
本発明の液体漂白剤組成物において、(b)成分と(c)成分とを併用することで、従来技術では落としにくかったカビ汚れに対する漂白洗浄効果が向上する。
一つの好ましい実施形態において、(b)/(c)成分は、質量比で0.05〜100、好ましくは0.1〜20、さらに好ましくは0.3〜10、特に好ましくは0.5〜5である。また、組成物中の(b)成分と(c)成分の合計量〔(b)+(c)〕は、好ましくは0.015〜0.6、より好ましくは0.02〜0.3、さらに好ましくは0.03〜0.25、特に好ましくは0.05〜0.2であり、特により好ましくは0.08〜0.12である。
[(d)成分]
本発明の液体漂白剤組成物は、(d)成分として、水を含有する。(d)成分は通常、組成物の残部であるが、本発明の液体漂白剤組成物中における(d)成分の含有量は、好ましくは80〜98質量%、より好ましくは90〜98質量%の範囲である。保存安定性の観点から、微量に存在する金属イオンなどを除去したイオン交換水や蒸留水が好ましい。
[その他の成分]
本発明の液体漂白剤組成物は、貯蔵安定性に影響がなく、壁等への付着性を向上させるために、(e)成分として炭素数8〜16のアルキル基をひとつ有するアミンオキシド型界面活性剤を含有し得る。本発明の液体漂白剤組成物中における(e)成分の含有量は、貯蔵安定性を損なわずに付着性を向上させる観点から、好ましくは0.05〜5.0質量%、より好ましくは0.05〜3.0質量%、特に好ましくは0.05〜1.0質量%である。
更に、本発明の液体漂白剤組成物は、(f)成分として、炭素数6〜14の脂肪酸またはそのアルカリ金属塩を含有し得る。(f)成分の具体例としては、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸ミリスチン酸もしくはこれらのナトリウム塩またはカリウム塩が挙げられる。特に、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸またはこれらのナトリウム塩が好ましい。本発明の液体漂白剤組成物中における(f)成分の含有量は、優れた貯蔵安定性及び起泡力を発揮させる観点から、好ましくは0.05〜5.0質量%、より好ましくは0.05〜3.0質量%、特に好ましくは0.05〜1.0質量%である。
本発明の液体漂白剤組成物において、(b)、(e)、(f)成分以外の界面活性剤を用いても良いが、組成物中の界面活性剤の総量は、貯蔵安定性の面から、(b)、(e)、(f)成分を含めた合計量で、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは3.0質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である。
更に、本発明の液体漂白剤組成物は、(g)成分として、トリガー噴霧時の泡の起泡性および泡の緻密さをさらに向上させる観点から、下記一般式(g1)で表される化合物を含有し得る。
1−O(AO)n−X2 (g1)
(式中、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、nはアルキレンオキシ基の平均付加モル数を示す。X1、X2は、それぞれ水素原子、又は、−SO3Hもしくは−CH2COOHもしくはこれらのアルカリ金属塩を示し、X1、X2が同時に水素原子になることはない。)
AOはエチレンオキシ基が好ましい。nは5〜1000が好ましく、10〜100が更に好ましく、10〜40が特に好ましい。5以上で良好な付着滞留性が得られ、1000以下で白濁を抑え、良好な貯蔵安定性が得られる。X1、X2の少なくとも一方が−SO3H又はそのアルカリ金属塩である事が好ましい。
更に、本発明の液体漂白剤組成物は、(h)成分として、ベンゼン環を有するハイドロトロープ剤を含有し得る。(h)成分としてキシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、安息香酸等のハイドロトロープ剤を含有することで低温安定性、及び起泡力を更に向上することが出来る。これらの中でも特にメタキシレンスルホン酸が好ましい。本発明の塩素系漂白剤組成物中における(h)成分の含有量は、0.1〜3.0質量%が好ましく、0.2〜2.0質量%が更に好ましく、0.3〜1.0質量%が特に好ましい。(h)成分の含有量が0.1質量%以上では低温安定性、トリガー等のスプレーヤーで噴霧した時の起泡力及び泡の緻密さを更に向上でき、3.0質量%以下では次亜塩素酸アルカリ金属塩の良好な安定性が得られる。
更に、本発明の液体漂白剤組成物は、(a)成分の安定性を向上する観点から、(i)成分として、アルカリ金属水酸化物を含有し得る。(i)成分の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられ、特に水酸化ナトリウムが好ましい。本発明の液体漂白剤組成物中における(i)成分の含有量は、0.1〜1.0質量%が好ましく、0.2〜0.8質量%が更に好ましく、0.3〜0.7質量%が特に好ましい。0.1質量%以上では良好な次亜塩素酸アルカリ金属塩の安定性が得られ、1.0質量%以下では良好な漂白性能が得られる。
更に、本発明の液体漂白剤組成物は、香料を含有し得る。本発明の液体漂白剤組成物中における香料成分の含有量は、好ましくは、0.001質量%〜0.5質量%である。
[粘度]
本発明の液体漂白剤組成物は、20℃の粘度が5〜210mPa・sであることが好ましい。この粘度は、B型粘度計を用いて20℃、回転数60rpm、60sの条件で測定したものである。組成物の粘度が5mPa・s以上で付着滞留性を付与でき、210mPa・s以下で緻密で豊富な泡が得られる。
[pH]
本発明の液体漂白剤組成物は、20℃におけるpHが11.0〜14.0、更に12.5〜13.5であることが、漂白効果及び保存安定性の点から好ましい。pHの調整には、前記(i)成分を用いることができる。
[ケン化度]
(c)成分のケン化度は、核磁気共鳴(NMR)法により求めることができる。
本発明の液体漂白剤組成物を対象物に適用するには、トリガーによる噴霧、吸水性材料に担持させて適用する、組成物に対象物を浸漬等の方法があり、トリガーによる噴霧が簡便性の面から好ましい。更に、組成物を泡状に噴霧できるトリガー式スプレーが好ましい。
表1、2に示す液体漂白剤組成物を調製した。なお、表中の質量%は組成物中の各成分の濃度である。何れの組成物もpH(20℃)は12.5〜13.5の範囲であった。次亜塩素酸ナトリウムは13質量%濃度の水溶液を用いて組成物中の濃度が表中の数値となるようにした。これら組成物について、保存安定性、漂白力(カビ汚れの漂白除去効果)を下記の方法で評価した。結果を表1、2に示す。
<保存安定性>
組成物を50℃で1週間保存し、その時の次亜塩素酸ナトリウムの保存安定性を有効塩素残存率で評価した。尚、有効塩素残存率は以下に示す式により求めた。なお、有効塩素濃度はJIS法 JIS K−0101により求めた。
有効塩素残存率(%)=(保存後の組成物中の有効塩素濃度)/(保存前の組成物中の有効塩素濃度)×100。
5…有効塩素残存率が85%以上
4…有効塩素残存率が70%以上85%未満
3…有効塩素残存率が55%以上70%未満
2…有効塩素残存率が40%以上55%未満
1…有効塩素残存率が40%未満。
値が大きい程、保存安定性に優れている事を示しており、この値が4以上である事が望ましい。
<漂白力>
一般家庭の浴室ドアにて15年間使用した軟質ポリ塩化ビニル樹脂を採取し、そのうちカビの発生によって黒変した部分を選択し、約1cm程度に切断し評価サンプルとした。測色色差計(日本電色工業(株)製、ND−300A)を用いて評価サンプルの明度(L値)を測定した。L値の差が±2以内の試験片のみを用いて評価を行った。評価は3cm×3cmに切断したキンバリークラーク社製のキムワイプを試験片上に2枚重ね、組成物を500μl滴下し、10分間湿布し、その後水洗、風乾して漂白処理を行った。漂白処理は、調製直後の組成物と50℃で1週間保存後の組成物とでそれぞれ行った。処理後のそれぞれの評価サンプルの明度を測定し、下記の基準で評価した。
漂白率(%)=(漂白後の明度−漂白前の汚染部位の明度)/(未汚染部位の明度−漂白前の汚染部位の明度)×100
5…漂白率が85%以上
4…漂白率が75%以上85%未満
3…漂白率が65%以上75%未満
2…漂白率が55%以上65%未満
1…漂白率が55%未満
この値が大きい程、漂白性能が高いことを示しており、この値が初期で4以上、保存後で3以上あることが望ましい。なお、これら評価点の境界値近傍では、目視により漂白の程度の相違が明らかに認められる。
Figure 2009155519
Figure 2009155519
表中、PVAはポリビニルアルコールの略である。表中の成分は以下の通りである。なお、比較例の一部は、(c’)成分を(c)として(b)/(c)質量比、(b)+(c)質量%を算出した。
・PVAケン化度90%:重量平均分子量42000
・PVAケン化度75%:重量平均分子量36000
・PVAケン化度95%:重量平均分子量38000
・PVAケン化度30%:重量平均分子量40000
・PVAケン化度10%:重量平均分子量40000
・カルボキシメチルセルロース:重量平均分子量90000

Claims (2)

  1. (a)次亜塩素酸アルカリ金属塩0.5〜5.0質量%、(b)第4級アンモニウム型界面活性剤0.005〜1.0質量%、(c)ケン化度70〜93%の部分ケン化型ポリビニルアルコール0.005〜0.1質量%、及び(d)水を含有する、液体漂白剤組成物。
  2. (b)が下記一般式(b1)で表される第4級アンモニウム型界面活性剤である、請求項1記載の液体漂白剤組成物。
    Figure 2009155519

    〔式中、R1は、炭素数6〜16のアルキル基であり、R2はメチル基、エチル基、又は炭素数6〜16のアルキル基であり、R3は、メチル基、又はエチル基であり、R4は、メチル基、エチル基、又はベンジル基であり、X-は、ハロゲン化物イオン、炭素数1〜5のアルキル硫酸イオン、又は炭素数1〜3のアルキル基を置換基として有するアルキル置換ベンゼンスルホン酸イオンである。〕
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