JP2009155306A - 貼付剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリウレタン樹脂フィルムである支持体のしわが防止されると共に、投錨性が良好な貼付剤を提供する。
【解決手段】エステル系ポリウレタン樹脂フィルムである支持体の片面に、プライマー層及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む粘着剤層を順に積層してなり、上記プライマー層がエーテル系ポリウレタン樹脂フィルムであることを特徴とする貼付剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、支持体、プライマー層及び粘着剤層を備えた貼付剤に関するものである。
ポリウレタン樹脂フィルムは伸縮性に優れ、貼付剤用支持体として好適である。しかしながら、これにアクリル系(共)重合体を含む粘着剤層を使用した場合、粘着剤層中の成分が移行し、フィルムの膨潤によるしわの発生や、粘着剤層とフィルムとの投錨性が弱い等の問題があった。すなわち、フィルム支持体のしわ防止と、投錨性との両立が困難であった。
特開平6−345638号公報 特開2005−89438号公報 特開2005−218496号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ポリウレタン樹脂フィルムである支持体のしわが防止されると共に、投錨性が良好な貼付剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、エステル系ポリウレタン樹脂フィルムである支持体と、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む粘着剤層の間に、エーテル系ポリウレタン樹脂フィルムであるプライマー層を設けることで、上記フィルムのしわ発生等が改善されると共に、投錨性が良好であることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、
[1].エステル系ポリウレタン樹脂フィルムである支持体の片面に、プライマー層及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む粘着剤層を順に積層してなり、上記プライマー層がエーテル系ポリウレタン樹脂フィルムであることを特徴とする貼付剤、
[2].上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体が、架橋された(共)重合体であることを特徴とする[1]記載の貼付剤を提供する。
本発明によれば、ポリウレタンフィルムからなる支持体のしわが防止されると共に、投錨性が良好な、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む粘着剤層を備えた貼付剤を提供することができる。
本発明の貼付剤は、エステル系ポリウレタン樹脂フィルムである支持体の片面に、プライマー層及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む粘着剤層を順に積層してなり、上記プライマー層がエーテル系ポリウレタン樹脂フィルムである貼付剤である。
(1)支持体
本発明の支持体はエステル系ポリウレタン樹脂フィルムからなる。エステル系ポリウレタン樹脂は、イソシアネート基を有する硬化剤(ポリイソシアネート)と高分子末端に水酸基を有するポリエステルポリオールとからなり、水酸基とイソシアネート基との反応によりウレタン結合を形成し硬化させることによって得ることができる。エステル系ポリウレタン樹脂は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
イソシアネートとしては、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
ポリエステルポリオールは、多塩基酸とヒドロキシル化合物(グリコールや多価アルコール)とを反応して得られるものでエチレングリコールアジペート、ジエチレンアジペートグリコール、ブチレングリコールアジペート、トリメチロールプロパン/ジエチレングリコールアジペート等のアジペート系ポリオール、ε−カプロラクトンの開環重合によって得られるポリカプロラクトンポリオール(PCL)、二塩基酸にテレフタル酸やイソフタル酸を含むポリエステルポリオールである芳香族ポリエステルポリオール、両末端に水酸基を持つ直鎖状ポリマージオールであるポリカーボネートジオール(PCD)等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明のエステル系ポリウレタン樹脂フィルムは、エステル系ポリウレタン以外の樹脂を、本発明の効果を損なわない範囲で混合することができるが、樹脂はエステル系ポリウレタン樹脂から構成されていることが好ましい。また、任意の添加剤として、紫外線吸収剤、老化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、滑剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
支持体の厚さは5〜40μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。5μm未満だとフィルムにコシがなく、皮膚に貼付しにくいおそれがあり、40μmを超えると、得られるシートが硬く、風合、肌へのなじみが悪くなる等、必要とされる柔軟性が不十分となるおそれがある。
支持体の50%モジュラスは、特に制限されるものではないが、3.5N/25mm以下が好ましく、2.0N/25mm以下がより好ましい。3.5N/25mmを超えると、貼付時に皮膚の伸縮に円滑に追随しないおそれがある。なお、50%モジュラスは、タテ(展延時の流れ方向)、ヨコ(展延時の流れ方向に対して直角方向)両方向に25×60mmの試料を採取し、引っ張り試験機を用い、つかみ間隔50mm、引っ張り速度200mm/分で25mm引き伸ばした時の応力を測定する。
支持体の50%伸長回復率は、特に制限されるものではないが、横方向共に75%以上が好ましく、85%以上がより好ましい。75%未満であると、貼付時に皮膚の伸縮に円滑に追随しないおそれがある。なお、本発明における50%伸長回復率は、タテ(展延時の流れ方向)、ヨコ(展延時の流れ方向に対して直角方向)で両方向に10×150mmの試料を採取し、引っ張り試験機を用い、つかみ間隔100mm、引っ張り速度200mm/分で50mm引き伸ばし、同速度で応力が0になるまで戻す。試料の初期の長さA(100mm)、引っ張り試験後の試料の長さBをチャート紙から読み取り、下記式より算出する。
50%伸長回復率(%)=100−(B−A)×100/(A×0.5)
(但し、上記式中、Aは試料の初期の長さ(100mm)、Bは引っ張り試験後の試料の長さ(mm)を示す。)
支持体の透湿度は、600〜2600(g/m2・24hr)が好ましく、800〜1900(g/m2・24hr)がより好ましい。透湿度600(g/m2・24hr)未満だと、貼付時にむれてしまうおそれがあり、透湿度2600(g/m2・24hr)を超えると、薬物の皮膚透過性が低下するおそれがある。なお、本発明において透湿度は、JIS一般試験法「防湿包装材料の透湿度試験法(カップ法)」(JIS Z 0208−1976)の条件Bにより測定される値をいう。
(2)プライマー層
本発明のプライマー層はエーテル系ポリウレタン樹脂フィルムからなる。エーテル系ポリウレタン樹脂フィルムは、イソシアネート基を有する硬化剤(ポリイソシアネート)と高分子末端に水酸基を有するポリエーテルポリオールとからなり、水酸基とイソシアネート基との反応によりウレタン結合を形成し硬化させることによって得ることができる。
イソシアネートとしては、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
ポリエーテルポリオールとしては、ポリプロピレン(エチレン)ポリオール(PPG)、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適且組み合わせて用いることができる。
エーテル系ポリウレタン樹脂フィルムは、エーテル系ポリウレタン以外の樹脂を、本発明の効果を損なわない範囲で混合することができるが、樹脂はエーテル系ポリウレタン樹脂から構成されることが好ましい。また、任意の添加剤として、紫外線吸収剤、老化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、滑剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
エーテル系ポリウレタン樹脂の配合量は、エーテル系ポリウレタン樹脂フィルム中60〜100質量%が好ましく、80〜100質量%がより好ましい。添加剤の配合量は、エーテル系ポリウレタン樹脂フィルム中1〜10質量%がさらに好ましい。
本発明のプライマー層に用いるエーテル系ポリウレタン樹脂フィルムとしては、「サピリア」(樹脂は全てエーテル系ポリウレタン樹脂から構成、サカタインクス社製)が挙げられる。
支持体の片面に、エーテル系ポリウレタン樹脂フィルムであるプライマー層を積層する方法としては、エーテル系ポリウレタン樹脂を適宜の溶剤に溶解してプライマー層用塗工液を調製し、これを支持体表面に塗工し、乾燥することによって、プライマー層を積層することができる。プライマー層用塗工液には、適宜上記添加剤を配合することができる。塗工方法としては、特に限定されず、通常選択されている方式、例えば、正回転ロールコーター、リバースロールコーター、グラビアコーター、ドクターナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、エアドクターコーター、カーテンコーター、ファウンテンコーター、キスコーター、浸漬塗工、スクリーン塗工、スピンコーター、キャスト塗工、スプレー塗工、押出コーター、真空塗工等を使用することができる。
プライマー層の厚さは1〜20μmが好ましく、3〜10μmがより好ましい。プライマー層の厚みが1μm未満だと、投錨力が不十分となるおそれがあり、20μmを超えると、プライマー層が硬くなり、得られるシートに必要とされる柔軟性が不十分となるおそれがある。
プライマー層が積層された支持体の厚さは6〜40μmが好ましく、13〜30μmがより好ましい。6μm未満だとフィルムのコシが不十分となり、40μmを超えると、得られるシートが硬く、風合、肌へのなじみが悪くなるなり、必要とされる柔軟性が不十分となるおそれがある。
プライマー層が積層された支持体の50%モジュラスは、特に制限されるものではないが、3.5N/25mm以下が好ましく、2.0N/25mm以下がより好ましい。3.5N/25mmを超えると、貼付時に皮膚の伸縮に円滑に追随しない場合がある。なお、50%モジュラスは、タテ(展延時の流れ方向)、ヨコ(展延時の流れ方向に対して直角方向)両方向に25×60mmの試料を採取し、引っ張り試験機を用い、つかみ間隔50mm、引っ張り速度300mm/分で25mm引き伸ばした時の応力を測定する。
プライマー層が積層された支持体の50%伸長回復率は、特に制限されるものではないが、下記50%伸長回復率が縦方向、横方向共に75%以上が好ましく、85%以上がより好ましい。75%未満であると、貼付時に皮膚の伸縮に円滑に追随しないおそれがある。
プライマー層が積層された支持体の透湿度は、500〜2500(g/m2・24hr)が好ましく、700〜1800(g/m2・24hr)がより好ましい。透湿度500(g/m2・24hr)未満だと、貼付時にむれてしまうおそれがあり、透湿度2500(g/m2・24hr)を超えると、薬物の皮膚透過性が低下するおそれがある。
(3)粘着剤層
本発明の粘着剤層は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む。以下、粘着剤層を構成しているものを「粘着剤組成物(膏体)」と表す。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、具体的には、アルキル基がブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル等の炭素数4〜13の直鎖状アルキル基や、2−エチルヘキシル等の分岐状アルキル基等のものが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタアクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ドデシルが好ましい。なお、本発明において、(メタ)アクリル酸はアクリル酸及び/又はメタクリル酸をいう。
(共)重合体を構成する単量体全量に対する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体の割合は、60〜100質量%が好ましく、85〜100質量%がより好ましい。
(共)重合体は、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体を用いることができる。このような単量体としては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ビニルアルコール、2−ヒドロキシ(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有単量体、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホプロピルアクリレート等のスルホキシル基含有単量体、ジメチルアミノエチルアクリレート、ビニルピロリドン等のアミノ基含有単量体、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステル等のヒドロキシル基含有単量体、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有アクリル系単量体、(メタ)アクリル酸アミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエステル等のアルキルアミノアルキル基含有アクリル系単量体、(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル等のアルコキシ基(又は側鎖にエーテル結合)含有単量体、(メタ)アクリル酸グリコシルオキシエチル、(メタ)アクリル酸ガラクトシルオキシエチル等の糖鎖含有単量体、N−(メタ)アクリロイルアミノ酸等のビニル系単量体、アクリル酸のウレタンエステル、尿素エステル、及びイソシアネートエステルのようなアクリル系単量体、並びに(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルクロライド、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルピラジン、ビニルピペラジン、ビニルピペリドン、ビニルピリミジン、ビニルピロール、ビニルイミダゾール、ビニルカプロラクタム、ビニルオキサゾール、ビニルチアゾール、ビニルモルホリン、スチレン、α−メチルスチレン、及びビス(N,N−ジメチルアミノエチル)マレエート等のビニル系単量体等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、(メタ)アクリル酸が好ましい。なお、本発明において、(メタ)アクリルアミドはアクリルアミド及び/又はメタクリルアミドをいう。
本発明の共重合体としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位とする(共)重合体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び(メタ)アクリル酸を構成単位とする(共)重合体が特に好ましい。
本発明の(共)重合体の合成で用いる重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化ラウロイル、過酸化水素水、t−ブチルハイドロパーオキサイド等の水性ラジカル重合開始剤又はこれらの混合物が挙げられ、その使用量は単量体全量に対して通常、0.1〜5質量%の重合開始剤を用いるが、0.1〜2質量%を用いることが好ましい。重合開始剤とともに、還元剤と組み合わせレドックス系を形成することができる。そのような還元剤としては亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、ホルムアルデヒドスルホン酸塩等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩、L−アスコルビン酸、酒石酸等のようなカルボン酸類が挙げられ、還元剤の使用量は単量体全量に対して0.1〜5質量%が好ましく、0.1〜2質量%がより好ましい。
重合は乳化重合でもよく、乳化重合に用いられる界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性界面活性剤又はその混合物を用いることができる。アニオン性界面活性剤の例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキル又はアルキルアリル硫酸塩、アルキル又はアルキルアリルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩が挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ベタイン、アミノ酸の誘導体等が挙げられる。また、ペプチド系界面活性剤としてはサーファクチンナトリウムを挙げることができる。これら界面活性剤の使用量は、単量体全量に対して0.1〜5質量部が好ましく、0.3〜3質量部がより好ましい。この使用量が0.1質量部未満だと反応が不安定となるおそれがあり、5質量部を超えると、乾燥性、耐水性が悪くなるおそれがある。
また、必要に応じて、乳化重合をエチレンジアミン4酢酸ナトリウム等のキレート剤、ポリカルボン酸塩等の分散剤、リン酸塩、炭酸塩等の無機塩、チオール化合物、ハロゲン化合物等の連鎖移動剤の存在下に行ってもよい。
本発明の(共)重合体として具体的には、例えば、医薬品添加物事典2000(日本医薬品添加剤協会編集)に、粘着剤として収載されているアクリル酸・アクリル酸オクチルエステル共重合体、アクリル酸エステル・酢酸ビニル共重合体、アクリル酸2−エチルヘキシル・ビニルピロリドン共重合体、アクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸ドデシル共重合体、アクリル酸メチル・アクリル酸2−エチルヘキシル共重合樹脂エマルジョン、DURO−TAKアクリル粘着剤シリーズ(ナショナルスターチアンドケミカル社製)、オイドラギットシリーズ(樋口商会)等が好適に使用できる。
本発明の(共)重合体の配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、粘着剤組成物(粘着剤層を構成する組成物)全量に対して、通常、固形分として40〜95質量%であり、50〜90質量%が好ましく、55〜85質量%がより好ましい。この範囲とすると、皮膚に適用したときの剥がれ・めくれが少ない。
本発明の(共)重合体に対して、さらに架橋手段にて架橋処理を施し、架橋された、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体とし、粘着剤層の凝集力を付与することが好ましい。架橋処理は紫外線照射や電子線照射等の放射線照射による物理的架橋や、ポリイソシアネート化合物、有機過酸化物、有機金属塩、金属アルコラート、多官能性化合物等の架橋剤を用いた化学的架橋処理等が用いられる。これらの架橋手段のうち放射線照射や有機過酸化物を用いた場合、薬物種によっては分解反応を生じることがあり、また高反応性のポリイソシアネート類や、通常の架橋反応に用いる金属塩や有機金属塩では配合後に溶液の増粘現象が生じて作業性に劣るおそれがある。また、予めジアクリレート等の多官能性の単量体を、アクリル酸エステル系重合体に共重合させておく方法も考えられるが、この場合も溶液粘度が上昇するおそれがある。従って、本発明においては、これらの架橋剤の中で、反応性や取扱い性の点から、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸亜鉛、三官能性イソシアネートが好適であり、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸亜鉛がより好ましい。これらの架橋剤は塗工、乾燥までは溶液の増粘現象を起こさず、極めて作業性に優れる。また、架橋調整剤としてEDTA、EDTA2Na等を用いることが好ましい。
上記架橋手段に用いる架橋剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、粘着剤組成物全量に対して、通常0.1〜5.0質量%である。
粘着剤組成物には可塑剤を配合することができ、可塑剤を配合すると粘着剤の皮膚に対する濡れ性が向上し、密着性が高まると同時に剥がした際の痛みが低減される。本発明で用いられる可塑剤としては、石油系オイル(例えば、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル等)、スクワラン、スクワレン、植物系オイル(例えば、オリーブ油、ツバキ油、ヒマシ油、トール油、ラッカセイ油等)、シリコンオイル、二塩基酸エステル(例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等)、液状ゴム(例えば、ポリブテン、液状イソプレンゴム等)、ポリエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ヘキシレングリコール等の二価アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の三価アルコール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン等の四価アルコール、キシリトール等の五価アルコール、ソルビトール、ジペンタエリスリトール等の六価アルコール、グルコース、マンノース、ショ糖、ソルビタン、トレハロース、アルキルグリコシド等の糖類、ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン等の重合物等の多価アルコール類、オクチルドデカノール等の高級アルコール誘導体、下記一般式(1)
Figure 2009155306
(式中、R1は炭素数3〜36の二価炭化水素基であり、R2は炭素数1〜20の一価炭化水素基であり、R3は炭素数1〜10の一価炭化水素基又は水素原子であり、nは0又は1の整数である。)
で表される脂肪酸エステルを好適に使用することができる。
1は炭素数3〜36、好ましくは4〜20の二価炭化水素基であり、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。また、nが0の時は、炭素数10〜36であることが好ましく、nが1のときは、炭素数3〜20であることが好ましい。R2は炭素数1〜20、好ましくは1〜18の一価炭化水素基であり、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。また、nが0のときは、炭素数1〜18であることが好ましい。nが1のときは、炭素数1〜10であることが好ましく、より好ましくは1〜6、さらに好ましくは1〜3である。R3は炭素数1〜10、好ましくは1〜8の一価炭化水素基又は水素原子であり、炭化水素基は直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい。なお、R2とR3は、互いに同じであっても異なっていてもよい。nは0又は1の整数である。一般式(1)は、nが0のときはモノエステルであり、nが1のときはジエステルである。
下記一般式(1)で表される脂肪酸エステルの具体例としては、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル等が挙げられる。中でも、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸イソプロピルが好ましい。
可塑剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、粘着剤組成物全量に対して、1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、5〜30質量%がさらに好ましく、10〜30質量%が特に好ましい。
粘着剤組成物には、必要に応じて薬物を配合することもできる。薬物としては、温感付与剤、非ステロイド系抗炎症剤、抗生物質、化学療法剤、静菌・殺菌・消毒剤、抗真菌剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド系抗炎症剤、制ガン剤、向精神薬、抗パーキンソン病剤、性ホルモン剤、抗発汗剤、サンスクリーン剤、抗アレルギー剤、抗不整脈剤、抗高血圧剤、血管拡張剤、血管補強剤、筋弛緩剤、制吐剤、乾癬治療剤、皮膚軟化剤、皮膚緩和剤、プロスタグランジン類、ビタミン類、酵素類、ペプチドホルモン類、糖尿病治療剤、多糖類、生薬、局所麻酔剤、診断薬等を添加することも可能である。
温感付与剤としては、カプシコシド、カプサイシン、カプサイシノイド、ジビトロカプサイシン、カプサンチン等のカプサイシン類似体、トウガラシエキス、トウガラシチンキ、トウガラシ末等のトウガラシ由来物質、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸β−ブトキシエチル、N−アシルワニルアミド、ノニル酸ワニルアミド、バニリルアルコールアルキルエーテル、l−メントール等が挙げられる。
非ステロイド系抗炎症剤としては、サリチル酸とその塩類、アスピリン等のサリチル酸誘導体、アセトアミノフェン、アミノピリン、アンチピリン、オキシフェンブタゾン、スルピリン、アンフェナックナトリウム、インドメタシン、ジクロフェナック、ジクロフェナックナトリウム、フェルビナク、イブプロフェン、スリンダック、ナプロキセン、ケトプロフェン、スプロフェン、エトフェナメート、サリチルアミド、トリエタノールアミンサリチレート、フルフェナム酸とその塩類及びその誘導体、メクロフェナム酸とその塩類及びその誘導体、コルヒチン、ブフェキサマック、イブフェナック、ロキソプロフェン、フェンブフェン、ジフルニサル、アルクロフェナック、フェニルブタゾン、メフェナム酸とその塩類及びその誘導体、フェノプロフェン、ベンダザック、ピロキシカム、フルルビプロフェン、ザルトプロフェン、エトドラク等が挙げられる。
薬物は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、粘着剤組成物全量に対して、0.1〜10.0質量%が好ましく、0.1〜5.0質量%がより好ましい。
その他、抗酸化剤、界面活性剤、清涼化剤、温感剤、アルコール類、色素、香料、防腐剤等を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の粘着剤層は、粘着力、凝集力の点から、プライマー層又は後述するライナーに上に、後述する粘着剤層用塗工液を塗工し、乾燥することにより形成される非水系粘着剤層とすることが好ましい。非水系粘着剤層には、原料由来、製造工程間又は環境からの水分を含んでいてもよいが、水分の含有量は少ないほど好ましい。具体的には、水分の含有量は、非水系粘着剤層中、3.0質量%以下が好ましく、より好ましくは1.0質量%以下であり、水を含有しないことが好ましい。
(4)貼付剤
上記支持体の片面に、プライマー層及び粘着剤層を順に積層してなり、支持体、プライマー層及び粘着剤層を備えた貼付剤が形成される。支持体に積層されたプライマー層への、粘着剤層の積層は、例えば、(i)粘着剤層用塗工液を調製し、(ii)この粘着剤溶液をライナーに塗工し、乾燥させ、ライナーの片面に粘着剤層を積層する。(iii)支持体に積層されたプライマー層表面に、ライナーの片面に設けられた粘着剤層を積層する。
(i)粘着剤層用塗工液の調製
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体と、他任意成分とを混合後、固形分として30〜80質量%、好ましくは40〜60質量%となるよう溶剤で調整し、粘着剤層用塗工液を得る。この溶剤としては、水、メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、トルエン、その他有機溶剤も使用できるが、好ましくは水、エタノール、酢酸エチルがよい。
(ii)塗工・乾燥
この粘着剤溶液をライナーに塗工する。上記粘着剤層用塗工液の溶剤が水の場合、例えば、架橋剤とキレート剤を水に溶解させた後、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又はアンモニア水で、pHをアルカリ側へ、好ましくはpH8以上、より好ましくはpH9〜12に調整する。これに、アクリル系(共)重合体と、その他任意成分を混合し、全体が均一になるまで十分に撹拌した後、塗工を行う。溶剤が酢酸エチルの場合は、上記(共)重合体と、好適には架橋剤と、その他成分とを、酢酸エチル中で混合し、全体が均一になるまで十分に撹拌した後、塗工を行う。
ライナーとしては、塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、薬添規ポリエチレンテレフタレートセパレータ、剥離紙(離型紙)等が挙げられる。
塗工法は特に制限はなく、支持体に積層されたプライマー層の表面に、従来より選択されている方式、例えば、コンマコーター、正回転ロールコーター、リバースロールコーター、グラビアコーター、ドクターナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、エアドクターコーター、カーテンコーター、ファウンテンコーター、キスコーター、浸漬塗工、スクリーン塗工、スピンコーター、キャスト塗工、スプレー塗工、押出コーター、真空塗工等で塗工を行う。
粘着剤組成物の塗工量(膏体量)としては、1〜500g/m2が好ましく、5〜250g/m2がより好ましく、10〜200g/m2がさらに好ましい。例えば、10×7cmの貼付剤であれば、0.03〜1.7gが好ましく、より好ましくは0.07〜1.4g/m2である。
溶剤を留去するための乾燥工程は、例えば、熱風高速エアキャップ、熱風トンネル式、熱風エアフローティング、エアスルー、N2ガス置換乾燥システム、赤外線、マイクロ波、(電磁)誘導加熱、紫外線硬化、ランプ、反射板等が挙げられ、本発明では熱風高速エアキャップ、熱風トンネル式、熱風エアフローティングが好適に用いられる。本発明における乾燥条件は、粘着剤が架橋される温度あるいは溶媒類の揮散する温度以上あればよいが、通常40〜150℃、好ましくは60〜130℃、より好ましくは70〜120℃である。この温度が低すぎると、溶媒の揮散が不十分となり、また150℃を超えると、薬物、可塑剤を配合した場合、これらに影響がでるおそれがある。
(iii)プライマー層表面への粘着剤層の積層
乾燥して粘着剤層を形成した後、支持体に積層されたプライマー層表面に、ライナーの片面に設けられた粘着剤層を積層し、支持体、プライマー層、粘着剤層、ライナーの順で積層された貼付剤を得、適当な大きさに裁断して用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、「部」は「質量部」を示す。
[実施例1〜3、比較例1〜4]
(i)共重合体のエマルジョンと、薬物を溶解させた可塑剤とを混合し、混合液1を得た。別途、水20部(架橋剤1質量部に対し)に、架橋剤と架橋調整剤を混合溶解し、必要に応じてpH調整剤でpHを10に調整し、混合液2を得た。混合液1に、混合液2を混合し、全体が均一になるまで十分に撹拌し、粘着剤層用塗工液を調製した。
(ii)乾燥後の膏体量が、1.0g/10×7cmとなるように、ライナー(ポリエステルフィルム(75μm))にコンマコーターにより塗工し、乾燥させた。乾燥は、90℃の乾燥機中で15分間行った。
(iii)表中の支持体の片面に、表に示すプライマー層形成に用いるプライマー層用塗工液を塗工し、乾燥することによって、プライマー層を積層した。支持体に積層されたプライマー層表面に、ライナーの片面に設けられた粘着剤層を積層させ、適当な大きさに裁断し、貼付剤を得た。表中には、乾燥後の粘着剤組成を示す。
[実施例4,5]
(i)共重合体のエマルジョンと、薬物を溶解させた可塑剤と、架橋剤を混合し、全体が均一になるまで十分に撹拌し、粘着剤層用塗工液を調製した。
(ii)乾燥後の膏体量が、1.0g/10×7cmとなるように、ライナー(ポリエステルフィルム(75μm))にコンマコーターにより塗工し、乾燥させた。乾燥は、90℃の乾燥機中で15分間行った。
(iii)表中の支持体の片面に、表に示すプライマー層形成に用いるプライマー層用塗工液を塗工し、乾燥することによって、プライマー層を積層した。支持体に積層されたプライマー層表面に、ライナーの片面に設けられた粘着剤層を積層させ、適当な大きさに裁断し、各例の貼付剤を得た。表中には、乾燥後の粘着剤層組成を示す。
得られた貼付剤について、下記方法で評価を行った。結果を表中に併記する。
<フィルムのしわ評価>
5:しわがない
4:ややしわがある
3:かなりしわがある
2:少ししわがある
1:非常にしわがある
<投錨性評価>
貼付剤を皮膚(性別;男、年齢20〜40才、人数10名)に3時間貼付し、剥離した時の全膏体量(粘着剤組成物の全量)に対する、皮膚に残存した膏体量の割合(質量%)を求めた。これを支持体と粘着剤との投錨性の指標とした。
Figure 2009155306
Figure 2009155306
表1,2で使用したものを下記に示す。
[共重合体]
共重合体(1):メタクリル酸・アクリル酸n−ブチルコポリマー(商品名「RODERM」ロームアンドハース社製)
共重合体(2):アクリル酸2−エチルヘキシル(10部),メタアクリル酸2−エチルヘキシル(80部),メタクリル酸ドデシル(10部)、重合開始剤として過酸化ラウロイル使用
共重合体(3):アクリル酸エチル(3部)、メタアクリル酸エチル(7部),メタアクリル酸2−エチルヘキシル(90部)、重合開始剤として過酸化ラウロイル使用
[プライマー層]
プライマー層用塗工液
エーテル系ポリウレタン樹脂フィルム
サカタインクス社製「サピリア」(エーテル系ウレタン樹脂13〜20%、添加剤(4〜8%)、溶剤(炭化水素系、アルコール系、酢酸エステル類等)50〜77%)
塩化ビニル−エステル系ポリウレタン樹脂フィルム
サカタインクス社製「XGL−010」(エステル系ウレタン樹脂9〜15%、添加剤(1〜5%)、溶剤(炭化水素系、アルコール系、ケトン類等)54〜89%)
エステル系ポリウレタン樹脂フィルム
サカタインクス社製「ラミオール マークIII」(エステル系ポリウレタン樹脂10〜15%、添加剤(1〜2%)、溶剤(炭化水素系、アルコール系、ケトン類等)39〜84%)
[支持体]
エステル系ポリウレタン樹脂フィルム(1)
セーレン(株)製、厚み10μm、表面マット加工
エステル系ポリウレタン樹脂フィルム(2)
東レ(株)製、厚み15μm、表面マット加工
エステル系ポリウレタン樹脂フィルム(3)
シーダム(株)製、厚み30μm、表面マット加工
エーテル系ポリウレタン樹脂フィルム
東レ(株)製、厚み15μm、表面マット加工

Claims (2)

  1. エステル系ポリウレタン樹脂フィルムである支持体の片面に、プライマー層及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体を含む粘着剤層を順に積層してなり、上記プライマー層がエーテル系ポリウレタン樹脂フィルムであることを特徴とする貼付剤。
  2. 上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成単位として有する(共)重合体が、架橋された(共)重合体であることを特徴とする請求項1記載の貼付剤。
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