JP2009155069A - エレベータドア制御装置 - Google Patents

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Toshihisa Shimokata
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Abstract

【課題】引き込まれセンサが戸隙間への物挟まりを検知してエレベータドアを急減速する際に行う注意喚起を、乗降者がいるときにのみ行えるようにする。
【解決手段】エレベータドア100の戸開時、発光器121は受光器122に向けてビーム193を照射し、戸隙間192付近に物が有るか否かをビーム193が遮蔽されたか否かで判定する。また、受発光器131はエレベータかご190内部側に向けてビーム193を照射し、戸先付近に降りようとしている人が居るか否かをビーム193の反射波を受光したか否かで判定する。戸隙間192付近に物が有る場合にエレベータドア100は戸開を停止する。また、戸隙間192付近に物が有り、且つ、戸先付近に降りようとしている人が居る場合に注意灯140は点灯して、降りようとしている人に戸開が停止することを注意喚起する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、エレベータドアの戸開の際、エレベータ出入口の三方枠とエレベータドアとの隙間に人の手や物がはさまれそうな場合に、エレベータドアの戸開を停止すると共に、エレベータドアの近くに乗降者がいる場合にエレベータドアの戸開を停止することを通知するエレベータドア制御装置に関するものである。
戸開動作時にエレベータかごとエレベータドアとの隙間に何かが挟まれたことを検知する気配りセンサを備え、気配りセンサが物挟まりを検知した際に、急激にエレベータドアを停止させる機能を有するエレベータがある。
エレベータかごが目的階に到着し、エレベータかごから降りようしている人とは別の人が戸開開始時に気配りセンサを動作させた場合に生じるエレベータドアの急停止は、降りようとしている人にとって予期しないことである。
そこで、エレベータドアの急停止時にブザー音や音声メッセージを出力して、降りようとしている人に注意喚起するエレベータがある。
特開平9−132372号公報 特開平7−149489号公報 特開平10−250961号公報 特開平11−278776号公報 特開2003−252555号公報 特開2007−31103号公報 国際公開第02/016250号公報パンフレット 特開2006−1662号公報 特開2002−265175号公報
上記従来技術において降りようとしている人が居ない場合、注意喚起はエレベータかご内の乗客にとって不必要なことである。
本発明は、例えば、気配りセンサが物挟まりを検知してエレベータドアが急減速した際に行う注意喚起を乗降者がいるときにのみ行えるようにすることを目的とする。
本発明のエレベータドア制御装置は、エレベータドアと前記エレベータドアで開閉されるエレベータ乗降口の乗降口枠との隙間付近の特定範囲内に物が有るか否かを検知する隙間センサ部と、前記エレベータドアの戸先付近の特定範囲内に物が有るか否かを検知する戸先センサ部と、前記隙間センサ部が前記エレベータドアの戸開時に物が有ることを検知した場合に、所定のドア開閉制御で前記エレベータドアの開閉を制御するドア制御部と、前記隙間センサ部と前記戸先センサ部とが前記エレベータドアの戸開時に物が有ることを検知した場合に、前記ドア開閉制御の実行状態であることを特定の表示装置を用いて表示する表示部とを備える。
本発明によれば、例えば、エレベータドアの戸先に乗降者(物)を検知した場合にのみエレベータドアの戸開停止(ドア開閉制御の実行状態の一例)を注意喚起(表示)することにより、不必要な注意喚起をやめることができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベータかご190の構成図であり、エレベータドア100を正面にしてエレベータかご190の内部を立体的に示した透視図である。
実施の形態1におけるエレベータかご190の構成を図1に基づいて以下に説明する。
エレベータかご190に設置されたエレベータドア100は左ドア101と右ドア102とが左右異なる方向に移動して出入口191を開閉する両開き式のドアである。図1では、エレベータドア100は開閉途中の状態である。
出入口191部分には出入口191の上部と左右との三方を囲う出入口枠110が設けられている。
出入口枠110は、左右に位置する2つの直方体形状の縦枠111と上部に位置する1つの直方体形状の横枠112とで構成され、出入口191部分に下向きコの字(逆さのU字)の立体的な三方枠を構成している。出入口枠110は、縦断面が下向きのコの字状を形成すると共にエレベータかご190内から出入口191に向かって奥行きを有する。左右の縦枠111は床面116から垂直に立設され、上部の横枠112は水平方向に伸張しており左右の縦枠111の上端を連結している。
右の縦枠111は、エレベータドア100の面(開閉面)と略平行してエレベータかご190内に面する正面114に、乗客が行先を指定する操作盤152が取り付けられている。また、上部の横枠112の正面114には、エレベータかご190の現在位置している階数を示す表示灯151が取り付けられている。
実施の形態1のエレベータかご190は、エレベータドア100と出入口枠110の縦枠111との隙間(エレベータドア100の戸開時進行側の隙間)の付近(戸隙間192内を含む)に物(人、動物を含む)が有るか否かを検知する引き込まれセンサ120(隙間センサ)を備えることを特徴の一つとする。エレベータドア100と出入口枠110の縦枠111との隙間を、以下、戸隙間192とする。
図1では、引き込まれセンサ120として、発光器121が左右の縦枠111に取り付けられ、受光器122が上部の横枠112に取り付けられている。
発光器121は、他方の縦枠111に面している縦枠111の内側面113において、床面116の近くで且つエレベータドア100の近くに埋設されている。発光器121は左右の縦枠111に1つずつ備わっている。
受光器122は、エレベータかご190の床面116に面している横枠112の底面115(出入口枠110の天面)において、縦枠111の近くで且つエレベータドア100の近くに埋設されている。受光器122は左右の縦枠111のそれぞれの近くに1つずつ備わっている。
発光器121は光(可視光、非可視光、赤外線など)のビーム193(光線、光信号)を受光器122に向けて照射し、受光器122は発光器121が照射したビーム193を受光する。左側に設置されている発光器121と左側に設置されている受光器122とが組となり、右側に設置されている発光器121と右側に設置されている受光器122とが組となる。左の縦枠111に設置されている発光器121は横枠112に設置されている左側の受光器122に向けて発光し、左ドア101と左側の縦枠111との戸隙間192の付近にビーム193を形成する。また、右の縦枠111に設置されている発光器121は横枠112に設置されている右側の受光器122に向けて発光し、右ドア102と右側の縦枠111との戸隙間192の付近にビーム193を形成する。
戸隙間192付近に乗客やペットや荷物などが存在する場合、それらは発光器121から受光器122に向かうビーム193を遮ることになる。そして、ビーム193が遮られた場合、受光器122の受光量はビーム193の光量分小さくなる。つまり、受光器122の受光量が小さい場合には、戸隙間192付近に物が存在し、エレベータドア100を戸開した際にその物が戸隙間192に引き込まれる可能性があると判断することができる。
発光器121から受光器122に向かうビーム193の照射範囲(特定範囲)は、引き込まれセンサ120により物を検知できる範囲となる。
後述する実施の形態1におけるドア制御回路170(エレベータドア制御装置)は、エレベータドア100の戸開時に戸隙間192付近に物が存在する場合、エレベータドア100の戸開を停止させる。
これにより、主制御回路180は、エレベータドア100の戸開時に戸隙間192に物が引き込まれることを防ぐことができる。
実施の形態1のエレベータかご190は、エレベータドア100の戸閉時進行側の戸先(以下、単に戸先とする)に位置する物の有無を検知する三次元MBS130(MBS:マルチビームセンサ)(戸先センサ)を備えることを特徴の一つとする。
図1では、三次元MBS130として、左ドア101と右ドア102との戸先に複数の受発光器131がドアの上端付近から下端付近まで並べられ、配置されている。
受発光器131は、エレベータかご190の内部方向(図の手前方向)にビーム193を照射すると共に、エレベータかご190の内部方向で反射したビーム193を受光する。
戸先付近に物が存在する場合、受発光器131から照射されたビーム193はその物に反射してエレベータドア100側に進行するため、そのビーム193を照射した受発光器131、同じドアに取り付けられている他の受発光器131または他方のドアに取り付けられている受発光器131で受光されることになる。そして、戸先付近の物に反射した反射光を受光した場合、受発光器131の受光量は反射光分大きくなる。つまり、受発光器131の受光量が大きい場合、戸先付近に物が存在していると判断することができる。
三次元MBS130により物を検知できる範囲(特定範囲)は、受発光器131のビーム193の照射角度に応じて定まる。照射角度が小さいほど(照射方向がエレベータドア100の進退方向に近いほど)、三次元MBS130により物を検知できる範囲はエレベータドア100に近い範囲となる。
図2、図3は、実施の形態1におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図である。
図2、図3において、下側は図1に示しているエレベータかご190側を示しており、上側はエレベータ乗場199側を示している。
エレベータ乗場199側には、エレベータかご190側と同様に、出入口191部分にエレベータドア100と出入口枠110とが設けられている。
エレベータドア100は戸閉時に戸袋195に収納される。
エレベータドア100が戸開し始めた状態を示す図2において、エレベータかご190から降りようとする乗客が戸先付近に存在する場合、受発光器131から照射された光は乗客で反射して受発光器131に受光される。
受発光器131がエレベータかご190側およびエレベータ乗場199側にビーム193を照射した場合、三次元MBS130により物を検知できる範囲(特定範囲)は、図3に検知範囲194aとして示すように、戸先から見て左右両方向(図3の上下方向)に広がる範囲となる。つまり、三次元MBS130により、戸先周辺の3次元の空間に位置する物が検知される。
また、図3は、引き込まれセンサ120により物を検知できる範囲(特定範囲)を検知範囲194bとして示す。引き込まれセンサ120により、発光器121と受光器122とを結ぶ直線状の空間に位置する物が検知される。
実施の形態1のエレベータかご190は、エレベータドア100の戸開を中止するときにエレベータかご190から降りようとしている乗客に対して注意喚起する装置(特定の表示装置)を備えることを特徴の一つとする。
図1では、注意喚起する装置として、左ドア101と右ドア102との戸開時進行側の戸先に注意灯140が取り付けられている。注意灯140は上下に並べられた複数の発光素子(例えば、赤色LED)を有する。
後述する実施の形態1におけるドア制御回路170(エレベータドア制御装置)は、エレベータドア100の戸開時に、戸隙間192付近に物が存在し、且つ、戸先付近に物(降りようとしている乗客)が存在する場合、エレベータドア100の戸開を停止させると共に注意灯140を点灯させる。
つまり、ドア制御回路170は、降りようとしている乗客に対して戸開が停止することを注意灯140の点灯により注意喚起することができる。また、ドア制御回路170は、戸開の停止時であっても、降りようとしている乗客がいない場合には不要な注意喚起をやめることができる。
図4は、実施の形態1におけるドア制御回路170を示す構成図である。
実施の形態1におけるドア制御回路170について、図4に基づいて以下に説明する。
ドア制御回路170は電源回路171および主制御回路180を備える。さらに、ドア制御回路170は引き込まれセンサ120および三次元MBS130を備える。
主制御回路180は、引き込まれセンサ制御部181(隙間センサ部)、三次元MBS制御部182(戸先センサ部)、制御判定部183、ドア制御部184および注意灯制御部185(表示部)を有する。
引き込まれセンサ制御部181は、引き込まれセンサ120を起動し、引き込まれセンサ120に戸隙間192付近に物が有るか否かを検知させる。そして、引き込まれセンサ制御部181は、戸隙間192付近に物が有るか否かを示す隙間センサ検知信号(検知情報、受光量情報)を引き込まれセンサ120から入力する。
受光器122は、戸隙間192付近に物が存在せず、ビーム193が遮蔽されない場合、ビーム193と外乱光(ビーム193以外の照明、太陽光などの光)とを受光し、戸隙間192付近に物が存在し、ビーム193が遮蔽される場合、外乱光のみを受光する。
例えば、引き込まれセンサ制御部181は隙間センサ検知信号が示す引き込まれセンサ120(受光器122)の受光量と障害物判定値との大小を比較して戸隙間192付近に物が有るか否かを判定する。
障害物判定値は、ビーム193と外乱光とを受光した場合の推定受光量(ビーム193の推定光量と外乱光の推定光量とを合計した光量)以下の光量を示す。例えば、障害物判定値は、推定受光量からビーム193の推定光量を差し引いた光量や外乱光の推定光量を示す。障害物判定値以下の受光量は戸隙間192付近に物が存在していることを示し、障害物判定値より大きな受光量は戸隙間192付近に物が存在していないことを示す。
例えば、引き込まれセンサ制御部181は発光器121に一定の間隔で一定の時間、光を発光させる。発光器121は矩形波で表されるオンオフ信号として受光器122に向けて光を投光する。発光器121による光の投光に応じて、発光器121から受光器122に向けてビーム193が照射される。受光器122は受光量(受光した光の強度)に対応する信号値(信号強度[振幅]、信号周波数など)を示す信号を隙間センサ検知信号として生成し、生成した隙間センサ検知信号を引き込まれセンサ制御部181に出力する。引き込まれセンサ制御部181は、受光器122から隙間センサ検知信号を入力する。そして、引き込まれセンサ制御部181は、隙間センサ検知信号の信号値が、ビーム193の照射タイミング時に、障害物判定値以下である場合に、戸隙間192付近に物が存在している、つまり、エレベータドア100を戸開した場合に戸隙間192に何かが引き込まれる可能性があると判定する。また、引き込まれセンサ制御部181は、ビーム193の照射タイミング時に、隙間センサ検知信号の信号値が障害物判定値より大きい値を示す場合に、戸隙間192付近に物が存在していない、つまり、エレベータドア100を戸開しても戸隙間192には何も引き込まれないと判定する。
受光器122が受光量と障害物判定値とを大小比較して、戸隙間192付近に物が存在しているか否かを判定してもよい。戸隙間192付近に物が存在していると判定した場合、受光器122は戸隙間192付近に物が存在していることを示す信号として隙間センサ検知信号を引き込まれセンサ制御部181に出力する。
三次元MBS制御部182は、三次元MBS130を起動し、戸先付近に物が有るか否かを検知させる。そして、三次元MBS制御部182は、戸先付近に物が有るか否かを示す戸先センサ検知信号(検知情報、受光量情報)を三次元MBS130から入力する。
例えば、三次元MBS制御部182は、引き込まれセンサ制御部181による引き込まれセンサ120の制御と同様に、三次元MBS130を制御して戸先付近に物が存在しているか否かを判定する。つまり、三次元MBS制御部182は受発光器131に光を発光させ、受発光器131から受光量に対応する信号値を示す戸先センサ検知信号を入力し、戸先センサ検知信号と戸先センサ用の障害物判定値とを比較する。そして、三次元MBS制御部182は、戸先センサ検知信号の信号値が障害物判定値以上の値を示す場合に戸先付近に物が存在していると判定し、戸先センサ検知信号の信号値が障害物判定値より小さい値を示す場合に戸先付近に物が存在していないと判定する。受発光器131は戸先付近に物が存在していないときには外乱光を受光し、戸先付近に物が存在しているときには外乱光と戸先付近の物に反射して戻ってきたビーム193(反射光)とを受光する。このため、障害物判定値以上の受光量はビーム193を反射する物が戸先付近に存在していることを示し、障害物判定値未満の受光量はビーム193を反射する物が戸先付近に存在していないことを示す。
受発光器131が受光量と障害物判定値とを大小比較して、戸先付近に物が存在しているか否かを判定してもよい。戸先付近に物が存在していると判定した場合、受発光器131は戸先付近に物が存在していることを示す信号として戸先センサ検知信号を三次元MBS制御部182に出力する。
制御判定部183は、引き込まれセンサ制御部181の判定結果と三次元MBS制御部182の判定結果とに基づいて、エレベータドア100や注意灯140を制御する。制御判定部183は、エレベータドア100の戸開時に、引き込まれセンサ制御部181が戸隙間192付近に物が存在していると判定し、且つ、三次元MBS制御部182が戸先付近に物が存在していると判定した場合、エレベータドア100の戸開を停止させると共に、注意灯140を点灯させる。また、制御判定部183は、エレベータドア100の戸開中に、引き込まれセンサ制御部181が戸隙間192付近に物が存在していると判定し、且つ、三次元MBS制御部182が戸先付近に物が存在していないと判定した場合、エレベータドア100の戸開を停止させ、注意灯140を点灯させない。
例えば、引き込まれセンサ制御部181は戸隙間192付近に物が存在していると判定した場合に制御判定部183に信号を出力し、三次元MBS制御部182は戸先付近に物が存在していると判定した場合に制御判定部183に信号を出力する。そして、制御判定部183は、エレベータドア100の戸開時に引き込まれセンサ制御部181と三次元MBS制御部182とから信号を入力した場合、エレベータドア100の戸開停止を命令する戸開停止命令信号をドア制御部184に出力すると共に、注意灯140の点灯を命令する注意灯点灯命令信号を注意灯制御部185に出力する。また、制御判定部183は、エレベータドア100の戸開時に引き込まれセンサ制御部181から信号を入力し、三次元MBS制御部182からは信号を入力していない場合、戸開停止命令信号をドア制御部184に出力し、注意灯点灯命令信号の注意灯制御部185への出力は行わない。
ドア制御部184はエレベータドア100を開閉制御する。
例えば、ドア制御部184は、制御判定部183から戸開停止命令信号を入力した場合、電源回路171を制御してモータ176を停止させ、エレベータドア100の戸開を停止する。
注意灯制御部185は注意灯140を点灯制御する。
例えば、注意灯制御部185は、制御判定部183から注意灯点灯命令信号を入力した場合、注意灯140を点灯させる。
電源回路171は、電源172、整流回路173、コンデンサ174およびインバータ回路175を備え、ドア制御部184によるインバータ回路175のスイッチングに応じてモータ176を駆動させ、開閉、開閉停止、開閉速度の変更など、エレベータドア100を開閉操作する。
左ドア101および右ドア102はモータ176の回転と連動して開閉し、開閉停止し、また、開閉速度が変更される。
主制御回路180は、ROM(Read Only Memory)に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実装されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして記憶媒体(例えば、RAM(Random Access Memory)、半導体メモリ)に記憶される。プログラムはCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、中央演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ)により読み出され、CPUにより実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるもの、あるいは、「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図5は、実施の形態1における戸開制御処理を示すフローチャートである。
ある階にエレベータかご190が到着してエレベータドア100が戸開するときに主制御回路180が実行する戸開制御処理について、図5に基づいて以下に説明する。
<S110:戸開処理>
エレベータかご190がある階に到着したとき、ドア制御部184はドア制御回路170を制御してモータ176を回転させ、エレベータドア100を戸開させる。
<S120:戸隙間センサ処理>
引き込まれセンサ制御部181は、引き込まれセンサ120からの出力に基づいて、戸隙間192付近に物が存在しているか否かを判定する。引き込まれセンサ制御部181は、戸開処理(S110)の開始時および処理中、戸隙間センサ処理(S120)を繰り返す。
戸隙間192付近に物が存在しないまま戸開処理(S110)が完了した場合、戸開制御処理は終了する。
戸隙間センサ処理(S120)は戸開処理(S110)と並行して同時に実行されてもよい。
<S130:戸開停止処理(ドア開閉制御)>
S120において戸隙間192付近に物が存在していると判定された場合、制御判定部183はドア制御部184にエレベータドア100の戸開を停止させる。ドア制御部184はドア制御回路170を制御してモータ176を停止させ、エレベータドア100の戸開を停止させる。制御判定部183は、エレベータドア100の戸開停止後、ドア制御部184にエレベータドア100を戸閉させて、戸隙間192に引き込まれた物が戸隙間192から出されるようにしてもよい。また、その後、戸開制御処理が戸開処理(S110)から再度実行されてもよい。また、制御判定部183はエレベータドア100の戸開を停止させる代わりに低速度でエレベータドア100を戸開させてもよい。戸開の停止、戸閉および戸開速度の変更はドア開閉制御の一例である。
<S140:戸先センサ処理>
戸開停止処理(S130)の実行時、三次元MBS制御部182は、三次元MBS130からの出力に基づいて、戸先付近に物が存在しているか否かを判定する。三次元MBS制御部182は、戸開停止処理(S130)の開始時および処理中、戸先センサ処理(S130)を繰り返す。
戸先付近に物が存在しない場合、戸開制御処理は終了する。
戸先センサ処理(S140)は戸開停止処理(S130)と並行して同時に実行されてもよい。
<S150:注意灯点灯処理(表示処理)>
S140において戸先付近に物が存在していると判定された場合、制御判定部183は注意灯制御部185に注意灯140を点灯させる。注意灯制御部185は、注意灯140を点灯させて、戸開停止処理(S130)の開始、処理中または完了をエレベータかご190の乗客に注意喚起する。戸開停止処理(S130)の開始、処理中および完了はドア開閉制御の実行状態を示す。
注意灯点灯処理(S150)により注意灯140が点灯した後、例えば、主制御回路180は、所定の時間経過後に注意灯制御部185により注意灯140を消灯させ、戸開制御処理を戸開処理(S110)から再度実行する。
上記の戸開制御処理により、主制御回路180は、エレベータドア100の戸開時に、戸隙間192に引き込まれそうな物が存在する場合に戸開を停止させて安全を確保することができる。さらに、主制御回路180は、戸開の停止時にエレベータかご190から降りようとしている人が戸先近くに居る場合にのみ注意灯140を点灯させて、エレベータかご190から降りようとしている人に戸開が停止することを注意喚起することができる。また、主制御回路180は、エレベータかご190から降りようとしている人が戸先近くに居ないような、注意喚起の不要な場合に、注意喚起により乗客を不快にさせることを防ぐことができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図であり、実施の形態1の図2や図3に対応する図である。
図6に示すように、注意灯140は、エレベータかご190側だけではなく、エレベータ乗場199側に取り付けられていてもよい。
主制御回路180は、注意灯点灯処理(S150)時に、エレベータかご190側のエレベータドア100の戸先に取り付けられた注意灯140を点灯させると共に、エレベータ乗場199側のエレベータドア100の戸先に取り付けられた注意灯140を点灯させる。
これにより、主制御回路180は、エレベータかご190から降りようとしている人だけでなく、エレベータ乗場199からエレベータかご190に乗り込もうとしている人にも戸開が停止することを注意喚起することができる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3におけるエレベータかご190の構成図であり、実施の形態1の図1に対応する図である。
図8は、実施の形態3におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図であり、実施の形態1の図2や図3に対応する図である。
図7や図8に示すように、エレベータドア100は、両開き式のドアではなく、左ドア101と右ドア102とが同一方向に移動して出入口191を開閉する片開き式のドアであってもよい。
エレベータドア100が片開きドアの場合、出入口191が開口し始める方(図7の右側、戸閉時進行側)に取り付けられた発光器121は出入口191が開口し終える方(図7の左側、戸開時進行側)に取り付けられた受光器122に向けてビーム193を照射するとよい。これにより、引き込まれセンサ120は左ドア101と右ドア102との戸隙間192に引き込まれそうな物が有るか否かを検知することができる。
三次元MBS130および注意灯140は出入口191が開口し終える方のドア(図7の右ドア102)の戸先に取り付けられるとよい。これにより、降りようとしている人を検知することができ、降りようとしている人に戸開が停止することを注意喚起することができる。
各実施の形態では、縦枠111の内側面113に取り付けられた発光器121と横枠112の底面115に取り付けられた受光器122とを引き込まれセンサ120として示した。但し、引き込まれセンサ120はその他の形態であってもよい。
例えば、受光器122が縦枠111の内側面113に取り付けられ、発光器121が横枠112の底面115に取り付けられてもよい。
また例えば、発光器121が縦枠111の裏面に取り付けられていてもよい。縦枠111の裏面とは、正面114の反対側に位置する縦枠111の面のことであり、戸閉時のエレベータドア100に面する縦枠111の面のことである。
また例えば、引き込まれセンサ120は縦枠111の裏面に取り付けられた接触センサであってもよい。例えば、接触センサは、人や動物の接触により通電した場合や圧力を検出した場合に、戸隙間192に挟まれている物が有ることを検知する。
各実施の形態では、戸先に取り付けられた受発光器131を三次元MBS130として示した。但し、三次元MBS130はその他の形態であってもよい。
例えば、圧力センサの取り付けられたフロアマットが三次元MBS130として戸先付近に敷かれてもよい。三次元MBS130は圧力を検出した場合に戸先に物が有ることを検知する。
各実施の形態では、発光素子を有して点灯する注意灯140を注意灯140として示した。但し、注意灯140はその他の形態であってもよい。
例えば、注意灯140は警告音や警告メッセージを出力するスピーカであってもよい。
各実施の形態ではエレベータかご190側について説明したが、エレベータ乗場199側に引き込まれセンサ120、三次元MBS130および注意灯140が備わり、主制御回路180がエレベータ乗場199側のエレベータドア100を戸開停止すると共にエレベータ乗場199からエレベータかご190に乗り込もうとしている人に戸開が停止することを注意喚起してもよい。
また、エレベータかご190側とエレベータ乗場199側とのそれぞれに引き込まれセンサ120、三次元MBS130および注意灯140を備えてもよい。主制御回路180は、エレベータかご190側の引き込まれセンサ120とエレベータ乗場199側の引き込まれセンサ120との少なくてもいずれかが、戸隙間192に引き込まれそうな物の存在を検知した場合、エレベータかご190側のエレベータドア100の戸開とエレベータ乗場199側のエレベータドア100の戸開とを停止する。また、主制御回路180は、エレベータかご190側の三次元MBS130が、戸開停止時にエレベータかご190から降りようとしている人の存在を検知した場合、エレベータかご190側の注意灯140を点灯させる。また、主制御回路180は、エレベータ乗場199側の三次元MBS130が、戸開停止時にエレベータかご190に乗り込もうとしている人の存在を検知した場合、エレベータ乗場199側の注意灯140を点灯させる。
実施の形態1におけるエレベータかご190の構成図。 実施の形態1におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図。 実施の形態1におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図。 実施の形態1におけるドア制御回路170を示す構成図。 実施の形態1における戸開制御処理を示すフローチャート。 実施の形態2におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図。 実施の形態3におけるエレベータかご190の構成図。 実施の形態3におけるエレベータかご190とエレベータ乗場199とを示す横断面図。
符号の説明
100 エレベータドア、101 左ドア、102 右ドア、110 出入口枠、111 縦枠、112 横枠、113 内側面、114 正面、115 底面、116 床面、120 引き込まれセンサ、121 発光器、122 受光器、130 三次元MBS、131 受発光器、140 注意灯、151 表示灯、152 操作盤、170 ドア制御回路、171 電源回路、172 電源、173 整流回路、174 コンデンサ、175 インバータ回路、176 モータ、180 主制御回路、181 引き込まれセンサ制御部、182 三次元MBS制御部、183 制御判定部、184 ドア制御部、185 注意灯制御部、190 エレベータかご、191 出入口、192 戸隙間、193 ビーム、194a 検知範囲、194b 検知範囲、195 戸袋、199 エレベータ乗場。

Claims (3)

  1. エレベータドアと前記エレベータドアで開閉されるエレベータ乗降口の乗降口枠との隙間の付近の特定範囲内に物が有るか否かを検知する隙間センサ部と、
    前記エレベータドアの戸先の付近の特定範囲内に物が有るか否かを検知する戸先センサ部と、
    前記隙間センサ部が前記エレベータドアの戸開時に物が有ることを検知した場合に、所定のドア開閉制御で前記エレベータドアの開閉を制御するドア制御部と、
    前記隙間センサ部と前記戸先センサ部とが前記エレベータドアの戸開時に物が有ることを検知した場合に、前記ドア開閉制御の実行状態であることを特定の表示装置を用いて表示する表示部と
    を備えたことを特徴とするエレベータドア制御装置。
  2. 前記隙間センサ部と前記戸先センサ部とは、エレベータかごに設置されているエレベータドアであるエレベータかごドアと前記エレベータかごの停止している階のエレベータ乗場に設置されているエレベータドアであるエレベータ乗場ドアとのいずれかを対象として物の有無を検知し、
    前記ドア制御部は、前記エレベータかごドアと前記エレベータ乗場ドアとの両方を前記ドア開閉制御により制御し、
    前記表示部は、前記エレベータかごに設置されている表示装置と前記エレベータ乗場に設置されている表示装置との両方を用いて表示を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータドア制御装置。
  3. 前記隙間センサ部は、エレベータかごに設置されているエレベータドアであるエレベータかごドアと、前記エレベータかごの停止している階のエレベータ乗場に設置されているエレベータドアであるエレベータ乗場ドアとの少なくともいずれかを対象として物の有無を検知し、
    前記ドア制御部は、前記エレベータかごドアと前記エレベータ乗場ドアとの両方を前記ドア開閉制御により制御し、
    前記戸先センサ部は、前記エレベータかごドアと前記エレベータ乗場ドアとの両方を対象として物の有無を検知し、
    前記表示部は、前記戸先センサ部が前記エレベータかごドアを対象として物が有ることを検知した場合、前記エレベータかごに設置されている前記表示装置を用いて表示を行い、前記戸先センサ部が前記エレベータ乗場ドアを対象として物があることを検知した場合、前記エレベータ乗場に設置されている前記表示装置を用いて表示を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータドア制御装置。
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