JP2014094803A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光ビームを出射しながら強制戸閉動作を行っている時に、異物が検知されたら、強制戸閉動作は継続するが、光ビームの出射は停止する。これにより、強制戸閉動作時に乗客などから光ビームが覗き込まれることを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
また、出入口を横切る光ビームを生成して、該光ビームを人や異物が遮ると、かごドア及び乗場ドアを閉動作から開動作に反転させる装置も多く設置されている。
この従来の技術について、図2〜図6により説明する。図2は中央両開き式のエレベータかごドアの全開状態を示す正面図、図3は図2のエレベータかごドアの全閉状態を示す正面図、図4は図2のエレベータの電気的構成を示すブロック図、図5,図6は図2のエレベータの制御動作を示すフローチャートであり、図6は図5の分図である。
投光/受光ユニット4は、レーザ光のビーム(以下光ビームと称する)Bを出射する投光器と入射してくる光ビームBを検知する受光器とを一体に備えたものである。また、前記第1反射部材5は光ビームBを鉛直上方へ反射する。
投光/受光ユニット4の受光器は、入射光ビームBによる受光量が所定の閾値を上回っているときは、異物検知信号を出力しない。これに対して、入射光ビームBによる受光量が所定の閾値を下回っているときは、異物検知信号を出力する。
投光/受光ユニット4はレーザ駆動回路400からレーザ駆動信号を受けて光ビームBを出射し、レーザ駆動信号が停止されたときに、光ビームBの出射を停止する。投光/受光ユニット4から得られる異物検知信号は、レーザ駆動回路400を介して制御ユニット100へ供給される。
ステップS3にてノーと判断されたときは、ステップS4に移行して、通常の速度(高速)で、戸閉動作を実行するとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を実行した後、ステップ5にて異物が検知されたか否かを判断する。
その後、戸閉動作が完了してステップS7でイエスと判断されたときは、ステップS8にて投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止して、一連の動作を終了する。
一方、セーフティシューフレームにより異物が検知された場合には、反転戸開きが実行される。
ここで、異物検知信号が生成されないときには、ステップS12に移行して、戸閉終端位置検出装置から得られるオン/オフ信号に基づいて強制戸閉動作が完了したか否かを判断し、ノーと判断されたときは、ステップS13にて強制戸閉動作を継続して、ステップS11に戻る。
強制戸閉動作が完了してステップS12でイエスと判断されると、ステップS20に移行して、反転戸開きの回数をクリアするとともに、通常の制御動作を再開する。これによって、かごは走行を開始し得る状態となる。そして図5のステップS8に移行して、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止して、一連の動作を終了する。
強制戸閉動作が完了してステップS14でイエスと判断されると、ステップS16に移行して、かご内の音声案内システムや、かご内又は乗場の表示案内システムを利用して、かごの走行が開始されることを報知するとともに、この間はかごの停止状態を維持する。尚、音声による報知を行なう場合には、ステップS9にて報知及び警告を行なったときの音声よりも音量を大きくしてもよい。
その後、戸閉動作中に異物検知信号が生成されたとき、又はセーフティシューフレームに何らかの力が作用したときには、反転戸開きが実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。これに対し、異物が検知されることなく戸閉動作が完了した場合には、その完了時点で投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。
また通常の速度(高速)での戸閉動作中に異物が検知されると、反転戸開き動作が実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。これにより、反転戸開き動作中に光ビームBが覗き込まれることを防止することができる。
万が一、投光/受光ユニット4により人の頭や肩が異物として検知されなかった場合であっても、人の頭や肩がセーフティシューフレームに衝突し、その結果、反転戸開き動作が実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止されことになる。従って、戸閉動作中に投光/受光ユニット4から出射される光ビームBを覗き込むことはできず、戸閉動作中に光ビームBが覗き込まれることを防止することができる。
また、強制戸閉動作が開始される旨が報知されたにもかかわらず、強制戸閉動作中に投光/受光ユニット4により異物が検知された場合には、強制戸閉動作の完了後、かごの走行が開始される前に、その旨が報知されるので、いたずらや故意によって、紐状の異物をかごと乗場とに跨らせているような場合でも、強制戸閉動作の完了後に前記異物がかごドアと乗場ドアに挟まれた状態でかごが走行開始するという事故を防止することができる。
このとき覗き込みをしようとする人の頭等がセーフティシューフレームに当れば、かごドア2,3は反転戸開きするため、覗き込みはできないが、鏡などを使ってセーフティシューフレームに当らないように光ビームBを覗き込む場合や、セーフティシューのないタイプのエレベータの場合には、光ビームBが覗き込まれることになってしまう。
この強制戸閉動作中は、投光/受光ユニットによって異物検知信号が生成されても、反転戸開きは実行されず、投光/受光ユニットにより異物が検知されることによる反転戸開きは無効となっている。一方、セーフティシューフレームにより異物が検知された場合には、反転戸開きが実行される。
次に、ステップS14に移行して、戸閉終端位置検出装置から得られるオン/オフ信号に基づいて強制戸閉動作が完了したか否かを判断し、ノーと判断されたときは、ステップS15にて強制戸閉動作を継続して、ステップS14に戻る。
強制戸閉動作が完了してステップS14でイエスと判断されると、以後の動作は前記と同じである。
また、強制戸閉動作中に投光/受光ユニットにより異物が検知されると、強制戸閉動作中に報知されるブザー等の鳴動を他の報知に変更しているため、従来のように、戸閉完了になるよりも更に前に、警告を行なうことができる。
例えば、かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことを検知する閉じ位置検知手段を設け、通常(高速)の戸閉動作において、かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたとき、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始させるようにすることもできる。
また、前記の通常の戸閉動作と同じく、かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたとき、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始させるようにすることもできる。
また、本発明は中央両開式のかごドアに限ることはなく、片開き式(サイドオープン)のかごドアであっても同様に適用することができる。
2,3 かごドア
4 投光/受光ユニット
5 第1反射部材
6 第2反射部材
7 清掃具
8 敷居
21,31 ハンガー
22,32 ガイドシュー
30 収容空間
100 制御ユニット
101 戸閉終端位置検出装置
102 フレーム
300 ドア制御装置
301 ドア駆動用モータ
302 ロータリーエンコーダ
400 レーザ駆動装置
Claims (4)
- エレベータの出入口を開閉するかごドアと、前記出入口を横切る光ビームを出射する投光手段と、該投光手段から出射された光ビームを検知する受光手段と、該受光手段による光ビームの検知が中断されたときに異物検知信号を生成する異物検知手段と、前記かごドアの開閉動作及び前記投光手段による光ビームの出射動作を制御する制御手段とを備えたエレベータにおいて、
前記制御手段は、前記異物検知信号の生成の有無にかかわらず強制的に前記かごドアを閉じる強制戸閉動作を実行する強制戸閉手段と、該強制戸閉手段による強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングで前記強制戸閉動作の実行を報知する手段を備えており、
前記強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングで前記光ビームの出射を開始するとともに、前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記光ビームの出射を停止する手段を備えていることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記強制戸閉動作の実行を報知する手段による報知を変更することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記強制戸閉動作を一旦停止し、所定時間経過後に、再び強制戸閉を続行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ装置。
- 前記かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことを検知する閉じ位置検知手段を更に備え、前記閉じ位置検知手段により前記かごドアが、前記所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたときに前記投光手段に出射を開始させる構成であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエレベータ装置。
Priority Applications (1)
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JP2012247017A JP2014094803A (ja) | 2012-11-09 | 2012-11-09 | エレベータ装置 |
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2012
- 2012-11-09 JP JP2012247017A patent/JP2014094803A/ja active Pending
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