JP2014094803A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エレベータかご出入口に、異物を検知するための光ビームを出射する投光手段と、この投光手段から出射された光ビームを検知する受光手段と、この受光手段による光ビームの検知が中断されたときに異物検知信号を生成する装置とを備えたものにおいて、異物検知信号の有無にかかわらず強制的にかごドアを閉じる強制戸閉動作時に、光ビームが覗き込まれることを防止すること。
【解決手段】 光ビームを出射しながら強制戸閉動作を行っている時に、異物が検知されたら、強制戸閉動作は継続するが、光ビームの出射は停止する。これにより、強制戸閉動作時に乗客などから光ビームが覗き込まれることを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの出入口部分における安全装置に関するものである。
エレベータにおいては、犬などのペットを紐に繋いでエレベータかごに乗るとき、ペットが乗場に残ったまま乗客がかごに乗り込むと、かご内と乗場とに跨って紐が張られた状態で、かごドアと乗場ドアが閉じ、かごが上昇又は下降することになる。この結果、紐によって乗客の手が引っ張られ、負傷を負う可能性がある。
一般にエレベータのかごドアには、セーフティシューが設けられており、かごドアの戸閉動作中にこのセーフティシューフレームに人や異物が衝突すると、かごドア及び乗場ドアを閉動作から開動作に反転させるようになっている。
また、出入口を横切る光ビームを生成して、該光ビームを人や異物が遮ると、かごドア及び乗場ドアを閉動作から開動作に反転させる装置も多く設置されている。
光ビームを用いて異物を検知する装置には、レーザを採用する場合がある。このレーザ光は、危険度に応じてクラス分けがなされており、エレベータの場合は比較的安全なクラスのレーザ光を使用することが多いが、それでも人がレーザを覗き込んだ場合には、レーザ光の種類によっては目に障害を受ける可能性が皆無とは言い切れず、またレーザ光を覗き込んだことにより障害を受けていないか不安を抱く虞もある。そこでレーザ光等の光ビームを用いて異物を検知するエレベータにおいては、光ビームが覗き込まれることを防止する対策が必要となる。
この光ビームが覗き込まれることを防止する対策として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
この従来の技術について、図2〜図6により説明する。図2は中央両開き式のエレベータかごドアの全開状態を示す正面図、図3は図2のエレベータかごドアの全閉状態を示す正面図、図4は図2のエレベータの電気的構成を示すブロック図、図5,図6は図2のエレベータの制御動作を示すフローチャートであり、図6は図5の分図である。
図2,図3において、1は出入口上方のフレーム102に固定されたレール、2,3は左右一対のかごドアで、それぞれハンガー21,31によってレール1に吊り下げられるとともに、ドア下端部に設けられたガイドシュー22,32が、敷居8の溝に嵌って間口方向に案内されている。またフレーム102には、各かごドア2,3の開閉動作を制御する制御ユニット100が設置されている。
かごドア2の閉方向端面2aから、かごドア3側へ所定距離(例えば12mm)だけ離れた鉛直線上の上端位置に、鉛直下方へ向けて投光/受光ユニット4が配備される一方、前記鉛直線上の下端位置には、鉛直上方へ向けて第1反射部材5が配備されている。
投光/受光ユニット4は、レーザ光のビーム(以下光ビームと称する)Bを出射する投光器と入射してくる光ビームBを検知する受光器とを一体に備えたものである。また、前記第1反射部材5は光ビームBを鉛直上方へ反射する。
投光/受光ユニット4の受光器は、入射光ビームBによる受光量が所定の閾値を上回っているときは、異物検知信号を出力しない。これに対して、入射光ビームBによる受光量が所定の閾値を下回っているときは、異物検知信号を出力する。
かごドア3の上端部には、両かごドア2,3が閉じたときに、投光/受光ユニット4を収容する収容空間30が形成され、この収容空間30の底部には、鉛直上方へ向けて第2反射部材6が配備されている。この第2反射部材6は前記収容空間30に侵入した投光/受光ユニット4からの光ビームBを鉛直上方へ反射する。7は両かごドア2,3が閉じたときに、第1反射部材5の表面を清掃するブラシからなる清掃具である。
図4において、ドア制御装置300からドア駆動用モータ301にドア駆動信号が供給され、これによって両かごドア2,3が開閉される。ドア駆動用モータ301にはロータリーエンコーダ302が取り付けられており、このロータリーエンコーダ302から得られるエンコーダパルス信号がドア制御装置300に供給される。ドア制御装置300では、エンコーダパルス信号に基づき両かごドア2,3の位置が認識され、ドア位置信号が制御ユニット100に供給される。
また両かごドア2,3が全閉状態となったときにオフからオンに切り替わる戸閉終端位置検出装置101が装備されており、戸閉終端位置検出装置101から得られるオン/オフ信号がドア制御装置300を介して制御ユニット100に供給される。制御ユニット100からドア制御装置300へはドア開閉指令が供給され、これによってドア制御装置300が制御されている。
前記投光/受光ユニット4にはレーザ駆動回路400が接続されており、このレーザ駆動回路400は制御ユニット100に接続されている。制御ユニット100からレーザ駆動回路400へはレーザ投光オン指令及びレーザ投光オフ指令が供給され、レーザ駆動回路400は、レーザ投光オン指令を受けて投光/受光ユニット4に対してレーザ駆動信号を供給し、またレーザ投光オフ指令を受けて投光/受光ユニット4に対するレーザ駆動信号の供給を停止する。
投光/受光ユニット4はレーザ駆動回路400からレーザ駆動信号を受けて光ビームBを出射し、レーザ駆動信号が停止されたときに、光ビームBの出射を停止する。投光/受光ユニット4から得られる異物検知信号は、レーザ駆動回路400を介して制御ユニット100へ供給される。
図5,図6は制御ユニット100によって実行される制御動作を表しており、まず図5のステップS1では、戸開き完了(全開状態)で待機するとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止する。次にステップS2では、戸開き開放時間が満了したかどうかを判断し、ノーの場合はステップS1に戻って戸開き完了で待機するとともに光ビームの出射停止状態を継続する。
戸開き開放時間が満了してステップS2でイエスと判断されたときは、ステップS3に移行し、異物の検知による反転戸開きを所定回数N以上繰り返した場合、又は、戸開き待機時間が所定時間Tに達した場合の何れかに該当するか否かを判断する。
ステップS3にてノーと判断されたときは、ステップS4に移行して、通常の速度(高速)で、戸閉動作を実行するとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を実行した後、ステップ5にて異物が検知されたか否かを判断する。
ここで、異物検知信号が生成されたとき、又はセーフティシューフレームに何らかの力が作用したときには、かごの出入口に乗客や異物が存在するか、又は人が光ビームの覗き込み動作を行なっていると推定されるため、ステップS6に移行して反転戸開きを実行するとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止して、ステップS1に戻り、戸開き完了で待機するとともに、光ビームの出射停止状態を維持する。
一方ステップS5にて異物が検知されなかったと判断されたときは、ステップS7へ移行して、戸閉終端位置検出装置から得られるオン/オフ信号に基づいて戸閉動作が完了したか否かを判断し、ノーと判断されたときはステップS4に戻って、通常の速度での戸閉動作を継続するとともに、光ビームの出射を継続する。
その後、戸閉動作が完了してステップS7でイエスと判断されたときは、ステップS8にて投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止して、一連の動作を終了する。
人がいたずらや故意によって何らかの異物を出入口に置いている場合や、投光/受光ユニットに常に異物検知信号を生成するオン故障が発生している場合などには、前記ステップS3にてイエスと判断されて、図6のステップS9に移行し、かご内の音声案内システムや、かご内又は乗場の表示案内システムを利用して、戸閉動作を開始する旨の報知を行なうとともに、かごドアから離れるよう警告を行なう。
次に、ステップS10では、投光/受光ユニットにより異物が検知されたか否かにかかわらず、強制的に低速でドアを閉じる強制戸閉動作を、ブザー等の鳴動を実行させながら行なうとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始する。この強制戸閉動作中は、投光/受光ユニットによって異物検知信号が生成されても、反転戸開きは実行されず、投光/受光ユニットにより異物が検知されることによる反転戸開きは無効となっている。
一方、セーフティシューフレームにより異物が検知された場合には、反転戸開きが実行される。
その後、ステップS11では、強制戸閉動作中に、投光/受光ユニットにより異物が検知されたか否かを判断する。
ここで、異物検知信号が生成されないときには、ステップS12に移行して、戸閉終端位置検出装置から得られるオン/オフ信号に基づいて強制戸閉動作が完了したか否かを判断し、ノーと判断されたときは、ステップS13にて強制戸閉動作を継続して、ステップS11に戻る。
強制戸閉動作が完了してステップS12でイエスと判断されると、ステップS20に移行して、反転戸開きの回数をクリアするとともに、通常の制御動作を再開する。これによって、かごは走行を開始し得る状態となる。そして図5のステップS8に移行して、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止して、一連の動作を終了する。
一方、強制戸閉動作中に投光/受光ユニットにより異物が検知されて、図6のステップS11にてイエスと判断されたときには、ステップS14に移行して、戸閉終端位置検出装置から得られるオン/オフ信号に基づいて強制戸閉動作が完了したか否かを判断し、ノーと判断されたときは、ステップS15にて強制戸閉動作を継続して、ステップS14に戻る。
強制戸閉動作が完了してステップS14でイエスと判断されると、ステップS16に移行して、かご内の音声案内システムや、かご内又は乗場の表示案内システムを利用して、かごの走行が開始されることを報知するとともに、この間はかごの停止状態を維持する。尚、音声による報知を行なう場合には、ステップS9にて報知及び警告を行なったときの音声よりも音量を大きくしてもよい。
続いて、ステップS17では、かご内の戸開釦、又はかごの停止階に設けられている乗場呼釦が押下されたか否かを判断し、ノーと判断された場合にはステップS18に移行して、かごの走行開始の報知が終了してから所定時間、例えば2秒間が経過したか否かを判断する。ここでノーと判断された場合には、ステップS17に戻って、戸開釦又は乗場呼釦が押下されたか否かの判断を繰り返す。
かごの走行開始の報知が終了してから前記の所定時間が経過するまで間に、戸開釦又は乗場呼釦が押下された場合には、ステップS19に移行して、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止するとともに、戸開動作を実行する。これによって強制戸閉動作時に両かごドアに挟まれた異物を除去することができる。その後図5のステップS1に戻って、戸開完了状態で待機する。
これに対して、かごの走行開始の報知が終了してから、戸開釦又は乗場呼釦が押下されることなく前記の所定時間が経過した場合には、ステップS20に移行して、反転戸開きの回数をクリアするとともに、通常の制御動作を再開する。これによって、かごは走行を開始し得る状態となる。そして図5のステップS8に移行して、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止して、一連の動作を終了する。
上記の動作によれば、戸開状態での待機中は投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止され、戸閉動作の開始時点で投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が開始される。
その後、戸閉動作中に異物検知信号が生成されたとき、又はセーフティシューフレームに何らかの力が作用したときには、反転戸開きが実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。これに対し、異物が検知されることなく戸閉動作が完了した場合には、その完了時点で投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。
そして、異物の検知によって反転戸開きが所定回数N以上繰り返されたとき、又は戸開き待機時間が所定時間Tに達したときには、強制戸閉動作が開始される旨が報知された後に、強制戸閉動作が開始される。更に、この強制戸閉動作中に投光/受光ユニット4により異物が検知されたときには、強制戸閉動作の完了後にかごの走行が開始される旨が報知され、その後かごの走行が開始される。
この従来技術によれば、戸開待機中と通常戸開き動作中には投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止されるので、戸開待機中及び通常戸開き動作中に光ビームBが覗き込まれることを防止することができる。
また通常の速度(高速)での戸閉動作中に異物が検知されると、反転戸開き動作が実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。これにより、反転戸開き動作中に光ビームBが覗き込まれることを防止することができる。
また、戸閉動作中に人が出入口に頭や肩を入れて投光/受光ユニット4から出射される光ビームBを覗き込もうとした場合には、投光/受光ユニット4により人の頭や肩が異物として検知され、その結果、反転戸開き動作が実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止される。
万が一、投光/受光ユニット4により人の頭や肩が異物として検知されなかった場合であっても、人の頭や肩がセーフティシューフレームに衝突し、その結果、反転戸開き動作が実行されるとともに、投光/受光ユニット4からの光ビームBの出射が停止されことになる。従って、戸閉動作中に投光/受光ユニット4から出射される光ビームBを覗き込むことはできず、戸閉動作中に光ビームBが覗き込まれることを防止することができる。
更に、強制戸閉動作が開始される前には強制戸閉動作が開始される旨が報知されるので、強制戸閉動作の完了時に乗客がかごドア及び乗場ドアに挟まれるという事故を防止することができる。
また、強制戸閉動作が開始される旨が報知されたにもかかわらず、強制戸閉動作中に投光/受光ユニット4により異物が検知された場合には、強制戸閉動作の完了後、かごの走行が開始される前に、その旨が報知されるので、いたずらや故意によって、紐状の異物をかごと乗場とに跨らせているような場合でも、強制戸閉動作の完了後に前記異物がかごドアと乗場ドアに挟まれた状態でかごが走行開始するという事故を防止することができる。
国際公開第2010/047202号パンフレット
前記の従来技術の場合、強制戸閉動作中に投光/受光ユニット4により異物が検知された場合、投光/受光ユニット4から光ビームBを出射した状態で戸閉完了まで強制戸閉動作を継続するため、乗客などによって光ビームBが覗き込まれる可能性がある。
このとき覗き込みをしようとする人の頭等がセーフティシューフレームに当れば、かごドア2,3は反転戸開きするため、覗き込みはできないが、鏡などを使ってセーフティシューフレームに当らないように光ビームBを覗き込む場合や、セーフティシューのないタイプのエレベータの場合には、光ビームBが覗き込まれることになってしまう。
本発明は、エレベータの出入口を開閉するかごドアと、前記出入口を横切る光ビームを出射する投光手段と、該投光手段から出射された光ビームを検知する受光手段と、該受光手段による光ビームの検知が中断されたときに異物検知信号を生成する異物検知手段と、前記かごドアの開閉動作及び前記投光手段による光ビームの出射動作を制御する制御手段とを備えたエレベータにおいて、前記制御手段は、前記異物検知信号の生成の有無にかかわらず強制的に前記かごドアを閉じる強制戸閉動作を実行する強制戸閉手段と、該強制戸閉手段による強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングで前記強制戸閉動作の実行を報知する手段を備えており、前記強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングで前記光ビームの出射を開始するとともに、前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記光ビームの出射を停止する手段を備えていることを特徴とするものである。
また本発明は、前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記強制戸閉動作の実行を報知する手段による報知を変更することを特徴とするものである。
更に本発明は、前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記強制戸閉動作を一旦停止し、所定時間経過後に、再び強制戸閉を続行させることを特徴とするものである。
また本発明は、前記かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことを検知する閉じ位置検知手段を更に備え、前記閉じ位置検知手段により前記かごドアが、前記所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたときに前記投光手段に出射を開始させる構成であることを特徴とするものである。
本発明によれば、強制戸閉時に光ビームが覗き込まれことを防止することができる。
本発明の実施の形態による制御動作を示すフローチャートである。 中央両開き式のエレベータかごドアの全開状態を示す正面図である。 図2のエレベータかごドアの全閉状態を示す正面図である。 図2のエレベータの電気的構成を示すブロック図である。 図2のエレベータの制御動作を示すフローチャートである。 図5のフローチャートの分図である。
本発明の実施の形態を図1により説明する。図1は図6に相当する図であり、図5のフローチャートの分図である。図1において図6との相違点は、ステップS11とステップS14との間にステップS30を挿入した点であり、その他は図6と同一である。
図5のステップS1から図1のステップS10までは前記の従来技術と同一である。すなわち、ステップS9で、かご内の音声案内システムや、かご内又は乗場の表示案内システムを利用して、戸閉動作を開始する旨の報知を行なうとともに、かごドアから離れるよう警告を行なう。次に、ステップS10では、投光/受光ユニットにより異物が検知されたか否かにかかわらず、強制的に低速でドアを閉じる強制戸閉動作を、ブザー等の鳴動を実行させながら行なうとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始する。
この強制戸閉動作中は、投光/受光ユニットによって異物検知信号が生成されても、反転戸開きは実行されず、投光/受光ユニットにより異物が検知されることによる反転戸開きは無効となっている。一方、セーフティシューフレームにより異物が検知された場合には、反転戸開きが実行される。
その後、ステップS11で、強制戸閉動作中に、投光/受光ユニットにより異物が検知されたか否かを判断する。ここで、異物検知信号が生成されないときには、ステップS12に移行して、前記と同様に、ステップ13又はステップ20に移行する。
一方、強制戸閉動作中に投光/受光ユニットにより異物が検知されて、ステップS11にてイエスと判断されたときには、ステップS30に移行して、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止する。これとともに、強制戸閉動作中に報知される前記「ブザー等の鳴動」を他の報知、例えば電子音などに変更し、異物検知がなされたことを乗客などに警告する。
次に、ステップS14に移行して、戸閉終端位置検出装置から得られるオン/オフ信号に基づいて強制戸閉動作が完了したか否かを判断し、ノーと判断されたときは、ステップS15にて強制戸閉動作を継続して、ステップS14に戻る。
強制戸閉動作が完了してステップS14でイエスと判断されると、以後の動作は前記と同じである。
以上のように、本実施の形態によれば、強制戸閉動作中に投光/受光ユニットにより異物が検知されると、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止するので、強制戸閉動作中に光ビームが覗き込まれることを防止することができる。
また、強制戸閉動作中に投光/受光ユニットにより異物が検知されると、強制戸閉動作中に報知されるブザー等の鳴動を他の報知に変更しているため、従来のように、戸閉完了になるよりも更に前に、警告を行なうことができる。
尚、本実施の形態においては、ステップS30で、投光/受光ユニットによる光ビームの出射の停止と、強制戸閉動作中に報知されるブザー等の鳴動の他の報知への変更を行なっているが、ブザー等の鳴動の他の報知への変更は省略することも可能である。
また、前記のステップS30では、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止するとともに、強制戸閉動作中に報知される前記「ブザー等の鳴動」を他の報知、例えば電子音などに変更しているが、代わりに、一旦強制戸閉を停止し、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を停止するとともに、報知変更をした後、所定時間(例えば2秒)経過後に、再び強制戸閉を続行させるようにしてもよい。この強制戸閉続行の場合、報知は報知変更した報知でもよく、また前記「ブザー等の鳴動」に戻してもよい。
更に、前記の実施の形態では、図5のステップS4にて、通常の速度(高速)で、戸閉動作を実行するとともに、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を実行しているが、光ビームの出射は戸閉開始と同時に行なう必要はなく、戸閉途中で出射を開始することもできる。
例えば、かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことを検知する閉じ位置検知手段を設け、通常(高速)の戸閉動作において、かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたとき、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始させるようにすることもできる。
また、前記ステップS10では、強制戸閉動作の開始時に、ブザー等の鳴動を実行させながら、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始しているが、必ずしも強制戸閉動作の開始と同時である必要はなく、強制戸閉動作の実行前に又は強制戸閉動作の実行中に、ブザー等の鳴動や光ビームの出射を開始することもできる。すなわち、強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングでブザー等の鳴動や光ビームの出射を開始することもできる。
また、前記の通常の戸閉動作と同じく、かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたとき、投光/受光ユニットによる光ビームの出射を開始させるようにすることもできる。
更に、投光/受光ユニットは、光ビームを出射する投光器と入射してくる光ビームを検知する受光器とを一体に備えたタイプに限らず、投光器と受光器が分離したタイプであってもよく、また光ビームは上下方向に出入口を横切るのみならず、左右方向に出入口を横切るタイプであってもよい。
また、本発明は中央両開式のかごドアに限ることはなく、片開き式(サイドオープン)のかごドアであっても同様に適用することができる。
1 レール
2,3 かごドア
4 投光/受光ユニット
5 第1反射部材
6 第2反射部材
7 清掃具
8 敷居
21,31 ハンガー
22,32 ガイドシュー
30 収容空間
100 制御ユニット
101 戸閉終端位置検出装置
102 フレーム
300 ドア制御装置
301 ドア駆動用モータ
302 ロータリーエンコーダ
400 レーザ駆動装置

Claims (4)

  1. エレベータの出入口を開閉するかごドアと、前記出入口を横切る光ビームを出射する投光手段と、該投光手段から出射された光ビームを検知する受光手段と、該受光手段による光ビームの検知が中断されたときに異物検知信号を生成する異物検知手段と、前記かごドアの開閉動作及び前記投光手段による光ビームの出射動作を制御する制御手段とを備えたエレベータにおいて、
    前記制御手段は、前記異物検知信号の生成の有無にかかわらず強制的に前記かごドアを閉じる強制戸閉動作を実行する強制戸閉手段と、該強制戸閉手段による強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングで前記強制戸閉動作の実行を報知する手段を備えており、
    前記強制戸閉動作の実行前から実行中までの何れかのタイミングで前記光ビームの出射を開始するとともに、前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記光ビームの出射を停止する手段を備えていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記強制戸閉動作の実行を報知する手段による報知を変更することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記強制戸閉動作の実行中に前記異物検知手段により異物検知信号が生成された場合に、前記強制戸閉動作を一旦停止し、所定時間経過後に、再び強制戸閉を続行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記かごドアが所定の閉じ位置まで閉じたことを検知する閉じ位置検知手段を更に備え、前記閉じ位置検知手段により前記かごドアが、前記所定の閉じ位置まで閉じたことが検知されたときに前記投光手段に出射を開始させる構成であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエレベータ装置。
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