JP2016079659A - ゲート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゲート装置Gは、通過体が通過するゲートを開閉する扉10と、通過体が通る通路2に沿って設置され、扉10が開位置と閉位置との間を回動するように支持する扉支持体20と、扉支持体20に取り付けられ、扉10が移動する軌跡が、回転軸線上の一点を頂点とする円錐の側面を描くように扉10を駆動する駆動機構30と、検出光を円錐の側面を貫通しないように、かつ円錐の側面と底円との境界を形成する円弧4を鉛直方向に延長して形成される仮想楕円筒を貫通するように照射する複数の第1の動体検知センサ51Cがゲートの出口側に存在する被検出体を検出したとき、扉10の回動を制御する制御装置とを備える。
【選択図】図7
Description
しかしながら、扉が開閉動作時にゲート装置の筐体外部へはみ出すことから、ゲートの直前を通行している人、例えば直前を横切っている人に扉が接触又は衝突することを防止する対策が必要であった。
また、ここで仮想楕円筒というとき、実際は仮想部分楕円筒であり、典型的には仮想半楕円筒である。また、仮想楕円筒6は厚みのない楕円筒である。この仮想楕円筒は、円弧4を鉛直方向に延長して形成されるので、円弧4は側面4Aに含まれ、仮想楕円筒6には含まれない。仮想楕円筒6の内側は鉛直上方から見て(平面図上で)扉10の移動範囲となる。したがって、扉10の動作時にこの領域内にいる被検出体3A(非常に低いものを除き)は扉に衝突することになる。
本態様のように構成すると、検出光が環状領域6Aを貫通するので、扉10,10Bの動く範囲の近くにいて、接触又は衝突のおそれが非常に大きい被検出体3Aを検出できる。
ここにおいて、動体検知センサには第1の動体検知センサ及び第2の動体検知センサが含まれる。また、円弧4の近傍を通るようにするのは、検出光と扉10が干渉しないように、且つ被検出体3Aが扉10に接触しないようにするために、又は検出光と扉10の間に被検出体3Aが入り込まないようにするためである。また、円弧4から離れすぎていると、検出光と扉10の軌跡である円錐4Bの間に入り込む被検出体3を検出できない可能性が高くなる。したがって、円弧4の近傍とは、検出光が円錐4Bの側面4Aと干渉しないことが確実な距離以上で、扉10に近づく被検出体3Aを確実に検出することのできる(検出光と扉の間に入り込み得る被検出体を確実に検出できる)距離以下の範囲をいう。この場合の近傍は、必ずしも被検出体の動きの速さに基づくものではない。例えば板状扉の幅を4cm、検出光の検知範囲を約1cm×2cm(横×縦)とすると、検出光を円弧4の中央線(円錐の厚さを0としたときの円弧)から3cmより大きく離して照射することとなる。円弧4の近傍(円錐に厚さがある場合には、厚さがある表面から距離で示すこととする)は、具体的には2cm以上20cm以下、好ましくは5cm以上10cm以下である。
このように構成すると、検出光が接触又は衝突のおそれが大きい円弧から第1の所定の距離ΔR1以内の点を通るので、扉10,10Bの移動範囲の近くにいて、接触又は衝突のおそれが大きい被検出体3Aを検出できる。
本態様のように構成すると、複数の動体検知センサ51Cの検出光が照射する照射点Pδ1〜Pδ4の間隔が第3の所定の距離ΔR3以下なので、下被検出体3Aの扉の移動範囲への侵入を効率よく検出できる。
ここにおいて、動体検知センサには第1の動体検知センサ及び第2の動体検知センサが含まれる。また、第4の所定の距離ΔR4は、扉に追突するおそれが少ない被検出体3Aを検出しないように動体検知センサ51Cの検出範囲を設定するためのものである。扉10の無駄な作動を抑えるためである。非検出範囲は仮想楕円筒6から第4の所定の距離ΔR4で定められる非検出楕円筒6Bの外周側に定められる。環状領域6Aと非検出楕円筒6Bの間の中間領域では検出されてもされなくても良い領域となる。例えば非検出範囲は仮想楕円筒6から扉10の長さの0.5〜2倍の距離が好ましく、1〜1.5倍がより好ましい。
本態様のように構成すると、仮想楕円筒6から第4の所定の距離ΔR4を越えた範囲に存在する被検出体3Aを非検出とするので、かかる被検出体3Aを検出しないようにすることにより、扉10の無駄な作動を抑制できる。
ここにおいて、検出光を円錐4Bの側面4Aの上側から照射した場合は、検出光は円弧4の上側を円錐4Bの側面4Aの上方から通過し、検出光を円錐4Bの側面4Aの下側から照射した場合は、検出光は円弧の下側を円錐4Bの側面4Aの下方から通過する。
本態様のように構成すると、検出光が円錐を貫通しないように照射するので、検出光は扉10,10A,10Bに遮られることなく、扉10,10A,10Bの移動範囲へ侵入する被検出体3Aを確実に検出できる。
本態様のように構成すると、扉10,10Bと、扉支持体20,20Bと、駆動機構30,30Bを対で備えるので、観音開きが可能になる。観音開きにより、幅の大きい通過体3の通行が可能になる。
ここにおいて、各ゲート装置はいずれの態様の装置を連接しても良く、各ゲート装置に使用するゲート機としてセンター機1、主機1A、従機1B、補機1C(図11参照)のいずれを使用しても良い。2つの隣接ゲートの間にゲート機を設置する場合に1つのセンター機1を共用しても良い。また、主機1A、従機1B、補機1Cのいずれか2機を隣り合わせに設置して1機を片側のゲートに、他機を反対側のゲートに使用しても良い。
本態様のように構成すると、複数のゲート装置を並列に連接するので、通過体3が多い場合に効率的に通行を処理できる。
図1ないし図10を参照して、本実施の形態に係るゲート装置Gについて説明する。
図1は実施例1に係る並設ゲート装置の平面図である。この並設ゲート装置Gは3つのゲート機を備え、2つのゲート(それぞれ、通路2、通路2Aを有する)を構成する。ゲート装置Gは中央にセンター機1を、右に主機1Aを,左に従機1Bを配置する。ゲート機には、制御装置80と接続され、各構成部分の制御機能を持つ主機1,1Aと、主機に制御される従機1B,1Cとがある。更に、主機のうち片扉多通路に対応するもの(両側に通路があるもの)をセンター機1という。また、従機のうち扉を備えないものを補機1C(図11参照)という。
右側のゲートについて、ゲート機1の筐体20とゲート機1Aの筐体20Aとに挟まれた部分に通路2Aが形成される。センター機1の扉は通路2A側にはなく、主機1Aの扉10Aでゲートを開閉する。閉鎖時には扉10Aで通路2Aを遮断して通過体3の通行を阻止し、開放時には扉10Aを開いて通過体3が通路A2を通ることができるようにする。
図3及び図4を参照して扉10について説明する。図3は、扉10の構成例を示す外観斜視図であり、実線は扉10が閉じた状態を、想像線(二点鎖線)は扉10が開いた状態を、それぞれ示している。図4は扉の動作を説明するための図である。図4(A)は扉10を閉じた状態の背面図、図4(B)は扉10を開いた状態の背面図、図4(C)は扉10を閉じた状態の側面図である。また、図4(C)では扉10について、実線は閉じた状態を、一点鎖線は開いた状態を、それぞれ示しており、点線は長方形板状の扉10の先端における2つの角部の軌跡を示している。また、図中の矢印はゲートを通過しようとする通行人3(図1参照)の進行方向を示す。
接続部12は、扉主部11と支持部13とを接続する部材である。接続部12は、扉主部11を把持するために扉主部11の長方形の一方の短辺を挟み込むことができるように、厚さ方向で2分割できる構成になっている。つまり、接続部12は、接続表板12Fと接続裏板12Rとから構成されている。
支持部13は、扉10を扉支持体20に支持する部材である。支持部13は、接続部12に挟み込まれる支持板13Pと、駆動機構30の駆動器としてのモータ31の駆動軸(回転軸ともいう)31Aが嵌め込まれる鞘部13S(扉取付部)とを有している。支持板13Pは、概ね長方形に形成されている。鞘部13Sは、円筒状に形成されている。支持板13Pと鞘部13Sとは、支持板13Pの1つの辺に鞘部13Sの側面が接する態様で、相互に固着されている。扉10は、鞘部13Sにモータ31の駆動軸31Aが挿入されて鞘部13Sと駆動軸31Aとが固定されることにより、扉10は駆動軸31を介して筐体20に接続されている。
検知部50は、通過体3の通過や被検出体3Aの扉10の可動範囲への進入を検出し、制御装置80に信号を送る複数の検知器51を備える。各検知器51と制御装置80とは信号ケーブルで接続されている。本実施例(図1、図2参照)では、検知器51として、人間検知器51A、潜り込み検知器51B及び動体検知センサとしての扉可動範囲検知器51Cを使用している。
動体検知センサとしての扉可動範囲検知器51Cは被検出体3Aによる扉10への接触又は衝突を防止するために配置される。前述のように、扉10が筐体20の背面側(出口側)から飛び出す構成になっているので、筐体20の長さを小さく設けることができる。それ故に、扉10は、回転移動する時に筐体20の外部領域(当該筐体20と通路2を挟んで対向する筐体20Bの出口側先端を結ぶ線より出口側の領域)を通過する。したがって、扉10の移動中に扉10の出口側にいる被検出体としての人3Aが扉10に接触又は衝突するおそれがあり、扉可動範囲検知器51Cは、かかる扉10への接触又は衝突を防止するために配置される。すなわち、複数の扉可動範囲検知器としての反射型光センサ51Cを配置し、これら複数の扉可動範囲検知器51Cの組み合わせにより、扉10が動作中に描く軌跡の近くに存在する被検出体3A、すなわち扉10の可動範囲へ進入するおそれが大きい人体又は物体を検出する。また、被検出体3Aの検出と扉10の検出とを混同しないように、検出光の光線が移動中の扉10に当たらないように扉可動範囲検知器51Cを配置する。扉10の軌跡4A(図6参照)はゲートの出口側に形成され、入口側には形成されないので、扉可動範囲検知器51Cは原則としてゲートの出口側に配置され、入口側には配置されない。
扉可動範囲検知器51C1の配置については、後で詳細に説明する。
ポール部90は機能を追加する、雰囲気づくりをする等に用いられるが、無くても良い。
本実施例によるゲート装置Gは複数のゲート機を並列に連設した並設ゲート装置である。ゲート機には、センター機1の他に、主機1A、従機1B、補機1C(図11参照)があり、本実施例の並設ゲート装置Gでは、センター機1、主機1A、従機1Bが設置される。本実施例において、センター機1は扉支持体20の両側に通路2,2Aを有するが、主機1Aは扉支持体20Aの片側に通路2Aのみを有する。主機1Aの構成はセンター機1の構成から、扉10のない方の通路2Aに係る構成を除いたものとなる。すなわち、図2の構成から、図2(E)の人間検知器の受光器51A2、図2(D)及び図2(E)の第2の中間検知器51C4が除かれ、図2(C)の第1の中間検知器51C3が第2の中間検知器51C4に置換される。これは、対向するゲート機1に扉がないので、中間検知器の検出範囲が短くなるからである。
図6は扉10の移動軌跡と照射のための基準点を説明するための図である。扉10の軌跡4Aは、扉10の開位置5Aと閉位置5Bを含む平面(第1の平面)5C内にある回転軸線31Aを中心軸線とし、扉10(図3、図4参照)の長手方向中央線と回転軸線31Aとの交点を頂点4Dとする円錐4Bの側面4Aとなる。この側面4Aは第1の平面5Cで1/2に分割された半円錐の側面であり、円錐4Bの底円4Cは半円となる。そして扉10の先端の軌跡4は半円錐の側面4Aと底円4Cの境界を構成する円弧(円周の半分、第1の円弧という)4となる。例えばこの第1の円弧4を5等分し、等分された点を開位置5A側から基準点P0(開位置5A上)〜P5(閉位置5B上)とする。基準点は照射の目安にする点である。図6では第1の円弧4を裏面側の斜め上方から見ているので楕円形に見える。
本実施例における各扉可動範囲検知器51Cでは、第1の動体検知センサと第2の動体検知センサを兼ねるもの、及び第1の動体検知センサに該当せず第2の動体検知センサに該当するものがある。
センター機1に設置された第1の下部検知器51C1、第2の下部検知器51C2、第1の中間検知器51C3、上部検知器51C5は第1の動体検知センサと第2の動体検知センサを兼ねる。従機1Bに設置された第1の中間検知器51C3bはセンター機1に対して、第1の動体検知センサには該当しないが、第2の動体検知センサに該当する。また、センター機1に設置された第1の中間検知器51C3bは従機1Bに対して、第1の動体検知センサには該当しないが、第2の動体検知センサに該当する。センター機1に設置された第2の中間検知器51C4は、主機1Aに対して、第1の動体検知センサには該当しないが、第2の動体検知センサに該当する。
各ゲート機1,1A,1Bの扉可動範囲検知器51C(51C1〜51C5),51Ca(51C1a〜51C5a),51Cb(51C1b〜51C5b)は、各ゲート機1,1A,1Bの扉10,10A,10Bの近くの被検出体3Aを検出し、各検出信号は、各ゲート機1,1A,1Bの扉10,10A,10Bの制御に反映される。扉10と扉10Bは同時に制御される。ただし、センター機1の第1の中間検知器51C3は従機1Bの扉10Bの近くの被検出体3Aを検出し、検出信号はセンター機1の扉10及び従機1Bの扉10Bの制御に反映される。従機1Bの第1の中間検知器51C3bはセンター機1の扉10の近くの被検出体3Aを検出し、検出信号はセンター機1の扉10及び従機1Bの扉10Bの制御に反映される。また、センター機1の第2の中間検知器51C4は主機1Aの扉10Aの近くの被検出体3Aを検出し、検出信号は主機1Aの扉10Aの制御に反映される。
第1の下部検知器51C1を筐体20下部に設けることで、筐体20の出口側面下側での被検出体3A(図1参照)の存在を検出するのに適している。特に、小児、手に持った低い位置での鞄等の存在を検出するのにも適している。このように、第1の下部検知器51C1は筐体20の側面から扉10の移動する領域(仮想楕円筒6内側)に進入する被検出体3Aを検出するのに有効である。また、扉10に接触又は衝突のおそれが大きい領域(環状領域6A))に進入する被検出体3Aも検出する。
第1の円弧4の側で、基準点P4の座標は(18,39,39)、仮想楕円筒6上の対応する照射点Pδ4の座標は(18,39,33)となる。基準点P4の直下6cmである。この距離は、検出光と扉の間に被検出体が入り込まないようにできる範囲といえるので、照射点Pδ4は第1の円弧4の近傍にあるといえる。光源−照射点間距離d4=約45cm、検出光が第1の環状領域6Aを横切る距離Δd4=約8.5cmとなる。
検出範囲を例えば0cm〜100cmに設定すると、第1の円弧4の側で仮想楕円筒6及び環状領域6Aを貫通する。第2の円弧4bの側では仮想楕円筒6bの内側に入らないが、環状領域6Abを貫通し、その少し先まで延びるので、好適である。なお、図8中の第1の中間検出器51C3からの検出光上の点P4bα、P4bβ、P4bγは、それぞれ第2の円弧4b上の点P4b、Pbθ、P3bと同じy座標上の点であり、これから検出光は円錐4Abと交わらないことがわかる。
第1の中間検知器51C3は、筐体20及び筐体20Aから一番遠い通路2A中央での被検出体3Aの存在を検出する。中央から扉10の移動する領域(仮想楕円筒6内側)に進入する被検出体3Aを検出するのに有効である。また、扉10に接触又は衝突のおそれが大きい領域(環状領域6A)に進入する被検出体3Aも検出するように構成される。
第2の中間検知器51C4の設置位置は、筐体20において、第1の中間検知器51C3と反対側の通路2Aに面して設けられる。また、筐体20の中央面に対して第1の中間検知器51C3と対称な位置に設けられる。主機1Aの扉10A及び筐体20Aの座標を従機1Bの扉10B及び筐体20Bに重ね合わせると(このとき、扉10A,10Bの軌跡がつくる円錐の頂点4Dの座標は(0,90,43)となる)、第2の中間検知器51C4の位置座標はO4(−5,30、33)となる。検出光は水平方向に照射される。
上部検知器51C5の座標は(0,0,48)、基準点P4の座標は(29,28,28)となる。仮想楕円筒6上の対応する照射点Pδ3の座標は(29,28,33)となる。照射点Pδ3は基準点P4の直上5cmであり、円弧4の近傍にあるといえる。光源−照射点間距離d3=約43cmとなり、検出光が環状領域6Aを横切る距離Δd3=約11cmとなる。検出範囲を例えば0cm〜60cmに設定すると、検出範囲は環状領域6Aを貫通し、その少し先まで延びるので、好適である。
上部検知器51C5は、筐体20の出口中央から侵入する被検出体3Aの存在を検出するのに適している。扉10の移動領域(仮想楕円筒6内側)に進入する被検出体3Aを検出するのに有効である。また、扉10に接触又は衝突のおそれが大きい領域(環状領域6A)に進入する被検出体3Aも検出するように構成される。
また、扉可動範囲検知器51C1〜51C5の各々の検知器を組み合わせ、検知器間の間隔を最適化することにより、特に標準的な体形の大人について、また子供について、扉の軌跡全体の漏れのない検知を可能とする。
いずれかの扉可動範囲検知器51Cにて被検出体3Aが検出された場合には、対応する扉10,10A,10Bを作動させない。作動中であれば作動を停止する。このようにして被検出体3Aが扉10,10A,10Bに接触または衝突するのを防止する。
図10を参照して本実施例に係るゲート装置Gの動作を説明する。図10に本実施例に係るゲート装置の動作フローを示す。装置構成については図2を参照されたい。
ゲート装置Gは通行人3(図1参照)が通路2,2A及びその近くにいないときは扉10を閉状態に保持して待機している(S001)。ゲート装置1は、待機中、制御装置80(図1参照)が認証器41及び検知器51からの信号を随時受信することにより通行人3の有無を判断している(S002)。ここでの検知器51は人間検知器51A、潜り込み検知器51B、扉可動範囲検知器51Cのいずれでも良い。待機中に、通行人3が提示する認証媒体(ICカード等)の情報を認証器41が読み取れば、認証器41から送信された認証媒体の情報を制御装置80が受信する。また、検知器51のいずれかが通行人3等を検知すれば、いずれかの検知器51から送信された検知情報を制御装置80が受信する。これらの受信情報により制御装置80は通行人3の有無を判断する。制御装置80が認証媒体の情報又は検知情報を受信するまで待機状態が維持される(S001に戻るループが繰り返される)。
ここで、扉可動範囲検知器51Cの動作について注目する。扉可動範囲検知器51Cは、(S009)、(S013)、(S017)及び(S020)で参照される。(S009)において、扉可動範囲検知器51Cの少なくとも1つが遮光された場合、扉閉状態から扉開方向への動作が禁止される。扉可動範囲検知器51Cが非遮光状態となることで扉開放方向への動作の禁止は解除され、扉10が開放位置に移動する。扉10の開放動作時に、扉可動範囲検知器51Cが遮光された場合には、扉10を動作停止させることも可能ではある。しかし、通行人3の通過が早くて扉が完全に開放される前に扉可動範囲検知器51Cを遮る場合が考えられ、かかる場合に扉10の開放動作が停止してしまうと扉10が通行人3と衝突する恐れがある。したがって、ここでは、通行人3への危険防止を優先させて動作停止を行わないこととした。なお、具体的な扉10の開閉の制御については、プログラム対応にて適宜変更が可能であり、被検出体3Aの行為を優先させることも可能である。なお通常は、扉10の出口外側の近くにいる者は通行人3が通過中であることを見て、戻る、横によける等の行為に移るのが自然と考えられる。
本実施例に係るゲート装置GAでは、ゲート機は左側から補機1C、センター機1、主機1Aの順に配置される。片開きゲートのみで構成される並設ゲート装置の例である。左側の片開きゲート(通路2Cを有する)では、補機1Cに第2の中間検知器51C4を設置すれば、実施例1(図7参照)における右側ゲートのセンター機1と主機1Aとの組み合わせと同様なセンサ配置を実現できる。なお、補機1Cは人間検知器の受光器51A2及び潜り込み検知器の受光器51B2を有する。
よって、本実施例によれば、実施例1と同様に、被検出体と扉との接触又は衝突を防止できるゲート装置を提供できる。
したがって、本実施例によれば、実施例4と同様に、人体又は物体と扉との接触又は衝突を防止できるゲート装置を提供できる。
照射点間の間隔が実施例1及び実施例2に比して広くなっているが、鉛直から見て均等、かつ人体の肩幅以下にすれば、実施例1又は実施例2と同様に、人体又は物体と扉との接触又は衝突を防止できるゲート装置を提供できる。
また、上部検知器51C5を第1の中間検知器と略同じ高さに設置して円錐4Bの下側から第1の円弧4の基準点P3の近くに照射しても良く、また、中間検知器51C3,51C4を下部検知器51C1,51C2と略同じ高さに設置して第1の円弧4の基準点P3の近くに上向きに照射しても良い。
このような場合でも、以上の実施例と同様に、被検出体と扉との接触又は衝突を防止できるゲート装置を提供できる。
本実施例においても、以上の実施例と同様に、人体又は物体と扉との接触又は衝突を防止できるゲート装置を提供できる。
すなわち、円弧4から第1の所定の距離ΔR1内の点とは、例えば円弧4の外側にΔR1の幅の円環を形成し、その円環内に並ぶ点でも良い。第1の所定の距離ΔR1=R+ΔRとすると、これらの点は全て円弧から第1の所定の距離ΔR1以内にあるといえる。
このようにすれば、ゲートの出口側において広い角度からゲートに侵入しようとする被検出体3Aを検知することができ、侵入を効率的に防止できる。よって、本実施例においても、以上の実施例と同様に、人体又は物体と扉との接触又は衝突を防止できるゲート装置を提供できる。
例えば、以上の実施例では、センター機が扉を1つ有する例を説明したが、センター機が両側の通路に対して1つずつ、合計2つの扉を有しても良い。この場合2つの扉は2つの制御装置で独立に制御されることになる。また、双方向通行のゲートについては、扉を通路の両側に設け、以上の実施例と同様な扉可動範囲検知器と制御機構を通路の両側に設けて、それぞれの側で扉可動範囲検知器の制御を行えば、適用可能である。また、ゲートの両側に設置したゲート機に共に扉可動範囲検知器を配置する場合には、検出光が基準点に対応する照射点を通過するという条件は、必ずしも片側のゲート機に設けられた動体検知センサからの検出光だけでなく、両側のゲート機に設けられた動体検知センサからの検出光を用いて満たしても良い。
また、扉可動範囲検知器の設置位置について、実施例の位置に限られず、設置のし易さ等を考慮し、位置を適宜調整可能である。扉可動範囲検知器の検出範囲(距離)についても適宜設定可能である。例えば照射点からΔR1以内は検出し、2ΔR1以上又は3ΔR1以上は検出しないように設定する等である。また、両扉ゲートについては、ゲート幅90cm、扉の長さ43cmの例を説明したが、様々な寸法が可能であり、例えばゲート幅60cm、扉の長さ28cmも可能である。片扉ゲートについても様々な寸法が可能である。その他、扉や扉支持体の形状・寸法等は適宜に設定できる。
2,2A〜2C 通路
3 通過体(通行人)
3A 被検出体(動体)
3B 大人モデル
3C 子供モデル
4,4a,4b 扉の先端の軌跡、第1〜第3の円弧
4N 第4の円弧
4A,4Aa,4Ab 扉の軌跡、円錐の側面
4B,4Ba,4Bb 円錐
4C,4Ca,4Cb 円錐の底円
4D 円錐の頂点
4E 底円の延長面
4F 第1の円弧の接線
5A 扉の開位置
5B 扉の閉位置
5C 第1の平面、扉の開位置と閉位置を含む平面
6 仮想楕円筒(第1の楕円筒)
6A 環状領域
6B 非検出楕円筒(第3の楕円筒)
10,10A,10B 扉
10F 扉の表面
10R 扉の裏面
11 扉主部
12 接続部
12A 接続表板
12B 接続裏板
13 支持部
13P 支持板
13S 鞘部
20,20A〜20C 扉支持体(筐体)
20T モータ収納部
30,30A〜30C 駆動機構、
31 駆動器、モータ
31A 駆動軸、回転軸
40 認証機器部
41 認証器、カードリーダライタ
50 検知部
51 検知器
51A 人間検知器
51A1 人間検知器の発光器
51A2 人間検知器の受光器
51B 潜り込み検知器
51B1 潜り込み検知器の発光器
51B2 潜り込み検知器の受光器
51C 動体検知センサ(扉可動範囲検知器)
51C1,51C1a,51C1b,51C1c 第1の下部検知器
51C2,51C2a,51C2b 第2の下部検知器
51C3,51C3a,51C3b 第1の中間検知器
51C4,51C4a,51C4b,51C4c 第2の中間検知器
51C5,51C5a,51C5b 上部検知器
51CD 検出器
51CE 発光器
51CR 受光器
60 表示部
61 案内表示部
62 判定/異常表示部
70 電源部
80 制御装置
90 ポール部(枠体)
D 人間の胸厚
d1〜d4 扉可動範囲検知器から照射点Pδ1〜Pδ4までの距離
G、GA ゲート装置
H 環状領域の高さ
L 扉の長さ
P0〜P8 第1の円弧上の点(そのうちP1〜P4,P6〜P8 基準点)
Pδ1〜Pδ4 基準点P1〜P4に対応する照射点
P4bα,P4bβ,P4bγ 底円の延長面にある照射点
Pbθ 円弧上のP4bβの近傍にある点
Q0〜Q4 第1の円弧の接線上の基準点
Qδ0〜Qδ4 基準点G0〜Q4に対応する照射点
R 円錐の底円の半径
Δdn(n=1〜4) 検出光が環状領域を横切る距離
ΔR1〜ΔR4 第1〜第4の所定の距離
Claims (9)
- 通過体が通過するゲートを開閉する扉と;
前記通過体が通る通路に沿って設置された扉支持体であって、前記扉が開位置と閉位置との間を回動するように支持する扉支持体と;
前記扉支持体に取り付けられ、前記扉を回転軸線周りに回動させて前記開位置と閉位置との間で駆動する駆動機構であって、前記扉が移動する軌跡が、前記回転軸線上の一点を頂点とする円錐の側面を描くように前記扉を駆動する駆動機構と;
検出光を前記円錐の側面を貫通しないように、かつ前記円錐の側面と底円との境界を形成する円弧を鉛直方向に延長して形成される仮想楕円筒を貫通するように照射する複数の第1の動体検知センサと;
前記第1の動体検知センサが前記ゲートの出口側に存在する被検出体を検出したとき、前記扉の回動を制御する制御装置とを備える;
ゲート装置。 - さらに、検出光を前記円錐の側面を貫通しないように、かつ前記仮想楕円筒の外側で、前記仮想楕円筒から外周方向に第1の所定の距離以内の領域である環状領域を貫通するように照射する第2の動体検知センサを備え;
前記環状領域は、鉛直方向において、前記円錐から上下方向に第2の所定の距離以内である;
請求項1に記載のゲート装置。 - さらに、前記動体検知センサは、前記検出光が、前記円弧の近傍を照射するように構成された;
請求項1又は請求項2に記載のゲート装置。 - 前記第1の動体検知センサは、前記検出光が、前記円弧から前記第1の所定の距離以内の点を照射するように構成された;
請求項1に記載のゲート装置。 - 前記第1の動体検知センサを複数備え、複数の前記第1の動体検知センサの検出光が照射する前記仮想楕円筒上の照射点の鉛直上方から見た間隔が第3の所定の距離以下である;
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のゲート装置。 - 前記動体検知センサは、前記仮想楕円筒から第4の所定の距離を越えた範囲に存在する前記被検出体を非検出とする;
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のゲート装置。 - 前記第1の動体検知センサの発光部は扉支持体に設置され、前記発光部からの検出光は前記仮想楕円筒上の照射点を前記円錐の前記側面の上方又は下方から通過する;
請求項1に記載のゲート装置。 - 前記扉と、扉支持体と、駆動機構を対で備える;
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のゲート装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のゲート装置を複数備え、これらの前記ゲート装置を並列に連設した;
並設ゲート装置。
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