JP2009155021A - エレベータ緊急脱出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔閉じ込め救出が可能な閉じ込め故障に遭遇した乗客を長時間に亘って閉じ込められないように緊急脱出させるエレベータ緊急脱出装置を提供する。
【解決手段】エレベータ緊急脱出装置は、遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされているエレベータに閉じ込められた乗客を緊急で脱出させるエレベータ緊急脱出装置であって、乗客が閉じ込められている経過時間を計時する計時手段31と、緊急脱出の条件を満足していることを確認する確認手段33と、上記遠隔閉じ込め救出のサービスのために上記エレベータ側に配備された遠隔閉じ込め救出装置17を起動して緊急脱出を実行する実行手段34と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータ緊急脱出装置は、遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされているエレベータに閉じ込められた乗客を緊急で脱出させるエレベータ緊急脱出装置であって、乗客が閉じ込められている経過時間を計時する計時手段31と、緊急脱出の条件を満足していることを確認する確認手段33と、上記遠隔閉じ込め救出のサービスのために上記エレベータ側に配備された遠隔閉じ込め救出装置17を起動して緊急脱出を実行する実行手段34と、を有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、乗客がエレベータのかごに閉じ込められたとき緊急に脱出することのできるエレベータ緊急脱出装置に関するものである。
非常停止したエレベータのかご内に閉じ込められた乗客を監視センタ側からの操作により救出する閉じ込め遠隔救出装置は、エレベータの動作状態情報を収集する端末手段と、この端末手段から監視センタへ動作状態情報を送信可能な通信手段と、非常停止したかごを低速で走行させる救出制御手段と、かご内に閉じ込められた乗客と監視センタの監視員との通話を可能とする通話手段とを備える。また、監視センタに、閉じ込め故障発生通報に応じて端末手段からエレベータの動作状態情報を読み出し表示するエレベータ状態表示手段と、動作状態情報に基づき閉じ込め故障の原因を判定する閉じ込め原因判定手段と、所定の手順に基づき通信手段を介して救出制御手段を動作させる救出手順操作手段とを設ける(例えば、特許文献1参照)。
しかし、例えば加速度センサが誤動作して非常停止したエレベータのように法定安全装置が作動していないエレベータであれば通常遠隔閉じ込め救出が可能であるが、監視センタが監視している地域が、例えば大きな揺れの地震に襲われたときなどでは閉じ込め故障が多発し監視センタとの通信がオーバフローしてしまい、遠隔閉じ込め救出がなされずに長時間に亘ってかご内に乗客が閉じ込められてしまうという問題がある。
この発明の目的は、遠隔閉じ込め救出が可能な閉じ込め故障に遭遇した乗客を長時間に亘って閉じ込められないように緊急脱出させるエレベータ緊急脱出装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ緊急脱出装置は、遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされているエレベータに閉じ込められた乗客を緊急で脱出させるエレベータ緊急脱出装置であって、乗客が閉じ込められている経過時間を計時する計時手段と、緊急脱出の条件を満足していることを確認する確認手段と、上記遠隔閉じ込め救出のサービスのために上記エレベータ側に配備された遠隔閉じ込め救出装置を起動して緊急脱出を実行する実行手段と、を有する。
この発明に係るエレベータ緊急脱出装置の効果は、遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされているエレベータに備わっており、遠隔閉じ込め救出が可能な状態であっても閉じ込め故障が多発しているために通信ができないときでも所定の時間が経過し且つ緊急脱出を実行しても良いときであれば遠隔閉じ込め救出装置を活用して監視センタと独立して緊急脱出するので、監視センタが混雑していなければ遠隔閉じ込め救出が可能な閉じ込めから乗客を脱出することができることである。
図1は、この発明の実施の形態に係るエレベータ緊急脱出装置が配備されたエレベータの概略図である。
この発明に係るエレベータは、図1に示すように、機械室に設置されエレベータの動きを制御する運転制御盤1、ロープ2の一端に接続され昇降路3内を昇降するかご4、ロープ2の他端に接続され昇降路3内を昇降するつり合いおもり5、機械室に配置されロープ2が巻き掛けられるとともにこのロープ2に駆動力を付与する巻上ユニット6、この巻上ユニット6に備えられる電磁ブレーキ7、かご4の速度超過を検出する加速度検出装置8、かご4の出入口に配置されるかご扉9、乗場10の出入口に配置されかご扉9と対向可能な乗場扉11、かご扉9が閉じていることを検出するかご扉閉スイッチ12、および、乗場扉11が閉じていることを検出する乗場扉閉スイッチ13を備えている。
この発明に係るエレベータは、図1に示すように、機械室に設置されエレベータの動きを制御する運転制御盤1、ロープ2の一端に接続され昇降路3内を昇降するかご4、ロープ2の他端に接続され昇降路3内を昇降するつり合いおもり5、機械室に配置されロープ2が巻き掛けられるとともにこのロープ2に駆動力を付与する巻上ユニット6、この巻上ユニット6に備えられる電磁ブレーキ7、かご4の速度超過を検出する加速度検出装置8、かご4の出入口に配置されるかご扉9、乗場10の出入口に配置されかご扉9と対向可能な乗場扉11、かご扉9が閉じていることを検出するかご扉閉スイッチ12、および、乗場扉11が閉じていることを検出する乗場扉閉スイッチ13を備えている。
また、この発明に係るエレベータは、遠隔閉じ込め救出可能な状態にあるときには遠隔地にある監視センタ16からの操作により乗客を最寄り階に救出する遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされている。そして、このサービスを提供するためにエレベータ側に遠隔閉じ込め救出装置17、監視センタ16側に指令盤18が配備されており、遠隔閉じ込め救出装置17と指令盤18が通信回線19を介して接続されている。
図2は、この発明の実施の形態に係る遠隔閉じ込め救出装置17の機能ブロック図である。
遠隔閉じ込め救出装置17は、エレベータの動作状態情報を収集する端末手段21、この端末手段21から指令盤18へ動作状態情報を送信可能な通信手段22、非常停止したかご4を低速で走行させる救出制御手段23、および、かご4内に閉じ込められた乗客と監視センタ16の監視員との通話を可能とする通話手段24を有する。
遠隔閉じ込め救出装置17は、エレベータの動作状態情報を収集する端末手段21、この端末手段21から指令盤18へ動作状態情報を送信可能な通信手段22、非常停止したかご4を低速で走行させる救出制御手段23、および、かご4内に閉じ込められた乗客と監視センタ16の監視員との通話を可能とする通話手段24を有する。
図3は、この発明の実施の形態に係る指令盤18の機能ブロック図である。
指令盤18は、閉じ込め故障発生通報に応じて端末手段21からエレベータの動作状態情報を読み出し表示するエレベータ状態表示手段26、動作状態情報に基づき閉じ込め故障の原因を判定する閉じ込め原因判定手段27、所定の手順に基づき通信回線19を介して救出制御手段23を動作させる救出手順操作手段28、および、遠隔閉じ込め救出装置17と通信する通信手段29を有する。
指令盤18は、閉じ込め故障発生通報に応じて端末手段21からエレベータの動作状態情報を読み出し表示するエレベータ状態表示手段26、動作状態情報に基づき閉じ込め故障の原因を判定する閉じ込め原因判定手段27、所定の手順に基づき通信回線19を介して救出制御手段23を動作させる救出手順操作手段28、および、遠隔閉じ込め救出装置17と通信する通信手段29を有する。
なお、遠隔閉じ込め救出の手順は一般的であるので簡単に説明する。
運転制御盤1の制御によりエレベータの走行運転が行われているとき、例えば安全装置の1つである加速度検出装置8の誤動作により発生した閉じ込め故障を端末手段21が検出すると、通信回線19を介して監視センタ16へその旨の通報を行う。これに応じて監視センタ16ではエレベータ状態表示手段26により端末手段21からエレベータの動作状態情報が読み出され表示されるとともに閉じ込め原因判定手段27により閉じ込め原因を判定する。今の場合加速度検出装置8が作動したことが閉じ込め原因と判定する。
運転制御盤1の制御によりエレベータの走行運転が行われているとき、例えば安全装置の1つである加速度検出装置8の誤動作により発生した閉じ込め故障を端末手段21が検出すると、通信回線19を介して監視センタ16へその旨の通報を行う。これに応じて監視センタ16ではエレベータ状態表示手段26により端末手段21からエレベータの動作状態情報が読み出され表示されるとともに閉じ込め原因判定手段27により閉じ込め原因を判定する。今の場合加速度検出装置8が作動したことが閉じ込め原因と判定する。
次に、図示しない法定安全装置が動作しているかどうかを判断し、動作していることが判断されるとエンジニアを派遣する旨を乗客に伝え、法定安全装置が動作していないと判断されるとかご4内に閉じ込められた乗客に対して遠隔操作により安全に脱出できる旨を伝える。
次に、救出手順操作手段28は通信回線19を介して救出制御手段23に動作指令を送信する。今の場合加速度検出装置8をリセットしてかご4の走行を可能とする。そして、走行可能となったときに救出手順操作手段28は通信回線19を介して救出制御手段23に動作指令を送信し、救出制御手段23はエレベータを低速運転モードで最寄り階に走行して停車し、かご4が最寄り階に停車したらかご扉9および乗場扉11を開ける。
次に、救出手順操作手段28は通信回線19を介して救出制御手段23に動作指令を送信する。今の場合加速度検出装置8をリセットしてかご4の走行を可能とする。そして、走行可能となったときに救出手順操作手段28は通信回線19を介して救出制御手段23に動作指令を送信し、救出制御手段23はエレベータを低速運転モードで最寄り階に走行して停車し、かご4が最寄り階に停車したらかご扉9および乗場扉11を開ける。
図4は、この発明の実施の形態に係るエレベータ緊急脱出装置30の機能ブロック図である。図5は、この発明に係るかご内操作盤36の操作面を示す平面図である。
この発明に係るエレベータ緊急脱出装置30は、閉じ込め故障の経過時間を計時する計時手段31、乗客が救出を依頼するように促進する促進手段32、緊急脱出の条件を満足していることを確認する確認手段33、および、遠隔閉じ込め救出装置17を起動して緊急脱出を実行する実行手段34を有する。なお、この発明に係るエレベータ緊急脱出装置30は、CPU、ROM、RAM、インターフェース回路を有するコンピュータから構成されている。
この発明に係るエレベータ緊急脱出装置30は、閉じ込め故障の経過時間を計時する計時手段31、乗客が救出を依頼するように促進する促進手段32、緊急脱出の条件を満足していることを確認する確認手段33、および、遠隔閉じ込め救出装置17を起動して緊急脱出を実行する実行手段34を有する。なお、この発明に係るエレベータ緊急脱出装置30は、CPU、ROM、RAM、インターフェース回路を有するコンピュータから構成されている。
計時手段31は、端末手段21でかご4が故障で階床間に停車していることの情報を収集し且つかご内操作盤36の非常呼び出しボタン37が押下されると計時を開始し経過時間を得る。
促進手段32は、乗客が監視センタ16と連絡を取るように促すためにかご内操作盤36に設けられた表示盤38にインターホンボタン39を押すように促す表示を表示する。
確認手段33は、経過時間が緊急脱出を必要とする所定の時間、例えば30分を超えていること、法定安全装置が作動していないこと、エレベータの電源が活きていること、および、遠隔閉じ込め救出装置17が正常であることを確認する。
実行手段34は、確認手段33により緊急脱出を実行に移しても良いと判断されたとき、指令盤18の救出手順操作手段28の代わりに遠隔閉じ込め救出装置17に対して遠隔閉じ込め救出の動作指令を送信し、かご4を最寄り階に低速運転モードで走行して停車し、かご4が最寄り階に停車したらかご扉9および乗場扉11を開けるようにする。
促進手段32は、乗客が監視センタ16と連絡を取るように促すためにかご内操作盤36に設けられた表示盤38にインターホンボタン39を押すように促す表示を表示する。
確認手段33は、経過時間が緊急脱出を必要とする所定の時間、例えば30分を超えていること、法定安全装置が作動していないこと、エレベータの電源が活きていること、および、遠隔閉じ込め救出装置17が正常であることを確認する。
実行手段34は、確認手段33により緊急脱出を実行に移しても良いと判断されたとき、指令盤18の救出手順操作手段28の代わりに遠隔閉じ込め救出装置17に対して遠隔閉じ込め救出の動作指令を送信し、かご4を最寄り階に低速運転モードで走行して停車し、かご4が最寄り階に停車したらかご扉9および乗場扉11を開けるようにする。
図6は、この発明の実施の形態に係るエレベータ緊急脱出装置30での緊急脱出手順を示すフローチャートである。
かご4が運転中に何らかの理由により階床間に停止してしまい、そのため乗客がかご内操作盤36に設けられている非常呼び出しボタン37を押下すると緊急脱出手順が開始される。なお、遠隔閉じ込め救出装置17がかご内に乗客が閉じ込まれていることを検知する機能を有している場合には、遠隔閉じ込め救出装置17が閉じ込め故障を検知したときに緊急脱出手順を開始しても良い。
かご4が運転中に何らかの理由により階床間に停止してしまい、そのため乗客がかご内操作盤36に設けられている非常呼び出しボタン37を押下すると緊急脱出手順が開始される。なお、遠隔閉じ込め救出装置17がかご内に乗客が閉じ込まれていることを検知する機能を有している場合には、遠隔閉じ込め救出装置17が閉じ込め故障を検知したときに緊急脱出手順を開始しても良い。
ステップS101で、計時を開始し閉じ込め故障の経過時間を得る。
ステップS102で、インターホンボタン39が押下されたか否かを判断し、インターホンボタン39が押下されたときステップS104に進み、インターホンボタン39が押下されなかったときステップS103に進む。
ステップS103で、かご内操作盤36に設けられている表示盤38にインターホンボタン39を押すように表示する。例えば、「インターホンボタンを押して下さい。」と表示する。
ステップS104で、経過時間が所定の時間以上経過したか否かを判断し、経過時間が所定の時間以上経過したときステップS105に進み、経過時間が所定の時間未満のときステップS102に戻る。
ステップS105で、緊急脱出を開始する旨、「インターホンボタンを10秒以上押し続けて下さい」と表示盤38に表示する。
ステップS106で、インターホンボタン39が10秒以上押下されたか否か判断し、インターホンボタン39が10秒以上押下されたときステップS107に進み、インターホンボタン39が10秒以上押下されていないときステップS105に戻る。
ステップS107で、法定安全装置が作動したか否かを判断し、法定安全装置が作動したとき緊急脱出手順を終了し、法定安全装置が作動していないときステップS108に進む。
ステップS108で、エレベータの電源が活きているか否かを判断し、エレベータの電源が死んでいるとき緊急脱出手順を終了し、エレベータの電源が活きているときステップS109に進む。
ステップS109で、遠隔閉じ込め救出装置17が正常であるか否かを判断し、遠隔閉じ込め救出装置17が正常であるときステップS110に進み、遠隔閉じ込め救出装置17が異常のとき緊急脱出手順を終了する。
ステップS110で、遠隔閉じ込め救出装置17を起動し、「救出運転中です。しばらくお待ち下さい」と表示盤38に表示しながらかご4を最寄り階に低速で走行して停車する。
ステップS111で、「扉が開きますので脱出して下さい」と表示盤38に表示し、最寄り階の乗場扉11とかご扉9を開いてかご4から脱出するように促す。
ステップS112で、乗場扉11およびかご扉9を開けてから所定の時間経過したら乗場扉11およびかご扉9を閉じて緊急脱出手順を終了する。
ステップS102で、インターホンボタン39が押下されたか否かを判断し、インターホンボタン39が押下されたときステップS104に進み、インターホンボタン39が押下されなかったときステップS103に進む。
ステップS103で、かご内操作盤36に設けられている表示盤38にインターホンボタン39を押すように表示する。例えば、「インターホンボタンを押して下さい。」と表示する。
ステップS104で、経過時間が所定の時間以上経過したか否かを判断し、経過時間が所定の時間以上経過したときステップS105に進み、経過時間が所定の時間未満のときステップS102に戻る。
ステップS105で、緊急脱出を開始する旨、「インターホンボタンを10秒以上押し続けて下さい」と表示盤38に表示する。
ステップS106で、インターホンボタン39が10秒以上押下されたか否か判断し、インターホンボタン39が10秒以上押下されたときステップS107に進み、インターホンボタン39が10秒以上押下されていないときステップS105に戻る。
ステップS107で、法定安全装置が作動したか否かを判断し、法定安全装置が作動したとき緊急脱出手順を終了し、法定安全装置が作動していないときステップS108に進む。
ステップS108で、エレベータの電源が活きているか否かを判断し、エレベータの電源が死んでいるとき緊急脱出手順を終了し、エレベータの電源が活きているときステップS109に進む。
ステップS109で、遠隔閉じ込め救出装置17が正常であるか否かを判断し、遠隔閉じ込め救出装置17が正常であるときステップS110に進み、遠隔閉じ込め救出装置17が異常のとき緊急脱出手順を終了する。
ステップS110で、遠隔閉じ込め救出装置17を起動し、「救出運転中です。しばらくお待ち下さい」と表示盤38に表示しながらかご4を最寄り階に低速で走行して停車する。
ステップS111で、「扉が開きますので脱出して下さい」と表示盤38に表示し、最寄り階の乗場扉11とかご扉9を開いてかご4から脱出するように促す。
ステップS112で、乗場扉11およびかご扉9を開けてから所定の時間経過したら乗場扉11およびかご扉9を閉じて緊急脱出手順を終了する。
この発明に係るエレベータ緊急脱出装置30は、遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされているエレベータに備わっており、遠隔閉じ込め救出が可能な状態であっても閉じ込め故障が多発しているために監視センタ16と通信ができないときでも所定の時間が経過し且つ緊急脱出を実行しても良いときであれば遠隔閉じ込め救出装置17を活用して監視センタ16とは独立して緊急脱出するので、監視センタ16が混雑していなければ遠隔閉じ込め救出が可能な閉じ込めから乗客を脱出することができる。
すなわち、法定安全装置が作動したり、電源が死んでいたり、遠隔閉じ込め装置17が異常である場合にはエンジニアにより現地で対策を施さないと閉じ込めから救出はできないが、それ以外の場合にはこの発明のエレベータ緊急脱出装置30が動作することにより監視センタ16との通信が出来るまで待つことなく閉じ込めから脱出することができる。
また、遠隔閉じ込め救出が可能な閉じ込めからの乗客を脱出させることができるので、エンジニアは遠隔閉じ込め救出が不可能な閉じ込めからの乗客の救出に専念できる。
また、遠隔閉じ込め救出が可能な閉じ込めからの乗客を脱出させることができるので、エンジニアは遠隔閉じ込め救出が不可能な閉じ込めからの乗客の救出に専念できる。
1 運転制御盤、2 ロープ、3 昇降路、4 かご、5 つり合いおもり、6 巻上ユニット、7 電磁ブレーキ、8 加速度検出装置、9 かご扉、10 乗場、11 乗場扉、12 かご扉閉スイッチ、13 乗場扉閉スイッチ、16 監視センタ、17 遠隔閉じ込め救出装置、18 指令盤、19 通信回線、21 端末手段、22 通信手段、23 救出制御手段、24 通話手段、26 エレベータ状態表示手段、27 閉じ込め原因判定手段、28 救出手順操作手段、29 通信手段、30 エレベータ緊急脱出装置、31 計時手段、32 促進手段、33 確認手段、34 実行手段、36 かご内操作盤、37 非常呼び出しボタン、38 表示盤、39 インターホンボタン。
Claims (2)
- 遠隔閉じ込め救出のサービスがサポートされているエレベータに閉じ込められた乗客を緊急で脱出させるエレベータ緊急脱出装置であって、
乗客が閉じ込められている経過時間を計時する計時手段と、
緊急脱出の条件を満足していることを確認する確認手段と、
上記遠隔閉じ込め救出のサービスのために上記エレベータ側に配備された遠隔閉じ込め救出装置を起動して緊急脱出を実行する実行手段と、
を有することを特徴とするエレベータ緊急脱出装置。 - 上記緊急脱出の条件は、法定安全装置が作動していない、電源が活きている、および上記遠隔閉じ込め救出装置が正常であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ緊急脱出装置。
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Publication Number | Publication Date |
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2007
- 2007-12-26 JP JP2007334116A patent/JP2009155021A/ja active Pending
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