JP2009154686A - 芯金レスゴムクローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴムクローラに付着した泥の、円滑にして確実な剥離落下を可能とする芯金レスゴムクローラを提供するにある。
【解決手段】コード補強層1を埋設した無端状のゴム弾性体2の内周面に駆動用突起3を、外周面にラグ4をそれぞれ突設してなるものであって、幅方向の両側部部分の内周面5を、幅方向中央部分6の内周面7より内方側に位置させる。
【選択図】図1

Description

この発明は芯金レスゴムクローラに関するものであり、とくには、畑地、湿田等で使用される、主には農業機械に適用されるゴムクローラに付着した泥の、そこからの円滑なる剥離落下を可能とする技術を提案するものである。
従来のこの種の芯金レスゴムクローラとしては、図4に要部を断面斜視図で例示するように、スチールコード層31ならびに、有機繊維コードまたはスチールコード補強層32等を含み、ときには帆布を含むこともあるコード補強層33を埋設した無端状のゴム弾性体34の内周面に、ゴムクローラそれ自体の駆動のための駆動用突起35の複数個を周方向に所定の間隔をおいて突設し、また、外周面に、走路への駆動および制動力の伝達のために、土、泥寧等に作用するラグ36の複数個を、これも周方向に所定の間隔をおいて突設したものがある。
このような芯金レスゴムクローラは、強度部材としての芯金を有していないことから、ゴムクローラに、所要の各種の強度を付与するために、コード補強層33をできるだけ広幅として、無端状ゴム弾性体34の側縁近くまで埋設することが一般的であり、これがため、従来のゴムクローラでは、図5(a)に幅方向断面図で例示するように、それの側縁近傍部分の形態を単純なものとして、駆動用突起35およびラグ36を省いた形態を平坦な板状とすることが多かった。
これがため、このようなゴムクローラを農業機械等に用いて、畑地、湿田等を走行することによって、泥がラグ36間でゴムクローラの外周面に付着した場合、そのクローラを、スプロケット、アイドラ等の周りに掛け回してなお、付着した泥の、円滑なる剥離落下をもたらすことが難しいという問題があった。
すなわち、ゴムクローラのそれぞれの側部部分が、図5(a)に例示するように、ゴムクローラの側縁に向けて内周面側および外周面側のそれぞれからともに漸次薄肉化させた側縁近傍形態を有するものとした場合は、ゴムクローラの幅方向の側縁近傍部分での内周面は、幅中央部分での内周面より外周面に位置し、側縁近傍部分での外周面は、幅中央部分での外周面より内周側に位置する。
側縁近傍部分に外力が作用していない場合、側縁近傍部分と幅中央部分とで、内周面の周方向長さは同じになり、また同様に外周面の周方向長さも同じになることから、そのゴムクローラを、たとえば図5(b)に、駆動用突起35を省いた断面図で例示するように、アイドラ37の周りに巻き掛けて走行させるに当って、そのアイドラ37の周面を、ゴムクローラの幅中央部分の内周面に接触させたときに、ゴムクローラの側縁近傍部分には、ゴムクローラの内周側および外周側のいずれの方向に向く力も変形も生じないので、ゴムクローラの外周面に付着した泥は、そのゴムクローラの、アイドラ37への巻き掛けによってなお、大きな変形を受けることなく、それの外周面に付着したままゴムクローラに共連れ搬送されることになる。
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、ゴムクローラに付着した泥の、円滑にして確実な剥離落下を可能とする芯金レスゴムクローラを提供するにある。
この発明に係る芯金レスゴムクローラは、スチールコード層ならびに、有機および/または無機繊維コード層等を含み、ときには各種の織布をも含むこともあるコード補強層を埋設した無端状のゴム弾性体の内周面に駆動突起を、そして外周面に所要のラグをそれぞれ突設してなるものであって、幅方向の両側部部分の内周面を、その全周にわたって、幅方向中央部分の内周面より内方側に位置させたものである。
ここでより好ましくは、上述したところに加えて、幅方向の両側部部分の外周面を、その全周にわたって、幅方向中央部分の外周面より内方側に位置させることによって、たとえば、幅方向の両側部部分の、突起もラグも含まないゴム厚みを、幅方向中央部分の、突起もラグも含まないゴム厚み以下とする。
なおここで、幅方向の両側部部分の各幅は、ゴムクローラの側縁を起点として、ゴムクローラの幅の10〜30%、なかでも、15±3%の範囲とすることが好ましく、また、側部部分の内周面を、幅方向中央部分の内周面より内方側に位置させる、ゴムクローラの幅方向の始端は、コード補強層の側縁位置から5〜10mm離れた位置とすることが好ましく、このことは、側部部分の外周面を、幅方向中央部分の外周面より内方側に位置させる場合の、クローラ幅方向の始端位置、いいかえれば、ゴムクローラの側縁から最も離れた外周面位置についても同様である。
またこの場合、側部部分の内周面および/または外周面の、幅方向中央部分の基準となる周面に対する内方側変位量は5〜15mmの範囲とすることが好ましく、各側部部分の厚みは10〜30mmの範囲とすることが好ましい。
側縁近傍部分に外力が作用していない場合、側縁近傍部分と幅中央部分とで内周面の周方向長さは同じになるので、この発明に係る芯金レスゴムクローラでは、幅方向の両側部部分の内周面を、幅方向中央部分の内周面より内方側に位置させることより、ゴムクローラの側部部分の外周面の形態のいかんにかかわらず、ゴムクローラを、それの幅方向中央部分の内周面をアイドラ等の周面に接触させて巻き掛けて走行させる場合は、側部部分は外周側に向けて変形することになり、ゴムクローラの外周面に付着した泥は、側部部分のこのような変形により、ゴムクローラへの付着の継続が困難になって、そこから円滑に、かつ確実に剥離されて落下することになる。
なおここで、幅方向の両側部分の外周面を、幅方向中央部分の外周面より内方側に位置させたときや、両側部部分の、突起もラグも含まないゴム厚みを、幅方向中央部分の、突起もラグも含まないゴム厚み以下としたときは、側部部分の、先に述べたような、アイドラ等の外周側方向への変形の応答性を高めることができ、結果として、泥の剥離落下をより円滑に、かつ迅速に行なわせることができる。
この場合、幅方向の両側部部分の各幅を、ゴムクローラの側縁を起点として、ゴムクローラの幅の10〜30%、なかでも、15±3%の範囲としたときは、ゴムクローラに付着した泥をより十分に剥離させることができる。
これに対し、10%未満では、ゴムクローラの変形する幅が小さく、付着した泥を十分に剥離できないおそれがあり、一方、30%を越えると、持ち上げ部が広くなって、補強層の幅が狭くなり、ゴムクローラの剛性不足が生じたり、両側部部分の幅が広くなりすぎるため、耳切れの発生が懸念されることになる。
ここで、各側部分の内周面および/または外周面を、幅方向中央部分の基準となる周面より内周側に位置させることになるクローラ幅方向の始端位置は、コード補強層の側縁から5〜10mm離れた位置とすることが好ましい。
すなわち、その距離が5mm未満では、補強層と始端位置が近すぎる為、ゴムクローラ幅方向の剛性が補強層端部で極端に変化するので、路面からの外力による耳曲りが発生しやすくなる不都合が生じる。
一方、その距離が10mmを越えると、前述のように、幅方向の両側部分の各幅を、ゴムクローラの幅の10%〜30%とした場合、コード補強層を埋設できる幅が減り、強度及び剛性が低下することになるため、切断や脱輪が発生しやすくなる。
ここにおいて、側部部分の内周面および/または外周面の、幅方向中央部の基準となる周面に対する内方側変位量は、5〜15mmの範囲とすることが好ましい。
すなわち、その変位量が5mm未満では、ゴムクローラを、アイドラ等に巻き掛けた場合の、その側部部分の前述したような変形を、所期したほどに増加させることができず、結果として、付着した泥等の、円滑にして十分な剥離落下をもたらし得ないおそれがあり、一方、15mmを越えると、走行時、路面からの外力により両側部部分が転輪や機体の一部に接触し易くなり、外傷発生の原因になる不都合がある。
以上のようなゴムクローラにおいて、各側部部分の厚みは10〜30mmの範囲とすることが好ましい。
その厚みが10mm未満では、端部が薄い為、機体の一部がどこかに引っ掛った際に外傷が発生し易くなる。
一方、30mmを越えると、端部が厚すぎる為、湿他走行で、旋回する際に抵抗となる不都合がある。
図1はこの発明の実施の形態を示すゴムクローラの幅方向断面図であり、図中1は、図4に示す従来技術で述べたと同様のコード補強層を、2は、このコード補強層1を埋没配置した無端状のゴム弾性体をそれぞれ示す。
ここで、無端状ゴム弾性体2の内周面には、ゴムクローラそれ自体の駆動のための、これも図4に示すものと同様の駆動用突起3を、そして、それの外周面にはラグ4を、周方向に所定の間隔をおいて、ともに複数突設形成する。
またここでは、ゴム弾性体の、ひいては、ゴムクローラの幅方向の、コード補強層1を含まない両側部部分、たとえば、各々がゴムクローラ全幅の10〜20%、より好ましくは、12〜18%の幅を有する側部部分で、その内周面5を、その全周にわたって、幅方向中央部分6の、駆動用突起3を除く内周面7より、たとえば、5〜15mmの範囲内で内方側に位置させる。
このことによれば、ゴムクローラの側部部分の内周面5からコード補強層1までのゴム厚みh1は、幅中央部分6の内周面7からコード補強層1までのゴム厚みh2より必然的に厚くなる。
加えて、この図に示すところでは、幅方向の両側部部分の外周面8を、幅方向中央部分6の、ラグ4を含まないが外周面9より内方側に位置させて、好ましくは、両側部部分の、突起3もラグ4も含まない平均ゴム厚みを、幅方向中央部分7の、突起3もラグ4も含まない平均ゴム厚み以下の厚みとする。
このようにして構成してなる芯金レスゴムクローラは、それの幅方向中央部分6の内周面を、スプロケットおよびアイドラの周面に巻き掛けて駆動走行させるに当り、図2ではアイドラ10を例にとって示すように、側部部分が変形しなければ、側部部分の内周面5が、図に仮想線で示すように、アイドラ10の周面に接触する幅方向中央部分6の内周面7よりも、アイドラ10の内周側部分を走行移動することになるところ、この場合には、曲がりの内側に存在することとなる側部部分の内周面5の周方向長さが、幅方向中央部分6の内周面7の周方向長さよりも短くなるため、その側部部分は、少なくともアイドラ10への巻き掛け部分では、内周面の周方向長さを同じにするべく、アイドラ10の外周側に向けて逃げ変形することになり、これにより、ゴムクローラの幅方向中央部分6の内周面7から、側部部分の外周面8までの当初の距離tが、その巻き掛け部分での距離t0までの増加することになるので、側部部分のこのような変形に伴う、図3に幅方向断面図で示すようなその側部部分の動きに基いて、ゴムクローラの外周面に付着した泥は、そこから確実に剥離されて円滑に落下されることになる。
この発明の実施の形態を示す幅方向断面図である。 図1に示すゴムクローラの、アイドラへの巻き掛け部分での変形挙動を例示する説明図である。 図2に示す変形挙動に伴う、ゴムクローラの側部部分の動きを例示する幅方向断面図である。 芯金レスゴムクローラを例示する要部断面斜視図である。 従来の芯金レスゴムクローラの断面形態およびアイドラへの巻き掛け状態を示す説明図である。
符号の説明
1 コード補強層
2 ゴム弾性体
3 駆動用突起
4 ラグ
5,7 内周面
6 幅方向中央部分
8,9 外周面
h1,h2 ゴム厚み
t,t0 距離

Claims (2)

  1. コード補強層を埋設した無端状のゴム弾性体の内周面に駆動用突起を、外周面にラグをそれぞれ突設してなる芯金レスゴムクローラであって、
    幅方向の両側部部分の内周面を、幅方向中央部分の内周面より内方側に位置させてなる芯金レスゴムクローラ。
  2. 幅方向の両側部部分の外周面を、幅方向中央部分の外周面より内方側に位置させてなる請求項1に記載の芯金レスゴムクローラ。
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