JP2009154202A - クロスバーとこれを備えたワーク搬送装置 - Google Patents

クロスバーとこれを備えたワーク搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来と同じ制約内で曲げ剛性及びねじり剛性を高めることで、振動・変形を低減することができるクロスバー及びこれを備えたワーク搬送装置を提供する
【解決手段】本発明のクロスバー42は、クロスバー42のうち少なくとも搬送フレーム31に対向する部分の断面における上辺壁42aが、チルト動作時における直上に位置する搬送フレーム31との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されている。また本発明のワーク搬送装置10は、上記構成のクロスバー42を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワーク搬送装置においてワーク把持具が取り付けられるクロスバーとこれを備えたワーク搬送装置に関する。
例えば、自動車用パネルは複雑な形状をしているため、成形工程を複数段に分け、直線状に並べられたプレスによって成形される。このような複数のプレスを用いるトランスファプレスやタンデムプレスでは、ワーク搬送装置により、あるプレスで成形されたワーク(被加工材)を次のプレスに順次搬送する。
ワーク搬送装置において生産性向上のためにワークの搬送速度を向上させることは重要な課題であり、搬送速度を向上させるためには、可動部の上下方向の通過スペースを小さくし前後に配置されたプレス装置との干渉を緩和することが有効である。このような、可動部の搬送方向の通過スペースを小さくしたワーク搬送装置は、例えば下記特許文献1に開示されている。
特許文献1のワーク搬送装置100は、図7に示すように、プレスステージ間適所に配置される基体に支持され、それぞれが複数のアームを相互に回動可能に結合してなる一対のアームユニット101,101と、各アームユニット101,101先端間に搭載されるワーク把持機構102と、基体に対して一対のアームユニット101,101を昇降させる昇降機構103とを有する。アームユニット101,101の先端間には伸縮自在のスライドアーム104が結合され、スライドアーム104はアタッチメント105を介してワーク保持手段106が設けられたハンドバー107を吊下支持している。このハンドバー107は、一般的なワーク搬送装置におけるクロスバーに相当する部材であるため、以下、「クロスバー」と呼ぶ。クロスバー107は、図示しないチルト機構により傾動するようになっており、クロスバー107が傾動することにより、クロスバー107と一体となって動作するワーク把持手段106で保持するワークWに所望の姿勢を取らせることができる。
図7に示すように、上記のワーク搬送装置100において、その搬送フレームであるアームユニット101とクロスバー107とは上下に立体交差している。
また、特許文献1のワーク搬送装置100におけるクロスバー107もそうであるように、従来のクロスバーは、一般的に断面形状が四角形の角筒で形成されている。
特開2007−216254号公報
ワーク搬送装置において搬送速度を速くすると、クロスバーの撓みや捻りによる変形や振動が大きくなる。このような変形・振動を抑えるためには、クロスバーの高さ寸法を大きくすることによって曲げ剛性及びねじり剛性を高めることが有効である。
ところが、特許文献1のワーク搬送装置100のように、クロスバー107とその上方に位置する搬送フレーム(アームユニット101)とが上下に立体交差するタイプのワーク搬送装置においては、クロスバーがチルト動作してもその上部に位置する搬送手段と干渉しないこと、及びクロスバーと搬送フレームがプレス機の金型と干渉しないこと、が必要とされる。このため、クロスバーの高さ寸法が制限されることから、搬送速度に見合った十分な曲げ剛性及びねじり剛性を確保することが困難であり、この結果、クロスバーに大きな変形・振動が発生し、ワークを高速で安定して搬送することが困難であった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ワーク搬送装置における搬送フレームと上下に立体交差する形態のクロスバーにおいて、従来と同じ制約内で曲げ剛性及びねじり剛性を高めることで、振動・変形を低減することができるクロスバーを提供することを課題とする。また、当該クロスバーを備えたワーク搬送装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、以下の技術的手段を採用する。
(1)本発明は、ワーク把持具が取り付けられ搬送ラインの左右方向に延びるクロスバーと、該クロスバーを搬送フレームで吊下支持して搬送ライン方向に移動させること及びクロスバーをチルト動作させることが可能な送り機構とを備え前記搬送フレームと前記クロスバーとが上下に立体交差しているワーク搬送装置における前記クロスバーであって、前記クロスバーのうち少なくとも搬送フレームに対向する部分の断面における上辺壁が、チルト動作時における直上に位置する搬送フレームとの干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されている、ことを特徴とするクロスバーである。
本発明によれば、クロスバーの上辺壁が、搬送フレームとの干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成される。これにより、従来の断面四角形のクロスバーでは利用されていなかった非干渉領域を有効利用することで、従来と同一条件の高さ制約内で、断面四角筒形の従来のクロスバーと比較して、高さ寸法を大きく取ることが可能となる。そして、高さ寸法を大きくすることで曲げ剛性及びねじり剛性を高めることができるので、クロスバーの変形や振動を抑制する効果が得られる。したがって、ワーク搬送装置において本発明のクロスバーを適用することにより、ワークの高速安定搬送が可能となる。
(2)上記(1)のクロスバーにおいて、チルト回転軸心が前記搬送フレームの下面より上方に位置し、前記クロスバーのうち搬送フレームに対向する部分の断面における上辺壁が、逆V字形状に形成されている。
(3)上記(1)又は(2)のクロスバーにおいて、前記ワーク搬送装置は、前記クロスバーより搬送ライン方向の寸法が短く搬送フレームより低い位置で且つ前記クロスバーの上面に対向する位置で前記クロスバーとの搬送ライン方向の相対位置を変化させることなく搬送ライン方向に移動する追従部材を備え、前記クロスバーのうち前記追従部材に対向する部分の断面における上辺壁が、搬送ライン方向の前側及び後側の各位置で、チルト動作時における上方の搬送フレーム及び追従部材との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されている。
(4)上記(1)のクロスバーにおいて、チルト回転軸心が前記搬送フレームより下方の位置にあり、前記クロスバーのうち少なくとも前記搬送フレームに対向する部分の断面における上辺壁は、(a)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状の頂部を有する山形状、(b)該山形状の頂部を平坦にした形状または、(c)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状である。
(5)上記(1)又は(4)のクロスバーにおいて、前記ワーク搬送装置は、前記クロスバーより搬送ライン方向の寸法が短く搬送フレームより低い位置で且つ前記クロスバーの上面に対向する位置で前記クロスバーとの搬送ライン方向の相対位置を変化させることなく搬送ライン方向に移動する追従部材を備え、チルト回転軸心が前記追従部材より下方の位置にあり、前記クロスバーのうち前記追従部材に対向する部分の断面における上辺壁は、(a)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状の頂部を有する山形状、(b)該山形状の頂部を平坦にした形状または、(c)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状である。
上記(2)〜(5)の構成によれば、クロスバーの上辺壁を、チルト回転軸心の位置やクロスバーの上方に位置する構造体(搬送フレーム又は追従部材)の形態に応じて適切な凸形状に形成できるので、曲げ剛性及びねじり剛性を効果的に高めることができる。
(6)また、上記(1)〜(5)のいずれかのクロスバーにおいて、前記クロスバーの断面における上辺壁は、長手方向の各位置において、その直上に位置する構造体との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成され、これにより長手方向に異なる断面形状を有する。
上記の構成によれば、クロスバーの長手方向の各位置に応じて、適切な形状の上辺壁を形成することで、クロスバー全体として効率的に高さ寸法を大きくし、曲げ剛性及びねじり剛性を高めることができる。
(7)また、本発明は、ワーク把持具が取り付けられ搬送ラインの左右方向に延びる筒状体であるクロスバーと、該クロスバーを搬送フレームで吊下支持して搬送ライン方向に移動させること及びクロスバーを傾動させることが可能な送り機構とを備え、前記搬送フレームと前記クロスバーとが上下に立体交差しているワーク搬送装置であって、前記クロスバーが上記(1)〜(6)のいずれかのクロスバーである、ことを特徴とする。
上記のワーク搬送装置によれば、曲げ剛性及びねじり剛性を高めたクロスバーを備えることで、搬送速度の高速化に伴うクロスバーの変形や振動が大幅に低減されるので、ワークの安定した高速搬送が可能となる。
本発明のクロスバーによれば、従来と同じ制約内で、曲げ剛性及びねじり剛性を高めることで、振動・変形を低減することができる。
本発明のワーク搬送装置によれば、ワークを安定して高速搬送できる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるクロスバー42を備えたワーク搬送装置10の全体斜視図である。
図1において、ワーク搬送装置10は、昇降機構12と、送り機構30と、クロスバー42と、ケーブル支持装置50とを備える。
昇降機構12は、送り機構30を上下方向に移動させるものである。図1において、昇降機構12は、ベースフレーム14に対して昇降するリフトフレーム16と、昇降機構12の駆動源であるリフト用モータ26と、リフト用モータ26の動力をリフトフレーム16に伝達するリフト用動力伝達手段とを備える。
図1に示す構成例において、ベースフレーム14は、水平且つ互いに平行に配置された2本のH型鋼であり、ワーク搬送装置10の周囲の適宜の部位(天井など)に固定されている。
リフトフレーム16は、フレーム本体21と、フレーム本体21から上方に延びるリフトビーム22を有する。図1に示す構成例において、リフトビーム22は4本設けられており、それぞれベースフレーム14に立設されたリフトガイド15によって昇降自在に支持及び案内されている。このため、リフトフレーム16はベースフレーム14に対して安定かつスムーズに昇降することができる。
各リフトビーム22には、上下方向に延びるラック部22aが形成されており、各ラック部22aはそれぞれ対応して設けられたピニオン25と噛合している。上記のリフト用動力伝達手段は、リフト用モータ26とリフトビーム22の間の動力伝達経路上にある動力伝達部品からなり、図1の構成例では、ラック部22a、ピニオン25のほか、参照符号を付していないが、ベベルギヤや動力伝達シャフトなどからなる。
上記構成を備えた昇降機構12において、リフト用モータ26が回転すると、その駆動力がピニオン25に伝達され、ピニオン25が回転することにより、ピニオン25と噛み合うラック部22aが形成されたリフトビーム22を含むリフトフレーム16が昇降する。この昇降駆動は、図示しない制御装置によって制御される。
なお、昇降機構12において、リフトフレーム16を昇降させる機構は、上述したようなラック・ピニオン機構を用いた構成に限られず、ベルト機構やチェーン機構を用いたものであってもよい。また、昇降機構12は、リニアモータ、液圧シリンダ装置、空圧シリンダ装置などの直動アクチュエータを用いてリフトフレーム16を昇降させるものであってもよい。
送り機構30は、リフトフレーム16の下部に接続され、リフトフレーム16と一体となって昇降する。図1において、送り機構30は、リフトフレーム16に吊下支持され、リフトフレーム16に対して搬送ライン方向の前後方向に水平移動する搬送フレーム31を有する。
本実施形態において、搬送フレーム31は、第1フレーム32、第2フレーム33およびサブキャリア20からなる。第1フレーム32はリフトフレーム16の下部に連結されている。リフトフレーム16の下部において、搬送ラインの左右方向(図1中のY方向)の両側には、搬送ライン方向に延びる長尺のガイドレール16aが設けられており、このガイドレール16aに、第1フレーム32に設けられた一対の短尺のガイド部材32bが支持及び案内されている。この構成により、第1フレーム32は、リフトフレーム16に対して搬送ライン方向に安定かつスムーズに摺動することができる。
第1フレーム32には、第1フレーム32を搬送ライン方向に直線駆動させるための駆動源である第1駆動モータ23Aが搭載されており、この第1駆動モータ23Aの駆動力が図示しない第1動力伝達手段を介して、第1フレーム32に伝達され、第1フレーム32が搬送ライン方向に直線駆動される。この直線駆動は、図示しない上記の制御装置によって制御される。なお、第1駆動モータ23Aは、リフトフレーム16に搭載されてもよい。
第2フレーム33は、第1フレーム32の下部に連結されている。図1に示す構成例において、第2フレーム33は、搬送ラインの左右方向(Y方向)に間隔を置いて平行に一対設けられている。第1フレーム32の下部において、左右のそれぞれの側には、第2フレーム33の左右両側で搬送ライン方向に延びるガイドフレーム32aが設けられており、このガイドフレーム32aにより第2フレーム33が支持及び案内されている。この構成により、第2フレーム33は、第1フレーム32に対して搬送ライン方向に安定かつスムーズに摺動することができる。
第1フレーム32には、第2フレーム33を搬送ライン方向に直線駆動させるための駆動源である第2駆動モータ23Bが搭載されており、この第2駆動モータ23Bの駆動力が図示しない第2動力伝達手段を介して、第2フレーム33に伝達され、第2フレーム33が送り方向に直線駆動される。この直線駆動は、図示しない上記の制御装置によって制御される。
なお、第1駆動モータ23Aの駆動力を第1フレーム32に伝達するための第1動力伝達手段、および第2駆動モータ23Bの駆動力を第2フレーム33に伝達するための第2動力伝達手段は、ラック・ピニオン機構、ベルト機構、チェーン機構などを用いて構成することができる。また、第1フレーム32及び第2フレーム33を直線駆動させる他の手段として、リニアモータ、液圧シリンダ装置、空圧シリンダ装置などを用いてもよい。
図1において、サブキャリア20は、第2フレーム33の内部で支持及び案内されて搬送ライン方向に水平移動可能に設けられている。図1の構成例において、サブキャリア20は、第2フレーム33のほぼ先端からほぼ後端までの範囲を移動する。
サブキャリア20を移動させる手段としては、例えば、特開2003−205330号公報に開示されたワーク搬送装置のように、リニアモータによってサブキャリア20を送り方向に直線駆動させる構成を採用できる。
また、サブキャリア20を移動させる他の手段として、例えば、特開2003−136163号に開示されたワーク搬送装置のように、第2フレーム33の移動に機械的に連動してサブキャリア20を送り方向に直線駆動させる構成を採用することもできる。
搬送フレーム31は、サブキャリア20でクロスバー42を吊下支持しており、搬送フレーム31とクロスバー42とが上下に立体交差している。
図1に示すようにクロスバー42は、搬送ラインの左右方向(Y方向)に延びる部材である。クロスバー42には、ワークを把持するためのワーク把持機構44がクロスバー42の長手方向に間隔をおいて複数取り付けられている。ワーク把持機構44は、例えば、ワークを吸着及び解放することが可能なバキュームカップである。また、クロスバー42は後述するチルト機構35により軸心a(以下、「チルト回転軸心」ともいう)を中心に傾動可能に構成されている。図1において、チルト回転軸心aは搬送ライン方向に対して水平直角方向(Y方向)と一致する。なお、クロスバー42の詳細については後述する。
ケーブル支持装置50は、第1要素(本実施形態では第1フレーム32)と、第1要素に対して搬送ライン方向に水平移動可能な第2要素(本実施形態では接続バー53)との間に配設されたケーブル(図示せず)を支持する装置である。ここで、前記「ケーブル」には、ワーク把持機構44や後述するチルト機構35を駆動するための電力、信号、作動油、エアー等を供給、伝送するための電力線、信号線、油圧配管、エアー配管等が含まれる。
図1において、ケーブル支持装置50は、第1アーム51と第2アーム52を有している。第1アーム51の一端は第1フレーム32に鉛直軸心のみを中心に回動可能に連結されている。第1アーム51の他端と第2アーム52の一端は、鉛直軸心のみを中心に互いに回動可能に連結されている。第2アーム52の他端は、サブキャリア20に接続された接続バー53に鉛直軸心のみを中心に回動可能に連結されている。
上記の図示しないケーブルは、第1アーム51と第2アーム52に沿って支持されている。図1に示す構成例において、第1アーム51と第2アーム52は、断面が水平方向に扁平な中空筒状に形成されており、その内部にケーブルが敷設されている。なお、ケーブルの他の支持形態として、第1アーム51と第2アーム52の外部に沿ってケーブルが支持されてもよい。また、ケーブルの大部分が第1アーム51と第2アーム52の内部に敷設され、一部が第1アーム51と第2アーム52の外部に露出するように、ケーブルが支持されもよい。
上記の構成を備えたケーブル支持装置50は、クロスバー42の移動に追従して、第1アーム51と第2アーム52の屈曲角度を変化させながら旋回することによって、ケーブルを適切に保持することが可能である。また、第1要素と第1アーム51、第1アーム51と第2アーム52、及び第2アーム52と第2要素は、それぞれ鉛直軸心のみを中心として回転可能に連結されるので、第1アーム51と第2アーム52により水平面内で屈曲する高剛性のリンク機構が構成される。また、第1アーム51と第2アーム52は扁平形状であり且つ水平方向に屈曲するので、動作時の通過領域の高さが低く、プレス装置と干渉しにくい。
接続バー53は、クロスバー42の上辺に沿って左右方向(Y方向)に延び、その両端部において、左右のサブキャリア20の下部に連結固定されている。したがって、接続バー53は、サブキャリア20と一体となって搬送ライン方向に移動するとともに、クロスバー42との搬送ライン方向の相対位置を変化させることなく搬送ライン方向に移動する。接続バー53は中空筒状の部材であり、ケーブルは、第2アーム52の他端から接続バー53の内部を経由してサブキャリア20まで引き込まれている。
ここで、本発明における追従部材とは、クロスバー42より搬送ライン方向の寸法が短く搬送フレーム31より低い位置で且つクロスバー42の上面に対向する位置でクロスバー42との搬送ライン方向の相対位置を変化させることなく搬送ライン方向に移動する部材をいい、本実施形態においては接続バー53がこれに該当する。
次に、上記のように構成されたワーク搬送装置10の基本動作を、図2の模式図を参照して説明する。図2において、左右が搬送ライン方向で左側が上流側、右側が下流側とする。
図2(A)の状態から、上流側のプレス装置5に向って、リフトフレーム16に対して第1フレーム32を水平移動させ、第1フレーム32に対して第2フレーム33を水平移動させ、第2フレーム33に対してサブキャリア20を水平移動させると、図2(B)に示すように、サブキャリア20は上流側のプレス装置5のワーク把持位置まで移動する。サブキャリア20をワーク把持位置まで移動させたら、昇降機構12によりリフトフレーム16を下降させてワーク把持機構44によりワークを把持する。
ワークを把持したら、昇降機構12によりリフトフレーム16を上昇させて、下流側のプレス装置5に向って、リフトフレーム16に対して第1フレーム32を水平移動させ、第1フレーム32に対して第2フレーム33を水平移動させ、第2フレーム33に対してサブキャリア20を水平移動させる。すると、図2(C)に示すように、サブキャリア20はワーク解放位置まで移動する。その位置で、昇降機構12によりリフトフレーム16を下降させてワーク把持機構44によりワークを解放する。ワークを解放したら、下流側のプレス装置5のスライド6が下降する前に、第1フレーム32、第2フレーム33およびサブキャリア20を上流側へ移動させ、中立位置に戻す。
上記のように構成されたワーク搬送装置10は、水平方向に直進運動する第1フレーム32、第2フレーム33およびサブキャリア20の通過スペースが小さいので、送り方向の前後に配置されたスライド6などの干渉物との干渉を緩和できる。
次に、クロスバー42の構成についてより詳細に説明する。図3は、上記のワーク搬送装置10におけるクロスバー42周辺の正面図である。
図3において、サブキャリア2には、チルト回転軸心aを中心にクロスバー42を傾動させるチルト機構35が設けられている。
図3に示すように、接続バー53は、第1フレーム32(ガイドフレーム32a)及び第2フレーム33との干渉を避けるために、ケーブル支持装置50の第2アーム52が接続された部分よりも高さが低くなった干渉回避部53aを両端部に有し、この干渉回避部53aにおいてサブキャリア20と連結している。
本発明のクロスバー42は、クロスバー42のうち少なくとも搬送フレーム31に対向する部分の断面における上辺壁42aが、チルト動作時における直上に位置する搬送フレーム31との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されていることを特徴とする。また、本発明のクロスバー42は、クロスバー42の断面における上辺壁42aが、長手方向の各位置において、その直上に位置する構造体との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成され、これにより長手方向に異なる断面形状を有する、以下、クロスバー42の断面形状について具体的に説明する。
図4(A)は、図3におけるA−A線断面図であり、クロスバー42のうち搬送フレーム31に対向する部分の断面形状を示している。本実施形態においてクロスバー42は筒状体の部材であるが、中実構造の部材であってもよい。図4(A)に示すように、チルト回転軸心aは搬送フレーム31の下面より上方に位置し、クロスバー42の搬送フレーム31に対向する部分の断面における上辺壁42aは、逆V字形状に形成されている。
図4(B)は、図3におけるB−B線断面であり、クロスバー42のうち接続バー53に対向する部分の断面形状を示している。図4(B)に示すように、チルト回転軸心aは追従部材である接続バー53の下面より上方に位置し、クロスバー42のうち追従部材に対向する部分の断面における上辺壁42aは、搬送ライン方向の前側及び後側の各位置で、チルト動作時における上方の搬送フレーム31及び追従部材との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されている。
図4に示したクロスバー42の断面形状の設定方法について、図5を参照して説明する。図5において、(A)は図4(A)に示した断面形状の設定方法を、(B)は図4(B)に示した断面形状の設定方法を説明する模式図である。
図5(A)において、符号Liで示した線は、搬送フレーム31の下方に位置する物体を、中立姿勢(水平姿勢)に対して所望の角度θだけ傾けるために軸心aを中心に回転させた場合において、その物体が搬送フレーム31と干渉しないための、中立姿勢における物体の限界輪郭形状を示す線である(以下、この線を「干渉ライン」という)。すなわち、図5(A)において、搬送フレーム31の下方に位置する物体の中立姿勢における輪郭形状の少なくとも一部が干渉ラインLiより上側の領域(干渉領域)にあると、物体を所望の角度θに傾けるために必要な角度でもって軸心aを中心に回転させたときに搬送フレーム31と干渉するが、当該物体の中立姿勢における輪郭形状の全部が干渉ラインLiより下側の領域(非干渉領域)にあれば物体を所望の角度θに傾けるために必要な角度でもって軸心aを中心に回転させても搬送フレーム31と干渉することはない。
図5(A)の左側の図に示すように、断面四角形の従来のクロスバー55の場合、干渉ラインLiとクロスバー55の間に未利用の三角形の非干渉領域が存在する。これに対し、図5(A)の右側に示すように、本発明では、干渉ラインLiの下側の領域内でクロスバー42の上辺壁42aを逆V字形状に形成することによって、従来の四角形状の断面に対して高さを増大させている。本実施形態では安全余裕をもたせるため、干渉ラインLiと上辺壁42aとの間には若干のクリアランスcを設けている。この点は、後述する図5(B)及び図6(A)〜(C)においても同様である。図5(A)において、従来の四角形状の断面に対して高さを増大させた部分にはハッチングが施されている。
図5(B)において、追従部材である接続バー53の下に位置する物体を、中立姿勢に対して所望の角度θだけ傾けるために軸心aを中心に回転させた場合において、その物体が搬送フレーム31及び追従部材と干渉しないための、中立姿勢における物体の限界輪郭形状は、干渉ラインLiに一致した形状となる。すなわち、すなわち、図5(B)において、追従部材である接続バー53の下に位置する物体の中立姿勢における輪郭形状の少なくとも一部が干渉ラインLiより上側の領域(干渉領域)にあると、物体を所望の角度θに傾けるために必要な角度でもって軸心aを中心に回転させたときに搬送フレーム31と干渉するが、当該物体の中立姿勢における輪郭形状の全部が干渉ラインLiより下側の領域(非干渉領域)にあれば、物体を所望の角度θに傾けるために必要な角度でもって軸心aを中心に回転させても搬送フレーム31と干渉することはない。
図5(B)の左側の図に示すように、断面四角形の従来のクロスバー55の場合、干渉ラインLiとクロスバー55の間に未利用の山脈状の非干渉領域が存在する。これに対し、図5(B)の右側に示すように、本発明では、クロスバー42の上辺壁42aを、干渉ラインLiの下側の領域内で、搬送ライン方向の前側及び後側の各位置で上方に凸状に形成することによって、従来の四角形状の断面に対して高さを増大させている。図5(B)において、従来の四角形状の断面に対して高さを増大させた部分にはハッチングが施されている。なお、図5(B)に示すクロスバー42の上辺壁42aの形状は、前側及び後側のみならずその中間部分も上方に凸状に形成されているが、図4(B)に示す実施形態では製作を容易にするために中間部分を平坦化した形状を採用している。
図3のC−C線断面及びD−D線断面におけるクロスバー42の断面形状は、図4(A)に示したクロスバー42の断面形状と同じである。クロスバー42のうち搬送フレーム31よりも外側に位置する部分(図3のC−C線断面が属する部分)は、上方に干渉物がないため、図4(A)に示した断面形状と同じにする必要はなく、制約の範囲内で高さ寸法をより大きくとる断面形状を採用してもよいが、製作を容易にする観点から、本実施形態ではこの部分についても図4(A)と同じ断面形状を採用している。なお、この点は、後述する図6に示す構成例を採用する場合も同様である。
また、本実施形態において、接続バー53の下面の高さは搬送フレーム31の下面の高さとほぼ同じであるので、クロスバー42のうち接続バー53に対向する部分(D−D線断面が属する部分)については、図4(A)と同じ断面形状を採用している。ただし、他の形態のケーブル支持装置50を採用する場合等の理由で接続バー53が設けられない場合は、上方に干渉物がなくなるため、制約の範囲内で高さ寸法をより大きくとる断面形状を採用してもよい。あるいは、この場合でも、製作を容易にする観点から、図4(A)と同じ断面形状を採用してもよい。なお、この点は、後述する図6に示す構成例を採用する場合も同様である。
次に、図6を参照して、クロスバー42の断面形状の他の構成例について説明する。図4及び図5に示した構成例では、チルト回転軸心aが搬送フレーム31の下面より上側に位置していたが、図6(A)〜(C)に示す構成例では、チルト回転軸心aが搬送フレーム31の下面より下側に位置している。
図6(A)及び(B)は、クロスバー42のうち搬送フレーム31に対向する部分の断面形状を示している。チルト回転軸心aが搬送フレーム31の下面より下側にある場合、干渉ラインLiは、チルト回転軸心aを中心とする円弧を少なくとも一部に有する形状となる。図6(A)及び(B)に示すように、干渉ラインLiの円弧部分の曲率半径は、搬送フレーム31の下面とチルト回転軸心aとの距離が長くなるほど大きくなる。
チルト回転軸心aが図6(A)に示す位置にある場合、干渉ラインLiは、チルト回転軸心aを中心とする円弧とその円弧の両端から延びる直線からなる形状となる。この場合の干渉ラインLiは、頂点を除いて、図5(A)の場合の干渉ラインLiよりも全体的に上方にシフトしている。そしてこの場合に、干渉ラインLiに沿って上辺壁42aを形成すると、上辺壁42aは、チルト回転軸心aを中心とする円弧形状の頂部を有する山形状となる。なお、クロスバー42の製作を容易にするために、図6(A)の点線で示すように、山形状の頂部を平坦にした形状を採用してもよい。
チルト回転軸心aが図6(B)に示す位置にある場合、干渉ラインLiは、チルト回転軸心aを中心とする円弧のみからなる。この場合の干渉ラインLiは、頂点を除いて、図5(A)の場合のみならず図6(A)の場合の干渉ラインLiよりも全体的に上方にシフトしている。この場合、干渉ラインLiに沿って上辺壁42aを形成すると、上辺壁42aは、チルト回転軸心aを中心とする円弧形状となる。
図6(C)は、クロスバー42のうち追従部材である接続バー53に対向する部分の断面形状を示している。この構成例におけるチルト回転軸心aの位置は図6(B)と同じであり、上辺壁42aはチルト回転軸心aを中心とする円弧形状に形成されている。なお、チルト回転軸心aの位置によっては、クロスバー42の上辺壁42aは、図6(A)と同様に、チルト回転軸心aを中心とする円弧形状の頂部を有する山形状又はこの山形状の頂部を平坦にした形状であってもよい。
上述した図6(B)及び(C)の構成を採用する場合において、チルト機構の構成としては、例えば、上辺壁を円弧状ガイドで支持及び案内し、上辺壁の外表面に円弧状に延びるラック部を形成し、このラック部と噛み合うピニオンギヤを設け、軸心aを中心に回転駆動させる構成を採用することができる。またチルト機構の他の構成として、チェーン機構、ベルト機構などを用いた構成を採用してもよい。
なお、図6(A)又は(B)の形状を採用する場合、クロスバー42のうち搬送フレーム31よりも外側に位置する部分(図3のC−C線断面が属する部分)及び接続バー53に対向する部分(図3のD−D線断面が属する部分)は、これらの形状に合わせて同一の断面形状としてもよい。
上述したように本発明によれば、クロスバー42の上辺壁42aが、搬送フレーム31との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成される。これにより、従来の断面四角形のクロスバーでは利用されていなかった非干渉領域を有効利用することで、従来と同一条件の高さ制約内で、断面四角筒形の従来のクロスバーと比較して、高さ寸法を大きく取ることが可能となる。そして、高さ寸法を大きくすることで曲げ剛性及びねじり剛性を高めることができるので、クロスバー42の変形や振動を抑制する効果が得られる。
本発明のワーク搬送装置10によれば、曲げ剛性及びねじり剛性を高めたクロスバー42を備えることで、搬送速度の高速化に伴うクロスバー42の変形や振動が大幅に低減されるので、ワークの安定した高速搬送が可能となる。
図5及び図6に示したように、クロスバー42の上辺壁42aを、チルト回転軸心aの位置やクロスバー42の上方に位置する構造体(搬送フレーム31又は追従部材)の形態に応じて適切な凸形状に形成することで、曲げ剛性及びねじり剛性を効果的に高めることができる。
また、本発明によれば、クロスバー42の断面における上辺壁42aが、長手方向の各位置において、その直上に位置する構造体(搬送フレーム31又は追従部材)との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成され、これにより長手方向に異なる断面形状を有する。これにより、クロスバー42の長手方向の各位置に応じて、適切な形状の上辺壁42aを形成することで、クロスバー42全体として効率的に高さ寸法を大きくし、曲げ剛性及びねじり剛性を高めることができる。
なお、上述したワーク搬送装置10において、例えば以下のような改変を、単独であるいは組み合わせて加えてもよい。
クロスバー42の上辺壁の凸形状は、上述した構成例に限定されず、クロスバー42の上方に位置する構造体の形態(形状、大きさ等)に応じて適切な形状を採用することができる。
ケーブル支持装置50は、第1要素と第2要素の間のケーブルを適切に支持できるものであれば、上述した構成に限定されず、例えばケーブルベア(登録商標)を用いたものであってもよい。
上述した送り機構30の搬送フレーム31では、2本の第2フレーム33でサブキャリア20を介してクロスバー42を吊下支持する構成であったが、この構成に代えて、1本の第2フレーム33でサブキャリア20を介してクロスバー42を吊下支持する構成であってもよい。
上述した送り機構30の搬送フレーム31は、第1フレーム32と第2フレーム33とでリフトフレーム16に対して2段階にスライドする構成であったが、この構成に代えて、第1フレーム32と第2フレーム33とを一体化して1段階にスライドする構成であってもよい。
送り機構30は、搬送フレーム31とクロスバー42とが上下に立体交差しており、クロスバー42の上方において搬送フレーム31が干渉物となるような構成を備えたものであれば、上述した直線駆動タイプの送り機構30に限定されず、例えば、特許文献1(特開2007−216254号公報)に開示されたワーク搬送装置のように、屈曲する一対のアームユニットによってクロスバーを移動させるものであってもよい。
上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施形態にかかるクロスバーを備えたワーク搬送装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態にかかるワーク搬送装置の基本動作を説明する図である。 本発明の実施形態にかかるワーク搬送装置におけるクロスバー周辺の正面図である。 図3のA−A線断面図及びB−B線断面図である。 本発明の実施形態にかかるクロスバーの断面形状の設定方法を説明する図である。 本発明にかかるクロスバーの断面形状の他の構成例を示す図である。 特許文献1のワーク搬送装置の構成図である。
符号の説明
10 ワーク搬送装置
12 昇降機構
14 ベースフレーム
16 リフトフレーム
20 サブキャリア
30 送り機構
31 搬送フレーム
32 第1フレーム
33 第2フレーム
35 チルト機構
42 クロスバー
42a 上辺壁
44 ワーク把持機構
50 ケーブル支持装置
51 第1アーム
52 第2アーム
53 接続バー

Claims (7)

  1. ワーク把持具が取り付けられ搬送ラインの左右方向に延びるクロスバーと、該クロスバーを搬送フレームで吊下支持して搬送ライン方向に移動させること及びクロスバーをチルト動作させることが可能な送り機構とを備え前記搬送フレームと前記クロスバーとが上下に立体交差しているワーク搬送装置における前記クロスバーであって、
    前記クロスバーのうち少なくとも搬送フレームに対向する部分の断面における上辺壁が、チルト動作時における直上に位置する搬送フレームとの干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されている、ことを特徴とするクロスバー。
  2. チルト回転軸心が前記搬送フレームの下面より上方に位置し、前記クロスバーのうち搬送フレームに対向する部分の断面における上辺壁が、逆V字形状に形成されている請求項1記載のクロスバー。
  3. 前記ワーク搬送装置は、前記クロスバーより搬送ライン方向の寸法が短く搬送フレームより低い位置で且つ前記クロスバーの上面に対向する位置で前記クロスバーとの搬送ライン方向の相対位置を変化させることなく搬送ライン方向に移動する追従部材を備え、
    前記クロスバーのうち前記追従部材に対向する部分の断面における上辺壁が、搬送ライン方向の前側及び後側の各位置で、チルト動作時における上方の搬送フレーム及び追従部材との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載のクロスバー。
  4. チルト回転軸心が前記搬送フレームより下方の位置にあり、
    前記クロスバーのうち少なくとも前記搬送フレームに対向する部分の断面における上辺壁は、
    (a)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状の頂部を有する山形状、
    (b)該山形状の頂部を平坦にした形状または、
    (c)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状である、請求項1記載のクロスバー。
  5. 前記ワーク搬送装置は、前記クロスバーより搬送ライン方向の寸法が短く搬送フレームより低い位置で且つ前記クロスバーの上面に対向する位置で前記クロスバーとの搬送ライン方向の相対位置を変化させることなく搬送ライン方向に移動する追従部材を備え、
    チルト回転軸心が前記追従部材より下方の位置にあり、
    前記クロスバーのうち前記追従部材に対向する部分の断面における上辺壁は、
    (a)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状の頂部を有する山形状、
    (b)該山形状の頂部を平坦にした形状または、
    (c)前記チルト回転軸心を中心とする円弧形状である、請求項1又は4記載のクロスバー。
  6. 前記クロスバーの断面における上辺壁は、長手方向の各位置において、その直上に位置する構造体との干渉を回避可能な範囲内で上方に凸状となるように形成され、これにより長手方向に異なる断面形状を有する、請求項1乃至5のいずれか記載のクロスバー。
  7. ワーク把持具が取り付けられ搬送ラインの左右方向に延びる筒状体であるクロスバーと、該クロスバーを搬送フレームで吊下支持して搬送ライン方向に移動させること及びクロスバーを傾動させることが可能な送り機構とを備え、前記搬送フレームと前記クロスバーとが上下に立体交差しているワーク搬送装置であって、
    前記クロスバーが請求項1乃至6のいずれか記載のクロスバーである、ことを特徴とするワーク搬送装置。
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