JP2009153785A - 診療表示装置、診療装置及び診療用表示装置 - Google Patents

診療表示装置、診療装置及び診療用表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】患部と診療データとの双方を効率よく視認できるようにすること。
【解決手段】患部を撮影してその患部のリアルタイム画像信号を出力可能な撮影部31と、診療データとして例えば歯科診察における根管内位置データを出力可能な診療データ出力部26と、前記リアルタイム画像信号と前記診療データとを表示用の画像信号として出力可能な画像処理部42と、表示部50とを備え、画像処理部42と表示部50とで、術者が、略同一視野範囲内で患部のリアルタイム画像と診療データとを視認可能に表示する。
【選択図】図3

Description

この発明は、医科又は歯科の診療中に得られた情報を表示する技術に関する。
従来、診療装置のひとつである歯科治療用の根管長測定器として、特許文献1や特許文献2に開示のものがある。
これらの特許文献では、治療前に撮影された患部のX線画像に、治療中における根管の切削拡大工具の先端位置である根管内位置データを重畳して表示する技術が開示されている。
根管内位置を表示する形式としては、アナログメータ表示形式や、液晶或はLED等を用いたデジタル表示形式等がある。また、それら視認可能な表示に合わせて、音響により、例えば、切削拡大工具の先端が根尖位置に近づくにつれて断続音の間隔を狭めるといった報知を行う工夫もなされていた。
実公平2−25378号公報 特開2002−11025号公報
ところで、患部の診療中において、術者は、患部の観察と、表示部に表示された診療データ、例えば根管内位置測定データの確認との双方を行う必要がある。すなわち、患部の観察は、患部に対する適切な診療及び治療用工具の適切な使用(患部の状況に応じた、或は患者の姿勢や状況に応じた、手指や工具の挿入角度や力加減の調整等)に必要である。また、診療データが例えば根管内位置測定データであれば、その確認は、治療用工具の先端が根管内のどの部分にあるかを認識するために必要である。
ところが、上記のいずれの従来技術においても、治療中の根管内位置測定データは、患部から離れた位置に設置された表示部に表示される。このため、術者は、患部と表示部との双方を観察するために、頻繁な視線の移動及び姿勢の変更が必要となり、診療効率の低下原因のひとつとなっていた。以上の問題点は、歯科の根管治療に限らず、例えば切削拡大器具の駆動状態を確認しながら耳の骨の切削を行う耳鼻咽喉科など、医科診療も含めた様々な分野で生じるものである。
なお、特許文献1及び2で表示される内容は、治療前に撮影された患部のX線画像にすぎず、当該画像からは診療中に必要とされる患部の状態をリアルタイムで認識することはできない。
そこで、本発明は、患部と診療データとの双方を効率よく視認できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る診療表示装置は、患部を撮影してその患部のリアルタイム画像信号を出力可能な患部撮影部と、診療データを出力可能な診療データ出力部と、前記患部撮影部から出力されるリアルタイム画像信号と前記診療データ出力部から出力される診療データとを、表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、前記画像処理部から出力される表示用の画像信号に基づいて、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを表示する表示部とを備え、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成されたものである。ここでいう診療データとは、診断によって得られた診断データと治療器具等に関する治療データとを包含する概念であって、例えば、歯科の根管長測定という診断における根管長測定結果、歯科のマイクロモータによる根管拡大という治療におけるモータの回転数やトルク、歯科や医科の充填治療における充填用器具の温度、超音波線状という治療における超音波の出力、など、様々なデータを指す。
第2の態様は、第1の態様に係る診療表示装置であって、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で略同時に、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成されたものである。
第3の態様は、第2の態様に係る診療表示装置であって、前記画像処理部は、前記表示用の画像信号として、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを重畳した画像信号を出力し、前記表示部は、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを重畳した画像を表示するものである。
第4の態様は、第2の態様に係る診療表示装置であって、前記表示部は、術者の2つの目のそれぞれに向けて画像を表示する2つの画像表示装置を有し、前記2つの画像表示装置のうちの一方に、前記患部のリアルタイム画像が表示され、他方に前記診療データが表示されるものである。
第5の態様は、第1の態様に係る診療表示装置であって、前記画像処理部は、前記表示用の画像信号として、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを交互に表示させる画像信号を出力するものである。ここで、交互に表示させる態様としては、リアルタイム画像と診療データとのそれぞれに表示時間を設定し、時間の経過と共に自動的に表示が切替えられる態様、或は、リアルタイム画像と診療データとの表示を任意の時点で選択的に切替えるように術者が操作する態様などがある。
第6の態様は、第1〜第5のいずれかの態様に係る診療表示装置であって、前記診療データ出力部から出力される前記診療データは、診療中に変動するデータであるものである。
第7の態様は、第1〜第6のいずれかの態様に係る診療表示装置であって、根管内位置測定部をさらに備え、前記診療データ出力部は、前記診療データとして、前記根管内位置測定部により測定された根管内位置測定データを含むデータを出力するものである。
第8の態様は、第1〜第6のいずれかの態様に係る診療表示装置であって、治療器具駆動部をさらに備え、前記診療データ出力部は、前記診療データとして、前記治療器具駆動部の駆動状態データを含むデータを出力するものである。治療器具駆動部の駆動状態データとは、前述したモータの回転数やトルク、充填器具の温度、超音波治療器の出力といったデータである。
第9の態様は、第1〜第6のいずれかの態様に係る診療表示装置であって、根管内位置測定部と治療器具駆動部とをさらに備え、前記診療データ出力部は、前記診療データとして、前記根管内位置測定部により測定された根管内位置測定データと前記治療器具駆動部の駆動状態データとを含むデータを出力するものである。
第10の態様は、第8又は第9の態様に係る診療表示装置であって、前記治療器具駆動部の駆動状態データは、駆動出力値、トルク値、回転数、温度、駆動時間のうち少なくとも1つを含むものである。
第11の態様は、第1〜第10のいずれかの態様に係る診療表示装置であって、前記画像処理部は、前記診療データとしての前記根管内位置測定データに、予め設定された指令に基づく駆動停止位置及び駆動力低減位置のうち少なくとも一方を付加するものである。
第12の態様に係る診療表示装置は、第1〜第10のいずれかの態様に係る診療表示装置であって、前記患部のX線画像データが前記画像処理部に予め入力され、前記画像処理部は、前記患部のリアルタイム画像信号と前記診療データと前記患部のX線画像データとを、表示用の画像信号として出力し、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データと前記患部のX線画像データとを視認可能に表示するように構成されたものである。
第13の態様に係る診療装置は、患部を撮影してその患部のリアルタイム画像信号を出力可能な患部撮影部と、診療データを出力可能な診療データ出力部と、前記患部撮影部から出力されるリアルタイム画像信号と前記診療データ出力部から出力される診療データとを、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能な表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、を備えたものである。
第14の態様に係る診療用表示装置は、入力された患部のリアルタイム画像信号と入力された診療データとを、表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、前記画像処理部から出力される表示用の画像信号に基づいて、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを表示する表示部と、を備え、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成されたものである。
この第1の態様に係る診療表示装置によると、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成されているため、患部と診療データとの双方を効率よく視認できる。
第2の態様に係る診療表示装置によると、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で略同時に、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するため、術者は、患部と診療データを略同時に視認でき、時々刻々と変化する診療環境を視覚的に容易に把握できる。
第3の態様に係る診療表示装置によると、術者は、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを重畳した画像によって、患部と診療データとの双方を視認できるので、視線の移動などのストレスを感じることなく、総合的に診療環境を把握できる。
第4の態様によると、術者は、一方の片目で患部のリアルタイム画像を視認でき、他方の片目で前記診療データを視認できる。
第5の態様によると、前記画像処理部は、前記表示用の画像信号として、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを交互に表示させる画像信号を出力するため、術者は、略同一視線で、患部と診療データとの双方を交互に視認できる。また患部のリアルタイム画像と前記診療データのどちらかを選択させる構成にすれば、より治療内容に応じて、任意の表示画像を選ぶことができ非常に便利である。
第6の態様によると、術者は、患部のリアルタイム画像と共に、診療中に変動する診療データを認識することができる。このような変動するデータもその変動具合を瞬時に認識することができるので疲労感無く、安心して治療できる。
第7の態様によると、術者は、患部のリアルタイム画像と共に、根管内位置測定データを認識することができ、例えば、根管口の様子をリアルタイム画像で視認すると共に、切削工具の根管内位置を表示される測定データで確認することができる。具体的には、根管内の出血状況や根管の形態を確認しつつ、かつ、同時に切削工具の根管内位置も確認できるので、その状況に応じた判断を容易に下すことが可能となり、治療効率が向上するだけでなく、治療後も良好な予後を期待できる。
第8の態様によると、術者は、患部のリアルタイム画像と共に、治療器具駆動部の駆動状態データを認識することができる。
第9の態様によると、術者は、患部のリアルタイム画像と共に、治療器具の根管内位置測定データ及び治療器具駆動部の駆動状態データを認識することができる。設定された駆動データと同時に、根管内位置のように、刻一刻、変動する重要データもその変動具合を瞬時にして認識することができるので、疲労感無く安心して治療することができる。
第10の態様によると、患部のリアルタイム画像と共に、駆動出力値、トルク値、回転数のうち少なくとも1つを認識することができ、より適切に、診療、例えば歯科の根管拡大診療を実施できる。
第11の態様によると、術者は、根管内位置に加えて、当該根管内における駆動停止位置及び駆動力低減位置のうち少なくとも一方を認識できるので、これを手がかりとして、概略の治療器具の移動量を把握できるので、より適切な根管拡大診療を実施できる。
第12の態様によると、術者は、患部のリアルタイム画像信号と前記診療データとに加えて、患部のX線画像データをも認識することができ、より適切な診療を実施できる。
この第13の態様に係る診療装置によると、画像処理部は、患部のリアルタイム画像信号と診療データとを、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能な表示用の画像信号として出力するため、表示部で当該画像信号による表示を行わせることで、術者は、患部と診療データとの双方を効率よく視認できる。
この第14の態様に係る診療用表示装置によると、前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成されているため、患部と診療データとの双方を効率よく視認できる。
{前提及び概要}
実施形態を説明するにあたって、まず、適用対象となる生体の例として、歯の構成及び実施形態の概要について説明する。
図1は人間の歯の構造を示す断面図である。人間の歯500は、口腔内に露出する歯冠部502と歯冠部502から延出する歯根部510とを有している。歯根部510の表面は、図示省略の歯根膜で覆われている。歯冠部502は、エナメル質503及び象牙質504等で構成されている。またこの歯冠部502内には、髄室507が形成されている。歯根部510は、象牙質504及びセメント質506等で構成されており、歯槽骨520及び歯肉522で支えられている。歯根部510内には、その延在方向に沿って延びる根管512が形成されている。上記歯冠部502及び歯根部510内の歯髄508及び514は、歯槽骨520下の血管や神経に繋がっている。歯根部510のうち歯槽骨520側の最先端部が根尖511(APEX)と呼ばれ、根尖511の歯槽骨520側の開口が根尖孔と呼ばれる。
このような歯に対する診療としては、例えば、根管拡大等の種々の作業が行われる。このような作業は、診療対象となる歯と診療用の器具との相互関係を観察しつつ、当該器具の姿勢、当該器具を操作する力加減等を適宜調整して行われる。
また、上記のような歯に対する診療を行う際には、診療対象箇所を目視するだけでは得られない又は得ることが困難な情報をも必要とする場合がある。
例えば、根管内位置測定機能付の根管拡大装置で根管拡大を行う際には、根管拡大用の工具であるファイルやリーマと上記根尖511との相互関係を確認しつつ、測定された根管内における工具先端の位置を確認して作業を行う必要がある。
また、診療中には、上記のように測定された根管内位置に限られず、行う作業内容に応じて、根管拡大装置の駆動状態、根管洗浄機の駆動状態、出血の状態、根管充填器の先端チップの温度、根管拡大に要している時間等、等種々の情報も認識することが必要となる。
そこで、本各実施形態では、上記のような患部と診療データとの双方を効率よく視認できるようにするため、患部のリアルタイム画像と診療データとを表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、その表示用の画像信号に基づいて表示を行う表示部とを、略同一視野範囲内で患部のリアルタイム画像と診療データとを視認可能に表示できるようにした形態について説明する。以下の実施形態においては、歯科診療、とりわけ根管治療を例として本願発明に係る実施形態の説明を行うが、本願発明の適法範囲は根管治療に限られるものではなく、患部のリアルタイム画像と診療データとの双方を効率よく視認することで診療を効率化し得る医科診療及び歯科診療のいずれにも適用することができる。
{第1実施形態}
図2は第1実施形態に係る診療表示装置10の全体構成を示す図である。この診療表示装置10は、根管治療工具である歯科用インスツルメント20と、患部撮影装置30と、パーソナルコンピュータ(以下、略して「パソコン」という)本体部40と、表示部50とを備えている。
歯科用インスツルメント20は、歯に対する診療として根管512拡大を行うと共に、当該根管拡大作業中に診療データとして根管内位置測定データを出力可能に構成されている。すなわち、この歯科用インスツルメント20は、片手で保持可能な長尺棒状の外観形状を有しており、インスツルメント本体部22の先端部に治療器具としてのファイル21を有している。そして、図示省略のアクチュエータ及びその駆動回路等を含む根管拡大器具(治療器具)駆動部によってファイル21を回転させることによって、ファイル21で根管512内を切削して当該根管512の拡大作業を行う。また、この歯科用インスツルメント20は、患者の口腔内に配設可能な口腔電極23を有している。そして、根管512内に挿入された上記ファイル21を測定電極として、当該ファイル21と口腔電極23との間で電流値又は電位等の電気的特性値を測定し、当該測定された電気的特性値から根管512内でのファイル21の先端部の位置を求め、これを根管内位置測定データとして出力するようになっている。なお、上記根管内位置は、根尖相当位置或は根管内での所定の基準位置(例えば、根管内での根尖狭窄部)に対する離間距離或は予め測定された根管長における相対位置として求められる。
患部撮影装置30は、片手で保持可能な長尺棒状の外観形状に形成されており、先端部にCCD等の撮像素子を有する撮影部31とLED等の照明部33とを有している。そして、患部撮影装置30の先端部を患者の口腔内に配設することで、照明部33による患部の照明及び撮影部31による患部の撮影を行い、その患部のリアルタイム画像信号を出力可能に構成されている。
ここで、リアルタイム画像とは、本画像を見て診療を行うのに支障を生じ得ない範囲で即時性を満たせばよく、完全な時間の一致を要求するものではない。また、このリアルタイム画像には、各画像が人の目によって静止状態を観察できない程度の速度で連続して変化する動画の他、各画像が人の目によって静止状態を認識できる程度の速度で連続的に変化する画像も含まれる。
パソコン本体部40は、CPU、ROM及びRAM等を備えるコンピュータによって構成されており、予め格納されたソフトウエアプログラムに従って後述する画像処理等の動作を実行するように構成されている。
また、このパソコン本体部40には、キーボード等の入力装置48が接続されており、当該入力装置48を通じた指令に応じて各種処理動作を実行する。
表示部50は、液晶ディスプレイ装置やCRTディスプレイ装置、有機EL表示装置等によって構成されており、上記パソコン本体部40から出力される表示用の画像信号に基づいた表示を行う。
図3は診療表示装置10を示すブロック図であり、図4は表示部50での表示画面例を示す図である。
上記歯科用インスツルメント20は、上記のように根管512内でのファイル21の先端部の位置を求める根管内位置測定部24と、診療データ出力部26とを有している。根管内位置測定部24は、CPU、ROM及びRAM等を備える一般的なマイクロコンピュータによって構成されており、予め格納されたソフトウェアプログラムによって、根管512内におけるファイル21の先端位置を求める処理を実行する。診療データ出力部26は、根管内位置測定部24で求められた根管512内におけるファイル21の位置データが入力されると、これをパソコン本体部40に対してデータ伝送可能な形式にして出力する出力回路等によって構成されている。
そして、本歯科用インスツルメント20は、根管拡大作業中等において、根管512内におけるファイル21の先端位置を求めると、この根管内位置データを診療データとしてパソコン本体部40に向けて出力可能に構成されている。
患部撮影装置30は、撮像素子及び信号処理回路等を有する撮影部31を有しており、患部を撮影可能に構成されている。そして、患部を撮影することで得られた当該患部のリアルタイム画像信号をパソコン本体部40に向けて出力可能に構成されている。なお、図示省略の静止画像取得操作部を患部撮影装置30に設けることで、リアルタイム画像信号の一部を静止画像として表示或は記憶装置に保存するよう、パソコン本体部40に向けて指令する機能を追加することもできる。
パソコン本体部40は、撮影部31から出力されるリアルタイム画像信号と診療データ出力部から出力される根管内位置データとを、表示用の画像信号として出力する画像処理部42としての機能を有している。
ここでは、画像処理部42は、診療データ画像生成部43としての機能と、画像合成処理部44としての機能を含んでいる。
診療データ画像生成部43は、診療データである根管内位置データに基づいて、当該根管内位置を術者に視認させるための表示用の根管内位置データを生成する。表示用の根管内位置データは、術者によって当該根管内位置を視認可能な表示図形として生成されるものであれば、特に限定はされない。例えば、根管内位置を数値として表示する図形であってもよいし、根管512全体における相対的な位置を図形として表示するものであってもよい。ここでは、図4に示すように、根管内位置表示データは、根管長を示す目盛61の側方に、当該根管512内におけるファイル21の先端位置を示すレベルインジケータ62が当該位置に応じて表示される表示図形60として生成される。
根管内位置データは、その他、根尖相当位置までの距離表示や、根尖相当位置までの距離に対応するインピーダンス表示等で表示される図形であってもよい。なお、当該診療データ画像生成部43に加えて、当該根管内位置を術者に聴覚的にも報知するための診療データ音響報知手段を加えてもよい。
画像合成処理部44は、撮影部31より入力されたリアルタイム画像と上記根管内位置表示データ(表示図形60)とに基づいて、画素間演算等を行って画像合成処理を行い、リアルタイム画像に表示用の根管内位置データを重畳した画像データを生成する。そして、このように生成された画像データが、RGB信号等の画像信号として画像処理部42から外部に出力される。
表示部50は、画像処理部42から出力された画像信号に基づいて、患部のリアルタイム画像と根管内位置データとを重畳した画像を表示する。
図4では、歯科用インスツルメント20により患部である歯500の治療を行いつつ、患部撮影装置30当該歯を撮影した場合において、表示部50に表示される表示画面例を示している。同図では、歯500の歯冠部502に根管口(根管の開口部)502hが形成され、当該根管口(根管の開口部)502hを通って根管512内にファイル21が挿入された様子が示されている。また、表示画面の中央から離れた領域、ここでは、表示画面の右上に、根管512内における相対的なファイル21の先端位置を示す表示図形60が示されている。この表示図形60では、歯科用インスツルメント20による根管拡大作業に伴い、ファイル21の先端位置が変動すると、当該変動した先端位置に応じてレベルインジケータ62の表示対象(各レベルの表示数)が変動して表示される。従って、術者は、本表示画面を見ることで、患部である歯500の状態と、歯500とファイル21との相対的な位置関係と、測定された根管512内におけるファイル21の先端位置とを同一視野内で同時に確認しつつ、歯500の診療の1つである根管拡大作業を行うことができる。
以上のように構成された診療表示装置10によると、画像処理部42と表示部50とは、術者が略同一視野範囲内で患部である歯500のリアルタイム画像と診療データである根管内位置データとを視認可能に表示するため、術者は、歯500と根管内位置データとの双方を効率よく視認できる。これにより、術者は、歯500と歯科用インスツルメント20のファイル21との様子を視認してそれらの位置関係、力の加減等を調整しつつ、根管内位置データを視認してファイル21による根管拡大作業の終了位置を確認して作業を行うことができ、効率的かつ適切な診療を安全に行うことができる。
例えば、根管拡大作業中に、リアルタイム画像を見ることで、患部に異常が発生した場合には、当該異常を瞬時的かつ明瞭に認識可能となる。
特に、略同一視野範囲内で略同時に、患部である歯500のリアルタイム画像と根管内位置データとが表示部50内に表示されるため、術者は、それらのリアルタイム画像と根管内位置データとを略同時に視認できるため、より効率的かつ適切な診療を行うことができる。なお、図示省略の静止画像取得操作部により、リアル画像信号の一部を静止画像として表示或は保存するよう、パソコン本体部40に向けて指令する機能を追加した場合には、リアルタイム画像と根管内位置データとを各々単独で、或は重畳表示された状態で、表示或は保存することもでき、患者への説明や後日の診療環境の確認等に活用することもできる。
特に、リアルタイム画像において患部が拡大されて表示されるようにするとよい。これにより、治療すべき根管の入り口(根管口)などを明瞭に認識できる等、患部の視認性向上を図ることができると共に、拡大作業中における患部への肉眼による確認頻度を減らすことができる。
なお、上記の患部撮影装置30としては、画像出力機能を持つ一般的な外部撮影装置を用いることができる。例えば、外部撮影装置として口腔全体の画像あるいは治療部位全般など範囲の広い画像を撮影可能なものを用いることができる。或は、外部撮影装置としてマイクロスコープ等、根管部位等をより高精細で撮影可能なものを用いることができる。また、これらを併用することで、即ち、比較的広範囲を撮影可能な外部撮影装置と、マイクロスコープ等の比較的狭い範囲を高精度で撮影可能な撮影装置とを併用し、これらの画像を切替えてリアルタイム画像として表示させ、或は、これらの画像を合成して同時表示させるようにしてもよい。
以下では、上記第1実施形態に対する各種変形例について説明する。なお、以下の各変形例の説明では、既に説明したものと同様構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図5は表示用の根管内位置データとして生成される表示図形の変形例を示す図である。この変形例では、表示用の根管内位置データは、歯500及び根管512を模式的に表した歯模式図形61B内の根管相当位置で、ファイル21の先端位置を示すレベルインジケータ62Bが当該先端位置に応じて表示される表示図形60Bとして生成されている。
このように根管内位置データを術者にとって認識可能な表示図形としては表示する方式としては種々の態様を採用することができる。
図6は第2変形例に係る診療表示装置10Cを示すブロック図であり、図7は本変形例に係る表示例を示す図である。
この第2変形例は、表示部50に患部である歯のX線画像をも表示するようにしている。すなわち、この診療表示装置10Cでは、予め画像処理部42Cの記憶部45(例えば、コンピュータにおけるハードディスク装置やRAM等)内にX線画像データがX線装置より転送され記憶されている。このX線画像データは、別途X線撮影装置によって撮影された歯のX線画像データであり、根管512の治療を目的とする場合には、当該根管512を含むような態様で撮像された歯のX線画像データである。X線撮影装置によって撮影されたX線画像データは、通信経路或は可搬性のある記録媒体等を通じて、本画像処理部42Cに入力されて記憶部45に記憶されている。
そして、上記画像合成処理部44に対応する画像合成処理部44Cは、撮影部31より入力されたリアルタイム画像及び診療データ出力部26より入力された根管内位置表示データと記憶部45から読出したX線画像データとに基づいて、画素間演算等を行って画像合成処理を行い、リアルタイム画像に表示用の根管内位置データ及びX線画像データを重畳した画像データを生成する。そして、このように生成された画像データが、RGB信号等の画像信号として画像処理部42から外部に出力される。
そして、表示部50は、画像処理部42から出力された画像信号に基づいて、患部のリアルタイム画像と根管内位置データとX線画像データとを重畳した画像を表示する。
図7に示す例では、図4に示す表示例に対して、さらに表示画面の中央から離れた領域、ここでは、表示画面の左上に、X線画像データを示すX線画像図形66Cを表示した例を示している。これにより、患部のリアルタイム画像と根管内位置データとX線画像データとが略同一視野範囲内で視認可能に表示される。
この第2変形例では、術者は、歯500のリアルタイム画像信号と根管内位置データとに加えて、歯500のX線画像データをも認識できる。術者は、X線画像データに基づいて、根管512の実際の形状、例えば、根管512の屈曲度合等をも認識しつつ、診療を行うことができる。従って、治療に必要な情報がより豊富になり、適切な診療を実施できる。
図8は第3変形例に係る診療表示装置10Dを示すブロック図であり、図9は本変形例に係る表示例を示す図であり、図10〜図12は同表示例の部分拡大図である。
この第3変形例では、診療データの変形例を説明する。すなわち、上記第1実施形態では、診療データが根管内位置データである場合について説明した。
ところが、診療中に術者が認識することが好ましいとされる情報は、上記の根管内位置に限られない。診療内容等に応じて、その他種々の情報が追加的又は交換的に認識されることが好ましい。特に、事前に知得しておくことはできない情報、つまり、診療作業中に変動するデータについては診療中に術者が認識できるようにする必要性、有益性は高いといえる。
上記実施形態で説明した根管内位置データもそのような診療中に変動するデータの一例といえる。本第3変形例では、診療作業中に変動するデータの一例として、根管拡大器具駆動部28の駆動状態データを含む場合について説明する。さらに、診療データとして、駆動停止位置及び駆動力低減位置のうち少なくとも一方を付加した例について説明する。
この第3変形例に係る診療表示装置10Dの歯科用インスツルメント20Dは、根管拡大器具駆動部28を有している。この根管拡大器具駆動部28は、ファイル21を回転させるDCモータ等のアクチュエータ及び当該アクチュエータを回転駆動制御する駆動回路等を含んで構成されている。そして、本根管拡大器具駆動部28は、図示省略のフットスイッチ等を通じた操作指令に応じて、当該モータの回転オンオフ、回転速度等を制御して、診療内容に応じた態様でファイル21を回転させるように構成されている。
また、この根管拡大器具駆動部28は、自己の駆動状態を示す駆動状態データを取得可能に構成されている。駆動状態データは、例えば、駆動出力値、トルク値、回転数のうち少なくとも1つを含んでいる。
駆動出力値、トルク値、回転数は、モータに関する周知技術を含む種々の構成により求められる。例えば、モータがDCモータである場合、作業中にファイル21に印加されるトルク値(負荷トルク値)は、当該DCモータに印加される電圧にトルク定数を乗じた値として求められ、回転数はDCモータに流れる電流に回転数定数を乗じた値として求められ、駆動出力値はこれらのトルク値及び回転数の乗算値に定数を乗じた値として求められる。これらの値は、根管512の拡大作業の状態に応じて当然に変動する値でもある。特に、ファイル21にかかるトルクが変動する診療データとして検出され、表示されるように構成した場合、ファイル21に過負荷がかかった状態を素早く検知することができるため、ファイル21の破断、破折を未然に防ぐことも可能となり、治療の停滞を避けることができる。
根管拡大器具駆動部28で取得された駆動状態データは、診療データ出力部26を通じて外部に出力され、画像処理部42Cに対応する画像処理部42Dに入力される。つまり、診療データ出力部26からは、根管内位置データと駆動状態データとが出力される。勿論、根管内位置データと駆動状態データとが別々の出力部から出力されてもよい。この場合、当該複数の出力部により診療データ出力部が構成されていることになる。
画像処理部42Dにおいて、診療データ画像生成部43に対応する診療データ画像生成部43Dには、根管内位置データ及び駆動状態データが入力される。
また、この画像処理部42Dに対して、術者等により、入力装置48を通じて駆動停止位置及び駆動力低減位置が設定され、これらを診療用データとしての根管内位置データに付加して表示用の画像のデータを生成する。
駆動停止位置は、ファイル21を根尖に達する手前で回転停止させるべき位置であり、根尖相当位置から症例に応じて所定距離離れた位置等として設定される。また、駆動力低減位置は、ファイル21が根尖に近づいた状態で回転数を小さくする等して駆動力を低減させるべき位置であり、根尖相当位置から所定距離離れた位置等として設定される。これらは、術者による入力装置48を通じた入力によって適宜設定される他、予めソフトウエアプログラムにおいて根尖相当位置から所定距離離れた位置として設定されていてもよい。要するに、本装置の製造時又は根管拡大作業開始前を問わず、予め設定された指令に基づいて根管拡大作業開始前に駆動停止位置及び駆動力低減位置が決定されればよく、その設定された指令は術者によるものであっても、本装置の設計開発者等によるものであってもよい。
そして、診療データ画像生成部43Dは、根管内位置データ、駆動状態データ、駆動停止位置及び駆動力低減位置に基づいて、それらを術者に認識させるための表示用の診療データを生成する。表示用の診療データは、術者によって上記各情報を認識可能な表示図形として生成されるものであり、その例については次述する。
画像合成処理部44は、撮影部31より入力されたリアルタイム画像と上記診療データ画像生成部43Dで生成された表示用の診療データとに基づいて、画素間演算等を行って画像合成処理を行い、リアルタイム画像に表示用の診療データを重畳した画像データを生成し、これを外部に出力する。
表示部50は、画像処理部42Dから出力された画像信号に基づいて、患部のリアルタイム画像と診療データとを重畳した画像を表示する。
図9の表示例では、患部である歯500及びファイル21を撮像したリアルタイム画像のうちその中央から離れた領域、ここでは、表示画面の右上に診療データを示す診療データ表示図形60Dが表示されている。
図10〜図12は上記表示例のうち診療データ表示図形60D部分を拡大した図である。図10は根管長測定中における表示例を示しており、図11は根管拡大作業中における表示例を示している。
根管内位置データは、診療データ表示図形60Dの表示領域の略中央部において、根管長を示す略弧状の目盛61Daに隣設して当該根管512内におけるファイル21の先端位置を示すレベルインジケータ61Dbが当該位置に応じて表示される表示図形61Dとして表示されている。
また、この表示図形61Dでは、レベルインジケータ61Dbの一部に重畳する位置に、駆動力低減位置を示す図形61Dcが付加されている。さらに、表示図形61Dでは、上記レベルインジケータ61Dbのうち根尖(APEX)に近い範囲にある1つを他と色を変えて表示する(例えば赤色で表示)こと等で駆動停止位置を示す図形61Ddを付加している。
また、駆動状態データである駆動出力値及び回転数は、表示図形61Dの左下部分に数値表示図形62Dとしてその表示内容に応じた単位と共に選択的に表示される。さらに駆動状態データであるトルク値は、数値表示図形62Dの上方で、トルク値を示す目盛63Daに隣設してレベルインジケータ63Dbが当該トルク値に応じて表示される表示図形63Dとして表示されている。
この第3変形例では、根管拡大器具駆動部28の駆動状態データとしてその駆動出力値、トルク値、回転数をも認識できる。従って、術者は、根管拡大器具駆動部28の駆動状態に応じて、歯科用インスツルメント20の姿勢変更や力の加減等を調整しつつ、根管拡大作業を行うことができ、より適切な根管拡大作業を行うことができる。
さらに、術者は、駆動停止位置及び駆動力低減位置をも認識できるので、表示されるファイル21の根管内位置と駆動停止位置及び駆動力低減位置との相対関係を認識しつつ、歯科用インスツルメント20を操作することができるので、この点からもより適切な根管拡大作業を行うことができる。
なお、本変形例において、駆動状態データとして、駆動出力値、トルク値、回転数のうち少なくとも1つを表示するようにしてもよく、また、駆動状態データの表示を無くしてもよい。また、駆動停止位置及び駆動力低減位置のうちの一方又は双方の表示を無くしてもよい。さらに、これらの場合において、さらの他の情報、例えば、モータの回転方向やバッテリーの容量、患部の温度等を表示するようにしてもよい。また、これらのうちの少なくとも1つの情報を表示する場合において、根管内位置データの表示を省略してもよい。また、上記駆動停止位置或は駆動力低減位置に換えて、駆動方向反転位置としてもよく、これにより、基準として設計者又は術者によって設定された位置にファイル21先端が到達したとき、駆動方向(ファイル21の回転方向)を反転させることで、過剰切削を防止したり、根管壁への食込みを防止したりしてもよい。
勿論、診療データとして上記以外の情報が表示されてもよい。例えば、モータの停止又は反転を行わせる基準となる基準トルク値等が表示されていてもよい。以上、根管拡大器具駆動部28がファイル21を回転させるDCモータ等のアクチュエータを含む場合を基に説明してきたが、歯科用インスツルメント20はこれに限られず、例えば、エアタービンハンドピースやエアスケーラ、超音波スケーラ、根管充填剤の加熱充填器等であってもよい。これらの場合、駆動状態データとして、エア流量、最大回転数に対する相対的回転速度、最大出力に対する相対的出力、器具温度、駆動時間等を測定し表示することができる。
図13は第4変形例に係る歯科用インスツルメント20Eを示す側面図であり、図14は同歯科用インスツルメント20Eを示す正面図であり、図15は同歯科用インスツルメント20Eによる撮影範囲を示す説明図であり、図16は同歯科用インスツルメント20Eを用いた場合の表示例を示す図である。
第4変形例では、歯科用インスツルメント20Eの変形例について説明する。すなわち、上記実施形態では、歯科用インスツルメント20と患部撮影装置30とが別体とされた構成であった。本変形例では、歯科用インスツルメント20Eに患部撮影部を組込んだ例について説明する。
すなわち、歯科用インスツルメント20Eのインスツルメント本体部22Eの先端部に切削工具であるファイル21を取付固定可能な工具取付部21Eが設けられ、当該工具取付部21Eに工具の一種であるファイル21が着脱自在に取付けられている。勿論、工具取付部21Eには、ファイル21以外の他の治療工具も取付可能である。そして、歯科用インスツルメント20Eに内蔵されたモータによってファイル21が回転されるようになっている。また、歯科用インスツルメント20Eの先端部分のうち上記工具取付部21E周りである基端側部分にLED等を用いた照明部29Eが取付けられている。また、歯科用インスツルメント20Eの先端部であって工具取付部21E周りに、CCD等の撮像素子及びレンズ等の光学系を含む撮像カメラ23Eが取付けられている。この撮像カメラ23Eを含む部分によって、患部を撮影してその患部のリアルタイム画像信号を出力可能な患部撮影部が構成されている。ここでは、歯科用インスツルメント20Eの先端部に取付けられたカメラアダプタを介して撮像カメラ23Eが取付けられている。撮像カメラ23Eは、その他、接着固定、ネジ固定、嵌込固定、係合固定等によって取付けられるものであってもよい。また、撮像カメラ23Eは、工具取付部21E周りに2つ取付けられており、それぞれの撮像軸23Eaはファイル21の軸21a(切削工具軸)と略一致しており、撮影方向はファイル21の先端部の指向方向と略一致している。
なお、上記歯科用インスツルメント20Eは、樹脂などで防湿、防水処理を施されており、オートクレーブ滅菌処理等可能な構成となっている。なお、オートクレーブ滅菌処理等を行うために、撮像カメラ23Eを着脱可能な構成としておくとよい。また、この歯科用インスツルメント20Eには、上記口腔電極23が接続されると共に、撮像カメラ23Eからの画像信号を出力するための信号線が、インスツルメント20Eの外部に沿って又は内部に内蔵する形で備えられている(図示省略)。
この歯科用インスツルメント20Eを用いて根管拡大作用及び患部の撮影を行う場合、図15に示すように、撮像カメラ23Eによる撮像範囲Eに、ファイル21による歯500の接触部位が含まれることになる。
従って、根管拡大作業中において、本撮像カメラ23Eによって得られるリアルタイム画像は、図16に示すように、根管512内にファイル21の先端部が挿入された様子を示す。なお、複数の撮像カメラ23Eを用いた場合、いずれか一方によるリアルタイム画像を表示してもよいし、双方の画像を別々に表示してもよいし、或は、双方の画像をマージして表示してもよい。
よって本変形例では、術者は、根管512内にファイル21の先端部が挿入された箇所を観察しつつ、ファイル21の根管512内位置を確認して根管拡大作業を行うことができ、より適切な根管拡大作業を実施できる。特に、根管512内にファイル21の先端部が挿入された箇所は、その位置、向き等からして直接的な目視が困難な箇所であり、このような根管内の拡大している箇所を認識できるという点で有用性がより高いといえる。
図17は第5変形例に係るヘッドマウントディスプレイ装置50Fを示す図である。すなわち、本変形例では、表示部50に変えてヘッドマウントディスプレイ装置50Fを用いている。ヘッドマウントディスプレイ装置50Fは、光学透過型であり、術者の2つの眼に対応する2つの眼部表示部52Fを有している。各眼部表示部52Fには、画像処理部42からの画像信号がそれぞれ入力され、それぞれの眼部表示部52Fは上記表示部50の表示内容と略同じものを表示する。なお、眼部表示部52Fは、視線の先に当該表示内容を虚像として表示する。そして、当該虚像に視線を合わせることで当該表示内容を視認することができ、その虚像から視線をずらすことで肉眼観察が可能になる。
また、このヘッドマウントディスプレイ装置50Fには、眼鏡形式で人体頭部に装着可能に構成されると共に、イヤホーン装置54Fを有している。従って、術者は、イヤホーン装置を通じて音声による情報をも取得できるようになっている。この音声による情報とは、例えば、切削工具の先端が根尖位置に近づくにつれて間隔が変化する断続音等である。
この変形例では、術者は、ヘッドマウントディスプレイ装置50Fに表示された患部のリアルタイム画像と根管内位置データに加えて、視線を少し変更することにより、直接視による情報をも得ることができる。直接視による情報としては、例えば、患者の表情が想定される。根管治療中等においては、患者が苦痛を感じているか否かも当該作業に関する有益情報の1つである。このため、本ヘッドマウントディスプレイ装置50Fを用いることで、より適切な根管拡大作業を実施できる。
また、通常の視線方向に映像が提示されるので、特に表示装置を見ようとして姿勢変更等することなく、自然な姿勢で治療を実施することができる。
特に、患部である歯500と患者の表情と根管内位置の表示との全てを同時に認識できるという点でもメリットが大きい。つまり、これらの情報を大きな視線変更無しに認識できるので、効率的かつ疲労感無しに治療を行うことができる。
また、歯科用インスツルメントに表示装置を搭載する必要が無く、当該歯科用インスツルメントの小型軽量化が容易となり、また、別場所に表示装置を設置する必要がないという場所が不要になるというメリットも有している。
また、眼鏡を装着するのとほぼ同様の容易さで取扱い可能である。なお、元々眼鏡をかけて診療を行っている術者には、表示装置と、当該表示装置を眼鏡へ装着するためのアダプタとを備えた、ヘッドマウントディスプレイモジュールとして構成する、さらなる変形例も行いうる。
図18は第6変形例に係る診療用表示装置70を示す斜視図である。すなわち、上記第1実施形態では、画像処理部42としての機能がパソコン本体部40で実現され、表示部としての機能がパソコンのモニタである表示部50で実現される構成として説明した。本変形例は、これらの画像処理部42及び表示部50としての機能を物理的に1つにまとまった診療用表示装置70として実現した例である。
すなわち、診療用表示装置70は、筐体71の前面に表示部50Gが組込まれ、筐体71内にCPU、ROM及びRAM等を備える一般的なマイクロコンピュータが組込まれている。また、この診療用表示装置70に、歯科用インスツルメント20及び患部撮影装置30が接続されており、これらからの出力に基づいて本診療用表示装置70に組込まれたマイクロコンピュータが上記画像処理部42としての機能を実現するようになっている。また、この診療用表示装置70のフロント面等の各種スイッチ等を有する入力装置48Gが組込まれている。なお、本診療用表示装置70に、根管内位置測定部24及び根管拡大器具駆動部28の一部又は全部の機能が組込まれていてもよい。診療用表示装置70に根管内位置測定部24としての一部機能が組込まれた場合、口腔電極23は診療用表示装置70に接続されていてもよい。
図19は第7変形例に係る診療表示装置10Hを示すブロック図であり、図20は本変形例に適用される表示部としてのヘッドマウントディスプレイ装置50Hを示す図である。
この変形例では、画像処理部42に対応する画像処理部42Hにおいて、画像合成処理を省略し、撮影部31で撮像されたリアルタイム画像と、診療データ画像生成部43で生成された表示用の根管内位置データとを別々の画像信号として出力している。
また、ヘッドマウントディスプレイ装置50Hは、光学透過型であり、術者の2つの眼に対応する2つの眼部表示部として第1表示部52Ha及び第2表示部52Hbを有している。第1表示部52Ha,第2表示部には、画像処理部42Hからのリアルタイム画像と表示用の根管内位置データとが別々の画像信号として入力される。そして、一方の眼に対応する第1表示部52Haにおいて撮影部31で撮像されたリアルタイム画像が表示されると共に外部からの光が術者の目に向けて透過される。また、他方の眼に対応する第2表示部52Hbにおいて表示用の根管内位置データが表示されると共に外部からの光が術者の目に向けて透過される。
なお、本ヘッドマウントディスプレイ装置50Hのその他の構成は、上記第1実施形態の第5変形例で説明したヘッドマウントディスプレイ装置50Fと同様である。
このような診療表示装置10Hにおいても、術者は、略同一視野範囲内で略同時に、患部のリアルタイム画像と診療データである根管内位置データとを視認できる。つまり、リアルタイム画像と表示用の診療データとは必ずしも1つの画像として合成される必要はなく、別々の表示部に表示される場合であってもそれが同一視野内でかつ略同時に視認可能であればよい。
なお、ここで説明した第1実施形態及びその各変形例は、画像処理部と表示部とが、術者が略同一視野範囲内で略同時に、患部のリアルタイム画像と診療データとを視認可能に表示するように構成しているという点で共通している。
{第2実施形態}
図21は第2実施形態に係る診療表示装置110を示すブロック図であり、図22は交互に表示される画像を示す説明図である。なお、本実施の形態の説明において、第1実施形態で説明したものと同様構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、上記画像処理部42に対応する画像処理部142において、画像合成処理部44の代りに交互画像生成部144を備えている。交互画像生成部144は、上記リアルタイム画像と表示用の根管内位置データとを経時的に交互に表示可能な画像信号を出力する。ここで、リアルタイム画像と表示用の根管内位置データとは、画像データとして経時的な交互の合成処理を施された後に画像信号として出力される態様であってもよいし、リアルタイム画像に基づく画像信号と表示用の根管内位置データに基づく画像信号とが単に切替えられることで結果として交互表示可能な画像信号として出力される形式であってもよい。また、リアルタイム画像を表示する期間と表示用の根管内位置データを表示する期間とは略同じであっても異なっていてもよく、例えば、第1実施形態の項で説明した入力装置48を用いて術者が好みに合わせて当該期間をそれぞれ設定する構成としてもよい。さらに、同じ入力装置48を用いて、またはさらに操作手段(図示省略)を追加し、上記リアルタイム画像と表示用の根管内位置データとの切替表示を、術者が操作するように構成することもできる。つまり、入力装置48又は操作手段を、上記複数の画像表示の切替指令を受付ける指令受付部として機能させ、この指令受付部を通じて受付けられる表示切替指令に応じて、画像処理部142がリアルタイム画像に基づく画像信号及び表示用の根管内位置データに基づく画像信号を切替えて選択的に出力する構成であってもよい。この場合、例えば術者は、根管内位置データ視認しながら根管長測定や根管治療を行い、必要に応じて適宜入力装置48や操作手段を操作することで、根管内位置データに換えてリアルタイム画像を表示させ、リアルタイム画像の観察が済んだ時点で再度根管内位置データを表示するよう操作する、というように、術者の好みに応じた表示の切替を行うことができる。
これにより、図22に示すように、表示部50において、リアルタイム画像160と、根管内位置データを示す画像162とが交互に表示される。
本実施形態によっても、術者は、略同一姿勢で、患部である歯500と診療データである根管内位置データとの双方を交互に視認することができ、効率的かつ適切な診療を行うことができる。
{その他、変形例}
上記各実施形態では、主に根管拡大作業を行う装置を中心に説明したが、必ずしもそのような装置に限られないのは、前述の通りである。
例えば、根管長測定装置、根管洗浄装置、根管充填装置、高周波治療器、イオン導電器等の歯科診療に用いられる種々の診療装置に適用可能である。つまり、診療装置には、根管に対する治療を行う装置だけではなく、診断を行うための装置も含まれる。また、レーザ光により歯肉や歯を削る装置、レーザ光により詰物を固める装置、レーザ光によりプリーチングを行う装置等にも適用可能である。
これらの診療装置でも、診療に必要な種々の診療データと患部のリアルタイム画像とを同一視野範囲内で視認可能に表示することで、上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、本願発明を根管内視鏡に関する適用も考えることができる。すなわち、図23に示すような根管内視鏡用インスツルメント30Iに根管内視鏡プローブ21Iを設け、当該プローブ21Iの外周面に導電性のコーティングを施し(つまり、根管内視鏡プローブ21Iにその延在方向に沿って導電性部材を取付ける)、さらにインスツルメント30Iの外周又は内部に信号線を設ければ、上記ファイル21を測定電極として根管内位置を求めたのと同様にして、根管内における根管内視鏡のプローブ21Iの先端部位置を求めることが可能である。このとき、根管内位置測定部或は診療データ出力部は、インスツルメント30Iの内部に設けてもよいし、インスツルメント30Iの外部に設け測定信号のみを、信号線を介してプローブ21Iの導電部分に印加する構成としてもよい。一方、根管内視鏡のインスツルメント30Iの内部に設けられた撮影部130Iは、イメージガイド121Iによって伝送された光を受光し、画像データを生成する。このとき、プローブ21Iのイメージガイド121Iを照明用ファイバとして構成することで、撮影と同時に、或は必要に応じてON/OFFを切替えて、インスツルメント30Iの内部又は外部に設けた照明部(図23では図示省略)より根管内を照明することができる。狭い根管内には外部照明光が行届き難いため、プローブ21Iを用いた照明が根管内画像の撮影において有効となる。以上のようにして撮像される画像を患部のリアルタイム画像として、根管内における根管内視鏡プローブ21Iの先端部位置を診療データとし、これらを同一視野で視認可能に表示するとよい。これにより、根管内の状況を示す画像とその画像が得られた根管内の位置とを対応づけて示すことができる。根管内視鏡で得られる画像からは根管内のどの位置であるかを把握しないのが通常であるが、上記構成を採用することにより、根管内のどの位置の画像であるかを一目瞭然に把握することができ、より適切な診断治療に役立てることができる。また画像を連続的に記録しておけば、根管内位置を参照して根管内画像を見ることができ、適切な診断を行うことができる。
また、患部である歯を撮影する構成としては、上記のようにペン型の患部撮影装置30を用いたり、或は、歯科用インスツルメント20Eの先端部に撮像カメラ23Eを取付けたりする構成の他、可動アームに撮像カメラを取付けて患部を撮影するようにしてもよい。
また、上記各実施形態で説明した各機能部分は、いずれの装置部分に実装されていてもよい。例えば、画像処理部42としての全部又は一部機能がインスツルメント20や表示部50に実装されていてもよい。また、根管内位置測定部24、根管拡大器具駆動部28及び撮影部31等の一部機能がパソコン本体部40、さらには表示部50に実装されていてもよい。また、これらが1つの装置として構成されていてもよい。
また、例えば、図13の歯科用インスツルメント20Eが、さらに画像処理部を備える構成、すなわち、図24に示すように、歯科用インスツルメント220に上記撮影部31及び画像処理部42としての機能が全て実装され、当該歯科用インスツルメント220に接続された表示部50において上記各表示がなされる構成であってもよい。このような歯科用インスツルメント220は、撮影部31と診療データ出力部26と画像処理部42とを備え、画像処理部42からリアルタイム画像と診療データとを略同一視野範内で視認可能な画像信号を出力する診療装置として把握することができる。この場合に、リアルタイム画像と診療データとは重畳してもよく、或は、時間的に交互に表示させるようにしたものであってもよい。この場合、歯科用インスツルメント20Eと表示部50Eとを別体とすることができるため、医師や歯科医師は、所望の機能、すなわちリアルタイム画像の撮影機能と治療機能とを備えた歯科用インスツルメント20Eのみを購入し、自己が保有する一般的な表示装置を用いてリアルタイム画像と診療データとを観察することができる、経済的かつ簡便である。
また、上記実施形態で説明したパソコン本体部40に実装された画像処理部42と表示部50とを組合わせたもの(つまり、歯科用インスツルメント20及び撮影部31を省略したもの)を、診療表示装置として把握することができる。この場合、リアルタイム画像と診療データとは重畳してもよく、或は、時間的に交互に表示させるようにしたものであってもよい。
また、物理的に分離した各部分間では、bluetooth等の無線で信号送信するようにしてもよい。例えば、画像処理部からの画像信号を無線でヘッドマウントディスプレイ装置に送信するようにしてもよい。この場合、画像処理部が始めから信号の無線送信機能を備えていてもよいし、無線処理部を後から接続することで無線送信機能を付加してもよい。歯科用インスツルメントから画像処理部への診療データ出力についても、或は患部撮影装置から画像処理部へのリアルタイム画像信号出力についても、同様の無線送信構成が採用され得る。これにより、術者の行動に対する制約が少なくなるという利点がある。
また、患部のリアルタイム画像と診療データとは必ずしも単一の表示装置で表示される必要はなく、例えば、患部のリアルタイム画像を液晶表示装置等の表示装置で表示し、その近傍でLED等を用いたドット方式の表示部で根管内位置データ等を表示するようにしてもよい。この場合、画像合成を行う処理回路が不要となるので、構成の簡易化を図ることができる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した構成部分は、互いに相反する構成でない限り、適宜組合わせ可能である。以上の本願発明の内容は、歯科診療に限られず、例えば切削拡大器具の駆動状態を確認しながら耳の骨の切削を行う耳鼻咽喉科など、医療診察も含めた様々な分野において活用可能である。
人間の歯の構造を示す断面図である。 第1実施形態に係る診療表示装置の全体構成を示す図である。 診療表示装置を示すブロック図である。 表示部での表示画面例を示す図である。 第1変形例に関し表示用の根管内位置データとして生成される表示図形の例を示す図である。 第2変形例に係る診療表示装置を示すブロック図である。 第2変形例に係る表示例を示す図である。 第3変形例に係る診療表示装置を示すブロック図である。 第3変形例に係る表示例を示す図である。 第3変形例に係る表示例の部分拡大図である。 第3変形例に係る表示例の部分拡大図である。 第3変形例に係る表示例の部分拡大図である。 第4変形例に係る歯科用インスツルメントを示す側面図である。 同上の歯科用インスツルメントを示す正面図である。 同上の歯科用インスツルメントによる撮影範囲を示す説明図である。 同上の歯科用インスツルメントを用いた場合の表示例を示す図である。 第5変形例に係るヘッドマウントディスプレイ装置を示す図である。 第6変形例に係る診療用表示装置を示す斜視図である。 第7変形例に係る診療表示装置を示すブロック図である。 第7変形例に適用されるヘッドマウントディスプレイ装置を示す図である。 第2実施形態に係る診療表示装置を示すブロック図である。 交互に表示される画像を示す説明図である。 その他の変形例に係る根管内視鏡用インスツルメントを示す説明図である。 診療装置としての構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10,10C,10D,10H 診療表示装置、20,20D,20E 歯科用インスツルメント、21 ファイル、21I プローブ、23E 撮像カメラ、24 根管内位置測定部、26 診療データ出力部、28 根管拡大器具駆動部、30 患部撮影装置、31 撮影部、40 パソコン本体部、42,42C,42D,42H 画像処理部、43,43D 診療データ画像生成部、44,44C 画像合成処理部、45 記憶部、48 入力装置、50,50G 表示部、50F,50H ヘッドマウントディスプレイ装置、52F 眼部表示部、52Ha 第1表示部、52Hb 第2表示部、60,60B (根管内位置の)表示図形、60D 診療データ表示図形、66C X線画像図形、70 診療用表示装置、110 診療表示装置、142 画像処理部、144 交互画像生成部、220 歯科用インスツルメント、500 歯、510 歯根部、512 根管。

Claims (14)

  1. 患部を撮影してその患部のリアルタイム画像信号を出力可能な患部撮影部と、
    診療データを出力可能な診療データ出力部と、
    前記患部撮影部から出力されるリアルタイム画像信号と前記診療データ出力部から出力される診療データとを、表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、
    前記画像処理部から出力される表示用の画像信号に基づいて、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを表示する表示部と、
    を備え、
    前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成された、診療表示装置。
  2. 請求項1記載の診療表示装置であって、
    前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で略同時に、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成された、診療表示装置。
  3. 請求項2記載の診療表示装置であって、
    前記画像処理部は、前記表示用の画像信号として、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを重畳した画像信号を出力し、
    前記表示部は、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを重畳した画像を表示する、診療表示装置。
  4. 請求項2記載の診療表示装置であって、
    前記表示部は、術者の2つの目のそれぞれに向けて画像を表示する2つの画像表示装置を有し、前記2つの画像表示装置のうちの一方に、前記患部のリアルタイム画像が表示され、他方に前記診療データが表示される、診療表示装置。
  5. 請求項1記載の診療表示装置であって、
    前記画像処理部は、前記表示用の画像信号として、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを交互に表示させる画像信号を出力する、診療表示装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の診療表示装置であって、
    前記診療データ出力部から出力される前記診療データは、診療中に変動するデータである、診療表示装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の診療表示装置であって、
    根管内位置測定部をさらに備え、
    前記診療データ出力部は、前記診療データとして、前記根管内位置測定部により測定された根管内位置測定データを含むデータを出力する、診療表示装置。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の診療表示装置であって、
    治療器具駆動部をさらに備え、
    前記診療データ出力部は、前記診療データとして、前記治療器具駆動部の駆動状態データを含むデータを出力する、診療表示装置。
  9. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の診療表示装置であって、
    根管内位置測定部と治療器具駆動部とをさらに備え、
    前記診療データ出力部は、前記診療データとして、前記根管内位置測定部により測定された根管内位置測定データと前記治療器具駆動部の駆動状態データとを含むデータを出力する、診療表示装置。
  10. 請求項8又は請求項9記載の診療表示装置であって、
    前記治療器具駆動部の駆動状態データは、前記治療器具駆動部が駆動する治療器具に応じたデータであって、駆動出力値、トルク値、回転数、温度、駆動時間のうち少なくとも1つを含む、診療表示装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の診療表示装置であって、
    前記画像処理部は、前記診療データとしての前記根管内位置測定データに、予め設定された指令に基づく駆動停止位置及び駆動力低減位置のうち少なくとも一方を付加する、診療表示装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の診療表示装置であって、
    前記患部のX線画像データが前記画像処理部に予め入力され、
    前記画像処理部は、前記患部のリアルタイム画像信号と前記診療データと前記患部のX線画像データとを、表示用の画像信号として出力し、
    前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データと前記患部のX線画像データとを視認可能に表示するように構成された、診療表示装置。
  13. 患部を撮影してその患部のリアルタイム画像信号を出力可能な患部撮影部と、
    診療データを出力可能な診療データ出力部と、
    前記患部撮影部から出力されるリアルタイム画像信号と前記診療データ出力部から出力される診療データとを、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能な表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、
    を備えた診療装置。
  14. 入力された患部のリアルタイム画像信号と入力された診療データとを、表示用の画像信号として出力可能な画像処理部と、
    前記画像処理部から出力される表示用の画像信号に基づいて、前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを表示する表示部と、
    を備え、
    前記画像処理部と前記表示部とは、術者が、略同一視野範囲内で前記患部のリアルタイム画像と前記診療データとを視認可能に表示するように構成された、診療用表示装置。
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