JP2016054841A - 挿入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワースパイラルチューブの回転方向及び回転速度を操作者が直感的に実感することができる挿入装置を提供する。【解決手段】挿入装置は、基端方向から先端方向に向かって長手軸に沿って延設される挿入部10と、長手軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部18を備え、挿入部10の外周方向側に挿入部10に対して長手軸周り方向に回転可能に設けられるパワースパイラルチューブ17と、駆動されることにより、パワースパイラルチューブ17を回転させる駆動力を発生する第1モータ23と、挿入部10の基端側に設けられた操作部11と、パワースパイラルチューブ17の回転方向、回転速度を検出する回転方向/速度検出回路と、操作部11に設けられ、回転方向/速度検出回路の検出結果に同期して、パワースパイラルチューブ17の回転方向、回転速度を表示するLEDと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、挿入装置に関し、特に、挿入部にパワースパイラルチューブを備えた挿入装置に関するものである。
従来、被検体の内部の被写体を撮像する内視鏡、及び、内視鏡により撮像された被写体の観察画像を生成するビデオプロセッサ等を具備する内視鏡システムが、医療分野及び工業分野等において広く用いられている。
このような内視鏡として、例えば特許文献1には、パワースパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入部を備えるパワースパイラル内視鏡が開示されている。
従来のパワースパイラル内視鏡では、体腔内に挿入され回転しているパワースパイラルチューブが体腔内壁から受ける反力、すなわちトルクを外部表示ユニットに設けられたLEDの点灯する個数により表示していた。より具体的には、パワースパイラルチューブが受けるトルクが大きくなるに従い、LEDの点灯する個数を増加させることで、操作者にパワースパイラルチューブが受けているトルクを認識させるようにしていた。
特開2008−272302号公報
しかしながら、従来の外部表示ユニットは、パワースパイラルチューブが受けるトルクをLEDの点灯個数により表示するだけであり、パワースパイラルチューブの回転速度を表示することができなかった。そのため、操作者は、パワースパイラルチューブの回転速度を直感的に実感することができなかった。
また、従来の外部表示ユニットは、LEDの点灯方向により、パワースパイラルチューブに設けられた螺旋フィン部によって内視鏡が進む方向(forwardまたはBackward)を表示するだけであり、パワースパイラルチューブの回転方向を表示することができなかった。そのため、操作者は、挿入部に対するパワースパイラルチューブの回転方向を直感的に実感することができなかった。
そこで、本発明は、パワースパイラルチューブの回転方向及び回転速度を操作者が直感的に実感することができる挿入装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の挿入装置は、基端方向から先端方向に向かって長手軸に沿って延設される挿入部と、前記長手軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部を備え、前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸周り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、駆動されることにより、前記回転ユニットを回転させる駆動力を発生する回転ユニット駆動部材と、前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、前記回転ユニットの回転方向を検出する回転方向検出部と、前記回転ユニットの回転速度を検出する回転速度検出部と、前記操作部に設けられ、前記回転方向検出部の検出結果に同期して、前記回転ユニットの前記回転方向を表示する回転方向表示部と、前記操作部に設けられ、前記回転速度検出部に検出結果に同期して、前記回転ユニットの前記回転速度を表示する回転速度表示部と、を有する。
本発明の挿入装置によれば、パワースパイラルチューブの回転方向及び回転速度を操作者が直感的に実感することができる。
一実施形態に係る挿入装置の全体構成を示す図である。 内視鏡の詳細な構成を説明するための図である。 図2に示すA部を拡大した拡大図である。 パワースパイラルコントローラの回路構成を説明するための図である。 挿入装置の動作について説明するためのフローチャートである。 LED26の点灯制御について説明するための図である。 変形例に係る操作部の構成を示す図である。 LED28の点灯制御について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、図1〜図4を用いて一実施形態の挿入装置の構成について説明する。図1は、一実施形態に係る挿入装置の全体構成を示す図であり、図2は、内視鏡の詳細な構成を説明するための図であり、図3は、図2に示すA部を拡大した拡大図であり、図4は、パワースパイラルコントローラの回路構成を説明するための図である。
図1に示すように、挿入装置である内視鏡システム1は、パワースパイラル内視鏡(以下、単に内視鏡という)2と、パワースパイラルコントローラ3と、光源装置4と、ビデオプロセッサ5と、外部表示ユニット6と、フットスイッチ7と、モニタ8とを有して構成されている。
パワースパイラルコントローラ3は、それぞれケーブル9a、9b、9c及び9dを介して、光源装置4、ビデオプロセッサ5、外部表示ユニット6及びフットスイッチ7に接続されている。また、ビデオプロセッサ5は、ケーブル9eを介してモニタ8に接続されている。
内視鏡2は、体腔内に挿入される挿入部10と、挿入部10の基端側に設けられた操作部11と、操作部11の一側面から延設された電気ケーブルであるユニバーサルコード12と、ユニバーサルコード12の延出端に配設されたコネクタ部13とを備えて構成されている。このコネクタ部13は、光源装置4に接続される。光源装置4からの照明光は、内視鏡2内に挿通されている図示しない照明用のライトガイドにより挿入部10の先端まで導光され、被写体を照明する。
挿入部10は、基端方向から先端方向に向かって長手軸に沿って延設されており、先端側から順に、先端部14、湾曲部15及び可撓管部16が連設されて構成されている。先端部14の内部には、被写体を撮像する図示しない撮像素子が設けられている。この撮像素子は、光源装置4からの照明光により照明された被写体を撮像し、撮像信号を出力する。撮像素子から出力された撮像信号は、光源装置4、ケーブル9a、パワースパイラルコントローラ3、及び、ケーブル9bを介してビデオプロセッサ5に入力される。
ビデオプロセッサ5は、入力された撮像信号に対して所定の画像処理を施して得られた画像信号を、ケーブル9eを介してモニタ8に出力する。これにより、モニタ8に内視鏡2で撮像された内視鏡画像が表示される。
操作部11には、湾曲部15を湾曲させるための湾曲操作ノブ、及び、内視鏡2の各種操作(送気、送水等)を行うための操作ボタン等が設けられている。
また、挿入部10の所定の位置には、パワースパイラルチューブ17が取り付け可能となっている。より具体的には、パワースパイラルチューブ17は、図2に示すローテーター21に取り付けられる。パワースパイラルチューブ17が取り付けられる所定の位置は、例えば、湾曲部15であるが、先端部14または可撓管部16であってもよい。
パワースパイラルチューブ17は、挿入方向の軸周りに回動可能となるように構成されている。このパワースパイラルチューブ17は、図2に示すように、外周面に螺旋フィン部18が設けられている。そして、このパワースパイラルチューブ17が回動すると、外周面の螺旋フィン部18が被検体の体腔内壁と接触して推力が発生し、パワースパイラルチューブ17自体が挿入方向または挿入方向とは逆方向へ進行しようとする。このように、パワースパイラルチューブ17は、長手軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部18を備え、挿入部10の外周方向側に挿入部10に対して長手軸周り方向に回転可能に設けられる回転ユニットを構成する。
パワースパイラルコントローラ3は、回転操作部を構成するフットスイッチ7からの操作信号に応じて、パワースパイラルチューブ17の駆動を制御する。例えば、フットスイッチ7のF(Forward)ペダル7aが医師等の操作者によって押下されると、パワースパイラルコントローラ3の制御によりパワースパイラルチューブ17が所定の方向に回転し、パワースパイラルチューブ17自体が挿入方向へ進行する。
一方、フットスイッチ7のB(Backward)ペダル7bが操作者によって押下されると、パワースパイラルコントローラ3の制御によりパワースパイラルチューブ17が所定の方向とは逆方向に回転し、パワースパイラルチューブ17自体が挿入方向とは逆方向へ進行する。
また、パワースパイラルコントローラ3は、フットスイッチ7の操作に応じて、外部表示ユニット6にトルクの大きさを表示するように、ケーブル9cを介して制御信号を外部表示ユニット6に出力する。外部表示ユニット6には、複数のLED6aが設けられており、パワースパイラルコントローラ3からの制御信号に応じて、トルクの大きさをLED6aの点灯個数によりメーター表示する。
具体的には、外部表示ユニット6は、フットスイッチ7が押下されていない場合、中央のLED6aのみを点灯する。そして、外部表示ユニット6は、フットスイッチ7のFペダル7aが押下されている場合、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさに相当する図2に示す第1モータ23へ流れている電流量に応じて、LED6aの点灯が中央から右側に増加する。一方、外部表示ユニット6は、フットスイッチ7のBペダル7bが押下されている場合、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさに相当する図2に示す第1モータ23へ流れる電流量に応じて、LED6aの点灯が中央から左側へ増加する。
図2に示すように、挿入部10には、パワースパイラルチューブ17に推力を発生させるローテーター21が所定の位置に設けられている。このローテーター21には、パワースパイラルチューブ17が係合される。
内視鏡2の挿入部10及び操作部11内には、ドライブシャフト22が挿通されており、ドライブシャフト22の先端部(挿入部10側)には、ローテーター21が係合されている。
また、操作部11内にドライブシャフト22を回動させるための第1のモータ23と、第1モータ23のギア24とが配設されている。ドライブシャフト22の基端部(操作部11側)には、第1モータ23のギア24が係合され、第1モータ23の回転駆動力がドライブシャフト22に伝達される。この回転駆動力がローテーター21を介してパワースパイラルチューブ17に伝達され、パワースパイラルチューブ17が回転駆動する。
また、図2及び図3に示すように、操作部11の所定の位置には、LED表示部25が設けられている。このLED表示部25は、複数のLED26により構成されており、操作部11の外周に円環状に設けられている。
本実施形態では、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度に同期して、1つのLED26を順次点灯することで、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度を操作者に示すようになっている。また、本実施形態では、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクに応じて、LED26の点灯個数を制御して、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを操作者に示すようになっている。
このように、LED26は、パワースパイラルチューブ17の回転方向を表示する回転方向表示部、パワースパイラルチューブ17の回転速度を表示する回転速度表示部、及び、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示するトルク表示部を構成する。
図4に示すように、パワースパイラルコントローラ3は、各回路に電源を供給するための電源31と、制御回路32とを備えて構成されている。制御回路32は、第1モータ駆動回路33と、回転方向/速度検出回路34と、トルク検知回路35と、LED点灯回路36とを備えて構成されている。
第1モータ駆動回路33には、フットスイッチ7からの操作信号が入力される。駆動電流算出部を構成する第1モータ駆動回路33は、この操作信号に応じて、第1モータ23を駆動するための電流値(駆動信号)を算出する。この電流値は、ケーブル9a、光源装置4、コネクタ部13、及び、ユニバーサルコード12を介して、内視鏡2の操作部11内に設けられた第1モータ23に供給される。
第1モータ23は、この電流値に応じた回転駆動力をギア24を介して、ドライブシャフト22に伝達する。ドライブシャフト22に伝達された回転駆動力は、ローテーター21を介してパワースパイラルチューブ17に伝達される。これにより、パワースパイラルチューブ17は、回転駆動する。このように、第1モータ23は、駆動信号により駆動され、パワースパイラルチューブ17を回転させる駆動力発生する回転ユニット駆動部材を構成する。
また、第1モータ駆動回路33により算出された電流値は、回転方向/速度検出回路34に入力される。回転方向検出部及び回転速度検出部を構成する回転方向/速度検出回路34は、第1モータ駆動回路33により算出された電流値に基づいて、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度を検出し、検出結果をLED点灯回路36に出力する。
また、パワースパイラルチューブ17が回転駆動し、パワースパイラルチューブ17にトルクがかかると、ローテーター21及びドライブシャフト22を介し第1モータ23の負荷が増える。その結果、回転を維持するために、第1モータ駆動回路33において、第1モータ23に加える電流値が増加する。
トルク算出部を構成するトルク検知回路35は、第1モータ駆動回路33に接続されており、第1モータ23に供給されている電流値に基づいて、パワースパイラルチューブ17に加わっているトルクを算出する。トルク検知回路35は、算出したトルク(算出結果)をLED点灯回路36に出力する。また、トルク検知回路35は、検出した電流値に基づく制御信号を外部表示ユニット6に出力し、LED6aの点灯個数を制御する。
LED点灯回路36は、回転方向/速度検出回路34により検出されたパワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度に同期して、1つのLED26を順次点灯させる。また、LED点灯回路36は、トルク検知回路35により検知されたパワースパイラルチューブ17に加わっているトルクに応じて、LED26の点灯する個数を制御する。
このように、LED26は、パワースパイラルチューブ17の回転方向を表示する回転方向表示部、パワースパイラルチューブ17の回転速度を表示する回転速度表示部、及び、パワースパイラルチューブ17に加わっているトルクの大きさを表示するトルク表示部を構成する。
次に、このように構成された挿入装置のLED26の点灯制御について説明する。図5は、LED26の点灯制御について説明するための図である。
LED表示部25のLED26の点灯制御は、回転方向/速度検出回路34により検出されたパワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度に応じて、LED点灯回路36が制御する。
LED点灯回路36は、図5(a)に示すように、LED26を1つ点灯させ、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度に同期して、LED26を順次点灯させる。
また、LED点灯回路36は、トルク検知回路35により検知されたパワースパイラルチューブ17が受けているトルクに応じて、LED表示部25のLED26の点灯制御を行う。
LED点灯回路36は、図5(b)に示すように、パワースパイラルチューブ17に加わっているトルク(負荷)の大きさに応じた個数のLED26を順次点灯させる。図5(b)の例では、LED26の3個分のトルクがパワースパイラルチューブ17に加わっていることを示している。
なお、図5(a)または図5(b)に示す点灯制御の場合、操作者が視認している操作部11の背面側のLED26が点灯している場合、点灯しているLED26が見えなくなり、回転方向、回転速度、及び、トルクの大きさを認識しづらくなる。
そこで、図5(c)に示すように、LED点灯回路36は、LED26の点灯群を複数設けるようにしてもよい。図5(c)の例では、LED26の点灯群を2つ設けている。このように、LED26の点灯群を複数設けることで、いずれかの点灯群が操作者の視界に常に入るようになり、操作者は、回転方向、回転速度、及び、トルクの大きさを認識することができる。
LED点灯回路36は、第1モータ駆動回路33が第1モータ23の回転を強制的に停止させた場合に、LED26の点灯を制御して、操作者に報知してもよい。第1モータ駆動回路33が第1モータ23の回転を強制的に停止することは、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、あるいは、パワースパイラルチューブ17が故障等の異常を検知した場合が考えられる。
LED点灯回路36は、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、複数のLED26を全て点滅させ、パワースパイラルチューブ17の故障等の異常を検知した場合、複数のLED26の全てを点灯するように制御する。なお、LED26の点灯/点滅パターンは、これに限定されることなく、LED点灯回路36は、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、複数のLED26を全て点滅させ、パワースパイラルチューブ17の故障等の異常を検知した場合、複数のLED26の半分を交互に点滅させるようにしてもよい。
なお、LED表示部25は、図5に限定されるものではなく、他の構成であってもよい。LED表示部の他の例を図6を用いて説明する。図6は、LED表示部の他の例を説明するための図である。
図6(a)に示すように、LED表示部25aは、図5(a)のLED26を複数行有して構成されている。図6(a)の例では、LED表示部25aは、図5(a)のLED26を5行有している。すなわち、1つの列は、5つのLED26により構成されている。
LED点灯回路36は、1つの列の5つのLED26の点灯個数により、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示する。そして、LED点灯回路36は、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度に同期して、このように点灯したLED26を順次点灯させる。
操作者は、例えば、図6(a)の例では、図面に向かって右から3列目の5つのLED26の内、3つが点灯していることで、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさが「半分よりも少し大きい」という情報を一目で認識することができる。
なお、LED点灯回路36は、図6(b)に示すように、点灯しているLED26が操作者の視界に常に入るように、LED26の点灯群を複数設けるようにしてもよい。
また、LED点灯回路36は、第1モータ駆動回路33が第1モータ23の回転を強制的に停止させた場合に、LED26の点灯を制御して、操作者に報知してもよい。
LED点灯回路36は、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、複数のLED26の1列のみを全て点滅させ、パワースパイラルチューブ17の故障等の異常を検知した場合、複数のLED26の1列のみを点灯するように制御する。なお、LED26の点灯/点滅パターンは、これに限定されることなく、LED点灯回路36は、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、複数のLED26の1列のみを点滅させ、パワースパイラルチューブ17の故障等の異常を検知した場合、複数のLED26の全列を点滅(あるいは、点灯)させるようにしてもよい。
以上のように、内視鏡システム1は、操作部11の外周に円環状に複数のLED26を有して構成されている。そして、内視鏡システム1は、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度を回転方向/速度検出回路34により検出し、LED点灯回路36により、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度に同期して、LED26を順次点灯させるようにした。この結果、操作者は、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度を操作部11に設けられたLED26に視認することができ、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度を実感することができる。
よって、本実施形態の挿入装置である内視鏡システムによれば、パワースパイラルチューブの回転方向及び回転速度を操作者が直感的に実感することができる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例について説明する。上述した実施形態は、LED表示部25または25aにより、パワースパイラルチューブ17の回転方向、回転速度、及び、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示していたが、本変形例は、トルクの大きさを別のLED表示部で表示した例である。
図7は、変形例に係る操作部の構成を示す図である。なお、図7において、図3と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、操作部11のLED表示部25の上側に、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示するためのLED表示部27が設けられている。LED表示部27は、例えば5つのLED28により構成されており、5つのLED28の点灯個数により、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示する。なお、LED表示部27のLED28の個数は、5つに限定されることなく、4つ以下、あるいは、6つ以上であってもよい。
LED表示部27は、例えば、操作者である術者が左手で操作部11を把持した際に、操作者に対向する面に配置する。なお、LED表示部27の配置位置は、操作者である術者が左手で操作部11を把持した際に、操作者に対向する面に配置されていれば、図7に限定されるものではない。
次に、このように構成された挿入装置のLED28の点灯制御について説明する。図8は、LED28の点灯制御について説明するための図である。
LED表示部27のLED28の点灯制御は、上述した実施形態と同様であり、トルク検知回路35により検知されたパワースパイラルチューブ17が受けているトルクに応じて、LED点灯回路36が制御する。
図8(a)は、LED28の点灯する個数により、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示した例である。図8(a)は、5つのLED28の内、3つが点灯しており、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが半分よりも少し大きいことを示している。
なお、LED表示部27は、図8(a)に限定されるものではない。図8(b)は、LED28の点灯する色を変更したLED表示部27aの例であり、図8(c)は、LED28のサイズ及び形状を変更したLED表示部27bの例である。
なお、図8(b)及び図8(c)の例では、いずれも図面に向かって右側のLED28が点灯するほど、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが大きいことを示している。
また、LED点灯回路36は、第1モータ駆動回路33が第1モータ23の回転を強制的に停止させた場合に、LED26の点灯を制御して、操作者に報知してもよい。
LED点灯回路36は、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、回転表示用のLED26のみを全て点滅させ、パワースパイラルチューブ17の故障等の異常を検知した場合、複数のLED26に加え、トルク表示ようのLED28も全て点灯するように制御する。なお、LED26及びLED28の点灯/点滅パターンは、これに限定されることなく、LED点灯回路36は、例えば、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクが規定値を超えた場合、回転表示用の複数のLED26のみを全て点滅させ、パワースパイラルチューブ17の故障等の異常を検知した場合、トルク表示用の複数のLED28のみを全て点滅させるようにしてもよい。
以上のように、変形例の内視鏡システム1は、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度を表示するLED表示部25のLED26と、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを表示するLED表示部27のLED28とを個別に設けるようにした。この結果、パワースパイラルチューブ17の回転方向及び回転速度は、操作部11の外周に円環状に配置したLED26を順次点灯することで、操作者が直感的に認識することができる。加えて、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさは、移動しないLED表示部27のLED28の安定した表示で、操作者が確実に認識することができる。
よって、変形例の挿入装置である内視鏡システムによれば、上述した実施形態と同様の効果に加え、パワースパイラルチューブ17が受けているトルクの大きさを、操作者が上述した実施形態よりも直感的に実感することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1…内視鏡システム、2…内視鏡、3…パワースパイラルコントローラ、4…光源装置、5…ビデオプロセッサ、6…外部表示ユニット、7…フットスイッチ、8…モニタ、9a〜9d…ケーブル、10…挿入部、11…操作部、12…ユニバーサルコード、13…コネクタ部、14…先端部、15…湾曲部、16…可撓管部、17…パワースパイラルチューブ、21…ローテーター、22…ドライブシャフト、23…第1モータ、24…ギア、25…軸受け、25,27…LED表示部、26,28…LED、31…電源、32…制御回路、33…第1モータ駆動回路、34…回転方向/速度検出回路、35…トルク検知回路、36…LED点灯回路。

Claims (4)

  1. 基端方向から先端方向に向かって長手軸に沿って延設される挿入部と、
    前記長手軸に沿って螺旋状に延設される螺旋フィン部を備え、前記挿入部の外周方向側に前記挿入部に対して長手軸周り方向に回転可能に設けられる回転ユニットと、
    駆動されることにより、前記回転ユニットを回転させる駆動力を発生する回転ユニット駆動部材と、
    前記挿入部の基端側に設けられた操作部と、
    前記回転ユニットの回転方向を検出する回転方向検出部と、
    前記回転ユニットの回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記操作部に設けられ、前記回転方向検出部の検出結果に同期して、前記回転ユニットの前記回転方向を表示する回転方向表示部と、
    前記操作部に設けられ、前記回転速度検出部に検出結果に同期して、前記回転ユニットの前記回転速度を表示する回転速度表示部と、
    を有することを特徴とする挿入装置。
  2. 前記回転ユニット駆動部材を駆動させる電流値を算出する駆動電流算出部と、
    前記駆動電流算出部の算出結果から前記回転ユニットに加わるトルクを算出するトルク算出部と、
    前記操作部に設けられ、前記トルク算出部の算出結果から前記回転ユニットに加わるトルクの大きさを表示するトルク表示部と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の挿入装置。
  3. 前記回転方向表示部、前記回転速度表示部、及び、前記トルク表示部は、LEDにより構成され、前記LEDの点灯する点灯方向、点灯する速度、及び、点灯数に応じて、前記回転方向、前記回転速度、及び、前記トルクの大きさを表示することを特徴とする請求項2に記載の挿入装置。
  4. 前記トルク表示部は、前記LEDの点灯する色または前記LEDのサイズを変更することのより、前記トルクの大きさを表示することを特徴とする請求項3に記載の挿入装置。
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