JP2020000336A - 挿入機器 - Google Patents

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豊 正木
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Abstract

【課題】挿入部に装着された状態で回転可能な補助具を用いて挿入及び抜去に係る操作を行う際に被検者に対して与える違和感を抑制することが可能な挿入機器を提供する。【解決手段】挿入機器は、挿入部本体と、挿入部本体の外皮に相当する被覆部材90に覆われた状態で設けられ、駆動ユニットから供給される駆動力に応じて挿入部本体の長手軸周りに回転する第1の回転体93と、挿入部本体の外周面のうちの一部を覆うように装着されるチューブ111の内周面に設けられ、被覆部材を挟んで接触する第1の回転体93の回転運動に応じて生じた力により挿入部本体の長手軸周りに回転する第2の回転体114と、挿入部本体の外周面のうちのチューブ111により覆われる位置に設けられた第1の部材35cと、第1の部材35cよりも低い熱伝導性を有し、挿入部本体の外周面のうちのチューブにより覆われない部分を含む位置に設けられた第2の部材35aと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、挿入機器に関し、特に、生体内に挿入される挿入機器に関するものである。
医療分野においては、例えば、細長な挿入部を有する内視鏡において、当該挿入部の外周面を覆うように装着された状態で回転することにより、当該挿入部の挿入及び抜去に係る操作を補助する補助具が従来用いられている。
具体的には、例えば、特許文献1には、細長な挿入部が設けられた内視鏡を有する内視鏡システムにおいて、当該挿入部の外周面に装着されたチューブ本体を当該挿入部の中心軸周りに回転駆動させることにより、当該挿入部の挿入及び抜去に係る操作を補助する回転ユニットが開示されている。
また、特許文献1には、回転ユニットのチューブ本体を回転駆動させるための駆動力伝達機構の構成として、当該チューブ本体が装着される挿入部の内部に配置された部材を外部環境から保護するために設けられた円筒形状のカバーと、当該カバーの内周面に接触した状態で当該挿入部の中心軸周りに回転する内側ローラと、当該カバーの外周面に接触した状態で当該挿入部の中心軸周りに回転する外側ローラと、を含む構成が開示されている。
ここで、前述の補助具を内視鏡の挿入部に装着して使用する際には、当該挿入部の外周面に沿って回転するローラと、当該挿入補助具の内周面に沿って回転するローラと、の間に挟まれた箇所において摩擦熱が発生する。そのため、前述の挿入補助具を内視鏡の挿入部に装着して使用する際には、例えば、当該挿入部が挿入される被検者に対し、前述の箇所において発生する摩擦熱に起因する違和感を極力与えないようにすることが望ましい。
しかし、特許文献1には、前述の摩擦熱への対策方法等について特に開示等されていない。そのため、特許文献1に開示された構成によれば、例えば、挿入部に装着された状態で回転可能な補助具を用いて挿入及び抜去に係る操作を行う際に、被検者に対して過度な違和感を与えてしまうおそれがある、という前述の問題点に応じた課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、挿入部に装着された状態で回転可能な補助具を用いて挿入及び抜去に係る操作を行う際に被検者に対して与える違和感を抑制することが可能な挿入機器を提供することを目的としている。
本発明の一態様の挿入機器は、被検体の内部に長手方向の先端側から挿入される挿入部本体と、前記挿入部本体の外皮に相当する被覆部材に覆われた状態で設けられているとともに、駆動ユニットから供給される駆動力に応じて前記挿入部本体の長手軸周りに回転する第1の回転体と、前記挿入部本体の外周面のうちの一部を覆うように装着される筒状のチューブの内周面に設けられているとともに、前記被覆部材を挟んで接触する前記第1の回転体の回転運動に応じて生じた力により前記挿入部本体の長手軸周りに回転する第2の回転体と、前記挿入部本体の外周面のうちの前記チューブにより覆われる位置に設けられた第1の部材と、前記第1の部材よりも低い熱伝導性を有し、前記挿入部本体の外周面のうちの前記チューブにより覆われない部分を含む位置に設けられた第2の部材と、を有する。
本発明における挿入機器によれば、挿入部に装着された状態で回転可能な補助具を用いて挿入及び抜去に係る操作を行う際に被検者に対して与える違和感を抑制することができる。
実施形態に係る内視鏡を含む内視鏡システムの構成の一例を示す図。 実施形態に係る内視鏡の挿入部に対して回転部材を装着した状態における構成の一例を概略的に示す断面図。 内側ローラ及び外側ローラの位置関係の一例を概略的に示す断面図。 内側ローラ及び外側ローラの周辺の外観構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
図1から図4は、本発明の実施形態に係るものである。
内視鏡システム1は、図1に示すように、被検体の管腔の内部に挿入可能な挿入機器としての機能を有する内視鏡11と、内視鏡11に接続される複数のユニットを含むコントロールシステム12と、を有して構成されている。図1は、実施形態に係る内視鏡を含む内視鏡システムの構成の一例を示す図である。
内視鏡11は、細長の挿入部21と、挿入部21の基端側に設けられた操作部22と、操作部22から延出するユニバーサルケーブル23と、を有して構成されている。コントロールシステム12と内視鏡11とは、操作部22から延出されたユニバーサルケーブル23により接続されている。
挿入部21は、挿入部本体31と、回転部材101とを有して構成されている。挿入部本体31は、被検体の管腔の内部に長手方向の先端側から挿入されるとともに、長手軸方向に沿って延設される細長形状を有して構成されている。また、挿入部本体31は、先端から順に、先端硬質部31aと、湾曲部31bと、可撓管部31cを設けて構成されている。
可撓管部31cは、被検体の管腔の曲がり形状に従う可撓性を有している。湾曲部31bは、複数の湾曲駒を有する公知の構造で形成されている。湾曲部31bは、操作部22の操作に応じて、上下左右方向の4方向に湾曲可能である。
挿入部21の先端硬質部31aには、図示しない観察窓と、図示しない照明窓が設けられている。先端硬質部31aの観察窓の後ろ側には、図示しない撮像部が設けられている。撮像部は、観察光学系及び撮像素子を有して構成されている。
内視鏡11の挿入部21、操作部22及びユニバーサルケーブル23の内部には、複数の光ファイバ束からなるライトガイド41、及び、撮像信号用の信号ケーブル42がそれぞれ挿通されている。また、操作部22及びユニバーサルケーブル23の内部には、モータ駆動用ケーブル43が挿通されている。
ユニバーサルケーブル23の先端には、コネクタ23aが設けられている。コネクタ23aには、ライトガイドコネクタ41a、プロセッサ用ケーブル41b及びコントローラ用ケーブル41cが設けられている。
コネクタ23aは、内部に基板を有し、その基板にはメモリ23bが搭載されている。メモリ23bは、書き換え可能な不揮発性メモリである。コントロールシステム12のコントローラ12dは、コントローラ用ケーブル41cを介してメモリ23bにアクセス可能であり、図示しない信号線を介してデータを書き込むことができる。
信号ケーブル42は、プロセッサ用ケーブル41bの内部に挿通されているとともに、プロセッサ12bに対して接続することができるように構成されている。モータ駆動用ケーブル43は、コントローラ用ケーブル41cの内部に挿通されているとともに、コントローラ12dに対して接続することができるように構成されている。
操作部22は、把持部51と、挿入部21の可撓管部31cの基端部を支持する折れ止め部52と、把持部51に設けられた2つのノブ51a及び51bと、各種の指示が割り当てられる複数のボタンを有する操作部材部53と、を有して構成されている。操作部材部53には、レリーズボタン、吸引ボタン及び送気/送水ボタン等が設けられている。
折れ止め部52は、挿入部21の可撓管部31cが折れ曲がることを防止する。内視鏡11のユーザである、例えば術者は、ノブ51aを回動操作することにより、図1に示す挿入部21の湾曲部31bを上下方向に湾曲させることができる。ユーザは、ノブ51bを回動操作することにより、湾曲部31bを左右方向に湾曲させることができる。
図1に示すように、回転部材101は、内視鏡11の挿入部21に配置されている。より具体的には、回転部材101は、湾曲部31bの基端側であって、可撓管部31cの例えば先端部近傍の外周面に、挿入部本体31の先端側から着脱可能に取り付けられている。回転部材101は、外周部に、螺旋状に突出したフィン112を有して構成されている。回転部材101は、挿入部本体31の先端硬質部31a及び湾曲部31bを通して可撓管部31cの所定の位置に着脱可能に構成されている。回転部材101は、モータ71の駆動力によって挿入部21の長手軸周りに回転する被駆動部材として構成されている。
挿入部21と操作部22との境界付近から可撓管部31cの例えば先端部にかけての部位には、回転部材101を駆動するための駆動ユニット61が設けられている。回転部材101は、駆動ユニット61の駆動力により回転することができるように構成されている。回転部材101の回転方向は、挿入部本体31の中心軸COの軸周りの両方向である。そのため、回転部材101は、挿入部本体31を被検体の管腔内へ挿入する際の操作を補助する補助具として用いることができる。また、回転部材101は、被検体の管腔内に挿入された挿入部本体31を抜去する際の操作を補助する補助具として用いることができる。すなわち、回転部材101は、挿入部本体31の挿入及び抜去に係る操作を補助することが可能な補助具として構成されている。なお、本実施形態においては、挿入部本体31の中心軸COが挿入部本体31の長手軸と同軸であるものとして説明を行う。
駆動ユニット61は、挿入部21と操作部22との境界付近に配設されるモータユニット62と、可撓管部31cの例えば先端部に配設される歯車63と、モータユニット62と歯車63との間に配設されるドライブシャフト64と、を有して構成されている。ドライブシャフト64は、熱伝導性を有する部材により形成されている。具体的には、ドライブシャフト64は、例えば、複数の金属線を撚り合わせた金属ワイヤ、または、金属棒のいずれかにより形成されている。
図1に示すように、ドライブシャフト64は、可撓管部31cの内部に挿通されている。ドライブシャフト64は、その基端部に支持部65を有する。支持部65は、モータユニット62の出力端62aを貫通して支持される。支持部65は、出力端62aの軸方向の長さに対して長く形成されている。
ドライブシャフト64の外側には、チャンネル66が配設されている。チャンネル66は、チューブ本体66aと固定部66bとを有する。チューブ本体66aには、ドライブシャフト64が挿通されている。また、チューブ本体66aは、ドライブシャフト64の外側を略全長にわたって保護する。固定部66bは、チューブ本体66aの基端に固定されている。
ドライブシャフト64は、チューブ本体66aだけでなく、円筒状の固定部66b内にも挿通されている。チューブ本体66aは電気絶縁性を有するとともに、耐摩耗性を有するフレキシブル性を有する樹脂材で形成されている。
支持部65は、その横断面が例えばD形状に形成されている。ドライブシャフト64のうち、出力端62aにより支持された部分よりも先端側は、適宜のコシを有するとともに可撓性を有する。ドライブシャフト64の先端に、歯車63が固定されている。
支持部65には、図示しない歯車GEが固定されている。支持部65は、歯車GEに形成されたD形状の孔に挿通された状態で当該歯車GEに固定されている。モータユニット62内のモータが回転すると、歯車GEが回転し、その結果、ドライブシャフト64が、ドライブシャフト64の軸周りに回転する。
回転部材101は、円筒形状を有して形成されている。また、回転部材101は、ドライブシャフト64の歯車63に対して噛み合う位置に配置された内歯車32を有して形成されている。
モータユニット62は、駆動源としてのモータ71と、歯車列72とを有して構成されている。モータ71及び歯車列72は、挿入部21の基端側に配置されている。
モータユニット62は、挿入部21と操作部22との境界付近から挿入部21の長手方向に対して直交する方向に突出した状態で、歯車支持フレームであるギアボックス73内に収納されている。
モータ71は、内視鏡11に内蔵されて設けられている。歯車列72は、内視鏡11に内蔵されたモータ71からの回転駆動力を伝達するための複数の歯車を有して構成されている。歯車列72の複数の歯車の歯車比の調整により、モータ71の駆動軸(不図示)の回転速度は、出力端62aにおけるドライブシャフト64の適宜のトルク及び適宜の回転速度に変換される。
すなわち、歯車列72は、内視鏡11に設けられかつモータ71により駆動される、複数の歯車を有する被駆動機構として構成されている。
コントロールシステム12は、光源ユニット12aと、プロセッサ12bと、モニタ12cと、コントローラ12dと、入力ユニット12eとを有して構成されている。光源ユニット12aとプロセッサ12bは接続されている。プロセッサ12bとモニタ12cも接続されている。光源ユニット12aとコントローラ12dも接続されている。コントローラ12dと入力ユニット12eも接続されている。
光源ユニット12aは、観察対象を照明するための照明光を出射する。光源ユニット12aの照明光は、ライトガイドコネクタ41aに入射する。
プロセッサ12bは、観察光学系の撮像部により撮像された画像を処理して内視鏡画像を生成する画像処理ユニットを有する。プロセッサ12bは、プロセッサ用ケーブル41bを介して内視鏡11の撮像部と接続される。
モニタ12cは、生成された内視鏡画像を表示する表示部として構成されている。
コントローラ12dは、内視鏡システム1全体を制御する。コントローラ12dは、内視鏡本体である内視鏡11が使用されるときに接続される周辺機器である。
入力ユニット12eは、コントローラ12dに指示等を入力する装置である。入力ユニット12eは、例えば図示しないキーボードやフットスイッチ等である。入力ユニット12eは、モータ71を制御し、挿入部21の体腔内に対する進退動作を指示する、前進スイッチFS及び後退スイッチBSを有して構成されている。
コントローラ12dは、専用装置だけではなく、例えば、任意のプログラムを搭載するパーソナルコンピュータ等の汎用的な処理装置であってもよい。
モータユニット62は、コントローラ12dからのコマンドに応じて、モータ71の回転速度をサーボ制御などにより制御する。コントローラ12dは、モータ71の回転方向及び回転方向を制御する。術者が、前進スイッチFSあるいは後退スイッチBSを押下することにより、挿入部21は、被検体の管腔内を前進あるいは後退する。
ここで、内視鏡11の挿入部21に対して回転部材101を装着した状態における構成の一例について、図2等を参照しつつ説明する。図2は、実施形態に係る内視鏡の挿入部に対して回転部材を装着した状態における構成の一例を概略的に示す断面図である。
回転部材101は、円筒状のチューブ本体111を有して構成されている。
チューブ本体111は、挿入部本体31の外周面に対して着脱可能な可撓管として構成されている。また、チューブ本体111は、挿入部本体31の外周面のうちの一部を覆うように装着される。また、チューブ本体111は、ポリフタルアミド等のような、低い熱伝導性を有する部材により形成されている。
チューブ本体111の長手軸は、チューブ本体111を挿入部本体31に対して装着した状態において、挿入部本体31の中心軸COと同軸になる。また、図1及び図2に示すように、チューブ本体111の外周面の少なくとも一部には、ポリフタルアミド等の樹脂部材により形成されているとともに、チューブ本体111の基端方向から見て時計回りの螺旋状に形成されたフィン112が設けられている。また、チューブ本体111の内周面には、後述の溝部37に嵌め込むことができるように形成された爪部113が設けられている。
可撓管部31cは、図2に示すように、第1の可撓管部311と、第1の可撓管部311よりも基端側の第2の可撓管部312と、を有して構成されている。また、第1の可撓管部311及び第2の可撓管部312は、ベース部材33により連結されている。
ベース部材33は、挿入部21の内部に空洞36を形成している。また、ベース部材33は、連結部材35a〜35fを有して構成されている。
連結部材35aは、例えば、黒色のセラミック等のような、高い熱伝導性を有する材料を含んで形成されている。すなわち、連結部材35aは、着色セラミックを含んで形成されている。なお、連結部材35aは、例えば、金属により形成されていてもよい。また、連結部材35aは、後述の発熱箇所FHにおいて発生する摩擦熱を、連結部材35f及びストッパ部材92よりも伝導しやすい材料を含んで形成されていればよい。また、連結部材35aは、連結部材35f及びストッパ部材92よりも濃い色の材料を、連結部材35f及びストッパ部材92よりも多く含んで形成されていればよい。
連結部材35aは、挿入部本体31の外周面のうちのチューブ本体111により覆われる位置に設けられている部材(第1の部材)である。また、連結部材35aは、挿入部本体31の外周面のうちの内側ローラ93(後述)よりも先端側の位置に設けられている。また、連結部材35aは、円筒形状を有して形成されている。また、連結部材35aは、連結部材35bの先端を嵌め込むことが可能な内径を有して形成されている。また、連結部材35aの外周面には、爪部113を嵌め込むことができるように形成された環状の溝部37が設けられている。すなわち、連結部材35aは、チューブ本体111の爪部113が溝部37に嵌め込まれた状態において、チューブ本体111の長手方向への変位を規制するとともに、チューブ本体111を挿入部本体31に対して回転可能に支持するように構成されている。
連結部材35bは、円筒形状を有して形成されている。また、連結部材35bの先端は、連結部材35aの基端側に嵌め込まれている。また、連結部材35bは、第1の可撓管部311の基端側の外周面に対して接合されている。また、連結部材35bの基端は、ねじ等の固定具81により連結部材35cに固定されている。
カバー固定部材91aは、連結部材35bの基端等を被覆するカバー90の先端側の外周面上における、連結部材35aの基端に隣接する位置に設けられている。また、カバー固定部材91aは、例えば、糸巻き接着により、連結部材35bの基端等を被覆するカバー90の先端を水密に固定するように構成されている。
連結部材35cは、例えば、ステンレス等のような、高い熱伝導性を有する材料を含んで形成されている。なお、連結部材35cは、例えば、金属を含んで形成されていてもよい。
連結部材35cは、挿入部21の内部に空洞36を形成している。また、連結部材35cの基端は、ねじ等の固定具82により連結部材35dに固定されている。
連結部材35dは、円筒形状を有して形成されている。また、連結部材35dは、第2の可撓管部312の先端側の内周面に対して接合されている。
連結部材35eは、例えば、ポリサルフォン等のような、低い熱伝導性を有する材料を含んで形成されている。
連結部材35eは、円環形状を有して形成されている。また、連結部材35eは、カバー90の基端に隣接する位置に設けられている。また、連結部材35eは、連結部材35cの基端側の外周面に嵌め込まれた状態において、円環状の固定具83により固定されている。
連結部材35fは、例えば、カーボンを含まない接着剤等のような、熱伝導性が低い材料を含んで形成されている。なお、連結部材35fは、連結部材35aよりも熱伝導性が低い材料により形成されていればよい。また、連結部材35fは、連結部材35aよりも薄い色の材料を、連結部材35aよりも多く含んで形成されていればよい。
連結部材35fは、挿入部本体31の外周面のうちのチューブ本体111により覆われない位置に設けられている。また、連結部材35fは、円筒形状を有して形成されている。また、連結部材35fは、連結部材35cの基端と、第2の可撓管部312の先端側の外周面と、に対して接合されている。
カバー固定部材91bは、カバー90の基端側の外周面上における、連結部材35eに隣接する位置に設けられている。また、カバー固定部材91aは、例えば、糸巻き接着により、カバー90の基端を水密に固定するように構成されている。
ストッパ部材92は、例えば、ポリフェニルサルフォン等のような、熱伝導性が低い材料を含んで形成されている。なお、ストッパ部材92は、連結部材35aよりも熱伝導性が低い材料により形成されていればよい。また、ストッパ部材92は、連結部材35aよりも薄い色の材料を、連結部材35aよりも多く含んで形成されていればよい。また、ストッパ部材92は、白色の材料により形成されていることが望ましい。
ストッパ部材92は、挿入部本体31の外周面のうちのチューブ本体111により覆われない部分を含む位置に設けられている部材(第2の部材)である。また、ストッパ部材92は、円筒形状を有して形成されている。また、ストッパ部材92は、カバー固定部材91b及び固定具83の外周面を覆うような位置に設けられている。また、ストッパ部材92には、チューブ本体111の基端側の端面に当接可能な受け面92aが形成されている。そして、このような構成によれば、チューブ本体111の基端側の端面が受け面92aに当接した状態において、回転部材101が受け面92aよりも基端側へ変位することを抑制することができる。
空洞36の内部には、歯車63を外周面に設けたドライブシャフト64の先端が配置されている。ドライブシャフト64は、基端側から加えられる長手軸周りの回転力により歯車63を回転させることができるように構成されている。歯車63の外周面には、内歯車32が配置されている。
内歯車32は、円筒形状を有して形成されている。また、内歯車32は、ベース部材33の外周面の一部を覆うように設けられている。また、内歯車32は、長手軸が挿入部本体31の中心軸COに対して同軸になるような位置に設けられている。また、内歯車32は、中心軸COを中心としてベース部材33に対して回転することができるように構成されている。また、内歯車32には、内側ローラ93のローラシャフト94が設けられている。ローラシャフト94は、中心軸COに対して平行になるような位置に設けられている。
モータ71からの駆動力がドライブシャフト64に伝達されるに伴い、歯車63が回転するとともに、歯車63と噛合している内歯車32が周方向に回転する。そして、内歯車32が周方向に回転するに伴い、内側ローラ93がローラシャフト94を回転軸として周方向に回転する。すなわち、内側ローラ93は、駆動ユニット61から供給される駆動力に応じて挿入部本体31の長手軸周りに回転する回転体(第1の回転体)として構成されている。
内歯車32及び内側ローラ93は、挿入部本体31の外周面において、被覆部材であるカバー90に覆われた状態で設けられている。カバー90は、例えば、フッ素ゴム等のような、熱伝導性が低くかつ可撓性を備えた材料を含んで成されている。また、カバー90は、内歯車32及び内側ローラ93等のような、挿入部本体31の内部に配置された部材を外部環境から保護する(体腔内の液体、水その他の液体の浸入を防止する)ためのバリアまたはシールを提供する防水性の被覆部材であり、挿入部本体31の外皮を構成している。そのため、挿入部本体31の内部は、カバー90により水密に保たれる。
カバー90の径方向外側には、第2の回転体に相当する外側ローラ114が配置されている。外側ローラ114は、挿入部本体31の外周面に沿って装着されるチューブ本体111の内周面に設けられている。また、外側ローラ114は、カバー90を挟んで接触する内側ローラ93の回転運動に応じて生じた力により挿入部本体31の中心軸CO周りに回転する回転体として構成されている。また、外側ローラ114は、例えば、図3及び図4に示すように、ローラシャフト115に支持されているとともに、ローラシャフト115を回転軸として周方向に回転するように構成されている。ローラシャフト115の両端には、図示しない軸受け部材が設けられている。ローラシャフト115は、チューブ本体111を挿入部本体31に対して装着した状態において、中心軸COに対して平行になるように配置される。図3は、内側ローラ及び外側ローラの位置関係の一例を概略的に示す断面図である。図4は、内側ローラ及び外側ローラの周辺の外観構成の一例を示す図である。
図3に示した構成によれば、6つの内側ローラ93及び6つの外側ローラ114が円周上に略等間隔に配置されており、1つの外側ローラ114がカバー90を挟んで1つの内側ローラ93に接触している。また、図3及び図4に示した構成によれば、内側ローラ93にカバー90の内周面が接触しているとともに、外側ローラ114にカバー90の外周面が接触している。
続いて、本実施形態の作用について説明する。
チューブ本体111が挿入部本体31に装着されている状態でモータ71が駆動された際に、モータ71において発生した回転駆動力がドライブシャフト64及び歯車63等を経て伝達されることにより、内歯車32及び内側ローラ93が中心軸COの軸周りに回転する。また、内歯車32及び内側ローラ93の回転運動に応じて生じた力がカバー90を挟んで内側ローラ93に接触している外側ローラ114に伝達されることにより、外側ローラ114が中心軸COの軸周りに回転する。なお、カバー90は、カバー固定部材91a及び91bによりベース部材33に固定されているため、挿入部本体31に対して回転しない。
内側ローラ93は、内歯車32の回転に伴い、カバー90の内周面に接触した状態で中心軸CO周りに回転(公転)しつつ、当該中心軸COに対して平行な回転軸(自転軸)を構成するローラシャフト94周りに回転(自転)する。
外側ローラ114は、内歯車32及び内側ローラ93の回転に伴い、カバー90の外周面に接触した状態で中心軸CO周りに回転(公転)しつつ、当該中心軸COに対して平行な回転軸(自転軸)を構成するローラシャフト115周りに回転(自転)する。
すなわち、チューブ本体111が挿入部本体31に装着されている状態において、駆動ユニット61からの駆動力が回転部材101に伝達されることにより、回転部材101が中心軸COの軸周りに回転駆動される。
ここで、回転部材101が回転駆動している際には、例えば、図3の破線で示すような、カバー90のうちの内側ローラ93及び外側ローラ114に挟まれた箇所に相当する6つの発熱箇所FH各々において摩擦熱が発生する。
そして、発熱箇所FHにおいて発生した摩擦熱の多くは、連結部材35a及び35cが連結部材35f及びストッパ部材92よりも高い熱伝導性を有しているため、回転部材101の先端側へ移動する。また、発熱箇所FHにおいて発生した摩擦熱の多くは、低い熱伝導性を有する連結部材35f、ストッパ部材92及びチューブ本体111により断熱されるため、挿入部本体31が挿入されている被検者の管腔壁等が存在する回転部材101の外部へは放射されない。
従って、本実施形態によれば、挿入部本体31に装着された状態で回転可能な回転部材101を用いて挿入及び抜去に係る操作を行う際に被検者に対して与える違和感を抑制することができる。
また、以上に述べた構成によれば、発熱箇所FHにおいて発生しかつ回転部材101の外部へ放射されなかった摩擦熱の一部が、例えば、連結部材35a、連結部材35c、及び、連結部材35cの内部に収納された歯車63を経た後、可撓管部31cの内部に長く挿通されるドライブシャフト64に伝導される。すなわち、以上に述べた構成によれば、連結部材35a、連結部材35c及び歯車63が、発熱箇所FHにおいて発生した摩擦熱をドライブシャフト64に伝導する熱伝導部を構成している。そのため、本実施形態によれば、発熱箇所FHにおいて発生した摩擦熱が回転部材101の外部に放射されることを確実に防ぐことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 内視鏡システム
11 内視鏡
21 挿入部
31 挿入部本体
32 内歯車
33 ベース部材
35a〜35f 連結部材
54 内側ローラ
61 駆動ユニット
63 歯車
64 ドライブシャフト
71 モータ
90 カバー
92 ストッパ部材
93 内側ローラ
101 回転部材
111 チューブ本体
114 外側ローラ
国際公開第2016/147449号

Claims (8)

  1. 被検体の内部に長手方向の先端側から挿入される挿入部本体と、
    前記挿入部本体の外皮に相当する被覆部材に覆われた状態で設けられているとともに、駆動ユニットから供給される駆動力に応じて前記挿入部本体の長手軸周りに回転する第1の回転体と、
    前記挿入部本体の外周面のうちの一部を覆うように装着される筒状のチューブの内周面に設けられているとともに、前記被覆部材を挟んで接触する前記第1の回転体の回転運動に応じて生じた力により前記挿入部本体の長手軸周りに回転する第2の回転体と、
    前記挿入部本体の外周面のうちの前記チューブにより覆われる位置に設けられた第1の部材と、
    前記第1の部材よりも低い熱伝導性を有し、前記挿入部本体の外周面のうちの前記チューブにより覆われない部分を含む位置に設けられた第2の部材と、
    を有することを特徴とする挿入機器。
  2. 前記第1の部材は、前記第1の回転体及び前記第2の回転体に挟まれた箇所において発生する摩擦熱を前記第2の部材よりも伝導しやすい材料を含んで形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  3. 前記第1の部材は、前記第2の部材よりも濃い色の材料を、前記第2の部材よりも多く含んで形成されており、
    前記第2の部材は、前記第1の部材よりも薄い色の材料を、前記第1の部材よりも多く含んで形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  4. 前記第1の部材は、金属または着色セラミックを含んで形成されており、
    前記第2の部材は、カーボンを含まない接着剤を含んで形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  5. 前記第1の部材は、前記挿入部の外周面のうちの前記第1の回転体よりも先端側の位置に設けられているとともに、前記チューブを前記挿入部本体に対して回転可能に支持するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  6. 前記挿入機器が内視鏡であり、
    前記チューブが前記挿入部本体に対して着脱可能であり
    前記チューブの外周面の少なくとも一部には、螺旋状に形成されたフィンが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  7. 前記挿入部本体の内部には、前記第1の回転体に前記駆動力を伝達するドライブシャフトと、前記第1の回転体及び前記第2の回転体に挟まれた箇所において発生した摩擦熱を前記ドライブシャフトへ伝導する熱伝導部と、が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
  8. 前記第2の部材には、前記チューブの端面に対して当接可能であるとともに、前記チューブが前記長手方向に変位することを抑制する面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の挿入機器。
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