JP2009153736A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性、着用者の動きに対する追従性、防漏性及び装着感に優れた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、液透過性の表面シート2、裏面シート3及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体4を具備する。前記吸収体4は、吸収シート41からなり、該吸収シート41は、長手方向の両側縁それぞれから幅方向の内方に向かって延びる切れ込み42を有している。吸収シート41の表面シート側の面上に、該吸収シート41よりも液保持容量が少ない不織布製の伸長性シート5が配されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品における漏れを防止する考え方の一つに、吸収性物品の肌当接面と着用者の肌との間にできるだけ隙間を生じさせないことがある。隙間を生じさせないためには、吸収性物品が着用者の動きに追従して変形することが有効であり、そのために、伸長可能とした吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体として使用できる、薄型で吸収容量の大きい吸収性シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特表平10−508225号公報 特開平8−246395号公報
特許文献1記載の吸収性物品は、下着に取り付けた状態で、下着と一緒に伸縮することを想定しているが、吸収性物品が伸長した場合に吸収性能が低下する。
また、特許文献2記載の吸収性シートは、同じ薄さであれば、飛散状態で供給した粉砕パルプを吸引堆積させてなる吸収体に比して剛性が高くなる傾向にあるため、着用時に大きく変形する吸収性物品に使用した場合には、該物品の幅方向中央部に位置する部分が長手方向に座屈し、それにより生じる折り目や皺、ヨレ等が、着用者に、硬いものが当たるような違和感や、ごわごわする感触を与える等の不都合がある。
従って、本発明の目的は、フィット性、着用者の動きに対する追従性、防漏性及び装着感に優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体を具備する吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収シートからなり、該吸収シートは、長手方向の両側縁それぞれから幅方向の内方に向かって延びる切れ込みを有しており、前記吸収シートの前記表面シート側の面上に、該吸収シートよりも液保持容量が少ない不織布製の伸長性シートが配されている、吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、フィット性、着用者の動きに対する追従性、防漏性及び装着感に優れている。
以下に、本発明について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性(難透過性も含む概念)の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に介在された縦長の吸収体4を具備する。ナプキン1における吸収体4の長手方向は、ナプキン1を着用したときの着用者の前後方向と一致し、ナプキン1の長手方向とも一致している。
表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の周縁から延出した部分が、ナプキン1の周縁部11において互いに接合されている。ナプキン1の裏面シート3側の面(非肌当接面)には、ショーツ等の下着に固定するための粘着部(図示略)が設けられている。
ナプキン1における吸収体4は、吸収シート41からなり、該吸収シート41は、図3に示すように、その長手方向の両側縁それぞれから幅方向の内方に向かって延びる切れ込み42を有している。吸収シート41は、切れ込み42がない場合には実質的に伸長性を有しないものであるが、長手方向の両側部S,Sそれぞれに、切れ込み42を形成してあることによって、該両側部S,Sが、長手方向に伸長可能となっている。より具体的には、両側部S,Sそれぞれは、切れ込み42が開くことによって伸長し、伸長した切れ込み42が閉じるか開く程度が小さくなることによって収縮する。
本実施形態における切れ込み42は、吸収シート41の長手方向の両側部それぞれに、所定の間隔を設けて間欠的に複数形成されている。また、本実施形態における切れ込み42は、スリット状をなし、吸収体4の幅方向と略平行に形成されている。
吸収シート41に形成する切れ込みの本数や間隔は、ナプキン1(吸収性物品)の大きさや吸収体4の大きさ等に応じて適宜に決定することができる。
吸収シート41において、吸収体4の長手方向において隣り合う切れ込み42,42間の間隔L1(図3参照)は、1〜7cmであることが好ましく、より好ましくは1.5〜5cmである。
また、吸収シート41において、長手方向片側の切れ込みの本数(図3には3本図示)は、2〜50本が好ましく、3〜30本がより好ましい。より具体的な例を示せば、吸収体4の全長L(図3参照)が、8〜20cmの場合、吸収シート41の片側の切れ込みの本数は2〜20本、特に3〜15本程度が好ましい。
吸収シート41の切れ込みの深さL2(図3参照)は、各々の切れ込みが設けられた部位における吸収体4の幅W(図3参照)の10〜40%であることが好ましく、より好ましくは15〜30%である。尚、L2は、1〜4cmであることが好ましく、より好ましくは1.2〜3cmである。
本実施形態のナプキン1においては、吸収シート41の表面シート2側の面上に、該吸収シート41よりも液保持容量が少ない不織布製の伸長性シート5が配されている。
伸長性シート5は、非伸長状態の吸収シート41と略同形状をなしており、少なくとも、吸収シート41(吸収体4)の長手方向と同方向に伸長性を有している。
該伸張性シート5は、表面シート2からスムーズに液を引き込んで一時保持することが可能であり、かつ下層に該吸収シート41が存する場合には速やかに該吸収シート41に液を透過させることが可能である。これは、表面シート2、該伸張性シート5、該吸収シート41相互の吸液性の大小関係による。
また一方、吸収シート41の切れ込み42が開いた状態においては、該伸張性シートが一時保持した液が、吸収シート41対向面では速やかに下層(吸収シート)に移行する。一方開いた切れ込み42に対向する部分では、液は一旦該伸張性シートに保持されるが、前記吸収シート41対向部の液移動で(その部分の液量がほぼ0となり、一方切れ込み42上部では依然として液保持するため)該伸張性シート5内に液量の差を生じる為液の再分配が起こり(即ち水平拡散する)、逐次前記吸収シート対向部へ液移動する為、吸収した液は吸収シート41の切れ込み部42を回避して吸収シート41に移行する。これは、該伸張性シート5の液の一時保持性と液移行性(水平・垂直両方向)による。
伸長性シート5のこれらの性質は、以下のシート特性によって得られる。
1)シート全体に親水性を有する。後述する様に、伸張性発現可能に繊維集合がなされるため、該伸張性シート5は(吸収シートと比較して)以下の特徴を有する。2)嵩密度が低い、3)液保持容量が低い、4)クレム吸水度が低い。
1)親水性は、当業者公知の親水化処理などで親水化がなされるか、或いはレーヨンやパルプ、コットンなど本質的に親水性の繊維を多量に含んでシート形成することによって達成される。尚親水化処理は予め疎水性の繊維を親水化処理しても良く、シート形成後親水化処理によって親水化してもよい。
2)嵩密度は、材料の単位体積当りの重量(g/cm3)で、以下の様に計算可能である。材料重量;メトラー電子天秤等で、小数点以下3桁以上で秤量した重量、体積;幅5cm、長さ10cmで材料を切り出して試験片とする。厚みはピーコック厚みゲージ等で、2.5g/cm2荷重厚みを測定してcm換算し、幅×長さ×厚み(cm3)を体積とする。伸張性シート5を後述する不織布で形成することにより、主に乾式(気流中で繊維堆積する方式)工程で形成され低密度になすことが可能で、一方吸収シート41は後述するように湿式(水中若しくは水の影響下で繊維堆積・複合化する方式)を選択することによって、後者の嵩密度を大きくなすことができる。具体的には、伸張性シート5の嵩密度は0.1g/cm3以下であることが好ましく、0.07g/cm3以下であることが更に好ましく、0.015〜0.065g/cm3の範囲であることが最も好ましい。
一方、該吸収シート41の嵩密度は、0.08g/cm3以上であり、かつ伸張性シート5より高密度であることが好ましく、0.1g/cm3以上であることが更に好ましく、0.125g/cm3より高密度であることが最も好ましい。
3)伸長性シート5の液保持容量が、吸収シート41の液保持容量より小さいことも、伸張性シート内での液の水平拡散と吸収シートへの効果的な移行を実現する上で好ましい。伸張性シート5の容量が吸収シート41よりも多いと、吸収した体液が伸張性シート5内に貯留され、液戻りや液漏れの直接原因になる他、切れ込み部分42が開いた状態においても、その上部の伸張性シートに体液が安定して貯留されることになって、吸収シートへの効率的な液移動が妨げられる。
そのため、本発明においては、伸長性シート5として、液保持容量が吸収シート4より少ないものを用いる。
伸長性シートの液保持容量は、吸収シートの液保持容量の60%以下、特に2〜45%であることが、上述の如く、伸張性シート5が獲得した液を素早く下層の吸収シート41に透過できて、しかも逆戻りしない点から好ましい。
伸長性シート及び吸収シートの液保持容量は、以下のように単位重量当たりの液保持量として測定される。
(単位重量当たりの液保持量の測定方法)
ナプキン(吸収性物品)から、伸張性シート5、吸収シート41を夫々取り出す。どちらも適当なサイズに切り出して試験片としてもよい。例えば、幅50mm、長さ150mmに切り出して試験片としてよい。後述するように試験片を2つ折りなど重ならずに遠心分離にかけられるサイズである方が好ましい。
不織布又はナイロンメッシュ等で、試験片が拡げたまま入るサイズの袋を作成し、予め袋の重量を計測しておく。該重量をW0とする。試験片夫々を予め秤量しておく。該重量をW1とする。試験片を該袋に拡げて入れ、過剰量の生理食塩水の入ったバットに1分間浸漬する。この後直ちに(試験片の入った)袋を取り出し、(株)コクサン製遠心分離機H−130Cのバスケット内周に固定し、2000回転/分(895G相当)で10分遠心分離したのち、袋ごと試験片を取り出して重量を測定する。該重量をW2とする。
以上の測定結果より、単位重量当り液保持量は、
液保持量(g/g)=(W2−W1−W0)/W1
で算出することができる。
伸張性シート5の液保持量は、5g/g以下であることが好ましく、3g/g以下であることが更に好ましく、0.4〜2.4g/gの範囲であることが最も好ましい。
一方、吸収シート41の液保持量は、7g/g以上であることが好ましく、10g/g以下であることが更に好ましく、11〜28g/gの範囲であることが最も好ましい。
4)クレム吸水度は素材間の液の移動性と相関し、該クレム吸水度の高い材に液が移動する傾向を有する。従って伸張性シート5のクレム吸水度は、表面シート2から液を引き抜ける程度に高く、且つ吸収シート41にスムーズに液を移動させる程度に低い必要がある。
(クレム吸水度の測定方法)
クレム吸水度は、JIS P8141を下記の通り準用する。
伸張性シート5、吸収シート41をそれぞれ取り出し、製品の方向に合わせて、幅15mm、長さは取れる範囲にカットして試験片とする。
吸収シート41が、複数のシートを重ね合わせて構成されている場合、全てのシートについて個別にクレム吸水度を測定し、最も吸水度の高い材料をもって代表値とすることが好ましい。
試験片切り出しに当たっては、押し切りカッターなど、シートを押しつぶす可能性のある切断方法は、結果に影響を及ぼす可能性が高く、好ましくない。特に幅12mmの切り出し(試験片の長手方向を切り出す時)は、ナイフ、カッター、剃刀等を用いて切断面が潰れないよう切り出す。
以下、JIS P8141に規定する冶具に試験片をセットし、試験液に生理食塩水を用いて、1分後のクレム吸水度を計測する。吸い上げ高さ判別を容易にするため、青色1号やメチレンブルー等の染料で試験液を適宜着色してもよい。
通常、全ての構成部材に対する吸水度は、試験片サイズ(長さ)で測定可能であるが、1分後の吸い上げ高さが万一試験片全長を超える場合、試験片2枚を縦につなぎ合わせて再測定してよい。具体的には継ぎ目で試験片を3mm重ねあわせ、片側からセロハンテープで軽く留めて測定を行う。このときセロハンテープ幅は試験片幅、同長さは20mmとして、貼り付けの影響が極力出ないよう留意する。
以上の測定を3回行い、その平均値をクレム吸水度とする。
伸張性シート5のクレム吸水度は、15〜60mmであることが好ましく、20〜55mmであることが更に好ましい。
一方、吸収シート41のクレム吸水度は、45mm以上であることが好ましく、60mmであることが更に好ましく、65〜120mmであることが最も好ましい。
以上1)〜4)の要件を全て満足することが、体液を速やかに吸収シートに移行し、変形性と吸収性を満足させ、しかも表面がさらっとした吸収性物品を得るうえで最も好ましい形態となるが、中でも1)2)4)の要件は満足な吸収性実現の上で重要である。
また、伸長性シート5は、切れ込み42が開くことによる吸収シート41の伸長やそれによる吸収シート41の変形を妨げることのないように、吸収シート41の長手方向と同方向に容易に伸長することが好ましい。
例えば、伸長性シート5は、吸収シート41(吸収体4)の長手方向と同方向に伸長させたときの荷重50gfにおける伸張率が10%以上であることが好ましく、15〜40%であることがより好ましい。
また、伸長性シート5は、切れ込みが開いて変形した吸収シートを元の状態に復帰させる手助けをし、ナプキン1の身体の動きに対する追従変形性を高めてフィット性や漏れ防止性を向上させる観点、及び繰り返し変形に対して同じ追従性(伸縮特性)を得る観点から、弾性伸縮性を有することが好ましい。
例えば、伸長性シート5は、吸収シート41(吸収体4)の長手方向と同方向に伸長率30%まで伸長させた後の永久歪みが、7%以内であることが好ましく、5%以内であることがより好ましい。
当業者公知の一般的な材料は、50g程度の低荷重での伸張性を有しないため、以下の方法で伸張率を測定する方法が簡便に利用可能である。
(試験片の準備)
測定したい方向を長手方向とし、これと直交する方向を幅方向とし、長手方向12cm×幅1cmとなるようにカットして試験片とする。例えば吸収体長手方向と同方向について測定する場合は長手方向12cm×幅方向1cmとなり、同幅方向について測定する場合は長手方向1cm×幅方向12cmとなる。
(低荷重伸張率の測定)
測定機;オリエンテック(株)製テンシロン引っ張り試験機 RTM100を使用した。
測定条件;チャック間距離10cm
引っ張り速度;100mm/分
引っ張り方向で測定を行い、荷重50gまで引っ張ったところで装置を停止する。
チャートまたはチャック間距離実測で、試験片の長さ変化を読み取り、以下の様に伸張率を計算する。
伸張率(%)=長さ変化量(mm)/元の試験片長さ(mm)×100
また、該永久歪みの測定は前記伸張率測定に引き続き、試験片の回復過程を測定することが最も簡便である。
前記伸張率計測後、直ちに元のチャック間距離までテンシロンを復元する。この時の測定速度100mm/分。
チャートより、引っ張り荷重が0gとなる点を読み取る。完全に伸縮する材料の場合、0gとなるのは0mm伸張の点となり、不完全な伸縮性の材料では手前側(数mm〜数cmの伸びを残した位置)で0gとなる。この0g位置の伸張率を永久歪みとする。即ち、
永久歪み(%)=0g復元時の伸び(mm)/元の試験片長さ(mm)×100
伸長性シートとして用いる不織布としては、従来、この種の物品に用いられている各種公知の伸長性の不織布を用いることができるが、伸長性シートに、好ましい伸縮特性を与え、また吸収シート41への液の良好な移行性を確保する観点から、伸長性シートは、下記不織布A又は下記不織布Bからなることが好ましい。
不織布A:弾性繊維を含むスパンボンド系不織布
不織布B:捲縮繊維を含む不織布からなることが好ましい。
〔不織布A〕
不織布Aにおける弾性繊維としては、熱可塑性エラストマーやゴムなどを原料とする繊維を用いることができる。熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーを挙げることができる。これらの樹脂等からなる弾性繊維は、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。
不織布Aは、上述の如くスパンボンド形成する場合、弾性繊維100%からなるものが好ましい。
一方、弾性スパンボンド層とその他の不織布層を共存させることも可能である。弾性繊維と共存させる他の繊維としては、PET,PP,PE,ナイロン及びこれらの複合繊維等が挙げられ、不織布としては、同様にスパンボンドの他、エアスルー、ヒートロール不織布などが挙げられる。
前記不織布層は、前記弾性スパンボンド層とエンボス、ホットメルト接着剤及びこれらの複合によって伸縮可能に貼り合わされる。伸縮可能に貼り合せるには、前記弾性スパンボンド層伸張状態下に該不織布層を貼り合せるか、或いは、不織布同士を貼り合せた後、各種工法によって部分切断して伸張性を発現させる。部分切断とは、切断がシートの幅方向に連続せず、ドット状またはスリット状の離散的なパターンでなされることを意味する。更に好ましくは切断が(厚み方向に見て)主として非伸縮性の不織布層にのみ選択的になされ、前記弾性スパンボンド層を完全には切断しない形態となっていることを意味する。尚、該非伸縮性不織布層は、該弾性スパンボンド層の両面に貼りあわされていてもよい。
不織布Aにおけるスパンボンド系不織布には、単層のスパンボンド不織布(S)の他、スパンボンド不織布からなる層と他の不織布からなる層を有する多層不織布が含まれる。多層不織布としては、スパンボンド不織布(S)からなる2層間にメルトブロー不織布(M)からなる層を一層又は2層以上有するもの(SMS,SMMS)や、スパンボンド不織布(S)にメルトブロー不織布(M)を積層させたもの(SM)等を挙げることができる。
〔不織布B〕
不織布Bにおける捲縮繊維としては、繊維に機械的に2次又は3次元の捲縮を付与したものを用いることもできるが、熱処理により螺旋状の捲縮を発現した潜在捲縮性繊維を含むことが好ましい。捲縮を発現した潜在捲縮性繊維はコイル状の捲縮状態となっている。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えばエチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。
不織布Bは、捲縮繊維、特に潜在捲縮性繊維を、構成繊維全量中に25質量%以上含むことが好ましく、30〜100質量%含むことがより好ましく、40〜90質量%含むことが更にこのましい。
潜在捲縮性繊維と共存させる他の繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維、及びこれらの複合繊維の他、レーヨン、パルプ、コットン等の親水性繊維等が挙げられる。
製法の観点からは、不織布Bとしては、カード法又はエアレイド法により得た繊維ウエブにエアースルー法で繊維同士の熱融着点を形成したエアースルー不織布、カード法により得た繊維ウエブにヒートロール法で繊維同士の熱融着点を形成したヒートロール不織布、ヒートエンボス不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等の種々の不織布を用いることができる。
潜在捲縮繊維を応用し、嵩密度のあまり高くない伸縮性の不織布を得るためには、所定の繊維組成で堆積した繊維ウェブに、ドット状などの部分的なエンボスを施した後にエアースルー法で加熱し捲縮発現する方法が最も好ましい。
図4に、伸長性シート5を構成する不織布に施すエンボス加工の好ましいエンボスパターンの例を示した。図4(a)〜図4(c)は、不織布Aを構成するスパンボンド系不織布に好ましいエンボスパターンであり、図4(d)は、不織布Bを構成する不織布に好ましいエンボスパターンである。
伸長性シート5は、不織布A又はBでない場合も含めて、親水性であることが好ましい。親水性の不織布は、繊維又は不織布の状態で親水化処理することにより親水性であるものであっても、親水化処理しなくても素材自体が親水性である親水性繊維からなる不織布であっても良い。
本実施形態のナプキン1においては、伸長性シート5と吸収シート41との間及び吸収シート41と裏面シート3との間が、吸収シート41の幅方向中央部Mにおいて該吸収シート41の長手方向に沿って接合されている。また、吸収シート41の長手方向の両側部S,Sそれぞれにおいて、伸長性シート5と吸収シート41との間及び吸収シート41と裏面シート3との間が、切れ込みを跨ぐ接合部が生じないように接合されている。具体的には、吸収シート41は、図3中に符号43で示す部位及び符号44で示す部位において、それぞれ、伸長性シート5及び裏面シート3に接合されている。
伸長性シート5と吸収シート41との間及び吸収シート41と裏面シート3との間の接合は、それぞれ、接着剤による接合が好ましいが、接着剤に代えて、ヒートシール等の他の任意の接合方法を用いることもできる。また、接着剤で接合する場合、スロットコーター等によるべた塗りでも良いが、パターン塗工が好ましい。パターン塗工の塗工パターンの好ましい例としては、スパイラルパターン、ドットパターン、ストライプパターン(縞状パターン)、格子パターン、市松模様状のパターン等が挙げられる。さらに、よれ防止性を向上するため、ナプキンの排泄部中央(本実施形態では図2のII-II線の位置)の1箇所のみにシート状吸収体41,42間を量シート状吸収体に切れ目がない状態の場合固定することが可能である。
本実施形態のナプキン1は、図5に示すように、ショーツ等の下着6(以下、単にショーツともいう)の股下部の内面側(肌対向面側)に固定されて使用される。
ナプキン1を装着する際には、ショーツにナプキン1を固定した後、ショーツを引き上げるが、ショーツを引き上げる際には、先ず、ナプキン1に対して、ナプキン1の幅方向の断面形状を上方に向かって凸に変形させる力が主として加わり、さらに、ナプキン1の長手方向の断面形状を上方に向かって凹に変形させる力が加わる。
本実施形態のナプキン1においては、吸収シート41(吸収体4)の長手方向の両側部S,Sが、吸収シート41の切れ込み42が開くことによって柔軟に伸長するため、ナプキン1に対して、その長手方向の断面形状を上方に向かって凹に変形させるような力が加わったときに、吸収体4の長手方向の両側部S,Sがスムーズに伸長して、吸収体4は、その長手方向の断面が肌当接面側に凹に緩やかに湾曲した形状となり幅方向の断面も肌当接面側に凸に緩やかに湾曲した形状となる。
そのため、吸収体の座屈、特にナプキン(吸収性物品)の幅方向中央部に位置する部分が長手方向に座屈することが防止され、吸収体の座屈により生じる折り目や皺、ヨレ等による違和感や不快感を防止することができる。
しかも、吸収シート41の表面シート2側の面上に、伸長性シート5が配されているため、吸収シート41の両側部が伸長する際に切れ込み42の全体又は一部が開いても、該切れ込み42上の液を、伸長性シート5が、該吸収シート41の他の部位にスムーズに移行させる。そのため、開いた切れ込み42を介して液漏れ等の不都合が生じない。
また、伸長性シート5が長手方向に弾性伸縮性を有していると、ナプキン1の両側部のに伸縮性が付与され、身体の動きに対する追従変形性が向上し、着用者の身体形状にフィットした状態が一層安定に維持される。更に、本実施形態においては、表面シート2及び裏面シート3が何れも吸収体4の長手方向と同方向及び幅方向と同方向に伸縮性を有しており、そのため、着用者の身体形状にフィットした状態がより一層安定に維持される。
尚、本発明の吸収性物品における、表面シート及び裏面シートは、何れも、吸収体の長手方向と同方向に少なくとも伸長性を有していることが好ましい。また、表面シート及び裏面シートは、何れも、吸収体の長手方向と同方向及び吸収体の幅方向と同方向に伸長性を有することがより好ましい。更に、表面シートは、吸収体の長手方向と同方向に伸縮性を有することが好ましく、吸収体の長手方向と同方向及び吸収体の幅方向と同方向に伸縮性を有することが好ましい。
ここで「伸長性を有する」とは、上述した方法により測定した伸張率(長さ変化)が、10%以上であることを意味し、当該伸張率が、20〜40%であることが好ましい。また、「伸縮性を有する」とは、同様に測定した材料の永久歪みが、殆どなくほぼ完全に復元可能であることを意味し、該永久歪みが、5%以内であることが好ましい。
本ナプキン1においては、表面シート2として、熱収縮性繊維を含む第1繊維層と、実質的に熱収縮しない繊維又は前記熱収縮性繊維の収縮開始温度では実質的に熱収縮しない繊維を含む第2繊維層とを積層して部分的に接合させた後、熱風処理により、第1繊維層を収縮させて得た凹凸シートを用いている。この凹凸シートにおいては、第2繊維層が、第1繊維層との接合部以外の部分において突出して凸部を形成している一方、前記接合部が凹部を形成しており、ナプキン1においては、凹凸シートにおける第2繊維層側を、着用者の肌に向けて使用している。この凹凸シートは、収縮した第1繊維層が緻密な層を形成しているため、吸収シート41として、吸水性ポリマーを含むものを使用したときに、切れ込みから吸水性ポリマーが漏れ出しても、ナプキン1の肌当接面に吸水性ポリマーが漏れ出すことを防止できる。熱収縮性繊維は、潜在捲縮性繊維が好ましい。このような凹凸シートとしては、特開2002−187228号公報、特開2003−250836号公報、特開2004−166849号公報、特開2004−202890号公報等に記載のものを用いることがでる。
表面シート2としては、上述した凹凸シートに限られず、この種の物品に従来用いられているものを特に制限なく使用することができる。表面シート2として用い得る好ましい他の伸縮性シートとしては、(a)ウレタン樹脂を用いたスパンボンド不織布を親水化してなる伸縮性シート、(b)ウレタン樹脂を用いたスパンボンド不織布を少なくとも一方向に引き伸ばしておき、それにエアスルー不織布を積層してドット状のエンボスで貼り合わせた後、解放して得られる凹凸不織布、(c)ウレタンやEVA等の弾性樹脂から立体的な開孔を有するフィルムを成形し、それを親水化したもの等が挙げられる。
また、裏面シート3としては、この種の物品に従来用いられているものを特に制限なく使用することができる。裏面シート3として用い得る好ましい伸縮性シートとしては、ウレタンやメタロセン触媒を用いて得られるポリオレフィン樹脂から得られるフィルム等や、ポリエステル系の弾性フィルムが挙げられる。
表面シート2及び/又は裏面シート3として伸長性又は伸縮性のシートを用いる場合、ナプキン1の周縁部11における両者の接合は、伸長性や伸縮性を阻害しない観点からホットメルト型接着剤等の接着剤を介して行うことが好ましい。
本実施形態のナプキン1においては、吸収シート41として、繊維材料及び吸水性ポリマーを含む吸収性シートを用いている。吸収性シートとしては、湿潤状態の吸水性ポリマーに生じる粘着力や別に添加した接着剤や接着性繊維等を介して、吸水性ポリマーを構成繊維に結合させてなるものが、切れ込みからの吸水性ポリマーの脱落が少ない点等から好ましい。
吸収シート41としては、例えば、特開平8−246395号公報記載の方法にて製造された吸収シート、気流に乗せて供給した粉砕パルプ及び吸水性ポリマーを堆積させた後、接着剤(例えば酢酸ビニル系の接着剤、PVA等)で固めた乾式シート、紙や不織布の間にホットメルト接着剤等を塗布した後高吸収性ポリマーを散布して得られた吸収シート、スパンボンド又はメルトブロー不織布製造工程中に高吸収性ポリマーを配合して得られた吸収シート等を用いることができる。これらの吸収シートは、一枚を所定形状に裁断して吸収シートとして用いることができる。また、吸収シートを複数枚貼り合わせて多層シートとするか又は一枚の吸収シートを折り畳むと共にそれらの層間を接着して多層シートとし、そのようにして得た多層シートを、吸収シートとして用いることもできる。
吸収シート41に切れ込みを形成するには、吸収シート41を公知の切断手段により切断すれば良いが、吸水性ポリマーを含む吸収シートを用いる場合は、吸水性ポリマーが漏れ出すのを防止する観点から、吸収シート中に熱可塑性繊維やホットメルト接着剤等の熱融着性材料を含ませておき、切断と同時又は切断の前後に熱融着性材料を溶融させ、溶融した熱融着性材料により、切断面を、吸水性ポリマーが漏れ出さないように封鎖することも好ましい。
本発明は、吸収シートとして比較的剛性の高いものを用いても、吸収体を身体形状に良好にフィットする図5に示すような形状に変形させ得る点で有利である。
比較的剛性の高い吸収体としては、その剛性が30〜300cN、特に50〜200cNのものを挙げることができる。
ここでいう剛性は、以下のようにして測定される。
JIS L1096(一般織物試験方法)に規定された剛軟性測定法に適合した(株)大栄科学精器製作所製:ハンドロメーター試験機を使用する。スロット間を30mmに調整した試料台上に、試験片を、該試験片の測定部位がスロット間の中心に位置するように且つ吸収体の長手方向に沿う該試験片の長さがスロットに直交する方向と一致するようにして、水平に配置する。試験片は試料台に固定しない。試料台の表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から一定速度:200mm/minで下降させる。そして、該試験片を長さ方向前後に押圧したときの指示計(荷重計)が示す最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して剛性値とした。
尚、測定はスリットを含まない部分を用いて行う。
尚、吸収シートは、厚みが1〜5mm、特に1.2〜4mmのものを用いることが好ましく、坪量が40〜250g/m2、特に55〜180g/m2のものを用いることが好ましい。
本発明の好ましい別の実施形態として、伸張性シート5の幅を吸収シート41より幅狭とし、中央に配した実施形態も実施可能である。他の構成要件は上述の実施形態と共通である。
当該実施形態において、中央配置の伸張性シート5は嵩高で親水性のため、吸収した体液をすばやく透過し拡散することが可能であるが、該シート5領域の外側まで拡散しないため、あまり液を拡げずに吸収シート41に透過することができる。
切れ込み42部分の開閉に関らず端部で安定した吸収性を発現する為、第1の実施形態の如く伸張性シート5は体液を(非切れ込み部分の)吸収シート41に伝達する機能を有する。効果的に液伝達可能な好ましい実施形態では、伸張性シート5は切れ込み部42切れ込み深さL2の40%以上の長さをカバーしていることが好ましく、従って好ましい伸張性シート5の幅は吸収体4幅の20%以上、更に好ましくは30〜70%である。
該実施形態において、該伸張性シート5は、最も伸張性を必要とする吸収体両端部(切れ込み42の開口端)に掛からない為、好ましい実施形態1ほどの高い伸張性を必要としない。この場合の好ましい伸張率は50gf荷重時伸長率5%以上であることが好ましく、7〜40%であることがより好ましい。同様に伸張率30%まで伸張させた後の永久歪が13%以内であることが好ましく、8%以内であることが更に好ましい。
該伸張性シート5としては、第1の実施形態に例示された各不織布が最も好適であるが、前述の如く伸張性に対する要件が低い為、以下の不織布も適用可能である。各種熱融着性繊維を用いたエアスルー不織布、ヒートロール不織布やスパンボンド不織布、SMS等に部分的に複数の切れ込み加工を施したもの。この中でも、3次捲縮性の高い熱融着性繊維を用いたエアスルー不織布が効果的である。
この実施形態は、中央部の吸収性が端部より十分に大きいため、低活動度で前後に液が広がりやすい夜用〜長時間用ナプキンに特に適する。
一方、第一の実施形態は、端部まで液が拡がっても吸収シート41にスムーズに液伝達可能で、かつ切れ込み42を元の位置に復元する効果も高いため、高活動度で横漏れが心配な昼用〜昼長時間用ナプキンに特に適する。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず種々変更が可能である。
例えば、吸収シート41の切れ込みは、吸収体の幅方向と平行なものに限られず、図6(a)に示すように、吸収体の幅方向に対して角度を有する切れ込み42であっても良い。吸収体4の幅方向に対する切れ込みの角度は、例えば0°以上45°未満、好ましくは0°以上30°未満とすることができる。
また、吸収シート41の切れ込みは、直線状のもの(スリット)に限られず、図6(b)に示す切れ込み42のように、平面視して細幅三角形状のもの等であっても良い。
また、吸収シート41は、図6(c)に示すように切れ込み42が形成されているものであっても良い。図6(c)における切れ込み42は、吸収シート41の幅の1/2以上の長さを有する。また、上述したナプキン1の吸収体4は、単層の吸収シート41からなるものであったが、吸収シート41が2層以上に積層されてなるものであっても良い。
また、伸長性シート5として、弾性伸縮性を有する不織布を用いた場合、長手方向の両端を把持して引っ張ると該伸長性シートは長手方向に伸びると共に長手方向中央部における幅が減少する。この状態で、吸収体4に重ね合わせ、吸収体4の中央部を囲む環状の接合部(エンボス溝等)で、該吸収体4に固定すると、伸長性シート5の収縮力により、吸収体4が着用者の身体形状にフィットする形状に変形しやすくなるので好ましい。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等であっても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを一部破断して示す斜視図である。 図1のII−II線模式断面図である。 図1に示す生理用ナプキンにおける伸長性シート及び吸収シートを示す図である。 伸長性シートとして用いる不織布に施すエンボス加工の好ましいエンボスパターンを示す平面図である。 図1に示す生理用ナプキンの着用時における変形形状を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態における吸収体を示す平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収シート
42 切れ込み
5 伸長性シート
6 ショーツ(下着)

Claims (5)

  1. 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体を具備する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収シートからなり、該吸収シートは、長手方向の両側縁それぞれから幅方向の内方に向かって延びる切れ込みを有しており、
    前記吸収シートの前記表面シート側の面上に、該吸収シートよりも液保持容量が少ない不織布製の伸長性シートが配されている、吸収性物品。
  2. 前記伸長性シートは、該シートを前記吸収体の長手方向と同方向に伸長させたとき、荷重50gfにおける伸張率10%以上である、請求項1又は2記載の吸収性物品。
  3. 前記伸長性シートが、弾性繊維を含むスパンボンド系不織布からなるか、捲縮繊維を含む不織布からなる、請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記伸長性シートを構成する不織布は、エンボス加工が施されている、請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シート及び前記裏面シートそれぞれが、少なくとも前記吸収体の長手方向と同方向に伸長性を有している、請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
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