JP2009153736A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、液透過性の表面シート2、裏面シート3及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体4を具備する。前記吸収体4は、吸収シート41からなり、該吸収シート41は、長手方向の両側縁それぞれから幅方向の内方に向かって延びる切れ込み42を有している。吸収シート41の表面シート側の面上に、該吸収シート41よりも液保持容量が少ない不織布製の伸長性シート5が配されている。
【選択図】図5
Description
また、生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体として使用できる、薄型で吸収容量の大きい吸収性シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献2記載の吸収性シートは、同じ薄さであれば、飛散状態で供給した粉砕パルプを吸引堆積させてなる吸収体に比して剛性が高くなる傾向にあるため、着用時に大きく変形する吸収性物品に使用した場合には、該物品の幅方向中央部に位置する部分が長手方向に座屈し、それにより生じる折り目や皺、ヨレ等が、着用者に、硬いものが当たるような違和感や、ごわごわする感触を与える等の不都合がある。
本実施形態の生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性(難透過性も含む概念)の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に介在された縦長の吸収体4を具備する。ナプキン1における吸収体4の長手方向は、ナプキン1を着用したときの着用者の前後方向と一致し、ナプキン1の長手方向とも一致している。
表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の周縁から延出した部分が、ナプキン1の周縁部11において互いに接合されている。ナプキン1の裏面シート3側の面(非肌当接面)には、ショーツ等の下着に固定するための粘着部(図示略)が設けられている。
本実施形態における切れ込み42は、吸収シート41の長手方向の両側部それぞれに、所定の間隔を設けて間欠的に複数形成されている。また、本実施形態における切れ込み42は、スリット状をなし、吸収体4の幅方向と略平行に形成されている。
吸収シート41において、吸収体4の長手方向において隣り合う切れ込み42,42間の間隔L1(図3参照)は、1〜7cmであることが好ましく、より好ましくは1.5〜5cmである。
また、吸収シート41において、長手方向片側の切れ込みの本数(図3には3本図示)は、2〜50本が好ましく、3〜30本がより好ましい。より具体的な例を示せば、吸収体4の全長L(図3参照)が、8〜20cmの場合、吸収シート41の片側の切れ込みの本数は2〜20本、特に3〜15本程度が好ましい。
伸長性シート5は、非伸長状態の吸収シート41と略同形状をなしており、少なくとも、吸収シート41(吸収体4)の長手方向と同方向に伸長性を有している。
また一方、吸収シート41の切れ込み42が開いた状態においては、該伸張性シートが一時保持した液が、吸収シート41対向面では速やかに下層(吸収シート)に移行する。一方開いた切れ込み42に対向する部分では、液は一旦該伸張性シートに保持されるが、前記吸収シート41対向部の液移動で(その部分の液量がほぼ0となり、一方切れ込み42上部では依然として液保持するため)該伸張性シート5内に液量の差を生じる為液の再分配が起こり(即ち水平拡散する)、逐次前記吸収シート対向部へ液移動する為、吸収した液は吸収シート41の切れ込み部42を回避して吸収シート41に移行する。これは、該伸張性シート5の液の一時保持性と液移行性(水平・垂直両方向)による。
伸長性シート5のこれらの性質は、以下のシート特性によって得られる。
1)シート全体に親水性を有する。後述する様に、伸張性発現可能に繊維集合がなされるため、該伸張性シート5は(吸収シートと比較して)以下の特徴を有する。2)嵩密度が低い、3)液保持容量が低い、4)クレム吸水度が低い。
一方、該吸収シート41の嵩密度は、0.08g/cm3以上であり、かつ伸張性シート5より高密度であることが好ましく、0.1g/cm3以上であることが更に好ましく、0.125g/cm3より高密度であることが最も好ましい。
そのため、本発明においては、伸長性シート5として、液保持容量が吸収シート4より少ないものを用いる。
伸長性シートの液保持容量は、吸収シートの液保持容量の60%以下、特に2〜45%であることが、上述の如く、伸張性シート5が獲得した液を素早く下層の吸収シート41に透過できて、しかも逆戻りしない点から好ましい。
(単位重量当たりの液保持量の測定方法)
ナプキン(吸収性物品)から、伸張性シート5、吸収シート41を夫々取り出す。どちらも適当なサイズに切り出して試験片としてもよい。例えば、幅50mm、長さ150mmに切り出して試験片としてよい。後述するように試験片を2つ折りなど重ならずに遠心分離にかけられるサイズである方が好ましい。
不織布又はナイロンメッシュ等で、試験片が拡げたまま入るサイズの袋を作成し、予め袋の重量を計測しておく。該重量をW0とする。試験片夫々を予め秤量しておく。該重量をW1とする。試験片を該袋に拡げて入れ、過剰量の生理食塩水の入ったバットに1分間浸漬する。この後直ちに(試験片の入った)袋を取り出し、(株)コクサン製遠心分離機H−130Cのバスケット内周に固定し、2000回転/分(895G相当)で10分遠心分離したのち、袋ごと試験片を取り出して重量を測定する。該重量をW2とする。
以上の測定結果より、単位重量当り液保持量は、
液保持量(g/g)=(W2−W1−W0)/W1
で算出することができる。
一方、吸収シート41の液保持量は、7g/g以上であることが好ましく、10g/g以下であることが更に好ましく、11〜28g/gの範囲であることが最も好ましい。
(クレム吸水度の測定方法)
クレム吸水度は、JIS P8141を下記の通り準用する。
伸張性シート5、吸収シート41をそれぞれ取り出し、製品の方向に合わせて、幅15mm、長さは取れる範囲にカットして試験片とする。
吸収シート41が、複数のシートを重ね合わせて構成されている場合、全てのシートについて個別にクレム吸水度を測定し、最も吸水度の高い材料をもって代表値とすることが好ましい。
試験片切り出しに当たっては、押し切りカッターなど、シートを押しつぶす可能性のある切断方法は、結果に影響を及ぼす可能性が高く、好ましくない。特に幅12mmの切り出し(試験片の長手方向を切り出す時)は、ナイフ、カッター、剃刀等を用いて切断面が潰れないよう切り出す。
以下、JIS P8141に規定する冶具に試験片をセットし、試験液に生理食塩水を用いて、1分後のクレム吸水度を計測する。吸い上げ高さ判別を容易にするため、青色1号やメチレンブルー等の染料で試験液を適宜着色してもよい。
通常、全ての構成部材に対する吸水度は、試験片サイズ(長さ)で測定可能であるが、1分後の吸い上げ高さが万一試験片全長を超える場合、試験片2枚を縦につなぎ合わせて再測定してよい。具体的には継ぎ目で試験片を3mm重ねあわせ、片側からセロハンテープで軽く留めて測定を行う。このときセロハンテープ幅は試験片幅、同長さは20mmとして、貼り付けの影響が極力出ないよう留意する。
以上の測定を3回行い、その平均値をクレム吸水度とする。
一方、吸収シート41のクレム吸水度は、45mm以上であることが好ましく、60mmであることが更に好ましく、65〜120mmであることが最も好ましい。
例えば、伸長性シート5は、吸収シート41(吸収体4)の長手方向と同方向に伸長させたときの荷重50gfにおける伸張率が10%以上であることが好ましく、15〜40%であることがより好ましい。
例えば、伸長性シート5は、吸収シート41(吸収体4)の長手方向と同方向に伸長率30%まで伸長させた後の永久歪みが、7%以内であることが好ましく、5%以内であることがより好ましい。
(試験片の準備)
測定したい方向を長手方向とし、これと直交する方向を幅方向とし、長手方向12cm×幅1cmとなるようにカットして試験片とする。例えば吸収体長手方向と同方向について測定する場合は長手方向12cm×幅方向1cmとなり、同幅方向について測定する場合は長手方向1cm×幅方向12cmとなる。
(低荷重伸張率の測定)
測定機;オリエンテック(株)製テンシロン引っ張り試験機 RTM100を使用した。
測定条件;チャック間距離10cm
引っ張り速度;100mm/分
引っ張り方向で測定を行い、荷重50gまで引っ張ったところで装置を停止する。
チャートまたはチャック間距離実測で、試験片の長さ変化を読み取り、以下の様に伸張率を計算する。
伸張率(%)=長さ変化量(mm)/元の試験片長さ(mm)×100
前記伸張率計測後、直ちに元のチャック間距離までテンシロンを復元する。この時の測定速度100mm/分。
チャートより、引っ張り荷重が0gとなる点を読み取る。完全に伸縮する材料の場合、0gとなるのは0mm伸張の点となり、不完全な伸縮性の材料では手前側(数mm〜数cmの伸びを残した位置)で0gとなる。この0g位置の伸張率を永久歪みとする。即ち、
永久歪み(%)=0g復元時の伸び(mm)/元の試験片長さ(mm)×100
不織布A:弾性繊維を含むスパンボンド系不織布
不織布B:捲縮繊維を含む不織布からなることが好ましい。
不織布Aにおける弾性繊維としては、熱可塑性エラストマーやゴムなどを原料とする繊維を用いることができる。熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーを挙げることができる。これらの樹脂等からなる弾性繊維は、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。
一方、弾性スパンボンド層とその他の不織布層を共存させることも可能である。弾性繊維と共存させる他の繊維としては、PET,PP,PE,ナイロン及びこれらの複合繊維等が挙げられ、不織布としては、同様にスパンボンドの他、エアスルー、ヒートロール不織布などが挙げられる。
前記不織布層は、前記弾性スパンボンド層とエンボス、ホットメルト接着剤及びこれらの複合によって伸縮可能に貼り合わされる。伸縮可能に貼り合せるには、前記弾性スパンボンド層伸張状態下に該不織布層を貼り合せるか、或いは、不織布同士を貼り合せた後、各種工法によって部分切断して伸張性を発現させる。部分切断とは、切断がシートの幅方向に連続せず、ドット状またはスリット状の離散的なパターンでなされることを意味する。更に好ましくは切断が(厚み方向に見て)主として非伸縮性の不織布層にのみ選択的になされ、前記弾性スパンボンド層を完全には切断しない形態となっていることを意味する。尚、該非伸縮性不織布層は、該弾性スパンボンド層の両面に貼りあわされていてもよい。
不織布Bにおける捲縮繊維としては、繊維に機械的に2次又は3次元の捲縮を付与したものを用いることもできるが、熱処理により螺旋状の捲縮を発現した潜在捲縮性繊維を含むことが好ましい。捲縮を発現した潜在捲縮性繊維はコイル状の捲縮状態となっている。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えばエチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。
不織布Bは、捲縮繊維、特に潜在捲縮性繊維を、構成繊維全量中に25質量%以上含むことが好ましく、30〜100質量%含むことがより好ましく、40〜90質量%含むことが更にこのましい。
潜在捲縮性繊維と共存させる他の繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維、及びこれらの複合繊維の他、レーヨン、パルプ、コットン等の親水性繊維等が挙げられる。
潜在捲縮繊維を応用し、嵩密度のあまり高くない伸縮性の不織布を得るためには、所定の繊維組成で堆積した繊維ウェブに、ドット状などの部分的なエンボスを施した後にエアースルー法で加熱し捲縮発現する方法が最も好ましい。
伸長性シート5と吸収シート41との間及び吸収シート41と裏面シート3との間の接合は、それぞれ、接着剤による接合が好ましいが、接着剤に代えて、ヒートシール等の他の任意の接合方法を用いることもできる。また、接着剤で接合する場合、スロットコーター等によるべた塗りでも良いが、パターン塗工が好ましい。パターン塗工の塗工パターンの好ましい例としては、スパイラルパターン、ドットパターン、ストライプパターン(縞状パターン)、格子パターン、市松模様状のパターン等が挙げられる。さらに、よれ防止性を向上するため、ナプキンの排泄部中央(本実施形態では図2のII-II線の位置)の1箇所のみにシート状吸収体41,42間を量シート状吸収体に切れ目がない状態の場合固定することが可能である。
ナプキン1を装着する際には、ショーツにナプキン1を固定した後、ショーツを引き上げるが、ショーツを引き上げる際には、先ず、ナプキン1に対して、ナプキン1の幅方向の断面形状を上方に向かって凸に変形させる力が主として加わり、さらに、ナプキン1の長手方向の断面形状を上方に向かって凹に変形させる力が加わる。
そのため、吸収体の座屈、特にナプキン(吸収性物品)の幅方向中央部に位置する部分が長手方向に座屈することが防止され、吸収体の座屈により生じる折り目や皺、ヨレ等による違和感や不快感を防止することができる。
しかも、吸収シート41の表面シート2側の面上に、伸長性シート5が配されているため、吸収シート41の両側部が伸長する際に切れ込み42の全体又は一部が開いても、該切れ込み42上の液を、伸長性シート5が、該吸収シート41の他の部位にスムーズに移行させる。そのため、開いた切れ込み42を介して液漏れ等の不都合が生じない。
表面シート2及び/又は裏面シート3として伸長性又は伸縮性のシートを用いる場合、ナプキン1の周縁部11における両者の接合は、伸長性や伸縮性を阻害しない観点からホットメルト型接着剤等の接着剤を介して行うことが好ましい。
比較的剛性の高い吸収体としては、その剛性が30〜300cN、特に50〜200cNのものを挙げることができる。
ここでいう剛性は、以下のようにして測定される。
JIS L1096(一般織物試験方法)に規定された剛軟性測定法に適合した(株)大栄科学精器製作所製:ハンドロメーター試験機を使用する。スロット間を30mmに調整した試料台上に、試験片を、該試験片の測定部位がスロット間の中心に位置するように且つ吸収体の長手方向に沿う該試験片の長さがスロットに直交する方向と一致するようにして、水平に配置する。試験片は試料台に固定しない。試料台の表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から一定速度:200mm/minで下降させる。そして、該試験片を長さ方向前後に押圧したときの指示計(荷重計)が示す最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して剛性値とした。
尚、測定はスリットを含まない部分を用いて行う。
当該実施形態において、中央配置の伸張性シート5は嵩高で親水性のため、吸収した体液をすばやく透過し拡散することが可能であるが、該シート5領域の外側まで拡散しないため、あまり液を拡げずに吸収シート41に透過することができる。
切れ込み42部分の開閉に関らず端部で安定した吸収性を発現する為、第1の実施形態の如く伸張性シート5は体液を(非切れ込み部分の)吸収シート41に伝達する機能を有する。効果的に液伝達可能な好ましい実施形態では、伸張性シート5は切れ込み部42切れ込み深さL2の40%以上の長さをカバーしていることが好ましく、従って好ましい伸張性シート5の幅は吸収体4幅の20%以上、更に好ましくは30〜70%である。
該実施形態において、該伸張性シート5は、最も伸張性を必要とする吸収体両端部(切れ込み42の開口端)に掛からない為、好ましい実施形態1ほどの高い伸張性を必要としない。この場合の好ましい伸張率は50gf荷重時伸長率5%以上であることが好ましく、7〜40%であることがより好ましい。同様に伸張率30%まで伸張させた後の永久歪が13%以内であることが好ましく、8%以内であることが更に好ましい。
該伸張性シート5としては、第1の実施形態に例示された各不織布が最も好適であるが、前述の如く伸張性に対する要件が低い為、以下の不織布も適用可能である。各種熱融着性繊維を用いたエアスルー不織布、ヒートロール不織布やスパンボンド不織布、SMS等に部分的に複数の切れ込み加工を施したもの。この中でも、3次捲縮性の高い熱融着性繊維を用いたエアスルー不織布が効果的である。
一方、第一の実施形態は、端部まで液が拡がっても吸収シート41にスムーズに液伝達可能で、かつ切れ込み42を元の位置に復元する効果も高いため、高活動度で横漏れが心配な昼用〜昼長時間用ナプキンに特に適する。
例えば、吸収シート41の切れ込みは、吸収体の幅方向と平行なものに限られず、図6(a)に示すように、吸収体の幅方向に対して角度を有する切れ込み42であっても良い。吸収体4の幅方向に対する切れ込みの角度は、例えば0°以上45°未満、好ましくは0°以上30°未満とすることができる。
また、吸収シート41の切れ込みは、直線状のもの(スリット)に限られず、図6(b)に示す切れ込み42のように、平面視して細幅三角形状のもの等であっても良い。
また、伸長性シート5として、弾性伸縮性を有する不織布を用いた場合、長手方向の両端を把持して引っ張ると該伸長性シートは長手方向に伸びると共に長手方向中央部における幅が減少する。この状態で、吸収体4に重ね合わせ、吸収体4の中央部を囲む環状の接合部(エンボス溝等)で、該吸収体4に固定すると、伸長性シート5の収縮力により、吸収体4が着用者の身体形状にフィットする形状に変形しやすくなるので好ましい。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収シート
42 切れ込み
5 伸長性シート
6 ショーツ(下着)
Claims (5)
- 液透過性の表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された縦長の吸収体を具備する吸収性物品であって、
前記吸収体は、吸収シートからなり、該吸収シートは、長手方向の両側縁それぞれから幅方向の内方に向かって延びる切れ込みを有しており、
前記吸収シートの前記表面シート側の面上に、該吸収シートよりも液保持容量が少ない不織布製の伸長性シートが配されている、吸収性物品。 - 前記伸長性シートは、該シートを前記吸収体の長手方向と同方向に伸長させたとき、荷重50gfにおける伸張率10%以上である、請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記伸長性シートが、弾性繊維を含むスパンボンド系不織布からなるか、捲縮繊維を含む不織布からなる、請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記伸長性シートを構成する不織布は、エンボス加工が施されている、請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
- 前記表面シート及び前記裏面シートそれぞれが、少なくとも前記吸収体の長手方向と同方向に伸長性を有している、請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
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