JP2009153282A - バックアップ電源およびその制御方法 - Google Patents

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利一 北野
Takahisa Masashiro
尊久 正代
Akihiro Miyasaka
明宏 宮坂
Akira Yamashita
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Abstract

【課題】コストとスペースを節約し、安定した直流電力を供給するバックアップ電源およびその制御方法を提供すること。
【解決手段】商用電源1から入力した交流電力を直流電力に変換する整流器2と、組電池4を充電する充電器3と、組電池4が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧してして出力する放電器5とから構成されるバックアップ電源であって、商用電源1が有効であるとき、整流器2から出力される電力が負荷6へ供給され、充電器3は整流器2から出力される電力を用いて組電池4の充電を行い、商用電源1が停電のとき、整流器2は直流電力を出力せず、組電池4の電力が放電器5を介して、そのまま、あるいは昇圧されて負荷6へ供給されることを特徴とするバックアップ電源を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明はバックアップ電源およびその制御方法に関し、交流電力を直流電力へ変換して負荷へ供給する、特に、蓄電池を備えて停電時のバックアップを行うバックアップ電源およびその制御方法に関する。
一般に、直流負荷装置へ電力を供給する電源システムでは、商用交流電力を受け、直流48Vなどの直流電力を出力する整流器が用いられている。さらに、商用電力が停電した場合でも負荷装置への給電を継続するために、整流器の出力に蓄電池と、蓄電池を充電するための充電器を備えている。蓄電池を直流電源システムに適用する場合には、通常、単セルと呼ばれる1本の蓄電池を複数個直列にしたものを1つ以上並列接続した組電池を用いる。
下記特許文献1、2、3には、複数の組電池と、充電制御手段と、放電制御手段とを備えた電源装置が記載され、特許文献1には、組電池の製造日付に基づいて組電池使用可能期間を算出して組電池交換日付を表示することが記載され、特許文献2には、組電池の放電容量試験を実行する電池監視手段を設けることが記載され、特許文献3には、前記電池監視手段が組電池の残存容量を算出し、その結果に基づいて当該組電池の補充電時期を決定することが記載されている。
特開2004−119112号公報 特開2004−120856号公報 特開2004−120857号公報
整流装置と蓄電池、充電器および放電器を組み合わせた直流バックアップ電源システムを図5に示す。図5において、商用電源1の交流電力は整流器2に供給され、整流器2は交流電力を所定の直流電力に変換して充電器3と負荷6へ供給している。複数の電池を接続して組電池4を構成して、これを1系列とし、6系列を搭載する。
組電池4はそれぞれ、商用電源1が有効であるときは充電器3を介して充電され、商用電源1の停電時に放電器5を介して負荷への放電を行う。
負荷6は直流48V負荷であり、電圧許容範囲は57V〜40.5Vである。この範囲を越える電圧が印加されると負荷装置が故障する可能性があり、また許容範囲を下回ると負荷装置の動作が停止する。このため、整流器2および放電器5は負荷6が許容する電圧を出力する必要がある。商用電源1が有効であるときは整流器2から負荷6への給電が行われ、商用電源1の停電時に組電池4から放電器5を介して負荷6へ給電を行うため、放電器5の出力電圧は整流器2の出力電圧よりも低く設定される。
整流器2の出力電圧を55V、組電池4をニッケル水素蓄電池セル(定格1.2V、100Ah)を36セル直列接続してなる組電池(定格43.2V、100Ah)とする。
充電器3は、充電時に一定電流(20A)を出力し、満充電を検知して出力を停止する、いわゆる間欠充電を行っている。ニッケル水素蓄電池セルの電圧は、満充電時には1.6Vに達し、放電の可能な最低電圧(最低放電電圧)は1.0Vである。つまり、満充電時には組電池4の電圧は57.6Vに達し、また組電池4の最低放電電圧は36Vである。このように、組電池4の使用範囲が負荷6の許容電圧範囲を上下ともに逸脱しているため、放電器5は昇降圧型のDC/DCコンバータである必要がある。放電器5は、組電池4の電圧が54Vを上回るときは降圧動作により出力電圧を54Vに維持し(降圧モード)、54V以下であるときは入力電圧をそのまま出力し(直結モード)、42V以下であるときは昇圧動作により出力電圧を42Vに維持する(昇圧モード)。
放電器5は降圧と昇圧の両方の機能を有するため、降圧回路と昇圧回路の2つの回路が必要であり、放電器の複雑化やコストとスペースの増加の要因となり、また、直結モードでも降圧回路、昇圧回路を経由するため、損失を増大させるという問題がある。解決方法としては、降圧あるいは昇圧時にそれぞれの回路だけを通過させて出力し、さらに直結モードでは別のバイパス回路を介して出力する方法があるが、回路の切替時に出力電圧が瞬間的に変動して出力電圧が不安定化する要因となる。
前記の問題は、ニッケル水素蓄電池システムの場合に限らず、鉛蓄電池やリチウムイオン電池などの二次電池を組み合わせてなる組電池を有する直流バックアップ電源システムにおいても生じる問題である。
本発明は前記の、昇降圧型の放電器により、回路の複雑化、コストとスペースの増加、出力電圧の不安定化があるという問題に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、コストとスペースを節約し、安定した直流電力を供給するバックアップ電源およびその制御方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源の制御方法であって、前記負荷の許容上限電圧および許容下限電圧を、それぞれ、VおよびVとするとき、前記整流器の出力電圧Vrと、前記放電器の出力電圧に関連する電圧Vdとを、関係式:
≧Vr≧Vd≧V
が成立するように選び、前記放電器の出力電圧がVdを下回らないように制御することを特徴とする、バックアップ電源の制御方法を構成する。
また、本発明においては、請求項2に記載のように、
1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源であって、前記放電器には、前記組電池と前記負荷との間を結ぶプラス側の電路とマイナス側の電路とが設けられ、該2つの電路の一方の電路に、前記組電池に近い側にリアクトルが、前記負荷に近い側に、前記組電池から前記負荷へ電力が供給される向きのダイオードが、それぞれ、挿入され、前記リアクトルと前記ダイオードとの間の電路と他方の電路との間にスイッチング素子が挿入され、前記ダイオードよりも前記負荷側にある電路と他方の電路との間にコンデンサが挿入されていることを特徴とするバックアップ電源を構成する。
また、本発明においては、請求項3に記載のように、
1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源であって、前記負荷の許容上限電圧および許容下限電圧を、それぞれ、VおよびVとするとき、前記整流器の出力電圧Vrと、前記放電器の出力電圧に関連する電圧Vdと、前記組電池の充電最高電圧Vmaxと、前記組電池の最低放電電圧Vminとが、関係式:
≧Vr≧Vd≧V
および関係式:
Vr≧Vmax≧Vd≧Vmin
が成立するように選ばれ、前記放電器の出力電圧がVdを下回らないように制御されることを特徴とするバックアップ電源を構成する。
また、本発明においては、請求項4に記載のように、
1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源の制御方法であって、前記負荷の許容上限電圧および許容下限電圧を、それぞれ、VおよびVとするとき、前記整流器の出力電圧Vrと、前記放電器の出力電圧に関連する電圧Vdと、前記組電池の充電最高電圧Vmaxと、前記組電池の最低放電電圧Vminとを、関係式:
≧Vr≧Vd≧V
および関係式:
Vr≧Vmax≧Vd≧Vmin
が成立するように選び、前記放電器の出力電圧がVdを下回らないように制御することを特徴とする、バックアップ電源の制御方法を構成する。
また、本発明においては、請求項5に記載のように、
請求項2または3に記載のバックアップ電源において、複数の前記組電池が、それぞれと対をなす前記放電器を介して、前記整流器から前記負荷への給電線に並列接続されていることを特徴とするバックアップ電源を構成する。
また、本発明においては、請求項6に記載のように、
請求項1または4に記載のバックアップ電源の制御方法において、複数の前記組電池が、それぞれと対をなす前記放電器を介して、前記整流器から前記負荷への給電線に並列接続されていることを特徴とするバックアップ電源の制御方法を構成する。
本発明に係るバックアップ電源を構成することによって、放電器の回路が簡素化され、コストとスペースの削減が可能となり、また放電器のモード切替時の出力電圧は、瞬間的な変動無しに、連続的に変化するため出力電圧が安定化する。
本発明に係るバックアップ電源においては、組電池の充電最高電圧を負荷の許容上限電圧以下の整流器出力電圧以下とし、放電器を昇圧回路のみで構成し、昇圧が必要な場合だけ昇圧動作させて他は直結動作させる。
以下に、本発明の実施の形態について、蓄電池がニッケル水素蓄電池であるバックアップ電源である場合を例として説明するが、本発明はこれに限られるものではない。
<実施の形態例1>
図1は、本発明の実施の形態例を説明する図である。図において、商用電源1から入力した交流電力を直流電力に変換する整流器2と、組電池4を充電する充電器3と、組電池4が出力する電力を変換して負荷6へ出力する放電器5とから、バックアップ電源が構成されている。
商用電源1が有効であるとき、整流器2から出力される電力が負荷6へ供給され、充電器3は整流器2から出力される電力を用いて組電池4の充電を行う。
商用電源1が停電のとき、整流器2は直流電力を出力せず、組電池4の電力が放電器5を介して負荷6へ供給される。
充電器3は、充電を開始する信号を受信したとき、組電池4の一定電流(20A)による充電を開始し、満充電を検知して充電を終了する。
負荷6の許容電圧範囲は、57V(V)〜40.5V(V)、すなわち許容上限電圧:V=57V、許容下限電圧:V=40.5Vであり、整流器2および放電器5の出力電圧は、少なくともこの範囲内である必要がある。商用電源1からの給電を優先するため、整流器2の出力電圧は放電器5の出力電圧よりも高く設定する。ここでは、整流器2の出力電圧を55V(Vr)とする。放電器5は、整流器2の出力電圧より低く、かつ負荷6の許容電圧範囲にある電圧を出力する必要があるが、放電器5でどのような動作が必要であるかは、組電池4の使用電圧範囲により決まる。
組電池4は、ニッケル水素蓄電池セル(定格1.2V、100Ah)を複数直列接続して構成した組電池である。組電池4は、充電器3により充電されるが、充電に伴って電池電圧が上昇し、充電末期においては1セル当り1.6Vに達する。また、組電池4は放電に伴って電圧が低下し、1セル当りの電圧が1.0Vに達するまで可能である。この電圧を下回って放電継続した場合にはニッケル水素蓄電池の劣化が促進されるため放電を禁止する必要がある。つまり、ニッケル水素蓄電池セルの使用電圧範囲は、1.6V(充電末期電圧)〜1.0V(最低放電電圧)である。
組電池4を構成するニッケル水素蓄電池セルの直列数によって、組電池4の使用電圧範囲が決定されるが、以下のように直列数の設定よって放電器5に必要な機能が大きく変化する。
(ケース1)
60セル直列の場合。使用電圧範囲は96V(充電最高電圧Vmax)〜60V(最低放電電圧Vmin)であり、負荷6の許容電圧範囲を超えている。よって、放電器5は組電池4の電圧によらず常に降圧動作を行い出力電圧を54Vに維持するものである必要がある。
(ケース2)
40セル直列の場合。使用電圧範囲は64V(充電最高電圧Vmax)〜40V(最低放電電圧Vmin)であり、負荷6の許容電圧範囲が使用電圧範囲に含まれているため、降圧も昇圧も必要としない場合がある。放電器5の最高出力電圧を54Vとし、出力電圧が54Vを上回ろうとするときは出力電圧を54Vに維持し、組電池4の電圧が低く出力電圧が54V以下であるときは降圧動作をしないことによって組電池4が出力する電力をそのまま負荷6へ供給することができる。負荷6の最低許容電圧(40.5V)が組電池4の最低放電電圧(40V)より高いが、40.5Vから40Vまでの放電容量は実用上ほとんど無視できるため、この領域での昇圧は不要である。
(ケース3)
33セル直列の場合。使用電圧範囲は52.8V(充電最高電圧Vmax)〜33V(最低放電電圧Vmin)となる。この場合にも、負荷6の許容電圧範囲の一部が、この使用電圧範囲に含まれている。放電器5は、出力電圧が42Vを超えているときは昇圧動作をしないことによって組電池4が出力する電力をそのまま負荷6へ供給し、42Vを下回ろうとするときは昇圧動作により出力電圧を42Vに維持する。このケースにおける放電器5の最低出力電圧42Vは、放電器5の出力から負荷6への電圧降下(1.5V)を考慮した値である。
以上3つのケースのうち、ケース1では、放電器5は常時降圧であり、ケース2では、組電池4の電圧が高い場合のみ降圧で他は組電池4をそのまま出力し、ケース3では組電池4の電圧が低い場合のみ昇圧で他は組電池4をそのまま出力する。
放電効率を高めるためには、ケース2あるいは3のように、組電池4をそのまま出力できる場合があるのが望ましい。この2つのケースの違いは、組電池4の電圧が負荷6の許容範囲を逸脱したときに放電器5で昇圧と降圧のどちらを用いるかということである。
放電器5が降圧、昇圧の機能を有するには、例えば、それぞれ図3(降圧)、図4(昇圧)の回路が必要である。降圧回路(図3)、昇圧回路(図4)は、それぞれリアクトル7、コンデンサ8、ダイオード9、スイッチング素子10、および制御部11から構成されている。
この場合に、スイッチング素子10a、10bは電界効果トランジスタ(FFT)であるが、それらはエンハンスメント型であるとする。エンハンスメント型FETとは、ゲート−ソース間に電位差がないときはドレイン−ソース間が開放であり、ゲート−ソース間の電位差増加にしたがってドレイン−ソース間の抵抗が減少し、一定の電位差以上では導通とみなすことができるスイッチング素子である。
制御部11は、出力電圧を監視し、降圧回路(図3)においては出力電圧が上限値を上回らないように、昇圧回路(図4)においては出力電圧が下限値を下回らないように、スイッチング素子10へのPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号にかかるデューティー比を設定する。ここで、デューティー比とは、PWM信号のON時間の比率のことであり、スイッチング素子10a、10bがエンハンスメント型であるので、両回路のいずれにおいても、デューティー比を下げる(OFF時間の比率を上げる)ことにより出力電圧は低下し、デューティー比を上げる(ON時間の比率を上げる)ことにより出力電圧は上昇する。ただし、昇圧回路の場合には、デューティー比は必ず100%よりも低いものとする。降圧回路(図3)においては、出力電圧が上限値を上回ろうとするときにデューティー比を下げる制御を行い、昇圧回路(図4)においては、出力電圧が下限値を下回ろうとするときにデューティー比を上げる制御を行う。
降圧回路(図3)において、降圧する必要がない場合(ケース2で組電池4の電圧が低い場合)は、スイッチング素子10aを導通(デューティー比=100%)に維持することによって、降圧動作をせずに組電池4からの入力をそのまま負荷6へ出力することができる。
また、昇圧回路(図4)において、昇圧する必要がない場合(ケース3で組電池4の電圧が高い場合)は、スイッチング素子10bを開放(デューティー比=0)に維持することによって、昇圧動作をせずに組電池4からの入力をそのまま負荷6へ出力することができる。
降圧回路(図3)の動作は、降圧回路の出力電圧が、予め定めた上限値を上回ろうとするとき、スイッチング素子10aのスイッチング動作によりデューティー比が下げられ、降圧され出力電圧は上限値に維持される。出力電圧が上限値以下であるときは、スイッチング素子10aはスイッチング動作ではなく導通(デューティー比100%)に維持されることにより、組電池4を負荷6へそのまま接続(直結)する。よって、降圧から直結に変化するときの出力電圧は、瞬間的な変動無しに、連続となる。
昇圧回路(図4)の動作は、昇圧回路の出力電圧が、予め定めた下限値を下回ろうとするとき、スイッチング素子10bのスイッチング動作によりデューティー比が上げられ、昇圧され出力電圧は下限値に維持される。出力電圧が下限値以上であるときは、スイッチング素子10bはスイッチング動作ではなく開放(デューティー比0)に維持されることにより、組電池4を負荷6へそのまま接続(直結)する。これによって、放電器5の出力電圧が予め定めた下限値(下記のVd)を下回らないように制御することが可能となる。また、直結から昇圧に変化するときに出力電圧は、瞬間的な変動無しに、連続となる。
商用電源1の停電時に、組電池4は放電器5を介して放電するが、放電初期において、降圧回路(図3)を用いるケース2では降圧動作であり、昇圧回路(図4)を用いるケース3では直結動作である。降圧動作中(降圧回路、図3)は、スイッチング動作の故障により放電の停止や過電圧出力が起こる可能性があるが、直結動作(昇圧回路、図4)ではスイッチング素子10bを開放とするのみであるため制御が簡単であり、直結動作の方が給電信頼度は高い。
つまり、放電効率を高めるために、放電動作中の一部で降圧あるいは昇圧をして他は直結とする方法が有効であるが、昇圧回路を用いる方が、放電初期における放電器の故障確率が低いこと、また一般に短時間の停電ほど頻度が高いことから、給電信頼性の向上につながる。
また、降圧回路(図3)では、スイッチング素子10aが故障により短絡した場合、降圧されない組電池4の電圧が負荷6へ出力され、許容されない高電圧の出力により負荷装置を故障させる可能性があるが、昇圧回路(図4)では、スイッチング素子10bが故障により短絡しても放電器内の故障にとどまり、過電圧の出力がない。
さらに、降圧回路(図3)において、スイッチング素子10aが故障により開放した場合、組電池4と負荷6は完全に切り離され負荷6への給電が停止するが、昇圧回路(図4)では、スイッチング素子10bが故障により開放しても、組電池4の電圧が高い間は負荷6への給電は継続される。
よって、本実施の形態例においては、ニッケル水素蓄電池セルを33セル直列接続して組電池4を構成するケース3とし、降圧回路は具備されていないものとする。
放電器5は図4の昇圧回路を有し、組電池4の電圧が高く出力電圧が42V(Vd、これは放電器5の出力下限電圧に等しい)以上であるときはスイッチング素子10bを開放することによって組電池4が出力する電力をそのまま負荷6へ供給し(直結モード)、出力電圧が42Vを下回ろうとするときはスイッチング素子10bのスイッチング動作により出力電圧を42Vに維持する(昇圧モード)。これによって、放電器5の出力電圧は42V(Vd)を下回らないよいに制御される。
直結モードの期間が長いほど効率は改善するため、放電器5の出力下限電圧Vd(42V)を低く設定するのが望ましいが、整流器2の出力電圧Vr(55V)以下であり、また負荷6の許容電圧範囲(許容上限電圧V:57V〜許容下限電圧V:40.5V)とする条件があるため、以下の式を満たすように電圧を設定すればよい。
≧Vr≧Vd≧V (1)
放電器5が昇圧モードと直結モードの2つだけの動作とするには、昇圧時の出力電圧Vdは組電池4の充電最高電圧Vmaxと最低放電電圧Vminの間にあり、Vmaxが整流器2の出力電圧Vr以下である、すなわち
Vr≧Vmax≧Vd≧Vmin (2)
とすればよい。
上記の式(1)および(2)が満足されるかぎりにおいて、Vmaxはなるべく高く、Vdはなるべく低く設定されることが望ましい。
以上のように、組電池の充電最高電圧Vmaxを負荷の許容上限電圧以下の整流器出力電圧以下とし、放電器を昇圧回路のみで構成し、昇圧が必要な場合だけ昇圧動作させて他は直結動作させることによって、コストとスペースを節約し、動作の移行時にも出力電圧が変化しないバックアップ電源を構築することができる。
<実施の形態例2>
図1は、本発明の実施の形態例を説明する図である。図において、商用電源1から入力した交流電力を直流電力に変換する整流器2と、組電池4を充電する充電器3と、組電池4が出力する電力を変換して負荷6へ出力する放電器5から構成されるバックアップ電源を構成する。
商用電源1が有効であるとき、整流器2から出力される電力が負荷6へ供給され、充電器3は整流器2から出力される電力を用いて組電池4の充電を行う。商用電源1が停電のとき、整流器2は直流電力を出力せず、組電池4の電力が放電器5を介して負荷6へ供給される。充電器3は、充電を開始する信号を受信したとき、組電池4を一定電流(6A)による充電を開始し、満充電を検知して充電を終了する。
負荷6の許容電圧範囲は、15V(V)〜10.5V(V)であり、整流器2および放電器5の出力電圧は、少なくともこの範囲内である必要がある。商用電源1からの給電を優先するため、整流器2の出力電圧は放電器5の出力電圧よりも高く設定する。ここでは、整流器2の出力電圧を14.7V(Vr)とする。放電器5は、整流器2の出力電圧より低く、かつ負荷6の許容電圧範囲にある電圧を出力する必要があるが、放電器5でどのような動作が必要であるかは、組電池4の使用電圧範囲により決まる。
組電池4は、ニッケル水素蓄電池セル(定格1.2V、6Ah)を複数直列接続して構成した組電池である。組電池4は、充電器3により充電されるが、充電に伴って電池電圧が上昇し、充電末期においては1セル当り1.6Vに達する。また、組電池4は放電に伴って電圧が低下し、1セル当りの電圧が1.0Vに達するまで可能である。この電圧を下回って放電継続した場合にはニッケル水素蓄電池の劣化が促進されるため放電を禁止する必要がある。つまり、ニッケル水素蓄電池セルの使用電圧範囲は、1.6V(充電最高電圧)〜1.0V(最低放電電圧)である。
組電池4を構成するニッケル水素蓄電池セルの直列数によって、組電池4の使用電圧範囲が決定されるが、実施の形態例1と同様に考え、放電器5を昇圧回路のみで構成するために、ニッケル水素蓄電池セルを9セル直列接続して組電池4を構成する。ここで、組電池4の使用電圧範囲は14.4V(Vmax)〜9V(Vmin)となる。
放電器5は図4の昇圧回路を有し、組電池4の電圧が高く出力電圧が11.5V(Vd)以上であるときはスイッチング素子10bを開放することによって組電池4が出力する電力をそのまま負荷6へ供給し(直結モード)、出力電圧が11.5Vを下回ろうとするときはスイッチング素子10bのスイッチング動作により出力電圧を11.5Vに維持する(昇圧モード)。この放電器5の出力下限電圧11.5V(Vd)は、放電器5の出力から負荷6への電圧降下(1.0V)を考慮した値である。
直結モードの期間が長いほど効率は改善するため、放電器5の出力下限電圧Vd(11.5V)を低く設定するのが望ましいが、整流器2の出力電圧Vr(14.7V)以下であり、また負荷6の許容電圧範囲(許容上限電圧V:15V〜許容下限電圧V:10.5V)とする条件があるため、以下の式を満たすように電圧を設定すればよい。
≧Vr≧Vd≧V (1)
放電器5が昇圧モードと直結モードの2つだけの動作とするには、昇圧時の出力電圧Vdは組電池4の充電最高電圧Vmaxと最低放電電圧Vminの間にあり、Vmaxが整流器2の出力電圧Vr以下である、すなわち
Vr≧Vmax≧Vd≧Vmin (2)
とすればよい。
以上のように、組電池の充電最高電圧を負荷の許容上限電圧以下の整流器出力電圧以下とし、放電器を昇圧回路のみで構成し、昇圧が必要な場合だけ昇圧動作させて他は直結動作させることによって、コストとスペースを節約し、動作の移行時にも出力電圧が変化しないバックアップ電源を構築することができる。
<実施の形態例3>
実施の形態例1および2においては、組電池4、充電器3、放電器5が1つずつのバックアップ電源について適用しているが、図2に示す組電池4を複数系列搭載するバックアップ電源においても適用可能である。組電池4ごとに充電器3と放電器5を接続し、組電池4はニッケル水素蓄電池セルを直列接続したもの、充電器3、放電器5および整流器2は実施の形態例1あるいは2と同じ性能を持つものとすればよい。
以上、本発明の実施の形態について、蓄電池がニッケル水素蓄電池であるバックアップ電源である場合を例として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
以下に、本発明によって生じる効果について説明する。
(1)放電器が昇圧と降圧と両方の機能を有する場合、2つの回路を構成することにより回路が複雑化し、コストとスペースの増加を招くという問題がある。
本発明により、放電器は昇圧回路のみであるため、回路を単純化しコスト、スペースを節約するバックアップ電源を提供することが可能となる。
(2)動作モードが変化する放電器、例えば昇圧動作時と直結動作時の放電経路が異なる放電器の場合、動作モードの変化時に出力電圧が瞬間的に変動し、負荷への出力電圧が不安定化するという問題がある。
本発明により、動作モードの変化時には出力電圧は、瞬間的な変動無しに、連続となるため、安定した出力電圧により給電を行うことができる。
本発明の実施の形態例を説明する図である。 本発明の実施の形態例を説明する図である。 降圧回路の構成を説明する図である。 昇圧回路の構成を説明する図である。 整流装置、蓄電池、充電器および放電器を組み合わせた直流バックアップ電源システムを説明する図である。
符号の説明
1:商用電源、2:整流器、3:充電器、4:組電池、5:放電器、6:負荷、7:リアクトル、8:コンデンサ、9:ダイオード、10(10a、10b):スイッチング素子、11(11a、11b):制御部。

Claims (6)

  1. 1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源の制御方法であって、
    前記負荷の許容上限電圧および許容下限電圧を、それぞれ、VおよびVとするとき、前記整流器の出力電圧Vrと、前記放電器の出力電圧に関連する電圧Vdとを、関係式:
    ≧Vr≧Vd≧V
    が成立するように選び、
    前記放電器の出力電圧がVdを下回らないように制御することを特徴とする、バックアップ電源の制御方法。
  2. 1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源であって、
    前記放電器には、前記組電池と前記負荷との間を結ぶプラス側の電路とマイナス側の電路とが設けられ、該2つの電路の一方の電路に、前記組電池に近い側にリアクトルが、前記負荷に近い側に、前記組電池から前記負荷へ電力が供給される向きのダイオードが、それぞれ、挿入され、前記リアクトルと前記ダイオードとの間の電路と他方の電路との間にスイッチング素子が挿入され、前記ダイオードよりも前記負荷側にある電路と他方の電路との間にコンデンサが挿入されていることを特徴とするバックアップ電源。
  3. 1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源であって、
    前記負荷の許容上限電圧および許容下限電圧を、それぞれ、VおよびVとするとき、前記整流器の出力電圧Vrと、前記放電器の出力電圧に関連する電圧Vdと、前記組電池の充電最高電圧Vmaxと、前記組電池の最低放電電圧Vminとが、関係式:
    ≧Vr≧Vd≧V
    および関係式:
    Vr≧Vmax≧Vd≧Vmin
    が成立するように選ばれ、
    前記放電器の出力電圧がVdを下回らないように制御されることを特徴とするバックアップ電源。
  4. 1つ以上の蓄電池を組み合わせてなる組電池と、交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流器と、前記組電池を充電する充電器と、前記組電池が出力する電力を、そのまま、あるいは昇圧して出力する放電器とを構成要素とするバックアップ電源の制御方法であって、
    前記負荷の許容上限電圧および許容下限電圧を、それぞれ、VおよびVとするとき、前記整流器の出力電圧Vrと、前記放電器の出力電圧に関連する電圧Vdと、前記組電池の充電最高電圧Vmaxと、前記組電池の最低放電電圧Vminとを、関係式:
    ≧Vr≧Vd≧V
    および関係式:
    Vr≧Vmax≧Vd≧Vmin
    が成立するように選び、
    前記放電器の出力電圧がVdを下回らないように制御することを特徴とする、バックアップ電源の制御方法。
  5. 請求項2または3に記載のバックアップ電源において、
    複数の前記組電池が、それぞれと対をなす前記放電器を介して、前記整流器から前記負荷への給電線に並列接続されていることを特徴とするバックアップ電源。
  6. 請求項1または4に記載のバックアップ電源の制御方法において、
    複数の前記組電池が、それぞれと対をなす前記放電器を介して、前記整流器から前記負荷への給電線に並列接続されていることを特徴とするバックアップ電源の制御方法。
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