JP2018201267A - 電源制御システム - Google Patents

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浩伸 蓑輪
Hironobu Minowa
浩伸 蓑輪
友里恵 村
Yurie Mura
友里恵 村
隆幸 田村
Takayuki Tamura
隆幸 田村
中山 雄二
Yuji Nakayama
雄二 中山
和彦 竹野
Kazuhiko Takeno
和彦 竹野
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Abstract

【課題】蓄電池を任意のタイミングで充放電制御することが可能な電源制御システムを提供する。【解決手段】電源制御システム1は、整流器3、直流電力を消費する通信装置5と、整流器3と通信装置5とを接続するバスラインL1に電気的に接続される蓄電池6と、バスラインL1と蓄電池6との間に設けられ、蓄電池6の充電および放電に関する状態を制御するコンバータ10と、を備える。コンバータ10は、バスラインL1と蓄電池6との間に接続され、蓄電池6の直流電力を昇圧してバスラインL1に供給する放電回路11と、放電回路11に対して並列に設けられ、バスラインL1と蓄電池6との間に接続されるスイッチ12と、スイッチ12に対して並列に設けられ、アノードが蓄電池に接続されカソードがバスラインL1に接続されるダイオード13と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電源制御システムに関する。
無線基地局に設けられる電源システムとして、商用電力網からの交流電力を整流器によって直流電力に変換し、通信装置等の直流負荷に電力供給する電源システムが知られている。このような電源システムにおいては、整流器と直流負荷との間に、バックアップ用の蓄電池が設けられている。昨今、このような構成において電力コスト削減を目的にした蓄電池の制御が注目されている(たとえば非特許文献1参照)。一例として、電力需要が小さく電力料金が比較的安い夜間の電力を蓄電池に充電し昼間に放電させる(電力シフトさせる)ことで、電力需要が大きく電力料金が比較的高い昼間の電力の購入量(受電量)を減らし、電力コストを削減することができる。さらには、受電量をモニタリングし、受電量があらかじめ設定されたしきい値を超過した際に蓄電池から電力供給を行うことで受電量のピークを抑制して契約電力料金を削減するといった蓄電池制御も想定される。このように、無線基地局の蓄電池制御への期待が大きくなっている。
古谷 崇・小宮一公・竹野和彦著「グリーン基地局試験装置のパワーシフト制御による自活率向上特性」、2015年総合大会講演論文集 B−9−13、電子情報通信学会、2015年3月
しかしながら、無線基地局に設置されているバックアップ用の蓄電池は主に停電時等に非常用電源として電力供給を行う仕組みとなっており、それ以外の任意のタイミングで充放電を行えるようにはなっていない。したがって、無線基地局に設置された蓄電池を任意のタイミングで充放電制御することについての要望が存在する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、蓄電池の充放電を任意のタイミングで制御することが可能な電源制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電源制御システムは、直流電源と、直流電力を消費する負荷と、直流電源と負荷とを接続するバスラインに電気的に接続される蓄電池と、バスラインと蓄電池との間に設けられ、蓄電池の充電および放電に関する状態を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、バスラインと蓄電池との間に接続され、蓄電池の直流電力を昇圧してバスラインに供給する放電回路と、放電回路に対して並列に設けられ、バスラインと蓄電池との間に接続されるスイッチと、スイッチに対して並列に設けられ、アノードが蓄電池に接続されカソードがバスラインに接続されるダイオードと、を含む。
上記の電源制御システムでは、蓄電池の充電および放電に関する状態を制御する制御装置が、直流電源および負荷を接続するバスラインと、蓄電池との間に設けられる。これにより、蓄電池の充放電を任意のタイミングで制御することができるようになる。たとえば直流電源が商用電力網からの交流電力を直流電力に変換する整流器であれば、夜間の電力で蓄電池を充電して昼間に放電する電力シフトや受電量のピークの抑制を行うことで、電力コストを削減することができる。ここで、蓄電池の充放電状態を制御するために専用の充放電回路を用いることも考えられる。しかしながら、そのような充放電回路は比較的高価であるため、上述の電力コストの削減の利点が損なわれる可能性がある。これに対し、上記の電源制御システムでは、制御装置は、放電回路、スイッチおよびダイオードを含んで構成される。このような制御装置は、たとえば充電回路を含まない点等で充放電回路よりも構成がシンプルになるので、その分、安価なものとすることができる。
本発明によれば、蓄電池の充放電を任意のタイミングで制御することが可能な電源制御システムが提供される。
実施形態に係る電源制御システムの概略構成を示す図である。 蓄電池の充電状態を示す図である。 蓄電池の待機状態を示す図である。 蓄電池の放電状態を示す図である。 電源制御システムによる制御の例を示す図である。 電源制御システムによる制御の例を示す図である。 電源制御システムによる制御の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る電源制御システムの概略構成を示す図である。電源制御システムは、たとえば通信装置を備えた無線基地局で用いられる。電源制御システムでは、商用電力網等の外部の電力網からの電力を用いて、負荷への電力供給が行われる。図1に示される例では、電源制御システム1は、交流電源2と、整流器3と、空調装置4と、通信装置5と、蓄電池6と、コンバータ10とを含む。
交流電源2は、電源制御システム1の外部の電力網と、電源制御システム1とのインタフェースである。交流電源2を介して、電力網からの電力が電源制御システム1に取り込まれる。電力網の例は商用電力網であり、その場合、電源制御システム1には、商用電力網を介して、電力会社の電力網から電力が供給される。このような商用電力網からの電力は、電力会社から購入される。
整流器3は、交流電源2からの交流電力を直流電力に変換する直流電源である。整流器3の具体的な構成は特に限定されない。一実施形態において、整流器3は、ダイオード等の整流素子および平滑化コンデンサ等を組み合わせて構成されてよい。別の実施形態において、整流器3として、AC/DCコンバータが採用されてもよい。整流器3の直流電力の電圧レベルは、通信装置5の動作電圧の下限電圧レベル以上に設定される。整流器3の直流電圧の電圧レベルは、蓄電池6の電圧レベルよりも大きく、たとえば53Vに設定される。
交流電源2と整流器3との接続箇所を、ノードN1と称し図示する。ノードN1は、交流電力を有するノード(交流ノード)である。ノードN1には、交流電力を消費する負荷(交流負荷)が接続されてよい。この例では、交流負荷は、空調装置4である。
通信装置5は、直流電力を消費する負荷(直流負荷)である。通信装置5は、バスラインL1によって、整流器3と接続されている。バスラインL1における整流器3と通信装置5との接続箇所を、ノードN2と称し図示する。バスラインL1は、直流電力を伝送する電力線(直流ライン)であり、ノードN2は、直流電力を有するノード(直流ノード)である。バスラインL1およびノードN2は、整流器3および通信装置5の接続箇所を概念的に示すものであり、電源制御システム1の物理的な構成要素である必要はない。
蓄電池6は、充放電が可能な二次電池であり、直流電力を蓄電する蓄電要素である。蓄電池6は、コンバータ10を介して、バスラインL1(あるいはノードN2)に電気的に接続される。
コンバータ10は、バスラインL1と蓄電池6との間に接続され、蓄電池6の充電および放電に関する状態を制御する制御装置である。コンバータ10は、放電回路11と、スイッチ12と、ダイオード13とを含む。放電回路11およびスイッチ12は、コンバータ10において個別に制御が可能である。制御の手法はとくに限定されないが、たとえばコンバータ10の有するマイクロコンピュータ(不図示)が所定のプログラムを実行することによって制御が行われてよい。コンバータ10と通信可能な外部装置から、放電回路11およびスイッチ12を制御するためのコマンド(制御コマンド)をコンバータ10に送信することによって、放電回路11およびスイッチ12の制御が行われてもよい。
放電回路11は、バスラインL1と蓄電池6との間に接続され、蓄電池6の直流電力を昇圧して、バスラインL1に供給する。放電回路11は、蓄電池6からバスラインL1への電力フロー(蓄電池6の放電)を生じさせる一方で、バスラインL1から蓄電池6への電力フロー(蓄電池6の充電)は生じさせない。一実施形態において、放電回路11として、昇圧コンバータが用いられてよい。その場合、コンバータ10は、昇圧コンバータによる昇圧の実行および停止を切り替えることによって、放電回路11を制御する。昇圧レベルは調節が可能であり、放電回路11は、蓄電池6の直流電力の電圧レベルが、整流器3の直流電力の電圧レベルよりも大きくなるように(たとえば54Vまで)昇圧を行うことができる。放電回路11は、蓄電池6の直流電力の電圧レベルが、整流器3の直流電力の電圧レベル未満となるような昇圧を行うこともできる。他の実施形態において、放電回路11は、いずれも図示しないダイオード回路と、ダイオード回路をバイパスするようにダイオード回路に対して並列に接続されるスイッチとを含む構成とされてよい。ダイオード回路は、蓄電池6から放電回路11に向かって順方向に設けられた1つ以上のダイオードを含む。ダイオードが2つ以上の場合、各ダイオードは直列接続される。このような構成の放電回路11では、昇圧を実行する際にスイッチがオンとされ、昇圧を停止する際にスイッチがオフとされる。スイッチがオフのときには、ダイオード回路内のダイオードに発生する順方向電圧の分だけ、バスラインL1からは、蓄電池6の電圧レベルが低く見える。これに対し、スイッチがオンのときには、ダイオード回路がスイッチによってバイパスされるので、バスラインL1からは、蓄電池6の電圧レベルがそのまま見える。したがって、スイッチがオンのときの方が、スイッチがオフのときよりも、バスラインL1から見たときの蓄電池6の電圧レベルが高くなるという昇圧機能が実現される。
スイッチ12は、放電回路11に対して並列に設けられ、バスラインL1と蓄電池6との間に接続される。スイッチ12は、たとえばトランジスタのような半導体素子を用いて構成されてよい。その場合、コンバータ10は、半導体素子の制御端子(トランジスタの場合はベース)への印加電圧を調節することによって、スイッチ12の状態を導通状態(ON)と非導通状態(OFF)との間で切り替える。
ダイオード13は、スイッチ12に対して並列に設けられる。ダイオード13のアノードは、蓄電池6に接続される。ダイオード13のカソードは、バスラインL1に接続される。
以上の構成を備える電源制御システム1では、蓄電池6が、充電および放電に関するさまざまな状態に置かれる。具体的に、蓄電池の状態は、充電状態、放電状態および待機状態の3つの状態を含む。充電状態は、蓄電池6が、バスラインL1を介して整流器3の直流電力によって充電される状態である。放電状態は、蓄電池6が、バスラインL1を介して通信装置5へ直流電力を放電する状態である。待機状態は、上述の充電および放電がいずれも行われない状態である。これらの蓄電池の状態は、コンバータ10によって制御される。これについて、次に、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、蓄電池6の充電状態を示す図である。蓄電池6が充電状態となるように制御する際、コンバータ10は、放電回路11による昇圧を停止するとともに、スイッチ12をONにする。この場合、蓄電池6は、スイッチ12を介して、バスラインL1に接続される。すなわち、蓄電池6がバスラインL1に直結され、整流器3と、通信装置5と、蓄電池6とがバスラインL1で接続された状態となる。上述のように整流器3の直流電力の電圧レベルは蓄電池6の直流電力の電圧レベルよりも大きく、この場合、蓄電池6は浮動充電状態となる。したがって、図2に示されるように、整流器3の直流電力(矢印A)は、通信装置5に供給される(矢印B)とともに蓄電池6にも供給される(矢印C)。
図3は、蓄電池6の待機状態を示す図である。蓄電池6が待機状態となるように制御する際、コンバータ10は、放電回路11による昇圧を停止するとともに、スイッチ12をOFFにする。スイッチ12がOFFになると、ダイオード13の二次側が無電圧になり、疑似的に停電状態となるとも言える。この場合、蓄電池6からバスラインL1へ向かって順方向に設けられているダイオード13を介して蓄電池6が放電を開始しようとする。ただし、上述のように蓄電池6の直流電力の電圧レベルが整流器3の直流電力の電圧レベルより低いので、蓄電池6がバスラインL1を介して通信装置5に放電することはない。また、ダイオード13は、バスラインL1から蓄電池6に向かって逆方向に設けられているので、整流器3の直流電力によって蓄電池6が充電されることもない。したがって、蓄電池6は、充電も放電も行わず、整流器3の直流電力によって通信装置5の消費電力が賄われる(矢印Aおよび矢印B)。なお、コンバータ10は、放電回路11による昇圧を停止するのではなく、蓄電池6の直流電力の電圧レベルが整流器3の直流電力の電圧レベル未満となるように放電回路11による昇圧を実行してもよい。この場合も、蓄電池6がバスラインL1を介して通信装置5に放電することはないので、蓄電池6は待機状態となる。
図4は、蓄電池6の放電状態を示す図である。コンバータ10は、蓄電池6の直流電力の電圧レベルが整流器3の直流電力の電圧レベル以上となるように放電回路11による昇圧を実行するとともに、スイッチ12をOFFにする。この場合、放電回路11によって昇圧された蓄電池6の直流電力(矢印D)が、整流器3の直流電力に優先して、通信装置5に供給される(矢印B)。
以上説明した電源制御システム1では、蓄電池6の充電および放電に関する状態を制御するコンバータ10が、バスラインL1と蓄電池6との間に設けられる。これにより、蓄電池6を任意のタイミングで充放電制御することができるようになる。たとえば交流電源2を介して商用電力網からの電力が電源制御システム1に取り込まれる場合には、夜間の電力で蓄電池6を充電して昼間に放電する電力シフトや、受電量のピークの抑制を行うことによって、電力コストを削減することが可能になる。ここで、電源制御システム1では、コンバータ10は、放電回路11、スイッチ12およびダイオード13を含んで構成される。このようなコンバータ10は、たとえば蓄電池6を充電するための専用の充電回路を含まない等の点で構成がシンプルになるので、その分、安価なものとすることができる。
なお、整流器3の直流電力の電圧レベルを制御することで蓄電池6の充放電を制御することも考えられる。しかしながらその場合には、蓄電池6を待機状態にするために整流器3の出力電圧を非常に細かく調整しなければならない。また、整流器3が出力電圧を調整する機能を有さない場合には、そのような調整を行う余地がない。整流器を製造する業者、整流器の機種等も多種多様であることも考慮すると、整流器3の出力電圧の調整による蓄電池6の充放電制御が困難な場合も少なくない。これに対し、実施形態に係る電源制御システム1によれば、整流器のメーカ、機種等に依らず、蓄電池6の充放電制御を行えるようになる。
蓄電池6の充電および放電に関する状態は、バスラインL1を介して整流器3の直流電力によって充電される充電状態と、バスラインL1を介して通信装置5へ直流電力を放電する放電状態と、充電および放電のいずれも行わない待機状態と、を含む。整流器3の直流電力は、蓄電池6の直流電力の電圧レベルよりも大きい電圧レベルを有する。蓄電池6が充電状態となるように制御する際、コンバータ10は、放電回路11による昇圧を停止するとともに、スイッチ12をONにする。蓄電池6が放電状態となるように制御する際、コンバータ10は、蓄電池6の直流電力の電圧レベルが整流器3の直流電力の電圧レベル以上となるように放電回路11による昇圧を実行するとともに、スイッチをOFFにする。蓄電池6が待機状態となるように制御する際、コンバータ10は、放電回路11による昇圧を停止するか蓄電池6の直流電力の電圧レベルが直流電源の直流電力の電圧レベル未満となるように放電回路による昇圧を実行するとともに、スイッチをOFFにする。このように、コンバータ10によって、放電回路11による昇圧の実行または停止と、スイッチ12のオンまたはオフとを組み合わせた制御を行うことで、蓄電池6の状態を制御することができる。
図5は、電源制御システム1による制御の例を示す図である。図5に示される各グラフの横軸は時刻を示し、縦軸は蓄電池6の充電率(SOC)を示す。図5(a)は、蓄電池6が、充電状態から他の状態に切り替わる様子を示す。当初(時刻t1より前)、蓄電池6は、充電状態に制御されており、SOCは上昇している。時刻t1において、蓄電池6が放電状態となるように制御される。蓄電池6は、充電状態から放電状態に切り替わる。蓄電池6の放電により、SOCが低下し始める。時刻t2において、蓄電池6が充電状態となるように制御される。蓄電池6は、放電状態から充電状態に切り替わる。蓄電池6の放電により、SOCが上昇し始める。時刻t3において、蓄電池6が待機状態となるように制御される。蓄電池6は、充電状態から待機状態に切り替わる。蓄電池6が充電も放電も行わないので、SOCは変化しない。時刻t4において、蓄電池6が充電状態となるように制御される。蓄電池6は、待機状態から充電状態に切り替わる。時刻t5においては、蓄電池6が引き続き充電状態とされる。
図5(b)は、蓄電池6が、放電状態から他の状態に切り替わる様子を示す。当初(時刻t11より前)、蓄電池6は、放電状態に制御されている。時刻t11および時刻t12においては、蓄電池6が引き続き放電状態とされる。時刻t13において、蓄電池6が待機状態となるように制御される。蓄電池6は、放電状態から待機状態に切り替わる。時刻t14において、蓄電池6が放電状態となるように制御される。蓄電池6は、待機状態から放電状態に切り替わる。時刻t15において、蓄電池6が充電状態となるように制御される。蓄電池6は、放電状態から充電状態に切り替わる。
図5(c)は、蓄電池6が、待機状態から他の状態に切り替わる様子を示す。当初(時刻t21より前)、蓄電池6は、待機状態に制御されている。時刻t21において、蓄電池6が放電状態となるように制御される。蓄電池6は、待機状態から放電状態に切り替わる。時刻t22において、蓄電池6が待機状態となるように制御される。蓄電池6は、放電状態から待機状態に切り替わる。時刻t23および時刻t24においては、蓄電池6が引き続き待機状態とされる。時刻t25において、蓄電池6が充電状態となるように制御される。蓄電池6は、待機状態から充電状態に切り替わる。
このように、電源制御システム1によれば、蓄電池6の状態が充電状態、放電状態および待機状態の各状態の間を任意のタイミングで遷移させることができる。
さらに、上記構成の電源制御システム1は、蓄電池6が充電状態、放電状態および待機状態のいずれの状態のときに停電等により整流器3が停止して整流器3の直流電力が失われたとしても、通信装置5への電力供給が途切れないように動作する。すなわち、蓄電池6が充電状態(図2)のときに整流器3が停止すると、スイッチ12およびバスラインL1を介して蓄電池6から通信装置5に直流電力が供給される。蓄電池6が放電状態(図4)のときに整流器3が停止しても、蓄電池6の放電によって引き続き通信装置5への電力供給が継続される。蓄電池6が待機状態(図3)のときに直流電源が停止すると、ダイオード13およびバスラインL1を介して、または、放電回路11およびバスラインL1を介して、蓄電池6から通信装置5に直流電力が供給される。したがって、蓄電池6が充電状態、放電状態および待機状態のいずれの状態であっても、停電等によって通信装置5の動作が停止してしまうことを防ぐことができる。
図6は、停電時を含む電源制御システム1による制御の例を示す図である。図6に示されるグラフの横軸は時刻を示し、縦軸は蓄電池6のSOCを示す。たとえば、時刻t31より前は、蓄電池6が充電状態に制御されており、通信装置5の消費電力は、整流器3の直流電力によって賄われている。時刻t31で停電が発生し整流器3の出力が停止すると、蓄電池6が放電を開始し(SOCが低下し)、通信装置5への直流電力の供給が維持される。時刻t32で停電が終わると(復電すると)、蓄電池6は充電状態に戻る。時刻t33において蓄電池6が放電状態に切り替えられ、通信装置5の消費電力が、蓄電池6の直流電力によって賄われる。その後、時刻t34において停電が発生しても、蓄電池6が放電を継続するので、通信装置5への直流電力の供給が維持される。時刻t35において停電が終わった後は、蓄電池6は放電状態に戻る。時刻t36において蓄電池6の状態が待機状態に切り替えられ、通信装置5の消費電力が整流器3の直流電力によって賄われる。時刻t37において停電が発生すると、蓄電池6が放電を開始し、通信装置5への直流電力の供給が維持される。時刻t38で停電が終わると、蓄電池6は待機状態に戻る。
このように、電源制御システム1によれば、蓄電池が充電状態、放電状態および待機状態のいずれの状態であっても、停電時等に負荷を動作させるための直流電力の供給が途切れないようにすることができる。
図7は、蓄電池6が待機状態のときに停電が発生した場合の、通信装置5に供給される負荷電圧および負荷電流(すなわち直流電力)の挙動を示す実験データである。図7に示されるグラフの横軸は時刻を示し、縦軸は電流および電圧を示す。横軸において、一つのメモリが、500μsに相当する。縦軸において、一つのメモリが、10Vおよび5Aに相当する。図7に示されるように、μsオーダーで見た場合でも、停電時には、負荷電圧および負荷電流が途切れることなく、通信装置5への電力供給が維持されることが分かる。蓄電池6が充電状態のときまたは放電状態のときに停電が発生した場合についても同様の結果が得られることは、当業者であれば理解できるであろう。
1…電源制御システム、2…交流電源、3…整流器、4…空調装置、5…通信装置、6…蓄電池、10…コンバータ、11…放電回路、12…スイッチ、13…ダイオード。

Claims (3)

  1. 直流電源と、
    直流電力を消費する負荷と、
    前記直流電源と前記負荷とを接続するバスラインに電気的に接続される蓄電池と、
    前記バスラインと前記蓄電池との間に設けられ、前記蓄電池の充電および放電に関する状態を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記バスラインと前記蓄電池との間に接続され、前記蓄電池の直流電力を昇圧して前記バスラインに供給する放電回路と、
    前記放電回路に対して並列に設けられ、前記バスラインと前記蓄電池との間に接続されるスイッチと、
    前記スイッチに対して並列に設けられ、アノードが前記蓄電池に接続されカソードが前記バスラインに接続されるダイオードと、
    を含む、
    電源制御システム。
  2. 前記蓄電池の充電および放電に関する状態は、
    前記バスラインを介して前記直流電源の直流電力によって充電される充電状態と、
    前記バスラインを介して前記負荷へ直流電力を放電する放電状態と、
    前記充電および前記放電のいずれも行わない待機状態と、
    を含み、
    前記直流電源の直流電力は、前記蓄電池の直流電力の電圧レベルよりも大きい電圧レベルを有し、
    前記制御装置は、
    前記蓄電池が前記充電状態となるように制御する際は、前記放電回路による前記昇圧を停止するとともに、前記スイッチを導通状態とし、
    前記蓄電池が前記放電状態となるように制御する際は、前記蓄電池の直流電力の電圧レベルが前記直流電源の直流電力の電圧レベル以上となるように前記放電回路による前記昇圧を実行するとともに、前記スイッチを非導通状態とし、
    前記蓄電池が前記待機状態となるように制御する際は、前記放電回路による前記昇圧を停止するか前記蓄電池の直流電力の電圧レベルが前記直流電源の直流電力の電圧レベル未満となるように前記放電回路による前記昇圧を実行するとともに、前記スイッチを非導通状態とする、
    請求項1に記載の電源制御システム。
  3. 前記蓄電池が前記充電状態のときに前記直流電源が停止すると、前記スイッチをおよび前記バスラインを介して前記蓄電池から前記負荷に直流電力が供給され、
    前記蓄電池が前記放電状態のときに前記直流電源が停止すると、前記放電状態が継続され、
    前記蓄電池が前記待機状態のときに前記直流電源が停止すると、前記ダイオードおよび前記バスラインを介してまたは前記放電回路および前記バスラインを介して前記蓄電池から前記負荷に直流電力が供給される、
    請求項2に記載の電源制御システム。
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