JP2009504118A - 直流電源補償用無停電電源供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による直流電源補償用無停電電源供給装置は、直流エネルギーを供給する直流電源2と前記直流エネルギーによって動作する出力負荷3との間に並列に接続されて、a)前記直流電源2からの余分のエネルギーを貯蔵するエネルギー貯蔵素子200と、b)前記直流電源2からの余分の直流エネルギーを前記エネルギー貯蔵素子200に充電する充電回路100と、c)充放電を制御する制御回路400と、d)前記エネルギー貯蔵素子200からの直流エネルギーを前記出力負荷3に伝達する放電回路300とを含み、ここで前記放電回路300は、エネルギー貯蔵素子200の充電電圧に比例する直流エネルギーを出力負荷に出力するリレー301と、瞬間停電またはリレー障害時に出力負荷に定電圧を出力するDC/DCコンバータ302で構成された二重出力構造を有して、前記リレーと前記DC/DCコンバータは、並列に配置される。
【選択図】図2
Description
本発明は、無停電電源供給装置に関するもので、より具体的には、直流電源補償用無停電電源供給装置に関するものである。
無停電電源供給装置は、停電や瞬間的な電力の不安定時に生産設備や装備に安定的な電力を供給する装置であり、詳細には図1に示したように充電回路を通じて入力電源から余分の電気エネルギーをエネルギー貯蔵素子に貯蔵して、停電あるいは瞬間的な電力の不安定時に制御回路の制御下に、前記エネルギー貯蔵素子に貯蔵された電気エネルギーを放電回路を通じて出力負荷に供給する装置である。
技術的な問題点
本発明の目的は、前記のような問題点を解決するためのもので、瞬間停電に対して出力負荷に安定的な電力を供給すると同時に、出力負荷で発生する瞬間過負荷に対する入力電源の保護機能を提供し、また回路の内部故障にも正常な電力供給を遂行する高い信頼性を有する直流電源補償用無停電電源供給装置を提供することである。
本発明の好ましい具体例によると、直流エネルギーを供給する直流電源と該直流エネルギーによって電気的動作を遂行する出力負荷との間に並列に接続されて、a)前記直流電源からの余分のエネルギーを貯蔵するエネルギー貯蔵素子と、b)前記直流電源からの余分の直流エネルギーを前記エネルギー貯蔵素子に充電する充電回路と、c)充放電を制御する制御回路と、d)前記エネルギー貯蔵素子からの直流エネルギーを前記出力負荷に伝達する放電回路を含み、ここで前記放電回路は、エネルギー貯蔵素子の充電電圧に比例する直流エネルギーを出力負荷に出力するリレーと、瞬間停電またはリレーの障害時の出力負荷に定電圧を出力するDC/DCコンバータで構成された二重出力構造を有し、前記リレーと前記DC/DCコンバータは、並列に配置された直流電源補償用無停電電源供給装置が提供される。本発明による直流電源補償用無停電電源供給装置は、二重出力構造の放電回路を含む。一番目の放電回路(以下、第1放電回路)は、リレーである。二番目の放電回路(以下、第2放電回路)は、DC/DCコンバータである。第1放電回路と第2放電回路は、前記エネルギー貯蔵素子に並列で接続される。出力負荷で瞬間過負荷が発生した時、前記エネルギー貯蔵素子に貯蔵された直流エネルギーは、第1放電回路であるリレーを通じて、出力負荷に伝達される。リレーを通じた、エネルギー貯蔵素子に貯蔵された直流エネルギーの供給は、瞬間過負荷のような急激な負荷変動に能動的に対処するようにする。瞬間過負荷が発生した時、入力直流電源の代わりをしてリレーを通じた出力負荷に対応する電力供給は、入力直流電源を保護する。第2放電回路であるDC/DCコンバータは、制御回路の制御下に、瞬間停電時の出力負荷に定電圧を出力する。これは、入力直流電源の非正常的障害が発生した時、出力負荷が正常に作動するようにする。一方、前記第1放電回路と前記第2放電回路の並列的配置は、いずれか一方の放電回路に異常が発生した時、もう一方の放電回路を通じてエネルギー貯蔵素子に貯蔵されたエネルギーが出力負荷に伝達され、これは補償用電力供給の信頼性を高める。
本発明による直流電源補償用無停電電源供給装置は、下記の効果を提供する。
図1は、従来技術による無停電電源供給装置の概略的な構成を示したブロック図である。図2は、本発明による直流電源補償用無停電電源供給装置の好ましい具現例を示したブロック図である。図3は、本発明による直流電源補償用無停電電源供給装置のまた他の好ましい具現例を示したブロック図である。図4は、本発明による無停電電源供給装置に使用される電気化学キャパシターの放電電圧特性と、瞬間停電時の無停電電源供給装置の出力電圧特性を示したグラフである。図5は、実験1による瞬間停電時の無停電電源供給装置の出力電圧特性を示したグラフであり、(a)は直流電源の入力電圧、(b)出力負荷に伝達された出力電圧である。図6は、実験例2による直流電源補償用無停電電源供給装置の瞬間過負荷時の出力電圧特性を示したグラフであり、(a)無停電電源供給装置がない状態での瞬間過負荷時の直流電源の電圧特性、(b)本発明による無停電電源供給装置を具備した状態での瞬間過負荷時の直流電源の電圧特性を示している。
発明の態様
前記のように、従来の直流電源補償用無停電電源供給装置での問題点は、停電時に出力負荷に安定的な電源を供給して、出力負荷の瞬間過負荷による入力電源の保護と内部故障による信頼性確保などを同時に提供することができないという短所を有している。
実施例1
図2に図示したような直流電源補償用無停電電源供給装置を構成した。エネルギー貯蔵素子200として、エノレンド社の2.5V、90F電気二重層キャパシターを11直列1並列に構成して、耐圧27.5V、容量8.1Fを有するモジュールを使用した。電流制限回路101は、FET(Field Effect Transistor)と抵抗の組み合わせで構成し、電流を0.6A以下に制限した。第1放電回路として、リレー301を使用し、基準電圧素子で構成された電圧感知回路302とCPUで構成された制御回路400の制御下に、電気化学キャパシター200の充電電圧が0〜23V範囲では電気化学キャパシターが電流制限回路101と連結させて、電気化学キャパシター200の充電電圧が23V以上の場合、リレー301を作動させて出力負荷3に並列に連結した。第2放電回路として、DC/DCコンバータ302を使用して出力電圧24Vに設定して構成した。
実施例2
図3に図示したような直流電源補償用無停電電源供給装置を構成した。逆電流防止ダイオード303を通じて、リレー301を直流電源2と出力負荷3に接続させたことを除き、すべての回路構成を実施例1と同一にした。
実験例1:直流電源補償用無停電電源供給装置の停電試験
前記実施例1と2による直流電源補償用無停電電源供給装置の停電時の電源供給特性を比較するため、ファインセントロニクス社の直流電源装置(モデル:ESF150−24、定格出力電圧24V、定格出力電流6A)を入力直流電源1に使用して、出力負荷3に正格電力1KW、6Ω抵抗を使用して、入力直流電源からのエネルギー供給が中断した時、実施例1と2による直流電源補償用無停電電源供給装置の出力電圧特性を測定し、その結果を図5と表1に示した。図5の(a)は、入力直流電源2の出力電圧を示したグラフであり、瞬間停電または長期間の停電が任意に誘発された。図5の(b)から分かるように、実施例1と2の無停電電源供給装置は、瞬間停電によって入力直流電源2からのエネルギー供給が中断しても、出力負荷3に定電圧を安定的に供給した。これは、本発明で提供する直流電源補償用無停電電源供給装置が、入力直流電源2の不安定時にも、出力負荷を正常に動作させるのに必要な電源を安定的に供給することができることを意味する。また図5及び表1に提示したように、最大停電補償時間を比較すると、同一の電気化学キャパシターを使用しても、実施例2による無停電電源供給装置の最大停電補償時間が実施例1に提示されたものと比べて約30%さらに増加した。これは、逆電流防止ダイオード303を通じて前記リレー301を直流電源2と出力負荷3との間に接続することによって、第2放電回路302の効率を上昇させられることを意味する。]
前記実施例1と2による直流電源補償用無停電電源供給装置の瞬間過負荷時の出力特性を詳しく見るために、ファインセントロニクス社の直流電源装置(モデル:ESF150−24、定格出力電圧24V、定格出力電流6A)を使用して入力直流電源1を設定して、出力負荷3に正格電力1KW、3Ω抵抗を使用して、突然の出力負荷3の連結時の出力電圧特性を測定して、その結果を図6に示した。図6から分かるように、瞬間的な電流上昇に対して本発明で提供される無停電電源供給装置を装着しない入力直流電源2は、急激な電圧降下が発生したが、実施例1と2による本発明の無停電電源供給装置を装着した場合、電圧降下が感知されないことが分かる。これは、本発明で提供する無停電電源供給装置が直流入力電源の出力特性を高めると同時に出力負荷3で発生する瞬間過負荷に対して入力直流電源2を保護する機能を提供することを意味する。
Claims (5)
- 直流エネルギーを供給する直流電源と前記直流エネルギーによって動作する出力負荷との間に並列に接続されて、
a)前記直流電源からの余分のエネルギーを貯蔵するエネルギー貯蔵素子と、
b)前記直流電源からの余分の直流エネルギーを前記エネルギー貯蔵素子に充電する充電回路と、
c)充放電を制御する制御回路と、
d)前記エネルギー貯蔵素子からの直流エネルギーを前記出力負荷に伝達する放電回路と、を含み、
前記放電回路は、エネルギー貯蔵素子の充電電圧に比例する直流エネルギーを出力負荷に出力する第1放電回路と、瞬間停電またはリレー障害時に出力負荷に定電圧を出力する第2放電回路で構成された二重出力構造を有し、前記第1放電回路と前記第2放電回路は、前記エネルギー貯蔵素子を基準に並列に配置されたことを特徴とする、直流電源補償用無停電電源供給装置。 - 第1放電回路がリレーで、前記第2放電回路がDC/DCコンバータであることを特徴とする、請求項1に記載の直流電源補償用無停電電源供給装置。
- 前記エネルギー貯蔵素子が、電気化学キャパシターであることを特徴とする、請求項1に記載の直流電源補償用無停電電源供給装置。
- 前記充電回路が、前記直流電源と同一電圧で余分の直流エネルギーを前記エネルギー貯蔵素子に充電する電流制限回路と、前記直流電源から前記電流制限回路への入力電圧と前記エネルギー貯蔵素子の出力電圧を感知する電圧感知回路を含むことを特徴とする、請求項1に記載の直流電源補償用無停電電源供給装置。
- 前記第1放電回路が、逆電流防止ダイオードを通じて、前記直流電源と前記出力負荷との間に接続されたことを特徴とする、請求項1に記載の直流電源補償用無停電電源供給装置。
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