JP2009152956A - 白紙に対する地紋印刷制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地紋印刷を実施する際、印刷データの白紙ページに対する印刷制御を行うことで、無駄なトナーの消費や不当な課金を抑止するとともに、不要な地紋印刷処理を低減させる。
【解決手段】印刷装置において地紋印刷を実施する場合、プリンタドライバ側で、印刷データの各ページに対して白紙判定を行い、白紙ページには地紋画像を付加しないようにする。また白紙と判定されたページに対しては、さらに課金しないようにする処理コマンドを指定して印刷データを作成する。
【選択図】図3
【解決手段】印刷装置において地紋印刷を実施する場合、プリンタドライバ側で、印刷データの各ページに対して白紙判定を行い、白紙ページには地紋画像を付加しないようにする。また白紙と判定されたページに対しては、さらに課金しないようにする処理コマンドを指定して印刷データを作成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、作成した文書に対し、別の情報、特にあらかじめ定められた潜像画像(地紋・定形フォーム等)を重ねあわせて印刷する印刷システムにおいて、特に印刷データに白紙ページが含まれる場合の印刷制御方法に関するものである。
従来、帳票や住民票などの複写を禁止、或いは抑止する目的で、これらのコンテンツは偽造防止用紙と呼ばれる特殊な印刷を施した用紙に印刷されていた。この偽造防止用紙は、原本においては人間にとって見えにくいが、複写機などを用いて複写した場合には「禁複写」の文字などが浮び上がるような用紙である。これにより、複写する者にその複写物の使用などを躊躇させる効果を生じるものである。さらには、このような帳票などは偽造防止用紙に印刷されているとして、複写そのものを抑止・牽制する効果をも生じさせるものである。
しかし、このような偽造防止用紙は、通常の用紙と比較してコストが高いという問題がある。また、偽造防止用紙の製作時に設定されている文字しか浮び上がらせることができず、その用紙の用途が限られるなど、用途に関して柔軟性に欠ける部分がある。
一方、様々なコンテンツのデジタル化が進む中、帳票や住民票などのコンテンツも同様にデジタル化されている。しかしながら、これら帳票や住民票そのもののデジタル化はまだ過渡期にあり、コンピュータを用いて作成したコンテンツを、プリンタなどを用いて紙に出力して利用することが多い。
こうした状況に応じて、従来は製版などにより予め作成していた偽造防止用紙をコンピュータとプリンタを用いて生成する技術が注目されている(特許文献1)。これは、コンピュータを用いて作られたコンテンツを印刷出力する際に、コンテンツのデータに加え、地紋と呼ばれる画像データを生成し、これらのデータを重ねて出力する技術である。地紋はときに複写牽制紋様と称されることもある。地紋画像は、原本(プリンタで出力した印刷物)において、人間の目には単なる模様や背景画像などに見えるが、複写すると所定の文字やイメージなどが顕像化するものである。そして、この原本は上記の偽造防止用紙と同様の牽制効果を与えることができる。これは、プリンタの性能の飛躍的な向上に起因することで可能となっている。
コンピュータを用いて作成した地紋画像をコンテンツデータに重ねて出力する場合、当然のことながら通常の印刷用の紙などを用いて出力できるため、予め作成した偽造防止用紙を用いる場合に比べてコストの面で利点がある。更に、コンテンツデータを印刷出力する際に地紋画像を生成することができるため、地紋画像の色などはもちろん、原本の複写時に顕像化させる文字等を自由に定めることが可能となる。あるいは、出力日時や印刷装置固有の情報などを地紋画像とすることができるという利点もある。
さて、地紋画像は、上述したように、原本を複写した場合、複写前には認識できなかった所定の文字などが顕在化し、その複写物を使用等することを抑止する効果を実現するものである。
この効果を実現すべく、生成される地紋画像は、基本的に、複写物にも原本と同様の画像が残る領域と複写物において原本には存在する画像が消えるか、あるいは上記の残る領域の画像に較べて薄くなる領域の2つの領域から構成される。この2つの領域から構成される地紋画像は、これを印刷出力した状態では上記2つの領域における濃度がほぼ同じ濃度とするのが好適である。つまり、印刷出力した地紋画像は、マクロ的には、複写物上において顕像化する文字などが隠されていることが人間の視覚上認識し難いように構成する必要がある。この地紋画像の印刷出力物においては隠されているが、当該印刷出力物を複写した複写物においては人間の視覚上認識可能に現れる画像領域を「潜像(あるいは潜像画像)」と呼ぶ。また、複写物によって消えるかあるいは複写物で顕像化した潜像の濃度に比べて低濃度の画像領域を「背景(あるいは背景画像)」と便宜的に呼ぶ。そして、地紋画像は、基本的にこの潜像画像と背景画像からなるものである。なお、ユーザインタフェース上の用語として潜像を前景と呼ぶ場合もある。
潜像画像は所定の領域内においてドットが集中するように構成される。対して背景部は所定の領域内においてドットが分散するように構成される。そして、この領域内におけるドットの濃度がほぼ同じになるよう構成することにより、地紋画像の印刷出力物において、潜像部と背景部の区別がつきにくくすることが可能となる。
図6は、この2つの画像領域におけるドットの状態を示す図である。同図に示すように、所定の領域内にドットが分散して配置される背景部と、ドットが集中して配置される潜像部によって地紋画像が構成される。このふたつの領域におけるドットは、それぞれ異なる網点処理や異なるディザ処理により生成することができる。例えば、網点処理を用いて地紋画像を生成する場合、潜像部は低い線数での網点処理を行う。また、背景部は高い線数の網点処理を行うのが好適である。さらに、ディザ処理を用いて地紋画像を生成する場合、潜像部はドット集中型ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う。また、背景部はドット分散型ディザマトリクスを用いたディザ処理を行うのが好適である。
一般に複写機の読み取り部及び画像形成部には、原稿上の微小なドットを読み取る入力解像度や微小なドットを再現する出力解像度に依存した再現能力の限界レベルが存在する。地紋画像の背景部のドットが、複写機で再現できるドットの限界レベルより小さく形成され、かつ潜像部のドットが限界レベルより大きく形成されている場合、複写物上では潜像部のドットは再現でき、かつ背景部の小さなドットは再現されない。こうした特性を利用することで、地紋画像を複写した複写物上で、潜像が顕在化される。以後、複写物上で顕在化する画像を顕像と称する。なお、背景部が複写によって再現されたとしても、複写物上における潜像部が明らかに認識できるレベルであればドットが再現されない場合と同様の効果を得ることができる。
図7(a)および(b)は、この顕像化を示す図である。同図はドットを集中させた場合には複写物においても顕像し、ドットを分散させた場合には複写物において再現されないことを概念的に示すものである。
なお、地紋印刷は上記構成に限定されるものではなく、複写物において、文字列などが認識可能なレベルで再現できればよい。つまり、文字列などが背景部として指定され、複写時に白抜き文字のような状態で示されても地紋印刷としてはその目的を達成するものである。
特開2001−197297号公報
上述のように、地紋画像を付加することによって、出力用紙の不正複製を抑止することは可能となっている。
しかしながら印刷データによっては、白紙のように複製されても問題のない不正複製を抑止する必要のないページが含まれていることがある。現状は、地紋画像を付加するか否かの制御を印刷データ単位で行う為、このような地紋画像を付加する必要のないページに対しても同様に地紋画像を付加することになる。そのため白紙ページに関しては、地紋印刷の場合のみ、地紋画像が付加される為に通常の課金処理されてしまうことになり、かつ本来の地紋印刷の目的から考慮しても、無駄な処理を行っていることになる。
そこで本発明では、地紋印刷を実施する際、印刷データの白紙ページに対する印刷制御を行うことで、無駄なトナーの消費や不当な課金を抑止するとともに、不要な地紋印刷処理を低減させることを目的とする。
前述の課題を解決するために本発明の印刷制御方法は、電子文書に潜像イメージを合成するよう指定する手段と、前記電子文書に重ねあわせる潜像イメージを生成する潜像イメージ生成手段と、前記電子文書をプリンタ記述言語に変換する手段と、前記プリンタ記述言語への変換の際に、前記電子文書の各ページが白紙であるか否かをページ毎に判定する手段と、前記白紙判定手段の結果に基づき、前記潜像イメージ生成手段により生成された潜像イメージを該ページに合成するか否かを選択する手段と、前記選択手段の結果に基づき、前記ページに前記潜像イメージを合成する手段を備えることを特徴とする。
以上説明してきたように本発明によれば、印刷装置において地紋印刷を実施する場合、プリンタドライバ側で、印刷データの各ページに対して白紙判定を行い、白紙ページには地紋画像を付加しないようにする。また白紙と判定されたページに対しては、さらに課金しないで処理するように処理コマンド等で指定して印刷データを生成する。
これらの処理により、不正複製を抑止する必要のない白紙ページが印刷データに含まれていた場合、白紙ページには地紋画像が付加されないため、不要な地紋印刷処理を低減させ、無駄なトナー消費を抑止することが可能になる。
さらに地紋画像データを付加しないことで完全に白紙のまま処理できるため、地紋画像データのみのページで不当な課金処理をすることがなくなり、非課金での処理を可能にする。
また印刷装置側では、ホスト側から受信した印刷データを処理コマンド等の指定のまま処理するだけなので、処理コマンドに対応している印刷装置であれば、出力可能である。
(第一実施例)
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施例の構成を説明する前に、本実施例を適用するに好適なレーザービームプリンタの構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。なお、本実施例では印刷装置としてレーザービームプリンタを例にとって説明しているが、適用する印刷装置はレーザービームプリンタに限られるものではなく、インクジェットプリンタや他のプリント方式のプリンタでも良い。
図1は、本発明を適用可能なレーザービームプリンタ(以下、LBP)の構成を示す断面図である。図1において、100はLBP本体であり、外部にネットワークや直接インターフェースで接続されているホストコンピュータ等の外部情報源から供給される文字コード等の情報やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。120は操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている操作パネル、1001はLBP本体100全体の制御を行うプリンタコントローラ部110(後述)からの指示で、外部ネットワーク等から供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。レーザドライバ1002は半導体レ−ザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオン・オフ切り換えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて感光ドラム1006上を走査露光する。静電ドラム1006の周囲には、帯電器、現像器、転写器、剥離爪を備えた現像ユニット1007が配設されている。現像ユニット1007では、帯電器で、感光ドラム1006上に文字パターンの静電潜像が形成され、この潜像が現像器により現像された後、転写部で記録紙に転写される。その後、記録紙は剥離爪によって感光ドラム1006から剥離され、定着ユニット1008へ送られる。定着ユニット1008では、記録紙上に塗布されたトナーを定着させる。そしてその後、記録紙は排紙段1009へと排出される。このLBP1000では、記録紙にはカットシートが用いられ、記録紙はLBP100に装着した用紙カセット1010に収納され、給紙ローラ1011および搬送ローラ1012と搬送ローラ1013とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
図2は本発明を適応した印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。該ブロック図を用いて、印刷システムの構成と印刷動作を説明する。
本印刷システムは、ネットワーク300を介してLBP100と接続されたホストコンピュータ(以下、ホスト)200とで構成されている。
ホスト200は、図示していない中央演算処理装置(CPU)201、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)、及び各種入出力制御部(I/O)等のハードウェアを備え、該ハードウェアが基本ソフト(基本OS)により制御されている。ユーザは、ホスト200の基本OS上でアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)202を用いて、電子文書201を作成する。作成された電子文書201は、ユーザがプリンタドライバ204で印刷条件を設定し印刷実行することで、LBP100に出力できる。プリンタドライバ204は、アプリケーション202から受け取った電子文書201を、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSを介してLBP100へ印刷データとして送信される仕組みとなっている。プリンタドライバ204上では、用紙、部数、フォーマット(N−up/両面/製本等)、印刷品質(トナーセーブ/高品位など)、機能設定(地紋印刷/フォーム合成など)及びその他詳細設定をすることができる。また本発明における白紙地紋印刷の設定(後述)もプリンタドライバ204上で行うことが出来るものとする。ホスト200は、ネットワークI/F203を介しネットワーク300に接続され、こうして生成されたPDLの印刷データをLBP100に送信する。
LBP100は、プリンタコントローラ部110と、プリンタコントローラ部110に接続された操作パネル120とを備える。プリンタコントローラ部110は、ネットワーク300との接続手段であるネットワークインターフェース部(NetworkI/F)111と、受信した印刷データを一時的に保持管理する受信バッファ112と、PDLデータ等の解析や制御を行う電子文書解析部・PDL解析部113と、所定命令情報等を記憶する一時記憶バッファ114と、印刷処理を実行する印刷制御処理実行部115と、文字やイメージ等の展開処理を行う描画処理実行部116と、展開された電子文書201等を記憶するページメモリ117と、図示しないハードディスク等の記憶装置から成り、さらに出力制御部130と、プリンタエンジン140とを備える。
操作パネル120は、LBP100の設定を変更したり、状態を表示したりするものであり、ユーザインタフェース(UI)と呼ばれる表示画面やLED表示器と操作のためのスイッチ等を備える。
LBP100は、ネットワーク300を介して接続されているホスト200から電子文書201やPDLコード化された印刷データ(文字コード、イメージデータ、及び制御コード等から成る印刷情報)を受信して所定のメモリに記憶すると共に、それらの印刷データ等に従って、対応する文字パターンや印刷イメージ等を作成し記録紙上に画像形成を行う。
プリンタコントローラ部110は、図示しない中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)、及び各種入出力制御部(I/O)等のハードウェアを備え、該ハードウェアが基本ソフト(基本OS)により制御されている。またプリンタコントローラ部110は、LBP100本体の制御処理や、ホスト200から供給された電子文書201や印刷データ等を解析して印刷処理を行う。プリンタコントローラ部110は、機能毎に専用のコントローラ・ハードウェアを備え、それらが独立して処理を行う構成であってもよい。
NetworkI/F111は、ホスト200との電子文書201や印刷データの送受信をネットワーク300を介して行う通信手段であり、TCP/IP等の各種ネットワークプロトコルに準拠した通信が可能である。
受信バッファ112は、NetworkI/F111を介して受信した電子文書201や、本発明におけるPDL化された地紋付加データといった印刷データを逐次蓄積する。
電子文書解析部・PDL解析部113は、電子文書201を直接解析する電子文書解析プログラム、又は各PDLコマンド体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラムにより構成され、受信バッファ112に蓄積された電子文書201や印刷データを解析する。
印刷制御処理実行部115は、電子文書201や印刷データを、給紙選択やリセット命令等の描画以外のコマンドにより処理する。
描画処理実行部116は、電子文書201や印刷データを、その文字、図形、イメージ等の描画に関する印刷データの解析結果により処理する。
このように構成された印刷システムにおいて、図3のフローチャートに従って、本発明の第一実施例について説明する。
図3は、本発明の地紋印刷データ送信処理を表すフローチャートである。
請求項1及び2記載の方法によれば、まずホスト200で印刷原稿となるアプリケーションデータ201を生成し、プリンタドライバ204上で地紋印刷処理の設定を行う(S301)。ここで図5を用いて、ホスト200において地紋付き画像を形成する方法を簡単に説明しておく。
図5はプリンタドライバ204内に配された、地紋印刷に関するドライバユーザインターフェースの初期画面の一例である。
この例では、ダイアログ内のプロパティシート5001において地紋印刷に関する設定が行えるようになっている。5002は、印刷データに対して地紋印刷(つまり地紋画像を含む印刷)を行うかどうかを指定するチェックボックスを示している。このチェックボックス5002に指定された内容は印刷データに関する印刷設定情報を保持する付加印刷情報として格納される。5003は、地紋印刷の複数の設定情報を1つの識別子(スタイル)で指定可能にするためのスタイル情報を示す。プリンタドライバ204は複数のスタイルを選択可能となっており、各スタイルと地紋印刷に関する所定の情報との関係がレジストリに登録される。5004のボタンを用いることで、スタイルの追加も可能である。5005には、指定されたスタイル情報による地紋画像の結果がプレビューのため表示される。
また、ボタン5006を押下することにより、地紋情報編集用ダイアログが表示される。
図示しない地紋情報編集用ダイアログでは、地紋印刷に用いる「文字列」「イメージ」といった描画オブジェクトの種類や、地紋パターンと原稿データの印刷順序や、地紋パターンの配置や色等、地紋画像を形成する個々の地紋情報の指定が可能である。
上記方法によって指定選択された地紋パターンのイメージ画像が、プリンタドライバ204で生成される(S302)。
次にプリンタドライバ204では、電子文書201をLBP100が認識可能なPDLに変換していくが、このときに各ページで白紙判定を行う。まず1ページ目よりPDLデータを判定していく為、ページカウンタiが1に設定される(S303)。次に1ページ目が白紙ページであるか、白紙判定される(S304)。ここでいう"白紙ページ"とは、プリンタドライバ204の白紙判定処理の制御によって、完全に白紙(改行コードのみ等)の場合もあれば、数ドットの意図しない極わずかなデータ等が存在する場合もあるが、この定義はプリンタドライバ204の白紙判定処理に委ねられるものとする。
処理に戻って、S304の白紙判定の結果、画像があると判断された場合(S304でNO)、通常の地紋印刷処理となる為、S302で生成された地紋画像が、該ページに付加され(S306)、PDLデータが生成される。またそこで白紙と判定された場合(S304でYES)、地紋画像は付加せず、白紙の非課金処理の指定コマンドをPDLデータに追加する(S305)。但し、もし白紙の非課金処理機能に対応していないプリンタであった場合は、S305の処理は省かれる。本実施例においては、対応しているものとして説明する。ここまでで、1ページ目における白紙判定結果に基づく印刷データの生成が終了となる。
続いて、電子文書201において、全Nページ分の印刷データ生成が終了したか判定し(S307)、次ページがあれば(N > i )、ページカウンタiを+1カウントアップして、2ページ目の白紙判定処理に移る(S308)。2ページ目以降もNページ終了するまで、1ページ目同様S304〜S308の処理を繰り返す。S307で全Nページ分処理が終了し、次ページがないと判定された場合は(N <= i)、S304〜S306の繰り返しで生成された印刷データをLBP100に送信する(S309)。
一方、LBP100側では、ホスト200から受信した印刷データを、通常の印刷処理同様、印刷データを所定のメモリに記憶し、電子文書解析部・PDL解析部113で印刷データ含まれる各PDLコマンド命令や印刷ジョブ制御命令を解析した後、描画処理実行部116で印刷イメージ等を生成、出力すればよい。もしページ内に白紙時の非課金処理の指定コマンドが含まれていた場合、特許文献『特開2004−139465号』にあるように、指定されたページにデータがあっても強制的に白紙として処理し、課金しないようにすればよいだけである。
なお本実施例では、潜像画像として地紋を例にとって説明しているが、印刷原稿となるアプリケーションデータに対し、付加情報を付ける画像であれば、フォームやWaterMarkやスタンプ等でもよいことは言うまでもない。
以上、第一実施例によれば、不正複写抑制の不要な白紙ページが含まれる印刷データに対して地紋印刷設定された場合でも、S304において印刷データの各ページが白紙か否か判定して、地紋画像を付加するかを決定することで、印刷データ全体ではなく地紋画像の必要なページにのみ付加することが出来る。
さらに、地紋画像を付加する必要のない白紙ページに対し、S305において白紙の非課金処理指定をすることで、不当な課金を抑止することができる上、無駄なトナーの消費も防ぐことが出来る。
(第二実施例)
本発明の第二実施例について、図4のフローチャートに従って説明する。なお、本発明における印刷システムの構成については、第一実施例において説明したものと同様のため、説明を省略する。
本発明の第二実施例について、図4のフローチャートに従って説明する。なお、本発明における印刷システムの構成については、第一実施例において説明したものと同様のため、説明を省略する。
図4は、本発明の第一実施例における図3に対し、白紙地紋印刷設定を備えたフローチャートである。
請求項3記載の方法によれば、第一実施例のS301〜S302と同じく、プリンタドライバ204上で地紋印刷処理の設定を行い(S401)、地紋パターンのイメージ画像を生成する(S402)。
次に白紙地紋印刷の設定を行う(S404)。第一実施例で説明した図5の地紋印刷に関するドライバユーザインターフェースのプロパティ5001において、5002の地紋印刷するか否かを指定するチェックボックスと同様に、白紙ページに対して地紋を印刷するか否かを指定するチェックボックスを新たに設け、白紙地紋印刷の設定も行えるようにする。このチェックボックスに指定された内容に伴い、印刷データの出力結果が変わる。
チェックボックスにより白紙地紋印刷が指定された場合(S404でYES)、従来動作しているように、印刷データをページ毎に判断することなく、印刷データ全ページに対し、地紋画像を付加する(S410〜S412)。逆に白紙地紋印刷が指定されていない場合には(S404でNO)、第一実施例で説明した図3と同様の処理となる(S405〜S409)。最後に生成された印刷データをLBP100に送信する(S413)。
LBP100側での処理は、第一実施例において説明したものと同様のため、説明は省略する。
以上、第二実施例によれば、地紋印刷設定している時、白紙ページに対して意図的に地紋画像を印刷したい場合にも、S404においてドライバユーザインターフェース上に白紙地紋印刷設定を設けることで、印刷データ全体の地紋印刷が可能となる。これにより課金等の問題よりも、1つの印刷データ内で地紋画像の有無があることによる出力物の一貫性のなさに違和感をもつユーザにとっては、従来どおりの出力を得ることができ、各ユーザの意図した出力が望める。
100 レーザービームプリンタ(LBP)
110 プリンタコントローラ部
111 ネットワークインターフェース部
112 受信バッファ
113 電子文書解析部・PDL解析部
114 一時記憶バッファ
115 印刷制御処理実行部
116 描画処理実行部
117 ページメモリ
120 操作パネル
130 出力制御部
140 プリンタエンジン
200 ホストコンピュータ(ホスト)
201 電子文書、アプリケーションデータ
202 アプリケーション
203 ネットワークインターフェース部
204 プリンタドライバ
210 キーボード
211 マウス
220 ディスプレイモニタ
300 ネットワーク
1001 プリンタ制御ユニット
1002 レーザドライバ
1003 半導体レ−ザ
1004 レーザ光
1005 回転多面鏡
1006 感光ドラム
1007 現像ユニット
1008 定着ユニット
1009 排紙段
1010 用紙カセット
1011 給紙ローラ
1012/1013 搬送ローラ
110 プリンタコントローラ部
111 ネットワークインターフェース部
112 受信バッファ
113 電子文書解析部・PDL解析部
114 一時記憶バッファ
115 印刷制御処理実行部
116 描画処理実行部
117 ページメモリ
120 操作パネル
130 出力制御部
140 プリンタエンジン
200 ホストコンピュータ(ホスト)
201 電子文書、アプリケーションデータ
202 アプリケーション
203 ネットワークインターフェース部
204 プリンタドライバ
210 キーボード
211 マウス
220 ディスプレイモニタ
300 ネットワーク
1001 プリンタ制御ユニット
1002 レーザドライバ
1003 半導体レ−ザ
1004 レーザ光
1005 回転多面鏡
1006 感光ドラム
1007 現像ユニット
1008 定着ユニット
1009 排紙段
1010 用紙カセット
1011 給紙ローラ
1012/1013 搬送ローラ
Claims (4)
- 電子文書に対し、潜像画像を重ねあわせて印刷する印刷システムにおいて、
電子文書に潜像イメージを合成するよう指定する手段と、
前記電子文書に重ねあわせる潜像イメージを生成する潜像イメージ生成手段と、
前記電子文書をプリンタ記述言語に変換する手段と、
前記プリンタ記述言語への変換の際に、前記電子文書の各ページが白紙であるか否かをページ毎に判定する手段と、
前記白紙判定手段の結果に基づき、前記潜像イメージ生成手段により生成された潜像イメージを該ページに合成するか否かを選択する手段と、
前記選択手段の結果に基づき、前記ページに前記潜像イメージを合成する手段を備えることを特徴とする印刷制御方法。 - 請求項1において、前記白紙判定手段の結果、白紙ページであると判定された場合、
前記白紙ページに対し、課金を行わないで処理できるように非課金指定する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の印刷制御方法。 - 請求項1において、前記電子文書に含まれる白紙ページに対して、
前記白紙判定手段及び潜像イメージの合成選択手段を実施するか否かを選択する手段を備えることを特徴とする請求項1ないし2記載の印刷制御方法。 - 請求項1から3における各手段は、ホストコンピュータ側でなされることを特徴とする請求項1から3記載の印刷制御方法。
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JP2011180794A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 情報処理装置及びプログラム |
JP2013219712A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム |
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2007
- 2007-12-21 JP JP2007329950A patent/JP2009152956A/ja active Pending
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