JP2009152264A - プローブカード - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な装置構成で、プローブ針及び電極パッドに損傷を与えることなく、異物の除去をより確実に実行する手段の提供。
【解決手段】検査可能状態にある半導体ウェハ30の電極パッド31に接続可能なプローブ針11と、毛材13aを備えた異物除去部13と、異物除去部13を支持する支持部14とを備えて構成された異物除去用ブラシ12と、を備え、プローブ針11と半導体ウェハ30とを接近させる接近動作の実行中において、異物除去用ブラシ12の異物除去部13が、プローブ針11の先端が電極パッド31に接触する前に電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接し、電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接触した状態で、電極パッド31のプローブ針11の先端との接点を挟んだ一方側から他方側に平行移動するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェハに対する電気的特性の測定を行うためのプローブカード、特に、プローブ針や半導体ウェハの電極パッドに付着した異物を除去可能な構成を備えたプローブカードに関する。
半導体装置の製造工程では、一般的に、プローブカードを用いて半導体ウェハの電気的特性の測定を実行する。プローブカードは、検査可能な状態にステージ上に設置された半導体ウェハの電極パッドに接触して電気的に接続可能なプローブ針を備えて構成されている。半導体ウェハの電気的特性を測定する際は、先ず、半導体ウェハをステージ上に検査可能状態に設置し、その後、例えば、ステージをプローブカード側に駆動して近接動作させる。半導体ウェハの電極パッドにプローブ針の先端が接触し、電気パッドとプローブ針が電気的に接続されると、ステージの近接動作を停止し、半導体ウェハの電気的特性の測定を開始する。
ここで、プローブカードのプローブ針や半導体ウェハの電極パッドに異物等が付着していると、半導体ウェハに対する電気的特性の測定を良好に実行することができない可能性や、プローブ針の損傷等の不具合を引き起こす可能性があるため、プローブカードに付着した異物を効果的に除去するための様々な技術が提案されている。
プローブカードに付着した異物を除去するための技術としては、例えば、プローブカードに、微細繊維状布等で構成されたクリーニング材を備え、クリーニング材をプローブ針に直接接触させて異物の除去を行うクリーニングユニットを備えたプローブカードがある(例えば、特許文献1参照)。
プローブカードに付着した異物を除去するための更に他の技術として、例えば、半導体ウェハの電極パッド上の異物を除去する異物除去用プローブ針を備え、異物除去用プローブ針を電極パッドの上方から垂直方向に移動させて、電極パッド上に移動させ、更に、プローブ針を電極パッドの水平方向に移動させて異物を除去するプローブカードがある(例えば、特許文献2参照)。
プローブカードに付着した異物を除去するための技術として、例えば、プローブ針及び電極パッドに対し、付着した異物を除去するために、エアーを吹き付けるエアー吹き付け手段及びエアーを吸収するエアー吸引手段の一方または両方を備えたプローブカードがある(例えば、特許文献3参照)。
特開平4−364746号公報 特開2000−40719号公報 特開2003−273174号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプローブカードは、電極パッド上の異物を除去することは考慮されておらず、電極パッド上に異物が付着していた場合には、半導体ウェハに対する電気的特性の測定が正常に実行できず、プローブ針や電極パッドの損傷を招く可能性があった。このため、別途電極パッド上の異物を除去する構成が必要となるという問題があった。
尚、特許文献2に記載のプローブカードでは、異物除去用プローブ針により、電極パッド上の異物を除去可能であるが、電極パッド上の異物を除去するために、異物除去用プローブ針や異物除去用プローブ針を駆動する駆動手段を備える構成であるため、異物の除去にかかる部品点数が多くなる。そして、駆動手段により異物除去用プローブ針を駆動する構成であることから、異物の除去に時間がかかり、製造時間の増大を招く可能性があった。更に、異物除去用プローブ針で電極パッド上の異物を除去する構成であるため、電極パッドの損傷防止を十分に図るためには、プローブ針の位置決め等、詳細な設定が必要となる。
上記特許文献1及び特許文献2のプローブカードに対し、特許文献3に記載のプローブカードでは、エアー吹き付け手段及びエアー吸引手段によってプローブ針及び電極パッドの両方について、付着した異物を除去可能になるが、除去された異物が電極パッド上に落下する可能性があり、電極パッド上の異物の除去を十分に図ることが困難であった。異物が誤って電極パッド上に落下した場合には、半導体ウェハに対する電気的特性の測定を正常に行うことができず、プローブ針の損傷や電極パッドの損傷を引き起こす虞があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な装置構成で、プローブ針及び電極パッドに損傷を与えることなく、異物の除去をより確実に実行できる手段を備えたプローブカードを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るプローブカードは、検査可能状態にある半導体ウェハの電極パッドに接触して電気的に接続可能なプローブ針と、少なくとも前記電極パッドに接触して前記電極パッド上の異物を除去可能な毛材を備えた異物除去部と、前記異物除去部を支持する支持部とを備えて構成された異物除去用ブラシと、前記プローブ針及び前記異物除去用ブラシが設置された基材部と、を備え、前記検査可能状態にある前記半導体ウェハの前記電極パッドに前記プローブ針の先端を接触させて電気的に接続するために、前記プローブ針と前記半導体ウェハとを接近させる前記電極パッドと前記プローブ針の先端が接触するまでの接近動作の実行中において、前記異物除去用ブラシの前記異物除去部が、前記プローブ針の先端が前記電極パッドに接触する前に前記電極パッドまたは前記半導体ウェハの表面に接し、前記電極パッドまたは前記半導体ウェハの表面に接触した状態で、前記電極パッドの前記プローブ針の先端との接点を挟んだ一方側から他方側に平行移動するように構成されていることを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るプローブカードは、前記異物除去用ブラシの前記支持部が、柱状部材で構成され、前記柱状部材の先端部に前記異物除去部が構成され、前記柱状部材の終端部が、回転動作可能な状態で、前記基材部に設置されていることを第2の特徴とする。
上記第1の特徴の本発明に係るプローブカードは、前記異物除去用ブラシの前記支持部が、少なくとも前記検査可能状態にある前記半導体ウェハの前記電極パッドの表面に沿って、初期形状に自動回復可能な状態で変形可能な弾性部材で構成されていることを第3の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るプローブカードは、前記異物除去用ブラシの前記異物除去部の前記毛材が、前記異物除去部が前記接点の上方に位置する場合に、前記電極パッドと前記接点に未到達の前記プローブ針の先端の両方に接触して、前記電極パッド及び前記プローブ針に付着した異物を除去可能に構成されていることを第4の特徴とする。
上記何れかの特徴の本発明に係るプローブカードは、前記異物除去用ブラシの前記異物除去部が、前記電極パッドの表面に平行な回転軸を備え、前記回転軸に前記毛材が固定され、前記回転軸周りに前記毛材を回転駆動可能に構成されていることを第5の特徴とする。
上記特徴のプローブカードによれば、プローブ針と半導体ウェハとを接近させる接近動作の実行中、電極パッドと前記プローブ針の先端が接触するまでに、接近動作に連動して異物除去用ブラシにより電極パッド上の異物を除去するように構成したので、半導体ウェハに対する電気的特性の測定前に、より確実に電極パッドに付着した異物を除去することができる。即ち、上記特徴のプローブカードによれば、電極パッドの異物を電気的特性の測定前により確実に除去できるので、電極パッドの異物の付着に起因する不具合の発生、例えば、半導体ウェハの電気的特性の測定における測定端子間のショートやオープン(接触)不良の発生、半導体装置の製造工程のテスト品質の低下や、半導体装置の製造歩留まりの低下等をより確実に低減することができる。
更に、上記特徴のプローブカードによれば、半導体ウェハの電気的特性の測定におけるプローブ針と半導体ウェハの接近動作に連動して異物の除去が行えるので、異物除去用プローブ針を駆動手段により駆動して異物を除去する上記特許文献2に記載のプローブカードの場合に比べ、異物除去のための特別な工程や手間を必要とせず、半導体装置の製造工程及び製造時間の増大を招くことがなく、半導体装置の製造コストの増大を効果的におさえることが可能になる。
また、上記特徴のプローブカードでは、プローブ針に比べ比較的柔らかい材料で作成された毛材を用いた異物除去用ブラシにより異物除去を行うので、異物除去用プローブ針により異物を除去する上記特許文献2に記載のプローブカードの場合に比べ、電極パッドに対する異物除去用ブラシ(異物除去用プローブ針)の位置決めが容易であり、異物除去時における電極パッドの損傷をより効果的に防止することが可能になる。
また、上記特徴のプローブカードでは、異物除去用ブラシにより異物除去を行うので、エアー吹き付け手段により異物を吹き飛ばす特許文献3に記載のプローブカードの場合のように、所定の電極パッドから除去した異物が他の電極パッドに付着することがなく、電極パッド上の異物をより確実に除去できる。
上記第2の特徴のプローブカードによれば、異物除去用ブラシの支持部を回転動作可能な柱状部材で構成したので、簡単な装置構成で、駆動手段等の比較的高価な装置を必要とすることなく本発明に係るプローブカードを実現できる。
同様に、上記第3の特徴のプローブカードによれば、異物除去用ブラシの支持部を弾性部材で構成したので、簡単な装置構成で、駆動手段等の比較的高価な装置を必要とすることなく本発明に係るプローブカードを実現できる。
上記第4の特徴のプローブカードによれば、異物除去用ブラシの毛材を、異物除去部が接点の上方に位置する場合に、電極パッドと接点に未到達のプローブ針の先端の両方に接触して、電極パッド及びプローブ針に付着した異物を同時に除去するように構成したので、電極パッドだけでなく、プローブ針についても、異物除去のための特別な工程を必要とすることなく、プローブ針に付着した異物をより確実に除去することが可能になる。
上記第5の特徴のプローブカードによれば、異物除去用ブラシを、回転軸周りに毛材を回転動作可能に構成したので、プローブ針や電極パッドに付着した異物をより確実に除去することが可能になる。
以下、本発明に係るプローブカードの実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明に係るプローブカードの第1実施形態について図1を基に説明する。
先ず、プローブカード1Aの構成について図1を基に説明する。ここで、図1は、本実施形態における本発明に係るプローブカード1Aの概略部分構成例を示している。尚、図1は説明のための模式図であり、図1に示す各構成は、実際のプローブカード1や半導体ウェハ30とは寸法比が異なっている。
プローブカード1Aは、図1に示すように、検査可能状態にある半導体ウェハ30の電極パッド31に接触して電気的に接続可能なプローブ針11と、少なくとも電極パッド31に接触して電極パッド31上の異物40を除去可能な毛材13aを備えた異物除去部13と、異物除去部13を支持する支持部14とを備えて構成された異物除去用ブラシ12と、プローブ針11及び異物除去用ブラシ12が設置された基材部10と、を備えて構成されている。
プローブカード1Aは、検査可能状態にある半導体ウェハ30の電極パッド31にプローブ針11の先端を接触させて電気的に接続するために、プローブ針11と半導体ウェハ30とを接近させる電極パッド31とプローブ針11の先端が接触するまでの接近動作の実行中において、異物除去用ブラシ12の異物除去部13が、プローブ針11の先端が電極パッド31に接触する前に電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接し、電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接触した状態で、電極パッド31のプローブ針11の先端との接点を挟んだ一方側から他方側に平行移動するように構成されている。
より詳細には、異物除去用ブラシ12は、図1に示すように、支持部14が柱状部材で構成され、柱状部材の先端部に異物除去部13が構成され、柱状部材の終端部15が、回転動作可能な状態で、基材部10に設置されている。
本実施形態の異物除去用ブラシ12の支持部14は、終端部15の垂直下方よりプローブ針側で回転動作可能に構成されており、支持部14の先端部が確実に半導体ウェハ30及び電極パッド31側に移動するように構成されている。本実施形態の異物除去部13は、電極パッド31の表面に平行な軸13bを備え、軸13bに毛材13aが固定されている。異物除去部13は、毛材13aが、図1(c)及び(d)に示すように、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31の接点を含む表面に接するように、軸13bに対する固定方向及び長さが設定されている。
また、本実施形態では、異物除去用ブラシ12の支持部14及び毛材13aは、テフロン(登録商標)材料を用いて形成されており、半導体ウェハ30の破壊を防止するため電気絶縁性を備えている。更に、異物除去用ブラシ12は、特に、高温環境下における電気的特性の測定が行われる場合を考慮して、検査時の温度条件に応じた耐熱性を備えるように構成する。
次に、本発明に係るプローブカード1Aの動作について図1を基に説明する。尚、図1(a)及び(b)は、接近動作の実行中において異物除去用ブラシ12の異物除去部13が電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接したときのプローブカード1Aの状態を示す側面視図及び正面視図である。図1(c)及び(d)は、異物除去用ブラシ12の異物除去部13が接点の上方に位置するときのプローブカード1Aの状態を示す側面視図及び正面視図である。図1(e)及び(f)は、電極パッド31とプローブ針11の先端が接触し接近動作が終了したときのプローブカード1Aの状態を示す側面視図及び正面視図である。
より具体的には、半導体ウェハ30に対する電気的特性の測定を行うにあたって、先ず、測定対象の半導体ウェハ30を検査可能状態にステージ20に設置し、ステージ20を、プローブカード1Aに向けて、即ち、図1(a)及び(c)に示す矢印Xの方向に接近動作させる。そうすると、図1(a)及び(b)に示すように、異物除去用ブラシ12の異物除去部13が、プローブ針11の先端が電極パッド31に接触する前に電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接する。
更に、ステージ20をプローブカード1Aに向けて接近動作させると、電極パッド31または半導体ウェハ30の表面が矢印Xの方向に上昇するのに伴って異物除去用ブラシ12の異物除去部13が上昇する。これにより、図1(c)及び(d)に示すように、異物除去用ブラシ12の支持部14が図1における時計回り(矢印Y2の方向)に回転動作し、異物除去用ブラシ12の異物除去部13が、電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接触した状態で、電極パッド31のプローブ針11の先端との接点を挟んだ一方側から他方側に、即ち、図1(a)及び(c)に示す矢印Y1の方向に平行移動する。
このとき、図1(e)及び(f)に示すように、電極パッド31の接点上の異物40は、電極パッド31の接点上から、異物除去用ブラシ12の異物除去部13によって図1(e)の左側(他方側、図1(a)及び(c)の矢印Y1の方向に対応)、図1(f)の手前側に除去される。その後、図1(e)及び(f)に示すように、プローブ針11の先端が電極パッド31の接点に接触し電気的に接続されると、ステージ20の接近動作を終了し、半導体ウェハ30の電気的特性の測定を開始する。
このように構成したことにより、本実施形態のプローブカード1Aは、簡単な構成で、電気的特性の測定前に電極パッド31上の異物40を確実に除去できる。また、電極パッド31に過大な圧力等をかけることなく電極パッド31に損傷を与えない。更に、電気的特性の測定のためのステージ20の接近動作を利用して電極パッド31上の異物除去を行うので、異物除去のための特別な時間や手間が生じない。
〈第2実施形態〉
本発明に係るプローブカードの第2実施形態について図2を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1実施形態とは、異物除去用ブラシ12の毛材の構成が異なる場合について説明する。
先ず、本実施形態のプローブカード1Bの構成について図2を基に説明する。ここで、図2は、本実施形態における本発明に係るプローブカード1Bの概略部分構成例を示している。尚、図2は説明のための模式図であり、図2に示す各構成は、実際のプローブカード1や半導体ウェハ30とは寸法比が異なっている。
プローブカード1Bは、図2に示すように、上記第1実施形態と同様に、プローブ針11と異物除去用ブラシ12と基材部10を備えて構成されている。
異物除去用ブラシ12は、上記第1実施形態と同様に、支持部14が柱状部材で構成され、柱状部材の先端部に異物除去部13が構成され、柱状部材の終端部15が、回転動作可能な状態で、基材部10に設置されている。尚、異物除去用ブラシ12の支持部14の構成は、上記第1実施形態と同じである。
本実施形態の異物除去用ブラシ12は、図2(c)及び(d)に示すように、異物除去用ブラシ12の異物除去部13の毛材が、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31と接点に未到達のプローブ針11の先端の両方に接触して、電極パッド31及びプローブ針11に付着した異物40を除去可能に構成されている。より具体的には、異物除去部13は、図2に示すように、電極パッド31の表面に平行な軸13bを備えている。更に、本実施形態の異物除去部13は、図2(a)及び(c)に示すように、先端部が半導体ウェハ30(電極パッド31)に向かうように終端部を軸13bに固定した上記第1実施形態の毛材13aに加え、先端部がプローブ針11に向かうように終端部を軸13bに固定した毛材13cを備えている。毛材13a及び13cは、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31の表面及びプローブ針11の先端に接するように、軸13bに対する固定方向及び長さが設定されている。
このように構成することにより、本実施形態のプローブカード1Bは、電極パッド31上の異物40に加え、プローブ針11の先端に付着した異物40を除去することが可能になる。
〈第3実施形態〉
本発明に係るプローブカードの第3実施形態について図3を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態とは、異物除去用ブラシ12の支持部の構成が異なる場合について説明する。
先ず、本実施形態のプローブカード1Cの構成について図3を基に説明する。ここで、図3は、本実施形態における本発明に係るプローブカード1Cの概略部分構成例を示している。尚、図3は説明のための模式図であり、図3に示す各構成は、実際のプローブカード1や半導体ウェハ30とは寸法比が異なっている。
プローブカード1Cは、図3に示すように、上記第1及び第2実施形態と同様に、プローブ針11と異物除去用ブラシ12と基材部10を備えて構成されている。
異物除去用ブラシ12は、図3に示すように、上記第1及び第2実施形態と同様に、少なくとも電極パッド31に接触して電極パッド31上の異物40を除去可能な毛材13aを備えた異物除去部13と、異物除去部13を支持する支持部16とを備えて構成されている。
本実施形態の異物除去用ブラシ12は、図3に示すように、支持部16が、少なくとも検査可能状態にある半導体ウェハ30の電極パッド31の表面に沿って、初期形状に自動回復可能な状態で変形可能な弾性部材で構成されている。支持部16は、図3に示すように、先端部を半導体ウェハ30側に向けて、基材部10に対し所定の角度を有するように、終端部15が基材部10に固定されている。
異物除去部13は、上記第1実施形態と同様に、電極パッド31の表面に平行な軸13bを備え、軸13bに毛材13aが固定されている。異物除去部13は、毛材13aが、図3(c)及び(d)に示すように、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31の表面に接するように、軸13bに対する固定方向及び長さが設定されている。
本実施形態の異物除去用ブラシ12は、ステージ20の矢印Xの方向への接近動作により、異物除去部13が電極パッド31または半導体ウェハ30に接触した後、図3(c)〜(f)に示すように、支持部16を湾曲させながら、異物除去部13が、電極パッド31または半導体ウェハ30の表面に接触した状態で、電極パッド31のプローブ針11の先端との接点を挟んだ一方側から他方側に、即ち、図1(a)及び(c)に示す矢印Y1の方向に平行移動するように構成されている。
〈第4実施形態〉
本発明に係るプローブカードの第4実施形態について図4を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態とは、異物除去用ブラシ12の支持部16の構成が異なり、上記第3実施形態とは、異物除去用ブラシ12の毛材の構成が異なる場合について説明する。
先ず、本実施形態のプローブカード1Dの構成について図4を基に説明する。ここで、図4は、本実施形態における本発明に係るプローブカード1Dの概略部分構成例を示している。尚、図4は説明のための模式図であり、図4に示す各構成は、実際のプローブカード1や半導体ウェハ30とは寸法比が異なっている。
プローブカード1Dは、図4に示すように、上記第1〜第3実施形態と同様に、プローブ針11と異物除去用ブラシ12と基材部10を備えて構成されている。
異物除去用ブラシ12は、図4に示すように、上記第1〜第3実施形態と同様に、少なくとも電極パッド31に接触して電極パッド31上の異物40を除去可能な毛材を備えた異物除去部13と、異物除去部13を支持する支持部16とを備えて構成されている。
本実施形態の異物除去用ブラシ12は、図4に示すように、上記第3実施形態と同様に、支持部16が、少なくとも検査可能状態にある半導体ウェハ30の電極パッド31の表面に沿って、初期形状に自動回復可能な状態で変形可能な弾性部材で構成されている。支持部16は、図4に示すように、先端部を半導体ウェハ30側に向けて、基材部10に対し所定の角度を有するように、終端部15が基材部10に固定されている。
更に、本実施形態の異物除去用ブラシ12は、図4に示すように、上記第2実施形態と同様に、異物除去部13が、接点の上方に位置する場合に、先端部が半導体ウェハ30側に向かうように終端部を軸13bに固定された毛材13aと、先端部がプローブ針11に向かうように終端部を軸13bに固定した毛材13cを備えている。毛材13aと毛材13cは、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31の表面及びプローブ針11の先端に接するように、毛材13cの軸13bに対する固定方向及び長さが設定されている。
〈第5実施形態〉
本発明に係るプローブカードの第5実施形態について図5を基に説明する。尚、本実施形態では、上記第1〜第4実施形態とは、異物除去用ブラシ12の異物除去部13の構成が異なる場合について説明する。
先ず、本実施形態のプローブカード1Eの構成について図5を基に説明する。ここで、図5は、本実施形態における本発明に係るプローブカード1Eの概略部分構成例を示している。尚、図5は説明のための模式図であり、図5に示す各構成は、実際のプローブカード1や半導体ウェハ30とは寸法比が異なっている。
プローブカード1Eは、図5に示すように、上記第1実施形態と同様に、プローブ針11と異物除去用ブラシ12と基材部10を備えて構成されている。
異物除去用ブラシ12は、上記第1実施形態と同様に、支持部14が柱状部材で構成され、柱状部材の先端部に異物除去部13が構成され、柱状部材の終端部15が、回転動作可能な状態で、基材部10に設置されている。尚、異物除去用ブラシ12の支持部14の構成は、上記第1実施形態と同じである。
本実施形態の異物除去用ブラシ12は、図5(c)及び(d)に示すように、異物除去部13の毛材13eが、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31と接点に未到達のプローブ針11の先端の両方に接触して、電極パッド31及びプローブ針11に付着した異物40を除去可能に構成されている。
より具体的には、異物除去部13は、図5に示すように、電極パッド31の表面に平行な回転軸13dを備えており、少なくとも半導体ウェハ30を搭載したステージ20のX方向への近接動作時に、図5(c)に示す矢印Zの方向に回転軸13dを回転駆動する駆動手段(図示せず)を備えている。更に、本実施形態の異物除去部13は、図5(a)及び(c)に示すように、回転軸13dを中心として外側に向けて4方向に毛材13eが固定されている。尚、本実施形態では、4方向に毛材13eが形成されている場合を想定しているが、毛材13eは、回転軸13dを中心として回転駆動可能に構成されているので、3方向以上に形成すれば、回転軸13dが直接電極パッド31に接して電極パッド31を損傷するのを防止することが可能になる。また、毛材13eは、異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、電極パッド31の表面及びプローブ針11の先端に接するように、長さが設定されている。
本実施形態の異物除去用ブラシ12は、図5(c)及び(d)に示すように、少なくとも異物除去用ブラシ12の異物除去部13が接点の上方に位置する場合に、回転軸13dを図5(c)に示す矢印Zの方向に回転駆動させ、電極パッド31上及びプローブ針11の先端に付着した異物40を除去する。本実施形態では、毛材13cが回転動作するので、より効果的に電極パッド31上及びプローブ針11の先端に付着した異物40を除去することが可能になる。
尚、本実施形態では、上記第1及び第2実施形態と同様に、異物除去用ブラシ12の支持部14が柱状部材で構成されている場合について説明したが、異物除去用ブラシ12の支持部14は、上記第3及び第4実施形態と同様に、弾性部材で構成されていても良い。また、本実施形態では、上記第2及び第4実施形態と同様に、本発明に係るプローブカード1Eの構成を、毛材13cが回転軸13dを挟んで両側に固定されている異物除去部13に適用する場合について説明したが、上記第1及び第3実施形態と同様に、プローブカード1Eの構成を、異物除去部13の毛材13aが一方向にのみ固定されている異物除去部13に適用しても良い。
〈別実施形態〉
上記第1〜第5実施形態では、ステージ20をプローブカード1に近づけることにより近接動作を実行したが、これに限るものではない。プローブカード1をステージ20に向けて移動させる構成であっても良い。
本発明に係るプローブカードの第1実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るプローブカードの第2実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るプローブカードの第3実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るプローブカードの第4実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図 本発明に係るプローブカードの第5実施形態における概略部分構成例を示す概略部分ブロック図
符号の説明
1 本発明に係るプローブカード
1A 本発明に係るプローブカード
1B 本発明に係るプローブカード
1C 本発明に係るプローブカード
1D 本発明に係るプローブカード
1E 本発明に係るプローブカード
10 基材部
11 プローブ針
12 異物除去用ブラシ
13 異物除去部
13a 毛材
13b 軸
13c 毛材
13d 回転軸
14 支持部
15 終端部
16 支持部
20 ステージ
30 半導体ウェハ
31 電極パッド
40 異物

Claims (5)

  1. 検査可能状態にある半導体ウェハの電極パッドに接触して電気的に接続可能なプローブ針と、
    少なくとも前記電極パッドに接触して前記電極パッド上の異物を除去可能な毛材を備えた異物除去部と、前記異物除去部を支持する支持部とを備えて構成された異物除去用ブラシと、
    前記プローブ針及び前記異物除去用ブラシが設置された基材部と、を備え、
    前記検査可能状態にある前記半導体ウェハの前記電極パッドに前記プローブ針の先端を接触させて電気的に接続するために、前記プローブ針と前記半導体ウェハとを接近させる前記電極パッドと前記プローブ針の先端が接触するまでの接近動作の実行中において、
    前記異物除去用ブラシの前記異物除去部が、前記プローブ針の先端が前記電極パッドに接触する前に前記電極パッドまたは前記半導体ウェハの表面に接し、前記電極パッドまたは前記半導体ウェハの表面に接触した状態で、前記電極パッドの前記プローブ針の先端との接点を挟んだ一方側から他方側に平行移動するように構成されていることを特徴とするプローブカード。
  2. 前記異物除去用ブラシの前記支持部が、柱状部材で構成され、前記柱状部材の先端部に前記異物除去部が構成され、前記柱状部材の終端部が、回転動作可能な状態で、前記基材部に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記異物除去用ブラシの前記支持部が、少なくとも前記検査可能状態にある前記半導体ウェハの前記電極パッドの表面に沿って、初期形状に自動回復可能な状態で変形可能な弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  4. 前記異物除去用ブラシの前記異物除去部の前記毛材が、前記異物除去部が前記接点の上方に位置する場合に、前記電極パッドと前記接点に未到達の前記プローブ針の先端の両方に接触して、前記電極パッド及び前記プローブ針に付着した異物を除去可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプローブカード。
  5. 前記異物除去用ブラシの前記異物除去部が、前記電極パッドの表面に平行な回転軸を備え、前記回転軸に前記毛材が固定され、前記回転軸周りに前記毛材を回転駆動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプローブカード。
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