JP5108238B2 - 検査方法、検査装置及び制御プログラム - Google Patents

検査方法、検査装置及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5108238B2
JP5108238B2 JP2006048024A JP2006048024A JP5108238B2 JP 5108238 B2 JP5108238 B2 JP 5108238B2 JP 2006048024 A JP2006048024 A JP 2006048024A JP 2006048024 A JP2006048024 A JP 2006048024A JP 5108238 B2 JP5108238 B2 JP 5108238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
inspection
electrode
fritting
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006048024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007227714A (ja
Inventor
孝憲 百留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006048024A priority Critical patent/JP5108238B2/ja
Priority to PCT/JP2007/052318 priority patent/WO2007097207A1/ja
Priority to US12/279,864 priority patent/US7679387B2/en
Priority to KR1020087019820A priority patent/KR101019238B1/ko
Priority to TW096105496A priority patent/TW200802663A/zh
Publication of JP2007227714A publication Critical patent/JP2007227714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5108238B2 publication Critical patent/JP5108238B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks
    • G01R31/2891Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks related to sensing or controlling of force, position, temperature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体ウエハに形成された半導体装置等の検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査方法、検査装置及び制御プログラムに関する。
従来から、半導体装置の製造工程においては、半導体ウエハに形成された半導体装置等の検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行うことが知られている。このような検査において、プローブを接触させる電極は、アルミニウム、銅、半田等の酸化し易い材料によって形成されていると、検査段階では、電極の表面に酸化膜等の絶縁膜が形成されている。このため、プローブを電極に接触させた時に、これらの間の電気抵抗が高くなり、良好な電気的接触状態が得られない。このため、プローブを電極に当接させる荷重(針圧)を例えば3g以上に高め、絶縁膜を突き破って電気抵抗を減少させることが知られている。
しかしながら、上記の方法では、電極の下地にダメージを与える等の問題がある。このため、フリッティング現象を利用することによって、より低い針圧で、良好な電気的接触状態を得る検査方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−139542号公報
上記のフリッティング現象を利用した検査方法では、1つの電極に2つのプローブを近接させて接触させる。そして、これらのプローブの間に電圧を印加することにより、フリッティング現象を生じさせ、電気的に絶縁膜を破壊して良好な電気的接続を得るものである。しかしながら、このような検査方法においては、針圧が低いためにプローブの先端が電極上を滑ってしまい、十分な電気的接触が得られないままフリッティングを行うことにより、フリッティングによっても検査に必要とする電気的な接触状態を得られない場合があることが判明した。このため、このような検査方法においても、さらに、確実に良好な電気的な接触状態を得ることができるようにし、より正確かつ確実に検査を行えるようにすることが必要とされる。
本発明は、上記従来の事情に対処してなされたもので、従来に比べてより確実に良好な電気的な接触状態を得ることができ、正確かつ確実に検査を行うことのできる検査方法、検査装置及び制御プログラムを提供しようとするものである。
請求項1の検査方法は、検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査方法であって、前記プローブを前記電極に所定荷重で当接させて機械的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下に減少させる工程と、フリッティング現象により電気的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を、前記第1の所定値より少ない第2の所定値以下に減少させるフリッティング工程と、前記プローブをフリッティング回路からテスト回路に接続させるスイッチング工程と、前記テスト回路により前記検査対象物の電気的な検査を行う工程と、前記検査対象物の電気的な検査を所定回数行う毎に、粒径2μm以上の研磨部材を使用し、前記プローブの先端部の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上となるように前記プローブの先端部に凹凸を形成するプローブ先端成形工程と、を具備したことを特徴とする。
請求項の検査方法は、請求項記載の検査方法であって、前記プローブ先端成形工程を、前記プローブの先端部を研磨部材に当接させて研磨することにより行うことを特徴とする。
請求項の検査方法は、請求項記載の検査方法であって、前記プローブ先端成形工程において前記プローブの先端部を前記研磨部材に当接させてこれらを相対的に水平移動させることを特徴とする。
請求項の検査方法は、請求項1乃至いずれか1項記載の検査方法であって、前記電極に前記プローブとフリッティング用プローブを当接させ、前記プローブと前記フリッティング用プローブとの間に電圧を印加して前記フリッティング工程を行うことを特徴とする。
請求項の検査方法は、請求項1乃至4いずれか1項記載の検査方法であって、前記第1の所定値が1MΩであることを特徴とする。
請求項の検査方法は、請求項1乃至いずれか1項記載の検査方法であって、前記所定荷重が1g以下であることを特徴とする。
請求項7の検査装置は、検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査装置であって、前記プローブにフリッティング電圧を印加するフリッティング回路と、前記プローブにテスト電圧を印加するテスト回路と、前記フリッティング回路と前記テスト回路とを制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記プローブを前記電極に所定荷重で当接させて機械的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下に減少させるように前記検査装置を制御し、前記制御部は、フリッティング現象により電気的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を、前記第1の所定値より少ない第2の所定値以下に減少させるように前記検査装置を制御し、前記制御部は、フリッティング回路から前記テスト回路に前記プローブを接続し、前記テスト回路によって前記測定対象物の電気的な検査を行うように前記検査装置を制御し、前記制御部は、前記検査対象物の電気的な検査を所定回数行う毎に、粒径2μm以上の研磨部材を使用し、前記プローブの先端部の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上となるように前記プローブの先端部に凹凸を形成するように前記検査装置を制御することを特徴とする。
請求項の検査装置は、前記プローブの先端部を研磨部材に当接させて研磨することにより、前記プローブの先端部に凹凸を形成することを特徴とする。
請求項の検査装置は、請求項記載の検査装置であって、前記プローブの先端部を前記研磨部材に当接させてこれらを相対的に水平移動させることを特徴とする。
請求項10の検査装置は、請求項乃至いずれか1項記載の検査装置であって、前記電極に前記プローブとフリッティング用プローブを当接させ、前記プローブと前記フリッティング用プローブとの間に電圧を印加して前記フリッティング現象を生じさせることを特徴とする。
請求項11の検査装置は、請求項乃至10いずれか1項記載の検査装置であって、前記第1の所定値が1MΩであることを特徴とする。
請求項12の検査装置は、請求項乃至11いずれか1項記載の検査装置であって、前記所定荷重が1g以下であることを特徴とする。
請求項13の制御プログラムは、検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査装置を制御するための制御プログラムであって、前記プローブを前記電極に所定荷重で当接させて機械的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下に減少させる工程と、フリッティング現象により電気的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を、前記第1の所定値より少ない第2の所定値以下に減少させる工程と、前記プローブをフリッティング回路からテスト回路に接続させる工程と、前記テスト回路により前記検査対象物の電気的な検査を行う工程と、前記検査対象物の電気的な検査を所定回数行う毎に、粒径2μm以上の研磨部材を使用し、前記プローブの先端部の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上となるように前記プローブの先端部に凹凸を形成する工程と、をコンピュータが実施するようにすることを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べてより確実に良好な電気的な接触状態を得ることができ、正確かつ確実に検査を行うことのできる検査方法、検査装置及び制御プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る検査装置の概略構成を模式的に示すものである。同図に示すように、検査装置は、X−Y−Z方向に移動可能とされた駆動台1を具備している。この駆動台1には、被検査物としての半導体ウエハWを載置可能とされた載置台2が設けられている。また、載置台2の上方には、プローブカード3が配設されており、このプローブカード3には、多数のプローブ4が設けられている。さらに、駆動台1の載置台2の側方には、例えば、研磨シート等の研磨部材が設けられた研磨部5が配設されている。この研磨部5は、プローブ4の先端部を研磨してクリーニングするとともに、プローブ4の先端部に凹凸を形成するプローブ先端成形工程を行うためのものである。
上記プローブカード3のプローブ4は、スイッチ12を介してテスト回路(所謂テスタ)11とフリッティング用回路10に接続されている。そして、スイッチ12を切り替えることにより、プローブ4に、テスト回路11が電気的に接続された状態と、フリッティング用回路10が電気的に接続された状態とを選択できるようになっている。
上記した駆動台1、スイッチ12、フリッティング用回路10及びテスト回路11は、制御部13と接続されている。そして、駆動台1の駆動、スイッチ12の切り替え、フリッティング用回路10によるフリッティングの開始、及びテスト回路11による電気的なテスト(検査)の開始等は、制御部13からの信号によって実行されるようになっている。この制御部13による検査装置の制御は、制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて実行される。この制御プログラムは、コンピュータで読取り可能なコンピュータ記憶媒体(例えば、ハードディスク、CD、フレキシブルディスク、半導体メモリ等)などに格納された状態のものを利用したり、或いは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
ここで、フリッティング現象とは金属(本実施形態における電極)の表面に形成された酸化膜等の絶縁膜に印加される電位傾度が105〜106V/cm程度になると絶縁膜の厚さや金属の組成の不均一性により電流が流れて絶縁膜が破壊される現象をいう。図2は、このようなフリッティング現象を生じさせるためのフリッティング用回路10の概略構成を示すものである。同図に示すように、フリッティング用回路10は、プログラマブル電圧源21、電圧印加バッファアンプ22、電流センス抵抗23及び印加電流リミッタ24を備え、プログラマブル電圧源21からプローブカード3のプローブ4a,4bに電圧を印加するように構成されている。
プローブ4aは、電流センス抵抗23を介して電圧印加バッファアンプ22に接続されている。また、プローブ4bは電圧印加バッファアンプ22の入力端子側に接続されていると共に接地されている。これらのプローブ4a,4bは、例えばタングステン(W)、ベリリウム−銅合金(BeCu)及びパラジウム(Pd)等の導電性金属によって構成される。また、これらのプローブ4a,4bの針先の径は、検査対象物の電極の大きさに応じて選択されるが、検査対象物が半導体デバイスの場合、例えば20μm程度である。
上記のプローブ4a,4bのうちの一方、例えば、プローブ4aは検査用であり、フリッティング用回路10によるフリッティング時のみでなくテスト回路11による電気的な検査にも用いられる。また、他方のプローブ4bはフリッティング用回路10によるフリッティング用であり、テスト回路11による電気的な検査を行う際には、電気的に浮遊状態とされる。
これらのプローブ4a,4bの先端部には、前記した研磨部5に当接して研磨することにより、凹凸が形成されている。すなわち、駆動台1を駆動してプローブ4a,4bの先端部を研磨部5に所定荷重で押し当て、この状態で研磨部5を水平方向に移動させることによって、先端部を研磨し成形して凹凸を形成する。このプローブ4a,4bの凹凸による表面粗さ(算術平均粗さ(Ra))は、例えば0.5μm以上程度とすることが好ましい。また、この場合研磨部5の粒径は2μm以上程度とすることが好ましい。
このように先端部に凹凸が形成されたプローブ4a,4bを、検査対象物である半導体デバイスDの電極Pに低い針圧(例えば、1g以下)で接触させると、プローブ4a,4bが電極P上を滑ることなく絶縁膜Oに食い込むことにより、機械的に電極P上の絶縁膜Oに損傷を与え、電極Pとプローブ4a,4bとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下、例えば1MΩ以下(数百キロΩ程度)に減少させることができる。この時の抵抗値は、デバイスDの電気的な検査を行うためには、高すぎて不十分である。しかし、フリッティングを行うには十分であり、この状態でフリッティング用回路10によるフリッティングを行うことにより、フリッティング現象により電気的に電極P上の絶縁膜Oに損傷を与え、電極Pとプローブ4a,4bとの間の電気抵抗値を、第1の所定値より少ない第2の所定値以下、例えば第1の所定値の1/10以下に減少させることができる。すなわち、このような絶縁膜Oの機械的な破壊とフリッティングによる電気的な破壊の2段階の破壊を行うことにより、少ない針圧においても従来に比べてより確実に良好な電気的な接触状態を得ることができ、正確かつ確実に検査を行うことができる。
次に、図3を参照して、上記構成の検査装置の動作について説明する。同図に示すように、制御部13では、まず、それまでに実行した検査回数nが、予め設定された所定回数N(例えば、100回)未満であるか判断する(101)。そして、所定回数に達している場合は、プローブ先端の成形を行い(102)、検査回数nをクリアして0とする(103)。プローブ先端の成形工程では、駆動台1を駆動し、プローブ4a,4bの先端部を研磨部5に所定荷重で押し当て、この状態で駆動台1を水平移動させる。これによってプローブ4a,4bの先端部を研磨部5に当接させた状態で摺動させて研磨し、その表面状態を粗すことによって凹凸を形成する。
上記のプローブ先端の成形工程の後、又は上記の検査回数nがN未満の場合はプローブ先端の成形工程を行わずに、プローブカード4の先端部に凹凸を形成したプローブ4a、4bを検査対象物であるデバイスDの電極Pに所定針圧(例えば、1g以下)で接触させる(104)。このように、先端部に凹凸が形成されたプローブ4a,4bを検査対象物である半導体デバイスDの電極Pに低い針圧(例えば、1g以下)で接触させることにより、機械的に電極P上の絶縁膜Oに損傷を与え、電極Pとプローブ4a,4bとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下、例えば1MΩ以下に減少させることができる。
次に、上記のように電極Pとプローブ4a,4bとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下とした状態でフリッティングを行い、電気的に電極P上の絶縁膜Oに損傷を与え、電極Pとプローブ4a,4bとの間の電気抵抗値を第1の所定値より小さな第2の所定値以下とする(105)。このフリッティング工程では、図1に示したスイッチ12をフリッティング回路10側に切り替えた状態とし、図2に示したプログラマブル電圧源21を作動させる。そして、電圧印加バッファアンプ22及び電流センス抵抗23を介してプローブ4aに電圧を印加すると、絶縁膜Oが極めて薄い場合には最初は極めて僅かにトンネル電流が流れる。この状態から、プログラマブル電圧源21の電圧を徐々に昇圧すると、プローブ4a,4b間の電位傾度が徐々に大きくなり、所定の電位傾度(105〜106V/cm程度)に達するとフリッティング現象が生じ、電極Pの絶縁膜Oが破壊してプローブ4a,4bが電極Pの金属面と接触し、プローブ4aとプローブ4bの間の電流が急激に大きくなる。この電流を印加電流リミッタ24が検出し、それ以上の電流が流れないように電圧印加バッファアンプ22からの電圧の印加を停止させる。この結果、プローブ4a,4bと電極Pとの電気抵抗が前記した第1の所定値より小さな第2の所定値(例えば第1の所定値の1/10)以下とすることができる。
しかる後、図1に示したスイッチ12をテスト回路11側に切り替えて、テスト回路11による半導体デバイスDの電気的な検査を行う(106)。この後、実行した検査回数nをプラス1とし(107)、終了か否かの判断を行い(108)、全ての検査対象の半導体デバイスDの検査が終了するまで、上記の工程を繰り返して実行し、この後処理を終了する。
図4(a),(b)は、縦軸を抵抗値(対数目盛)、横軸をカウント数(測定回数)として、上記の工程における機械的接触時におけるプローブ4a,4bと電極Pとの電気抵抗値の実測値(図4(a))と、フリッティング後におけるプローブ4a,4bと電極Pとの電気抵抗値の実測値図(4(b))とを多数の針に対して比較して示すものである。同図に示されるように、フリッティング前には抵抗値が高く、かつ抵抗値にばらつきが大きいが、この状態からフリッティングを行うことによって、抵抗値を低くすることができ、かつ、抵抗値のばらつきを小さくすることができた。
以上のように、本実施形態によれば、従来に比べてより確実に良好な電気的な接触状態を得ることができ、正確かつ確実に検査を行うことができる。なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の変形が可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態では、駆動台1の上に研磨部5を設け、この研磨部5にプローブ4の先端部を押し当てた状態で、研磨部5側を水平方向に移動させて研磨を行い、プローブ4の先端部に凹凸を形成するよう成形したが、研磨材は、別途搬入するようにしても良く、また、プローブ4側を移動させるようにしても良い。また、このようなプローブ4の先端部の成形工程は、所定検査回数毎ではなく、所定枚数の半導体ウエハW検査毎など、他のタイミングで行っても良い。
本発明の一実施形態に係るプローブ装置の要部概略構成を示す図。 図1のプローブ装置のフリッティング用回路の構成を示す図。 図1のプローブ装置による検査方法を説明するためのフローチャート。 機械的接触時とフリッティング後の抵抗値を測定した結果を示すグラフ。
符号の説明
1……駆動台、2……載置台、3……プローブカード、4……プローブ、5…研磨部、10……フリッティング用回路、11……テスト回路、12……スイッチ、13……制御部、W……半導体ウエハ。

Claims (13)

  1. 検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査方法であって、
    前記プローブを前記電極に所定荷重で当接させて機械的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下に減少させる工程と、
    フリッティング現象により電気的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を、前記第1の所定値より少ない第2の所定値以下に減少させるフリッティング工程と、
    前記プローブをフリッティング回路からテスト回路に接続させるスイッチング工程と、
    前記テスト回路により前記検査対象物の電気的な検査を行う工程と、
    前記検査対象物の電気的な検査を所定回数行う毎に、粒径2μm以上の研磨部材を使用し、前記プローブの先端部の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上となるように前記プローブの先端部に凹凸を形成するプローブ先端成形工程と、
    を具備したことを特徴とする検査方法。
  2. 請求項1記載の検査方法であって、
    前記プローブ先端成形工程を、前記プローブの先端部を研磨部材に当接させて研磨することにより行うことを特徴とする検査方法。
  3. 請求項2記載の検査方法であって、
    前記プローブ先端成形工程において前記プローブの先端部を前記研磨部材に当接させてこれらを相対的に水平移動させることを特徴とする検査方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか1項記載の検査方法であって、
    前記電極に前記プローブとフリッティング用プローブを当接させ、前記プローブと前記フリッティング用プローブとの間に電圧を印加して前記フリッティング工程を行うことを特徴とする検査方法。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項記載の検査方法であって、
    前記第1の所定値が1MΩであることを特徴とする検査方法。
  6. 請求項1乃至5いずれか1項記載の検査方法であって、
    前記所定荷重が1g以下であることを特徴とする検査方法。
  7. 検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査装置であって、
    前記プローブにフリッティング電圧を印加するフリッティング回路と、
    前記プローブにテスト電圧を印加するテスト回路と、
    前記フリッティング回路と前記テスト回路とを制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、前記プローブを前記電極に所定荷重で当接させて機械的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下に減少させるように前記検査装置を制御し、
    前記制御部は、フリッティング現象により電気的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を、前記第1の所定値より少ない第2の所定値以下に減少させるように前記検査装置を制御し、
    前記制御部は、フリッティング回路から前記テスト回路に前記プローブを接続し、前記テスト回路によって前記測定対象物の電気的な検査を行うように前記検査装置を制御し、
    前記制御部は、前記検査対象物の電気的な検査を所定回数行う毎に、粒径2μm以上の研磨部材を使用し、前記プローブの先端部の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上となるように前記プローブの先端部に凹凸を形成するように前記検査装置を制御する
    ことを特徴とする検査装置。
  8. 請求項7記載の検査装置であって、
    前記プローブの先端部を研磨部材に当接させて研磨することにより、前記プローブの先端部に凹凸を形成することを特徴とする検査装置。
  9. 請求項8記載の検査装置であって、
    前記プローブの先端部を前記研磨部材に当接させてこれらを相対的に水平移動させることを特徴とする検査装置。
  10. 請求項7乃至9いずれか1項記載の検査装置であって、
    前記電極に前記プローブとフリッティング用プローブを当接させ、前記プローブと前記フリッティング用プローブとの間に電圧を印加して前記フリッティング現象を生じさせることを特徴とする検査装置。
  11. 請求項7乃至10いずれか1項記載の検査装置であって、
    前記第1の所定値が1MΩであることを特徴とする検査装置。
  12. 請求項7乃至11いずれか1項記載の検査装置であって、
    前記所定荷重が1g以下であることを特徴とする検査装置。
  13. 検査対象物の電極にプローブを接触させて電気的な検査を行う検査装置を制御するための制御プログラムであって、
    前記プローブを前記電極に所定荷重で当接させて機械的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を第1の所定値以下に減少させる工程と、
    フリッティング現象により電気的に前記電極上の絶縁膜に損傷を与え、当該電極とプローブとの間の電気抵抗値を、前記第1の所定値より少ない第2の所定値以下に減少させる工程と、
    前記プローブをフリッティング回路からテスト回路に接続させる工程と、
    前記テスト回路により前記検査対象物の電気的な検査を行う工程と、
    前記検査対象物の電気的な検査を所定回数行う毎に、粒径2μm以上の研磨部材を使用し、前記プローブの先端部の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上となるように前記プローブの先端部に凹凸を形成する工程と、
    をコンピュータが実施するようにすることを特徴とする制御プログラム。
JP2006048024A 2006-02-24 2006-02-24 検査方法、検査装置及び制御プログラム Expired - Fee Related JP5108238B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048024A JP5108238B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 検査方法、検査装置及び制御プログラム
PCT/JP2007/052318 WO2007097207A1 (ja) 2006-02-24 2007-02-09 検査方法、検査装置及び制御プログラム
US12/279,864 US7679387B2 (en) 2006-02-24 2007-02-09 Inspection method, inspection apparatus, and control program for performing electrical inspection by using probe
KR1020087019820A KR101019238B1 (ko) 2006-02-24 2007-02-09 검사 방법, 검사 장치 및 제어 프로그램
TW096105496A TW200802663A (en) 2006-02-24 2007-02-14 Inspection method, inspection device, and control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048024A JP5108238B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 検査方法、検査装置及び制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007227714A JP2007227714A (ja) 2007-09-06
JP5108238B2 true JP5108238B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=38437247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006048024A Expired - Fee Related JP5108238B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 検査方法、検査装置及び制御プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7679387B2 (ja)
JP (1) JP5108238B2 (ja)
KR (1) KR101019238B1 (ja)
TW (1) TW200802663A (ja)
WO (1) WO2007097207A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4841737B2 (ja) 2000-08-21 2011-12-21 東京エレクトロン株式会社 検査方法及び検査装置
JP2002071718A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Hitachi Ltd 半導体検査装置および半導体装置の製造方法
JP2004093451A (ja) * 2002-09-02 2004-03-25 Tokyo Electron Ltd プローブ方法及びプローブ装置
JP4456325B2 (ja) * 2002-12-12 2010-04-28 東京エレクトロン株式会社 検査方法及び検査装置
JP4387125B2 (ja) * 2003-06-09 2009-12-16 東京エレクトロン株式会社 検査方法及び検査装置
JP2005037199A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Yamaha Corp プローブユニット、導通試験方法及びその製造方法
JPWO2006106876A1 (ja) * 2005-03-31 2008-09-11 株式会社オクテック 微小構造体のプローブカード、微小構造体の検査装置、検査方法およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080085224A (ko) 2008-09-23
JP2007227714A (ja) 2007-09-06
KR101019238B1 (ko) 2011-03-04
TW200802663A (en) 2008-01-01
WO2007097207A1 (ja) 2007-08-30
US7679387B2 (en) 2010-03-16
US20090002008A1 (en) 2009-01-01
TWI333679B (ja) 2010-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4841737B2 (ja) 検査方法及び検査装置
KR100965440B1 (ko) 검사 방법, 검사 장치 및 프로그램을 기억한 컴퓨터 판독가능한 기억 매체
JP4456325B2 (ja) 検査方法及び検査装置
JP5108238B2 (ja) 検査方法、検査装置及び制御プログラム
US7710133B2 (en) Testing method for semiconductor device having ball-shaped external electrode
JP2014182005A (ja) 半導体装置の検査方法及びその方法を用いた半導体装置の製造方法
JP4794256B2 (ja) プローバ、プローブ接触方法及びそのためのプログラム
US20100039130A1 (en) Inspecting method, inspecting apparatus and computer readable storage medium having program stored therein
US20050077914A1 (en) Non-destructive contact test
JP2002217255A (ja) 半導体測定装置
JP2002217254A (ja) 半導体測定装置
JP2000138266A (ja) 半導体ウエハの電気的特性の測定方法
JP5179276B2 (ja) 回路基板検査装置
JP2005172567A (ja) 半導体装置の検査装置
JP2007078386A (ja) プローブカードおよび半導体素子検査方法
KR20010000639U (ko) 반도체소자 특성 검사용 프로브 장치
JP2009174984A (ja) 半導体装置の検査装置およびそれに用いられるプローブカード
JPH08195423A (ja) 半導体測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120905

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees