JP2009115659A - プローブカード - Google Patents
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Abstract
【課題】パッド下層部にダメージを与えることなくパッド表面の酸化膜を削り取ることのできるプローブピンを備えるプローブカードを提供する
【解決手段】プローブカードは、カード基板10に固定され、その内壁にガイド球2が埋め込まれた円筒状のプローブ支持部1と、プローブ支持部1の内部天板3に一端が固着されたバネ4と、バネ4の他端に縣下され、側面に斜めに彫られた溝6を有する円柱形のプローブピン5と、を備える。プローブピン5は、その底面が半導体集積回路装置のパッドの表面に接触した後にオーバードライブされると、その側面の溝6がプローブ支持部1に埋め込まれたにガイド球に沿って案内され、回転する。
【選択図】図1
【解決手段】プローブカードは、カード基板10に固定され、その内壁にガイド球2が埋め込まれた円筒状のプローブ支持部1と、プローブ支持部1の内部天板3に一端が固着されたバネ4と、バネ4の他端に縣下され、側面に斜めに彫られた溝6を有する円柱形のプローブピン5と、を備える。プローブピン5は、その底面が半導体集積回路装置のパッドの表面に接触した後にオーバードライブされると、その側面の溝6がプローブ支持部1に埋め込まれたにガイド球に沿って案内され、回転する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プローブカードに関する。
一般に、複数の半導体集積回路装置が形成された半導体ウェーハから良品の半導体集積回路装置を選別するウェーハテスト工程においては、個々の半導体集積回路装置の電気的特性等を測定するために、いわゆるテスタと呼ばれる検査装置が用いられる。このテスタには、半導体集積回路装置のパッドとテスタ本体を電気的に接続するためのカードとして、プローブカードが設けられている。このプローブカードには、半導体集積回路装置のパッドと接触して半導体集積回路装置との電気的接続を行うプローブ針と、複数のプローブ針を固定支持する固定ボードとが、設けられている。
このようなプローブカードを用いるウェーハテストにおいて、安定した電気的測定を行うためには、プローブ針を半導体集積回路装置のパッドに接触させたときの接触抵抗を小さくする必要がある。ところが、ウェーハテスト時の半導体集積回路装置のパッド表面は酸化されて、固い酸化膜で被われている。そのため、をパッドに接触させるときは、このパッド表面の固い酸化膜を除去する必要がある。
従来、このようなプローブ針として、先端部に酸化膜除去用の刃部と電気的測定用のコンタクト部を設けたプローブ針がある(例えば、特許文献1参照。)。
このプローブ針をパッドに接触させるときは、プローブ針をパッドに斜めから当てた後、プローブ針に力を加えてパッド上を横に滑らせ、刃部でパッド表面の酸化膜を削り取る。
しかし、このようなプローブ針に力を加えてパッド上を横に滑らせてパッド表面の酸化膜を削り取る方法では、プローブ針に力を掛け過ぎると、プローブ針がパッドを突き破り、パッド下層部にダメージを与えるという問題があった。
特開2004−347565号公報 (第4−5ページ、図1)
そこで、本発明の目的は、パッド下層部にダメージを与えることなくパッド表面の酸化膜を削り取ることのできるプローブピンを備えるプローブカードを提供することにある。
本発明の一態様によれば、半導体集積回路装置に設けられたパッドとの電気的接触を行うプローブピンを備えるプローブカードであって、前記パッドとの電気的接触を行うときに、前記プローブピンを回転させながらその先端を前記パッドの表面に押し当てることを特徴とするプローブカードが提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、半導体集積回路装置に設けられたパッドとの電気的接触を行うプローブピンを備えるプローブカードであって、カード基板に固定され、その内壁にガイド体を有する円筒状のプローブ支持部と、前記プローブ支持部の内部天板に一端が固着されたバネと、前記バネの他端に縣下され、側面に斜めに彫られた溝を有する円柱形のプローブピンと、を備え、前記プローブピンの底面が前記パッドの表面に接触した後に、前記プローブピンがオーバードライブされると、前記プローブピンの側面の溝が、前記プローブ支持部の前記ガイド体に沿って案内され、前記プローブピンが回転することを特徴とするプローブカードが提供される。
本発明によれば、パッド下層部にダメージを与えることなくパッド表面の酸化膜を削り取ることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプローブカードの構成の例を示す図である。
本実施例のプローブカードは、カード基板10に固定され、その内壁にガイド球2が埋め込まれた円筒状のプローブ支持部1と、プローブ支持部1の内部天板3に一端が固着されたバネ4と、バネ4の他端に縣下され、側面に斜めに彫られた溝6を有する円柱形のプローブピン5と、を備える。プローブピン5の上部には信号線20が接続されている。
ガイド球2は、プローブ支持部1の内壁に半球が埋め込まれた回転球であり、残りの半球がプローブ支持部1の内部空間へ突出している。
ガイド球2のプローブ支持部1の内部空間へ突出している部分がプローブピン5の溝に接触するように、プローブ支持部1とプローブピン5とは組み立てられている。
プローブピン5の先端が何にも触れていない状態では、バネ4の引っ張り力により、プローブピン5の位置は、一定に保たれる。
これに対して、プローブピン5の先端がパッドに接触し、プローブピン5が押し上げられてバネ4が圧縮されると、バネ4に反発力が働き、バネ4はプローブピン5を押し下げようとする。
そのとき、プローブピン5は、その側面に彫られた溝6がガイド球2に案内され、溝6の彫られた方向に沿って回転する。
図2に、パッドに接触後、オーバードライブされたときに、プローブピン5が回転する様子を示す。
図2(a)は、プローブピン5が、半導体集積回路装置100上に設けられたパッド110の上面に接触した状態を示す。ここで、パッド110は、エリアバンプ用のボールを例にとって示しているが、ワイヤボンディング用の平面状のパッドであってもよい。
図2(b)は、半導体集積回路装置100が上方にオーバードライブされたときのプローブピン5の様子を示す。
半導体集積回路装置100がオーバードライブされると、プローブカードのカード基板10の位置は固定されているので、プローブピン5のみが上に押し上げられる。その結果バネ4が圧縮される。これに対して、バネ4は、その圧縮に反発して、プローブピン5を押し下げようとする。
このバネ4の力により、プローブピン5が下に下がろうとするとき、プローブピン5は、その側面に彫られた溝6がガイド球2に案内され、溝6の彫られた方向に沿って回転する。
すなわち、パッド110の上面には、プローブピン5が押し下がろうとする力と同時に、プローブピン5の底面の回転力が加わる。その結果、パッド110の上面の酸化膜は、プローブピン5の底面により削り取られる。
このとき、従来のプローブ針と異なり、プローブピン5の底面には鋭角な部分がないため、パッド110の上面に加わる力が局所的に集中することがない。
このプローブピン5の回転量および回転方向は、その側面の溝6の掘削方向角度により制御することができる。
図3に、プローブピン5の溝の形状とプローブピンの回転量および回転方向の関係を示す。
図3(a)は、プローブピン5の側面に対する角度を一定として螺旋状に溝6を彫った例である。
この場合、プローブピン5は同じ方向に回り続ける。このとき、プローブピン5の側面に対する角度を浅くして、溝6の螺旋回数すなわち溝6の長さを増やすほど、プローブピン5の回転量も増加する。これにより、パッド110の上面酸化膜の除去量を制御することができる。
図3(b)は、溝6を彫る向きを途中で逆にした例である。
この場合、プローブピン5の回転方向は、途中で反転する。これにより、パッド110の上面酸化膜を均一に除去することができる。
図3(c)は、溝6を彫る向きを、最初は斜めにしておき、途中から垂直方向にした例である。
この場合、プローブピン5は、一定量回転した後、回転を停止して、垂直方向の力をパッド110に加える。これにより、パッド110への密着度を高めることができる。
このような本実施例によれば、パッド上面に垂直に接触させたプローブピンの底面を回転させることによってパッド上面の酸化膜を除去することができる。そのため、パッドに局所的な力が加わることがなく、パッド下層部にダメージを与えることを避けることができる。
また、プローブピン側面の溝の掘削方向角度によりプローブピンの回転量および回転方向を制御できるので、パッド上面の酸化膜の硬度や膜厚に応じた酸化膜の除去を行うことができる。
図4は、本発明の実施例2に係るプローブカードの構成の例を示す図である。
本実施例が実施例1と異なる点は、実施例1のガイド球2の代わりに、ガイド突起2Aを設ける点である。
ガイド突起2Aは、プローブ支持部1の内壁からプローブ支持部1の内部空間へ向かって突起している突起物である。
本実施例では、このガイド突起2Aに溝6が案内されることにより、プローブピン5が回転する。
溝6の形状とプローブピン5の回転動作の関係などは、実施例1と同じなので、ここでは、その説明を省略する。
このような本実施例によれば、溝を案内する突起体の構造が簡単であるので、プローブ支持部の製造が容易であり、プローブカードの製造コストを低減させることができる。
1 プローブ支持部
2 ガイド球
2A ガイド突起
3 天板
4 バネ
5 プローブピン
6 溝
2 ガイド球
2A ガイド突起
3 天板
4 バネ
5 プローブピン
6 溝
Claims (5)
- 半導体集積回路装置に設けられたパッドとの電気的接触を行うプローブピンを備えるプローブカードであって、
前記パッドとの電気的接触を行うときに、前記プローブピンを回転させながらその先端を前記パッドの表面に押し当てる
ことを特徴とするプローブカード。 - 半導体集積回路装置に設けられたパッドとの電気的接触を行うプローブピンを備えるプローブカードであって、
カード基板に固定され、その内壁にガイド体を有する円筒状のプローブ支持部と、
前記プローブ支持部の内部天板に一端が固着されたバネと、
前記バネの他端に縣下され、側面に斜めに彫られた溝を有する円柱形のプローブピンと、
を備え、
前記プローブピンの底面が前記パッドの表面に接触した後に、前記プローブピンがオーバードライブされると、
前記プローブピンの側面の溝が、前記プローブ支持部の前記ガイド体に沿って案内され、
前記プローブピンが回転する
ことを特徴とするプローブカード。 - 前記ガイド体が、
前記プローブ支持部の内壁に半球が埋め込まれた回転球である
ことを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。 - 前記ガイド体が、
前記プローブ支持部の内壁から突起した突起物である
ことを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。 - 前記プローブピンの回転量および回転方向が、
前記溝の掘削方向角度により制御される
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のプローブカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007289939A JP2009115659A (ja) | 2007-11-07 | 2007-11-07 | プローブカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007289939A JP2009115659A (ja) | 2007-11-07 | 2007-11-07 | プローブカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009115659A true JP2009115659A (ja) | 2009-05-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007289939A Withdrawn JP2009115659A (ja) | 2007-11-07 | 2007-11-07 | プローブカード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009115659A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102226816A (zh) * | 2009-07-24 | 2011-10-26 | 住友电气工业株式会社 | 用于测量器件性能的传感探头 |
JP2014086376A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 電子部品用ソケット |
CN108957060A (zh) * | 2018-07-28 | 2018-12-07 | 湖南福德电气有限公司 | 一种自旋转探针 |
-
2007
- 2007-11-07 JP JP2007289939A patent/JP2009115659A/ja not_active Withdrawn
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